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やまねこ書店のご利用法

2007年1月31日(水曜日)

勝負の3ヶ月目

カテゴリー: - yamaneko @ 22時55分05秒

 きりり!
 今日は現在住んでいる部屋の更新のため池袋の不動産屋へ。
 これまでの契約書には「退去の際のリフォーム代は乙(つまり私)がこれを負担する」という一文があったのですが、この部屋にすんでもうかなりの年月がたち、まともにリフォーム代を負担したら入れてある敷金でもとても足らないんじゃないかという感じです。
 なので、退去の際には東京都のさだめた紛争防止条例、いわゆる「東京ルール」に従って処理する、という一文を但し書きとして入れてもらいました。おそらく必要な修繕の多くの部分が「自然損耗」として貸主負担となるのではないかと思います。とりあえず、いろいろと防御線を張っておくにこしたことはありません。

* * * *

 さあ、きょうで早くも1月も終わり。やまねこ書店もとうとう3ヶ月目に突入です。
 人が仕事を始めて大切な節目は「3日・3ヶ月・3年」なのだそうですが、そういう意味では大事な1ヶ月になるのかもしれません。アクセス数などは順調に伸びてきていますが、なかなか注文には繋がらないのが現実。頭を使っていろいろ工夫していかなくてはいけません。といっても、そうそう即効的なアイディアも浮かばないんですが・・・あせらず辛抱しながら、地道にすこしずつ、ですね。


2007年1月30日(火曜日)

いまさら新年会

カテゴリー: - yamaneko @ 23時54分06秒

今日はものすごく今更ではありますが、新年会を行いました。

作家の吉川良太郎先生ご夫妻と、私たち夫婦、そして両方の奥さんの大学の後輩であるKくん、五人でこじんまりと。

で、私たちはKくんを自宅に拉致し、これから『装甲騎兵ボトムズ』ウド編の鑑賞会(これは完全に私の趣味の強制)をおこなうのです。

ではまた明日。


2007年1月29日(月曜日)

困ったときのろび頼み

カテゴリー: - yamaneko @ 23時50分38秒

ウーン、ネタがない!

困ったので看板猫の写真だけアップします。

むしろこっちの方が喜ばれるんじゃないかというウワサもありますけどw

これは今年の年賀状につかったもの。

おふとんの上で

もひとつ。

むにゃ・・・

さらに。

だら〜ん


2007年1月28日(日曜日)

勝手に「ランシールズ戦記」 東京カップ1回戦

カテゴリー: - yamaneko @ 23時13分10秒

◎勝手に「ランシールズ戦記」 東京カップ1回戦

対 フェデシティ清瀬(清瀬市代表)
会場:駒沢第二球技場

 みなさん、東京の城北地区(荒川・板橋・北・豊島・足立)をホームタウンとして、Jリーグ加入をを目指して戦っているフットボールクラブをご存知ですか?

 その名も城北ランシールズ

 現在は東京都社会人サッカーリーグ3部に所属しています。私はJ1ではFC東京を応援していますが、地域で頑張るこのチームのサポートもしておりまして、色々なカテゴリーのサッカーを楽しんでいます。

 城北ランシールズ 公式サイト
 城北ランシールズ 応援ブログ“GET A GOAL”
 Do!!ランシールズ 城北ランシールズ活動予定ブログ

 そして今日はランシールズ2007年初の公式戦、東京カップ1回戦です。
 この大会を勝ち上がっていくと、最終的には2008年の元日に「聖地」国立競技場のピッチで決勝戦を戦うことができます。−−−そうです、これは来年の「天皇杯」へとつながっていく大切な試合なのです。

1/28のスターティングメンバー

   7吉沢  23中野

3田中  10豊永  11中道

      8谷口     

28清水       26加藤
   16小池  4大島

      1北村     

 いや〜それにしても相手チームである「フェデシティ清瀬」の情報が少なくて困りました。都のリーグ戦にも参加していないみたいだし、どの程度の力量なのか全然わからない。試合会場についてから、私たちの前に試合をしていたFCフエンテ東久留米のサポーターさんからの情報によると、東京カップのために清瀬市のチームから選手を選抜して作ったチームなのだそうだ。なるほどそれで「フェデシティ」なのね。

 さて試合です。
 前半9分、フォワード吉沢が個人技で相手DF2人をかわしてシュート、相手キーパーがはじいたボールを23番中野が押し込んで先制。
 前半12分、楔のボールを受けた吉沢が中盤にボールを落として裏のスペースを狙って飛び出す中野にスルーパス・・・これは惜しくもオフサイド。
 前半21分、前線でボールを持った吉沢が一人で持ち込んでシュート。見事に決まって2-0。
 さらに前半25分、PA内で吉沢がボールを持ってドリブル、相手DFたまらずユニフォームを引っ張って倒してしまう。当然PKの判定。ちょっと個人技のレベルが違う感じ。キッカーは吉沢。しかし左を狙ったキックはGKがストップ! 「あ〜」と頭を抱えていると、GKが先に動いてしまったのか前に出たのかわかりませんが、何と蹴りなおしの判定が。2回目はしっかり決めてこれで3-0。
 この後も城北は立て続けにCKのチャンスを得て攻めまくったのですが、前半はこれ以上追加点を奪うことはできませんでした。しかも31分、センターバックのキャプテン小池が削られて負傷してしまいます。

 後半に入ると、点差も開いていたこともあってか、小池選手は大事をとって交代。15番の成田選手がin。普段はサイドバックやサイドハーフに入ることが多い選手です。センターもできるのね。キャプテンマークは谷口選手へ。
 と、思っていた矢先の後半1分、いきなり左サイドからのCKを獲得。キッカーは中野(だったよね?)。糸を引くようないいボール! これに走りこんであわせたのはセンターバックの大島! スドーン! 実に爽快なファインゴールでした。4-0。
 後半3分、吉沢が楔のボールをハーフライン付近の10番豊永に落とす。豊永はダイレクトで前方DFラインの裏へ浮き球のパス、これに反応したのは中野。今度はオフサイドはない! 必死に前に飛び出してきたGKよりも先にボールにタッチしてループシュート! これがパサリとゴールネットを揺らして5-0。もうゲームの帰趨は決したと言えるでしょう。
 しかしこの後、キャプテンマークを巻いて中盤でたびたび見事なインターセプトを見せていた守備的ハーフの谷口選手も相手選手に削られてしまいます。ちょっと相手のプレーが荒くなってきたようです。谷口選手は急遽交代で20番の樋上選手がin。それにしても今日のキャプテンマークは呪われているんじゃないの? 次は豊永さんがキャプテンマークですか・・・実に心配ですね。
 で、さすがにチームの「背骨」とも言うべきセンターラインの2枚を意図せず交代させられてしまうと城北の攻めにもスムーズさが欠けてきます。とはいえ完全に相手DFを崩しきって、あとはもう流し込むだけという場面で見事な「宇宙開発」をした場面が2つか3つあったような気もしますがw まあ7-0、8-0でもおかしくなかった試合ではあります。

 とにかく今日は今年初めての試合です。「勝ててよかった」というのが正直なところ。
 そして来週はすぐに東京カップ2回戦、しかも相手は東京都2部リーグ所属の格上チームです。
 しかしたかだか2部のチームを「格上」なんて言っているようではダメなんです! 冗談抜きで今年は負けられないんですよ! ・・・と無駄にプレッシャーをかけてみたりしてw

 とにかく今年も頑張りましょう! 城北!


