ホーム   最新ニュース   お問い合わせ   やまねこBLOG   サイトマップ  
  

ショッピングカート
Please wait...

カテゴリー一覧
Please wait...

やまねこ書店のご利用法

2011年1月31日(月曜日)

東京カップ1回戦レポ、というかメモ その2

カテゴリー: - yamaneko @ 23時15分07秒

 アジアカップ決勝戦のオーストラリア代表の戦い方――鉄壁の守備からロングボールでグリグリ――を見て、つい「居飛車穴熊」を連想してしまったやまねこです。こんばんは。

 だとすると、さしずめ日本は「四間飛車」でしょうか。居飛車穴熊との相性の悪さという点でも似ているかもしれませんね。

 さて、こうしたハイレベルなフットボールをテレビで観るのも勿論素晴らしい経験ではあるのですが、この時期の東京では、週末に、無料で、何試合もフットボールの試合を生で観られることをご存知ですか? もうそれこそ文字通り浴びるようにフットボールを楽しむことができるのです。

 何故なら今は、東京サッカーシーンにおける冬の風物詩「東京カップ」の――正しくは「東京都社会人サッカーチャンピオンシップ」ですが――真っ最中なのですから!

 先週の日曜日(1/23)から一次トーナメント戦が始まり、1/30も東京の各地で熱戦が繰り広げられました。

 1/30に私が観戦に行ったのは大井第一球戯場。この日は「東京ライトイヤーズ 対 東芝イーグルス」「FC POST 対 lazo Familia Tokyo」「東京消防庁 対 南八王子サッカークラブ」の3試合が予定されていました。では簡単に三試合の観戦メモなど書かせていただきます。

 第一試合は「東京ライトイヤーズ 対 東芝イーグルス」

 東京ライトイヤーズは白のユニフォーム。胸にはくっきり「北区」の文字が縫い取られておりました。どうやら昨年の北区リーグでは準優勝という好成績を飾っていたようです。しかしウェブで調べる限り、残念ながらクラブについてそれ以上の情報は得られず。ざんねん。
 一方「東芝イーグルス」はアディダスの青いユニフォーム。こちらのチームは区リーグではなく都リーグの3部に所属し、昨年の成績は2位。あと一歩のところで昇格を逃しております。所属リーグの力関係から言うと、やや東芝イーグルスの方が上かな、という感じですかね。
 しかし試合の序盤は東京ライトがいい試合への入り方を見せ、GKが辛うじて掻き出したループ気味のロングシュートなど惜しい場面を作る。東京ライトとしてはこの時間帯に得点を決めておきたかった。特に前半22分、GKがFKをファンブルした場面は詰め切ってしまいたかったところ。
 後半に入ると東芝がペースを取り戻し、交代で途中出場した9番の選手がゴール前の混戦から押し込んで先制に成功。
 東京ライトの方は、前線に非常に背の高い13番をつけたFWがいたのですが、ターゲットとしてはもう一つ機能せず、「あー、多分この人すごく優しい人なんだろうなー」という感じ。
 しかーし! そろそろ試合も終了かと思い始めた後半34分、左サイドからのクロスにゴール正面で反応した13番が頭一つ高いジャンプを見せる! うおお高ぇ! …ドカンッ! 東芝ゴールに豪快なヘッダーを叩き込んだ! 巨人の目覚めでまさに起死回生の同点ゴール! 1-1!
 ところがこの奇跡の同点劇の余韻も冷めやらぬ直後の後半ロスタイム、勝ちを狙って前がかりになった東京ライトは東芝のカウンターに足をすくわれてあっさりと失点。劇的な同点ゴールの後にはあっけない幕切れが用意されていたのでありました。

 第二試合は「FC POST 対 lazoFamilia Tokyo」

 FC POST(板橋区代表)は名前を見れば一目瞭然、郵便局員さんたちのチームです。公式サイトもありました(更新は止まっていますが)。それを見ると、もともとは板橋北郵便局のみなさんが結成したチームらしいですね。クラブのエンブレムはまるでイタリアのユヴェントスそっくりですが、ユニフォームの色はジャロロッソ=ローマそっくりです。どっちかにせいw
 一方、「lazoFamilia Tokyo」は昨季の都リーグ4部に所属し見事7戦全勝でブロック優勝を飾り、来期は都リーグ3部に昇格してくるようです。
 ローマそっくりのユニフォームの威圧力はなかなかのもので、FC POSTすっごく強そうに見えます。特にこのユニで10番とかつけてる選手ってどんなプレーすんのかなーって、もうwktkです。
 試合開始直後、lazoがDFラインの裏にロングボール1本! シュートはGKがセーブして事なきを得たものの、序盤はlazoが主導権を握ります。lazoは中盤でボランチがボールを落ち着けると無理せず一旦最終ラインに下げ、そこからDFラインの裏にロングボールを入れてFWを走らせる。狙いがシンプルで徹底しています。POSTのディフェンダーは後ろ向きでの対応が多くなり後手に回る場面がしばしば。見た目の印象に反して(w)lazoの優勢のうちにゲームが進んだ前半28分、POSTのDFがPA内でハンド。lazoの11番が冷静にPKを沈めてlazo 1-0 POST。
 後半、同点を目指すPOSTは積極的に選手交代を行って攻撃の活性化を図ります。ワントップとして前線に張っていたPOSTの10番トッティさんは、サイドへのシンプルなボール捌きでいくつかいい展開は作れていたものの、有効なボールキープや前を向いての仕掛けはあまり見せることはできず、後半10分に交代。コンディション的に万全ではなかったのかも。
 リードを守るlazoの4番、14番のCBコンビのプレーは堅実で、守備ブロックはなかなかほころびを見せない。終盤近くにはPOSTが右サイドの攻撃でいい形を作り始めたものの、それでもゴールを割るには至らず、このまま終了かと思われたロスタイム。…今日はロスタイムにイロイロと起きるんですな。何とlazoのDFとGKが連携ミス。あのボールなんでGKキャッチしなかったのかな? 変なボールの見送り方をして、それをゴールに押し込まれちゃった。ちょっと何が起きたのか良くわかんなかったんだけど(笑)、とにかくこれで1-1。その直後に後半終了のホイッスルで、試合はそのままPK戦に突入したのでした。
 棚ポタの同点劇で意気上がるPOSTに対し、GKのミスで試合終了を目前にして勝利を逃したlazo…メンタル的にlazoがやや難しいか?
 実際、5人全員が見事なキックを決めたPOSTに対して、lazoの二人目、試合中にはなかなかのドリブル突破を見せていた11番の選手が止められてしまい、なんとなんと5-4でFC POSTが大逆転勝利。lazoの11番はこの試合二度目のPKだったということも影響したかもしれません。いやー、サッカーはつくづく何が起こるかわからない。試合の後、長ーい反省会を開いていたlazoの皆さん、どうか気持ちを切り替えて今期の3部リーグで頑張ってください。

 第三試合は「東京消防庁 対 南八王子サッカークラブ」

 丁度この試合の前日、今期の都リーグ2部のブロック分けについての情報が一気に都リーグを愛する物好き達の間を駆け巡りまして、南八王子SCは我らが城北と同じブロックとなったことが判明。私にとってはこのチームのスカウティングを兼ねての観戦となりました。

