ホーム   最新ニュース   お問い合わせ   やまねこBLOG   サイトマップ  
  

ショッピングカート
Please wait...

カテゴリー一覧
Please wait...

やまねこ書店のご利用法

2008年6月27日(金曜日)

ちいこさんの顛末

カテゴリー: - yamaneko @ 21時45分51秒

 ここ数日お伝えしてきたちいこさんの顛末ですが、結局室内飼いをあきらめ、表に戻してあげることにしました。
 
 やはり、狭い部屋の中に閉じ込められていることが相当にストレスだったようで、外に出たがるあまり、ほとんどパニックのような状態になってしまいました。部屋の中ではエサも水もトイレもしようとはせず、私たちを避けて逃げ回るような有様で、このまま頑張ろうとするのは双方にとって不幸なことだと、決断に至った次第です。

 表に出して一番心配だったのは、もうエサを食べにこないのではないかということだったのですが、部屋を出てから30分もしないうちに、いつものようにねだりに来ました。こうして窓辺に来てくれれば傷薬も塗ってあげられますから、とりあえず一安心です。


2008年6月24日(火曜日)

ちいこさん、頑固です。

カテゴリー: - yamaneko @ 02時02分44秒

 もう昨日になってしまいましたが、ちいこさんを連れて動物病院にいってきました。

 首の後ろにできた傷は、たくさんのカサブタができては剥がれ、なんだか見る見る間に良くなってきています。

 朝一番で出かけて診察していただいたのですが、前回はできなかった再生可能な皮膚と、死んでしまった皮膚の区別もつくようになりました。死んでカチカチになってしまった方は、ハサミでチョキチョキと切除していきます。傷の中心部には、まだひまわりの種子くらいの大きさで死んだ皮膚が残ってしまいましたが、これも時間がたてば剥がれてくるだろうとのこと。着実に快方に向かっているようです。

 それはいいのですが――

 ちいこさんが、なかなかトイレの場所が憶えられないのが大変しんどいです。

 今のところ、私たちがちいこさんの様子をしじゅう注意深くうかがっていなくてはいけません。
 で、すこしでもトイレに行きたそうな素振りが見えたら、つかまえてトイレにつれていく。トイレの中に押し込んで少しお腹をさすってあげると、ようやく何とかなっている、とそんな状態。トイレに行きたいときは、「お外に出して!」という激しい要求行動をするので、タイミングが分からないことはありませんが、困ったことに、エサや水が欲しい時でも同じ行動を取るのです。なので、こちらとしてまずトイレに、という安全策を取らざるを得なくなります。エサが欲しいのにトイレに入れられるとか、そんなミスマッチなことをされるので、信頼関係が出来ていかないというか、初日より嫌われているんじゃないかというか、大いに悩ましいところです。
 しかもトイレは深夜や明け方でもお構いなしだったりするので、監視を怠るわけにもいかず、しんどい毎日が続いております。正直眠いです。老人介護って大変なんだろうな、と思いを馳せたりして。
 しかしこれからも24時間監視ができるわけでもありませんし、こんな状態がつづくようなら、かえってちいこさんにもストレスにもなりかねません。もう一度表に出すことも含めて考えないといけないかも、と思っています。 


2008年6月22日(日曜日)

ちいこさんの物語 2

カテゴリー: - yamaneko @ 15時37分26秒

ちいこ、オボロ、そしてクロちゃん
 「ちいこさんの物語 1」では、エサをくれる人がいなくなって、すっかり痩せたちいこが私たちのアパートの庭に帰ってきたところまでお話しました。

 ちいこを可愛がっていた大家さんが亡くなったのは、ちょうどカラスに襲われていたろび君を拾った年のことですから、もう4年も前のことになります。
 その後ちいこさんはほとんど毎日、しかも数回、私たちのところにエサを貰いにくるようになりました。私たちが洗濯物を干そうと窓を開けたり、外出先から戻った気配を感じたりすると、トコトコと隣家の物置の屋根から下りてきて、窓辺で座って待っているのです。
 そしていつしか、網戸を爪でひっかくと中の人間があわてて出てくる、ということを「学習」し、これをエサ獲得のための交渉テクニックとして応用するという、したたかな一面も見せてくれるようになりました。実際、網戸を引っかいて出す音は結構大きくて、これを早朝や深夜にやられると、ご近所の手前もあって、もうたまったものじゃありません。とにもかくにも栄養状態を改善したちいこさんは、みるみる元気を取り戻していきました。