2007年1月27日(土曜日)

オルセー美術館展開催@東京都美術館

カテゴリー: - yamaneko @ 23時28分12秒

 今日から東京都美術館で『オルセー美術館展― 19世紀 芸術家たちの楽園』が開催です。

 これは是非とも行きたい。行っときたい。

 でも多分すごい人出だろうなぁ。

 しかしそこはそれ、平日にいくらでもスケジュールを都合できるのが私の強みw

 古本屋暮らしではパリに行くのは恐らく無理でしょうからね・・・

 本当に若いときに、もっと世界中行ってみればよかったと思います。


2007年1月26日(金曜日)

岩波書店・2月のラインナップ

カテゴリー: - yamaneko @ 22時52分09秒

 岩波書店2月の刊行予定から、やまねこ書店的に気になるタイトルをピックアップ。
 あくまで私が注目したものだけです。これが2月の刊行物全部ではありませんのでご注意ください。

 その中でもマルク・ブロックの『奇妙な敗北−1940年の証言』の刊行は非常にうれしいですね。キャロル・グラックの『歴史で考える』にも大いに注目しています。

 それと、今回のリクエスト復刊に選ばれた文庫のタイトルは実に粒が揃っていますね。みな垂涎の品ばかりで困ってしまいます。

【岩波文庫】
 『文学論(上)』 夏目漱石 
 『夜の来訪者』 プリーストリー/安藤貞雄訳
 『サミング・アップ』 サマセット・モーム/行方昭夫訳
 『阿片常用者の手記』 ド・クインシー/野島秀勝訳(新訳)
 『自省録』 マルクス・アウレリウス/神谷美恵子(改訳)
 『倫理学(二)』 和辻哲郎
 『読書という体験』 岩波文庫編集部
 『岩波文庫の80年』 岩波文庫編集部

【全集・シリーズ物】
 フロイト全集 第2回・第7巻 『日常生活の精神病理学』
 芥川龍之介全集 第2回・第2巻 『偸盗・或日の大石蔵之助』
 坂部恵集 第4回・第4巻 『<しるし><かたり><ふるまい>』
 身体をめぐるレッスン 第4回・第4巻 『交錯する身体』
 心理学入門コース 第1回・第5巻 『社会と人間関係の心理学』 
 〈一冊でわかる〉シリーズ 『フーコー』 ガリー・ガッティング/井原健一郎訳・神崎繁解説

 ファンドーリンの捜査ファイル
 『リヴァイアサン号殺人事件』 ボリス・アクーニン/沼野恭子訳
 『アキレス将軍暗殺事件』 ボリス・アクーニン/沼野恭子・毛利公美訳

【単行本】
 『奇妙な敗北−1940年の証言』 マルク・ブロック/平野千果子(新訳)
 『歴史で考える』 キャロル・グラック/梅崎透訳

 『マーシャルと歴史学派の経済思想』 西沢保

【写真】
 『アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集成』(重版出来)
   ・・・11500円です。おいそれとは手が出ませんが。

【辞典】
 岩波日本古典文学辞典 久保田淳編

【岩波文庫リクエスト復刊】
 『みれん』 シュニッツラー/森鴎外訳
 『アイヌ叙事詩 ユーカラ』 金田一京助・採集並二訳
 『天路歴程』(第一部・第二部) ジョン・バニヤン/竹友藻風訳
 『バーンズ詩集』 中村為治訳
 『三十年戦史』(第一部・第二部) シラー/渡辺格司訳
 『改訳 オルレアンの少女』 シラー/佐藤通次訳
 『ヒュペーリオン−希臘の世捨人』 ヘルダーリン/渡辺格司訳
 『プヴァールとペキシュ』(上・中・下) フローベール/鈴木建郎訳 
 『貴族の巣』 ツルゲーネフ/小沼文彦訳
 『セワ゛ストーポリ』 トルストイ/中村白葉訳
 『死の勝利』(上・下) ダヌンツィオ/野上素一訳
 『都鄙問答』 石田梅岩
 『柳子新論』 山形大弐
 『古史微開題記』 平田篤胤
 『憲法義解』 伊藤博文
 『孔子家語』 藤原正校注
 『省察』 デカルト/三木清訳
 『パスカル 科学論文集』 松浪信三郎訳
 『神学・政治論』(上・下) スピノザ/畠中尚志訳
 『改訂 ドイツ国民に告ぐ』 フィヒテ/大津康訳 
 『ローマ史論』(一・二・三) マキアヴェッリ/大岩誠訳
 『ペルシャ人の手紙』(上・下) モンテスキュー/大岩誠訳
 『民衆の芸術』 ウィリアム・モリス/中橋一夫訳
 『サイキス・タスク・・・俗信と社会制度』 フレイザー/永橋卓介訳


2007年1月25日(木曜日)

FC東京SOCIO継続!

カテゴリー: - yamaneko @ 23時46分06秒

 今日、やまねこは後先考えずFC東京SOCIO継続の申し込みしちゃいました。これで年間ホームゲームチケット確保です。 
 ショップの運転資金にもこと欠く折から、「本当にそれでいいのか、他にもっと必要な出費があるんじゃないのか」と、実にまっとうな理性の諌めの声も勿論聞こえてはくるのですが・・・

 しかしFOOT BALLのない生活にやまねこは耐えられない!