◎南八王子SCの先発フォーメーション

  10 13  
14     11
   3 22  
7 19  8 20
   GK   

 一方の東京消防庁サッカー部も来期は2部に昇格してきます。しかもこのチーム、2009年の「全国自治体職員サッカー選手権大会」では見事優勝を飾り、2010年の大会でも二年連続で決勝に進出、延長戦となった激闘の末に2-3で藤枝市役所に破れたものの準優勝。ハッキリ言ってやや規格外な強さを感じなくもありません。

◎東京消防庁の先発フォーメーション

  27 47  
24     19
  15 16  
39 28 55  8
   GK   

 …消防庁、背番号が大きいよね。レギュラークラスじゃないのかも。私としては「11」と「9」のツートップでやっぱり消防庁は「119」! というのを期待していたのだけど、そんな与太に付き合ってくれるほど消防士さんはヒマではないのでありました。

 冗談はさておき試合です。

 開始直後からシンプルなロングボールを多用し、フィジカルの強さを前面に押し出してきた消防庁が試合の主導権を握る。一対一の勝負で局面々々を制圧されるだけでなく、消防庁の出足の早いプレスによってボールを保持してもあっという間に囲まれて潰されてしまう南八王子。セカンドボールも支配され、ほとんどハーフコートに押し込まれます。
 しかも消防庁のフォワード二人は上背こそないものの反転力が非常に強く、19番、8番の右サイドの二人は屈強な上にスピードがあって実にやっかい。
 しかし南八王子も機を見てキャプテンマークの7番とサイドハーフの14番とが連携してサイド攻撃を試みつつ、守備も8番と19番、割と高さのあるセンターバックのコンビを中心にして粘りきり、前半をどうにか無失点で折りかえすことに成功。
 後半になると引き気味の位置に構える東京消防庁の15番、中盤に君臨する小柄なゲームメイカーのプレーが冴えはじめる。時に最終ラインの前でボールを捌いていたかと思うと、一気にゴール前の危険なポジションに攻めあがるなど神出鬼没。そして後半15分、左サイドにポジションを変えていた消防庁の19番がやや後ろからのチャージを受けても倒れず突進(パネぇよフィジカルw)、サイドをえぐると中央へグラウンダーのパス、DFのクリアのこぼれ球をPA内で持った15番の選手を南八王子のDFがたまらず倒してPKの判定。PKは一度やり直しとなったものの、15番の選手が二度目も落ち着いて決めて、後半16分ついに消防庁が先制。1-0
 そして直後の後半17分、気を取り直して攻撃に転じようとする南八王子だったが、消防庁はその気勢をくじくかのように、高い位置でボールを奪うと狙い済ましたようにカウンターを一閃。素晴らしいスピードで攻めあがった27番が冷静にゴールに流し込み、あっという間の2-0。 ・・・火事場では心優しき男たちもピッチの上ではまさに鬼。
 その後は東京消防庁が守備ブロックを下げたこともあって南八王子もある程度相手ゴールに迫ることはできたものの、高さの55番(デカイんだこれがw)、そして視野の広いカバーリングで危険を摘み取る28番のセンターバックを破ることはできず、決定的な場面は作れないまま2-0で終了のホイッスル。東京消防庁の強さばかりが目立つ試合となってしまいました。

 東京消防庁は二回戦では第二試合の勝者であるFC POSTと対戦の予定。…POST、がんばれ。「POST」が「PTSD」にならないことを祈っています。

 次の試合は2/6(日)です。これからも可能な限り東京カップの試合レポ、つたなく不正確な部分もあると思いますが、お届けしたいと思っております。みなさま、どうぞよろしくお願いします。


2011年1月29日(土曜日)

木崎伸也さんの『サッカーの見方は1日で変えられる』をザックリと1ページにまとめてみた。

カテゴリー: - yamaneko @ 20時33分39秒

 東洋経済新報社から刊行されている木崎伸也さんの『サッカーの見方は1日で変えられる』

 サッカー観戦のポイントを簡潔に教えてくれる一冊で、同系列の本の先駆けともいえる本ですが、この本の中で「チェックポイント」として上げられていた項目を拾って箇条書きにしてみました。チェック欄も作って試合観戦のための「チェックリスト」にしても面白いかも、と思ったりして。

 サッカー観戦のポイントを改めて自分なりに整理するのに大いに役立ちました。…大いに役立ちましたが、こんなことすると著者と版元さんに怒られるでしょうか。怒られるわなw あくまで私のサッカー理解のための勉強だとご理解ください。

【 攻 撃 】

■ボールが縦方向に進んでいるか?

■ボール保持者の周りで、アクションを起こしている選手がいるか?
   ◎ボール保持者を追い越す選手がいるか?
     ・ウェーブ
     ・ダイアゴナルラン
     ・ゴー&ストップ
     ・DFの背後を取る

■クロスに対して、相手ゴール前に飛び込む選手が何人いるか?
   ◎飛び込む選手が多いほど得点のチャンスは増える
      ・ニア
      ・中央
      ・ファー

■縦パスが入っているか?
   ◎放り込みのロングボールは「縦パス」とは言わない
   ◎受け手の動き出しも重要

■DFを下がらせながら攻撃ができているか?
   ◎ボールと相手とを同時に視野に入れるのが困難になり、守りづらい。

【 守 備 】

■DFからFWまでをコンパクトに保てているか?
   ◎コンパクトにすることのメリット
      ⇒ 多人数でボールを取りにいける
      ⇒ パスコースを限定できる
      ⇒ こぼれ球を拾える

■守備をはじめるラインが決まっており、プレスが連動しているか?
   ◎全体をコンパクトに保つためには、守備のスタートラインを決めることが絶対に必要。

■ゴール前中央を開けていないか? ゴール前に立体的な守備ブロックができているか?
   ◎MFがDFラインに吸収されていないか?
   ◎DFがつり出されて中央にスペースができていないか?

【 攻撃から守備への切り替え 守備のはじまり 】

■攻撃の布石として、ボールの後ろに素早く戻れているか?
   ◎守備になったとき、ボールの後ろに素早く戻っている
      ⇒ 守備のブロックが素早く完成する
      ⇒ もしボールを奪えれば攻撃に切り替わったときに選手がスピードに乗って前にいける
   ◎ボールを奪ったときFWが相手ゴールに向かって走り出す(動き出しのチェック)

■「守備は狭く、攻撃は広く」ができているか?
   ◎攻撃は広く
      ⇒ パスコースが増える
      ⇒ 相手の守備を広げ、ゴール前中央にスペースをつくれる
   ◎守備は狭く
      ⇒ ゴール前中央をブロックできる
      ⇒ 味方が近くにいるため、ひとりが抜かれてもカバーできる

【 守備から攻撃への切り替え 攻撃のはじまり 】

■各選手が2秒以内にプレーしているか?
   ◎まわりにパスコースがあり、2秒以内にパスが出せる
      ・2タッチ以内の展開が望ましい

■ボールを使った休憩(攻撃の緩急)ができているか?
   ◎ボールを相手から奪った選手は前方を見て・・・
      ・仲間の攻撃陣が疲れていると感じたとき
      ・もしくはチャンスになりづらいと判断したとき
      ⇒ボールを保持して「休憩」を選択すべきだ

