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2015年9月30日(水曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@史上最大の決戦〜アローレはちきたFC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 23時09分58秒

 9/20に行われたSPERIO城北−アローレはちきたFCの激闘からはや10日。

 私はこの試合を観ながら、ふと小林秀雄の『モオツァルト』の中にある一節を思い出していた。
 

モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。

 
 それほどに、両チームの見せたフットボールは疾走し、言葉の裡に玩弄することを容易には許さないものだった。そんな白熱がそこにはあった。

 しかし、私は自らの非才を省みず、敢えて、その試合について述べてみたいと思う。

* * * * *

 試合開始直後、立て続けのコーナーキックを得て城北を押し込むアローレ。しかしこの立ち上がりの危機をしのいだ城北は、長澤、松本の果敢なミドルシュートで反撃を開始する。

 その後は、激しい球際のしのぎ合いからボールを素早く前線に運び、両チームがカウンターの打ち合いをくり広げるオープンな展開となった。

 しかし、よりリスクの高い攻撃を行っていたのは城北の方であったろう。SBやボランチも積極的に高い位置を取って攻撃に参加していく城北に対し、一人でも局面を打開できる強力なアタッカー橋場を擁するアローレの攻撃は、基本的には前線の4枚を中心としたもので、SBはオーバーラップを控え目にしてDFラインを堅固に維持していた。そしてアローレが前半30分に奪った先制点は、こうした城北の積極的な姿勢が必然的に抱えていた守備の弱点を突いたものだったと言える。この日は普段の左ではなく右SBで先発した原田がドリブルで中盤までボールを運ぶが、DFラインの裏を狙ったスルーパスを相手ボランチにカットされると、左SB#35に展開され、そこから原田の背後のスペースに抜け目なく走り込んだ橋場にボールを通された。望月との一対一を制した橋場が正確にシュートをゴール左隅に流し込む。

 リスクの高い攻撃を行っている割に、リスク管理が不十分という“甘さ”は、これまでの対戦相手になら必ずしも大きな瑕疵とはならなかったが、さすがにこのクラスの相手は見逃してはくれなかった。

 まずアローレの左SBに対してノープレッシャーでDFライン裏へのパスを出させたのが第一のミス。このゾーンは本来満城が埋めるべき場所なので、ここはとにかく満城が必死に自分のポジションを埋めに戻るか、あるいは一番ボールに近かった長澤がもう少し寄せるか、いずれにしても、わずかでもいいので相手にプレッシャーを感じさせなくてはならなかったはずだ。

 そしてこの場面ではDFラインが乱れすぎてもいた。ホリケンがかなり前に出ていた一方で、望月は橋場を警戒したためか後方に留まっている。このためDFが「ライン」になっておらず、大きな縦のギャップができてしまっていた。原田が前線に上がっているのだから、ホリケンは後にとどまって左SBを加えた三枚でしっかりラインを構成してマイボールのうちに押し上げを行い、橋場をオフサイドポジションに置く、あるいはボールを奪われた後で有効なプレスがかからず裏にボールを出されたとしても、二人のCBで2対1のチャレンジ&カバーが可能な局面を作れていれば、もう少し落ち着いた対応もできたのではないか。

 しかし前半32分、城北はこの日が公式戦初出場となった松本陽介の粘り強いボールキープからの縦パスに長澤が鋭く反応、やや乱れたファーストタッチをものともせず、素晴らしいミドルシュートをアローレゴールに叩き込み、会場の空気を一変させる。左サイドで松本がボールをキープする間に、タッチラインまで広く幅を取ったシンペーに相手のCBが一枚食いついてきたことで作られたギャップを見逃さなかった長澤と松本の連携が生んだ“ゴラッソ”だった。

 その後は両チームともに際どいシュートシーンを作りながらも、1-1のスコアでハーフタイムを迎えた。後半頭から、城北・吉見監督は渡邉に代えて小林築を左SHに送り込む。

 アローレは、城北の配球の起点である成岡に対し、複数人でプレシャーをかけることを徹底して自由を与えず、ゲームから「消し」にかかっていたが、後半に入ると成岡はワンタッチでシンプルにボールを捌く回数を増やして徐々に存在感を取り戻し、城北は中盤を経由した厚みのある攻撃を見せられるようになってきた。一方アローレの野口監督は積極的に攻撃的な交替カードを切って勝負をかける。

 そして後半26分、野口監督のこの積極的な交代策が的中する。中盤でのボールの競り合いから割と無造作にDFラインの裏に出されたボールを、素晴らしい快足を見せてコントロールしたのは後半途中からピッチに立ったアローレの10番、山根だった。

 城北のGK中郷が前進してシュートコースを消しにかかるが、シュートは中郷をすり抜けてゴールネットを揺らす。

 中盤でのイーブンな浮き球に対して、城北のDFはスタンディングの状態からゴール方向に反転してダッシュしなくてはならなかったため、この数歩の差が先にトップスピードに乗った10番を止めるタスクを困難なものにしていたと言えそうだ。

 思わぬ失点を喫して反転攻勢に出ようという矢先の後半28分、城北にアクシデントが発生する。相手選手との接触で左SBの松本が頭部を地面に強く打ち、交替を強いられることになってしまったのだ。

 先制点のアシストのみならず、ここまで随所で「さすが」としか言いようのないプレーを見せて攻守に効きまくっていた松本をこの場面で失うのは大きな痛手としかいいようがなかった。城北にとっては非常に悪い流れである。

 城北・吉見監督はすぐさま24番、昨年までは実践学園高校で野口氏の薫陶を受けていた小池をピッチに送り出す。小池が左SHに入り、小林築が左SBにポジションを下げる。

 その後、城北は何とか同点の糸口を探そうとするものの、アローレのソリッドな守備組織を崩すことはかなわず、むしろ危険なカウンターを数度にわたって浴びせられる展開になった。これを綱渡りのような守備で辛うじて乗り切っていく。中でも最大のピンチは後半40分に作られたGKとの一対一の場面だったが、ここでは相手もシュートの精度を欠いて事なきを得た。アローレも三点目を奪って城北に“トドメ”を差すには至らない。

 いよいよ後半もアディショナルタイムを迎え、すでにほとんど時間はない。しかしここで左サイドからの相手ボールのスローインをホリケンがヘディングの競り合いから辛うじて左タッチライン沿いの小池に落とし、マイボールにすることに成功する。

 小池に向かって後方から猛然とプレスバックして寄せてくるアローレの選手に対し、ホリケンが身を挺してスクリーンをかけ、「虎の子」とも言えるボールを持った小池を必死に守る。これによって、わずかではあったが、何にも替えがたいほど貴重と時間なスペースが小池のために作り出された。

 城北の中でも数少ないレフティである小池は、その左足で逆サイドの磯部にサイドチェンジパスを出す。このボールに先に触ったのはアローレの左SBであったが、トラップがやや大きくなったところを見逃さず磯部がボールを取り返す。

 小刻みなタッチのドリブルでPA内に侵入する磯部。主審はすでに時計に目を落としている。おそらくこれがラストプレーになるだろう。磯部がボールをややこすり上げるようにして右足をコンパクトに振り抜くと、ボールはふわりと柔らかい弧を描き、まさにココしかない、という軌道を描いてファーサイドのネットに吸い込まれていった。

 ほとんどミラクルとしか言いようのないゴールに、赤スポに詰めかけた大観衆が一斉に立ち上がり、歓声が夜空に炸裂した。

 こうして都リーグ2部の試合としては空前絶後とも言える1000人に近い観客を赤スポが呑み込んだ「史上最大の戦い」は、2-2のドローでタイムアップのホイッスルを迎えたのであった。
 
  
【2015】SPERIO城北 − アローレはちきたFC【TSL-12】

  
* * * * *
 

インスピレーションを信じてリスクにチャレンジしろ。その霊感の中には、これまでの君のすべての経験が凝縮されているはずだから。

 
 ――すべては、ゴールネットを揺らすために。その美しい瞬間のために。

 
 
 これは、アローレはちきたFCとの試合を前にして私が書いたことだったが、長澤、磯部のゴールは、本当に美しかった。美しいとしか言いようがなかった。

 ほんの一瞬でも躊躇すれば、どちらもおそらくシュートチャンスはなかっただろう。この試合は常に追いかける展開となって本当に厳しいものだったが、あの場面で自分のインスピレーションを信じて、あのシュートを決められる技術と勇気は、どんなに賞賛しても足りない。

 そして、さらに今回の試合をドローに持ち込んだ勝負の細かい「綾」について考えてみたい。

 松本の負傷で急遽出場となった小池だったが、もし彼の利き足が左足でなければ、あそこまでスムーズに、そして正確に逆サイドにパスを出せただろうか。右足に持ち替えていたら、アローレの寄せが間に合ってあのパスは出せなかったはずだ。これが試合の趨勢を決めた一つ目の「綾」。

 そしてピッチ上に、様々なポジションをこなせる小林築がいたことで、松本の負傷退場という想定外のアクシデントにもスムーズに対応することができた。これが二つ目の勝負の「綾」である。

 シーズン序盤こそCHでの出場が多かった築だが、その後は田熊がCHを定位置として獲得したこともあって、左SHやFWなど、様々なポジションで使われ、練習試合では左SBでもプレーするようになっていた。こうした状況の中で、自分の強みを一番出せるポジションで勝負したい、という想いがきっと築にもあったにちがいない。しかしこうして様々なポジションをこなせるということも十分立派な「強み」であり、そのマルチロールぶりがこの試合ではチームの柔軟なアクシデント対応能力に結びついた。

 そして、前節のあきる野FC戦でも登録上は出場可能であった松本陽介をゲームに出さなかったことも、吉見監督の「深謀遠慮」ではなかったか、と私は推測している。

 試合後、ダイジェスト映像を私がすぐに公開してしまうために(申し訳ない・・・)、もし松本を前の試合でプレーさせれば、対戦相手に貴重な情報を与えて、さまざまな準備をさせてしまうことになる。吉見監督はそれを回避するために、実戦の場で連携を深めるチャンスを逃すことになったとしても、松本という「切り札」を相手から隠すことを優先したのではなかったか。その策が前半の同点弾の場面だけでなく、多くのチャンスを左サイドから作り出すことに繋がった。これが三つめの勝負の「綾」である。聞けば、アローレの野口監督も城北のスカウティングを精力的に行っていたそうだし、試合の前から両監督の間で静かな駆け引き、「情報戦」が展開されていたと考えると、試合の味わいもまた一段と深みを増すというものだ。

 そして今年の城北の本当の強みとは、こうした多彩な個性が作り出す分厚い選手層が、吉見監督の手腕によって相乗的に力を加算させていったところにあったのではないだろうか。今年は例年になくたくさんの新加入選手を迎えることができ、そしてその多くが実際にリーグ戦の要所で貴重な活躍を見せてくれた。スペリオ城北というクラブに集まり、共に戦ってくれた選手たちに心から感謝したい。

 さて、これで城北は東京消防庁との最終戦を残すのみとなり、2試合を残すアローレとの得失点差は12を維持している。

 しかしこの試合でアローレが城北にトドメをさせなかったのと同様、我々もまだアローレにトドメを差した訳ではないということを再確認しなくてはならない。相手の牙はまだ折れていないのだ。――しかし、こんなことは私が言うまでもないことに違いない。

 最終戦、見事に勝って、今までみたことのない景色を見に行こう。雌伏の時はもう十分に経験した。さあ、新しいステージへの出場権をつかみ取ろう。

 がんばろう城北! 城北最高!


2015年9月15日(火曜日)

 勝手にSPERIOクロニクル@大一番を前に

カテゴリー: - yamaneko @ 20時57分18秒

 9/6、あきる野FCを5-1で退けたSPERIO城北は、今季のリーグ戦での連勝を11に伸ばした。

 だがここまでの11試合は、今季のSPERIO城北がブロック優勝を争う最後の戦いのステージに進むに値するのか否かを問う、“トライアル”だったとさえ言える。

 その審問に対して、城北の選手たちは「11連勝」という完璧な解答を提出してみせた。まずは、この達成に対して心よりの賛辞を送りたい。

 この11試合、一つとして楽な試合はなかった。

 スコアとして大きな得点差のついた試合は確かにある。しかし、どんなに点差がついた試合だったとしても、決して試合をあきらめた対戦相手はなかった。

 腹立ち紛れにラフなプレーに走ることもなく、どのチームも最後まで走り抜き、体を張って、意地の1ゴールを取りに来ていた。

 東京都社会人リーグ2部3ブロックに所属するすべてのフットボーラー、そのフェアネスと敢闘精神にも、やはり敬意を表したい。
 
 
 * * * *
 

 そしていよいよ今週末、今季のブロック優勝を賭けた最大の挑戦が待っている。

 全勝同士の首位争奪戦――最っ高にシビれる展開だ。

 しかし、こういうギリギリの試合に臨めるということこそ、フットボーラー冥利に尽きるというものではないか。

 日々サッカーに向き合い、献身しつづけてきた君たち自身の努力が、この試合を戦う権利を勝ち取ったのだ。それは十分に誇りに感じていい。

 その誇りを自信に変えて、しっかりと胸に刻み、最高の相手に立ち向かって欲しい。持てる力の全てを、ゲームの中で出し切って欲しい。

 このクラブは、君たちのものだ。

 君たちがこういうゲームを楽しむためにこそ、このクラブはあるのだ。

 君たちのフットボーラーとしてのあらん限りの燃焼を、私たちに見せてくれ。見せつけてくれ。

 君たちに最高の舞台を整えるために、私たちも最大限の努力をすると約束する。

 走りまくって抜き去れ。

 裏を取って出し抜け。

 球際を制して主導権を渡すな。

 インスピレーションを信じてリスクにチャレンジしろ。その霊感の中には、これまでの君のすべての経験が凝縮されているはずだから。

 ――すべては、ゴールネットを揺らすために。その美しい瞬間のために。
 

 * * * *
 

 しかしフットボールは残酷だ。

 ピッチの上では、あらゆることが起こりうる。意図したことも、意図しないことも。

 タイムアップのホイッスルが鳴った時、必ず勝者と敗者が分かたれる。たとえドローでも。

 その残酷さを、私たちはすでに存分に知っている。知りすぎているとさえ言える。

 けれどその残酷さは、私たちから何も失わせはしない。フットボールは私たちの暮らしとなって、日常の中で息づき、これからも続いていく。

 だから何も恐れるな。迷うな。

 体を縮こませ、喉を締め付けるような緊張に襲われた時、それは君自身の「勝ちたい」という強い願いの反転であることに気付けばいい。

 そしてこの最高の挑戦を、どうか心から楽しんでほしい。

 私たちは君たちのその挑戦を、いつまでも忘れずに語り継ぐだろう。


2015年9月2日(水曜日)

勝手にSPERIOクロニクル FC INAHO戦

カテゴリー: - yamaneko @ 19時16分36秒

■シーズン終盤戦、突入!

 今年のリーグ戦もいよいよ残すところあと4試合となりました。ここまで城北は球団記録となる9連を記録勝。しかしそれは決して“破竹の快進撃”というような楽な試合ばかりではありませんでした。後半アディショナルタイムにようやく決勝点を挙げて辛くも勝ち点3を手にした試合がすでに2度。選手たちの最後まで勝ちにこだわる強い思いがこの結果を生み出しているのは間違いありません。

 今節の対戦相手は早稲田大学稲穂キッカーズのOB及び現役有志メンバーによって構成されているという、FC INAHOさん。稲穂キッカーズは体育会ではありませんが、何と50年以上の歴史を有する超名門の同好会です。東就アストラ倶楽部慶應BRBなんかもそうですが、こういう歴史のあるクラブの存在を知ると、「日本サッカーはまだまだ歴史が浅い」などとしたり顔をする向きには「何言ってやがんでぇ」と言い返したくなってきます。こういうクラブが実は日本全国に存在して、黙々と日本サッカーの裾野を維持し続けていたんです。

 さて、そのFC INAHOは2013年に一度城北と対戦しており、その時は長澤の2ゴールなどで4-1と城北が勝利しています。この年に残念ながら最下位となって3部に降格しましたものの、見事に1年で2部に返り咲いており、やはりクラブとしての地力の強さを感じますね。今年のリーグ戦ではここまで2勝1分3敗という戦績で負けが先行しているとは言え、2失点以上を喫した試合はないという堅守が光ります。この堅実な守備を向こうに回して、いかに崩していくか、それが今節の城北にとってのミッションとなりそうです。

■最強ツートップ復活!

 城北はいつもどおりの慣れ親しんだ4-4-2。一方のFC INAHOは上背のある9番をワントップに据えた4-5-1のようです。

 各チームのスターティングラインナップは画像をご覧いただくとして、特筆すべきは学業&就職活動に専念するためチームを離れていた磯部が前線に復帰したことでしょう。昨シーズンのリーグ戦では長澤と二人で36得点を叩き出したツートップがついに復活です!
 もちろんこの間、満城と小池も実によくやってくれました。先ほど今年は後半ATでの決勝点が2回あると書きましたが、一つは第一三共戦での満城のゴール、そしてもう一つはFC STEAM戦でロスタイムに小池がゲットしたPKをシンペーが決めたものですから、この二人の活躍なくして9連勝はなかったと断言できるほどです。しかしやはり長澤&磯部のツートップには、何と言うかこう、“盤石の安心感”があります。

 そして中盤にはすっかりCHの定位置を獲得した田熊が先発出場。成岡がゴール前まで前進して攻撃に厚みを出すのが今年の城北のストロングポイントですが、素晴らしいスピードと運動量で成岡が空けたスペースをカバーすることができる田熊の存在がこれを可能にしていると言えるでしょう。そしてチャンスとみるや、後方から矢のように前線に駆け上がる田熊のプレーは、これまでの城北の攻めにはあまり見られなかった「縦への突進力」をもたらしているようにも思います。

 では試合はいつものようにダイジェスト映像でどうぞ!

【2015】SPERIO城北 − FC INAHO【TSL-10】

■充実の仕上がりを見せるSPERIO城北

 前節のFC品川戦については記事を書かずにおりましたが、これが何でかというと、3-1と勝利こそあげたものの、試合内容としてはいろいろと課題が多くて、それをどう書いていいものかと悩んでいる内に時間が経ってしまったからなのですね。

 あれはナイターとはいえ実に蒸し暑い、キツいコンディションの試合でしたから、運動量と判断のスピードを維持するのも大変だったというのを差し引いたとしても、FWへのフォローが遅く、せっかく前線にできた起点をみすみす潰してしまったり、使うべきスペースに誰も入っていかなかったり、逆に同じスペースに二人が一緒に入り込んで詰まってしまったり・・・といった非効率なプレーが散見されました。チームとしてどう動くのか、どこを使って攻めるのか、といった基本的なコンセプトを再確認する必要があるんじゃないか、という感じがしたのです。

 しかし! 今節は前節とはまったく別ものと言えるくらいの素晴らしい連動性が実現されていて、「うわああ、サッカー観るのって面白ぇ!」と改めて思わされるような場面の連続でした。一ヶ月ちかくあった長い中断期間を、城北の選手たちは決して無為には過ごさなかったわけです。夏の盛りの遊びたい時期に、彼らがどれだけサッカーのことを考え、練習に打ち込んできたのか(しかも仕事をしながら!)を思えば、本当に頭が下がります。

 たとえば1点目、原田のゴラッソがネットを揺らしたシーンですが、これもシュートにいくまでのプロセスが素晴らしい。

1.まず、成岡が相手FWの左側で最終ラインからボールを呼び込んでターン。INAHOのトップ下#21がサボらずに成岡のマークに来ますが、成岡は余裕をもって左の原田に展開。以前の記事で、ゾーンDFを崩す上で使いたいスペースの画像を示しましたが、ここは「 」のスペースになります。このスペースからボールを逆サイドに展開することで相手の守備陣をスライドさせ、ギャップを作り出していきます。

2.原田が受けると、相手の右SHがチェックに出てきます。これで「 」のスペースが広くなりました。成岡がパスアンドゴーでこのスペースに侵入します。この時シンペーは中に絞っていて、SBやボランチがここに入ってこれるようにしているのが効果的ですね。

3.成岡はこのスペースに侵入して原田からのリターンを受けると、さらにタッチライン近くまでボールを運んで、相手のボランチ#8を引っ張ります。

4.これでバイタルエリアが大きく空きました。 さらに、長澤がサイドに向けて走りだしたことで、右CBの#4が引っ張り出され、両CBの間も大きく開いています。・・・かなりチャンスです。このバイタルエリアに成岡がボールを出します。もしかしたらシンペーに出したのかもしれないけど、成岡をインナーラップする形で原田がこれを拾う。

5.原田はそのままガバッと開いているバイタルエリアに果敢にドリブルで侵入、さらに両CBが“門を開けた”状態になっていて無防備なゴールをロングシュートで急襲します。あの刹那にGKのポジションまでみて頭上を抜けると即座に判断したのだとしたら本当にすごい。

 この先制点の場面で素晴らしかったのは、原田の「シュートを打つ!」というためらいのない決断だけでなく、こういうシュートを打てる状況を作った周囲のプレーヤーと原田自身のオフザボールの動きでもあったわけです。

 さて、これで「 」のスペースを使ってボールをサイドに展開して相手をスライドさせ、「 」のスペースに起点を作り、そこからバイタルエリアや裏のスペースを狙う、というゾーンDF崩しの有効性が再び確認できたわけです。

 そして、それは逆に、

 .丱ぅ織襯┘螢△覗阿鮓いて、

 ▲痢璽廛譽奪轡磧爾妊棔璽襪鮖たれたら、

 「どんなことだって起き得る」

 ということでもあります。

 これは自分たちが守備の場合でも同じですから、このスペースのカバーリングということだけはくれぐれも注意したいですね。

 本当は他にももっと書きたいことはあるのですが、手の内をあまり晒したくない時期になりましたw シーズン終了後にでもまたゆっくり書こうかと思います。

■残念なヨネの負傷離脱

 最後に、ダイジェスト動画にもその場面を入れましたが、右サイドバックの米口選手が試合中に負傷。来週の試合はもちろん、今シーズンの復帰が難しい状況となってしまいました。ビルドアップのセンスに優れ、稲見との息のあったコンビプレーで右サイドを攻略するヨネをこの時期に失うのは本当に痛い・・・。しかし怪我をしてしまったものはもう仕方ないので、来シーズンでの復帰を照準に大事に治して下さい。多分来シーズンは1部でプレーできるはずなので!

 さて、ヨネの抜けた右サイドバックですが、田熊は本来ここが本職だし、原田もそもそも右利きですから、こっちもできるでしょう。それに次節からは、おそらく新加入の松本陽介選手も出場可能になっているはずですから、サイドバックがいねー! ということにはならないはず。
 今節、ヨネの負傷の後は田熊を右サイドバックにまわしてCHに西松を入れる形で対応しましたが、西松と成岡というスキルの高い2人の選手が並ぶCHコンビは、田熊のコンビとはまた違った色合いが出て、これまた何とも味わい深い。もちろん小林築がCHに入ってくることも考えられますし、十分対応できるとは思います。岡田や倉持もいるし、稲畑だってサイドバックもCHもできるし・・・ううむ、それにしてもスゴイ選手層になったもんだ・・・

 というわけでヨネ、次節は一緒にスタンドで応援しようw あ、それとも uStream実況で解説やってみるとか、どう?


2015年7月14日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@FC STEAM戦

カテゴリー: - yamaneko @ 03時49分01秒

 2015シーズンもいよいよ後半戦に突入。第8節の対戦相手はFC STEAMさんです。

 このクラブは、ユース年台の育成は京都で、社会人のトップチームは東京都リーグで活動という、ユニークな運営をされていて、京都ではあの高校サッカーの強豪、久御山高校の監督である松本悟さんが指導に当たっているようです。

 東京で活動するトップチームには、元JリーガーやJFLでのプレー経験者など、高い経験値を有するプレーヤーが在籍しており油断はできません。ただ全体的にチームの年齢構成は高めなので、走力勝負に持ち込んでしまいたいところではあります。

 実際、2年前のリーグ戦で対戦した時は城北が9-0で勝利しているのですが、9月のデーゲームということもあって暑かったせいでしょうか、相手の運動量が極端に少なかったことがとても印象に残っています。サイドチェンジしても逆サイドの選手がスライドして戻ってこないもんだから、ピッチ中央がガラ空き、みたいな状況になってて、やりたい放題だったんですけど・・・まあ、あくまで2年前のことですから、これを基準に考えるわけにはいきません。

 両チームの先発メンバーは以下の通りです。

 城北のフォーメーションはいつもの4-4-2。
 今節はコンディションの観点から成岡をベンチに温存して左CHに小林築を起用。そしてすっかりCHのポジションを勝ち取った田熊が今日も先発です。
 DFラインは右CBにホリケン、左SBには稲畑を入れた“対空中戦”仕様。

 対するFC STEAMは4-5-1のようでしたね。
 こうして背番号を並べて確認してみますと、FC STEAMの公式サイトのメンバーリストには掲示がない背番号が21、25、32、36と目立ちますので、やはり最近の加入選手も多いのだろうと推察されます。

■Match Report

 前半は、果敢に高いDFラインを維持しあう両チームが狭いエリアの中で素早く攻守の切り替えをくり返す好ゲーム。FC STEAMの選手の出足がよく、ボールホルダーに対しても厳しくアプローチしてきたため、城北としては攻めの形を作るのに苦労させられた印象です。

 加えて、FC STEAMの選手はプレッシャーを受けながらもボールを保持するスキルが高く、落ち着きがありました。そのため、城北はプレスがはまらなかったあとに相手のポゼッションに対してブロックを作って粘り強く守るという、これまでの対戦相手には許してこなかった時間帯も強いられることになりました。

 特にやっかいだったのはトップ下に入っていた#36の選手。前半5分に見せた柔らかいトラップからの反転→ループシュートなど、アウェイ会場に集まった城北サポも思わず唸るテクニックもあり、非常に危険な選手でした。この選手がフリーマンのような形でボールの近くや中盤の底に積極的に顔を出してビルドアップに加わると、4-4-2と4-5-1のかみ合わせから生じる中盤のミスマッチが顕著になり、これが相手にポゼッションを渡す時間帯を作ってしまう要因ともなっていたようです。

 城北は前半15分にCKから長澤のバイシクルシュート、24分には相手のセットプレイをはね返してからのカウンターなどでチャンスを作りましたが、前者はGKのナイスセーブ、後者はオフサイドと、得点を挙げられないまま0-0で前半を終了します。

 城北・吉見監督は後半頭から小林築に変えて成岡を投入。成岡を軸に丁寧にボールをまわしてサイドからの攻撃を徹底し、さらにセカンドボールを拾って執拗に波状攻撃をしかけます。

 これだけボールを回されると大抵マークがずれたりギャップができたりするものですが、サイドへの侵入はある程度許しても中央ではね返す、という割り切りがあったのか、上背のある二人のCBを中心に集中力を高く維持する相手の守備網はなかなかほころびを見せません。

 その後城北は後半16分に稲見→小池、24分に稲畑→原田、27分に米口→西松と、次々に攻撃的な選手を投入して膠着したゲームの打開をはかります。最終的にはこんな感じ。

 これが効を奏して、ヨネに替わって右SBにポジションを移したばかりの田熊が高い位置でボールを奪取すると、シンペーの無回転ブレ玉ミドルのこぼれ球に右SHにポジションを移した満城が詰めて先制に成功。
 吉見監督もさすがにここまで展開を読んでいた訳ではないでしょうが、ポジション変更がバッチリとはまった格好です。それにしても、満城君というのは不思議な選手です。彼の前には何故かこういうボールがこぼれてくるんですね。

 後半31分、相手に鮮やかなミドルシュートを決められて(あれはしょうがない)同点に追いつかれてしまいましたが、この時間帯になるとFC STEAMには足を攣る選手が続出。運動量が低下してようやく中盤にもスペースができてきたことで、長澤や小池がライン間の浮いたポジションで起点を作ることができるようになってきました。成岡と西松の両CHが粘り強く組み立てを続けますが、しかしゴール前を固める相手を崩すには至らない。

 いよいよドローを意識せざるを得ない後半アディショナルタイム、原田がファーに送ったクロスを満城が頭で落とし、PA内でシュートモーションに入ろうとした小池を相手DFが引っかけて倒し、主審は迷わずPKスポットを指さします! PKスポットに立ったのはわれらがバンディエラ、渡邉信平。思い切りよくゴール左隅に突き刺し決勝のゴール! スペリオ城北が本当に苦しみながらも勝ち点3を獲得し、開幕からの連勝を8に伸ばしたのでした。
 
【2015】SPERIO城北− FC STEAM【TSL-8】

 

第49回東京都社会人サッカーリーグ 第8節
中央学院大学つくし野グラウンド
2015/7/12 18:00 Kick Off

SPERIO城北 2 - 1 FC STEAM

■得点者
満城 ’68
FC STEAM #22 ’71
渡邉 ’80
 
 
 * * * *

  
 本当に苦しい試合でした。FC STEAMは2年前とはまるで別ものの、力強く戦うチームになっていました。2年の間に成長するのは自分たちだけではなく、対戦相手も同様に、あるいはそれ以上に成長しているのです。だからこそ、フットボールでは“停滞は後退と同義”だと言われるのですね。
 
 そしてこの試合の勝利は、交代選手やスタッフも含めた、クラブ全員の貢献があってこその勝利です。

 築が前半頑張ってくれたからこそ、後半にフレッシュな状態で成岡を投入できたわけだし、西松の落ち着いたビルドアップは攻撃のリズムを作っていく上でとても効いていました。
 PK奪取に繋がったのは途中から投入された原田のクロスだし、PKをもらったのも同じく途中出場の小池です。本当に交代で入った選手たちがそれぞれ頑張ってくれたのがわかります。みんな先発で出たい気持ちはヤマヤマだろうけど、よく準備していてくれました・・・。そしてその選手たちをピッチに送り出す吉見監督の眼力。

 もちろん、この試合には出られなかった選手もきっとベンチから声をかけてくれていたに違いないし、マネージャーの千春君はマメに給水ボトルを配置して選手の運動量を維持できるように心を配ってくれていました。そういう小さな気配りが、最後に試合の行方を分けたとも言えるのでは?