 ところが二年ほど前のことです。
 ほぼ毎日エサを食べに来ていたちいこさんが、ふっつりと姿を見せなくなりました。毎日何度もやってきて、「いい加減うるさいなぁ」と思っていたのに、逆にまったく姿を見せなくなるというと、余計に心配になってくるのが人情の不思議というもの。野良猫渡世は危険がいっぱいです。何かあったのではないかと、私たち夫婦は大いに気をもみ、毎日やきもきさせられたのでした。
 一週間ほどして、ちいこが久しぶりに窓辺に姿を見せた時、妻は「こんな思いをさせられるくらいならウチの子にしちゃる」と胎を決め、ちいこをつかまえて部屋に引っ張り込んだのでした。

 ろびという先住猫がいるため、ノミ取りと虫下しは必須ですし、伝染病の感染状態も調べなくてはなりません。動物病院に連れて行き、それぞれ処置と検査をしてもらったのですが、残念なことに伝染病は猫白血病(FeLV)と猫エイズ(FIV)ともに陽性。野良暮らしが長いのである程度覚悟はしていましたが、実際に検査結果を知るとショックは大きいものです。
 今の私たちの居住環境ではろびとちいこを接触させずに暮らさせることは不可能。ちいこが脱走を繰り返したということもあり、この時は保護をあきらめたのでした。

つづく


2008年6月21日(土曜日)

ちいこさんの物語 1

カテゴリー: - yamaneko @ 20時00分56秒

すみっこに隠れるちいこさん

 先日私達の保護した外猫のちいこさん。
 
 一体何歳の猫なのか、はっきりいってよく分かりません。
 口を開ければ残っている歯の方がすくないくらいの老猫です。

 この子は、私たちの住んでいるアパートの大家さんが昔かわいがっていた猫です。

 今も我が家の裏庭にやってくるオボロさん、今はもう死んでしまった黒猫のクロちゃん、そしてこのちいこさんが、大家さんのかわいがっていた三匹の猫たちなのでした。
 この三匹はみんなメスで、ちいこさんは恐らくオボロとクロちゃんの母。他にも他所にもらわれて行った黒トラの兄弟、そして割と小さいうちに死んでしまった三毛の母親でもあったはずです。
 当時、このまま増えていかれると大変だということで、大家さんと、大家さんのところに通って下さっていたホームヘルパーさんとが協力して避妊手術も行ったのでした。アパートと大家さんの家を巻き込んでのネズミ出没騒ぎがあったときには、三匹とも目覚しい活躍を見せ、大いに株を上げたようです。

 この三匹の中でも、大家さんがちいこへ注いだ愛情はひとしおのものがあったようでした。たとえば、ちいこさんは、性格がおっとりしていて大人しいので、いつもほかの二匹にエサをほとんど食べられてしまいます。
 すると大家さんは大きな声を出して、
 「それはちいこのエサだよ!」
 「ちいこをいじめるな!」
 と、二匹を追い散らしていたものでした。なので正確には、ちいこだけを可愛がっていたということだったかもしれません。そんなわけで、オボロやクロちゃんは必ずしも大家さんからたっぷりとエサがもらえるわけでもなかったため、私たちの部屋の方までエサをねだりにきていました。ただ、おおっぴらに野良猫にエサをあげるのもはばかられたので、きびなごや小あじの干したのなど、お菓子のようなものをあげていただけでしたが。
 その頃のちいこさんは、大家さんからの寵愛を一身に受け、私たちの部屋にエサをもらいにやってくるオボロやクロちゃんを高い屋根の上からのんびりと見つめている、とても優雅な猫だったのです。

 ところが、その後しばらくすると大家さんのご病気が進み、入院のため家を離れなくてはならなくなりました。そしてとうとう、そのままお亡くなりになってしまったのでした。
 オボロやクロちゃんは、おそらく他の家にもちゃっかり顔を出して、自分のエサ場を作っていたようで、その間も元気な姿を見せていましたが、ちいこさんの姿はしばらく見かけることができませんでした。

 そして、一ヶ月ほど過ぎた頃だったでしょうか。
 ちいこさんが、すっかり痩せた、ちっぽけな姿になって私たちの裏庭にやってきたのです。まるで御一新のあとの旗本の奥方のようなその落ちぶれぶりがあまりにあわれで、私たちはエサをあげるようになったのでした。