 それにね、結局この方が安くつくんですよ。あとは自分ががんばればいいのです。
  


2007年1月24日(水曜日)

『憲法とは何か』『これが憲法だ!』読了

カテゴリー: - yamaneko @ 23時19分06秒

 長谷部恭男の『憲法とは何か』読了。
 ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』を使って立憲主義の解説を始めるなんてなかなかイカしてる。全体の議論もドライでクール。日本での「憲法」論議によくあるウェットな(左右双方の)情念から程よく解放されている。
 しかも、カール・シュミットやレオ・シュトラウスといったリベラリズムに対するラディカルな批判者たちとの対決を回避せず、むしろ彼らの提起した懐疑や批判という“煉獄”を通り抜けることで、リベラル・デモクラシーの理論を鍛えなおそうとしているかのようだ。
 また「立憲主義」や「民主主義」というものについての思想史的・学説史的解説が、常に「首相公選制」や「憲法改正」論議、「国境線」の問題といった今日的なトピックの考察と結び付けられているため、内容が“教科書的”になってしまうこともない。このあたりは岩波新書の編集者を褒めるべきなのかもしれない。
 今日の憲法理論の「最前線」を紹介してくれるとともに、それはやはり市民政治理論の古典(ホッブズ、ロック、ルソー、モンテスキューなど)を読み直す作業に尽きるのだということをも教えてくれる一冊。

 ついでに朝日新書から出ている『これが憲法だ!』も読んでみた。こちらは杉田敦氏との対談。
 リベラル・デモクラシーの可能性を追求する近代主義の保守本流、いわば「ストロング・スタイル」の長谷部さんに対し、フーコーの権力論が考察のベースになっている杉田さんはポストモダンの「ルチャ・リブレ」。このデュエル、なかなか見ごたえあり。


2007年1月23日(火曜日)

1/23 気になる新刊とGoogle Earth

カテゴリー: - yamaneko @ 21時09分01秒

バランスッ!
池袋ジュンク堂書店にて

『僭主政治について』 レオ・シュトラウス 現代思潮社
『何が社会的に構成されるのか』 イアン・ハッキング 岩波書店  ← 出たのは先月ですが。
『権力、政治、文化 エドワード・W・サイード発言集成 (上) E・W・サイード 太田出版
『権力、政治、文化 エドワード・W・サイード発言集成 (下) E・W・サイード 太田出版
『スキャンダリズムの明治』 朝倉喬司 洋泉社

* * * *

 今日更新作業中、ちょっと思い立って「Google Earth」をインストールしてみた。(今更かい! という突っ込みはナシでお願いしますw)

 私が子供の頃、仕事で東京に出かけた父親にお土産として地球儀をねだったことがありました。しかも小学生が学習用に使う小さな地球儀ではなく、山脈や海溝が立体的に再現されている大きなやつが欲しいとお願いしたのです。

 しかし父は結局地球儀を買ってきてはくれず、代わり軸に私の名前を掘り込んだボールペンを買ってきてくれました。それだって子供には十分高価なお土産だったはずですが、当時の私は大いに落胆したものでした。大人になってから自分で地球儀の値段を調べてみて、どうして父が買ってきてくれなかったのか、よ〜くわかりましたけど。

 今の子供たちは、私が欲しかった地球儀なんかよりも、もっとすごいものをこんなに簡単に手に入れることができるのですね。

 地表を飛び立って一瞬で地球を見下ろすことができるこの浮遊感。

 眼下に地表のさまざまな地形を見ながら疾走するかのようなこの飛行感。

 まるで『幻魔大戦』東丈にでもなったような気分です(古い?)。

 でもね、もし私が今中学生だったら、絶対好きな子の住所とか入力して、「ああ、ここに住んでるのね・・・」とかやってドキドキしちゃったりしてると思いますよ。だって昔ゼンリンの住宅地図で同じことしましたもん、私。道具がハイテク化されても行動は全然変わらないw


2007年1月22日(月曜日)

舞い上がってますw

カテゴリー: - yamaneko @ 22時06分48秒

 今日は予定通り本棚の移送作業。天気が良くて本当に助かりました。
 夕方あたりから昨日の激走による筋肉痛が出始めています。年だなぁ・・・

* * * * 

 今日はとにかく何てったってこのニュースですよ、奥さん!

  福西崇史選手 移籍加入決定のお知らせ

 ウブな東京の選手に「上手な身体の使い方」を教え込んでやってください「ダークマスター」フクニシ。

 それにしても相変わらず怪我の多いモニ。こんなことならまっすうを手放すことはなかったのに・・・エエイ茶野はまだか!(エ?無理?)


2007年1月21日(日曜日)

走れやまねこ、激走40km!

カテゴリー: - yamaneko @ 23時41分31秒

 今日は倉庫と部屋を5往復。
 片道約4kmなので、往復だと8km。それが5本で40kmですか。さすがに疲れました。

 直線で40km走ったら八王子あたりまで行けそうなんですけどw

 少々まとまった荷物があって、はじめは赤帽さんとかにお願いしようと思っていたんですけど、見積もりをしてもらったら4千円〜5千円かかるということだったので、もう自分で運んでしまえと。
 正直かなり、かーなーり、疲れましたが、経費が5000円浮いたのは5000円稼いだのと同じだと思うことにします。
 さらに、明日はこの移動で空になった本棚を運ぶつもりです。分解して電車で運んで二往復というところでしょうか。新しい本棚を買えば1万円近くかかりますからね。これも1万円稼いだということでw

 で、最期の移動を済ませてからちょっといつものセドリ・ルートに立ち寄ってみたら・・・奇跡が。そこに奇跡があったのです。

 なんとマハンの『海上権力史論』(原書房/1982・初版)を発見!

 書店員時代に何度もお客様から問い合わせを受け、そのたびに品切れのお詫びを言っていた商品です。書籍としての“実物”を見たのさえ初めてという幻の代物。
 しかもそれだけではありません。J・フラーの『制限戦争指導論』まで発見してしまいました。
 どちらも実に状態もよく、付録の図版もしっかりとついています。・・・イヤ〜久しぶりに胸がときめきましたね。棚の前で心拍数が上がったのがわかりました。やっぱり私は古本屋だなぁ。

 世の中まだまだ捨てたもんじゃありませんよホントに。


2007年1月20日(土曜日)

『風林火山』見ちゃいました

カテゴリー: - yamaneko @ 21時20分44秒

 今日の昼間、何気なくNHKをつけっ放しにしていたら、大河ドラマ『風林火山』の再放送が始まりました。先週は確か津波の影響で再放送が吹っ飛んだのでしたね。本日なんと二話分一挙にまとめて放送です。得した気分:-D

 予告編を目にした時から「テーマ曲、結構カッコいいな」と思っていたら作曲は千住明。やっぱり上手いですね。ブラバン魂が騒ぐ一曲です。今でも『月刊バンドジャーナル』4月号の付録は大河ドラマのテーマ曲を吹奏楽用にアレンジした楽譜なんでしょうか?