 こうして一人一人が自分のがんばれるところで、「違い」を作り出すために努力を続けることができれば、これからの更に厳しい戦いも、きっと乗り越えられると信じています。

 私たちサポーターも同じ思いで、少しずつ力を集めて、貢献を果たしたい。
 
 そして、今日は何と言ってもシンペー。

 ・・・いや信平さん。

 後ろから寄せてくる相手にフェイント一発かまして外してから、利き足じゃない左足で無回転ミドルとか、信平さんマジパねぇっす。

 あのPKんときも、信平さんまっさきにボールもってPKスポットに立ってましたよね。

 「男気」、っつうんですかね、ホント、あの背中みたらもう、一生この人についてくしかねーって、思ったっす・・・
 
 

   
 ――と、追わず口調がパシリの下っ端ヤンキー調に変わってしまうくらい、この試合でのシンペーの「勝負根性」には感服させられました。

 次節はホーム赤スポに戻って品川FCとの対戦です。ここで勝たないと今日の勝利も無駄になってしまいますから、きっちりと勝ち点3、9連勝を目指しましょう!

 

 


2015年7月3日(金曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@むさしのFC戦 守備の振り返り

カテゴリー: - yamaneko @ 22時58分10秒

 前回の記事では、むさしのFC戦における攻撃の側面を中心に考察しましたので、今回は城北の守備の方に目を向けてみたいと思います。

 守備のスイッチを入れるのはまずFW。ということで長澤、満城のDFラインへのプレスの様子を見てみましょう。

 4-4-2と3-4-2-1のマッチアップでは、前線で2対3の数的不利になるため、相手のDFラインでのビルドアップ阻害が難しくなりがち、という話を前回の記事でしたのですが、それに対してどのような対応が実際に行われたのかがポイントとなります。

 たとえば前半22分頃のこの場面。

1.城北が自陣右サイドでボールをロスト。このボールをライン際でむさしのの左CB#25が抑えます。これに対して長澤が猛然とプレスをかけ、中央の#15にボールを戻させます。

2.長澤はそのまま#15に向かってプレス、そして満城も寄せてきます。

3.ここでの満城のポジショニングは、逆サイドの#3へのコースを切りながら、GKへのバックパスも狙えるようなものとなっていて、実に効果的です。これで#15は前に蹴るしかなくなりました。このボールは十分に準備できていたヨネがヘディングで大きく前にはじき返します。

 このように効果的なポジショニングを行うことができれば、前線での数的不利という問題も、その影響を低減することが可能なのですね。

* * * *

 次は後半2分のこの場面。ルーズボールを抑えた相手GKから、右CB#3にボールが出たところです。

 満城は逆サイドのCB#25をマークし、長澤は中央のCB#15へのパスコースを切りました。この場面、FWの仕事としてはこれでまず十分でしょう。前線で闇雲にボールを追いかけるのではなく、少ない動きでパスの選択肢を制限する。これは攻撃のためのスタミナを温存するという点でも重要です。

 ボールホルダーの#3にはこの時点でプレッシャーがかかっていないため、シンペーはむやみに詰めずに間合いを取ります。一方で、もっとも危険な中央へクサビを入れるパスコースを切りつつ、サイドに開いたWB#18にパスが出れば即座にそちらに詰められるようなポジショニングを取っています。

 #3が右サイドの#18にボールを出すと、即座にシンペーが詰め、#18は#3にリターン。これを受けた#3は前方に大きく蹴り出しました。しかし、これも準備万端の上田がしっかりヘッドでクリアします。

 ただこの場面では、画像の中央、成岡の前にいる相手のボランチ#8が、CB#3からボールを引き出そうとして下がるのではなく、むしろ前方に入れられるロングボールのセカンドを拾うことを狙って前方に出て行こうとしています。だから、このロングボールはこちらがそう仕向けたというだけでなく、相手にとっても所定の狙いだった、とも言えそうではありますが。

 しかしいずれにしても、前方の選手の連動によって相手のパスコースを限定したことで後ろの選手は予測がしやすくなり、ボールに対して前を向いた状態でパワーを持ってチャレンジできるようになっていたのが、この試合での守備の強度の高さに繋がっているのは確かです。

* * * *

 つぎに注目したいのは前半16分頃のこの場面。

1.中盤の競り合いからボールが相手に渡り、DFとMFの間に位置したシャドー#7がボールを呼び込もうとしています。前回の記事で書いたとおり、これがDFとMFのライン間で浮いたポジションを取る3-4-2-1のシャドーの警戒すべき動きです。

2.ここでは、間受けを狙うシャドーを放置することなく、ヨネが果敢に前に出て圧力をかけ、動きを制限しようとします。しかしヨネが前進したことにより、DFラインには大きなギャップができました。むさしの左WBがこのギャップを狙える位置におり、危険な状態です。

3.そこで稲見がポジションを縦にスライドさせ、ヨネのポジションをカバーし、DFラインを3-1の陣形に整えました。問題が起こりそうな場所を的確に把握し、その穴を埋めにくる亮太のこの“気配り”はさすがです。

 DFラインだけでなくMFも連携して、一貫してチャレンジ&カバーを徹底することによって、ライン間で起点を作ろうとする選手に対して厳しく当たりに行くことができていたのも、この試合での守備の素晴らしかったところです。

 もちろん、試合全体を通してみればミスからピンチを招いた場面もありましたが、全員がその状況で被害を最小限にとどめるための献身的なアクションを行うことで、失点につなげず持ちこたえたことも素晴らしかった。中盤を省略して長いボールを入れてくる相手に対しての守り方を実戦で確認することができたのは、今後のリーグ戦にとっても貴重な財産となるはずです。この守備の強度をさらに高めていけば、自ずと目指す結果も手に入れることができるはず、そういう強い確信を抱かせるに足る、素晴らしい試合だったと言えるでしょう。


2015年7月2日(木曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@すばらしい勝利 むさしのFC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 02時19分40秒

 この試合で全13試合のリーグ戦もいよいよ折り返しとなる7試合目となりました。

 “このむさしのFC戦こそ、今年のシーズンを左右する重要な試合になる”――と、私はだいぶ以前から想定していました。

 まず何と言っても、やはり都リーグの古豪・むさしのFCさんは個々の選手の質が高いです。前節、3ブロックにおける優勝争いの最大のライバルであるアローレはちきたを相手に試合終盤まぎわまで勝ち越しを許さず、大いに苦しめたことからもその戦闘力はうかがい知れるというものです。

 そして、TOKYO FOOTBALL に掲載された「むさしのFC−あきる野FC戦」の戦評を見ますと、3-4-2-1の布陣が今年のむさしのFCの基本布陣であるようなのですが、これが城北の4-4-2とは基本的に相性の悪い布陣であることです。3-4-2-1は4-4-2ゾーンDFへの対抗策として構想された布陣であり、まともに相対すると4-4-2の守備組織は様々な問題に直面することになります。

 まずDFラインではワントップと2シャドーの3人が4人のDFの中間にポジションを取るため、マークが曖昧になりやすいことがあります。また、DFとMFで構成する2ラインの間で2人のシャドーが浮いたポジションを取ることが多くなるため、ここで起点を作られた時にDFラインから一枚釣り出されると、それでできたギャップに残りの二人による侵入を許しやすく、非常に守りにくいのです。

 かといって、4-4-2の2ボランチが相手の2シャドーをマークしてしまうと、相手のボランチを自由にしてしまいます。これではゲームを相手にコントロールされてしまいます。

 そして前線では、2トップに対して3バックが数的優位を作っており、前からのプレスがかわされやすい。前からプレスがかからなければラインを押し上げて全体をコンパクトにすることができません。そうするとさらに2シャドーがライン間で自由に動き回ることになってしまいます。しかもFWに数的不利の状態でボールを追いかけ回させると、それだけで消耗してしまって攻撃時の余力がなくなってしまうことも心配です。

 4-4-2の守備陣形が3-4-2-1の用意するこうした罠ににまんまと嵌まってしまうとどうなるか? ――その最高の(最悪の?)事例が、ブラジルW杯での日本対コートジボワール(コートジボワールは4-5-1から3-4-2-1に移行する“可変システム”でしたけど)戦になります。

 ・・・思い出したくもないでしょ(´Д`;)

 という訳で、私はこの一戦のことを考えると、冗談抜きで夜も寝られないほど心配になっていたのです。それにまあ、一昨年も昨年もリーグ戦中盤で貴重な勝ち点を落として優勝を逃している城北ですし、このあたりの時期が一番危ないんですなぁ。前節の第一三共サッカー部戦もヒヤヒヤものでしたしねぇ・・・。

* * * * * * * *

 さて、この日の城北のスターティングフォーメーションはいつも通りの4-4-2。そしてむさしのFCはやはり3-4-2-1です。

 むさしのFCの攻撃の中心は、ここまでで5得点を挙げている#7吉田晃己選手と、3得点の#11吉田一貴選手。ただ、今節は#11の一貴選手の方が欠場しており、#9の郡選手が出場しています。

 ちなみに、下の図は先ほども言及した「むさしのFC−あきる野FC戦」の戦評の文章から得点シーンを推測して再現したものです。また、むさしのFCさんの公式サイトには過去の試合のレポートがあって、それによりますと第2節のFC INAHO戦での得点もほぼ同様と思われる形(サイドは逆の左サイドですが)から決めており、やはりこの形は得意なのだと思われます。

 FWがクサビのボールをに中盤に落として素早くサイドへ展開し、おそらくニアとファーに一枚ずつ飛び込んでくるような感じでしょう。前線の3人だけで攻撃が完結する、シンプルですが実に効果的な形です。そして、これはサイドバックが高い位置を取ることが多い城北にとっては非常に危ないパターンで、カウンターからこの攻撃を喰らうことには最大の警戒が必要です。

 また中盤で攻撃を組み立てることの多い#10の鈴木雄大選手がシャドーの位置にポジションをあげており、これがむさしの攻撃にどのような変化をもたらすか。

 さらにDFラインではかつてJFL時代の町田でのプレー経験を持つ#3山選手を初めとして、屈強で経験豊富な守備者が揃っています。単純にクロスをゴール前に入れるだけでは、やや城北に分が悪いかもしれません。

 ここらあたりが試合前の注目ポイントとなるでしょうか。いやー、それにしても事前に相手の情報が豊富にあると色々書けますなぁ。都リーグでは滅多にないことなのでうれしいです(^^)

では、試合の方はダイジェスト映像でどうぞ!

【2015】SPERIO城北−むさしのFC【TSL-7】

第49回東京都社会人サッカーリーグ 第7節
SPERIO城北 6 - 0 むさしのFC
2015/6/28 19:00
北区赤羽スポーツの森公園競技場

■得点者
成岡 ’27
田熊 ’28 ‘42
長澤 ’38
渡邉 ’41
稲見 ’50

■アシスト
渡邉1 満城1 稲見1 長澤1

* * * * * * * *

 映像でご覧いただいたとおり、私の事前の心配を吹き飛ばしてくれるような見事な快勝劇となった訳ですが、その要因を分析していくことにしましょう。

 むさしのFCがガッチリ守って少ない手数のカウンター、というのを基本路線としてくる以上、城北がボールを持てる展開になるのは、ある程度予想がついていました。まあ、ただ逆に持たされて引っかけてカウンター、ってのが一番コワかったのですが。

 で、3-4-2-1フォメは相手にボールを回される守備の局面では、WBがDFラインに入り、2シャドーがSHの位置まで下がって、5-4の守備ブロックを構築すると考えられます。こんな感じです。

 この形に押し込めてしまえば、前線にはFWが一枚残っているだけですから懸案であるカウンターの脅威も低下します。ただ、やはり人数をかけて守られることになるので、この堅陣をどうやって崩すか、そこが焦点となります。

 たしかに5-4-1で待ち受けられると崩すのはなかなか大変そうです。ですが、実際は2シャドーがSHの位置に下がってくるには、それなりに時間がかかりますし、疲労などで運動量が低下し、この位置に戻ってくることができなくなれば、後ろの形は5-2になって、ボランチの横に大きなスペースができます。

 それにシャドーに入る選手は基本的に攻撃の選手なので、守備意識が高くない場合も往々にしてあるので、このスペースのケアや相手のマークが不十分になりがちです。ここを使いたい。

 したがって、ボールを奪ったら相手が5-4のブロックを形成する前に、すばやくこのスペースにボールを運んで起点を作る。そしてFWやCHが素早くフォローに入って数的優位を作りつつ、WBの裏のスペースやバイタルエリアなどの急所を攻略していく、というのが5-4-1攻略の基本路線となります。成岡やモッチーの精度の高いフィード能力があれば、これは十分可能なはずです。そして、それが完璧に嵌まったのが後半開始直後にシンペーが決めた4点目、ということになります。こまかくプロセスを見てみましょう。

1.キックオフ直後、成岡から稲見にロングフィードが出ます。このように、すばやくサイドの高い位置に起点を作る。

2.むさしの左WBが稲見のマークに向かったため、背後に大きなギャップができています。

3.稲見がこのギャップにパスを出し、満城がこのボールを抑えます。

4.満城への対応のため左CBが釣り出されました。長澤が満城のフォローに入りボール付近で3対2の数的優位を確保。亮太は少しランのスピードを落として満城に向かって戻っていくWBから距離を取り、浮いたスペースに留まります。ここで重要なのは、先ほども触れたように、むさしの左サイドのシャドーの動き。稲見のマークに行かず、高めの位置に留まっています。

5.満城は長澤にボールを預け、長澤はワンタッチでフリーの稲見に戻します。左シャドーはこのボールの動きを見て稲見に向かいますが、有効な寄せとはならず、ゴール前へのアーリークロスを許すことになりました。 

 ゴール前にはシンペーが一枚しかいないのですが、この時のシンペーの位置取りが素晴らしかったですね。完全に右WB#18の真後ろ、いわゆる「6時方向」に位置をとり、相手から完全に気配を消しています。

 #18は一度首を振って状況を確認するのですが、左手の「9時方向」しか確認していないため、真後ろのシンペーに気がついていない模様。

 クロスが入ってくると一気にシンペーは相手の前に出てボレーでねじ込みました。サイドからのクロスではボールと相手を同時に視野に入れることが難しいのですが、ここまで完全な背後から飛び出されたらDFとしてはタマらんでしょう。シンペーのボレーはキレイにミートできた訳ではありませんでしたが、逆にそれが相手GKの予測を裏切る形になって、見事にゴールゲットです。

 4点目が一番キレイに崩せていたので今回は4点目で説明しましたが、、実は1点目、2点目、3点目も、崩し方は色々でしたが、サイドの高い位置で起点を作り急所のスペースを攻略していくという点では共通していました。城北イレブンは《5-4の守備ブロックを粉砕せよ》という課せられたミッションを見事に完遂したと言えるでしょう。

 このむさしのFC戦は、本当に内容が盛りだくさんで、他にもいろいろと書きたいことが多いのですが、すでに随分長々しく書いてしまっていますので、今日はこの辺にしておくことにします。ではまた〜。


2015年6月16日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル @対第一三共サッカー部戦

カテゴリー: - yamaneko @ 17時08分06秒

 スペリオ城北、第6節の対戦相手は第一三共サッカー部。

 リーグ戦での対戦は相当久しぶりです。スターティングラインナップは以下の通り。

 試合の経過はいつものように動画でご確認いただくとしまして、いやー、実に何とも、きわどい試合を演じてしまいました。

 後半ATに満城が成岡からのクロスをファーで詰めて決勝ゴールをあげることができましたが、試合終わった時、膝が震えましたよマジで。満城君は“何か”を起こすね。なんというか、以前城北に在籍していた選手で言うと、根立と川口を足して二で割ったような選手です。

第49回東京都社会人サッカーリーグ 第6節
2015/6/14 16:00
北区赤羽スポーツの森公園競技場

SPERIO城北 3 - 2 第一三共サッカー部

■得点者
‘12 小池
‘48 第一三共 #17
‘51 第一三共 #15
‘55 成岡
‘80 満城

■アシスト
満城1 小林1 成岡1

* * * *

 さてサッカーの試合中、しばしば「集中しろ!」という声を聞きます。これは選手もサポーターもよくかける言葉なのですが、私は以前から「集中しろ!」って言われるとかえって無駄に緊張しちゃうんじゃないかなー、とボンヤリ思っていたことがあります。

 そもそも「集中しろ!」と言われて、心の中でただ「集中!集中!」と唱えているだけでは念仏とさほど変わりません。何に対して集中していくべきなのかがわかっている必要があるはずです。

 そして「集中しろ!」というのをしっかりと言語化するなら、「今の局面で自分がするべきタスクに“集中しろ!”」ということであるはずですよね。

 つまり、まずゲームの局面を正しく認識して、自分の遂行するべきタスクがはっきりとわかってはじめて、それにむけての集中力というものが発揮できるようになるのだと思うのです。

 自分のやるべきことがわかれば、少なくともプレーを行う上での「迷い」はなくなりますし、迷いがなければ「不安」も生じず、プレー精度も向上する・・・はずです。チームでの戦術的な約束事を決める意義もここにあります。各自のタスクを明確にするのです。

 ただサッカーにおける状況認識というのは、ボールの状態、自分がマークすべき相手、その周囲にいる相手選手、近くの味方の位置、遠くの味方の位置、点差、時間帯など実に多くの要素から成り立っていて、しかもそれが刻々と変化します。

 さらに、こうした大局的な認識をベースに、自分の身体をどのように使ってどういうプレーを選択するか、というミニマムな選択も一瞬でしなくてはなりません。ものすごい情報処理量です。しかもそうした知的な作業を心拍数が150から180の間で上下する運動強度のなかで行うのです。すげー。

 と、いう訳で、こうした情報処理を行っていくためには、言葉を用いた「 思考 」では追いつけません。視覚で収集した大量の情報を一瞬で処理する「 直観 」が必要となります。直“感”じゃないですよ。直“観”です。

 だからこそ、ゲームの中で起きうる様々な状況を想定した練習の反復が重要なのですね。そうすることで< 認知 → 判断 → 実行 >という処理プロセスをパターン化して身体に落とし込み、< 認知 → 実行 > へと処理をショートカットすることができれば、プレースピードの向上につながります。

 また、「こういう時はこうする」というように、長年のプレー経験によって処理パターンを蓄積し、状況に対する多様な「解答」を多く持っているベテラン選手が貴重な理由もここにあります。

 さてしかし、人間の視野というのは、左右方向にせいぜい120度、つまり360度の三分の一程度しか見えないわけで、ゲームの全体状況を俯瞰で把握する、というような芸当はまったく容易なことではありません。だから常に首を振って多くの視覚情報を収集すると同時に、常に状況認識を最新のものに更新していく必要があるわけです。

 “大空のサムライ”として有名な日本海軍の撃墜王、坂井三郎は、

 「見張りは前が2、後ろが9。初心者は、撃つ前に後ろを見よ。上級者は、撃つ前に後ろを見ないですむよう周囲の状況を把握しておけ。」

 との名言を残しています。「2+9は11で、数が合いません」とか思った奴! 前に出ろ! 歯を食いしばれ! 生き残りたければ首を振れ、と言っておるのだ!

 えーと、途中でキャラが崩壊してしまいましたが、話を戻します。

 戦闘機での空中戦で一番危ないのは真っ直ぐ飛んでいる時だそうです。だからパイロットは常に機を横滑りさせたり、旋回したりして敵から自機を狙われにくくします。しかし、敵機を照準して射撃に入る時だけは、どうしても真っ直ぐ飛ばなければならないし、視線を照準器内の敵機に集中させなくてはなりません。しかも敵機の後にいることから、自分が“優位”に立っていると思っている。だから、実は周囲が見えず、油断が生じやすいこの瞬間が一番危ない。常に後に気をつけろ、というわけです。

 サッカーでも、イニエスタあたりの変態は別として、ボールを扱う時はやはり視線がボールに集中します。周囲を見られない瞬間はあるわけです。DFがボールホルダーに詰めてくるのも、こういう時ですね。そして人間の視界は限定されていますから、背後の動きはどうしたって見えない。こういう時は周囲の仲間が「声」で状況を教えてやらなくちゃいけません。

 やっと今日の本題に到達しました。長々前置きを書いてきましたが、先日の試合での城北のプレーの問題点は、「声が少ない」ということだと思うのですよ。

 私はいつも試合のダイジェスト動画を作っていますが、今回の試合の動画を作っていて、非常に興味深いものに遭遇しました。これは前半の給水タイムが終わってすぐのプレー。相手にPKを与えることになった危険な場面の音声がグラフ化された画像です。

 おわかりいただけますかね? サポーターも含めて、赤スポ全体が奇妙なほど「シーン・・・」としているのです。これ、いつもサポーターが馬鹿騒ぎしている赤スポでは本当に珍しいんです。まるでエアポケットのような一瞬でした。

 この局面では、モッチーには背後のFWの動きは視野に入りません。分かっていたらGKに任せようとはしなかったでしょう。「マノン!」でも「背負ってる!」でも「セーフティ!」でも、何でもいいから、周りが一声かければ、何事も起きない程度の局面でしかなかったはずです。

 それと後半、原田の横パスがカットされて同点に追いつかれたシーンですが、DFラインで横パスをカットされ、その後自分の背後から出てきた相手にボールを奪われて失点まで持って行かれたという結果だけを見れば、確かに原田のミスではあります。

 しかしこれを「個人のミス」として責任を一人に帰すべきではないでしょう。また同様に、「キリカエ!キリカエ!」とおなじみの呪文を唱えて問題点を放置してしまっても、成長には繋がりません。

 原田がボールを持った時、どれだけ味方がパスコースに顔を出してやれていたのか。

 原田にもっと安全な選択もあることを教えてやれていたのか。

 そこを省みてやる必要があるはずです。

 まず築からリターンを受けると、原田はボールをトラップしつつ周囲の状況を視認します。

 サイドに開いていく満城は見えますが、やや遠いか。築へのリターンは#17に切られていますし、#4がすぐに寄せに来そうなので苦しいパスになりそうです。

 そこで原田は切り返して逆サイドへの展開を試みます。切り返した瞬間に逆サイドでフリーの稲見が見えたはずです。

 このあと視線をボールに向けてドリブルします。

 パスを出す瞬間も視線は下。

 そのため、周囲の状況把握が更新されておらず、一瞬前のもののままになってしまっていて、パスコースを切ろうとして動いてくる#9の動きが認識できていません。原田がパスを出して顔上げた時、#9が目の前にいてきっと血の気が引いたことでしょう。さらに背後に置いてきた#17番が死角から飛び出してます。

 原田が初めに築からリターンを受けて、切り返してドリブルに入る間に、モッチーは原田の斜め後のフォローポジションを取るために動いていましたが、他の周りの選手は割と棒立ちになってしまっています。

 もっとマークを剥がしてパスを受けてやれるように動いてあげないと。

 ここでは田熊君がもう少し落ちて、受けに行ってやってもいいかも。田熊君も本職はサイドバックだから、同じサイドバックとして、ここは助けに来て欲しいのも察してやってほしいところ。

 そしてモッチーやホリケンは「下げてもいいぞ!」と原田に声をかけてやって、新しい情報を入れてやっていたかどうか。

 ここで再び第二次世界大戦における偉大な撃墜王の言葉を引用しましょう。

 「僚機を失った者は戦術的に負けている」

 これぞエースの中のエース、352機を撃墜したドイツ空軍のエーリヒ・ハルトマンの言葉です。彼は1405回の出撃の中で、一度も戦友を戦死させることはありませんでした。

 たとえ近くにいたとしても、連携が取れず、「チーム」として協力を実現できていなければ、孤立して一人で戦っているのと同じです。それはですでに「戦術的に負けている」のです。

 そして事故というのは往々にして「・・・だろう」という楽観的な予測に基づいて行動してしまう時に発生します。いわゆる「だろう運転」ですね。それに対して事故を防止するために重要なのが「かもしれない」という予測を持つことです。こうした予測に基づいてポジショニングを修正したり、味方にコーチングをかけたり、といった本当にごくごく基本的なことをもう一度改めて徹底することが、今後より実力のあるチームとの対戦が続リーグ戦では求められるはずです。何と言っても「サッカーはミスが9割」のスポーツなんですから。

 いや〜、対戦相手が第一三共だっただけに、いい“薬”になりましたねぇ(ドヤッ)

 って、全然面白くねーよ!