 つづく


2008年6月19日(木曜日)

苦労してます(^^;

カテゴリー: - yamaneko @ 23時41分43秒

ちいこ、隠れてます

 さすがに10年近くノラネコやってた子を家になじませるのは一筋縄ではいきません。


2008年6月18日(水曜日)

ちいこさんを保護。

カテゴリー: - yamaneko @ 19時40分52秒

 今朝のことです。
 いつものように網戸をバインバインと爪でかき鳴らし、外猫のちいこさんがエサをねだりにやってきました。
 明け方にEURO2008のフランスvsイタリア戦を見て、やっと寝付いたところだったので大層眠い。ともかく寝床を抜け出して、メガネもつけずに(だってすぐ寝直すつもりでしたから)窓を開けてちいこさんにオハヨウと挨拶すると、何やらちいこさんの首の後ろあたりの毛並みが変な感じにボサボサしています。眼を凝らしてみると、何だか血が滲んでいるようでもあります。
 ドキリとして急いでメガネをかけてちゃんと見てやると、やっぱりひどい傷です。どこかでケンカでもしたのでしょうか。獣医さんの開く時間にはまだずい分間があるので、ここは一旦エサだけをあげて、しばらく待ってみることにしました。

 そして朝の10:30、ちいこさん2回目のおねだり。一応キャリーを手近に用意してから捕まえようとしたのですが、ここは残念、逃げられてしまいました。

 その後、さっきの失敗で警戒されているのか、ちっともやってきません。いつもならもう、しつこいくらいにエサをもらいにやってくるのに、こっちは心配で胸が塞いでしまって、何にもまともに手が付けられない有様です。

 次にちいこさんがやってきたのは、ようやく16:00を回った頃のことでした。今度は失敗しないように、エサをお皿に出してから、このお皿をすこしずつ部屋の中に引っ張っていく。からだのほとんどが入ったところで、はっし、とお腹を掴んで持ち上げた。
 ちいこは基本的におとなしい静かなネコです。ちょっと上品なところもあって、いわば「武家の奥方」といった風情のネコなのですが、この狼藉は大いにご不興を買ったようです。腕をしたたか引っかかれました。
 とにかくかたじけなくもキャリーに詰め込まさせていただいて、自転車で獣医さんに向かいました。午後の診察は17:00からなのですが、とにかく行けば何とかなるでしょう。待合室でしばらく待ちましたが、午後の診察の始まる前に、一番に診ていただくことができました。

 傷口を洗浄して、毛を刈り込んでいくと、果たして、かなり大きな傷であることがわかりました。
 しかも、すでに一部は組織が死んでカチカチになってしまっているのです。どうやら、昨日や今日受けた傷ではなさそうです。
 毎日姿を見て、首の後ろはコチョコチョ撫でてやっていたりもしたのに、まったく気がついてあげられなかった。どうしてなんだろうか。自分の迂闊さがやりきれません。
 傷がこんな状態だと、もう何が原因でついたものかはわからないとのことでした。ただ、後足はあまり汚れている様子はないので、自分で引っかいて作った傷ではないようです。「まあ最初は噛まれたのかもしれませんね」とのことでした。
 固くなってしまった皮膚に注射針を打ち、皮下で膿が溜まっていないかを調べてみましたが、それは大丈夫ったようで一安心でした。今日は化膿止めの注射を一本、傷口には軟膏と乾燥用のパウダーをかけてもらいました。いただいた薬は錠剤の化膿止めと、傷用の塗り薬。そしてついでに私の腕の傷も消毒してもらいました。来週の月曜日、もう一度診察です。

 さて、とにかくこんな状態ですから、もう一度外に出すわけにもいきません。何とかしばらくはこの部屋で面倒を見てあげなくては。
 ただし、ちいこさんは猫エイズと白血病のダブルキャリア。ろびと噛みあいのケンカをすることはないと思いますが、食器を分けたり、トイレを分けたりということは最低限しなくてはいけないでしょう。

 以前ちいこさんを保護しようとした時は、ゆるんだ根太にできた大きな隙間から逃げられて失敗したのでしたが、そこを塞がなければ今回も同じ轍を踏むことになります。ええ、まあ恐らく信じていただけないでしょうが、ネコが通れるような大穴がこの部屋には空いているのです。恥ずかしながら。