【 FWのチェックポイント】

■背中を取る動きができるか?
   ◎DFの視野から消えること
      ・クロスに対してはDFの背後となるファーポストへの動きが重要
      ・ファーで合わせるにはスピードのある三次元的なクロスが必要
      ・バックステップ(ゴー&ストップ)でDFのマークを外す

■反転してシュートが打てるか?
   ◎DFを背にしてポストプレー、ボールキープができるか
      ⇒ ボールキープから反転して前を向ければ大きなチャンスになる

【 MFのチェックポイント】

■走っている選手の足元にパスを合わせられるか?(ミドルパスの技術)
   ◎足元へのパス < スペースへのスルーパス < 走っている選手の足元に合わせるパス

■「止める」「運ぶ」「蹴る」がひとつの動作でできているか?
   ◎パスを止める/体の向きを変える/パス or ドリブルする、がなるべく一つの動作で行えること。

■ニアゾーンを使えているか?(フリーランニングの技術)
   ◎ボールが無いときにどう動くか?
   ◎「空いたスペース」に走りこむのは中学生でもできる。大事なのは…
      ・相手の判断を迷わせる動きをすること
         ex.相手のDFラインとボランチの間など。相手のマークが混乱する。
      ・相手が自分とボールとを同時に視野に納められないように動く
         ex.ボールの進行方向と交差するように走る
      ・ニアゾーン(PAの両脇のスペース)に走りこむ
         ⇒ GKが飛び出すのか、DFが戻って対応するのか、瞬時の判断が要求される

■相手からボールを奪えるか?
   ◎頭を使って効率的なプレスをかけられるか?(静の守備)
   ◎スライディングでボールを奪えるか?(動の守備)

【 DFのチェックポイント】

■DFは1対1で負けないことが大前提

■DFラインが適切な距離を保てているか?
   ◎DFラインはPAの幅で展開
   ◎中央に危険なスペースを作らないために、サイドバックのポジショニングが重要
      ⇒サイドにパスが出ても、中央を開けていなければいきなり致命的なピンチにはならない

■DFラインの上げ下げができているか?
   ◎相手がバックパスをしたらDFラインを上げ、コンパクトな陣形を保つ
   ◎相手が前を向いてボールを持ったら、DFラインを下げる準備をする
      ⇒相手が前を向いてフリーでボールを持っているのに、ラインを上げてしまうと、
       裏のスペースを使われてしまう
   ◎相手のロングボールに対しては、一人が競りにいき、残りの三人が下がりながら中央に絞り、3人でカバーする。

■クロス対応の基本ができているか?
   ◎サイドからのクロスに対して、DFラインは弧を描くのが理想
      ⇒ クロスに対して「点」ではなく「線」で対応できるから

【 センターバックのチェックポイント 】

■センターバックの3タイプ
   ◎人に強い
   ◎スペースに強い
   ◎人にもスペースにも強い ⇒ 理想

■シュートのブロックが上手いか?(球際に強いか?)
   ◎シュートコースに人が立つのは守備の鉄則
   ◎シュートの軌道を予測し、ボールに触れるか?

■インターセプトができるか?(相手のパスを読めるか?)
   ◎インターセプトはミスをすると大きなスペースを与えてしまい、ピンチとなるリスクもある
   ◎パスコースを予測できる高度な戦術眼が必要。

【 サイドバックのチェックポイント 】

■サイドバックに求められる能力
   ・1対1で相手に抜かれない守備力
   ・DFラインのルールを守れる組織力
   ・自陣から敵陣に行き来する体力
   ・クロスの精度
   ・攻撃の組み立てにおけるゲームメイク力
   ・サイドから内側に切れ込んでのシュート

■虚をついた斜め方向のロングパスが出せるか?
   ・GKからボールを受け、相手ゴール前へ対角線のロングパスが効果的

■斜め方向への動きをしているか?
   ・ライン際からPAの角を目指して斜めに動く(⇒ ニアゾーン)

【 GKのチェックポイント 】
   ・メンタルの強さ
   ・至近距離のシュートに対する反応
   ・クロスなど高いボールへの処理
   ・DFラインの裏にきたボールへの飛び出し(リベロとしての役割)

【監督のチェックポイント】(割愛)

【プロスカウトが見る10のポイント】
   .轡好謄燹Ε侫ーメーション
   ∩箸瀘てのバリエーション
   9況發離灰鵐札廛
   ぜ虍のコンセプト
   ゥ札奪肇廛譟
   GKのプレー
   飛び抜けた選手
   ┘轡紂璽版塾
   戦術の多様性
   試合のハイライト

.轡好謄燹Ε侫ーメーション
   ・4バックのチェックポイント
      ――足が速いセンターバックがいるか?
   ・3バックのチェックポイント
      ――人に強いセンターバックがいるか?

<4-4-2の場合>
   ・中盤ダイヤモンドの4-4-2
      ――優れたトップ下(10番)がいるか?
      ・10番がゴールに絡む仕事をいかにできるか?
      ・そのために他のMFが攻守の繋ぎ役として動く必要がある

   ・中盤ボックスの4-4-2
      ――左右のMFの足が速く、FWをサポートできているか?
      ・トップ下のエリアにスペースができる
      ・全体をコンパクトに保たないと2トップが孤立する
      ・MFのFWのサポートが必要

<4-3-3の場合>
     ――センターFWの得点能力は高いか?
      ・FWのうち2人はサイドに位置するので、センターFWの得点能力が重要

∩箸瀘てのバリエーション
   1 ロングボール
   2 カウンター
   3 サイド攻撃
   4 ショートパス
      ――バリエーションが多いほどよい

9況發離灰鵐札廛
   ・ボールを奪って素早くカウンター(速攻)
   ・パスを回して相手の守備の穴を探す(遅攻)
      ――攻撃のコンセプトが明確な方がよい

ぜ虍のコンセプト
   ・マンマーク・ディフェンス:特定の相手をマークする
   ・ゾーン・ディフェンス:自分の持ち場に入った相手をマークする
      ――一般には両者は併用される、ゆえに・・・
      ――マンマークとゾーンディフェンスとが切り替わる境界を見極めるのが重要

ゥ札奪肇廛譟
   ・優れたキッカーがいるか?
   ・背の高い選手が何人いるか?

   ・セットプレー時のマンマーク・ディフェンス
      ――各自のマークの責任がはっきりしているので、マークがずれにくい
      ――マークを引き付けられてスペースができ、そこに走りこまれる危険がある
      ――各自が1対1の勝負になるので、相手より高さが劣る選手を狙われると厳しい

   ・セットプレー時のゾーンディフェンス
      ――各自が指定されたゾーンを守るので、スペースに穴ができづらい
      ――人を見落として、完全にフリーになる選手が出ることがある
      ――相手が後方から勢いよく走りこんでくると、こちらはその場でジャンプすることになる分、
        高さで負けやすい
      ――こぼれ球が相手に渡り、すぐにクロスを上げられると、ゾーンの割り振りが混乱して
        フリーの選手を見落としやすい

GKのプレー
   ・リベロとしてのかかわり
      ――どのくらい前に飛び出して、DFラインの裏をカバーしているか?
   ・パス配給役としてのかかわり
      ――攻撃の時にどれだけ効果的なパスを出しているか?

飛びぬけた選手
   ・一人で相手の守備陣に穴を開けられる選手のこと
      ――相手は2人以上のマークをつけなくてはならなくなり、数的優位な場面を作りやすくなる

┘轡紂璽版塾
   ・シュートの正確性、素早さ、パワー、狡猾さ

戦術の多様性
   ・試合の流れに応じて、臨機応変にプレーを変えられるか?