 とにかく、ホント、勝てて良かったよ・・・


2015年6月2日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@新 日本人が知っておくべきSPERIO城北の3大ゾーンDF崩し

カテゴリー: - yamaneko @ 22時32分58秒

 前回のエントリでは何だか相手チームのことばっかり褒めてしまったので、今日はあらためて城北のいいプレーに注目していこうと思います。

 前回、割と「組織」 vs 「個の力」のような筋立てで記事を書いたのですが、城北が「組織」として相手の守備を崩せてなかった、という訳では決してありません。

 特に、後半の立ち上がりに3回のチャンスを立て続けに作った場面では、効果的な4-4-2ゾーンディフェンス崩しを行うことができていました。それをご覧いただきたいのです。(ダイジェスト動画だと3:35あたりからになります。)

 相手のフォーメーションがどうであろうと、最優先に攻略すべきスペースはDFラインの裏のスペースです。そして次がいわゆるDFラインとMFのラインの間、いわゆる「バイタルエリア」ですね。ただ当然ここは相手も注意深くケアしてますから、ここにいきなりボールを入れるのはなかなか難しい。

 そこで有効に使いたいのが

 機FWとMFの間。

 供SHとCHの間。

 ということになります。(本当はDFラインの裏、というのも細分化していくべきなのですが、今回は割愛)

■その1 後半1分:「間受け」

 画像の場面は、左サイドの小林築が原田にボールを戻し、さらにモッチーまで戻ってきたところです。

 相手の守備網のスライドが間に合わず、田熊が中央でフリーになっています。まずこれが≪帰笋FWとMFの間のスペースです。

 相手FWの守備への献身性にもよりますが、ここでは比較的楽にボールを保持できます。城北では成岡がボールを捌くことが多い場所ですね。

 このスペースを経由してボールをサイドに散らし、相手の守備のブロックをスライドさせていく。これをくり返せば相手は相当走らされることになって消耗しますし、スライドが追いつかないと、ゾーンDFの編み目が緩くなり、使えるスペースが広がってくることも期待できるでしょう。

 さて田熊がボールを持ったところで相手のCHが1枚田熊に寄せてきます。これはゾーンディフェンスのセオリー通りの動き。ただNTT DATAの4枚のMFはやや直線的になってしまっており、斜め後のフォローポジションには若干つくことができていません。

 そしてここで田熊はモッチーからのボールを遠い方の足でトラップ、体を使ってボールを相手から隠しながらターンして、前を向くことに成功します。ここで前を向けるのは実に大きいです。先ほど述べたとおり、MFのラインが直線的になっていて「深さ」がないため、ここで一人剥がされるとNTT DATAには<二の矢>がありません。前方にはがら空きのバイタルエリア。

 そして前を向いた田熊は即座にサイドに開いたヨネに展開。これは体の向きからも自然なプレーですし、何よりスピーディです。ヨネは稲見とワンツーから縦に突破。横(右)→横(左)→縦と矢継ぎ早にボールを動かして、相手のDFを大きく揺さぶっていきます。

 この時、稲見が使ったポジションが≪侠笋SHとCHの間、ということになります。ここで起点を作れれば、DFラインの裏のスペースの攻略まであと一歩、チェックメイトです。これがいわゆる「間受け」。ゾーンDFを破るために重要なポジショニングです。

 稲見の周囲のスペースが非常に広くなっているのがおわかりかと思いますが、田熊がマークを剥がしてフリーで前向いたもんだから、DFはラインを上げられないんですね。「ボールホルダーにプレスがかかっていない時はラインを下げる」、というのはゾーンDFの基本です。だからラインを押し上げてスペースを小さくすることができません。

 しかも、田熊がターンして顔を上げた時、稲見は右のヨネに向けて指をさしていて、自分は一番近いDFから数歩、離れる予備動作を入れてます。これで完全に4人のDFが構成する四角形の中でヨネからのボールを受けられる位置についたわけです。

 つまり私が強く訴えたいのは、「亮太はたまたまそこにいたわけではなく、しっかり意図的に有効なポジショニングを実現していたのだ」ということなのです。

 中央では小池がDFの背後を狙って視野から消える予備動作を開始しています。ヨネは相手DFに対処する余裕を与えず、ダイレクトでアーリークロスを中央へ入れました。これもいい判断です。小池はフリーでヘッダーを打ちますが、枠を捉えられませんでした。

■その2 後半3分:「縦パス」と「ギャップ」の活用

 中郷が前線に送ったフィードをNTT DATAのCBが跳ねかえして城北陣内まで戻ってきます。画像は、このボールをヨネが自陣から前線の小池にダイレクトでクサビを入れようとしているところです。

 さりげないプレーに見えますが、ヨネのビルドアップのセンスはさすがです。これで中盤の守備者は全員置き去りになりました。ゾーンDFが敷く守備の網を突破する上で、やはり縦パスは不可欠です。

 さらにこのクサビを受ける小池の動きが実にいい。

 少し自陣方向に降りながら受けるのですが、この動きにマーカーが付いてきます。というか、DFラインの前、つまりバイタルエリアで自由にクサビを受けるのを放っておくわけにはいきませんから、付いていかざるを得ないのです。

 すると当然DFラインにギャップが生じることになります。本来、DFが一枚前に釣り出された時には、周囲の選手が中に絞ってカバーに入らないといけないのですが、ヨネのパスの展開が早すぎて、その動きが間に合っていません。この裏のスペースを狙って満城が走り出そうとしています。

 さらに、小池はこのボールをフリックで後ろのスペースに流します。ゾーンで守るDFラインには必ずこうしたギャップができることを見越した素晴らしい判断です。満城は左サイドの築にパスを出して築がシュート。これは枠を外れましたが、素晴らしい速攻です。

■その3 後半4分:「フリック」

 画像は築のシュートが外れ、相手のGKからリスタートした場面。ゴールキックをモッチーがヘディングで前にはじき返そうとしているところです。

 ちなみにこの場面では、城北のDFラインは理想的な3-1のカバーリングを行うことができています。このクリアボールがバイタルエリアにいる小池まで通ります。

 クリアを単なるはね返しで終わらせず、味方に繋いだモッチーも素晴らしいのですが、やはり小池の事前のポジショニングも素晴らしい。動画で確認すると、GKがキックの助走に入った時に、数歩動いてしっかりバイタルエリアの中央にポジションを移しているのです(この時満城が前線に張ってDFラインを牽制してくれているので、小池が浮いた位置を取ることができている)。そしてこのボールを再びフリックして成岡に流します。

  「縦のスピード」を強調するハリルジャパンもフリックやスルーを多様する傾向があることからもわかるように、フリックは攻撃スピードを加速させることを可能にします。これは敵の守備陣形が整う前に攻撃を完遂するための、非常に有効な武器だといえるでしょう。

 ちなみに、ゾーンディフェンスを崩す上でのフリックの重要性について、サッカーライターの西部謙司さんが次のように解説しておられます。

 ・・・なぜフリックが決定的かというと、ゾーン攻略の定石である「間につなぐ」は諸刃の剣だからだ。確かにゾーンには隙間が生じやすく、そこへつなげば守備のズレとスペースが生じやすい。しかし一方で、守備側はボールを受けた選手を囲い込んでの奪取を狙っているのだ。「間へつなぐ」は肉を切らせて骨を断つ攻め方で、守備の網が収縮しきる前にボールを逃がさなければ、文字どおり網に絡め取られてしまう。(中略)
 ゾーンの隙間にパスを入れても、普通に止めてパスをするだけではカットされる危険も大きい。攻略の定石となっている「間へつなぐ」パスワークで、フリックは非常に重要なテクニックになっている。
(西部謙司,『サッカーで大事なことは、すべてゲームの中にある』14p,出版芸術社,H25)

 この場面などまさしく、ワントラップしてボールをコントロールしようとすると周囲のDFに囲まれてボールを奪われる危険も大きくなります。ですから、ここでのフリックの判断はやはり適切だし、何と言っても、このプレーでバイタルエリアで前を向いている成岡にボールを渡すことに成功したわけです。

 ここでNTT DATAのCBは、ボールがフリックによって斜めに動いたこと、そして満城が一度外に向かって抜けようとする予備動作を入れたことで、意識と体重を外に向けざるを得ませんでした。いわゆる「矢印が出てる」状態になっています。それを見越して成岡はその背後にスルーパスを通すのです。相変わらずドSですね。

 ボールはコロコロとゆっくり転がっているのに、DFは体重移動に時間がかかり、このボールをカットすることができません。その後は満城がGKと一対一となりシュート、しかしこれは惜しくもクロスバーに当たってしまいます。

 と、スペリオ城北は実に効果的、かつ組織的に相手の守備を破ることに成功していたのだと、有権者の皆様に、強く訴えたいのであります。

* * * * 

 ただ・・・

 こんだけチャンス作ったんならちゃんと決めなきゃダメじゃない!!(byマツコデラックス)

* * * *

 とはいえ、成岡のFKは別として、相手の攻守の切り替えの瞬間を付いた田熊の2点目、満城の引き起こすパルプンテな出来事から生まれた3点目&4点目、築がFKを素早くリスタートして、相手に準備する余裕を与えなかった5点目、組織で守る相手を崩すには、

 「ピッチ上に組織が想定してないカオスを作り出す」

 という4つめの手段がとても重要、ということになるんでしょうね。

 尻切れトンボになっちゃいましたが、このへんで。

 
 

 

 


2015年6月1日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@NTT DATA FC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 19時12分49秒

 全13試合を戦うリーグ戦もすでに4試合を消化し、いよいよ中盤戦にさしかかってくることになりました。このあたりからは実力中位のクラブとの対戦になってきます。

 今節の対戦相手はNTT DATA FCさん。昨年は2部1ブロックに所属し、3勝5敗5分けの7位という成績でフィニッシュしています。13得点という数字はブロック最少ながらも、19失点という堅守(ブロック中5位)で、しぶとく勝ち点を拾ってこの成績を残してきたようです。

 ですが、前節に行われたアローレはちきたの対戦では何と7失点を喫しての大敗。こうなってくるとNTTさん、一体守備が固いのかユルいのか、よくわかんなくなってきちゃいますね・・・。

 両チームのスターティングフォーメーションは以下の通り。NTT DATAも4-4-2の配置のようで、マッチアップでズレが生じる場所はありません。

 磯部が3ヶ月チームを離れることになり、長澤が肩を負傷中ということで、FWの先発がどうなるかが大注目だったのは前回のブログでも書きましたが、吉見監督は満城&小池というフレッシュな二人を送り込んできました。

 小池選手はこれがSPERIO城北での公式戦初出場となります。そして前回の出場では右SBに入っていた田熊ですが、今節はCHでの出場。

【2015】SPERIO城北− NTT DATA FC【TSL-5】

 城北は序盤の早い時間にいくつかあった決定機をモノにすることができず、ここを何とかしのいだことでNTT DATAが落ち着きを取り戻してくると、試合は膠着した展開を見せるようになりました。この膠着の要因は、NTT DATAの4-4-2ゾーンによる守備組織が非常に効果的に整備されていた点にありました。チャレンジ&カバーがよく遂行されていて、城北の攻撃をアタッキングサードで詰まらせることに成功していました。

 感心した場面はいくつもありましたが、たとえばこの場面。前半20分ほどです。

 右サイドで田熊がボールをインターセプトしたところ。
 この時、ボールサイドのSBはセオリー通りに高い位置をとっているとともに、NTT#10がしっかりCHの斜め後、フォローポジションを取っている点がいい。

 そしてこのSBと#10が早めに田熊に寄せてきます。

 中央へのパスコースが消され、サイドも切られているので、田熊は逆サイドへの展開を余儀なくされます。

 この場面は稲見にボールが渡ったところ(この時間帯では小林と稲見がポジションを入れ替えていて、稲見が左にいる)。

 大きなサイドチェンジが効を奏し、左サイドには大きなスペースが広がっており、そこをめがけて原田がオーバーラップをしかけようとしています。

 稲見はシンプルに原田にボールをあずけますが、NTTの横へのスライドが非常に早く、原田はサイドで詰まることになります。

 この場面、サイドで詰まった原田が一旦稲見にボールを戻すところです。

 NTT DATAとしては、サイドチェンジは許しましたが、城北がそれに要した時間を使ってここまで守備陣形を立て直しているわけです。DFラインも果敢に高い。しかし、田熊に寄せていた#10はその後転倒したりしていたので、まだふさぎ切れていないスペースが残っていて、成岡がそのスペースを狙って動きだしています。

 しかし#10が何とかこのスペースに戻ってくることに成功。それによって完成したのは・・・

 まさに4-4-2ゾーンディフェンスの理想型!

 成岡に対して#10が厳しく当たりにいったことでさすがの成岡も有効なプレーをすることができず、結局、NTT#7がボールを回収することになりました。これだけしっかりと高い守備意識で組織を作られると、はやりそう簡単には崩せないのですね。これが「セオリー」の力というものなのでしょう。いやあ、いいチームだよNTT DATA。ディシプリンの高いチームです。

 参考動画:【図解】4-4-2・ゾーンディフェンスのケーススタディ【サッカー】

 ・・・たぶん、この20分くらいまでの時間って、序盤の決定的な場面もしのいだし、守備が機能しだして相手にも決して自由にはやらせていないし、遠目からとは言え何本かシュートも打てているしで、NTT DATAの選手たちはきっと「十分にやれている」という感触をつかみ始めていたのではないかと思うのですよ。

 しかし、そこで出てくるのがこの男。

 成岡宏亮。

 FKならもうゾーンディフェンスも何もあったもんじゃない。枠を外れるんじゃないかという高さから急激に曲がって落ちてきます。すげぇ。ただひたすら、すげぇ。 相手からしたら理不尽とさえ言える一撃。ただ敢えて言うなら、壁2枚は少なすぎたかもね・・・(にしてもこの壁近くないすっか?)。

 その直後、全体が攻撃に移ろうという最悪のタイミングで米口に高い位置でボールをカットされ、中盤の底から前線に飛び出してきた田熊を捉まえきれず、立て続けに2失点目を喫するNTT DATA。

 さらに満城が頭でそらしたボールに自分で追いつくという「一人でポストプレー」から独走。ただ満城のファーストタッチは完全に大きすぎて、飛び出したGKが十分に処理できそうだったのですが、GKのクリアボールが味方DFに当たって満城の前にこぼれるというアンビリーバブル発生。これを満城が押し込んで3点目。

 城北のこの2つのゴールは、どちらもクリアしようとしたボールが城北の選手の目の前に落ちてくるという、かなり運の要素の強いもので、NTT DATAとしたら「どうしてこうなった!?」という失点だったろうと思います。

 ただ一方で、2点目はゾーンの隙間に巧みに入り込んで突破する田熊の戦術的センス、そして3点目は満城の尋常ならざるスピードという個人の能力があってこそ実現できた状況であったことも確かで、組織を破る「個の力」というものを感じさせられた試合でありました。そして、やはりこのチームの守備を打ち破って7点取ってるアローレはちきたの「個の力」というものも、十分な警戒が必要、ということになります。

* * * *

 小池や田熊のなど新加入選手のパフォーマンスについて、それぞれもっと触れていきたいのですが、すでに十分長い文章になってるし、ちょっと時間がありませんので、今日はこの辺で。どうもすみません。


2015年5月19日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@タイガーサッカークラブ戦

カテゴリー: - yamaneko @ 19時15分14秒

 SPERIO城北、今節の対戦相手はタイガーサッカークラブさんです。このクラブは2008年に城北が3部で優勝を争った相手。その時の試合レポはこちらです。

 勝手に「ランシールズ戦記」 クライマックス!(2008/10/12)

 これ読むと、結果としては勝ったものの、試合内容では相当押されていたのがわかります。正直、2部で再び相まみえることになろうとは思いもしなったのですがね。それは相手も同じかも。それにしても7年も前の文章を読むのは恥ずかしいですなw

 さて、例によって今日も相手の情報はほとんどありません。スターティングフォーメーションは4-5-1っぽい感じでしたね。

 一方城北のフォーメーションは慣れ親しんだ4-4-2。しかしメンバーは大きく変えてきました。ポジションをめぐるチーム内競争が激しくなっているのが如実に伝わってきます。

 スターティングメンバーに長澤の名前がありませんが、何と休日のフットサルで肩を脱臼したとのこと。競り合いの多いポジションだけに脱臼がクセになるといけませんから、ここはしっかり治してもらいたいことろです。というわけでこの日は磯部と、前節で城北加入後の記念すべき初ゴールを挙げた満城が前線でコンビを組みます。

 さて試合のおおまかな流れは例によって動画でご確認いただくとして、いろいろとプレーのディテールに注目していきたいと思います。

 相手は4-5-1のワントップですから、普通にしてるだけでもDFラインは数的優位です。しかもFWの#17番は割とボールを追ってくるけれども、トップ下の#10がそんなに積極的にプレスをかけてこないので、城北のDFラインでのボールまわしは安定してました。それに成岡やキズ(小林築選手ね)が折良く加わってくるのでここでの優位は盤石でした。

 で、城北の最終ラインへのプレスを放棄するとモッチーの高精度のフィードがばんばん飛んでくることになります。先制点の起点となったのもこれでした。モッチーからヨネへの正確なサイドチェンジパスです。特にこの場面、城北陣内でのスローインからのリスタートでしたから、相手はスタートポジションでセットした状態になっていて、よけいにプレスにこられなかった。

 ヨネにボールが出るのを見計らって稲見が右サイドタッチラインまで大きく開いて幅をとります。

 その動きに左SB#4が引っ張られていったので、#22との間のスペースが大きくなりました。ヨネは前方の稲見にパスをつける。#4と#22の間にできた大きなスペース目指して磯部が#22の背後の死角から一気にスプリント。磯部は本当にこういうスペースを見つけて使うのが上手い。

 急に磯部に前に出られたので#22もスピードを上げて追走しますが、磯部のポストプレーを妨げるにはいたらない。

 磯部は稲見から受けたパスをワンタッチでヨネに落とし、ヨネもワンタッチでDFラインの裏にスルーパスを通す。この辺のパスセンスはまさにヨネの真骨頂。

 このポストプレーで局面に絡んでいたタイガーの4人のDFは全員ボールに目が行ってしまった。

 パスアンドゴーで#4の背後を走り抜ける亮太。#4も追走するがボールを見ていた分だけスタートが遅れているため、すでにトップスピードに乗っている亮太に追いつけない。

 亮太はゴール前にキーパーとDFがともに触れない絶妙な精度のグラウンダーのクロスを送る。ゴール前では満城がDFの背後からギャップに抜け出して見事に合わせてゴール!

 とまあ、プレーに絡んだ選手がそれぞれの良さを存分に発揮した先制点でありました。

* * * * *

 続いて2点目。ここでもモッチーのフィード能力の高さが光りました。

 相手ボールのスローインからのリスタート。城北左サイドから入れられたボールを#10が中でフリック。このボールをモッチーがインターセプトするやいなや、即座にズバッと縦パスを磯部まで通します。

 パスコースに顔を出した磯部もまたエライ!

 磯部はワンタッチで成岡に落とす。そして成岡のファーストタッチがまた絶妙。DFの足の届かないところに置いてスライディングもかわすと、開けた局面は4対2。

 ここで成岡に前向かれたらかなりヤバいです。岡田、満城、磯部がDFラインの裏をめがけて一気に動き出す。

 しかし成岡には#5がマークについて最も危険な中央へのパスを防ぎにくる。そこで成岡が選択したのは大外をフリーで駆け上がってくる稲見。

 この辺の視野の広さがさすがの成岡。しかも、ここで大きくサイドを変えたことは、PA内に人数を揃える時間を作る効果もありました。稲見のトラップはやや大きくなってDFに対応されましたが、こぼれ球を満城が押し込み2点目。

 これを7点分やってるといつまでたっても終わらないのでこの辺にしておきますが、特筆したいのは磯部のチャンスメイクへの貢献です。

 この試合では得点こそ決められなかったものの、いかに磯部の気の利いた動きが城北の攻撃を活性化しているかおわかりいただけたでしょう。

 さらに言うと、今年の城北はセットプレー、特にショートコーナーからの得点が多いんですが、これもキッカーと磯部のコンビネーションだったりします。2節のJGFC戦の2点目、3節のC.A.REAL.TOKYO戦の2点目、そしてこの試合の4点目です。実は全部磯部がからんでます。ラストパスの一つ前、二つ前で決定的な場面を作るお膳立てをしていたのが今季の磯部なのです。

 その磯部ですが、この試合をもってモンテネグロに移籍・・・ではなく(笑)、教育実習など学業のために3ヶ月間チームを離れることとなりました。どうかそちらも存分に頑張って9月には元気に帰ってきて下さい。その頃にはきっと優勝争いの真っ最中のはずですから、かならず磯部君の力が必要になります。待ってますよ〜。いろいろ忙しいとは思いますが、どうかコンディションをあんまり落とさないでほしいかも。

 というワケで、昨シーズンから爆発的な破壊力でゴールを量産してきた長澤&磯部のツートップは、磯部の学業専念と長澤の負傷離脱のためしばらくおあずけ、ということになってしまいました。この試合で見事にハットトリックを達成した満城は、十分今後の目処が立ったと言えますが、さて相方をどうするか・・・。

 私としては今年の新加入選手で、地元赤羽岩淵中出身にして、高校サッカーの強豪校・実践学園で9番を背負っていた小池将史選手のプレーをぜひ見てみたいところですが、同じく新加入の関川直希選手、そしてこの人を忘れちゃいけない、チーム最年長の山本勉選手も当然ポジションを虎視眈々と狙っていることでしょう。磯部と似たようなチャンスメイクの役割を期待するなら、西松を前で使ってみるのも面白い気もします。今後、吉見監督がどういう選択をしてくるか大いに注目です。

 いや〜、書きたいことが多くて困る。岡田選手の移籍後初ゴールはDFの動きに冷静に対応した実にいいシュートだったですし、稲畑のサイドバックの守備の固さはリリアン・テュラムみたい(古いかw)だし、成岡は・・・もうとにかく 「 The 成岡 」 だしw

 そんな中でも、やっぱり一番「おめでとう」を伝えたいのはホリケンでしょう。

 膝の大きな故障で2年ちかくプレーできなかったホリケン。今シーズンようやくプレーできるようになって、途中出場や練習試合で体力・筋力を回復させながら、ついにスタメンに帰ってきてくれました。
 相手のクサビを潰しにいく出足の速さ、寄せの厳しさを見るにつけ、今日の試合にかけるホリケンの意気込みがビリビリと伝わってきました。特にすごかったのはこのシーン。

 GKの右SBへのスローからゆっくり左へとボールを動かすタイガーSC。磯部の前プレがかわされ、その後はポジションが崩れているので間合いをはかる城北。タイガー左SBがCHにパスを付けようとした、その瞬間・・・

 ん・・・?

( ゚ Д゚)?

 どしゃああーーーっ!

 FWやトップ下にボールが入ったてんならともかく、CHですからね・・・これは相手からしたらタマらんでしょう。自陣の、しかもセンターサークルより前ですよあーた。これじゃビルドアップどころじゃないw

 ピンチの“芽を摘む”どころか、“種から掘り返す”ようなタックルです。まさに鬼気迫るものがあります。

 伝わった、伝わったぞ! ホリケン!! 本当にお帰り!

 注記:もう一度よく映像見直したら、タックル受けてたのは#12で、#10と交代してFWに入った選手でした。同じ時間にCHの#24も#33と交代していたのに加えて、ボールを受けた位置が位置だっただけに勘違いしちゃったテヘペロ。


2015年4月28日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@3度目のC.A.REAL.TOKYO戦

カテゴリー: - yamaneko @ 03時32分15秒

 2試合で16得点と攻撃陣が絶賛炸裂中のSPERIO城北。第3節はホーム赤スポに戻ってC.A.REAL.TOKYO(以下CART)さんとの対戦です。

 城北がこのクラブと対戦するのは3度目になるのですが、過去2回の対戦では1-0、2-0と勝利こそ挙げているものの、相手のペースをなかなか崩せず苦労させられた印象が強いです。特に2010年6月の対戦では、CARTクラブ代表でもある元Jリーガー中西哲生氏がCBでフル参戦。その堅陣をようやくこじ開けることができたのは後半32分、サッカー解説者が南アフリカでワールドカップ真っ最中だっつーのに何やってんだ! と夜空に叫んだのもいい思い出です(笑)

 で、このCARTさんですが、2部に所属している年数は相当なものになりますが、クラブの公式サイトなどもなく非常に情報が少ない。“降格のピンチになると突然元Jが参戦してきて戦闘力が上がる”などとまことしやかに噂されたりもするのですが、現在のメンバーなどの詳しい情報はまるでわかりません。

 しかしその中でも警戒したいのは、昨年の2部1ブロックの得点王に輝いている畑中俊逸選手(10得点)でしょう。この選手は以前は奈良クラブやFC大阪に所属していたことがあるようなので、地域リーグクラスの実力者です。(4/28追記:畑中選手は今年からHBO東京に移籍していました。)

 加えて、かつては湘南ベルマーレに所属していた平野敦士選手が昨年6得点を挙げており、この選手にも大いに注意したいところなのですが、とにかく顔も背番号もわかりません・・・

 あ、そうそう、この人は中西哲生氏の元奥さん、原史奈さんのBLOGにも名前が出ていたりするので、おそらくご本人で間違いないでしょう。ネットでこんなことばかり延々調べていると、なんだか自分がまるでネットストーカーになったような気分がしてきますw

 ともかく、スキルの高い選手が多いですが、過去の対戦から言って決して運動量のあるチームではありません。おそらく守備を固めてカウンターを狙ってくることは確実なので、まずは先制点をしっかり決めて試合を落ち着かせ、得点源である畑中選手に対してはボールの出所をしっかり抑えて前線で孤立させる――という方向でいきたいものです。

* * * *

第49回東京都社会人サッカーリーグ
2部3ブロック 第3節
2015/4/26 19:00 KICK OFF
SPERIO城北 - C.A.REAL.TOKYO
北区赤羽スポーツの森公園競技場

 この試合での城北の先発メンバーは以下の通りとなっています。

この試合では、城北・吉見監督は右SBに田熊、右SHに満城という二人の新加入選手を先発させてきました。右サイド二人がいきなり新顔となったわけですが、この二人は帝京大学の同期生で、二人ともサッカー部で長い時間プレーしてきた間柄。お互いのプレーや呼吸というものは十分に理解できていると思います。あとは周囲とどう連携できるか、というところを観てみたいですね。

 対するCARTは3-5-2。特にCBはセンターが一枚リベロのように後方で余る感じ。城北は両SBがフリーになれますから、サイドでの数的優位を活かして攻めていきたいところですが、相手はサイドはある程度あきらめて3枚のCBを中心にとにかく中を固めてしまおうという心算かもしれません。先ほども書きましたが、ここで詰まってカウンター一発、というシナリオだけは避けなくてはいけません。

試合の展開は、今日はちょっと時間がないのでマッチレポートは省略させていただいて、映像でご確認いただければ幸いです。

SPERIO城北 6 - 0 C.A.REAL.TOKYO

【得点者】
磯部 ‘20
望月 ‘36
長澤 ‘48 ‘56
成岡 ‘63
満城 ‘76

【アシスト】
磯部2 成岡1 渡邉1 田熊1 上田1

* * * *

 終わってみれば6-0と大差のついたゲームとなりましたが、ここまでの2試合が8点とっての勝利だっただけに、これがあんまり「大差」に見えてこなくなるのが東京都リーグ2部のオソロシイところw 開始早々にゴール前正面で相手にフリーでヘディングを許した時はさすがに肝を冷やしましたが、あれがキーパー正面でホント良かった。
 その後は相手にほとんどチャンスらしいチャンスを作らせず、ここまでの2試合よりも得点数こそ少ないですが、内容的には一番いいゲームだったように思います。特に守備の嵌まり方がよかったですね。磯部、長澤のFWは献身的にコースを限定してくれるので後ろのプレスが連動しやすいし、プレスバックしてボールホルダーを挟み込みにいってくれるので、高い位置でのボール奪取も多くなります。
 クサビのボールには上田やモッチーが狙いを定めて厳しく潰しにいくシーンがよく目につきましたし、小林築選手が全体のバランスをよく見て実にいいところにポジションを取ってくれていたので、効率的にセカンドボールを回収することができていました。それを非常によく表していたのはやはり先制点のシーンでしょう。この試合で私のお気に入りのシーンでもあります。

1.前線でロストしたボールを築が的確なセーフティープレーヤーのポジショニングで拾う。


2.寄せてきた相手DFはサイドへのパスを警戒してそちらに向けて勢いがついている。それを見越して中央へカットイン。左足アウトサイドでの持ち出し一発でCHの#21を無効化。


3.前方のスペースに向かって運ぶドリブル。トップ下の#8を食いつかせてから・・・


4.再び左足アウトサイドでフォローに入った成岡にパス。この瞬間、#12のCHだけでなく何と#20のFWまでDFラインに入って7人が横一列になっている。#20は田熊の動きで引っ張られたか? というわけで成岡のチェックにこられる枚数はすでにない。パスを受ける前に悠然と前線の状況を確認する成岡。


5.成岡にボールが渡る瞬間を見計らって城北の二人のFWにスイッチが入る。築はドリブルの際の推進力を殺さずにDFラインのギャップに向かって飛び込んでいく。(さりげなく成岡をフォローできるポジションに入っている満城がいい仕事してる)


6.オラ行ってこい(ドS)


7.ガウガウガウッ! 襲い掛かる城北の猟犬たち。DFはすでに後ろ向きでゴールはむき出し。最終的には磯部が蹴り込んでゴール。

 築はセカンドボールを拾った後にスペースをみつけると、すーっとなめらかに滑るようなドリブルでボールを運んでくれるのですが、この「運ぶ」ドリブルが実に良く効きます。やっぱり相手が寄ってきますから、それだけ相手を崩せます。そして相手をしっかり引き付けてから「ふっ」と離す。離したらドリブルのスピードを殺さずにパスアンドゴーで前線に向かってスプリント! おじさんちょっとシビレました。・・・お願いだから7月でモンテネグロに行くとか言い出さないでくださいね、いや割とマジで。

 あと本日初スタメンの田熊選手もよかったですねー。ヨネはどちらかと言うとインサイドハーフ的に中盤に入ってきてパス交換に参加していくタイプなのですが、田熊選手はいわば“右サイドの原田”ですね。ドリブルでの突破も見せてくれて、スタジアムを大いに湧かせました。そして満城選手も初出場初ゴールのインパクト。二人とも上々のデビュー戦だったと言っていいでしょう。チーム内での競争の活発化はチームの力を伸ばす最高の薬ですから、素晴らしい新戦力の加入はうれしい限りです。

 次の試合は3週間ほど間隔があいてしまいますが、その間には練習試合もすでに予定されているようで、さらに一皮むけた姿が見られることを期待しています!