 そんなことより『風林火山』です。
 私としては“そもそも「山本勘助」は実在したのか”っていう疑問が拭い切れないわけですけれど、今日ジュンク堂いっていろいろと関連本見てみたら、どの本も原則として「いる」ってことになってますね。

 「せっかく盛り上がってるんだから水差すんじゃないよ」(by 山梨県民)ってところでしょうかw

参考:山本勘助 wiki

 「軍師・勘助」の実在をめぐってはまあいろいろ議論の分かれるところでしょうが、ドラマそのものはなかなか面白くできていたと思います。

 合戦の描写も、「逆茂木」を利用して敵方を待ち伏せするなど、泥臭くて好感が持てます(森の中で騎乗して刀を振るうということは実際はなかったのではないかと思うけど)。あと勘助が馬に乗ったまま弓を射るシーン。弓はかっこいいな。『七人の侍』で勘兵衛が弓を射るシーンとか、弓を射る時の一連の動作や緊張感(や弓道着の原田知世とか)が好きなんですが、カメラワークも含めてこれも実によかった。

 また第一話では、“当時の農民にとって「合戦」がどういうものであったのか”ということを描こうという努力が見受けられました。これは井上靖の原作にはないTVオリジナルの着想です。こうした部分には藤木久志さんが『雑兵たちの戦争』(新版/朝日新聞社,2005年)などの一連の著作で発表された研究が反映されているようで、大変嬉しいですね。どうしても「戦後サラリーマン一代出世物語」という“隠れストーリー”が透けて見えてしまう『功名が辻』よりは期待できそうな気がします。“歴史講談”を再確認するだけの『その時歴史が動いた』よりはリアルな実験志向の『堂々日本史』が好きだった私ですので。

 キャスティングでは「鬼美濃」原虎胤を宍戸開が演じていたので思わず笑ってしまいました。『武田信玄』(1988年)の時は親父の宍戸錠がやってたじゃないのさ。世襲か、この役はw あと晴信様、一年で顔変わりすぎじゃん? とか。

 とまあ、なかなか期待のできる新大河ドラマなわけですが、ただですね、勘助は(本当にいたとして)永禄4年(1561年)の第四回の川中島合戦で落命してしまうことになっていますよね。 戦死ですから、そこでストーリーは有無をいわさずプッツリと切断されてしまうわけです。もちろん武田家としてはそのあともいろんな山場があるんですけど、勘助一人にスポットを当てると話にオチがつかないのではと・・・心配ではあります。まあ勿論私が心配する必要は全然ないんですけどね。

 あ、あともう一つ最大の心配が・・・

 この人
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ガックン in 上杉謙信


2007年1月19日(金曜日)

『書店風雲録』読了

カテゴリー: - yamaneko @ 22時42分09秒

 開店からはや1ヶ月をすぎ、登録在庫もいつのまにか500点を超えていたりします。
 今日は若干お店のレイアウトにも手を加えました。
 まず、イマイチ有効に機能していなかったBBSを一旦閉鎖し、各種メニューボックスの位置を修正。発信した情報に関するものを右サイドに集めて配置しました。全体がすっきりして見やすくなったかな?

 それから『出版関連・読書論』というカテゴリーを新設しました。
 書店勤務、出版社勤務の頃に勉強のために買い集めていた出版業界関連本と、『彷書月刊』のバックナンバーを中心にした古書店関連の本を集めて陳列しています。せっかくだからブックフェア風にキャッチを付けてみました。どうでしょう?

* * * *

 遅ればせながら文庫化された『書店風雲録』(田口久美子/ちくま文庫)を読了。もう続編の『書店繁盛記』(ポプラ社)が出ているのにね。

 読みながら往時の「リブロ」の棚に思いを馳せる。

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 私は当時学生だった。
 池袋で1Kの安アパートに暮らしながら、ベンヤミンを読みかじって「この街そのものが自分の部屋だ」とうそぶいていた。
 今日も何か面白い本はないだろうかとリブロをうろつきまわり、その日買った本を2階の広々としたカフェで読みふける。それが何より楽しかった(そのカフェのあった場所は、今ではゴミ箱一本が30,000円もする高級家具店になっている)。
 そしてそれは単に楽しいだけでなく、実に刺激的な勉強の機会でもあった。
 リブロの思想の棚にある一冊の本を知るということは、同時にその本の思想史的位置を知ることでもあったのだ。それには「CONCORDIA」と名づけられていた棚の独特の形状−−−小さなキューブ状の棚を積み重ね、それを十字に組む−−−が大きく寄与していたと思う。一冊の本は類書とともにグルーピングされて一つのキューブの中に入り、それが上下左右のキューブの中の本とゆるやかに関連付けられていた。十字に組まれた棚はまるで「襞」のように機能し、棚にそってぐるぐると歩くだけで平面的な棚では実現できない〈奥行き〉を感じることができた。その棚を見ること、棚を回って歩くこと自体が、いつも一つの新しい「体験」となる。そんな不思議な棚だった。

 あの「CONCORDIA」が失われたとき、私にとっての「リブロ」は一度終わった。

 時代そのものが、あの辺りで大きく変わった。そんな気もする。

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 ともかく、この本は80年代の文化状況についての貴重な証言として、今後は必須の基礎文献となっていくことでしょう。はやく続編も読まなくちゃw


2007年1月18日(木曜日)

【訃報】阿部良雄氏

カテゴリー: - yamaneko @ 23時30分08秒

マネの描いたボードレール
 
ボードレールをはじめ、19世紀のフランス文学と絵画の研究に大きな業績を残された阿部良雄氏がお亡くなりになってしまいました。心からお悔やみ申し上げます。

 氏の思い出といえばやはり筑摩書房から出されていた『ボードレール全集』でありましょうか。当時まだ貧乏学生(・・・貧乏は今の方がひどいくらいですが)だった私にとって、平均単価8000円で6巻組というこの全集はまさに高嶺の花。いつも書店に行って手に取り、ためつすがめつ眺めては「ハァ〜」とため息をついていたものです。

 この全集も今は版元品切で手に入りませんが、ちくま文庫から『ボードレール全詩集 (1)悪の華、漂着物、新・悪の華(2)小散文詩 パリの憂鬱・人工天国他が刊行されているので詩作の訳業にだけは触れることが可能です。