試合のハイライト
   ・何が勝負の分かれ目となったか?――試合の総括


2011年1月27日(木曜日)

今日の登録は2冊。『ジェンダーと歴史学』(J・W・スコット)ほか。

カテゴリー: - yamaneko @ 18時35分58秒

 いや〜、うかうかしている間に一日が暮れていき、うかうかしている間にもう一月も終わります。なーんでしょうね、この時間の経過の早さは。

 今日の登録は2冊だけです。すみません。

 スコットの『ジェンダーと歴史学』は今となっては平凡社ライブラリー版も刊行されていますので、あまり高い値段もつけられませんね(T_T)
 しかしまあ、これだけの大著を文庫サイズなんかで読みたくない!眼が疲れるじゃないか! という方も(私は基本文庫サイズより単行本が好きw)いらっしゃるでしょうから、一応登録しておきます。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『ジェンダーと歴史学』 商品詳細へ

『ジェンダーと歴史学』 ジョーン・W・スコット (平凡社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『ことばは届くか 韓日フェミニスト往復書簡』 商品詳細へ

『ことばは届くか 韓日フェミニスト往復書簡』 上野千鶴子・趙韓惠浄 (岩波書店)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 私がかつて書店員として働いていた頃、私に決定的に欠けていたのは「フェミニズム」に関する理解でした。あの頃私が作った棚の、なんと「制度的」で「硬直的」だったことか。
 その後、結婚して、生活の中でさまざまに自分を見つめなおす必要にも迫られ、フェミニズムについて自分なりに勉強もしてきましたが、今回登録した『ことばは届くか 韓日フェミニスト往復書簡』のような本を読むと、また色々と新しい視点を獲得することもでき、改めて自分自身や世の中について考えさせられます。


2011年1月25日(火曜日)

城北-アヴェントゥーラ川口 練習試合報告

カテゴリー: - yamaneko @ 22時24分17秒

 城北 ‐ アヴェントゥーラ川口 練習試合レポです。

 23日のエントリで「明日書く」とか言っておいて、結局今日(25日)になっちゃいました。どうもすみません(^^;

* * * * * * * * * *

※■、▲の練習生は先週のHBO東京との練習試合にも参加していた同じ選手です。

【1本目】

城北 0-0 A川口

得点者 なし

――15―-7――
30―――――-19
――24―31――
14―■―-4―20
―――22―――

 ボールを保持してゲームの主導権を持つことはできていたが、、攻撃の連動性は今ひとつで、アタッキングサードでの打開にややアイディアを欠いた。しかしボールを失ってから守備への切り替えの意識は高く、A川口にも得点は許さず。0-0で終了。
 
【2本目】

城北 2-0 A川口

得点者 8川口×2

――▲―-7――
31―――――-8
――14―24――
30―■―23―20
―――22―――

 先週のHBO戦でも試した30村上のサイドバック、24ショージのボランチが今回もテストされている。1本目と比べるとダイレクトでのパス回しが明らかに増え、攻撃のテンポがよくなった。決定機の数も格段に多くなったが、同時にシュートミスも多かったのが残念。
  得点は2点とも8川口。

【3本目】

城北 0-0 A川口

得点者 なし

――▲―15――
31―――――-8
――-4―14――
30―■―23―20
―――22―――

 3本目は敵の攻撃をはね返しつつカウンターを狙う、という状況の想定か、ある程度相手にボールを持たせつつ、守備から攻撃への切り替えが試されていたような印象。そうでないとすると、単にセカンドボールを抑えられずに、ボールの行き来の激しいサッカーをしてしまっていたことになるとも言えるw 途中から▲の練習生に替えて19根立。

 センターバックに入っている■の練習生は、長身なだけでなく足元のプレーにも落ち着きがあり、23小泉と「ツインタワー」を組ませるのはとても魅力的。そこで4大島をボランチとして試してみる、というのはよく理解できるのであった。4大島、14清水でコンビを組ませると、非常に高さのあるダブルボランチが形成できる。これにCBの二人を加えて4枚で中央にブロックを組んだら、単純な横からのクロスや放り込みでは簡単には崩されなくなるだろう。

【TOTAL】
 1本目 0-0
 2本目 2-0
 3本目 0-0
————–
 合 計 2-0

* * * * * * * * * *

 アジアカップ日韓戦を見たらなんか書き足すかもです。


2011年1月23日(日曜日)

2011年 東京のサッカーが動き出す! 東京カップ1回戦レポ、というかメモ

カテゴリー: - yamaneko @ 23時42分46秒

 東京のサッカーが動き出す日、それは東京カップが始まる日!

 ということで、今日は全6試合が開催される駒沢補助球戯場に行ってまいりました。第一試合は朝9:30〜始まっていたのですが、朝に弱いヘタレな私は第2試合のホワイトストーン(日野) 対 慶應BRB 戦を前半途中から観戦。

 黄色のユニと青のユニのチームがプレーをしておりましたが、どっちがどっちか分かりません。「ホワイトストーン」というくらいなんだからきっと白のユニで、相手の慶應の方はもちろん伝統のタイガージャージだろう、そう、きっと一昔前のドルトムントみたいなさ・・・くらいにタカをくくっていた私でしたので、でこれには大いに面食らいましたw

 近くで見ている人に聞いてみましたが、「いや、わたしもよくわからんのです」とのこと。仕方がないので運営本部の方にお尋ねすると、黄色がホワイトストーンで、青が慶應だそうです。スコアはこの時 0-3 で慶應がリード。
 後半が始まると慶應が立て続けに得点を重ね、結局1-8で慶應が勝利。慶應BRBというチームは今年から3部に昇格するチームのようですが、ただ学生とOBの混成チームとしての慶應BRBは何と天皇杯を6回も制している超名門。早稲田ユナイテッドもそうですが、大学サッカー部という選手の安定供給源を持っているチームは今後やはり要注意です。社会人サッカーで早慶戦が見られる日も意外と近いかも。長身のFW28番のプレーが目を引きましたかね。

 第3試合は町田ゼルビア・ツヴァイテ対千歳クラブ。どちらも昨年3部リーグを制して2部に昇格してくるチーム。とくにJFL町田のセカンドチームである町田ZZはかなり気になる存在です。
 町田は1-4-3-3かな? 背番号3をつけた長身の選手を(本職はDF?)センターにおいて左右に13番、5番と敏捷性の高い選手を配し、この二人が盛んにポジションチェンジをしながら攻撃を行ってきます。中盤の3人(8、22、24番)はとても流動的に動きまわり、サイドバックも非常に高い位置をとって攻撃に絡んできます。
 キックオフ直後、千歳クラブが何となくフワーっとゲームに入ってしまったところを見逃さず、町田ZZがあっという間に先制点を決めてしまう。
 前半17分には左サイドのスローインからPA内にボールを運び、13番(だったと思う)が素晴らしい反転からシュート。これが決まって2-0。その後は千歳クラブの一人相撲。PA内でハンドでPK、相手を削ってPK、GKが相手に飛び込んでPKと、何とPK献上三連発。これでは試合になりません。結局スコアは5-0。昇格組の対決は町田ZZが圧勝。
 うーん、点差が開いてからは町田ZZはやや流してた感(中盤でボール奪ってもあんまり後ろが追い越していかないとか)もあって、実力の程は正直伺い知れなかったという印象。ただ基本的な技術レベルが高い選手が揃っているので、やはりリーグ戦で当たるとすると難敵でしょうね。
 町田ZZの次の相手は第二試合の勝者、慶應BRBです。

 第4試合はラ・セレクシオーネ世田谷 対 FC INAHO
 世田谷は東京カップの常連チーム。眩しい蛍光オレンジのユニフォームでおなじみです。
 試合は前半終了間際にINAHOの8番、ボランチの選手がGKが前に出ているのを見逃さず、華麗に長目のループを決めて先制。この8番の選手はシンプルにボールをはたきながら、機を見て前線に飛び出していったりも出来るなかなかいい選手でしたね。
 その後、世田谷は同点に追いつこうと圧力を強め、後半30分にはPKのチャンスを得たもののこれを外して絶好の機会をフイにしてしまうと、結局そのまま試合終了。さらば世田谷、また来年の東京カップで会おう!