2015年4月13日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@アウェイだよJGFC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 20時17分47秒

 みなさんこんにちは。2週間なんてあっという間ですね。SPERIO城北のリーグ第2戦のマッチリポートをお送りします。開幕戦では相手に先制を許しながらも、最終的には8-1という怒濤のゴールラッシュで見事なスタートダッシュを決めた城北。第2節の対戦相手はJGFCさんです。

■対戦相手が見えない怖さ

 JGFCさんは、昨年まで「上布田蹴球団」として活動していたクラブ。今年から新名称に改名したんだそうです。で、じゃあその「JG」って何なのよ? ってことになるんですが、これがどうも“実践学園”らしんですね。実践学園といえば東京都の高校サッカーではかなりの強豪校です。

 上布田蹴球団の昨年のリーグ戦での成績は2部3ブロックで12位というものであり、成績から順当に考えれば城北の優位はほぼ疑いのないところです。ですが、この改名にともなってどんな組織改編があったのか、メンバーの大きな入れ替えがあったのか、そもそもなんで校舎は中野区、グラウンドは眸にある実践学園と調布の上布田蹴球団が一緒になるの?? そこらあたりの情報がまったくつかめません。もし仮に、実践学園を卒業したての活きの良いメンバーがゴロゴロいるようなチームに生まれ変わっていたりしたら、去年のデータなどまったくあてにならないことになります。こういう相手の正体の掴めなさというのも、また都リーグのオソロシイところではあります。とは言え、心配ばかりしていても仕方がありません。ピッチに送り出された選手たちの力を信じるのみです。

 今節はスタートから4-5-1ではなく、慣れ親しんだ4-4-2フォーメーションを採用です。ツートップは昨シーズン二人で36得点を叩き出した長澤と磯部の最強タッグ。

 中盤の構成は左からシンペー、小林、成岡、岡田。前の試合では素晴らしいパスを何本も供給した小林選手。中盤の底で成岡ど組んだ時にどういう化学反応を見せてくれるのか、大いに楽しみです。

 DFラインはいつもの4人・・・と済ませてしまうのもカワイソウなのでちゃんと紹介しますw 左から原田、望月、上田、米口。そしてGKには前節欠場の中郷社長が復帰です。

 方や実践学園も4-4-2の配置で、多分こんな感じ。

では、試合を見てみましょう。

■MATCH REPORT

第49回東京都社会人サッカーリーグ
2部3ブロック 第2節
2015/4/12 18:10 KICK OFF
SPERIO城北 - JGFC
実践学園総合運動場

 キックオフ直後から積極的なプレスで相手に自由を与えず、ボールを奪うと成岡・小林を軸にしたボールを回しから縦パスやサイドへの展開をはかる城北。すると早くも前半4分、右サイドの米口から中央を経由して左サイドのシンペーまでボールを展開。シンペーがファーに送ったクロスを長澤がGKの至近距離でシュートを放ち、このリフレクトを磯部がきっちり詰めて城北が幸先よく先制点を奪う。続く6分には原田の積極的な仕掛けで左CKを獲得。ショートコーナーでのリスタートを磯部がPA内で受けてDFを振り切ってしてシュート、GKが一旦はセーブするも、このリフレクトを今度は長澤が押し込み追加点。前半16分には小林が中盤左サイドの密集を細かいパス交換で抜け出してループシュートを放つと、これがGKの頭上を抜いてネットを揺らし3点目。試合序盤で圧倒的な優位を作り上げた。

 城北がボールを支配する時間が長く、DFラインを押し上げられないJGFCはボールを奪ってからの素早いカウンターに活路を見いだそうとするが、城北の攻守の切り替えの早さと寄せの鋭さに有効な攻撃を繰り出せない。それでも前半23分、右SBの#2がDFラインの裏に送ったロビングのパスに#16が鋭く反応してGKとの1対1の場面を作り出したものの、ゴールマウスには今季初出場の中郷が立ちはだかる。ファーを狙ったシュートを身を投げ出してブロックすると、こぼれ球のシュートにも反応、さらに3度目のシュートはカバーに入った上田がブロックし、このピンチを切り抜けてみせる。すると前半35分には成岡がPAやや左の位置からFKを直接ネットに突き刺して4-0。GKが一歩も動けない完璧な弾道。城北が大きなリードを保って前半を終了した。

 後半に入っても城北のポゼッション優位は続き、JGFCは全員が自陣に押し込められるような展開が数分の間続いていたのだったが、後半7分、城北の守備に思わぬミスが生まれてしまう。右サイドでできたDFラインのギャップに侵入され、ファーサイドへのクロスを許すとJGFC#11がワントラップから強烈なシュート。しかし中郷がまたしても素晴らしい反応を見せてこの決定的なピンチを脱すると、ここからは長澤の一人舞台。立て続けに4つのゴールを叩き込む快刀乱麻の活躍を見せ、城北が8-0とさらに大きくリードを伸ばす。ロスタイムにはJGFCも意地を見せ、細かいパスワークと#7の切れのあるドリブルで中央を突破し1点を返したところでタイムアップ。城北は2試合続けて8得点という大量得点で勝利することに成功したのだった。

【得点者】
磯部 ‘4
長澤 ‘9 ‘50 ‘52 ‘62 ‘78
小林 ‘16
成岡 ‘35
JGFC#16 ‘80+

【アシスト】
渡邉2 磯部1 成岡1 西松1

■見所満載!

 いやー、楽しい試合でした。何から書こうか迷います。磯部の今季初ゴールに小林の冷静な状況判断と閃きが生んだゴラッソ、PK決めるのと大して変わらないテンションでFKを決めてしまう成岡、途中出場ながらもレベルの高い配球を見せる西松、トップフォームに近づきつつあるのを予感させるホリケン、献身的な上下動をくり返す両サイドバック、そして長澤の大爆発。長澤は2試合で6得点、開幕戦では後半からの出場でしたから、120分で6点取ったことになりますね。でも、長澤は昨シーズンも開幕からの2試合で5点取ってたりするので、アイツならきっと「こんなもん何でもないっすよ。これで普通っす。」と言い放つような気もしますがw

 そして同じく印象的だったのは再三の決定機で素晴らしいセービングを見せた中郷。さすがの安定感です。いや、別に「どっしり」してるとか「ずっしり」してるって意味じゃなくて本当の意味での安定感の話です。今日の城北のプレッシングは実に充実していて、試合のほとんどの時間で相手に主導権を渡すことがありませんでした。そこには後方から絶え間ないコーチングを続けた中郷の功績があったことに疑問の余地はありません。流経大在学中に城北に移籍してきた時って、確か19歳? くらいだったと思うんだけど、少年のようなあどけなさを表情に残していた中郷くんは、本当に「貫禄」のある大人のGKになりました・・・

 それにピッチサイドでの観戦はやはりとても楽しい。最近赤スポでの試合が多かったので、グラウンドレベルで見るのはなかなか久しぶりです。ですがこの景色こそまさに「都リーグ」って感じですね。コーチングの声、選手がピッチを駆け抜ける音、ボールがポストを叩く音。赤スポは客席とピッチが近い素晴らしいスタジアムですが、さすがにここまでは聞こえてこない。そんな中、ハーフタイムの城北ベンチからは吉見監督から選手への厳しい要求が聞こえてきます。とても4点のリードをつけて帰ってきたチームへのハーフタイムコメントとは思えないくらい。そして試合が終わった後、ATでの失点の場面をふりかえってDF陣に問題点を厳しく指摘する中郷の声。――大丈夫だ、このチームはまだまだ強くなれる。そんな思いを強くした試合でした。

■プレスとリスク

 さて最後になりますが、一応戦術のことについても一言。城北のプレスのデキがこの試合では実に良かったのは先に述べた通りですが、その要因として今日採用した4-4-2のフォーメーションがあったように思います。これは去年も書いたように思いますが、ポゼッションの際に、城北は両サイドのSHが中に絞って両SBを高い位置に進出させます。こうすることで中央には2FWと中に絞った2SHがいることになり、ゴール前やバイタル付近での密度を高め、さらにCHも一枚上がってくるので、都合7枚で相手を押し込めていくことになります。ボールをロストしてもこの枚数であっという間に囲い込みボールを奪回できますし、相手を敵陣に押し込んでいるのでセカンドボールの回収も容易。こうすることで試合の主導権を握り続けるわけです。
 そして両SHが中央に絞ることの利点は守備の局面だけでなく、攻撃においても大きいものがあります。相手のCBとSB、そしてCHの作る三角形の真ん中、その浮いたスペースでボールを受け、起点を作ることにつながるからです。このSHの浮くポジショニングに対してSBやCBを釣り出せればDFラインにFWが使えるスペースを作れますし、相手のCHが寄ってくれば、中央が緩んでFWに縦パスを入れるコースができます。どっちもついて来なければシンペーがそのまま前を向いて好き放題すればいいだけです。このスペースを使うことで相手DFを困難な選択に直面させることができるわけです。

 したがって問題は、ボールをロストした時にプレスがかからなかった時のリスク管理です。
 両SBを高い位置に上げる場合、CHが一枚DFラインに落ちて3バックを形成し、その前に1枚アンカーを置いて4枚で守る可変システムがとられることが多いですが、城北はここを2CB+1CHの3枚で守っている場合も多いわけです。2部の下位チームと当たる場合ならこれでもまあ概ね対応できているのが実際ですが、相手に応じて、また時間帯に応じてのリスク管理が必要になるでしょう。かといって、前に枚数があるからプレスの強度も保たれている訳ですから、単純に一枚後ろに下げる、というだけでは強みも失うことになる。したがって強みを活かしつつ弱点を克服するには、全体のコンパクトさを維持してラインを高く保つためにも前からのプレスを継続(――しかしあくまで効果的に。“走り回れ”と言っているわけじゃない)すること、そして予防的カバーリングを各選手が徹底してチーム全体でのプレスの連動性を高めること、それを80分の間続ける持久力とスピード、判断力を持続させること、そして球際の厳しさを求め続けること、ということになるでしょうか。まあこれが理想論なのは重々承知ですが。そしてもう一つ、「最善を尽くしてもやられる時もあるわい」という開き直りでしょうかw まあこれはどっちかというと観てる方の心構えみたいなもんですけど。(「その1失点が命取りになる」とか言ってた前回とずいぶん違うんじゃないかって? そんな昔のことは忘れたなフフフ)

 で、今回の試合では素晴らしいプレスの連動が見られたので、そのシーンちょっとご紹介しますね。

1.シンペーのクロスが流れて相手ボールになる。
2.攻め上がっていたCH西松がファーストディフェンダーとしてボールホルダーに寄せ、方向をサイドに限定させる。
3.右SB上田が(後半の交代でポジションをCBから移動している)素早く寄せて縦を切る。
4.同時に右SH岡田が寄せて中央を切る。これで前方のパスコースは#10へのものだけに限定できた。
5.ここにパスが出てくるが、事前にコースが限定できているので、CBのホリケンが出足よく寄せられた。同時にCH成岡も挟み込みに行っている。
6.最終的には成岡が奪って、西松、長澤とパス2本でゴールまで。

もう1つ。

1.モッチーから上田、上田から村上へとボールを回すが、村上は縦を切られ、中央の倉持を狙ったパスがインターセプトされる。
2.インターセプトした選手はそのままサイドに流れて右サイドで2対3の数的不利な状況を作られ、中央へのパスを許す。
3.サイドの救援にいこうとしていた倉持は急遽ターンして中央のボールホルダーに寄せ直し、ワンサイドカット。
4.西松は背中でJGFC#10へのパスコースを切りつつ危険な中央のスペースをケア。これで前方に出せるコースはセンターサークル付近の#11だけになる。
5.事前にパスコースが限定できているので、モッチーの潰しの寄せが早い。ここでボールを奪い切ることに成功。
6.倉持はそのまままっすぐ走ってモッチーの斜め後のカバーリングポジションに入っている。
7.モッチーは磯部に縦のクサビのパスを入れ、磯部から裏に抜け出す村上にパスが出て決定機。

 あー、いい守備だ。そして素晴らしいショートカウンターだ。動画観て一人でニヤニヤ悦に入るのは撮影者の特権!

 これは4-4-2のゾーンで守る上ではあくまで基本的な動きでしかないかもしれませんが、大事なのは当たり前のことを当たり前にし続けることであって、これをやり続けること以外にないわけで。これを続けつつ、さらに向上させていってもらいたいものです。また二つ目の動画では、中央でパス受けた選手がワントラップ入れてくれたから倉持の寄せが辛うじて間にあったけど、これをワンタッチで捌かれたらどうだったか。たとえば浮き球で西松の頭を越して#10を裏に走らせるようなパス。成岡ならできそうだし、磯部なら成岡がこの位置で受けそうになったら絶対に裏狙ってそうだよね・・・と、いろいろ考えられる場面。もちろん今回の相手はそういうアクションをとってはこなかったし、しっかりした守備ができたけど、さらに上の相手を想定していくことも必要かな、と、思ってしまうのでした。

 とにかく、素晴らしい試合でした! ほんとうにもっとたくさんの人に城北の試合を観てもらいたいです。みなさまどうぞ赤スポへお越し下さいませ<(_ _)>


2015年3月31日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル 2015シーズン開幕! 対ベイエリアFC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 17時00分53秒

 昨年は勝ち点、得失点差で並びながら、総得点の差わずかに1でブロック優勝と昇格を青梅FCにかっさらわれてしまったスペリオ城北――てな感じの“悔しさにじみ出す系”の書き出しも、これで一体何回目になるのでしょうかw 2009年の2部昇格から数えてすでに今年でなんと7シーズン目、臥薪嘗胆の年月が長すぎて、もう舌がバカになりかけたうえに薪の枕でもグーグー寝れちゃいそうになってる自分がコワイのですが、とにもかくにも、今シーズンこそは「優勝」ってやつを体験してみようじゃないですか。見たことのない景色を見に行こうじゃありませんか。今年もこれから数ヶ月、できる限りスペリオ城北の試合のレポートをお届けできればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

■うらやましい!「天然芝」グラウンドを持つ「ベイエリアFC」

 開幕戦の対戦相手は昨シーズン3部2ブロックを制して、2部陥落から1年で戻ってきたベイエリアFC。
 城北とは過去に一度だけ公式戦での対戦がありまして(2012年の2部カップ戦)、その時は3-0で城北が勝利しています。
 クラブの公式サイトはあるのですが、チームのメンバーリストなどの掲載がないので、選手層については詳しいところは分かりません。MIXIにはコミュニティも存在していて、そこには「JFL加入とJクラブと契約できる選手の育成を目指し2001年に東京都社会人リーグに新規加盟」との説明文がありました。占有的に利用可能な天然芝のグラウンド(with LED照明!)を活かして、キッズ、レディースから社会人まで、フルレンジのサッカークラブとして江東区を中心に活動、とのことです。
 ところでこの天然芝のグラウンドって、自治体の施設ではなくこのクラブの所有、なのでしょうか。過去にTOKYO FOOTBALLにて告知されていた選手募集を見ると、「クラブ専用の夜間照明付の天然芝サッカー場ベイエリア・グランドを有しており」とも書いてあって、そうだとするとこれはちょっとスゴイ。ただ写真を見る限りスタンドがないのは少し残念かなー。ですが、こうして各地に街のクラブができて、それぞれの地域に根を下ろしつつサッカー環境が向上していくのは間違いなく素晴らしいことです。東京を“フットボールの都”に成長させていくために、互いに大いに切磋琢磨してゆける相手だと思います。・・・何か今日は妙に四字熟語が多いなw

■城北は4-5-1を選択

 さて、この日の城北のスターティングメンバーは磯部をワントップにした4-5-1。
 中盤の構成はトップ下に成岡、左SHにシンペー、そして右SHには東京カップでもすでに出場経験のある新戦力の岡田、CHは稲畑とこれも新加入の小林築選手のコンビ。
 DFラインは左から原田、望月、上田、米口、GKには山野。4-5-1で試合に入るのはかなり久しぶりですね。新戦力がどこまでフィットしているか、注目したいと思います。

 対するベイエリアは中盤フラットの4-4-2・・・と見受けられました。多分こんな感じ。

  13  8  
10  6  9  4
3  5 11 14
   GK   

 では、試合をふりかえってみましょう。

■MATCH REPORT

第49回東京都社会人サッカーリーグ
2部3ブロック 第1節
2015/3/29 19:00 KICK OFF
SPERIO城北 - ベイエリアFC
北区赤羽スポーツの森公園競技場

 前半6分、PA前やや右の位置からFKをベイエリア#9に決められ、城北としては大いに苦しい立ち上がりとなった。しかしゴール左隅のあのコースにコントロールされたらもう相手を褒めるしかないだろう。
 試合序盤の城北は全体的に固さが目立ち、ボールを落ち着かせられない時間が続いた。ファーストタッチが大きくなって相手に寄せられてしまったり、パスがずれたりでゲームの主導権を握りきれない。そうこうしている前半10分、中盤でのパスミスからボールを失いカウンターを浴びる大ピンチを迎えたが、ここは山野が辛うじシュートをセーブし事なきを得る。ここで失点を重ねていたらゲームはさらに難しくなっていただろう。殊勲の好セーブであった。
 前半の潮目を変えたのは11分、小林が原田に送ったの左サイドへの大きなサイドチェンジパスだろうか。原田のクロスはゴール前のシンペーには合わなかったものの、これで城北はサイドの崩し方を思い出した様子。続く14分には望月が左に流れた磯部にロングフィード、磯部は的確にポストプレーをこなしてオーバーラップした原田に展開、原田は深くサイドをえぐってグラウンダーでマイナスのクロス。中央での岡田のシュートはGKにキャッチされたが、ようやく城北の攻撃がかたちになってきた。
 そして待望の同点ゴールが生まれたのは前半26分、11分のプレーの再現を見るような小林の素晴らしいサイドチェンジパスが原田に通り、原田はそのままPA内まで侵入。相手DFに寄せられながらもボールを保持して中央のスペースにボールを戻すと、そこに飛び込んできたのは成岡。右足アウトサイドでゴール右隅に流し込むビューティフルゴール。
 前半29分にはベイエリア#4にヒヤりとするロングシュートを打たれたが、枠をわずかに外れ、得点1-1で前半を終了。

 後半頭から城北は岡田に代えてベンチに温存していたエース長澤を投入。小林が右SHに回り、成岡がCHへとポジションを落として、慣れ親しんだ4-4-2に配置を変更した。
 後半4分、小林ののシュートのこぼれ球を成岡が押し込むが惜しくもオフサイドの判定。後半8分にも成岡のクロスから稲畑がシュートチャンスを掴むなど、城北に得点の気配が近づいてくる。成岡の効果的な左サイドへの展開からFKのチャンスを掴むと、後半10分、シンペーの蹴ったインスイングでゴールに向かってくるボールを望月が頭でゴール右隅に流し込み、ついに城北が逆転。
 そして後半20分には、右サイドでの競り合いから稲畑、磯部、長澤とシンプルにボールを回して左サイドのシンペーへ。シンペーはスライディングしてくるDFを一人かわす落ち着きを見せて、ニアサイドに強烈なシュートを突き刺した。この3点目で試合の大勢はほぼ決したと言えるだろう。ここからベイエリアの選手たちの運動量は目に見えて落ち始め、長澤(PK)、上田、成岡、原田、そしてシンペーがさらにもう一点を叩き込むゴールラッシュ、後半だけで7得点の猛攻を見せて、8-1で見事に開幕戦を勝利で飾ったのであった。

【2015】SPERIO城北−ベイエリアFC【TSL-1】

SPERIO城北 8 - 1 ベイエリアFC

得点者:
ベイエリアFC #9  ’6
成岡 ’25 ‘75
望月 ’50
渡邉 ’60 ‘80+
長澤 ’64
上田 ’74
原田 ’77

アシスト:
原田1 渡邉1 長澤1 磯部1 上田1

■後半のフォーメーション変更が呼び込んだ勝利

 これまでしばしば開幕戦はなかなかエンジンがかからず、どっちかというと苦手としてきた城北としては、8-1という結果は望外のもの。まずはこの素晴らしい勝利を成し遂げた選手たちには最大限の賛辞を送りたいですね。
 特に、後半長澤が入って4-4-2に移行してからは、長澤がDFラインを引きつけてくれるようになって、DFとMFのラインの間で楔のボールを受けたり、ギャップのスペースやDFライン裏に鋭く入り込むのを持ち味とする磯部の良さがより出せるようになりました。前半のように後方からライン裏にアバウトに入れたボールで走らせたり競らせたりするのでは磯部がちょっと気の毒かも。ツートップが積極的に敵SBの裏のスペースを狙ったり、サイドでの組み立てに参加できるようになって、前半はミドルサード付近で蓋をされることが多かったサイドでの展開もアタッキングサードまで侵入できるようになり、より危険なものになっていました。
 そしてやはり成岡はCHのやや下がり目の位置で悠然とボールを捌きつつ、前線に積極的に顔を出して攻撃に厚みを加えるのが効果的なようです。4-5-1の時の方が、まあ慣れていないせいもあるでしょうが、中盤全体がやや窮屈な(それでいてパスコースはあまりない)感じがしました。当然、これは相手の出足との関係もあるでしょうけど。
 あと特筆したいのは、前半の同点ゴールの際のシンペーのフリーラン。小林からパスが出そうな瞬間に中央にカットインして相手の右SBを引きつれていったので、サイドチェンジに対する右SBの対応を遅らせています。ゴールの影の立役者ですね。

 新戦力についてですが、中盤深い位置からの効果的なサイドチェンジを度々見せた小林選手のプレーは強く印象に残りました。こういうボールを出せる人が入ったのなら、成岡を一列前で使ってみる4-5-1が選択されたのも理解できるような気がします。また後半途中から出場した西松選手は、上田のゴールや成岡の2点目を呼ぶ配球の起点となっており、ゲームを読むセンスを感じさせますね。さらにチームにフィットしていって欲しいところです。今後吉見監督がどういう判断と選択をなされるか、大いに楽しみだと言えるでしょう。

■“二の轍”を踏まないために、敢えて苦言。

 これだけの大勝を見せてくれた試合に文句を付けるのも何なのですが、やはりゆるがせにできない点が一つだけあります。それは前半10分、山野が辛うじて弾いて難を逃れたシュートを打たれた場面です【動画では1分35秒から】。この場面をくり返し見ていて、“何となく既視感があるな”、という気がしました。つらつら思い返してみると、これは昨年の青梅FC戦、岩田選手に決められた形に似ているのです。今回のケースを順を追って見てみましょう。

^霹→岡田へのパス。岡田のリターンが稲畑に合わず、ベイエリア#4がインターセプト。

稲畑がファーストディフェンダーとして#4のチェックに向かうも、相手にターンを許してしまう。

#4が城北のCBとCHの作る四角形の真ん中にポジションを取った#8に楔を入れる。モッチーの潰しはすでに間に合わない。

#8はシンプルに城北の左サイドに展開。ベイエリア右SBの#14が受ける。

ゥ棔璽襪旅塋を見て原田は急遽#14のマークに向かうのだが、それは逆にDFラインのギャップを広げ、自分の裏のスペースを大きくすることになってしまった。#14はワンタッチでそのスペースにボールを出して原田をかわし、#4が抜け出してPA内でパスに追いつく。

#4の角度のややない場所からのシュートは山野が何とかセーブしてくれて事なきを得た。が、この局面では中央で#8が完全にフリーな状態になって待ちかまえており、ここに折り返されても相当に危険だったと思われる。

 青梅戦での失点シーンはこちらです。

【TSL-13】SPERIO城北 - FC青梅(5分15秒から)

 ボールロスト→ファーストディフェンスが効かない→2ラインの間で起点を作られる→SBの裏を突かれてシュートまで、という事態の推移の《基本的な構造》は類似しているように思われます。私が言うのはあくまで映像から述べる結果論に過ぎませんが、どちらのシーンでもDFのためのアクションがすべて後手を踏んでしまっており、要するに短い時間と少ない手数で“かなり決定的に崩されている”のです。

 まずこのシーンでは#4にはボールを奪いにいくよりは、“前を向かせない”ことを重視したアプローチが必要だったかもしれません(まあ、あの稲畑をかわしてターンした相手もなかなかスゴイ訳ですが)。
 そして2ラインの間に浮いたポジションを取った#8には、稲畑のポジションを埋めていた成岡がついていくか、あるいはモッチーが早めに前に出て潰しにいくか、いずれにしても浮かせたままにしてあの位置で起点を作らせるのを避けたいところです。

 また、原田の方は、まだ結構ゴールまでは距離がある位置だったこともあり、#14のマークに向かって後方のギャップを大きくするよりは、速やかに自分の持ち場に戻ってDFラインを作り直すという選択もあり得たと思います。で、DFラインを揃えて裏へ抜けだそうとする#4をケアし、#14に対してはシンペーがダッシュでポジション(左SH)に急ぎ戻って圧力をかける。または原田がSB#14に食いついた以上、裏に抜けようとする#4には成岡がマークしてついていくべきだったかもしれません。

 どうかここでよく思い出して欲しいのです。結局、“あの岩田にやられた1失点”さえなければ、今頃1部で戦っているのはスペリオ城北だったということを。同じ轍を踏むわけにはいかないのです。その1失点が命取り、それが冗談ですまないのが東京都社会人リーグ2部だということは去年戦った選手なら骨身に沁みているはず。最終的な勝利をつかみ取るためには、この守備のディテールにこだわる必要が絶対にあります。もちろん、私の見立てはあくまで素人のものにすぎませんから、的確なものではないかもしれません。この場面を見直して、選手のみなさんが守備についての色々な話し合いをしたり共通認識を作るための材料にしてくれたらいいなと、考えています。

 さあ、長いようで短いシーズンがついに始まりました。今年こそ、最高の秋を迎えましょう。そのための努力を、私たちサポーターも決して惜しまないことを選手のみなさんにお約束します。がんばろう、城北!

 そして追伸・・・

 原田選手、2014年度MIP受賞おめでとう!
  &
 上田選手、移籍後初ゴールおめでとう!
  &
 そしてホリケン、負傷からの復帰、おめでとう!


