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2015年7月3日(金曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@むさしのFC戦 守備の振り返り

カテゴリー: - yamaneko @ 22時58分10秒

 前回の記事では、むさしのFC戦における攻撃の側面を中心に考察しましたので、今回は城北の守備の方に目を向けてみたいと思います。

 守備のスイッチを入れるのはまずFW。ということで長澤、満城のDFラインへのプレスの様子を見てみましょう。

 4-4-2と3-4-2-1のマッチアップでは、前線で2対3の数的不利になるため、相手のDFラインでのビルドアップ阻害が難しくなりがち、という話を前回の記事でしたのですが、それに対してどのような対応が実際に行われたのかがポイントとなります。

 たとえば前半22分頃のこの場面。

1.城北が自陣右サイドでボールをロスト。このボールをライン際でむさしのの左CB#25が抑えます。これに対して長澤が猛然とプレスをかけ、中央の#15にボールを戻させます。

2.長澤はそのまま#15に向かってプレス、そして満城も寄せてきます。

3.ここでの満城のポジショニングは、逆サイドの#3へのコースを切りながら、GKへのバックパスも狙えるようなものとなっていて、実に効果的です。これで#15は前に蹴るしかなくなりました。このボールは十分に準備できていたヨネがヘディングで大きく前にはじき返します。

 このように効果的なポジショニングを行うことができれば、前線での数的不利という問題も、その影響を低減することが可能なのですね。

* * * *

 次は後半2分のこの場面。ルーズボールを抑えた相手GKから、右CB#3にボールが出たところです。

 満城は逆サイドのCB#25をマークし、長澤は中央のCB#15へのパスコースを切りました。この場面、FWの仕事としてはこれでまず十分でしょう。前線で闇雲にボールを追いかけるのではなく、少ない動きでパスの選択肢を制限する。これは攻撃のためのスタミナを温存するという点でも重要です。

 ボールホルダーの#3にはこの時点でプレッシャーがかかっていないため、シンペーはむやみに詰めずに間合いを取ります。一方で、もっとも危険な中央へクサビを入れるパスコースを切りつつ、サイドに開いたWB#18にパスが出れば即座にそちらに詰められるようなポジショニングを取っています。

 #3が右サイドの#18にボールを出すと、即座にシンペーが詰め、#18は#3にリターン。これを受けた#3は前方に大きく蹴り出しました。しかし、これも準備万端の上田がしっかりヘッドでクリアします。

 ただこの場面では、画像の中央、成岡の前にいる相手のボランチ#8が、CB#3からボールを引き出そうとして下がるのではなく、むしろ前方に入れられるロングボールのセカンドを拾うことを狙って前方に出て行こうとしています。だから、このロングボールはこちらがそう仕向けたというだけでなく、相手にとっても所定の狙いだった、とも言えそうではありますが。

 しかしいずれにしても、前方の選手の連動によって相手のパスコースを限定したことで後ろの選手は予測がしやすくなり、ボールに対して前を向いた状態でパワーを持ってチャレンジできるようになっていたのが、この試合での守備の強度の高さに繋がっているのは確かです。

* * * *

 つぎに注目したいのは前半16分頃のこの場面。

1.中盤の競り合いからボールが相手に渡り、DFとMFの間に位置したシャドー#7がボールを呼び込もうとしています。前回の記事で書いたとおり、これがDFとMFのライン間で浮いたポジションを取る3-4-2-1のシャドーの警戒すべき動きです。

2.ここでは、間受けを狙うシャドーを放置することなく、ヨネが果敢に前に出て圧力をかけ、動きを制限しようとします。しかしヨネが前進したことにより、DFラインには大きなギャップができました。むさしの左WBがこのギャップを狙える位置におり、危険な状態です。

3.そこで稲見がポジションを縦にスライドさせ、ヨネのポジションをカバーし、DFラインを3-1の陣形に整えました。問題が起こりそうな場所を的確に把握し、その穴を埋めにくる亮太のこの“気配り”はさすがです。

 DFラインだけでなくMFも連携して、一貫してチャレンジ&カバーを徹底することによって、ライン間で起点を作ろうとする選手に対して厳しく当たりに行くことができていたのも、この試合での守備の素晴らしかったところです。

 もちろん、試合全体を通してみればミスからピンチを招いた場面もありましたが、全員がその状況で被害を最小限にとどめるための献身的なアクションを行うことで、失点につなげず持ちこたえたことも素晴らしかった。中盤を省略して長いボールを入れてくる相手に対しての守り方を実戦で確認することができたのは、今後のリーグ戦にとっても貴重な財産となるはずです。この守備の強度をさらに高めていけば、自ずと目指す結果も手に入れることができるはず、そういう強い確信を抱かせるに足る、素晴らしい試合だったと言えるでしょう。


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