 第5試合はエリースFC DX 対 品川セレソン。
 赤のユニに白いパンツのエリースFC DXに対し、品川セレソンは青一色のアディダスユニ。まるでマンU対チェルシーを見ているようです。
 エリースは1-4-4-2。9番のFWと2番のCBが昨年都リーグ3部にいたとしたら、これはちょっと反則でしょう。この二人は関東リーグクラスだと思う。
 前半11分にエリース9番の選手がPA内で倒されPKを得ると、これを決めて先制。その後は無駄のない動きでボールを支配する、まさに「大人なサッカー」を見せつけるエリース。ただ、エリース13番の選手がセカンドトップというか、もしかしたら1-4-5-1のトップ下みたいな感じなのかもしれないけど、中盤に下がったり左右に流れたりして、豊富な運動量でボールを引き出したりスペースを作ったりしていたのが目立つ。
 ただ、そんな感じで圧倒的にボールを支配しながらも、まるでスクラムを組むかのようにゴール前をがっちり固めた品川の体を張った守備を崩せず、エリースはなかなか2点目が奪えない。GKのファインセーブも何本もあったし、まだ1点差なら何があるか分からないんだけど・・・
 とは言え、さっきも触れた2番、そして20番のセンターバックコンビを単純なサイドからのクロスで崩すのは容易ではない。それに品川が攻撃を開始する基点はどうしても自陣の深いところからになってしまうので、なかなか押し上げがきかず、攻めが単発で終わってしまうのが辛い。
 エリースに追加点が生まれたのはようやく後半ロスタイム。残り10分というところで投入した外国人選手が決めて2-0。これで勝負あり。

 この試合を見終えると、私は一路、城北の練習試合を観るために北区北運動場へ向かったのでありました。城北の練習試合レポはもう眠くなっちゃったので明日書きますw


2011年1月21日(金曜日)

パレスチナ、アフガン、サラエボ、ラオス。

カテゴリー: - yamaneko @ 18時36分48秒

 昨日は「孫子」だ「クラウゼヴィッツ」だと、戦争を大所高所から語る本を登録しましたが、まるで将棋やチェスを語るかのようにばかり戦争というものを論じていていてはいけないわけで。

 それにパレスチナにおける力の非対称性はとても「戦争」といえるような代物ではないのだし・・・。その一方的な暴力行使の様子は今回登録した『「パレスチナが見たい」』の中にくわしく知ることができます。しかし、そんな暴力に日々さらされながら、それでも毎日の暮らしを変わりなく営み続ける努力をすることも、また一つの「インティファーダ」の形なのだ、という著者の“気づき”の言葉が読む者の胸を打ちます。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『パレスチナへ帰る』 商品詳細へ

『パレスチナへ帰る』 エドワード・サイード (作品社)

【関連書】
『エドワード・サイード 現代思想ガイドブック』 ビル・アシュクロフト+バル・アルワリア(青土社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『「パレスチナが見たい」』 商品詳細へ

『「パレスチナが見たい」』 森沢典子 (阪急コミュニケーションズ)

【関連書】
『ヨルダン川西岸』 デイヴィッド・グロスマン(晶文社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『アフガニスタンの診療所から』 商品詳細へ

『アフガニスタンの診療所から』 中村哲 (筑摩書房)

【関連書】
『ダラエ・ヌールへの道 アフガン難民とともに』 中村哲(石風社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ  求められる国際貢献の形』 商品詳細へ

『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ 求められる国際貢献の形』 山本敏晴 (白水社)

【関連書】
『アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』 モフセン・マフマルバフ(現代企画室)
『NGOとは何か』 伊勢賢治(藤原書店)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『ウェルカム・トゥ・サラエボ』 商品詳細へ

『ウェルカム・トゥ・サラエボ』 マイケル・ニコルソン (青山出版社)

【関連書】
『オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える』 木村元彦 (集英社インターナショナル)
『悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記』 木村元彦 (集英社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『大石芳野写真集 <不発弾>と生きる 祈りを織る ラオス』 商品詳細へ

『大石芳野写真集 <不発弾>と生きる 祈りを織る ラオス』 大石芳野 (藤原書店)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


2011年1月20日(木曜日)

今日の登録はリデル・ハート『戦略論』他6点です。

カテゴリー: - yamaneko @ 18時45分14秒

 今日の登録は軍事物、わけても戦略的思考のあり方をめぐる本を中心に6冊です。

 リデル・ハートの『戦略論』は旧版です。
 原書房から新訳版が刊行されはじめているので、この本の希少性も大分なくなった感がありますが、長いこと“品切れ・重版未定”の状態でしたので、新刊書店に勤めていた頃には何度も問い合わせを受けたものでした。
 自分でも「もしかしたら出荷してくれるかも・・・」と一縷の願いを込めて手書きで短冊を切って発注したものの、いつも事故電として短冊が帰ってきたのをよく憶えています。

 同じようによく問い合わせがあったのはマハンの『海上権力史論』ですかね。これも2008年に新装版で復刊されました。
 『坂の上の雲』ドラマ化との絡みもあってか、最近は講談社学術文庫でもマハンの論文集『マハン海上権力論集』が刊行され、現役書店員である奥さんからの情報によると、これも結構売れているとのこと。

 しかし日本海海戦に大勝してしまった成功体験が日本海軍に「艦隊決戦第一主義」をもたらし、シーレーン防衛に対する意識低下をもたらしたのは皮肉なことであります・・・もっとも、決戦用の戦力と通商保護のための戦力を両立させ得るような海軍を所有する国力は当時の日本にはそもそもなかったわけでありますが。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『戦略論【上・下】』 商品詳細へ

『戦略論』【上・下】 リデル・ハート (原書房)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『図解 兵法 組織を率いる戦法と策略』 商品詳細へ

『図解 兵法 組織を率いる戦法と策略』 大橋武夫 (ビジネス社)

【関連書】
『2時間でわかる図解兵法入門 孫子から、クラウゼヴィッツ、毛沢東まで』松井茂(中経出版)
『悪の戦略 マキャベリの思想に学ぶ』大橋武夫(ジャパンポスト)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『兵法 孫子 戦わずして勝つ』 商品詳細へ

『兵法 孫子 戦わずして勝つ』 大橋武夫 (マネジメント社)