2014年7月14日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@昭島FCホリデー戦(一週遅れですが)

カテゴリー: - yamaneko @ 19時34分38秒

 世界のフットボールの祭典、ワールドカップは素晴らしい機能美と個人技を融合させたドイツの優勝で幕を下ろし、世界のフットボールは14−15シーズンに向けて小休止を迎えることとなりました。しかしフットボールの「地下水脈」とも言える東京都2部リーグはその流れを止めることなく、いよいよ実力の拮抗したチームがぶつかり合う中盤戦にさしかかり、戦いの熱さはいや増すばかりとなっております。

■チームに求められる「変化」

 城北は前節(6/22)、ラインを高く設定してハイプレスをかけてくるあきる野FCの果敢な守備に大いに苦しめられたものの、相手守備陣のミスを見逃さなかった磯部のゴールと、ここぞの場面で勝負強さを発揮したエース長澤の2得点で3−0とあきる野FCを退け、開幕からの連勝を6に伸ばすことができました。

 しかしこの試合をもって、開幕以来中盤でレギュラーに定着し、攻守にわたって素晴らしい活躍を見せてきた山本弘明選手がモンテネグロリーグへの挑戦のために退団。さらに、あきる野戦では城北のゲームメーカー成岡が相手選手との接触で負傷交代。次節の昭島FCホリデーとの試合に間に合うかどうかは微妙な状況で、中盤中央の要となるプレーヤー二枚を一度に欠くという緊急事態を迎えることとなりました。しかしこんな時こそ問われるのが控え選手も含めたチームの総合力。私たちは選手と監督の準備を信じるのみです。

 今節の対戦相手は先ほども述べたとおり、昭島FCホリデーさん。今年のリーグ戦での成績はここまで5戦して0勝5敗と、まだ勝ち星を挙げられず下位に甘んじていますが、昨年のリーグ戦では1ブロックを6位でフィニッシュしていることを考えれば、十分に中位を争う実力を持ったクラブであるはずですから、決して油断はできません。

 そして注目の城北のスターティングメンバーですが、GKには首の負傷を克服した石山が久しぶりに先発メンバー入り。DFラインは左から原田、望月、上田、米口。中盤同じく左から阿部、稲畑、稲見、渡邉。そして前線は磯部と長澤の4−4−2フォーメーション。開幕以来右サイドハーフでプレーしてきた稲見をセンターに回して組み立ての中心としつつ、センターバックの稲畑を一列挙げることで中盤の守備力を維持する、というのが狙いと言えるでしょう。

 そしてもう一つの注目は公式戦初先発となった阿部遼太郎選手。阿部選手は吉見監督が城北と兼任でコーチを務めておられる上智大学サッカー部に所属しており、言うなれば「吉見チルドレン」。監督がどういうプレーを求めているかの理解度は高いと思われますし、練習試合で現在のメンバーともある程度プレーを重ねていますから、十分フィットできているのではないでしょうか。昭島FCも開始時のフォーメーションは中盤フラットの4−4−2でマッチアップはガチンコです。――では、試合を観て参りましょう。

■Match Report

第48回東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第7節
2014/7/6 19:00 KICK OFF
SPERIO城北 - 昭島FCホリデー
北区赤羽スポーツの森公園競技場
 
 

 
 
 前半2分、上田が前線に入れたロングボールを磯部が競り、こぼれ球を拾った長澤が左サイドに展開すると阿部がファーストタッチを素晴らしい場所において左足を振り抜き、あっという間に城北が先制に成功する。
 早い時間の先制で勢いにのる城北は前線からの激しいプレスで相手に自由なプレーをさせず一方的に押し込んでいくと、このプレスが追加点に結びついていく。前半9分、相手陣内左サイドからのスローインにプレスをかけて出しどころを限定すると、稲見が相手のパスを狙い澄ましてインターセプト、そのままドリブルで持ち込んでミドルシュートを放って豪快にネットに突き刺し追加点。
 さらに磯部が16分、18分、26分と、10分間でハットトリックを決める活躍を見せて5−0と突き放すと、さらに“俺を忘れるな”とばかりに長澤が32分、38分に2得点を決めて、前半だけで7得点と攻撃陣が大暴れ。

 後半に入ると、コーナーキックのこぼれ球を拾った稲見がゴール正面、ペナルティーアーク後方からロングシュートを突き刺し8点目を決める。二桁得点が見えてきた城北だったが、この後押し込みながらも昭島の最終ラインの粘り強い一対一の対応を突破できずゴールを挙げられない時間が続く。しかし67分、稲見のラストパスを受けた磯部が角度の無いことろからシュートをねじ込み9点目、70分には左からのCKに望月がドンピシャのヘッドを突き刺してついに10点目、さらに75分には後半から途中出場した成岡が巧みにゴール前のスペースに侵入し、原田の素晴らしいパスを冷静なトラップから流し込んで11点目、そしてロスタイムの仕上げはやっぱりこの人、長澤。成岡からの楔を受けると磯部とのワンツーで守備陣を切り裂き、右足アウトサイドのシュートでGKを抜いてこの日3点目。合計12−0のスコアで城北が昭島を圧倒し、2部昇格以来初めての開幕7連勝を記録した。

得点者:
阿部(’2)
稲見(’9 ‘43)
磯部(’16 ‘18 ‘26 ‘67)
長澤(’32 ‘38 ‘80)
望月(’70)
成岡(’75)

アシスト:
長澤 阿部2 渡辺 稲見2 原田 磯部

■後半戦に向けて多くの好材料

 私は2006年から城北の試合を見ていますけど、12得点は最高記録です。前半では、9分の稲見、18分の磯部、そして38分の長澤のゴールのように、前線の選手たちの積極的な守備がそのまま高い位置からの攻撃に直結してゴールを量産したのが印象的でした。
 そして後半には、体力的にはかなり厳しいであろう残り10分に立て続けに3得点をもぎ取り、得失点差を稼ぐことができた点は何と言っても素晴らしい頑張りでした。ここは最大限に評価したいところです。吉見監督も残り時間は少ないにもかかわらず、MF村上やFW山本など攻撃的な選手を投入し、“最後まで攻めろ”というメッセージを明確に選手たちに送り続けていました。チーム全体に“徹底的に得点にこだわらなくちゃいけない”という意識が深く浸透しているのがわかる3得点だったと言えるでしょう。
 また、初先発で初ゴール、2アシストと阿部選手が期待に違わぬ活躍を見せてくれたこと、成岡が後半10分から途中出場ながらもプレーすることができ、今後の中盤にも目処が立ったことは大いに明るいニュースとなりました。仕事の関係で稲畑が安定して出場できるかどうかは何とも言えないところもありますが、そこは倉持もいてくれますし、まあ大丈夫でしょう。
 それと阿部選手はプレーを見る限りレフティのようで、左サイドのライン際で左足を使った懐の深いキープや切り返しをせずに左足でクロスを上げられるレフティがいるのはやはり大きいなと、随所で思わされました。久しぶりの先発となったGK石山もこの試合唯一のピンチと言ってよかった場面でノイアーばりの果敢な飛び出しでスペースをカバーするなど、実戦における勘が鈍っていないところを見せてくれたのも大いに嬉しいところです。これから迎える後半戦に向けて、城北の選手層の充実に大きな手応えを感じることのできた試合だったと言えるでしょう。

■さらに勝利を目指すために

 さて、12点とった試合に注文を付けるというのも正直心苦しいものではあります(笑)。しかし!ここは敢えてセルジオ某ばりにツンデレ全開で注文をさせていただきましょう。

 後半3分に稲見のロングが決まってから後半27分までの間、ゴール前まで迫りながらなかなか得点を決めきれない時間が続きました。この時間帯は、攻撃が縦に急ぎすぎて、ボールホルダーを追い越していく動きが減り、エリア内に侵入する人数も少なくなるなど、やや単調になっていたように見えました。その分相手のDFも守りやすくなっていたように思います。ここはもっとねちっこくボールを動かし、オフ・ザ・ボールの動きを繰り返して相手の守備網に穴を開けていきたかったところです。
 とはいえ、75分の成岡のゴールや、80分の長澤のゴールではそれがしっかりできていましたから、後半10分過ぎに中盤のメンバー交代(阿部→成岡 上田→倉持)の後、いろいろと合わせ直しが必要で、そのアジャストが終わったことが最後の5分間の2ゴールにつながったとも言えますね。

 とまあ、一週遅れの試合レポートをお読みくださって誠にありがとうございました。
 しかし書くのが一週間遅れたお陰で、7/13日に行われた青梅FC−あきる野FC戦は両者譲らずスコアレスドローに終わったという思わぬニュースに接することとなりました。あきる野さんのハイプレスにはいかに青梅FCといえども苦労させられるのではないかとは想像していたものの、そうは言っても青梅がしっかり勝ってくるだろう・・・と心の準備をしていただけに、これはやはり大きな驚きでした。試合会場があきる野FCのホーム、あきる野市民運動場という土のグラウンドだったのも、青梅にとっては試合を難しくする一因だったかもしれません。城北も一昨年は同じ会場であきる野FCに苦杯を舐めさせられていますし。
 これで7試合を終わって城北が勝ち点2のリードを得たことになりますが、まあ野球で喩えるなら5回表に1点先制した程度のリードでしょうか。私たちはまだ何も成し遂げていないし、勝ち取ってもいない。追われる立場が逆に守りのメンタルに入ってしまい、追う立場の方が攻めの気持ちでまとまることはよくあることです。昨年も苦労の末にようやく逆転で勝利した東京ガスサッカー部、非常に能力の高いタレントをそろえるアローレはちきたFCなど、終盤戦に向けてこれからまだまだ難しい相手との対戦が続きます。今のリードなどないものと思って、とにかく一つ一つ、昇格に向けて目の前のハードルを越えていくことだけに集中していきましょう。本当の勝負はここから!です!


2014年6月23日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@ありがとうヒロアキ

カテゴリー: - yamaneko @ 23時52分59秒

 今年、スペリオ城北に新たに加入して、ここまでの試合で素晴らしい活躍を見せてくれていたセンターハーフの山本弘明選手。彼がモンテネグロのプロリーグに挑戦するため、6月22日のあきる野FC戦をもってクラブを退団する、というアナウンスがクラブの公式ツイッターアカウントで行われたのは、6月17日のことでありました。

 海外に太いパイプをもち、選手の海外挑戦のステップを提供することをクラブの活動方針の一つに位置づけている2部3ブロックのHBO東京さんならいざしらず、まさか城北から海外に移籍する選手が出ようとは、正直これまで夢にも思っていませんでした。クラブが関東1部くらいまですすめば、J3やJFLにステップアップする選手が出ることもあるだろうか、と考えたことはあったのですが。都リーグ2部からいきなり海外とは。

 ここまで5試合、今シーズンの試合レポートを書いてきましたが、多分その中で山本選手のプレーを褒めなかったことはなかったのではないか。それほど、ヒロアキの活躍は水際だったものでした。

 正確なボールコントロール。あたり負けしない球際の強さ。両サイドへの正確な展開力。ゴール前に攻め上がる際の迫力。

 そして彼のプレーで何より素晴らしかったのは、チーム全体のバランスをとってピンチの芽を摘みとる「危機管理能力」でした。彼の的確な予測とポジショニングとによって、ボールをロストしてピンチになるべき場面がたちまちチャンスに変わる。ここまでの試合で城北が圧倒的なポゼッションで相手を押し込むことができていたのは、彼のこうした貢献があったおかげであり、本当に素晴らしい選手が加入してくれた、よくぞこんな選手が城北のような小さなクラブを選んでくれたものだと、内心感動していたのでした。
 

  
SPERIO城北 #4 山本弘明選手のプレー集

 
 
 
 もちろん、これだけの選手がいなくなるのはただ「残念」というだけでは足りず、それはもうまるで足りず、むしろ「痛恨の極み」「断腸の思い」といういうものです。ですが、人が一生のうちでサッカーを存分にプレーできる時間は決して長いものではありません。その中でプロとして挑戦する機会を持てるというだけでも、本当に素晴らしいことであり、彼が卓越した“何か”を持っていることの証明でもあります。それを思えば、私の感じるこんな寂しさなど一体何だというのでしょうか。

 彼と一緒に勝利を追いかけることができたのは3ヶ月というわずかな時間、たった6試合だけのことではありましたが、それは優勝を目指す今季の私たちにとって、本当に大切な6試合であり、もたらされた勝ち点は貴重な貴重なものでした。そして、彼が関与してくれたことで生まれたゴールの一つ一つが、最終節のギリギリのところで意味を持ってくる、そんな厳しいリーグを私たちは戦っています。彼のお陰でもたらされた勝ち点とゴールに深く、深く、感謝を捧げます。どうか元気で。怪我には十分気をつけて、存分に自らの力を彼の地で示してきてください。それが私たちの夢にも誇りにもなるのですから。

 そして、今いる選手たちは一層の奮起を! 今後、監督が誰をどこで起用してくるのかは私には勿論とても計り知れませんが、これまで控えに回っていた選手たちが、ヒロアキとは違った何かをチームにもたらし、新しい“化学反応”を起こしてくれること、それを通じてシステムをポジティブに再構築してくれることを私は信じて疑いません。城北の選手たちだれもが、それを可能にするポテンシャルを持っているはずです。そしてそうでなければ、今年のリーグは勝てないのです。あと数ヶ月後、ヒロアキにいい報告をするためにも、チーム、クラブ、サポーターがともに、そしてそれぞれ、力を尽くしましょう。

 最後にもう一度、山本弘明選手、本当にありがとう。幸運がいつもあなたとともにあることを祈っています。
 
 
 
【2014TSL-6】SPERIO城北 − あきる野FC戦ダイジェスト映像


2014年6月2日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@リーグ戦は中盤戦へ むさしのFC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 20時48分10秒

■近年にない好スタート

 東京都社会人サッカーリーグ2部は、昨年より1ブロック14チーム構成となり、各チームが1シーズンに13試合を行います。城北はここまで4試合を戦ってきましたから、ざっくりと考えると、全日程のおよそ三分の一を消化したことになります。ここからいよいよリーグ戦も「中盤戦」に向かう訳です。
 序盤の4試合に関しては、開幕戦こそ2-1という僅差のスコアとなったものの、その後チームは6-0、7-0、9-0と素晴らしい快勝。これをカーレースに喩えてみれば、スタート直後にホイールスピンでうわずったものの、その後はフルスロットルで第一コーナーに飛び込んだような格好です。しかし重要なのはここから。この第一コーナーを何事もなく駆け抜けられなくては、せっかくのジャンプアップも台無しになってしまいます。レース同様、スタート直後の密集から抜け出し、第一コーナーの飛び込みで発生しがちな多重クラッシュもスルリとかわして、どんどんタイムを伸ばしていけるかどうか――それはこの試合にかかっていると言えるでしょう。

■“古豪”――むさしのFC

 この日の対戦相手である「むさしのFC」さんは、三鷹市・武蔵野市を中心に活動するクラブで、1986年の設立以来おおよそ30年にもなろうかという歴史を誇る都リーグの「古豪」です。1部リーグでの経験も長くあり、まだまだ「若輩」クラブである城北とは歴史、実績ともに比較になりません。
 充実した公式サイトもお持ちで、トップチームのメンバーについての情報を知ることができるのも大変ありがたいですね。その中でも注目すべきは19番のFW、大久保克則選手でしょう。前所属がなんと「鹿島アントラーズユース」となっています。この名前でさらに調べていくと、ナショナルトレセンU-16(西日本)に選抜された実績もあるようです。富士ゼロックスサッカー部に所属の磯部想選手といい、都リーグ2部の底知れなさを改めて認識させられる思いです。
 また、DFにはJFL時代のFC町田ゼルビアに所属していた山祐輔選手も登録されています。「JFL」って・・・いやさすがにそれは反則では、と思わなくもありませんが、現にいるものは仕方ありません。184cmという長身に加えて「雲の上」とも言える上位カテゴリーでのプレー経験は、城北の前線の選手たちにとって文字通りの「壁」となって立ちはだかるかもしれません。この難しい対戦相手をいかに乗り越えていくか、今季の城北の力をはかる重要な試金石となるはずです。

 この日の城北のスターティングメンバーで目を引くのは、左SHの位置で今季初先発となった村上選手。今や2008年に城北が3部リーグで2冠を達成した頃を知る数少ないメンバーの一人となりました。ムラさんの持ち味は何と言ってもここぞという場面での仕掛けのドリブルとシュートへの積極性。久しぶりに掴んだ先発のチャンスですから、どんどん勝負してほしいですね。他は第3戦のC.I.S.C戦以来2戦ぶりに上田が右CBで出場。フォーメーションは熟成の度合いを高めつつある4-4-2です。

 一方のむさしのFCはと言いますと、やはり出てきましたね、19番大久保選手。背番号3の山選手もCBとして出場しており、フォーメーションは城北同様の4-4-2。お互いフォーメーションはがっちり噛み合っています。ここまでの相手と違い、おそらくそんなにプレーの時間やスペースを与えてはくれないでしょうから、プレーの質を維持しつつ、いかにそのスピードを上げられるかが重要になってくるのではないかと思います。 

■Match Report

第48回東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第5節
2014/6/1 19:00 KICK OFF
SPERIO城北−むさしのFC
北区赤羽スポーツの森公園競技場

 両サイドへの配球から攻撃を組み立てる城北に対して、シンプルに長いボールを前線に送るむさしのFCという構図で序盤の攻防は展開された。お互いが高いラインを保ち、ボールホルダーに対しては人数をかけて圧力を掛け合う主導権争いが続く。
 しかし前半14分、むさしのFCのCB#25が肩を負傷し交代を余儀なくされてしまうアクシデントが発生。交代選手が用意する間、数的不利となったむさしのはプレスを弱めざるを得ず、城北のパスまわしに耐える時間が続く。前半20分にようやく#4がCBのポジションに入ることができたが、余裕をもってパスを回せたこの数分間で城北の選手たちから硬さが取れて前線の選手の動き出しも活性化しはじめたようだ。それが結実したのは前半26分、バイタルエリアで磯部がタックルをうけながらもラストパスを供給、これに鋭く反応した長澤のループシュートがGKの頭上を越えてネットを揺らし、城北が先制に成功。続く30分には原田からのクロスをDFラインのギャップで村上が受け、思い切りよく左足を振り抜いて追加点。
 しかし直後の前半32分には、ファウルで与えたFKでDFがボールウオッチャーになったところを押し込まれ、2-1のスコアで前半を折り返した。

 後半に入ると、城北は左SHを村上→渡邉に交代。一方同点を狙うむさしのFCは前線の枚数を増やし、フォーメーションを4-3-3に変更。しかし後半2分、原田がドリブル勝負を仕掛けて得たセットプレーのチャンスに、渡邉がゴール前に入れたボールを稲見が頭で合わせて3点目を奪う。
 これでより攻撃に軸足を置くことになったむさしのだったが、両ウィングの守備参加が少なくなってしまったため、むしろサイドで数的不利や一対一の状況をまねくことが多くなり、かえって主導権を城北に渡すことになってしまった印象がつよい。しかし城北も体を張って踏みとどまるむさしのの最終ラインをなかなか崩すことができず、やや試合が膠着しかけたのだったが、後半23分、城北ゴール前での競り合いからこぼれたボールを原田が拾うと素晴らしいスピードのカウンターが発動する。原田はボールを渡邉に預けると左サイドのオープンスペースを長躯オーバーラップして、クロスをファーサイドの長澤へ。長澤はこれを冷静に折り返し、原田同様に中盤の底からゴール前まで進出してきた成岡が流し込んで決定的な4点目が決まった。
 後半35分にはセンターサークル付近で山本が相手に囲まれてボールを奪われると、DFラインの裏にパスを通されてあわやというシーンを作られたが、むさしの#11のシュートは枠を捉られず、結局そのまま4-1で城北が勝利、開幕以来の5連勝で勝ち点を15に伸ばしたのであった。

得点者:
長澤 ‘26
村上 ‘30
山(むさしのFC)’32
稲見 ‘42
成岡 ‘68

アシスト:
磯部 原田 渡邉 長澤

■自信につながる継続

 とにかくこの大事な試合に勝ててまずはホッとしています。

 これまでの相手とは格段に寄せの圧力が違い、前半はやはりなかなか自由にはやらせてもらえない時間がつづきました。Match Reportでも書きましたが、そんな試合の潮目が変わったのは相手選手の負傷という残念な事故がきっかけではありましたが、数的優位を得て比較的楽にパスをまわすことができた数分間だったでしょう。これで城北は自分たちのやり方を思い出したような印象があります。つまり、ボールを動かしながら守備網にギャップを作り出し、そこに素早く選手が入り込んで決定的な攻撃の起点を作っていく、今季のスタイルです。

 たとえば先制点のシーンですが、【ダイジェスト映像 1:20〜】

1.むさしの左SBの裏を狙って飛び出した稲見を狙ってヨネがスルーパスのチャレンジ。これはカットされるが、成岡が素早く寄せてパスコースを限定することができたために相手のパスをヨネが再びカット。

2.このボールを成岡が拾ってタメを作ると、相手DF陣は大きく城北の右サイドに寄せられて、ゴール前中央のバイタルエリアに大きなスペースができた。成岡は相手に寄せられてボールを奪われるが、セーフティポジションをとっていた山本が再び回収。

3.このタイミングで磯部が大きく開いたバイタルエリアに侵入し、山本からの縦パスを前を向いて受ける。磯部は強烈なタックルを受けながらもSBとCBの隙間を狙って動き出した長澤にラストパスを通し、ループシュートがGKの頭上を越えてゴールゲット。

 ここで相手のバイタルエリアが大きく空いたのは、右サイドでタメを作っている成岡にむさしの左SB#6が食いついたために、CH#24がサイドバックのポジションにカバーに入らざるをえなかったからなんですね。
 で、もうひとりのCH#10もボールサイドに人数かけるために寄ってきていたから、中央のバイタルエリアが大きく空いた訳です。相手の寄せもきつく、成岡もさすがにボールをこぼしたのですが、そこはしっかり山本がバックアップしてくれていて、ボールを失ってピンチになるところが一気にチャンスになりました。前節のJAL FC戦でも同様のことがありましたね。山本選手のポジショニングセンスには最大限の敬意と感謝を払わねばなりません。
 そしてこのバイタルのスペースを見逃さずに侵入し、体を張ってパスを通した磯部もさすがだったし、ゴールハンターらしくしっかりあの位置に入り込んでとにかく足にボールを当てた長澤も見事。

 次に2点目のシーン。【ダイジェスト映像 2:45〜】

1.中郷のゴールキックを左サイドでムラさんが抑え、磯部→原田と繋いで成岡へ。

2.成岡はここでボールをキープして相手DFをさんざん引き付けると山本に落とし、山本は再び左サイド(原田)に展開。これでむさしのの右サイドのDFはボールに向かって寄せようとする。

3.その一方で、逆サイドでは、稲見と長澤のポジショニングに引っ張られて、左サイドのDFは中央に絞りきることができない。これでDFラインの真ん中にぽっかりと大きなギャップができることになった。

4.このギャップにムラさんがフリーで入りこむと原田から精度の高いクロス。ムラさんにはワントラップしてから左足を振り抜く十分な時間とスペースがあった。

 と、こういった感じで、攻撃面ではこれまでのゲームでも追求してきたチームの有機的なつながりというものをしっかり実現し、得点に繋げることができていました。序盤の4試合とは相手の寄せの早さや強度には大きな違いがありましたが、その中でもこれだけの攻撃の形を実現できていたことは、大きな自信につながったと言えるのではないでしょうか。

■さらに強い相手をイメージすること

 守備に関しても、相手のシュートをわずか2本に抑えることができており、十分に試合をコントロールすることができていたと評価するのが妥当なのでしょう。はじめに「要警戒」と述べた大久保選手にもほとんど効果的なボールを出させず、前線で孤立させることに成功しました。
 2部2ブロックのライバルクラブには、青梅FCの岩田“KING of 都リーグ”選手や、かつて横川武蔵野FCでプレーしていたアローレはちきたFCの橋場貴之選手(・・・またJFL経験者か!)など、強力なストライカーを擁するチームがありますが、やはり同様にボールの出所をしっかり抑えて孤立させることが何より重要でしょう。そうした意味でもよい経験を積むことができたと言えそうです。

 ただ、そのたった2本のシュートでしっかり1点決められているのがやはり気がかりです。特にゴール前で相手を二人もフリーにしてしまったセットプレー崩れからの失点シーンは、今後に向けて改善していかなくてはならないでしょう。
 そして後半に打たれたもう1本のシュートの方も、相当きわどい場面を作られました。“あのシュートは・・・岩田なら決めてくる!”という危機感を持ちたいところです。

 と、まあ、何やかやといろいろ書いてきましたが、とにかく危険な「第一コーナー」は無事に抜けることができました。しかしさらにこれから先にはより難度の高いコーナーが手ぐすね引いて待ち受けていますし、ライバルはピッタリとテール・トゥ・ノーズで私たちの背中に張り付いてきています。一瞬も気を緩めることなく、フィニッシュまでまで走りきりたいですね。がんばりましょう。


2014年5月19日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@JAL FC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 19時46分15秒

■やっと城北の試合だー!!

 第3節から3週も間が空いてしまい、練習試合も見に行くことができず、すっかり城北欠乏症に陥っている私です。過去の試合映像を見直したりしてなんとか渇望を誤魔化しておりました。はやる心を夕方まで抑えなくてはならない日曜日の昼間の時間は、そわそわしちゃって、もうまともに使い物になりゃしませんw 困ったもんです(^^;

 でもそのくらい、今年の城北のサッカーはおもしろい!

■JAL FC・・・守備力には要警戒か

 この日の対戦相手となったJAL FCについては、公式サイトなども見つからなかったので詳しいことはよくわからないのですが、まあ、常識的に考えてJAL(日本航空)の社員さんのチームなんでしょう(笑)。違うってことはないと思うんですが。
 ともかく、JAL FCが2部に昇格したのは2011年のシーズンからですから、通算4シーズン目の2部リーグということになりますね。昨年のリーグ戦での成績は4勝8敗1分の11位。ただ、優勝したCriacao、2位のエリースFCDXにこそ大量失点で敗れてはいますが、その他の試合はほとんど1〜2失点という内容となっており、大崩れした試合はあまりありません。比較的守備には安定感のあるチームと見ていいのかもしれません。上位の城北との対戦ではやはり守備を固めてくると考えられますので、これをどうやってこじ開けていくか、そこが焦点となってくるでしょう。

 城北は右CBに稲畑が戻ってきた他は先日のC.I.S.C戦と同様のメンバーで、フォーメーションはいつもの4-4-2。センターハーフは左に成岡、右が山本で、左右を入れ替えて野村総研戦の形に戻っています。前節負傷交代して影響が心配された稲見も無事にスターティングメンバー入り。これが現状のベストメンバーと言っていいでしょう。

 一方のJAL FCはワントップにして中盤を厚くした陣形。守備時には11番がアンカーに入る4-1-4-1となり、8番と5番のCHが城北の中盤2枚をマークしているようですが、攻撃時には8番がトップ下まで上がって4-2-3-1となり、フォワードのフォローに入っているようでした。城北は中盤中央での数的不利が予想されることになります。アンカーにしろトップ下にしろ、マークが浮くことになる中盤の1枚をどうやって捕まえるか、そこが城北の守備時の課題と言えそうです。言えそうだった…の、です、が。この続きはまた後ほど試合を考察しつつ述べていくことにしましょう。

■Match Report

第48回東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第4節
2014/5/18 19:00 KICK OFF
SPERIO城北−JAL FC
北区赤羽スポーツの森公園競技場

 前半2分、米口からのフィードを長澤がSB裏のスペースにヘッドで落とすと、稲見が挨拶代わりとばかりに強烈なボレーシュートを放ち、立ち上がりの主導権をつかみ取る。城北はDFラインでゆっくりとボールを回しながら、前線の選手がめまぐるしくポジションを取り直すフリーランを続けることでJALの守備にゆさぶりをかけ、立て続けに好機を作り出していく。
 先制点は前半10分、フィールド中央で成岡と山本が粘り強くボールをキープして右サイドに展開すると、米口は精度の高いアーリークロスを前線に供給。スペースに走り込んだ渡邉が頭で合わせると、山なりのシュートはキーパーの頭上を抜いてゴールゲット。
 前半17分には早くも追加点。右CKのこぼれ球を山本が巧みにキープし、キッカー成岡に戻す。この瞬間、JALのDFのほとんどがボールを見つめてしまっており、やや後方にポジションを取り直した望月が完全にフリーとなっていた。DFの背後をとってゴール前のスペースに走り込む望月に成岡からピンポイントクロスが送られると、望月は余裕をもったジャンプから高い打点でヘッドを振り抜き、豪快な2点目が決まった。その後37分には稲見のミドルシュートがDFに当たってコースが変わり、これにはキーパー反応できず。城北が3点のリードを持って試合を折り返した。

 後半に入っても勢いの止まらない城北の攻めが続き、前半よりもさらにピッチをワイドに使った攻撃が展開されていく。後半開始直後から立て続けにシュートチャンスを作り出すと、後半4分、右CKからこぼれ球を磯部が押し込んで4点目。10分には右サイドの稲見が左サイドへボールを大きく展開、渡邉を経由して間髪入れずにオーバーラップした左SB原田がJA FCL陣内をゴールライン際まで深くえぐるとグラウンダーのクロスを中央へ。ニアで長澤がDFを2枚引き連れて献身的につぶれ役を果たすと、ファーで磯部が確実に流し込み5点目が決まる。
 JAL FCは城北の分厚い攻撃によって自陣に釘付けにされ、ボールを奪っても城北の前線からの連動したプレスの前にアバウトなボールを蹴り出すしかなく、カウンターの起点さえ作ることができない。城北はこのボールを拾っては確実にDFラインからのビルドアップを繰り返し、後半15分には原田が角度の無いところから素晴らしい左足ダイレクトボレーを突き刺して6点目、成岡のスルーパスでラインの裏に抜け出した長澤が決めて7点目、磯部が2試合連続のハットトリックとなる8点目、後半ATには渡邉が体勢を崩しながらも精度の高いクロスをゴール前の長澤に送り、長澤はキックフェイント2連発で相手DFを翻弄してからゴール左隅にシュートを流し込んで大量9得点を奪う快勝。城北はこれで開幕からの連勝を4に伸ばしたのであった。

得点者:
渡邉 ‘10
望月 ‘17
稲見 ‘37
磯部 ‘44 ‘50 ‘77
原田 ‘55
長澤 ‘63 ‘80

アシスト:
米口 成岡2 原田 山本 渡邉

■今年のチームは“何か”が違う

 私はこの試合、優勝を争うライバルである青梅FCとの得失点差のことを考えると、“無失点かつ6点差での勝利”ができれば上々、と考えていました。しかし欲を出して足下を掬われては元も子もありません。だもんで、とにかくどんな形でも勝ち点3を積み上げてくれればもうそれでいい、という気持ちでいたのです。この大量得点はもう望外の喜びという他ありません。まったく素晴らしい試合を見せてくれました。先ほど書いたような「中盤中央での数的不利」などというものは、チーム全体の高い運動量で相手を自陣に押し込めてしまうことによって吹っ飛んでしまいました。

 城北というのは以前から基本的には全員がハードワークするチームで、「とにかく一生懸命走る」というのは城北のチームのスタイルとして継続されています。ただ、そんな中でも以前のチームと今年のチームには大きな違いがあるように感じられます。数年前の城北は、みんな一生懸命走っていたことは確かなのだけれど、それは目の前のボール、目の前のワンプレーに反応するためにすぎなかったように思うのです。つまり自分の目の前にある「状況」に対して必死に“リアクション”していただけで、ゲームをオーガナイズするということはできていなかった。だからエネルギーを使っている割と結果がついてこない。実力的には下位のチームに対して思いもかけず苦戦をしてしまう要因も、そういうところにあったように思うのです。(もちろん、苦手な土のグラウンドでのゲームだったりとか、他にも要因はいろいろあるのですが。)

 ですが今年は、それが何か違います。違うんですよ明らかに。一言でいうと、選手各自の「ポジショニング」がいいんです。攻撃時にはボールホルダーのフォローに入るための数歩のフリーランを周囲の選手が欠かさない。そしてその後方では、誰がセーフティプレーヤーとしてリスクに備えなくてはならないかを忘れない。今季ここまでのところ唯一の失点である開幕戦での失点こそ私はバイタルエリアのカバー役の不在を指摘しましたが、それ以降はこうした問題はほとんど発生していません。攻撃時にいい距離感でポジションを取れているから、仮にボールをロストしても近くの選手が瞬時にファーストディフェンダーとして相手の攻撃を制限することができているし、それに周囲のプレスが連動していける。その間に守備陣形も整う。それによってセカンドボールも拾いやすくなっています。実証例として、今回はJAL FC戦での先制点の場面を見てみましょう。