 ちょっとしばらくは大変なことになりそうです。まあ逐一みなさまに顛末をご報告していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

◎鏡台の下に隠れて様子を伺うちいこさん
鏡台の下に隠れて様子を伺うちいこさん

◎そして机の下で何故か寄り添う2匹w
そして机の下で何故か寄り添う2匹w


2008年6月14日(土曜日)

その余分な想像力を何とかしよう

カテゴリー: - yamaneko @ 20時28分19秒

 ユーロ2008のオダンダ−フランス戦を見て、少し眠ってから眼を覚ましたら東北の方が地震で大変なことに…

 このたび被災なさった皆様に、心からお見舞い申し上げます。

 * * * *

 それにしても、東京も近いうち必ず地震は来るんですよね。
 心の片隅には「ちゃんと準備しておかなくちゃ」というアラームランプはいつも点灯しているのだけれど、実際の行動には着手していない。一番大変なのはどうやってこのネコを連れて避難するかということになるのですが…キャリーに長時間いれておくのはムリ(ろびはキャリーが大っ嫌い)なので、ハーネスをつけて自分で歩かせるのが一番いいのだと思っています。

 妻と二人で話しているのは、二人が離れ離れになっている時はとにかく一旦家の近くで合流して、陸路で妻の実家のある茨城方面に向かおうということ。

 妻:「問題は利根川をどうやって渡るかだな。」
 私:「って、利根川渡れないって、橋が落ちてるってこと?」
 妻:「そう。」
 私:「いや、いくらなんでもそんな『バイオレンス・ジャック』みたいなことにはならないでしょ?」
 妻:「いや〜わからんよ、フフフ

 何がフフフなのかよくわかりませんが、3日分の食料を用意して、とにかく北北東に進路を取るのです。

 しかし「余分な想像力」ということなら私も他人様のことは言えません。
 私が子どものころはまだ「ソビエト連邦」というものが世の中に存在しておりまして、いつか「北海道侵攻」があるのではないかと本気でビクビクしていたものです。その日に備えてサバイバル技術を身につけるべくボーイスカウトに入ったりして…今考えるとアホですね(^^;


2008年6月12日(木曜日)

それを手ごたえというべきか?

カテゴリー: - yamaneko @ 23時20分27秒

 6月に入ってからあまり注文がなく、大いにココロを痛めていたところ、パタパタパタと注文メールが舞い込んできました。ああ素晴らしきメール着信音。そういえば先月も同じようなことを書いていたような気がしますね。

 まだちゃんと数字を分析した訳ではないので、あくまで感触だけの話なんですが、大体在庫が1000冊を超えた頃から、月々にいただける注文数にはそんなにひどいバラつきがなくなったような印象があります。ただ、売れた商品の単価にはかなりの高低差がありますので、月ごとの売上額には結構な差がつくことがありますが。

 さて、ではこれで在庫が2000冊になったなら、見えてくる景色はどんな風に違ってくるのでしょうか。それを早く知りたいものだと思っています。今の登録数は1200冊ほどですから、あと800冊ですね。

 ただですね〜、今借りているトランクルームは半坪(1畳)ちょっとの小さなものですので、あと800冊は絶対収まらないと思うんですよ。現状ですでにかなり一杯だし。
 2DKとかに引越して一部屋を倉庫&オフィスにできるのが一番なんですが、毎月カツカツなもんで引越し資金を貯めるのもままなりません。

 あらら、将来に向けての展望を書いているつもりが、いつのまにかグチになってしまっていました。これはいかんですね。

◎今日の仕入れメモ

【文庫】
 『罪人のおののき』(ルース・レンデル/創元推理文庫)
 『ながい眠り』(ヒラリー・ウォー/創元推理文庫)
 『砂漠で溺れるわけにはいかない』(ドン・ウィンズロウ/創元推理文庫)
 『隅の老人』(パロネス・オルツィ/ハヤカワ文庫)
 『夜勤刑事』(マイクル・Z・リューイン/ハヤカワ文庫)
 『名探偵もどき』(都築道夫/文春文庫)

【単行本】
 『冬のオペラ』(北村薫/中央公論社)
 『萌えの研究』(大泉実成/講談社)
 『カラシニコフ』(松本仁/朝日新聞社)
 『アニメーションの色職人』(柴口育子/徳間書店)
 『ドレスデンの抵抗作家 ケストナーの生涯』(高橋健二/駸々堂)