 阿部良雄氏の著作で将来やまねこ書店の在庫に入るであろう商品は、

 『絵画が偉大であった時代』 小沢書店 1980年
 『群衆の中の芸術家―ボードレールと十九世紀フランス絵画』 中公文庫 1991
 『シャルル・ボードレール 現代性(モデルニテ)の成立』 河出書房新社 1995

 残念ながらこの3冊しかありません。線は引いていないはずだと思うのですが・・・w


2007年1月17日(水曜日)

神保町で初仕入れ

カテゴリー: - yamaneko @ 21時39分23秒

 今日は午後から仕入れのために神保町へ。
 店内の商品よりは表の均一棚を見ている時間の方が長いので、とにかく寒い! 妻が作ってくれた毛糸の帽子とマフラーがありがたい。
 しかし寒さに耐えて頑張った甲斐あって、今日はそこそこ満足のできる成果をあげることができました。特に歴史の本でいいものが手に入りましたね。明日にも早速在庫登録をしたいと思います。でも一度読んでからにするか? 悩むところですw

 『中世イタリア商人の世界 ルネサンス前夜の年代記』 清水廣一郎 平凡社
 『マルタン・ゲールの帰還 16世紀フランスの偽亭主事件』 ナタリー・Z・デーヴィス 平凡社
 『パリの聖月曜日 19世紀都市騒乱の舞台裏』 喜安朗 平凡社
 『路地裏の大英帝国 イギリス都市生活史』 角山榮・川北稔 平凡社
 『呪術 魔女と異端の歴史』 P・ヒューズ 筑摩書店
 『ミシェル・フーコー 権力と自由』 ジョン・ライクマン 岩波書店
 『ヘーゲルにおける市民社会と国家』 M・リーデル 未来社
 『公と私』 三戸公 未来社

 最期にBOOK DIVERさんのところに立ち寄って一言ご挨拶。

 帰り際、寒さに加えてあんまりお腹がすいてしまったので天麩羅の「いもや」で天丼をいただく。冷え切った身体に熱い緑茶が沁みます。しじみ汁がついて一杯500円也。美味い。

 さあ、また明日から頑張ろう!


2007年1月16日(火曜日)

第136回芥川&直木賞

カテゴリー: - yamaneko @ 23時45分27秒

 第136回芥川賞が青山七恵さんの『ひとり日和』に授賞されました。

 片や直木賞にいたっては授賞作なし。ちょっと調べてみましたがこれは2002年の下半期以来のことのようです。

 なんだかんだ言ってもこの両賞は新刊書店にとっては販売のトピックとして機能していますから、授賞作が一作というだけでも売上げダウンに繋がりかねませんし、ましてや「授賞作なし」なんてことになると、文藝棚の担当者はいろいろと大変かもしれませんねぇ・・・あちこちから悲痛な叫び声が聞こえてきそうです。

 じゃあ古書店はどうなのか?
 古書店主としては、急いで『ひとり日和』の初版オビ付を買いにいった方がいいんでしょうか?サイン会の情報をチェックしてサインをもらいにいくべきなんでしょうか?

 ・・・うーん、でもいいや。根っから不精なもんでw


2007年1月15日(月曜日)

一難去って・・・

カテゴリー: - yamaneko @ 23時44分44秒

陽だまり
 ろびを眼科に連れて行ってからもう1週間ほど経ちました。
 毎日2回錠剤を呑ませ、眼に軟膏をつけてあげているのですが、目に見えて状態が改善されてきたようです。赤黒かった涙が透明になり、いつも涙ヤケで赤くなっていた目頭がきれいになってきています。そして一番心配だった角膜上の白い膜も、こころなしか薄くなってきたような感じです。
 通院を終了してから、いつまでもこの赤い涙がおさまらないので、実は「結局手術も治療も失敗だったんじゃないか、むしろかえって悪くなったんじゃないか」と疑っていたりしたのです。しかし原因は私が薬を切らしたためだったのですね。先生を疑っていた自分を大いに反省しております。

 さて、ろびの方が落ち着いてきたと思ったら、表のチイコの様子がちょっとおかしい。
 耳のつけ根の部分に禿げができてしまっているのです。はじめはちょっと毛羽立っていた程度で、ケンカでもしてひっかかれたのかなーと思っていたのですが、日に日に禿げている部分が大きくなってきました。昨日からは、左眼の上のところにもう一ヶ所新しい禿げができています。
 うーん一体何だろう? 考えられるのは疥癬、白癬、ノミ・アレルギー・・・いずれにせよ、つかまえて獣医さんにつれていかなくちゃいけないでしょうね。なんだかネコのために働いているような気がしてきたw


2007年1月14日(日曜日)

作業難航・・・

カテゴリー: - yamaneko @ 20時18分02秒

「コートールド・コレクション展」の表紙
 今日は予定通り、過去に収集していた美術展のカタログを商品として登録しました。

 「芸術」のカテゴリーに「美術展カタログ」というサブカテゴリーを作成して登録作業に入ったのですが、ここで実に困ったことが。
 美術展カタログというのは往々にして大判の品物が多いんですが、 私の使用しているスキャナはA4サイズまでしかスキャンすることができないのです。
 しかしせっかくの美しい表紙を持った美術展のカタログですから、書影はしっかりつけてアップしたいとのが人情というもの。商品を分割してスキャンしたうえで、その二つの画像を連結するという手順で書影を作成することにしました。これはさすがになかなか手間です。
 また、書影とカタログ名だけを記載するのでは、どんな内容かあまりわからないので、若干のコメントをつけてみました。もちろんあの一言コメントで何か内容の説明になっているのかと言えば、大いに疑問は残るんですが。

  ともかく、そういうわけで一点の登録にそれなりの時間がかかってしまいまして、手持ちのすべてのカタログを登録するには明日もう一日必要なようです。

 ただし手持ちのカタログの中でも、昨年行われた藤田嗣治展のカタログは「猫の絵が気に入っているから売ってはならぬ」と妻からきつくお達しがありました。残念ながらこれは在庫から除外ですw


2007年1月13日(土曜日)

明日の予定

カテゴリー: - yamaneko @ 23時26分54秒

 テレビ東京の『美の巨人たち』を見ていたら、スポンサーがEPSONからKIRINに変わっていてびっくり。エプソンいつ撤退したんだ? いや、この番組が続くんなら別にどこがスポンサーでも構わないんだけど。
 
 今日のテーマはエドワード・ホッパー。
 ホッパーの絵を初めて見たのは1993年のMOMA展でした。夕暮れのガス・スタンドを描いたものと、映画館の中で物思いにふける女性の絵の2点。以降ホッパーは私のお気に入りの画家です。