――――――――――――――――――

1.相手のファウルからフィールド中央、やや左サイドよりからのリスタート。左SB原田が一気に高い位置まで進出しパスコースを作る。

2.成岡→望月→山本のパス交換で相手の守備陣を若干右に動かしたところでボールが成岡に戻る。このタイミングでアンカーの横のスペースを使おうとシンペーがポジションを落とす。この動きにJAL右SBがついて来たので左サイドには割とスペースがあるが、成岡には相手のマーカーが近いし、JAL右SHもバランスをとったポジションを取って警戒しているので成岡はここを使わない。稲畑に戻してやり直し。原田は上がりっぱなしにならずDFラインのスペースを埋めに戻る。

3.相手は稲畑にはプレスにはこないので、稲畑はゆっくりとボールをキープ。ここでシンペーは、JAL右SBが自分についてきたためにできた裏のスペースに向かって反転して走り込む。この動きでDFが後ろに引っ張られたのでJALの中盤が大きく間延びした。このスペースでボールを受けるために長澤が入れ替わるようにポジションを落とし、マーカーを引き剥がす。ここで稲畑ズバッと縦パス。受け手がターンしやすいようしっかりと遠い方の足に付ける。

4.長澤は縦パスをトラップして即座にターン、長澤の開けたスペースに入っていたシンペーにさらに縦パスを出し、自分は裏への抜け出しを狙ってダッシュ。(同時に磯部、稲見も裏に斜めに走り込むのを伺っている。)

5.シンペーはワンタッチで成岡への落としを狙うが、成岡にはマーカーが付いてきてこれは通らない。しかしこぼれたボールは先ほどポジションを戻してDFラインを作っていた原田が拾う。

6.相手もここは「奪いどころ」とみてプレスをかけに来る。これをかわすため原田→稲畑→原田とボールを動かし、原田はフォローに戻った成岡にパスをつけるが、成岡は背中からきついマークを受ける。ここでボールを失ってカウンターを受けても不思議ではなかった。しかし成岡はルーレットをかまして二人のマーカーを振り払ってしまう離れ業。しかも間髪いれずに縦にパスを出す。

7.この縦パスは通らなかったが、こぼれ球はセーフティプレーヤーとして準備していた山本が拾う。山本は右SBの米口に展開。これを見て原田と稲見が一気にPA横のスペースを狙って走り出し、シンペーはJALの右SBとCBの間にできているギャップを見逃さず斜めに走り込む。米口からは素晴らしい精度のアーリークロス。まさにここしかない!という場所でシンペーに通り、ヘッダーのシュートがGKの頭上を抜いてネットを揺らした。

――――――――――――――――――

 いや〜、文章で書くととんでもなく長々しいですね。しかしこのプレー、成岡のリスタートから38秒間の出来事です。

 ところでこの間、城北はずっとボールを保持し得ていたわけではありません。チャレンジの縦パスは「ミス」になっているところもあります。しかし原田や山本が適切なポジションを予測してそこにいたことで、このミスになったボールを回収し、次の攻撃に繋げることができていました。そしてこの状況を作り出したのはシンペーや長澤の労を厭わないポジショニングのための走りであり、スペースを作る、スペースを使うことへの高い意識です。
 フットボールの試合で生じていることは先の読めない「カオス」である、と言われたりもします。その「カオス」の中で少しでも自分たちの力によってコントロールできる状況を作り出すためには、こうした予測に基づいたポジショニングと、自分たち自身で主体的に状況を作り出すためのアクション、つまりランニングが不可欠なのだということなのでしょう。それを欠くならば、私が以前の城北に対して感じていたように、目の前で生じている事態に対応するだけで精一杯になってしまいまうという訳です。そしてもちろん、カオスな状況にわずかながらも秩序を作り出すためには「正確な技術」も必要です。それについては、長澤のトラップと素早いターン、成岡のキープ力、ヨネの正確なクロスなど、この一連のプレーの中には素晴らしいものがあったといえるでしょう。

■真価が問われるのはこれから。チームもサポーターも。

 さて、しかし。ここまでの対戦は昨年のリーグ戦では下位で終わったチームや3部からの昇格チームです。シーズン序盤の立ち上がりとしては文句のない成績を上げることができましたが、今季のチームの真価が問われるのは正にこれからだと言えるでしょう。次節の対戦相手は2012年までは1部リーグに在籍していたむさしのFCさんです。

 しかし、今のプレーを続けていけば、十分な結果が残せると確信しています。ここまでの結果に決して満足することなく、さらなる向上を目指してほしいものです。そして私たちサポーターも選手たちのこの頑張りに応えられるよう、ますます努力して地域への浸透をはかっていくために知恵をしぼらなくては・・・そう感じさせらてしまうくらい、素晴らしい試合でした。一人でも多くの人に今年のチームを観てもらいたい! みんなでがんばりましょう!


2014年4月30日(水曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@「二の轍は踏まず」 対C.I.S.C戦

カテゴリー: - yamaneko @ 18時49分53秒

 開幕戦を2-1、第2戦は6-0と危なげない勝利で開幕ダッシュに成功したSPERIO城北ですが、今節の相手は昨シーズンの対戦で4-3という僅差の試合に持ち込まれ、大いに冷や汗をかかされたC.I.S.Cさんです。

■チームの成熟度はいかに

 C.I.S.Cさんは2013年から名称を「キヤノン(株)サッカー部」から現在の「C.I.S.C」に変更。前身であるキヤノン(株)サッカー部が2部リーグへの昇格を果たしたのは2010年のシーズンですから、今季で5シーズン目ということになります。過去4シーズンでの最高順位は初年度の7位で、決して上位争いに食い込んでくる訳ではないものの、競争の激化する近年の2部リーグに5シーズン留まることは決して容易なことではありません。十分な地力をもったクラブだと思います。昨シーズンの順位は11位、3勝8敗2分というものでした。
 昨年の対戦についてですが、城北が前半早々にアンラッキーな形で失点を喫すると、その後追いついては再び守備の集中を欠いて失点するというパターンを繰り返してしまい、何ともいやな流れで進んだゲームでした。(昨年の試合のダイジェストはこちら http://youtu.be/8zg54u6-FlE)
 しかし後半28分、細かいパスワークで守備陣をこじ開けようやく同点にすると、後半32分に的確なカウンターから成岡が決めた逆転弾で何とか勝ち点3をもぎ取ることに成功。シーズン序盤でコケる城北の悪癖を払拭し、選手たちの勝利への強い執念を感じることのできた大いに印象的な試合とはなったのですが、そもそもこんな薄氷を踏むようなゲーム展開にしてはいけなかったと考るなら、反省点の多い試合であったことも事実です。さて、今年はこの同じ相手にどういうゲームをすることができるのでしょうか。シーズン序盤におけるチームの成熟度を昨年と比較する上で格好の対戦相手を迎えたと言えるでしょう。

 この日の城北のスターティングメンバーは、右CBに上田が入り望月が左へ、そして右CHに成岡、左CHに山本を置いて左右を入れ替えた他は前節と同じで、フォーメーションは中盤をフラットにしたオーソドックスな4-4-2。対するC.I.S.Cも同様の4-4-2でスタートしていますから、3-5-2を相手にした前節とは違って自動的に数的優位ができる場所はありません。いかに相手のマークを外していくか、スペースを作っていくかという点で選手各自の動きの質と連動性が問われるとともに、一対一の勝負でいかに相手を凌駕するかという点にフォーカスが集まるかと思われます。

■Match Report

第48回東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第3節
2014/4/13 18:20 KICK OFF
SPERIO城北−C.I.S.C
埼玉スタジアム第4グラウンド

 試合序盤、城北はDFライン裏を狙ってシンプルにボールを入れることで相手のDFラインを下げさせ、さらに前線からの厳しいチェイシングに連動したプレスでボールを回収、ポゼッション上の優位を形成していく。
 C.I.S.Cはサイドで起点を作って反攻に転じようとするが、左サイドから上げたクロスを望月がカット。これをダイレクトで中盤の成岡に通すと、前掛かりになっていたC.I.S.Cの中盤は一気に置き去りにされてしまう。成岡は素早くターンしてDFライン裏にスルーパスを通すと、磯部と長澤が旋風のように敵陣に襲いかかり、最後は長澤からのラストパスを受けた磯部が悠々とボールを流し込んで城北が17分に先制に成功。
 その後長澤のPKを失敗などもあったが、26分には左CKから望月が頭で押し込み追加点、さらに38分にはゴール前で米口との縦のワンツーから磯部がDFの裏をとって豪快にサイドネットに突き刺して3点のリードを作る。
 ところが前半も終了間際の39分、相手のハンドをアピールしてできた一瞬の隙に逆サイドへの大きな展開を許すと、自陣左サイドで起点を作られて決定的なスルーパスを出されてしまう。GK中郷の飛び出しも及ばず、C.I.S.C77番が放ったシュートがゴールラインを超えるかと思われたその刹那、諦めずボールを追った上田が執念のクリア! どうにか無失点のままで試合を折り返した。

 後半、まだまだ試合を諦めないC.I.S.Cの選手たちもタイトなマークで何とか城北の攻撃をしのぎ、前線に人数をかけて点を取りに来るのだが、それを逆手にとるようにまたしても成岡を起点としたカウンターが発動する。GK中郷からの素早いフィードをフィールド中央で受けた成岡は左サイドを駆け上がるシンペーにシンプルに展開すると、シンペーはドリブルでボールを運びつつ中の状況を確認してアーリークロスを上げる。一旦DFに当たってやや勢いが落ちたボールはかえってファーポストに走り込む磯部の前に絶妙に落ちることとなり、磯部が冷静に流し込んでハットトリックを達成した。
 その後も負傷の稲見と交代した岩井のクロスをシンペーが決めて5点目、そして最後はいよいよ長澤が本領を発揮してさらに2点を叩き込み、7-0という大差をつけて城北が開幕三連勝を飾ったのであった。

得点者:
磯部(’17 ‘38 ‘60)
望月(’26)
渡邊(’67)
長澤(’73 ‘80+)

アシスト:
長澤 渡邉2 米口 岩井 磯部

■違いを作り出す男

 今回の記事の最初に挙げたこの試合のテーマ、「チームの成熟度」を計る、ということについては、この結果からも完全に昨年を上回ることができている、と言うことができるでしょう。昨年の轍を踏むことなく、攻守にわたって集中力の高いプレーを存分に見せてくれました。そして今日の試合では、やはり成岡の決定的な仕事を褒めないわけにはいきません。今回は4点目の起点となったプレーを振り返って観たいと思います。その部分の前後がわかりやすくなるように、映像をつけておきます。

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1.成岡は相手のミドルシュートを中郷が十分にキャッチできると判断した時、一度首を振って左サイド奥にスペースがあることをまず確認している。

2.中郷がボールを受けると自分がフリーであることをアピール。それに気づいた中郷も素早くフィード。そして成岡がフリーのアピールをしているのを見てシンペーも予備動作を開始。

3.C.I.S.Cの右SB25番が成岡がフリーでボールを受けるのに気づいてチェックに来るが、これで左サイドはさらにがら空きの状態に。成岡は足裏を使って絶妙のトラップを決めつつ、もう一度首を振ってスペースを確認し、マークが付く前にパスを出す。シンペーが一気にスピードを上げる。

4.パスに追いついたシンペーはドリブルで縦にボールを運ぶ。本来このスペースをカバーすべき右SBが成岡に食いついたのでシンペーはフリー、余裕を持って中の状況を確認すると中央に走り込む長澤をおとりにしつつファーの磯部を狙うクロス。

5.本当はFWにとってかなりシビアなタイミングで合わせなくてはならないクロスだったはずだが、途中でDFに当たったことでスピードが落ち、むしろピッタリのボールとなった。これを磯部が落ち着いて流し込んでゴールゲット。

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 この場面で私が何より感心したのは、相手の攻撃が不発に終わるとわかった瞬間、次の攻撃の展開イメージを作っていた成岡の「戦術眼」です。私は実際のプレー経験がありませんからよくわからないのですが、サッカーやっている人ならこの位のことは当然なの? どうなの?
 私はとにかく「どうして背後にあるスペースにこんなに瞬時の判断でパスを出せるんだろう?」と不思議に思って成岡の首を振る動きを確かめてみたのですが、そしたら中郷がシュートをキャッチするかしないかのウチに、すでに一度首を振って後ろ見てるんですよね。つまりすでに確信をもってあのスペースにパスを出していた訳です。これを見てもう「うわすげぇな!」と。

 そしてこういう決定的な仕事をするだけでなく、ゴール前まで進出してはフィニッシュに絡み、中盤の底に降りてボールを捌き、サイドに流れて起点を作りと、ほとんどフリーマンのようにピッチ全体を駆け回ってボールの近くに顔を出す成岡の働きが城北のポゼッションを支えており、今日の勝利を引き寄せた大きな要因となっていました。その分もう一人のCHである山本が広い範囲をカバーしなくてはなりませんでしたが、山本は「あ、ここを抜かれると危ないな」というところに常にいてくれて、しかもファウルを犯さずボールを奪い取っていくという素晴らしいプレーを見せていました。山本くん、城北に来てくれてホントありがとう!

 シンペー、稲見の両SHはウィングというよりは中央付近でプレーすることによってCHやFWと適度な距離感を作って連携を生み出していました。それによって同時にサイドバックの上がりを引き出して攻撃に「幅」と「深さ」を作り出し、かつゴール前での「圧力」の強さも実現することができていました。両サイドバックの攻撃参加は、前線からの積極的な守備とともに今季の城北の戦術的生命線であり、FW、SH、CH、SBの緊密な連携から作るサイド攻撃にはさらに磨きをかけていってほしいところです。シンペーは1G2Aと盤石の安定感。ただ傷んで交代した稲見の状態がちょっと心配です。

 そして移籍後初ゴールにしてハットトリックを達成した磯部。ゴール前であれだけ質の高い動きを繰り返していれば得点するのは時間の問題だろうとは思ってはいましたが、決まる時はホント、本田△が仰るように「ドバドバ」と出るものですw 特に3点目のポストを受けてからDFの裏をとる動きなんかは本当に素晴らしい。そしてPKを外しはしたものの終盤に2得点を叩き込んだ長澤のプレーからは、「ノーゴールなんかで終われるか!」いうストライカーの気迫がビンビンと伝わってきました。2点目のゴールを決めた後、やや猫背にして伏し目がちにノシノシと歩いてくるその姿には背中から「闘気」が立ち上っているような“凄み”さえあります。

■ピッチに立つ選手だけでなく

 そしてもう一つどうしても伝えたいこと。

 6点目を決めた後のことですが、ベンチから「昨年のこともあるから、もっと取りに行こう!」という声が飛んでました。これを聞いた時、ベンチの選手たちも一緒にゲームに入って、戦う気持ちを持ってくれていることがわかって、本当にうれしかった。新しいメンバーも入り、チーム内での競争も激化しています。この試合では交代枠も1つしか使われず、試合に出たいという思いはベンチ入りしている選手みんなが持っているに違いない。それでも決して腐らずに、こうして声を出して一緒に戦ってくれている。ピッチ上の選手が作り出す一体感だけでなく、こうしたベンチを含めたチームの一体感をこれからも大切にしてほしい。今日初先発だった上田が見せてくれたあの執念のクリアも、「試合で使われれば絶対にやってやる」という強い気持ちを持って準備していたからこそできたプレーでしょう。そして昇格を実現する上での得失点差というものの持つ重みを痛いほどわかっているからこそ、あそこで諦めないプレーができた。みんながこういう気持ちで準備をしてくれるなら、今年の城北は強い、と自信を持って言える。次の試合は5/18としばらく先になりますが、さらにチームの状態を挙げて臨んでほしいと願っています。


2014年4月16日(水曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@野村総合研究所サッカー部戦

カテゴリー: - yamaneko @ 02時04分18秒

■2年ぶりの対戦

 前節、後半からは暴風雨と言っても過言ではない悪コンディションの試合を2−1でしっかりと勝ちきり、今期のリーグ戦初戦を白星で飾ったスペリオ城北。今節は野村総合研究所サッカー部との対戦です。「野村総研」は言わずと知れた国内屈指の経済系シンクタンク。この知能派集団は一体いかなるフットボールを展開するのでしょうか?
 以前、2012年のリーグ戦で城北はこのチームと対戦した経験があるのですが、その試合では、今は東京蹴球団でプレーしているMF宮原らのゴールなどで2-0の勝利を飾っています。野村総研サッカー部の昨年のリーグ戦での成績は2部1ブロックの11位。辛くも2部残留を果たしたというものですから、優勝&昇格を目指す城北としては確実に勝っていかなくてはならない相手です。しかしこういう企業チームは毎年どんな新入社員が入ってくるのやらわかったものではありませんからねぇ。期待の大型新人の加入で大きく実力が変わっている可能性もありますし、やはり油断はできません。いずれにせよ、ここ数年の2部リーグの激戦ぶりを考えればどんな相手にも星を落とせないのは同じなんですが。

 ところで、グーグルで「野村総研」と入力しただけで「野村総研 激務」という連想検索ワードが出てきます(笑)。どうか日本経済を支えるためのその貴重な疲れをしっかり抱えたままゲームに臨んでほしいものです!

■Match Report

第48回東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第2節
2014/4/13 19:00 KICK OFF
SPERIO城北−野村総合研究所サッカー部
北区赤羽の森公園競技場

 試合開始直後から城北の二人のFWが激しくフォアプレスをかけてボールを追い回すと、長澤のチェックでDFがコントロールをミス。このボールを磯部がかっさらってファーストシュート。サイドバックも高い位置をとって相手を押し込んでいくと、ボールをロストしても周囲の選手たちが次々と襲いかかるようなハイプレスでたちまち回収し、中盤の底に位置した成岡を中心に縦横自在のパス回しから城北が幾多のチャンスを築いていく。
 そして前半13分、ゴール前で相手守備陣を大きく左右に揺さぶる素晴らしい崩しから最後はシンペーが頭で押し込み城北が先制に成功。19分には再びシンペーがゴール前の密集地帯で巧みにシュートコースを作り出し、ゴール右隅に鋭い弾道のシュートを蹴り込み2点目。そして32分にはシンペーの出した縦パス一本で長澤が裏に抜け出し、角度のないところながら冷静に流し込んで3点目。前半で試合の大勢を決定づけた。

 前半は比較的前目からプレスを行ってきていた野村総研だったが、後半に入ると守備のスタートラインを下げて後方にリトリート。ハーフライン付近で城北のCHにボールが入ってもFWがプレスをかけにこなくなった。後方のスペースを消して城北の攻撃を守備網にひっかけさせてからカウンターを狙うプランに変更したのだと思われる。
 するとプレスに来ない相手の様子を見て「こないんならこっちからいくよ」とばかりに、望月が最終ラインから右サイド奥のスペースに走り込む米口めがけて狙い澄ましたロングフィードを供給し、これをきっかけに得たCKのチャンスでは成岡のプレースキックが一閃。シンペーがゴール正面でどんぴしゃのヘッダーをたたき込んで4-0、これでハットトリック達成である。相手のゲームプランの変わり端に選手たちが柔軟に対応し、それを無効化することに成功したといえるだろう。城北はその後もあくまで攻めの姿勢を貫いて、長澤が豪快なダイビングヘッドを含む2得点をさらにたたき出して二人目のハットトリック達成、6−0と快勝して連勝を2に伸ばした。一試合で二人のハットトリックは長く城北の試合を見続けている私にも記憶がない快挙。

得点者:
渡邉(’13 ‘19 ‘42)
長澤(’32 ‘49 ‘79)

アシスト:
渡邉2 成岡2 稲見

■サイドを攻略せよ!

 前節は中盤の底にアンカーを配した4-1-3-2のフォーメーションを採用した城北でしたが、この試合では成岡のポジションを一列下げてCHを2枚にした4-4-2を採用。一方野村総研は3バックの3-5-2を採用しているように見えました。
 このマッチアップを見る限り、サイドでの数的優位を活かせるかどうかが城北の試合展開の鍵になりそうだったのですが、選手たちは実に見事にそのタスクを完遂してくれました。たとえば城北の先制点のシーンですが、左SHのシンペーと左SBの原田、そして左CHの成岡が左サイドで効果的に連携を作り出し、チャンスを演出してくれています。ちょっと細かく分析してみましょう。

――――――――――――――――――

1.右サイドでのスローインから望月→稲畑と最終ラインでパスを回し、稲畑はピッチ中央の成岡にボールを預ける。

2.成岡にボールが入るのを見て左サイドバックの原田がオーバーラップを開始。これで野村総研のSH(むしろWBか?)7番は原田をマークせざるを得なくなり、本来のマッチアップの相手である左SHのシンペーを見ることができない。

3.成岡にボールが入ったため野村総研のCH18番がチェックのために前進してくる。原田の上がるスペースを作るためにやや内側にポジションを取っていたシンペーはこれで完全にフリー。成岡はCHを食いつかせてからシンペーにパス。シンペーは余裕を持ってターンし、ドリブルで縦にボールを運ぶ。

4.野村総研18番がプレスバックしてシンペーの中央へのコースを切ってきたので、シンペーは左前方の原田にパスを叩く。このとき18番によるチェックが消えた成岡は完全にフリー。原田はワンタッチで成岡に落とす。この一連のパス回しで相手の守備は完全に左サイドに寄せられている。

5.城北の新10番にとってこれは十分すぎる時間とスペースだと言えよう。成岡はインフロントキックで右サイドにできた広大なスペースに目の覚めるようなサイドチェンジパスを供給すると、米口が後方から猛然と駆け上がってくる。

6.実は右サイドにこれだけ大きなスペースができているのにはもう一つ理由があった。原田から成岡にボールが戻った時、FW磯部がポジションを落としてボールを受けに降りてきたが、これによって敵のCBを1枚引き付けることができ、さらにこれで生じたDFラインのギャップをめがけて右SHの稲見が斜めにスプリントを敢行していたのである。この動きを見た野村総研の左SH21番は稲見のマークのためにくっついて行き、右サイドはがら空きになった。

7.さらに得点につながった重要な判断は、米口にボールが通ることが確実になったのを見計らって右CHの4山本もゴール前に敢然と攻め上がったことである。これが実に効いた。この動きによって、米口のクロスがカットされたこぼれ球をゴール前でキープすることに成功し、2次攻撃が可能となった。山本は相手DFに囲まれながらもしっかりと縦パスを9長澤に通す。これも実に見事な仕事。

8.縦パスを受けた長澤はきっちりポスト役をこなして左サイドにボールを展開。ここに中央から成岡が流れてくるが、成岡はこのパスを受けるまでの間にシンペーがファーサイドでフリーになっているのを確実に視認しており、狙い澄ましたクロスを(しかも逆足のダイレクトで!)供給する。 あとは、“どフリー”のシンペーが丁寧に決めるだけであった。

――――――――――――――――――

 一方のサイドで数的優位を作るだけでなく、逆サイドへの大きな展開まで含めたサイドのスペースの攻略はまさにお見事。しかも皆さん、お気づきになられましたでしょうか? 右サイドのスローインから、シンペーのゴールに至るまでの一連のプレーには、GKを除く城北の全てのフィールドプレーヤーが関与していたのですよ! いや、もしかしたら後方からのコーチングという形で、きっとGKの中郷も参加していたことでしょう。ボールタッチのない選手も、スペースを作ったり相手のマークを引き付けたりといったタスクをしっかりとこなしてくれたからこそ、このゴールが産まれたのです。録画で何度も見直して、見直すたびにそれぞれの選手の動きがつながり合っていることに気がついて、心底ワクワクさせられました。開幕2試合目でこれほどの連携を見せることができるとは・・・!

■吉見監督の深謀

 そして、試合での点の取り方から今日のフォーメーションの意味を考え直していくと、この大勝を引き寄せたベースにはやはり吉見監督の選手の配置の絶妙さ(S級ライセンス保持者に対して私がこんなこと言うのもまったく面はゆいですが・・・)があります。この試合では成岡を左CHに配置していますが、これによって成岡は左サイドに流れた時に中央への広い視野を持つことができます。先制点の呼び水となったサイドチェンジパスはその典型ですね。そして右のサイドハーフにはDFライン裏への鋭い飛び出しを持ち味とする稲見がいて、成岡からのスルーパス1発でで相手守備陣を崩すこともできます。この試合では実現しませんでしたが、成岡からのそういう狙いのトライは実際何回か見られました。
 そして左サイドハーフには同じく右利きのシンペーが配置されていて、内側にカットインしてのシュートが大きな武器になります。今日の2点目がその最たる例でしょう。それにシンペーは仮に中を切られても縦に突破して左足で正確なクロスをゴール前に供給できますしね。それが6点目のアシストとなったクロスのシーンです。実際シンペーの左足クロスは年々成長してきていて、去年あたりからは見事な精度を見せはじめています。TOKYO FOOTBALL の記事でも「完璧なクロス」と評されたものがあったほどです。想像するに、社会人の選手というのは、やはり学校出てすぐが能力のピークで、あとは仕事との両立の中で少しずつ技術も体力も下がっていく・・・というのが避けられないことなのではないかと思うのですが、シンペーは逆に間違いなくフットボーラーとして成長してきている。そこが本当にすごい。

■勝利のための新しいピース

 それと二試合続けてスタメンとなっている二人の新戦力、CHの山本とFWの磯部ですが、両名とも実に素晴らしい。というか2試合プレーを見させてもらって、「すごい新戦力が加入したな」というのが本音です。
 まず山本ですが、開幕戦がアンカーの位置での先発だったことから守備のタスクを本領とする選手なのだろうと捉えていたのですが、いやいやどうして、縦横のパスの出し入れがなかなかすごい。山本選手がこれだけの展開力を持っているとすると、仮に対戦相手が成岡に厳しいマークをつけてきても、もう一つパスの供給源を確保できることになります。これは大きい。先制点のシーンでも重要な役割を果たした攻撃参加への判断力、適確なボディシェイプによる玉際の強さなど、金のわらじを履いてでも探しにいきたいオールラウンドなCHじゃないですか。この加入は心強い限りです。
 そしてFWの磯部ですが、まず何と言っても足下の技術が高い。その柔らかいボールタッチを活かしてよく楔のボールを納めてくれるだけでなく、その後の展開の判断も効果的。また、サイドに流れてSHが中にカットインするスペースを作ったり(シンペーの2点目の時など)、ポジションを落としてCBをつり出したりといった地味ながらチームの攻撃を活性化さえるためのアクションを献身的に行ってくれていて、前線で攻撃の組み立ても行えるクレバーなセカンドトップ、といった印象ですね。長澤とはFWとしてのタイプもやや異なっていて、その分相性もいいのではないでしょうか。

■「原点」の発見

 先ほども述べたように、ピッチ上にいる全ての選手の動きが有機的につながり合っていたのは攻撃だけではありませんでした。長澤、磯部両名の献身的な前線からの守備、それに続くチーム全体のプレスの連動という点でも、この試合にはすばらしいものがありました。

 全員で攻撃し、全員で守る、このソリッドな一体感。

 最後まで走り続け、運動量を落とさないプレーにおけるインテンシティ(強度)。

 そしてチャレンジする勇気とリスクに備える洞察力。

 ――もちろん、相手の力量によって、それが十全に発揮できないゲームもあるかもしれない。けれどそれでも、今日見せたゲームの内容を、今シーズン、そして将来にわたって長く城北が目指すべきゲームのフィロソフィとして確立することができるなら、これからも多くの人が城北の実現するフットボールに、カテゴリーを超えた魅力を感じてくれるのではないでしょうか。それこそまさに、吉見監督が常々おっしゃっている「日曜日にスペリオを観て、月曜日は元気に仕事にいける」ような、人々を勇気づけ、元気づけるサッカーに他なりません。

 このゲームで見せてくれた城北の今年のチームの可能性に心が躍るばかりです。しかしシーズンは始まったばかり。東京都2部リーグはリーグ戦とはいいながらトーナメント戦みたいなものです。洗面器に顔を付けていつまで我慢していられるかを競っているようなタフな勝負が続きますが、今日のような試合をこれからも見せ続けてほしいと、切に願っています。