2008年6月10日(火曜日)

梅雨の晴れ間の洗濯物

カテゴリー: - yamaneko @ 21時35分54秒

 今日は一日机に向かう仕事。

 悔しいことにお天気がいいです。朝に奥さんがしてくれた洗濯物が風にそよいでいます。

 ろび君はいつもなら「遊べ、かまえ」と要求してくるんですが、一日中自分のベッドでスヤスヤ。おかげでずい分はかどりました。

 * * * *

 スー・グラフトン『アリバイのA』(ハヤカワ文庫)読了。
 今はサラ・パレツキーの『サマータイム・ブルース』(ハヤカワ文庫)を読んでいます。

 スー・グラフトンの探偵“キンジー・ミルホーン”よりも、サラ・パレツキーの“V・I・ウォショースキー”の方がより「タフ」な感じですね。キンジーは本当にリアルというか、実に等身大な存在感。
 とはいえ、この2冊について何か言うには私はまだまだ勉強不足です。ハメット、チャンドラー、ロス・マクドナルドといったアメリカン・ハードボイルドの系譜をきちんとおさらいしてからでないと、何か言っちゃいけない気がします。
 参考文献にしたいのは『アメリカン・ミステリの時代』(野崎六助/NHK出版)、『「男らしさ」の神話―変貌する「ハードボイルド」』(小野 俊太郎/講談社)の2冊。

 * * * *

 ◎最近買った本。

 『シャーロック・ホームズ対切り裂きジャック』(M・ディブディン/河出文庫)
 『殺人者の烙印』(パトリシア・ハイスミス/創元推理文庫)
 『時計は三時に止まる』(クレイグ・ライス/創元推理文庫)
 『あなたに似た人』(ロアルド・ダール/ハヤカワ文庫)
 『俺はレッド・ダイアモンド』(マーク・ショア/ハヤカワ文庫)
 『エースのダイアモンド』(マーク・ショア/ハヤカワ文庫)
 『競作 五十円玉二十枚の謎』(若竹七海他/創元推理文庫)
 『古本探偵登場』(紀田順一郎/文春文庫)
 『探偵物語』(小鷹信光/幻冬社文庫)
 『黄金の都 シカンを掘る』(島田泉+小野雅弘/朝日新聞社)


2008年6月8日(日曜日)

ナビ杯予選 東京ヴェルディ 2-4 FC東京

カテゴリー: - yamaneko @ 23時39分48秒

 今日は国立競技場でナビスコ杯予選最終戦。あちらさんはお気の毒なことに単なる消化試合ですが、当方にとっては予選突破のかかった大事な一戦。負けるわけにはいきません。

 それにしても、相手サポ少ないなぁ・・・あの人気の無いところにクイーンとかヴァン・ヘイレン(今時「ジャンプ」かよw)とか「もうそれはいいでしょ」って感じの「曲が流れているのは、田舎の商店街みたいです。閑散とした雰囲気に拍車がかかります。オーロラビジョンもCMばっかり流していて、試合に向かって観客のエモーションを昂ぶらせていくような仕掛けが不足している気がします。しかもあの人数でコレオグラフィしようとしてたみたいですが・・・さすがに切ないっす。その予算別なことに使ったほうがイクナイ? まあ、煽りはこの程度でw

 国立競技場では先日亡くなられた長沼健さんを悼んで半旗が掲げられていました。試合前には起立して黙祷。

 試合の方は平山がとうとう「男」になって何とハットトリック
 カボレの1点目もカボレらしいエレガントなゴール。
 フッキにいとも簡単にFKを沈められてリードを許した時はイヤな感じでしたが、前半で追いつけたのが大きかった。そして後半開始1分たたずに逆転、そして追加点。平山がハット決めた時は思わず隣の全然知らないオッサンとハイタッチしてたw 感激で膝が震えてるのがわかりました。もう膝もココロもムービンムービン!