 明日、このMOMA展のものを含む美術展のカタログ20数点をやまねこ書店の在庫に加える予定です。ご期待ください。


2007年1月12日(金曜日)

認めたくないものだな(以下略)

カテゴリー: - yamaneko @ 23時53分36秒

 ウンベルト・エーコの本で『論文作法』(而立書房)という本がありますよね。
 あの本の中に「本はキレイに読もうなどとは金輪際考えず、線を引き、書込みをし、徹底的に自分のものとして“個性化”してしまえ」という趣旨の一節がありました。あったんですよ、ええ。
 学生時代、私はエーコ先生のご高説にすっかり影響されてしまいまして、この本を読んで以降ぐーりぐりと本に書込みをするようになったのでした。
 はじめは鉛筆で書込みをしていたのですが、後に尊敬する先輩が青赤二色の色鉛筆を使って本に線を引くのを見て、「何てエレガントなやり方なのだろう」と無性にその真似をしたくなり、ペンケースにはいつも色鉛筆と鉛筆削りを忍ばせるようになったのでした。まあ要するにただの影響されやすい若者だったわけですな。

 で、それから幾星霜ありまして世は遷り2007年、色鉛筆で惜しげもなく線の引かれた理想社版『ニーチェ全集』を手にして、若き日の軽佻浮薄さを猛烈に後悔している私が今ここにいるわけです。
 しかも全巻にわたってグリグリしているんならまだしも格好いいんですが、『悦ばしき知識』の巻のほんの一部分だけなんだよなー。
 まあ理想社版の全集は、今となってはちくま学芸文庫で読めるわけで、古書相場でも価格はせいぜい30,000円といったところですから、これは若き日の恥ずかしい過ちの記憶として大事にもっていることにしましょう。
 他にも線引きのために販売を断念せざるを得なかった本はたくさんあるのですが、しかしまあ、このぐらいは残っていないと本棚が本当に空っぽになってしまいますから、それはそれでいいのかもしれません。それにそうやって線を引いて読んだものは、確かに自分なりに一生懸命読んだ本なのです。

 余談ですが、『ツァラトストラ』の翻訳は昔の新潮文庫版、竹山道雄の文語調の訳が好きでしたね。あるいは中公文庫の手塚富雄訳でしょうか。


2007年1月11日(木曜日)

本が本を呼ぶ

カテゴリー: - yamaneko @ 23時31分30秒

 頂き物の図書カードが3,000円分もたまっていたので、前から欲しいと思っていた『グローバリゼーション・新自由主義批判事典』(イグナシオ・ラモネ/ヤセク・ヴォズニアク/ラモン・チャオ 作品社)を池袋ジュンク堂にて購入。
 そして、せっかくイグナシオ・ラモネの書いた本を買ったのだから、やまねこ書店のリンク集に彼が主筆を勤めている『ル・モンド・ディプロマティーク』を加えさせてもらうことにします。何だかまことに僭越な感じもしますけど。

* * * *

 文庫の売り場で「復刊」というオビの文字に釣られ、伊藤俊治の『裸体の森へ 感情のイコノグラフィー』(ちくま文庫)をパラパラと立ち読みしていると、シンディ・シャーマンについて解説している章があったので迷わず購入。
 ああ、彼女はやっぱりこんな風に語られるエポック・メイキングなアーチストだったのね。何だか健全にモダンアートについての「解釈学的循環」が生成されていくようで楽しい。
 そして、あることに新しく興味を持った途端、目の前にそれに関連する本が出現してくるというのは、この年になってもやはり素敵な体験です。普段ならあまり気にとめるジャンルの本ではないのですが、なぜか目にとまり、手に取った。自分の中にこれまでにはなかった新しい文脈が形成されつつあり、だからこそ何かを感じ取ることができたのでしょう。まあ、もちろん自分が勉強不足だからこそ味わえる感覚でもあるのですが。
 いつまでも勉強です。


2007年1月10日(水曜日)

ある女性の思い出、矢作俊彦『ららら科学の子』に寄せて

カテゴリー: - yamaneko @ 22時34分15秒

 昨晩『ららら科学の子』(矢作俊彦、文藝春秋)読了。

 以前、書店で地図・旅行所のコーナーを担当していたとき、東京の昔の地図の上にアクリルでできた現代の地図を重ねて、時代の移り変わりを知ることができるようにしてある商品があった。この作品を読むとあれを想い出す。昔の東京を知っている人ならばいっそう面白く読めるのだろう。二枚のスライドを重ねあわせてスクリーンに投影するように、三十数年の時を経た二つの東京が重層的に語られてゆく。

 そしてこの小説では、どこと名指されることもなく東京のさまざまな場所が舞台として使われている。その中で、私にも馴染み深い場所があった。渋谷の駅前に建っていた、屋上に銀色のプラネタリウムをのせたビル、そしてそのビルの中にあった書店だ。
 しかしこの小説が刊行されて4年、そのビルさえも跡形もなく消えてしまった。
 出版社に勤めていた頃、その書店は私の担当だった。
 そこでお世話になった女性の書店員は、とても熱心な人だった。丁寧に在庫をしらべ、欠本を調べて手書きの注文短冊を回し、いつも商品知識を熱心に吸収しようとしてくれた。
 しかしビルのたて壊しによってその店が閉店することが決まったとき、正規の社員ではなかった彼女は、書店員であることを辞めなくてはならなかった。別の店舗に配置を移してもらうような措置はとられず、ただ解雇された。

 その後彼女がどうなったか、私は知らない。

 どこかでまだ書店員を続けているだろうか。そうだといい、と思う。


2007年1月9日(火曜日)

ろび君受難

カテゴリー: - yamaneko @ 16時31分48秒

 今日はろびを眼科に連れて行く日です。
 電車の混み具合が心配だったのですが、朝の通勤ラッシュもすでにひと段落ついた後だったようで、わりと楽に連れて行くことができました。
ろびはキャリーに入れられるのが大嫌い。しばらくはお腹のそこから絞り出すような鳴き声をあげて強い抗議と抵抗をしめしていましたが、地下鉄に乗るとキャリーの中で平べったくなっています。やっぱり地下鉄の轟音はネコにはたまらなく苦痛なんでしょうね。

 さて、診察の予約は午前10時だったのですが、動物眼科の専門医として名高いこの病院は朝から大変な盛況。私たちの診察が始まったのは、結局10時40分近くになってからでした。
 以前この病院に通っていた頃はほんの子猫だったろび。すっかり大きく(太く?)なった姿をみて先生もやや懐かしげです。