2014年4月1日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@2014年の開幕は雷鳴とともに

カテゴリー: - yamaneko @ 19時50分11秒

 みなさんどうもお久しぶりです。

 かなり長いことこ更新もせずに放置してしまっていた本ブログですが、城北の試合レポを気持ちも新たに書いていきたいなぁ、と思っております。

 さて、今年もいよいよ東京都リーグが開幕です。昨季は首位の東京蹴球団と勝ち点では並びながら、またしても得失点差のビハインドを覆すことができず昇格を逃してしまった我らが城北。根立や小島、沢田といった長年にわたって城北を支えてきてくれた選手を含む6名が退団した一方で、新たに6人の選手を迎えて、2014年シーズンを迎えることとなりました。3/30に富士ゼロックスFCをホーム赤スポに迎えて行われた開幕戦では、立正大から加入の山本弘明選手、流通経済大に在籍しつつ城北でプレーする磯部孝道選手の両名がさっそくスターティングメンバーに名を連ね、2014年のSPERIO城北の戦いがその幕を切って落したのでした。

■難敵・富士ゼロックスFC

 開幕戦の対戦相手となった富士ゼロックスFCは、昨季の3部2ブロックを11勝1分0敗という成績で制しての2部昇格。12試合で53得点3失点というのは攻防ともに素晴らしいの一語に尽きます。クラブのサイトも作られていて、そこに掲示されているメンバー表を見てみますとさすが一流企業、筑波大をはじめとした国公立大、また中央大や明治大といった有名私立大など、大学サッカー強豪校の出身者が多くを占めているのがわかります。3部でのこの成績も納得です。 
 さらに情報を探していくと、背番号11の磯部想選手は強豪・武南高校出身で、大学時代にはデンソーチャレンジカップ関東選抜にも選出された経歴があることがわかりました。高校時代のプレーぶりを「武南のファンタジスタ」と評するサイトが見つかったりと、なかなかワクワクさせてくれます(震え声)

 それにしてもあきる野FCの伊東拓弥といい、こういう選手がしれっとプレーしてる東京都リーグ、本当に恐ろしいところです・・・

■困難なコンディションを克服しての勝利

第48回東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第1節
2014/3/30 19:00 KICK OFF
SPERIO城北−富士ゼロックスFC
北区赤羽の森公園競技場

 試合の方はダイジェスト映像を作成してありますので、どうぞそちらをご覧ください。

得点者:長澤2(’17 ‘28)
アシスト:原田 米口

 後半は雨は降るは風は吹くは、おまけに雷は鳴るはで、もう大変なコンディションだったのですが、集中力を切らさずリードを守り切ることができました。相手GKの好守もあって後半に追加点を奪うことができなかったのは残念でしたが、選手たちは全体的にいい距離感を持って素早くボールを動かし、良質なチャンスを作ることができていたと言えるでしょう。そうした意味では得点という形にはならなかったとしても攻撃に停滞感はなく、これからのさらなる連携の熟成に大きな期待を抱かせます。
 新加入の二人の選手については、19磯部選手は前線で縦のボールをよく納めて攻撃の起点を作ってくれ、先制点の場面ではニアでDFを引き付け効果的なつぶれ役を果たすなど貢献も大きかった。4山本選手は中盤の底からの適確な配球だけでなく、積極的な攻め上がりで攻撃の厚みを作り出すなど、両名とも新加入・初出場とは思えない存在感を発揮してくれたと言えるでしょう。

 そしてこの試合ではなんと言っても2ゴールを挙げた9長澤。今年から背番号も9に改まった長澤ですが、まさに9番、ストライカーに求められる仕事を見事に果たしてくれました。左サイドで7シンペーと17原田が作り出すコンビネーションも相手に大きな脅威を与えていて、事実2点とも原田の積極的な仕掛けから生まれたもの。2点目のアシストは右SBの米口で、このことからも効果的なサイドからの攻撃が実現できていたのがわかります。そして試合終了間際に相手GKを退場に追い込んだ10成岡と13稲見のホットラインにはこの二人の“らしさ”がギュッと凝縮されてましたね。常にゴールに向かう最短の「解」を狙い続ける成岡、そして相手の虚を突く鋭い飛び出しを得意とする稲見。この二人が中盤で作り出す創造性は今年もおおいにに楽しみです。もちろん今年からキャプテンマークを巻く6望月、そしていよいよ「1番」を背負うことになったGK中郷、“残留してくれて本当にありがとう”5稲畑ら、DF陣も悪コンディションのなか最後まで良くリードを守り切ってくれました。

■4-1-3-2での守備面の課題

 ただ、試合の中に課題がなかったわけではありません。ここで失点シーンの検証をしてみたいと思います。

 この日の城北のフォーメーションはアンカーを1枚にした4-1-3-2。この形で気をつけなくてはならないのは、アンカーの両側に広がる大きなスペースを使われないことです。この部分をどうやってケアしていくのか。

 前半23分の(ダイジェストでは1分40秒から)城北の失点シーンですが、左サイドからのクロスが合わず、富士ゼロGKがキャッチ。GKは素早く左(城北にとっては右)サイドバックに配球して、ここから一気に城北のDFラインの裏にスルーパスを通されてしまいました。鋭いプルアウェイから5稲畑をスピードで振り切った富士ゼロ11番・磯部選手のプレーはさすがに質の高いものだったとは言え、問題はサイドから供給されたこのパスが中央でまったくフィルターを受けずにここに通ってしまったことです。この時は、攻撃参加していた4山本の帰陣が間に合っておらず、というか富士ゼロのサイドバックのチェックでサイドに引っ張り出されてしまっており、中央のカバーがいません。城北DFラインの前には広大なスペースが生まれてしまっています(1分55秒あたり)。そのためスルーパスは何の障害もなくDFラインの裏まで楽々と通ってしまう形となりました。アンカーの攻撃参加は攻撃に厚みを加えるために大いに有効だし、むしろ必要なものでさえありますが、その場合のリスクマネジメントをどうするのか、またアンカーが一方のサイドにつり出された時にどうするのか、今後この中盤の形を続けていくなら共通の了解を作っていく必要があるでしょう。

 次に前半38分(ダイジェストだと4分40秒あたりから)のシーン。
 稲畑が前線に送ったロングフィードが跳ね返され、セカンドボールを富士ゼロのセンターハーフがフィールド中央付近で拾います。この時アンカーの4山本は低く降りてきていた11番をマークしています。こいつはフリーにできないのでこれは「必然」の選択。ただ、そのためにこのセンターハーフにはマークが付いていない状態。そこで恐らくとっさに危険を感じたのであろう稲畑が急遽スプリントしてチェックにいきます。これもまた「必然」のプレー。しかしそれによって背後のDFラインには大きなギャップが生じてしまいました。
 ここで富士ゼロのセンターハーフはワンタッチでこのギャップを狙ってパスを叩く素晴らしいセンスを見せ、さらに危険な11番がこのギャップめがけて飛び込んできます。シュートは幸いにもポストを叩いて事なきを得たものの、1点もののプレーだったことは間違いないところです。富士ゼロ、やっぱレベルの高い好チームでした。

 DFに「必然」のプレーを選択させることによって逆に守備ブロックの破綻を誘う、将棋で言えば「定跡にハマった」とも言えるようなこういう状況は本当に対応が難しい。この場合、サイドバックが中に絞っていくのがとりあえずの対策と言えるのでしょうが、相手のプレーがダイレクトで早かったこともあって、その時間もありませんでしたね。それにサイドに相手のウィングが開いていたりすると、サイドバックは瞬時に“マークを続けるか、それとも離して中に絞るか”の難しい選択を強いられる状況であるのは変わりません。これはもう「この形のリスクは覚悟の上で、相手より多く点を取りゃあいいんだよ」という以外に対策はないですね(笑)

■やっぱり社会人リーグは素敵だ

 とまあいろいろ書いてきましたが、この悪天候の中でも最後まで試合の主導権を渡さず、最小得点差を守り切った選手たちの頑張りはいくら褒めても褒めたりない思いです。昼の間は雨が降っていて、あまりお客さんもきてくれないかな〜と思っていたのですが、蓋を開けてみると、ざっと目測で120〜130人くらい来場されていたのではないでしょうか。富士ゼロ側の関係者の方も含めてではありますすけどね。それでもこれだけの方にご来場いただけたのはうれしい限りです。

 ――週末に、これだけの人の前で素晴らしいプレーを見せる選手たちが、平日はクリーニング屋や印刷工場や金属加工の工場で働いていて、もしかしたら赤羽や十条のラーメン屋であなたの隣に座って昼飯食ってるのかもしれない、って思うとなんだか胸が熱くなりませんか? 今年もどうかスペリオ城北の選手たちの戦いに暖かいご声援をいただけますよう、よろしくお願いいたします。


2013年7月10日(水曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@対 FC INAHO戦

カテゴリー: - yamaneko @ 18時11分46秒

 先日の東京ガスサッカー部との試合も前半に先制を許しながら後半でどうにか逆転し、苦しみながらも開幕4連勝を果たした我らが城北。その4勝のうち3つまでが1点差の勝利、しかも2試合は逆転での勝利というハラハラの展開ながら、そうした厳しい試合を勝ち切ることができており、今年のチームには最後まであきらめない逞しさが感じられます。

 この日の対戦相手はFC INAHOさん。クラブのウェブサイトは発見できたものの、2011年で更新が止まっているようで、どういう背景の選手が集まっているのかなどの詳しい情報は得られませんでした。 2012年より2部リーグに参戦し、昨年は1ブロックで6位(6勝6敗)という成績を挙げています。今季は5試合を終わった時点で12位、3敗2分とまだ未勝利なのですが、昨年はブロック中位でフィニッシュできるだけの実力をもった相手ですから、やはり油断はできません。

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第47回 東京都社会人サッカーリーグ
2部3ブロック 第7節
2013/7/7 19:00 Kick Off
対 FC INAHO
試合会場 赤羽スポーツの森公園競技場

【Match Report】

■またしても前半に先制を許す

 前半、ボールを回しながらDFライン裏への長いボールを狙う城北。しかし相手が引き気味に構えていることもあって、これはなかなか上手くいかない。こうした相手を崩すにはやはりFWにクサビの縦パスをいれて守備陣に揺さぶりをかけたいところだが、クサビを受けるFWに対してはINAHO守備陣も狙い所を定めて厳しくチェックをかけてきたため、城北は思うような展開を作れない。
 すると前半25分、GKからのフィードをDFラインの前でINAHO15番に上手く収められ、ここを起点にサイドに開いた21番への展開を許してしまう。この21番にPA内に深く侵入されたところで20米口の足がかかってしまいPKの判定。この場面、米口は先にボールに追いつくことができていて、おそらくゴールラインに向かってボールを切るつもりで足をスイングしたのだと思うが、それが相手の足にあたってしまったのはもったいなかった。21中郷はコースには反応できたものの、ボールは惜しくも脇の下をすり抜けしまい失点。先日の東京ガス戦につづいてまたしても前半で相手に先制を許してしまう苦しい展開となった。
 何とか前半で同点に追いつこうと攻めへの圧力を高める城北は、前半32分にセットプレーの攻め残りで戦線にいた5望月がPA前を横断するような素晴らしいパスをこれまた攻め残りの8堀河に出してシュートを放つもINAHOのDFがスライディングで必死のブロック。前半終了間際には久しぶりにFWに収まったクサビに2列目から20米口が飛び込んでシュートを打つもこれはGK正面でがっちりとセーブされ、0-1のまま前半を終了した。

■後半は城北がピッチを支配

 後半開始直後、13稲見からのパスを受けた9シンペーが思い切りよく強烈なミドルシュートを放つ。このシュートは惜しくもクロスバーを叩いたが、このプレーで試合の空気が一変した。城北の選手たちのボールへのアプローチの早さも明らかにギアが一段上がった印象で、セカンドボールを支配して相手を押し込むと、9シンペーが左サイドから素晴らしい精度のクロスを供給。ファーポストに飛び込んだ6小島が頭で押し込み、ようやく城北がスコアを1-1のタイに戻すことに成功した。
 後半頭から城北・吉見監督は6小島と27成岡をピッチに送り出したが、これによって城北のパス回しはスムーズさを取り戻し、後半12分、13稲見のインターセプトからチーム全体が連動する迫力あるカウンターを発動すると、フィニッシュは27成岡が右足を一閃して逆転のゴールを突き刺し、ついにゲームをひっくり返す。
 これ以降、相手の運動量が落ちてきたこともあって試合の主導権は完全に城北のものとなった。後半25分には相手の守備ブロックを切り裂くような27成岡の縦パスを受けた18長澤が素早くターンしてシュートをねじ込み追加点、さらに35分には相手守備陣のバックパス(というかトラップミス)をかっ攫った長澤がGKと一対一の局面を作り出すと、相手GKを寝かせてから冷静にボールを浮かせてネットを揺らし、見事にドッピエッタを達成。城北は早くも今季三度目となる逆転での勝利をかざり、開幕からの連勝を5に伸ばしたのであった。

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 うーん、こうなってくると「逆転のPL」ならぬ、「逆転の城北」ですなぁ。そう言えば、2008年に3部で優勝した時は上位チームとの対戦が全部1-0だったもんで、「ウノゼロの城北」だったんですよねw

 先制に成功すれば当然相手は全体を引き気味にして守備ブロックを作ってきます。4-3と競り合ったC.I.S.C戦での同点ゴールとなった3点目、そして今日の同点ゴールもそうですが、引いた相手をきっちり崩して点を取れているのが素直に今季のスゴイところだと思えるわけです。とにかくこの日の試合はディティールにこだわり出すといくらでもオカズが出てくるという内容の濃い試合でした。

 やっぱりまず特筆したいのは9シンペーの存在感。後半頭のミドルシュートは、セオリー通りに「引いた相手にはミドルを打って牽制」ということに留まらない、心理的なインパクトを相手に与えたように思う。シンペーって、たまにこういう試合の空気一発で替えちゃうプレーするんだよね。古い話で恐縮ですが、思い起こせば2010年のHBO東京さんとの試合、城北は前半3分に先制を許す苦しい立ち上がり。しかしシンペーが前半15分にすんごいミドルをぶち込んで同点にすると、その後はあれよあれよと逆転勝利・・・という試合もあったのです。それに同点弾のアシストとなったあの完璧な左足のクロス! シンペー、あんなに左足上手かったか!? それにこういう精度のあるボールは今期この試合に限ったことじゃないんです。たとえば、あれはFLUTTO-FLUTTO戦の後半、PA内の開いたスペースを指さしながら飛び込んでくる27成岡に合わせたパス、惜しくもゴールにはならなかったけれど、あれも精度高かった・・・。【リンク: FLUTTO-FLUTTO戦ダイジェスト(シンペーのパスは2:37あたり)

 それと、これはツイッターでも書きましたが、6小島の開いたポジショニングに気付いて、そこにバシーッと一発でサイドチェンジを通した17稲畑のプレーも良かった。後半から出て1ゴール1アシストときっちり仕事する27成岡はもう「凄み」さえ感じさせる。怪我してるなら早く直してください。君がいないと困るから。いやほんとに。前半で交代した28倉持や3上田だって、決して内容が悪いわけじゃなかった。二人とも良い突破やクロス見せてたし・・・あああ、ひとりひとり良かったプレーをとりあげて誉めてあげたいよ。

 でもまだリーグ戦は半分も終わっていないわけで、次の試合に向けて切り替えていかなくてはいけません。しかも次戦は苦手のクレー会場(サポにとっては東京のど真ん中で「遭難」しかけた悪夢の地w)「荒川四ツ木」です。夏場の三連戦は体力的にもキツイと思いますが、どうかコンディションの管理にはくれぐれも気をつけて欲しいと思います。がんばろう城北!

【2013シーズン】SPERIO城北−FC INAHO戦ハイライト【TSL第7節】


2013年6月17日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@対東京ガスサッカー部戦

カテゴリー: - yamaneko @ 03時50分25秒

 久しぶりのマッチレポートです。
 今日は天気が雨模様だったし、アウェイの会場で撮影に適したポイントもなかったので、ビデオの撮影はできませんでした。もし楽しみにして下さっている皆様がいらっしゃいましたら、どうもごめんなさい。

■「悪癖」を払いのけて

 さて、城北はC.I.S.Cとの試合を4-3、FLUTTO-FLUTTOとの試合を2-0と勝利し3連勝。開幕から土つかずの3連勝というのは、城北が2部に昇格してから実は初めてだったりします。毎年シーズン序盤で「一コケ」して勝ち点を落とすのが城北の悪いクセなのです・・・。

 昇格初年度の2009年には2戦目で一コケ(対 FC CERVEZA 0-2)

 2010年は開幕戦で一コケ(対 FC GANADOR 0-2)

 2011年も2戦目で一コケ(対FC MALT’S墨田 1-1)、おまけに3戦目でも大コケ(対 東京蹴球団 0-2)

 そして昨年も開幕戦で一コケ(対慶應BRB 1-2 )してしまいました・・・orz

 今年も第2節のC.I.S.C戦では試合開始早々に不運な形で失点し、同点に追いついては再び勝ち越し弾を浴びるという難しい試合となってしまいました。ああ、今年もやっぱり序盤でコケる城北の「悪癖」が発動してしまうのか・・・、と試合を撮影しながら心が折れそうになったのですが、ピッチ上の選手たちは素晴らしい頑張りを見せて試合をひっくり返し、4-3のスコアで勝利。ついにこの悪しきジンクスを振り払ってくれました。そして3試合目となった第5節のFLUTTO-FLUTTO戦ではボールホルダーに積極的なアプローチをかける“攻撃的”な守備がよく機能して2-0、今季初のクリーンシートも達成。チーム状態は上り調子だと言って良いでしょう。この2試合のダイジェスト映像はこちら。

◎第4節 SPERIO城北 − C.I.S.C 戦

◎第5節 SPERIO城北 − FLUTTO-FLUTTO戦

 第6節の対戦相手は東京ガスサッカー部さんで、現在は3勝1敗、勝ち点9で3ブロックでは3位につけています。お互い2部は長いのですが、城北とは初の顔合わせとなります。4連勝で勝ち点を12に伸ばして首位につける東京蹴球団を追撃するためにも、今日の試合でも着実に勝ち点3を獲得して、序盤戦を無傷で乗り切りたいところです。試合会場はJ1のFC東京が練習グラウンドとして使用しているあの小平グラウンド。FC東京はちょうど新潟でキャンプ中ですから、もしかして天然芝のグラウンド使えるのかと思いましたが、ユースの子たちが使っている人工芝の方でした。ちょっと残念。 ところで私、実は普段はFC東京も応援しているんですが、今日は・・・今日だけは言わせてもらいます。

 瓦斯粉砕汁!

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第47回 東京都社会人サッカーリーグ
2部3ブロック 第6節
2013/6/16 11:10 Kick Off
対 東京ガスサッカー部
試合会場 東京ガス 小平グラウンド

■不運な失点

 城北はアウェイのピッチコンディションを確認するかのような慎重な立ち上がり。しかし前半5分を過ぎたあたりからはパスワークを活かして試合の主導権をつかみ始める。ただ数多くのチャンスを作りだして相手ゴールに肉薄するものの、東京ガスGKの飛び出しの好判断などもあってゴールを割ることはできない。

 すると前半22分、ファウルで与えてしまったフリーキックがフラフラっとそのままゴールに入ってしまうという不運な失点で東京ガスに先制を許してしまう。DFを崩されて失点したわけではないので落ち込む必要はないのだが、やはり先制されると試合運びは難しくなってくる。結局0-1のスコアのまま前半戦を終了。

■勝利を引き寄せた交代策

 後半頭から城北は 6小島out → 24松村in、3上田out → 4佐々木in でメンバーを二人交代。18長澤を2列目左サイドに回し、シンペーが右に移る。長身の24松村を前線に入れてマークを中央に集中させたうえで、サイドで18長澤、9シンペーの突破力を活かそうというのが狙いか。そして経験豊富なCBである4佐々木の投入は、前掛かりになって攻めた後のカウンターに対するケアを狙ったものだろう。この交代策が効を奏し、城北はサイドを広く使った厚みのある攻撃から何度も惜しい場面を得るのだが、やはり最後の精度を欠いてゴールを割ることができない。

 後半11分、城北・吉見監督はさらに攻撃的な交代カードを切ってきた。9シンペーに替えて14岩井を左サイドへ投入。そしてこの交代が勝負の潮目を替えることとなる。前半19分、21中郷からのフィードをキープした14岩井が右サイドからPA内にドリブルで侵入、2人のDFのマークをものともせずにシュートコースを作り出すと、待望の同点弾を叩き込んだ。

 同点に追いつかれた東京ガスも反攻に転じて城北ゴール前に迫り、際どい場面を作られたものの、GK21中郷が必死のセービングを見せて追加点を許さない。そしてこの場面を耐えぬいたことで城北は勝機を掴むことに成功する。前半28分、DFライン裏に抜けたボールに素晴らしいスピードで反応した14岩井に東京ガスGKがPA内で接触、主審は迷わずペナルティスポットを指さした。城北のキッカーは27成岡。冷静にフェイントを入れてGKを左に飛ばせてからゴール右に鋭いシュートを突き刺し、城北がついに2-1と逆点に成功。

 後半32分、城北は18長澤に替えて19日沢を投入(公式戦初出場)して中盤の運動量の維持を図る。後半37分にはゴールポストを直撃するFKに大いに肝を冷やされたりもしたが、積極的なコーチングで守備を引き締める4佐々木を中心に城北がこの点差を守り切って、タイムアップのホイッスル。開幕4連勝で勝ち点を12に伸ばしたのであった。

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■輝け「十条の星」!

いっわ〜いまさひろ〜、俺達の誇り〜!
いっわ〜いまさひろ〜、ラララ十条のほ〜し〜!

 勝利はチーム全員の力があってこそのものだと思うので、普段あまり「マン・オブ・ザ・マッチ」みたいなことは書かないようにしている(そんなことが書けるほど試合の全てを把握できているとも思わないし)のですが、さすがに今日の試合は「岩井サンキュー、サンキューな!」と言わざるを得ませんね(^^)。同点弾にしてもPK奪取に繋がったプレーにしても、素晴らしい勝負魂を見せてくれました。前半から城北のパス回しで相手はかなり走らされていましたから、後半途中の煮詰まってくる時間帯にスピードとキープ力を併せ持つ岩井の投入は相当効いたと思います。

 それにしても今季二度目の逆点勝利です。シーズン序盤のコケ癖を克服したのみならず、先制された難しいゲームを勝ちきる粘り強さと反発力はこれまでの城北にはみられなかったもので、チームの逞しい成長を感じます。怪我持ちで長い時間のプレイが難しい岩井ですが、彼をこうしたジョーカー的なカードとして使えるだけの選手層の厚さを作り出すことができているということも、チームの「成長」の一つと言えるでしょう。とにかく、何とかこの試合でも城北は「生き残る」ことができました。これからも一戦一戦が勝負です。

 いや、しかしまあ、もう少し安心して観ていられる試合もして欲しいと思ったりもしますけど(^^;

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 次の試合は7月7日、対戦相手はFC INAHOさん、ホーム赤スポで19:00キックオフ。たくさんの皆様のご来場をお待ちしております!


2013年5月3日(金曜日)

5/3の登録3点。憲法記念日ですしね。

カテゴリー: - yamaneko @ 16時29分51秒

いつ登録するの。今でしょ。

・・・って感じですか(^^;

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『憲法は、政府に対する命令である。』 ダグラス・ラミス(平凡社)

【同著者の関連本】

『憲法と戦争』 C・ダグラス・ラミス

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『Q&A 日本国憲法のよみ方』 弓削達監修 反改憲ネット21編(明石書店)

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『平和と平等をあきらめない』 高橋哲哉・斎藤貴男(晶文社)

【同著者の関連本】

『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』 高橋哲哉・斎藤貴男

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【登録済み関連書】

『そして、憲法九条は』 姜尚中×吉田司

『9条どうでしょう』 内田樹/小田嶋隆/平川克美/町山智浩

『「憲法大好き」宣言』 佐高信・福島瑞穂

『憲法は誰のもの』 福島みずほ

『憲法論』 カール・シュミット


2013年4月19日(金曜日)

4/19の登録。海岸文学関連5点です。

カテゴリー: - yamaneko @ 13時47分25秒

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『スタンダールの復活 革命・社会・文学』 岡田直次(NHK出版)

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『華やぐ男たちのために 性とモードの世紀末』 山田登世子(ポーラ文化研究所)

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『ヴェネツィアでプルーストを読む』 鈴村和成(集英社)

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『サン=テグジュペリの世界 星と砂漠のはざまに』 リュック・エスタン(岩波書店)

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『カレル・チャペックの警告』 カレル・チャペック(青土社)

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2013年4月12日(金曜日)

4/12の登録。アメリカ関連本7点

カテゴリー: - yamaneko @ 14時16分11秒

町山智浩氏はナンシー関亡き今、もっとも信頼できるメディア分析の第一人者であり、知性であると思う。

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『アメリカ人であるとはどういうことか 歴史的自己省察の試み』 マイケル・ウォルツァー(講談社)

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『なぜアメリカはこんなに戦争をするのか』 C・ダグラス・ラミス(晶文社)

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『歴史のなかのイラク戦争 外交と国際協力』 山内昌之(NTT出版)

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『湾岸戦争論 詩と現代』 藤井貞和(河出書房新社)

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『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢』 町山智浩(太田出版)

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『底抜け合衆国 アメリカが最もバカだった4年間』 町山智浩(洋泉社)

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2013年4月9日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@2013シーズン開幕!

カテゴリー: - yamaneko @ 21時03分21秒

■2013年の東京都社会人リーグがいよいよ開幕

 城北のシーズン初戦は、3部リーグより昇格してきた丸紅さんをホーム赤スポに迎えてのゲームとなりました。丸紅さんの昨シーズンの戦績をチェックしてみますと、9勝1分、リーグ戦無敗という素晴らしい成績です。昨年の東京カップで対戦した三菱商事さんもそうでしたが、基本、丸紅さんみたいな一流企業にはしばしば一流大学の体育会出身者が多かったりしますので、十分な警戒が必要です。

 また、城北が所属する2部3ブロックを概観しますと、過去の対戦で一度も勝てていない(泣)東京蹴球団、1部から降格するも、その洗練されたサッカーには高い定評のある Racing Club de Tokyo、そして上布田蹴球団、東京ガスサッカー部、東京ベイFCなど、なかなか一筋縄ではいかない対戦相手が揃っております。今年こそシーズン序盤でつまづく「悪い癖」を払拭して、先行逃げ切りの一人旅を実現したいものです。

第47回 東京都社会人サッカーリーグ
2部3ブロック 第15節
2013/4/7 19:00 Kick Off
対 丸紅
試合会場 赤羽スポーツの森公園競技場

■期待の新戦力!