【関連書】
『月刊しにか 1999年2月号 特集:古代中国の兵法 孫子の兵法から三国の戦いまで』(大修館書店)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『クラウゼヴィッツ兵法 ナポレオンに勝った名参謀の戦略』 商品詳細へ

『クラウゼヴィッツ兵法 ナポレオンに勝った名参謀の戦略』 大橋武夫 (マネジメント社)

【関連書】
『クラウゼヴィッツ「戦争論」入門』井門満明(原書房)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『地政学入門』 商品詳細へ

『地政学入門』 河野収 (原書房)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『ある作戦参謀の悲劇 堀場一雄反骨の記録』 商品詳細へ

『ある作戦参謀の悲劇 堀場一雄反骨の記録』 芦澤紀之 (芙蓉書房)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


2011年1月18日(火曜日)

神社マニア垂涎の1冊! 『埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉』

カテゴリー: - yamaneko @ 17時59分27秒

 本日の登録は1点のみ。

 1点のみですが、これは実に面白い本ですよ。

 『埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉』

 これは埼玉県神社庁が昭和57年に結成した調査団が行なった、足掛け17年にわたる埼玉県の神社についての調査作業の集積です。

 全部で三巻あるうちの第三巻にあたります(ちなみに一巻は『入間・北埼玉・秩父』、第二巻は『大里・北葛飾・比企』)。

 埼玉県全域で2000以上にもおよぶ神社の由緒、信仰、氏子組織の変遷などを、単に残された文献・資料だけからではなく、宮司や氏子の総代など関係者からの聞き書きも含めて集大成したものとなっています。菊版函入り、この巻だけでも約1500頁ちかくにもなる大冊です。

 この本にある一つ一つの神社の由緒や信仰内容についての説明を読み出すと、これが面白くて止まらなくなります。

 たとえば浦和市の31番、「調神社(つきじんじゃ)」についての記述をご紹介してみましょう。

【 歴 史 】

 当社の鎮座する「浦和市岸町」の地名は、大河の流路の屈曲点、もしくは中洲だった所を示す浦曲(うらわ)と、その河岸であったことを示す岸であるといわれる。境内は現在、欅(けやき)を中心とした落葉広葉樹であり、往古も社名を連想する「つきのき」つまり欅の大木が林立する杜であったことがうかがえる。恐らく古代祭祀は、この大河の望める地、そして欅の巨木がある森厳なる森の中で行なわれたのであろう。
 『延喜式』神名帳には、足立郡四座の内、「調神社」と載り、「つきのかみ」を奉斎する社であった。
 この「つきのかみ」については諸説あり、「調」が大化の制における賦課、租・庸・調の「調」で、これを納めた御倉に祀られたのが「調神」であるとする説、『新撰姓氏録』にある調布の紡績集団である渡来系氏族「調連」(つきむらじ)一族が奉斎した神であるとする説・・・、(略)

【 氏 子 】
 古来より当社の氏子の中では「調神社七不思議」として語り継いでいる伝説がある。
 一、鳥居がない事 当社がかつて調物を納めた御倉であったことからそれの搬入の妨げとなるので神門や鳥居が取り払われたと伝える。
 二、境内に松がない事 御際神の天照大御神が境内の松で目を突いたため、以来、松がないと伝える。また、この天照大御神の弟、素盞鳴尊が大宮の地に行ったまま帰って来ないので「待つのはつらい」と言ったためとも伝える。このため、今でも社家である吉田家では、松葉柄の衣服は着用しない。・・・(略)

 
 
 と、いったように、神社にまつわる由緒、言い伝え、慣行、などが実に詳しく紹介されています。ここでは「松葉柄の着物を着ない」という禁忌が紹介されていますが、他の神社では、祭神であるお稲荷様が犬を嫌うので、この神社の氏子は犬を飼ってはならないという習わしが戦前まではあったことなど、往時の暮らしをしのぶよすがとしても実に興味深いです。
 私は北海道生まれなので、もう一つこうした「村の鎮守さま」といったものについてのリアリティはピンとこないのですが、神社というものを中心とした村々の生活のあり方を知るうえでは、すばらしい資料であると言えるでしょう。ミステリー作家のネタ元にもできそうな気がしてきますね。
 
 
 さらに! それぞれの神社の社殿や鳥居、狛犬などの配置見取り図までついています!(この辺の“見取り図”も実に「本格ミステリ心」をくすぐりますw)

神社見取り図
 
 
 狛犬マークかわいいーーーー!!(*^^*)
 
 
狛犬!
 
 今回は、地方史を研究している知り合いから直接譲っていただいたので、書店には一度も出回っていないだけに品物の状態も抜群です!(何かジャパネットみたいになってきたなw)

 「でもー、お高いんでしょー?」との声が聞こえてまいりますが、このたびは何といたれり尽くせりなことか、きれいで詳しい広域神社マップが3枚も!(北足立・児玉・南埼玉)付録としてついてまいります!

鎮座地一覧図

 これはもう、地方史や民俗学に興味のある方はもとより、パワースポット巡りが流行る昨今の「神社マニア」にはたまらない一冊かと存じますがいかがでしょう?

 この一冊を今回だけの特別御奉仕価格、1万円、1万円ポッキリにて販売いたします! 1万円以上のお買い上げなら当店は送料無料! ぜひ! この機会をお見逃しなくお求めくださいませ 先着8名様、8名様限りとなっておりますー! お早めにどうぞーーーー! 


2011年1月15日(土曜日)

カタール・アジアカップ記念!

カテゴリー: - yamaneko @ 17時02分48秒

 というわけではありませんが・・・(^^;

 イスラム世界についての文明史的研究の本を2点登録してみました。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『文明としてのイスラム 多元的社会叙述の試み』 商品詳細へ

『文明としてのイスラム 多元的社会叙述の試み』 加藤博(東京大学出版会)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『変わるイスラーム 源流・進展・未来』 商品詳細へ

『変わるイスラーム 源流・進展・未来』 レザー・アスラン(藤原書店)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【関連書】
 『イスラム・パワー 中東の政略地政学』 松村清次郎
 『アラブが見たアラビアのロレンス』 スレイマン・ムーサ


2011年1月14日(金曜日)

デュラララー!

カテゴリー: - yamaneko @ 22時22分19秒

 今日は仕事がお休みだった奥さんと二人で上野の国立西洋美術館へ。

 デューラーの素描・版画展を見てきました。

 超細密なデューラーの版画をじーっと見つめ続けるのはなかなか目にコタエますw

 今回展示されている版画は、オーストラリアのメルボルン国立ヴィクトリア美術館が所蔵するもので、これがひっじょーに状態がいい! まるでつい最近刷り上げられたような美麗さで、これはぜひ実物を見ていただきたい。図録ともしっかり作ってはありますが、やはりその表現力は比べものになりません。

 国立西洋美術館が所蔵している『メレンコリア機も展示されていて、私は昔はこの作品を部屋に飾っているほど好きだったのですが、実物をみたのはこれが初めてだったので感動もひとしおです。

 入館料も850円と普段の展覧会よりお安くなっていますので、興味のある方は是非上野に足を運んでください。

 
アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然


2011年1月12日(水曜日)

ハプスブルクとベル・エポック

カテゴリー: - yamaneko @ 17時23分50秒

 ここんところ、社会科学系の重たい本が続いたので、今日は文化史的な軽めの本を中心に登録。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『ハプスブルク 愛の物語 王冠に優る恋』 商品詳細へ