 以前の通院の様子はこちらをご覧ください。

 ◎大変だ! ネコひろっちゃった!
  2004/6/9  その名はB.J. Part.1
  2004/6/10 その名はB.J. Part.2

 ろびを審査台の上にのせ、目の状態をモニターで観察してみます。すると右目には、ねばっこい目やにが(朝ちゃんと拭いてきたのに)ついているのが見て取れ、あまり状態がよくないことがわかります。これはやはり子ネコの頃にかかったウィルス性の病気が若干ぶり返してきているのだろう、というのが先生の診断でした。
 ただし幸いなことに、目にかかった白い膜には傷らしきものはなく、つまり「角膜糜爛(びらん)」や「角膜潰瘍」は生じておらず、子ネコの頃のようにそこから肉芽が発生してくるような心配は今のところないそうです。
 ということで、ウイルスの活性を抑えるための薬と、目のケアをするための軟膏とを処方してもらい、今日の治療は無事終了となりました。薬は根気よく2〜3ヶ月続ける必要があるそうですが、その間特に状態が悪化するようなことがなければ通院の必要もないそうです。かれこれ1年半近く通院していなかったのに再診扱いにしてくださったので、診察料も想像していたよりもずっと安く済んで大助かりです。

 で、私も欲を出さずにこのまま帰ればよかったんですが・・・せっかくだからこのままかかりつけの獣医さんのところに行って、耳の掃除もしてもらおうと思ったんですよ。これが大きな間違いだった。
 えっちら歩いてやっとのこと病院についてみると、連休明けだったせいかこちらも大盛況で、私の前にすでに7人もの人が待っていたのです。それでもしばらく待合室で順番を待っていたのですが、ろびがキャリーの中でモゾモゾし始めました。キャリーの屋根に鼻をくっつけて、すごく外に出たがっている様子です。キャリーに入れられることは嫌いなろびではありますが、いつもは一旦あきらめをつけると、その後はじーっと大人しくしていられる子なのです。
 これはちょっと様子がおかしいなと思い、あきらめて急いで家に帰ることにしました。多分トイレが我慢できないのです。朝一回したのを確認してから出かけたのですが、出発してからすでに4時間が経過しています。さすがに限界かもしれません。
 家についてろびをキャリーから出してあげると、すぐにトイレに駆け込んでいきました。私はその様子を見ながらポストに入っていた郵便物などを確認したりしていたのですが、トイレから出てきたろびを見ると、尻尾のあたりがキラキラ光って濡れています。

「!」

 そうです。我慢し切れなかったのですね。一体いつだったんだろう。
 私のひざが濡れていないということは、病院で待っているときではないはず。だとすると・・・そういえば、病院から帰る途中に一度、大きな変な声で一鳴きした時がありました。もしかしたらあの時だったのかもしれません。・・・ごめんねろび。
 それはそれとして、これ以上濡れたままで部屋を駆け回られては大変です。急いで熱いお湯で蒸しタオルを作り、尻尾、お尻、お腹、そして後足を丁寧に拭いてあげました。キャリーを清掃し、中敷も洗濯。私の判断ミスとはいえ、このドタバタで子一時間飛んでしまいました。
 その後しばらくは、私が近づくとサッと逃げる、という感じ。もう完全に嫌われてしまっていますw あたりまえか。

 いやーホント悪いことをした。許せ。

ろびくん怒りの爪とぎ


2007年1月8日(月曜日)

シンディ・シャーマンのこと

カテゴリー: - yamaneko @ 23時27分19秒

 森村泰昌『踏みはずす美術史 私がモナ・リザになったわけ』(講談社現代新書)を読了。
 アンディ・ウォーホルを論じた部分と、シンディ・シャーマンというアメリカのアーティストについての解説が面白かった。特に、シンディ・シャーマンの作品には強く心引かれるものがありました。
 彼女の公式サイトはこちらです。この本の中でも紹介されている代表的な作品を見ることができます。

“Untitled 96”
“Untitled #153”

 森村さんはシンディの作品のベースにある感情を「悲しみ」と捉えます。
 私たちは彼女の写真の中にはっきりとしたストーリーを見つけることはできないけれど、そこに悲しみが写されていることを確かに認める。

 シンディ・シャーマンの「悲しみ」は、他者への期待を一切抱いていないかに見えます。この点で鑑賞者をあわてさせる。作品のなかの人物は、他人がいてもいなくても悲しんでいる。われわれはシンディ・シャーマンの「悲しみ」の純粋性のゆえに、さらにとまどうことになるわけです。

 現代アートは全然知らなくて、だからこそこの本を読んで勉強してみようという気になったのですが、実にいいタイミングでこの本と作品に出合ったなぁ、という気がします。
 はっきり言って私は、むしろ若いときの方が頭がガチガチで、ずっと権威主義的な人間だった気がするので・・・森村さんの美術への接し方や語り口は、しゃっちこばっていたた私の「美術」観をいい具合にほぐしてくれます。


2007年1月7日(日曜日)

実家の猫たち

カテゴリー: - yamaneko @ 23時03分45秒

 今日は妻の実家へ遅ればせながら年始のご挨拶へ。

 妻の実家には4匹の猫たちがいて、この子達にもご挨拶。

 これは「なると」。

あたしは「なると」よ。文句ある?

 一番の年長で扱いも別格。「お姫様」。と言ってもすでに8歳なのですが。お母さんの名前は「ささかま」。

 この子は「棗」(なつめ)。

すみません、「なつめ」です・・・

 子猫の時にお姉さんと一緒にひろわれたものの、重い怪我を負っていたお姉さんは治療の甲斐もなくそのまま死別。新しい子ネコが家にやってくると、何かと教育的な世話を焼いてくれる(らしい)、苦労人ならぬ苦労ネコ。

 次は「槐」(かい)君。

ぼくは「かい」だよ!

 唯一の男の子。体重8キロオーバーの巨漢。人なつっこさは一番。この巨体で足元でグリグリされるとヨロっとするw

 最期は「ゆず」。ゆずのように鮮やかな橙色のネコ

「ゆず」で〜す!

 おいしく食事をいただいたりして、さて帰ろうという頃になったのですが、強風のため常磐線が運行見合わせ。急遽つくば駅まで送ってもらい、つくばエキスプレスで帰ってきました。これも途中で徐行運転などがあったため通常よりも15分も送れて秋葉原に到着。とはいえ数年前なら高速バスくらいしか帰京手段がなくなるところでした。

 さて、明日はまた在庫の登録作業をする予定。がんばります。


2007年1月6日(土曜日)

いくらお金があれば古本屋になれるか?