 あ あ 楽 し い 。  

 それにしても平山もよく腐らずに小平で頑張ってきたなと思います。そしてこのタイミングで平山を信じてピッチに送り出した城福監督の手腕。そうそう忘れちゃいけない、東京デビューとなったのプレーも果敢でよかった。すべてに喝采です。
 でもそれだけじゃありません。羽生の魂のランニング、梶山のヌルヌルキープ、そしてスケートで氷上を滑るような重心の低いエメのドリブルと、今年の東京は見所満載です。冗談抜きで今野でさえ定位置はないと言えます。そこまで素晴らしいチームに変貌しようとはホンの半年前まで思いもよりませんでしたが・・・。


2008年6月6日(金曜日)

レイ・ハリスン『ジョン・ブルの誇り』 レビュー

カテゴリー: - yamaneko @ 23時50分34秒

 昨日は朝からひどい頭痛に悩まされ、仕事から帰宅しても何も出来ず。
 何も出来ないので本を読んでいた。矢作俊彦の『マンハッタン・オプ(1) 凝った死顔』。昔の光文社文庫の版。新しいソフトバンク文庫の版も欲しいなと思いつつ、まだ買っていない。

 * * * *

 『マンハッタン・オプ』を終えてレイ・ハリスンの『ジョン・ブルの誇り』(創元推理文庫)に移る。

 舞台は19世紀末のロンドン、主人公はロンドン市警察に所属する硬骨漢のブラッグ部長刑事。
 彼の部下として貴族階級出身の若い巡査のモートンが配属されてくるところから物語が始まります。モートン君、勤務初日にはなんとピカピカのフロックコートを着てきたりして。スポーツで鍛え上げた身体に、微笑めば歯がキラーンと光りそうな男伊達。
 

 『こち亀』かよw

 早速どやされて地味な服を買いに走らされます。「言っとくが、サヴィル・ロウなんかに行くんじゃないぞ!」

 今回の脳内マンガ化の絵柄は秋本治で決定です。

 19世紀末ロンドンと言えばもちろんシャーロック・ホームズの時代なわけですが、ドイルのホームズものが持っているような奇想天外さは本作にはありません。ここで描かれるロンドンは、現代の私たちの暮らしとほとんど地続きに繋がっている近代的な都市に他ならないのです。
 事件の方も、ある海運業者の帳簿の不正を突破口とするため、謎の追求の仕方も実に地道――200件の銀行を一つずつしらみつぶしにするとか!!――です。
 ところどころ時代の設定を上手く使っているところがあって楽しめます。たとえば庶民派叩き上げの部長刑事には立派な“シティのお偉方”に見える人物も、貴族出( しかもかなりの家柄 )のモートン巡査には、「 なり上がり者 」特有の行動をしていることを見抜かれてしまいます。またこの巡査は「 貴族 」という階級が――というより自分の家が――没落しつつあることを自覚しており、シリーズが進めば物語に奥行きをもたらしてくれそうないい感じの設定になっています。
 この“ブラッグ&モートン”シリーズは、第二作の『下院議員の死』が1991年に、第三作の『デスウォッチ』が1992年に創元推理文庫から刊行されていますが、現在はどちらも品切れ。その後このシリーズは残念ながら翻訳されていません。

 ところで巻末の解説によりますと、ブラッグ部長刑事が所属するロンドン市警察というのは、金融と商業の中心地である「シティ・オブ・ロンドン」(いわゆる「シティ」)だけを管轄する警察で、かの有名な「スコットランド・ヤード」=ロンドン警視庁とは別の組織。元来自治権を有していた「シティ」がロンドン警視庁の管轄となることに難色を示したため、独自の警察機構を有するようになったのだそうです。ひとつ賢くなりました。


2008年6月4日(水曜日)

6/4のもろもろ。タイトル考えるのメンドくさいw

カテゴリー: - yamaneko @ 23時26分51秒

 今日は新しい商品登録してます。そちらも是非ご覧ください。

 新着商品 : 6/4 文学理論・批評・詩(海外)など19点登録しました

 『三人称の発見まで』(野口武彦/筑摩書房)、値付けの参考にしようとAmazonのマケプレを見てみたら、なんと9,800円という値段が。

 うへぇ、高ぇ。

 まあ確かに貴重な本だと思うけど、さすがに9,800円はどうかと思う。
 はじめは5,000円の値をつけたけれど、それでもやっぱ高いわな、と思い直して2,800円にしました。
 元の定価と同じですから、古書の値段設定としてはこれでもかなり高目&強気なものだと言えます。これで十分です。これ以下なら自分で持っていた方がいいや、って感じではありますが。

 この本をより必要としている方の所にお届けしたいものです。

 * * * *

◎ジャケ買い続報です。

 『チャンドラー短編全集4 雨の殺人者』(レイモンド・チャンドラー/創元推理文庫)
 