『ハプスブルク 愛の物語 王冠に優る恋』 ジクリト=マリア・グレーシン (東洋書林)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『ハプスブルク 愛の物語 悲しみの迷宮』 商品詳細へ

『ハプスブルク 愛の物語 悲しみの迷宮』 ジクリト=マリア・グレーシン (東洋書林)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『うたかたの恋と墓泥棒』 商品詳細へ

『うたかたの恋と墓泥棒』 ゲオルク・マルクス (青山出版社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『世紀末ウィーンの精神と性 ニーケ・ワーグナー  』 商品詳細へ

『世紀末ウィーンの精神と性』 ニーケ・ワーグナー (筑摩書房)

【関連書】
『ウィーン 黄金の秋』 ヒルデ・シュピール
『ウィーン精神 ハープスブルク帝国の思想と社会 機 W・M・ジョンストン
『ウィトゲンシュタインのウィーン』 S・トゥールミン/A・ジャニク

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『回想のベル・エポック 世紀末からの夢と享楽』 商品詳細へ

『回想のベル・エポック 世紀末からの夢と享楽』 山田勝 (NHK出版)

【関連書】
『ベル・エポック』 W・ハース
『世紀末の文化史 19世紀の暮れかた』 大江一道
『世紀末のスタイル アール・ヌーヴォーの時代と都市』 海野弘

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『ダンディズム 貴族趣味と近代文明批判』 商品詳細へ

『ダンディズム 貴族趣味と近代文明批判』 山田勝 (朝日新聞社)

【山田勝氏の本】
『孤高のダンディズム シャーロックホームズの世紀末』 山田勝
『世紀末の群像 イエローブックと世紀末風俗』 山田勝

【関連書】
『シャルル・ボードレール 現代性(モデルニテ)の成立』 阿部良雄

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 それにしても、日々の雑事に追われつつこうして登録作業をしていると、もうそれだけで力尽きてしまいますな。

 あらためてブログで何かまとまったことを書こう、というところまでいけない。もうくたびれちゃって。そうこうしているうちに、あっという間に晩ご飯の支度をしなくちゃいけない時間になってしまうのだな。

 しかしまあ、考えようによっては、サイトに登録した本そのものが一つの“メッセージ”と言えなくもないのですが。

 ・・・まぁ、そこまで立派なもんでもないんですけど。

 ろびのこの丸いフォルムがたまらない。


2011年1月10日(月曜日)

今日も登録。歴史認識もの6点。

カテゴリー: - yamaneko @ 19時06分50秒

 正月早々重たいテーマ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『戦争はどのように語られてきたのか』 商品詳細へ

『戦争はどのように語られてきたのか』 川村湊/成田龍一 (朝日新聞社)

【関連書】
『〈歴史〉はいかに語られるか 1930年代「国民の歴史」批判』 成田龍一

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『シンポジウム ナショナリズムと「慰安婦」問題』 商品詳細へ

『シンポジウム ナショナリズムと「慰安婦」問題』 日本の戦争責任資料センター編 (青木書店)

【関連書】
『ナショナリズムとジェンダー』 上野千鶴子

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『脱ゴーマニズム宣言 小林よしのりの「慰安婦」問題』 商品詳細へ

『脱ゴーマニズム宣言 小林よしのりの「慰安婦」問題』 上杉聰 (東方出版)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『記憶の暗殺者たち』 商品詳細へ

『記憶の暗殺者たち』 P・ヴィダル=ナケ (人文書院)

【関連書】
『SHOAH ショアー』 クロード・ランズマン

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『国家と犠牲』 商品詳細へ

『国家と犠牲』 高橋哲哉 (NHK出版)

【関連書】
『ナショナル・ヒストリーを超えて』 小森陽一・高橋哲哉編

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『弔いの哲学』 商品詳細へ

『弔いの哲学』 小泉義之 (河出書房新社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


2011年1月8日(土曜日)

今日の登録は4点。

カテゴリー: - yamaneko @ 22時57分23秒

 2011年になって、どうにか2日ごとに商品を登録するペースを守ることができています。さて、いつまでもつかな〜(^^;

 今日は「戦争とメディア」、といった感じで本を揃えてみました。どうぞよろしくおねがいします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『ナチスドイツの映像戦略 ドイツ週間ニュース 1939-1945』 商品詳細へ

『ナチスドイツの映像戦略 ドイツ週間ニュース 1939-1945』 三貴雅智 (大日本絵画)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『戦争プロパガンダ10の法則』 商品詳細へ

『戦争プロパガンダ10の法則』 アンヌ・モレリ (草思社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『アメリカ「愛国」報道の軌跡』 商品詳細へ

『アメリカ「愛国」報道の軌跡 9・11後のジャーナリズム』 永島啓一(玉川大学出版部)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『市民的自由とメディアの現在』 商品詳細へ

『市民的自由とメディアの現在』 石坂悦男編著 (法政大学出版局)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


2011年1月6日(木曜日)

今日の登録7点。経済学もの。そしてヌードなじず。

カテゴリー: - yamaneko @ 16時30分31秒

 「一年の計は山田風太郎にあり」などと言っておきながら、社会科学系の本ばかり登録しているとは、新年早々言行不一致もはなはだしい訳でありますがw、ともかく経済学関連の本を7冊登録いたしました。

 みなさま、どうぞよろしくお願いします<(_ _)>

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『五つの資本主義 グローバリズム時代における社会経済システムの多様性』 商品詳細へ

『五つの資本主義 グローバリズム時代における社会経済システムの多様性』 ブルーノ・アマーブル (藤原書店)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『さまざまな資本主義 比較資本主義分析』 商品詳細へ

『さまざまな資本主義 比較資本主義分析』 山田鋭夫 (藤原書店)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『自由と秩序の経済思想史』 商品詳細へ

『自由と秩序の経済思想史 高哲男
 高哲男 (名古屋大学出版会)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『アソシエ 2001.6 21世紀マルクスから何がみえるか』 商品詳細へ

『アソシエ 2001.6 21世紀マルクスから何がみえるか』(御茶ノ水書房)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『ケインズ「一般理論」を読む』 商品詳細へ

『ケインズ「一般理論」を読む』 宇沢弘文 (岩波書店)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『エコマネーの新世紀 “進化”する21世紀の経済と社会』 商品詳細へ

『エコマネーの新世紀 “進化”する21世紀の経済と社会』 加藤敏春 (勁草書房)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『「アメリカ覇権」という信仰 ドル暴落と日本の選択』 商品詳細へ

『「アメリカ覇権」という信仰 ドル暴落と日本の選択』E・トッド 他 (藤原書店)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 さて、昨年手術をしたじずの傷もいよいよ良くなったようなので、昨日、さらしのお洋服を脱がせて挙げました。久しぶりに“生まれたまま”のヌードな姿にもどったじずです。

ヌードなじず

 でもホントにそろそろ首輪をつけてあげないと。

 しかし、今が“生まれたままの姿”であるということは、ここに首輪だけつけるとすると・・・
 
 
 裸にチョーカーだけ、という007「ロシアより愛をこめて」のダニエラ・ビアンキみたいなことになるわけですな!(;´Д`)ハァハァ
 
 
【参考:ダニエラ・ビアンキ様ご尊顔】
参考:ダニエラ・ビアンキ様ご尊顔
 
 
 しかしスーパーの袋に頭突っ込んだままジタバタしている様を見ると、こんなエレガンスは求むべくもなく・・・むしろ靴の先にナイフ仕込んでボンドに襲い掛かるスペクターの女性工作員(ロッテ・レーニャなんだけどね!)の方が実相に近いなw