カテゴリー: - yamaneko @ 21時51分38秒

ネコキック炸裂

 今日は寒かったですね。とはいえ、雪にはならないのだから、まだ暖かいと考えたほうがいいのでしょうか。

* * * *

 今日は最近ちょっとサボっていた帳簿まわりの作業をしていました。
 昨年の12/31時点での在庫の棚卸とか、記帳していなかった領収書の整理とか。

 昨年のやまねこ書店の総在庫量は

 冊数・・・437冊
 金額・・・507,500円(平均単価/1068円)

 うーむ、ある日突然奇特な財産家が現れて商品を全部買ってくれたとしても50万にしかならないんですね・・・一家の家計を支えるにはまだまだ足らないなぁ。

 で、ついでなので開店にかかった費用も計算してみた。

 通信費(レンタルサーバ&ドメイン) 70,707円
 セキュリティソフト 6,480円
 トランクルーム費 44,715円
 文房具 2,605円
 梱包材 7,282円
 本棚 21,088円
 各種申請費用 33,500円
—————————————————-
 計 186,377円

 この他にPCの勉強の書籍代とか自転車の修理代とかかかっているんですが、オンライン古書店としての本質にかかわる出費ではないので除外しています。在庫については計算不能なのでとりあえずこれも除外です。
 
 結論から言うと、まあ20万あればオンライン古書店は開店できる(できた)わけですね。
 自宅が広くてトランクルームのいらない人や、サーバの費用をもっと抑えるなどすれば、本当に申請費用と梱包材を準備するだけで可能かもしれない。
 年末に、出版社時代の同僚と呑んだ時「サーバ代高すぎだよ!」と言われたんですが、こうして改めて費用の内訳を見てみると、確かにその通りだったかもしれない。
 自分としては、古書店としてアイテムが増えていけばそれなりに大きなデータベースになるだろうし、それでサイトの反応が重くなっててお客が逃げるという事態だけは避けたかった。それで、ちょっと高めのレンタルサーバを借りたのです。しかし、若干身の丈よりも大きなプランを借りているかもしれませんね。サーバのレスポンスなどについてはかなり満足しているので、引越しというよりは、プランのデグレードも考えたいと思います。

 売上げは・・・ヒミツです(^^;
 もしかして発表したほうが「だ、大丈夫なのかそんなんで!」と、みんなが心配して買ってくれるようになるかもしれませんけど。


2007年1月5日(金曜日)

『啓蒙の弁証法』文庫化!

カテゴリー: - yamaneko @ 23時49分34秒

呼んだ?

 私の妻は某書店で書店員をしておりまして、私は彼女に頼んで各出版社のPR誌などを収集してもらっています。 今日も『図書』(岩波書店)と筑摩書店の『ちくま』(筑摩書店)をもらってきてくれました。で、つらつらと岩波の『図書』を呼んでいると・・・なんとびっくり、『啓蒙の弁証法』、文庫化!
 ひえ〜。ちょうど昨日Fisher版の原書をUPしたばかりでしたが、妙な偶然ですね。そうですか、文庫化ですか。うーん、単行本の在庫が未登録であるんだけどなー。一読書家としてはありがたいことですが、古書店主としてはツライですなぁ。

 そうそう、『啓蒙の弁証法』といえばもう一つネタがあった。ある書店で人文書の棚を見ていたときのこと。

 アドルノの『否定弁証法』を発見( ほうほう、高い本をよく入れてあるねぇ )。同じ段の数冊離れたところに『啓蒙の弁証法』を発見( せっかくならちゃんと並べておけばいいのに・・・ )。さらにその同じ段の中に、エンゲルスの『自然の弁証法』が入っているのを発見( フランクフルト学派はマルクス主義に近縁性が高いのはたしかだけど・・・ )。これはそもそも一体何の棚なの? と思って棚のジャンル掲示を確認すると・・・

「論理学」

と書いてありました:-o

 チャンチャン
 


2007年1月4日(木曜日)

冬の日の昼と夜

カテゴリー: - yamaneko @ 23時07分02秒

 今日は、2007年初の在庫登録作業を行いました。
 本を移動させて作業を始めると、今まで本で閉ざされていたところに新しい空間ができて、ろびが早速そこを探検しています。ひとしきり探検が済むと、今度は本でできたいくつもの小さな塔の間を駆け巡り、やがていつものように私の足元の電気ストーブの前で丸くなって眠ってしまいました。昼間はこの部屋にも陽射しが差し込んで暖かいです。

 夕方までに登録作業をすませ、夕食後いつもの通り自転車で入庫に出発。

 新しい登録商品は「ニュース:1/4 初荷です!」の方をご覧になってください。

 冬の夜に自転車をこいでいくのは大変に気持ちがいいもので、冷たい空気を肺一杯に楽しむことができるようになっただけでも、煙草をやめてよかったなとしみじみ思います。自分で商売を始めてから、「身体が資本」というのは単なる“比喩”ではなく、大変リアリティのある言葉であったのだと、改めて深く実感しているような次第です。


2007年1月3日(水曜日)

掘り出し物

カテゴリー: - yamaneko @ 23時45分55秒

 今日は古書店とは別の仕事で横浜へ。

 仕事場は、西口の相鉄線横浜駅を出て繁華街を抜けた先。以前、夏に同じ仕事で来たときにはまだできていなかった大きな書店がこの繁華街にできていた。

 新しい本屋があるとのぞかずにはいられないのが私の性。

 そして入れば入ったなりにめっけもんはあるものです。

 人文書のコーナーでドゥルーズの『フーコー』(河出書房新社)を発見。
 これ探してたんですよ〜。買おう買おうと思っている間に品切になっちゃって。河出さんよく開店在庫に出しまたね。

 あさってもう一度同じ場所で仕事があるので、もうちょっと本腰を入れて色々と探してみることにします。


2007年1月2日(火曜日)

大丈夫?

カテゴリー: - yamaneko @ 23時34分49秒

このお正月から民主党がテレビCMを流していますね。

これなんですけど。

 >> 民主党WEBサイト

見た瞬間に「てんぷくトリオかよっ!」て突っ込み入れてしまいました。

こんなご時世ですから民主党にはがんばって欲しいと思うんですが・・・。


2007年1月1日(月曜日)

新年のごあいさつ

カテゴリー: - yamaneko @ 22時20分33秒

みなさま、あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も「やまねこ書店」をどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は自分にとって大きな節目の年となりました。
今年は、とにかくはじめたことを何とか軌道に乗せて、少しずつ経験を積み重ねていくことができればと思っています。
みなさまどうぞお力添えください。


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