『雨の殺人者』表紙:白山バージョン

 これでチャンドラー短編全集の2巻と4巻が揃ったことになります。発見したとき条件反射で引っ掴んでレジに向かってしまいました。しかし逆に、これで集めにくくなったような気も・・・
 というのも、『日本の古本屋』で調べると光芳書店さんがこの白山バージョンのチャンドラー短編全集を4冊セットで出品(1,890円)しているんですよね。1冊だけならダブリ覚悟で買ってもいいかなと思っていたのですが、2冊もダブるとなると、さすがにチト考えものです。とにかく落ち着け、俺。

 * * * *

 『スイートホーム殺人事件』(クレイグ・ライス/ハヤカワ文庫)読了。

 すでに名作として高い評価を得ている本作。巻末には小泉喜美子さんが、ハヤカワ文庫の『ミステリ・ハンドブック』では宮部みゆきが、それぞれ素晴らしい解説を寄せております。

 特に巻末の小泉さんの解説は“熱い”ですね。たとえばこんな感じ。

 日本では、しゃれた楽しいミステリなどというものの値打ちは、まったくと言っていいほど認められていない。
 ミステリとは、何やら怨念を抱いた中年の刑事がむっつり深刻づらして暗き人生の裏道をさぐって歩くようなのが文学的価値がある、みたいに思いこんでいる人がいっぱいいる。そういうのがもてはやされ、文学賞なんかをもらう。
 冗談じゃない。

 ハヤカワ文庫版『スイートホーム殺人事件』のの奥付を見ると。「1976年」となっています。
 この頃の国産ミステリ界は、いわば眉間のシワが寄りっぱなしの状態だったわけですね。
 小泉さんはそんな日本のミステリ界に大いに切歯扼腕していたわけです。そしてこの『スイートホーム殺人事件』のような作品を擁護することで、“ミステリとは技巧とセンスで人を笑わせるもの”であるべきだ! という反抗の論陣を張ったのでありました。

 ところで、赤川次郎が『幽霊列車』で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞したのが1976年、『三毛猫ホームズの推理』が発表されたのは1978年です。また、1975年には雑誌「幻影城」が創刊され、同じ頃に角川映画による仕掛けで横溝正史ブームがおこっています。ちなみに矢作俊彦の『マイク・ハマーへ伝言』は1977年。
 1970年代半ばというのは、日本のミステリ界が様々なバラエティを獲得していくターニングポイントであったということは言えそうです。
 小泉さんの怒りもこうした地殻変動の中で生じた「マグマの一吹き」である、と捉えることができそうですね。
 
 
 作品そのものについて何も言ってないじゃないかって?
 
 
 いや、それはもうどうぞ皆さんでお読みになっていただいてw
 
 
 そうもいきませんか(^^;
 
 
 やや翻訳語には古さを感じなくもありませんが、何せお話は1944年のことですから(戦争中なのです!)、それもまた味かな、と。

 本作品に登場する素敵なママ、マリアン・カーステアズ。
 新聞記者から推理小説家になって自立し、3人の子どもたち(ダイナ、エープリル、アーチー)をシングルマザーとして育ています。
 こうした設定は、作者クレイグ・ライスその人のものだったようです。
 たとえアメリカであっても、1944年当時、それはものすごく大変なことだったのではないかと思います。そもそも隣家で起きた殺人事件を解決しようとする子どもたちの動機は、「ママが事件を解決したことにすればご本の宣伝になってママを助けられる!」というものなのですし。
 実際ライスの生い立ちはかなり不幸なもので、生活も決して楽なものではなかったようです。

 しかし『スイートホーム殺人事件』の世界では、殺人という事件を扱いながらも、まったく暗さがありません。むしろ作者が、丁寧に丁寧に、この世の悪や悲惨さが直接には露出しないよう、まさにセンスと技巧を凝らしているのです。そうすることで作り上げられているのは、恐らく多くのアメリカ人にとっても子どもの頃の追憶の中にしか残っていないであろような、懐かしくも美しい世界。まさに“Home, Sweet Home”の世界。

 だから、という訳ではないでしょうが、作者ライスの持つやや暗い側面、「アルコール依存症」という特性は、『大当たり殺人事件』『大はずれ殺人事件』などで活躍する“酔いどれ弁護士マローン”へと割り当てられました。そしてこの『スイートホーム殺人事件』の世界は、ある登場人物を解してマローンたちの世界と連続していることが示されています。どちらもが作者の正当な一部であることを示すかのように。