2011年1月4日(火曜日)

1/4 本日の登録 そして失敗談告白。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時34分23秒

 今日の登録は政治学、カール・シュミットの著作を6点と、登録済みの関連書も含めてご紹介。どうぞよろしくおねがいします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『政治的なものの概念』 商品詳細へ

『政治的なものの概念』 カール・シュミット (未来社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『政治神学』 商品詳細へ

『政治神学』 カール・シュミット (未来社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『大統領の独裁』 商品詳細へ

『大統領の独裁』 カール・シュミット (未来社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『政治的ロマン主義』 商品詳細へ

『政治的ロマン主義』 カール・シュミット (未来社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『合法性と正当性』 商品詳細へ

『合法性と正当性』 カール・シュミット(未来社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『憲法論』 商品詳細へ

『憲法論』 カール・シュミット (未来社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【登録済みの関連書】
 『例外の挑戦 カール・シュミットの政治思想1921-1936』 (みすず書房)
 『カール・シュミットとナチズム』 ベルント・リュータース (風行社)
 『ハイデガーの政治的存在論』 ピエール・ブルデュー (藤原書店)
 『近代とドイツ精神』 山本尤 (未知谷)
 『ドイツ精神の近代』 矢代梓 (未来社)
 『ロマン主義の精神』 H・G・シェンク (みすず書房)
 『現象学と政治 二十世紀ドイツ精神史研究』 小野紀明 (行人社)
 『丸山真男とカール・レーヴィット』 佐藤瑠威 (日本経済評論社)

 * * * *

  さて、前回のエントリで「ガッカリお節」の話を少ししましたが、あらためてそれについてちょっと。

 “購入してお客様に送られたものの状態が激しくショッピングサイトでの紹介や説明と異なっている”、という事態は、「情報の非対称性」が避けがたく大きくなってしまう通信販売ではもっとも発生しやすい問題、トラブルであると申せましょう。

 私としても、商品の状態を表記するにあたっては、できるだけ本の受けている汚れやダメージをしっかり説明するように心がけてはいます。…心がけてはいますけれども、自分は“傷”とは感じないものが、あるお客様にとっては見逃せないダメージと感じられる可能性を完全に排除できるわけではありません。

 結局のところ、これは特商法が定める通り、商品にご満足いただけなかった場合には気兼ねなく返品できるようにしておくこと、そして返金対応を行うことで、この取引が行われる以前の状態に復帰させる、つまりお客様には損失が生じていないようにすることが大前提となるでしょう。むしろそれどころか、何らかの補償を上乗せして提供しなくては、取引にかかった手間とがっかりした際の心理的損失の埋め合わせにはならないということになります。

 今年で開業して5年目になるわけですが、恥ずかしながら当店でもこうしたトラブルがなかったわけではありません。それはもとを正せば全て私のミスによるもので、本文部分に書き込みがあったものを見落としてしまい、そのダメージについての情報を商品説明に記載していなかった、というものです。これまでに3件ありました。

 この3件とも、実は注文をいただいてから、発送前の最後の商品チェックの時に問題に気が付くことができたのが不幸中の幸いでした。初めのケースでは、まだ新刊で購入できる商品であったため、新本を購入して、ことの経緯を説明したお詫び文を添えて発送し、お赦しをいただきました。

 次のケースでは、もう新刊では購入できない本だったので、お詫び文を入れてともかく一度発送し、商品をご覧いただいた上で、お客様の判断を仰いだところ、“自分にとって急ぎ必要な本であるし、書き込みもそう苦にはならない。謝罪の気持ちも十分伝わったので、そのまま購入することで構わない”と、寛大にもお赦しをいただくことができました。

 そして三度目は、はやり出荷前、虫の知らせというか、“念のため再チェックしよう”という気になって本の中身を調べたら案の定、ある一章にだけ結構な量の消すことのできない書き込みが見つかり、この時は返金での対応となりました。

 これら3件は、いずれもサイトのオープン直前に急いでたくさんの登録を行った時期の商品で、この頃は、急いでいただけでなく、私の経験の少なさもあり、本の中身の見直しの作業がやはり粗くなってしまっていたようでした。実際、登録日の古いものの商品状態表記は、今見直すと不十分なものが多くて少し気になっています。しかし全てをあらためて見直すとなると、倉庫が離れているという事情もあってなかなか難しいのが現実なのですが…。

 また、一番怖いのは、上述したように商品の問題に事前に気が付くことができず、お客様も「面倒だ」と思ってあえて当方に問題をお知らせいただけなかった場合があったのではないか、ということです。そんなことがあったとしたら「二度と使うものか」と思われてしまったことでしょうから…。

 やや取り留めなくなってきましたが、とにかくこれからも初心を忘れず、誠実な商売を心がけなくてはいけないな、ということにつきます。

 本日は恥を忍んで自分の失敗談をお話させていただきました。


2011年1月2日(日曜日)

一年の計は山田風太郎にあり。

カテゴリー: - yamaneko @ 15時46分04秒

 あけましておめでとうございます。

 今年も「やまねこ書店」をよろしくお引き立ていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 と、いうわけで今年の初荷、いの一番の登録は「山田風太郎」のものをまとめてドン。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『エドの舞踏会』 商品詳細へ

『エドの舞踏会』 山田風太郎(文藝春秋)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『ラスプーチンが来た』 商品詳細へ

『ラスプーチンが来た』 山田風太郎(文藝春秋)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『明治波涛歌(天の巻・地の巻)』 商品詳細へ

『明治波涛歌(天の巻・地の巻)』 山田風太郎(新潮社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『八犬伝(上下揃)』 商品詳細へ

『八犬伝(上下揃)』 山田風太郎(朝日新聞社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『室町お伽草子』 商品詳細へ

『室町お伽草子』 山田風太郎(新潮社)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『室町少年倶楽部』 商品詳細へ

『室町少年倶楽部』 山田風太郎(文藝春秋)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『いまわの際に言うべき一大事はなし。』 商品詳細へ

『いまわの際に言うべき一大事はなし。』 山田風太郎(角川春樹事務所)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『戦中派天才老人 山田風太郎』 商品詳細へ

『戦中派天才老人 山田風太郎』 関川夏央(マガジンハウス)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 
 ところで新年の巷を騒がせている“ドイヒーなおせち料理”の件ですが、通販業務に携わるものとしては、「もって他山の石となす」といいますか、いろいろと考えさせられる事件でありました。

●グルーポンのバードカフェ半額おせちが酷くて情弱顔面ブルーポンwww1
●総統閣下はグルーポンのおせちに相当お怒りの様です(ニコニコ動画)

 商品の状態表記にはいよいよ細かく配慮をしなくてはいけませんね・・・。


52 queries. 0.168 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

サイト内検索

カレンダー
2011年 1月
« 12月   2月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

カテゴリ一覧

最近の投稿

月別過去ログ

Link

Powered by XOOPS Cube 2.1© 2001-2006 XOOPS Cube Project
Theme Designed by OCEAN-NET