 ともあれ、子どもたちの機転と活躍で少しずつパズルのピースは(主に一番の頭脳派であるエープリルの頭の中で)正しい場所に置かれていき、大団円を迎えます。読了とともに心の底に湧き起こってくるのは、とても暖かい何か。
 
 
 みんな笑顔だ。
 
 
 ヨカッタネ、ヨカッタネ・・・
 
 
 ・・・川原泉だ。
 

 そうだわかった。この感じは川原泉風なんだ!
 
 
 最初は浦沢直樹風の絵で子どもたちをイメージしていたけど、川原泉の絵の方がさらにしっくりきますね。子どもたちも、お母さんも、ビル・スミス刑事なんて特にカッコよさげでいいですな。浦沢さんで刑事をイメージすると『PLUTO』の“ゲジヒトさん”になっちゃって困っていたのですw

 というわけで(どんなわけだか)川原泉が好きなかたに、是非お勧めの一冊です。


2008年6月3日(火曜日)

来てるね、未来

カテゴリー: - yamaneko @ 22時59分28秒

 本日のNHK『クローズアップ現代』が大変勉強になりました。

◎6月3日(火)放送
“自分の細胞”で病気を治せ 〜再生医療最前線〜

 NHK:『クローズアップ現代』公式サイト

 「細胞治療」とは、これまで治療法がなく「難病」と認定されていた病気に対して、自分自身の細胞の持つ治癒力を活用して治療を行うという画期的なアプローチのこと。

 たとえば、足の血管が硬化して血行が悪くなり壊死などを起こしてしまう病気(閉塞性動脈硬化症)があります。これに対して、骨髄から採取される幹細胞が血管を形成する性質を持つのを利用し、この細胞を患部に直接注射することで血管の再生を図るという治療法が研究されているのです。

 自分のからだの中から取ったものを注射するだけ!

 そんな簡単な治療で、これまでは足を切断するしかないと考えられていた病気が治るのです。

 そして、ダメージを受けた角膜や、肝硬変でボコボコになってしまった肝臓に、自分の細胞を取り出して作った「細胞シート」という膜を貼り付けて、自然に再生させることもできるようになっています。何と言っても治療が身体へのダメージを伴わないところが素晴らしい。細胞は自分のものだから拒否反応もないし。

 いや〜、来てますね、未来が。すぐそこに。

  この治療法は京都大学の山中教授の発見した「万能細胞」の研究とも親和性が高く、研究の提携も進められているようです。

 私の母親は長いこと「間質性肺炎」という病気を患っています。本来スポンジのように伸縮するはずの肺が固くなって、ガスの交換ができなくなっていくという病気です。
 今のところ有効な治療法は発見されていないため難病指定を受けている病気なのですが、もしかしたら将来的にはこういう治療法が適用可能になるかもしれません。

 だから少しでも長生きしていれば、いろんなチャンスがありますよ、ということです(^^)

 


2008年6月1日(日曜日)

お客様にご案内いたします

カテゴリー: - yamaneko @ 21時17分36秒

 昨日発送の終わった注文が一件あるのですが、「発送作業終了のお知らせ」メールを出したところ、「お客様のメールボックスが一杯のため送信できません」というエラーメッセージがauのメールセンターから送られてきます。

 今朝からもう三回ほどトライしているのですが・・・困りました。

 仕方がないので、この場でご案内をさせていただくことにします。

ピンポンパンポ〜ン(音程上がる)

 注文番号209のお客様、発送作業は無事終了しております。

 近日中に配達されると思いますが、万一荷物が到着しない場合、お手数ですがメールにて当方までご一報くださいませ。

ピンポンパンポ〜ン(音程下がる)

 * * * *

 昨日「雨季到来」なんて書いたら今日の東京は実にいいお天気。とはいえ今日は家にこもって仕事をせねばならず、うらめしいやら悔しいやら。


50 queries. 0.106 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

サイト内検索

カレンダー
2008年 6月
« 5月   7月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

カテゴリ一覧

最近の投稿

月別過去ログ

Link

Powered by XOOPS Cube 2.1© 2001-2006 XOOPS Cube Project
Theme Designed by OCEAN-NET