 本日の先発メンバーはGKに2012サポーター選出MIPに輝いた“ナイスガイ”中郷。DFは左から22田中、8堀河、日体大より今期新加入の17稲畑、20米口の4バック。それにしても、あの名門・日体大から選手が来てくれるようになるなんて、始めに聞いたときは自分の耳を疑いました(笑)。練習試合で稲畑選手のプレーを数回見たところでは、DFならセンターもサイドもマルチにこなせるようですので、選手層の厚みを作り、チーム戦略の幅を広げる上でも、とてもありがたい選手だと言えそうです。そして中盤は左から9シンペー、5望月、27成岡、6小島のおなじみの面々。5モッチーは今年はボランチ起用が中心になるようですね。守備力と視野の広い展開力を併せ持つのがモッチーの魅力なので、これは十分アリだと思います。一方FWはいずれも新加入の24松村と18長澤で、4-4-2のフォーメーションです。
 24松村選手の前所属は関西社会人リーグ1部のアミティエSC(J4ですよ!)、しかもなんと193センチの長身! いやこれはすごい。身長という点で言えばハーフナー・マイクが前線にいるのとほとんど変わらないんですから。城北にとってはまさに待望の長身ポストプレーヤーが加入してくれた訳です。一方の18長澤選手は立正大学出身で、重心の低いドリブルでの突破に魅力のあるプレーヤー。この二人のコンビネーションにも大きな期待がかかります。

■城北の多彩な攻撃のバリエーションが光った前半

 試合の細かいことは私が編集したダイジェスト映像をご覧いただくとして、まず先制点のシーンを振り返りましょう。
 22田中が左サイドで起点を作り、ズバッと縦にボールを入れます。これを受けた18長澤が巧みな反転からドリブル勝負を仕掛けてCKを獲得すると、ファーに流れたボールを8ホリケンがキッチリ押し込んで、前半5分にはやくも城北が先制に成功です。相変わらずセットプレーで無類の得点感覚を発揮する8ホリケン、さすがです。どうしても硬くなりがちなシーズン初戦、早い時間で得点することができたのは何よりでした。そして22田中選手の最終ラインからのビルドアップが実に素晴らしい。

 続いて前半14分、22田中のスローインを24松村がフリック、サイドバックの裏のスペースにボールを落とすと、そこに18長澤が走り込む。18長澤は相手DFを引きずりながら委細かまわずゴリゴリと前進(笑)、PAに侵入したところで倒されてPKを獲得すると、これを自ら決めて貴重な追加点を挙げます。相手のGKを左に飛ばした上でゴール右上に豪快に蹴り込むという、冷静さと剛胆さが不思議に同居したPKでした。18長澤選手の記念すべき移籍後初ゴールです。それにしても、これですよこれ! 今まで城北がやりたくてもできなかった攻撃のバリエーションの一つがこうしたフリックからのプレーです。その他にも、24松村にクサビを当てて、落としたボールを受けた6小島が裏にパス出して18長澤が飛び出しを狙ったシーン(惜しくもオフサイド)とか、24松村がサイドに流れてゴール前にスペースを作り、そこに9シンペーが二列目から飛び込んだシーン(惜しくもクロスバー直撃)など、追加点こそ挙げられなかったものの城北が試合をほぼ支配して、前半だけでシュート12本(枠内5)を丸紅ゴールに浴びせかけるという素晴らしい内容。今後の連携の成熟にも大きな期待ができるものでした。

■後半は一転して苦しい展開に

 後半に入っても城北が相手を押し込む展開はそのままだったのですが、後半8分、丸紅が1点を返したことで試合の流れが大きく変わります。点差がわずか1点となって、俄然元気を取り戻した丸紅イレブン。身体が持って行かれそうな強風が吹きつける中、風下でのプレーを強いられることとなった城北にとって、最小得点差となって以降の試合運びは大変難しいものになりました。後半もシュート数自体は8本(枠内1)と少なくはありませんが、前半に見せたような複数の選手の連動は少なくなり、個人技での突破や、やや遠目からのシュートが多くなります。枠内シュートの少なさがプレー内容の変化を示していると言えるでしょう。

 こうした中、城北・吉見監督は後半14分に6小島→14岩井、後半27分に27成岡→4佐々木と交代カードを切っていきます。4佐々木は東京カップでもすでに登録されていましたが、東北社会人リーグのコバルトーレ女川より今期新加入した経験豊富なDFです。4佐々木を最終ラインに入れて17稲畑を一列上げ、中央でのハイボールへの反発力を強化するとともに、4佐々木の経験を買って最終ラインに落ち着きをもたらそうという狙いもあったかもしれません、事実、4佐々木はPA内のギリギリの場面でも適確なタックルで相手の攻撃を阻止してくれるなど、期待に違わぬ好プレーを見せてくれました。最終ラインでは果敢に内に絞って重要なカバーリングを何度も見せてくれた20米口も素晴らしかった。こうして何とか1点差を守り切った城北が開幕戦を勝利で飾り、苦しみながらも貴重な勝ち点3を手にすることができたのでした。

■失点シーンを振り返る

 さて、ここで城北の失点の場面を振り返ってみましょう、試合ダイジェスト映像だと3分33秒あたりからの一連の流れですが、ここで城北はいくつかのミスを重ねてしまいました。

 1. まず全体が前掛かりになっている中でシュートで攻撃を終われず反攻を許し、一旦跳ね返した後のセカンドボールも抑えられてしまった。

 2. ボランチ2枚がボールサイドに集まっていたため、中央に広大なスペースができている。左SBと合わせて、これだけ人数をかけたらここでボールを奪っておきたいところなのだが、ボールホルダーにはあまり効果的にプレスを掛けられていない。結局中央にボールを出され、そこを起点にDFライン裏への決定的なパスを許してしまった。

 3. 最終ラインもこのボールに対応しようとしたが、後半から風下となっていたこともあり、折からの強風によって浮き球のボールが予測よりも長くなったのか、触ることができなかった。また外から斜めに走って得点を決めた丸紅#11にはマークがついていない。

 やはり、まず2.の時点で(誰でもいいので)もっと早めに降りてきてこのスペースを埋めておくべきでした・・・いいですか、同じブロックには切れ味鋭いカウンターを武器とする、あの東京蹴球団がいるのです! 東蹴さんあたりはこういう隙は決して見逃さないはず。スペースを埋める、マークを掴む、というリスク管理を改めて徹底しておく必要があるように思われます。

 とは言え全体的には好材料のたくさんあった試合であることは言うまでもありません。苦しい試合展開ながらも勝ちきったことが何にも替えがたい。2部リーグは近年恐ろしく全体のレベルが向上してきており、3部からの昇格チームが相手と言えども、楽な試合は一つもないのだということを(私自身も含めて)肌で感じることができました。実際、この日の他会場では昇格組の FC STEAM が昨年1部のRacing Club de Tokyoを破るというアップセットが生じています。しかし今年の戦力なら、すべての障害を乗り越えて勝ち進んでいけると信じています。信じて応援し続けます。今年こそ! 今年こそ歓喜の秋を迎えましょう! 2部の門番はもうたくさんだ(笑) 次の試合では更に一段と連携の高まった姿を見せてくれることを期待しています。

がんばろう! 城北!!

◎ハイライト映像はこちら
【2013シーズン】SPERIO城北 − 丸紅戦ハイライト【TSL第1節】 


2013年4月5日(金曜日)

山岡士郎としての本郷和人。

カテゴリー: - yamaneko @ 18時20分31秒

本郷和人さん。昨年の大河ドラマ『平清盛』の史実監修をされたことでも有名になりました。あの時はイロイロずいぶん叩かれたみたいですが・・・

ただ、この方の提示する歴史像そのものは説得力に富み、非常に刺激的です。おそらく本郷さんの主張がもっとも凝縮された本はちくま新書の『武士から王へ―お上の物語』であろうと思われます。ただこれ新書版は版元品切れ。近く角川ソフィア文庫から『武士とは何か 中世の王権を読み解く』の刊行が予定されていますが、これが恐らく同じような位置の本になるのではないでしょうか。

刺激的と言えば、『武力による政治の誕生』の方で述べられている「権門体制論」批判、「網野史学」批判もかなり刺激的です。

そして返す刀で上野千鶴子の実証史学に対する批判も反批判していくのでありますが、これについては、「近代国家の権力システムの一部としての歴史学」という限界の枠内を突破できていないような印象もあり、やや勇み足かな、と。「東大史料編纂所」という特権的な場に所属することに由来する“存在被拘束性”を免れていないのではないか。そんな気もします。

とにかく、まるで『美味しんぼ』5巻くらいまでの山岡士郎のように諸方面にガルルと噛みついてケンカを売りまくる本郷和人氏には今後も要注目です(笑

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『武力による政治の誕生』 商品詳細へ

『武力による政治の誕生』 本郷和人(講談社)

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『人物を読む日本中世史』 商品詳細へ

『人物を読む日本中世史 頼朝から信長へ』 本郷和人(講談社)

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2013年3月29日(金曜日)

3/29の登録。 現代アメリカ文学11点。

カテゴリー: - yamaneko @ 17時16分31秒

うむむ・・・三月が終わってしまうぞい。

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『誕生日の子どもたち』 商品詳細へ

『誕生日の子どもたち』 トルーマン・カポーティ(文藝春秋)

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『シティ・オヴ・グラス』 商品詳細へ

『シティ・オヴ・グラス』 ポール・オースター(角川書店)

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『ムーン・パレス』 商品詳細へ

『ムーン・パレス』 ポール・オースター(新潮社)

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『孤独の発明』 商品詳細へ

『孤独の発明』 ポール・オースター(新潮社)

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『鍵のかかった部屋』 商品詳細へ

『鍵のかかった部屋』 ポール・オースター(白水社)

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『最後の物たちの国で』 商品詳細へ

『最後の物たちの国で』 ポール・オースター(白水社)

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『ミスター・ヴァーティゴ』 商品詳細へ

『ミスター・ヴァーティゴ』 ポール・オースター(新潮社)

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『デッドアイ・ディック』 商品詳細へ

『デッドアイ・ディック』 カート・ヴォネガット(早川書房)

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『青ひげ』 商品詳細へ

『青ひげ』 カート・ヴォネガット(早川書房)

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『パームサンデー』 商品詳細へ

『パームサンデー』 カート・ヴォネガット(早川書房)

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『パターン・レコグニション』 商品詳細へ

『パターン・レコグニション』 ウィリアム・ギブスン(角川書房)

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2013年3月28日(木曜日)

今日はサッカー関連本を登録。

カテゴリー: - yamaneko @ 17時34分45秒

今日は久しぶりにサッカー関連本をまとめて登録です。

先日のヨルダン戦は残念な結果でしたね。個人の突破にズルズル引っ張られてやられる感じは、前々回のアジアカップ、サウジアラビア戦を思い出しちゃったりしました。あいかわらずああいうのに弱いなぁ。

とにかく2失点目が痛かった。あの場面、マヤにはカード覚悟でも何とか止めにいって欲しかった・・・あっさり抜かれすぎ。その前のボールの取られ方もそもそもよくなかったんだけど。それに限らなくても、ワールドカップの出場を賭けた試合でのプレーとしては、全体的にあまりにも淡泊に感じたのも事実。

そうは言っても、グループリーグで優位な立場にあるのは依然変わらないので、次のホームゲームでしっかり出場を決められれば問題ないんですが。

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『欧州サッカー批評 06 香川劇場。 どこよりも深いイングランドフットボールの楽しみ方』 商品詳細へ

『欧州サッカー批評 06 香川劇場。 どこよりも深いイングランドフットボールの楽しみ方』(双葉社)

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『サッカー オフ・ザ・ボールの動き・戦術・トレーニング 「オフ」の動きの質が勝敗を左右する!』 商品詳細へ

『サッカー オフ・ザ・ボールの動き・戦術・トレーニング 「オフ」の動きの質が勝敗を左右する!』 林雅人(ナツメ社)

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『股旅フットボール 地域リーグから見たJリーグ「百年構想」の光と影』 商品詳細へ

『股旅フットボール 地域リーグから見たJリーグ「百年構想」の光と影』 宇都宮徹壱(東邦出版)

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『フットボールの新世紀 美と快楽の身体』 商品詳細へ

『フットボールの新世紀 美と快楽の身体』 今福龍太(廣済堂)

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『南ア経由の羅針盤』 商品詳細へ

『南ア経由の羅針盤』 倉敷保雄・西部謙司(出版芸術社)

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『Jリーグサッカー監督 プロフェッショナルの思考法』 商品詳細へ

『Jリーグサッカー監督 プロフェッショナルの思考法』 城福浩(カンゼン)

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『オシムの伝言』 商品詳細へ

『オシムの伝言』 千田善(みすず書房)

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『神様ジーコの遺言(メッセージ)』 商品詳細へ

『神様ジーコの遺言(メッセージ)』 岡邦行(三一書房)

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『ジーコの考えるサッカー LEVEL1・2・3揃』 商品詳細へ

『ジーコの考えるサッカー LEVEL1・2・3揃』 ジーコ(NHK出版)

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2013年3月26日(火曜日)

今日の登録3点。

カテゴリー: - yamaneko @ 22時57分13秒

これからW杯のアジア最終予選みるので、今日は登録だけです。すんません(^^;

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『文化と帝国主義 1・2』 商品詳細へ

『文化と帝国主義 1・2』 エドワード・E・サイード(みすず書房)

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『ナショナリズムとセクシュアリティ 市民道徳とナチズム』 商品詳細へ

『ナショナリズムとセクシュアリティ 市民道徳とナチズム』 ジョージ・L・モッセ(柏書房)

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『男同士の絆 イギリス文学とホモソーシャルな欲望』 商品詳細へ

『男同士の絆 イギリス文学とホモソーシャルな欲望』 イヴ・K・セジウィック(名古屋大学出版会)

【関連書】
『クローゼットの認識論』 イヴ・コゾフスキー・セジウィック(青土社)

『女ぎらい』 上野千鶴子(紀伊國屋書店)

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2013年3月25日(月曜日)

5年前の自分に話しても・・・

カテゴリー: - yamaneko @ 17時48分19秒

絶対信じないだろうなぁ。岩田規久男氏が日銀の副総裁になるなんて。デフレの害悪を強調し、それを放置し続ける日銀の金融政策を倦まず弛まず批判する様は、あたかも荒野に叫ぶ予言者の如し、だったから。

実体経済の重たい歯車が回るまで、市場の期待を維持することはできるんでしょうか。様々な外的要因との関連もありますから、簡単なことではないでしょうが。

・・・せめて小泉政権の頃に竹中氏ではなくこの人が政策提言できていたら、と思わずにいられない私です。

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『デフレは終わるのか』 商品詳細へ

『デフレは終わるのか』 安達誠司(東洋経済新報社)

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『脱デフレの歴史分析 「政策レジーム」変更でたどる近代日本』 商品詳細へ

『脱デフレの歴史分析 「政策レジーム」変更でたどる近代日本』 安達誠司(藤原書店)

【関連書】『平成大停滞と昭和恐慌』 田中秀臣・安達誠司(NHK出版)

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『国家債務危機 ソブリン・クライシスに、いかに対応すべきか?』 商品詳細へ

『国家債務危機 ソブリン・クライシスに、いかに対応すべきか?』 ジャック・アタリ(工作社)

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『ゼミナール 経済政策入門』 商品詳細へ

『ゼミナール 経済政策入門』 岩田規久男・飯田泰之(日本経済新聞社)

【関連書】『脱貧困の経済学 日本はまだ変えられる』 雨宮処凛・飯田泰之(自由国民社)

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『ゼミナール 現代財政入門』 商品詳細へ

『ゼミナール 現代財政入門』 本間正明 編著(日本経済新聞社)

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2013年2月25日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@セレクションを見つめながら

カテゴリー: - yamaneko @ 20時53分05秒

 2月24日、東京カップのトーナメントを勝ち上がった16のクラブが、それぞれのブロックのベスト4への座を賭けた熱戦を繰り広げる中、昨日私が赴いたのは駒沢補助でも、大井第一でもなく、赤羽スポーツの森公園競技場でした。スペリオ城北の選手セレクションを見学するためです。先週のVFC東京さんとの対戦に勝利できていれば、我らが城北も堂々とこの闘いに名乗りを上げることができたのですが、試合終盤に与えてしまったPKにより、残念ながら0-1での敗戦となってしまいました。相変わらず負け試合を振り返って記事にするのに時間がかかる本ブログです。

■VFC東京との対戦。手ごたえはあったが…

 城北は、5望月をアンカーに、27成岡をトップ下に配した4-1-3-2のフォーメーションでVFC東京との試合に臨みました。2トップと2列目の選手が積極的に相手DFラインの裏を狙う城北の攻撃は十分な脅威を与えていたと言えるでしょう。後半の早い時間に相手DFの一人が退場に追い込まれたこともそれを裏付けています。
 相手ボールの時には2トップの一枚が中盤に降りて、相手の4-5-1の配置に対するマッチアップのズレを解消するなど工夫が見られ、幾度かきわどいシーンもありましたが、ほとんどの時間で守備も十分機能していました。1部の上位チームを相手に、「十分互角にやれてる」、という印象があったのは事実です。
 退場者を出してからのVFC東京はDFラインを3バックに変更して守備を固め、少ない手数でカウンターを狙うシンプルなゲームプランを徹底。城北としては数的優位を活かせずに最後まで得点できなかったことが何としても悔やまれます。
 そして試合もそろそろ終了かという後半33分、まずファウルでセットプレーをとられ、そのリスタートからPA内でファウルを取られてPKを献上したわけですから、結局ファウル二つで失点してしまった格好です。柔道でたとえると「指導」二つで「有効」取られて反則負けしたような気分です。それでもやはり負けは負け。厳しく難しい試合になればなるほど、一つ一つのプレーの重みが増してくるということなのでしょう。味方選手の退場という突発的な事態にもしっかりと対応して勝利をたぐり寄せたVFC東京の「勝負強さ」はさすがと言うほかはありません。

■重なり合う記憶と縁:城北とVFC東京

 東京の社会人サッカーをご存じの方には敢えてご説明するにも及ばないことですが、VFC東京の前身はSGシステムサッカー部であり、その前は佐川コンピュータシステムサッカー部です。2007年シーズン、JFLクラスのプレーヤーが多数在籍していたと言われたこのクラブが、2部昇格を目指す城北(当時:ランシールズ)の前に大きな壁となって立ちはだかったのでした。ブロック優勝と昇格の行方を決定づける天王山となった両チームの対戦は、城北が先制に成功したものの、その後退場者を出してしまい、最終的に1-2と試合をひっくり返されてしまいます。全勝で2部への昇格を果たした佐川CSサッカー部は、あっという間に関東リーグまで駆け上がっていきました。
 その翌年、2008年シーズンには奇しくも前年佐川CSサッカー部を指揮していた木村智徹氏が城北の監督に就任。城北はこの年ブロック優勝と2部カップ戦優勝の二冠という輝かしい成績を達成して、3年越しの悲願であった2部昇格を果たします。しかし木村監督は1年でクラブを離れ、その後FCプロモテを設立、現在はVFC東京の総監督という立場でいらっしゃいます。
 城北サポとしては2007年の対戦時の雪辱を果たすとともに、木村氏に自分たちの成長したところを示したいという強い思いもあったのですが、逆に“まだまだ”ということを教えてもらう結果となりました。しかし、こういう格上のチームと公式戦での真剣勝負を経験できたということ自体が、貴重なものであったことは疑いようがありません。この経験が今年のリーグ戦できっと良い糧となってくれるはずだし、そうしなくちゃいけないと思うわけです。

 なお、VFCにはかつて城北に在籍していた大島翔選手や清水隆弘選手も移籍しており、この日も二人とも揃って先発メンバーに名を連ねていました。サポーターにとってはたくさんの思い出のある選手たちであるだけに、実に懐かしい対戦となりました。

■地域のリソースとして

 そして、ようやく話は昨夜の赤羽に戻ってきます。数人の物好きなサポーターが集まった他は人気の絶えたスタジアムに、紅白戦をする選手たちの声が響きます。1月に予定していたセレクションが大雪で中止となり、かなり時期が後ろにずれ込んでしまいましたが、それでもこの日6人の入団希望者がセレクションに参加してくれたそうです。ありがたいなぁ。楽しみに新入団選手についてのアナウンスを待ちたいところです。

 それにしても、普段なかなか練習までは見学に来ることができませんが、こうして選手達がプレーしているのを見ると、改めて「応援するぞ」という気持ちが沸々と湧いてくるのが不思議です。多分、そこにはスポーツをすることの喜びが無心に表現されていて、それがこうしてただ見ているだけの者さえも、幸せな気持ちにさせてくれるからなんだろう、と思ったりします。今年も勿論、優勝&昇格を目指してシーズンを戦っていかなくちゃいけませんが、大事なことはそれだけではなくて、選手達がこうして楽しくプレーできる「場」としてのクラブを維持し、地域にさらに深く定着させていくことも、同じように一年一年が勝負です。そして選手も、サポーターも、スタッフも、そこに関わるひとびとがそれぞれに幸せを感じられるようなクラブに城北が成長していってほしい。サッカークラブは、地元にとっての貴重なリソース、“幸せを作り出すことができるリソース”なのだと、セレクションを見つめながらぼんやりと考えていた私でした。


2013年2月11日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@2013年シーズン開幕! 東京カップ 対九曜FC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 18時01分57秒

 東京都社会人サッカーを愛する皆様、ご機嫌いかがでしょうか。

 遅ればせながら、今季もSPERIO城北、並びに本ブログをどうぞよろしくお願いいたします。それにしても、昨シーズンは11月末までカップ戦をやっていたりしたので、シーズンオフは実質2ヶ月程度しかありませんでした。あっという間に今シーズンが開幕したというのが正直なところです。
 
■佐々木瑞穂選手がコバルトーレ女川より加入!

 そしてこの間、クラブから佐々木瑞穂選手の新加入がアナウンスされました。ポジションはDFで、昨年までは東北社会人リーグのコバルトーレ女川でプレー。平野、大島の相次ぐ退団で層の薄くなっていたセンターバックのポジションに地域リーグでプレーするレベルの選手が加入してくれたことは心強い限りです。かつては町田ゼルビア・ツヴァイテにも所属していたことがあるそうで、都リーグについての理解も十分でしょう。背番号の登録は「 4 」に決まったようです。

■城北初戦の相手は九曜FC

 さていよいよ今日の本題、東京カップです。

 各地で行われた1回戦の結果、この日の城北の対戦相手は古豪、九曜FCさんに決定。城北と九曜さんとは過去に2回、リーグ戦での対戦経験があり、1-0、3-0というスコアで城北が勝利しています。とは言え、その手堅い守備をこじ開けるのにはいつも苦労させられており、初戦としてはなかなかやっかいな対戦相手に当たったものです。ただ、九曜さんの1回戦は「不戦勝」での勝ち上がりだったので、東京カップで心配される両チームの「試合勘の差」というのはそんなに心配しなくてもよさそうですね。
 
■監督不在!いきなり試される城北の選手達

 しかし、そんなこと以上に大きな心配の種がこの日の城北にはありました。何とこの試合、城北の吉見監督が試合に来られません! やむを得ない事情があってのことですから、これはもう仕方がないことなのですが、替わりに宮坂GMが監督代行としてベンチに入るとのこと…それは不安だ。大いに不安だ。てか不安じゃない方がおかしいだろ!

 ともかく、ベンチからの指示はどうやら当てになりそうもありませんので、選手達の自主性や修正能力が試される一戦となりそうです。

平成25年度 東京都社会人サッカーチャンピオンシップ
Aブロック2回戦
2013/2/10 15:30 Kick Off
対 九曜FC戦
試合会場 駒沢公園第二球技場

 そんな試練に立ち向かうこの日の城北のスターティングラインナップは以下の通り。まずGKには、去年最後に見たときは坊主だったのにすっかり髪が伸びてる21中郷。若いってこういうことか。私なんて猫に噛まれた腕の傷もなかなか治らないのにw
 気を取り直してDFラインですが、左から22田中、5望月、4佐々木、3上田の並び。新加入の佐々木選手がさっそく先発です。
 中盤同じく左から9シンペー、27成岡、20米口、7村上。そしてFWに6小島と13稲見で1-4-4-2のフォーメーション。あるいは6小島トップ下の1-4-5-1、と観た方が正しいのかな? とにかく前線での高さはもうどうがんばっても期待しようがないので、成岡を起点に中盤の底からしっかりビルドアップして、前線でパスを引き出す二人の動き出しに期待したいところです。

 ちなみに東京カップでは私も撮影をお休みしておおいに応援を楽しませていただきますので、試合のハイライト映像はありません。楽しみにされている方がいらっしゃったら、どうか悪しからず。

■シンペーの左足クロスから小島のヘッドで先制!

 試合が始まると、早々に13稲見が鋭いミドルシュートを放ち、城北は上々の立ち上がりを見せる。前半14分には27成岡のミドルシュートがゴールマウスを襲い、九曜のキーパーが辛うじてこれを枠外にそらす。続く16分にはゴール正面付近で6小島がファウルを受けてFKのチャンス、27成岡の蹴ったボールは僅かに枠を外れる。
 そして試合が動いたのは前半19分、左サイドで9シンペーが仕掛けてDFをかわし、ゴール前に速く鋭いクロスを入れると、6小島が頭で押し込んで城北が先制に成功!1-0。その後も城北がボールを支配して九曜にほとんどシュートさえ打たせず、優勢のまま前半を終了。

■数的優位を活かして追加点

 後半に入っても城北の優勢は続く。後半開始直後、9シンペーがDFラインの裏に抜けてGKと一対一の絶好機を迎えるものの、シュートは枠をとらえられず。13分には中盤での流れるようなパスワークから6小島がシュートを放つもミートせず、ここでも追加点を挙げられない。35分ハーフの東京カップ、1点差ではまだまだ何が起こるかわからないだけに、城北としてはこのいい流れが続いているうちに何としても追加点が欲しい。

 そして後半20分、この日の試合を大きく左右する決定的なプレーが起きてしまう。DFラインの裏に抜け出してGKもかわそうとした13稲見に対して九曜GKがエリア外でコンタクト。主審は線審に確認をとったうえでゆっくりとレッドカードを提示した。九曜は控えのGKがおらず、急遽フィールドプレーヤーがGKをつとめることに。

 数的優位を得てさらに優勢を強めた城北は後半24分、6小島が右サイドから入れたグラウンダーのクロスを3列目からゴール前につめた27成岡が丁寧に合わせて待望の追加点を奪うと、29分には9シンペーのスルーパスをゴール前で15山本(’65 in)がスルー、その裏に走り込んだ27成岡が再びゴールに流し込んで3-0とし、ついに試合を決定づけた。終了間際の後半33分には左コーナーキックを15山本が豪快にヘディングでたたき込み4-0。城北が見事に3回戦への切符を手にしたのだった。

■次戦の相手はVFC東京

 シーズン最初の公式戦でしたが、攻守の切り替えやボールホルダーへのアプローチも素早く行うことができていましたし、いいゲームをすることができたのではないでしょうか。デビュー戦となった4佐々木選手はさすがに落ち着いたプレーぶりで、DFラインは安定感がありました。試合前大いに心配されたベンチワークも、交代で出場した15山本が見事にゴールを挙げるなど見事に的中。いや〜、よかったよかった(^^)

 さて、3回戦に駒を進めた城北の次の対戦相手はVFC東京(今年チーム名をVFC1stから改名したんですね)。昨シーズンは1部リーグを4位でフィニッシュした強豪です。VFCさんと城北との間には実はいろいろと深〜い因縁がございましてですね、さかのぼること6年前、2007年5月21日、ところは快晴の北区北運動場で…いや、これは次回のネタにとっておきましょうか(笑)

 とにかく、東京カップは毎週の連戦になりますので、もう今更ジタバタしても始まらない。今出せるもの全て出し切ってぶつかっていくしかありません。一次戦ブロック優勝目指して、とにかく頑張りましょう!

得点者:小島(’19) 成岡(’59 ‘64)山本(’68)
アシスト;渡邉2 成岡2


2013年1月19日(土曜日)

のらくらな日々 1/19 北国の誇りはいずこ 

カテゴリー: - yamaneko @ 16時31分00秒

 成人の日に降った大雪がまだ街のところどころに残っている東京。

 大雪と言ったって北国基準では大したことはない量なわけで、たかだか5センチの積雪で「都市機能寸断!」とか言って大騒ぎしている首都圏の人々をニュースで見てm9 (^Д^)プギャーするのは北国の人間の冬の楽しみであります。

 しかし昨日、都合があって午前中に倉庫に行かなくてはならなかったのですが、溶けかけた積雪が凍結して路面はツルツル。そして何と、北海道生まれのこの私が道でスッコケテしまいました。18歳で故郷を出てから幾星霜、東京で暮らした年月の方が故郷で暮らしたそれよりもずっと長くなってしまっているのは確かですが、これはかなりショックです。
 「ああ、俺はもう北国の人間ではないのだなぁ」と暗い感慨に浸ってしまいそうになりましたが、ふと気を取り直して靴のソールを見てみたら、見事にすり減ってのっぺらぼうのスリックタイヤ状態w いや、これはいくらなんでもムリだわ。スーパーロータリー履いてなきゃ北海道の人だって転べさw

 さて、転んだ時に右の膝を強かに打ってしまい、はじめはただの打撲だろうくらいに思っていたものの、体重を乗せると結構痛い。場所が場所だし、歳も歳だし、変なクセがついてもいやなので、今日ご近所の整骨院に行ってきました。

 患部を冷却しながら吸盤状の装置(超音波?)を取り付けてしばらく施術。その後テーピングと包帯で膝を固定してもらったら、負担が軽減されてすごく歩きやすくなりました。昨晩は念のためお風呂に入らなかったのですが、それはいい判断だったようで、多分湯船につかって暖めたら痛み倍増だったはず、とは看護師さんの弁。実際、最悪の場合膝のお皿がパリーンみたいなことになっていた可能性もあるわけで、この程度ですんで良かったと考えるべきなのでしょう。日陰の細い道などはまだまだ雪が残っていますので、みなさんどうぞお気をつけ下さい。


2013年1月11日(金曜日)

水難、猫難。

カテゴリー: - yamaneko @ 16時24分51秒

 ここのところ、下の猫(じず子)の布団や毛布におしっこをする癖が再発し、夫婦ともども大いに弱る。

 同じようなことが昨年の冬にもありまして、敷布団を買い換えるはめになったり、布団のそばに放置したPS3のコントローラーがおしっこまみれになってR3ボタンが効かなくなったりと、甚大な被害を我が家の耐久消費財に及ぼした一大災厄だったのでした。ただ、いつの間にかやらなくなったので、ヤレヤレ収まったんだねぇ、と安心していたのでしたが、寒くなって思い出したみたいです。

 特に朝方やられることが多く、今朝などは就寝前に一度トイレに連れて行って排尿させておいたのに、それでもやられてしまいました。ひどい目覚ましです(苦笑)

 大概やる場所は決まっているのですが、その都度毛布を洗い直すのは大変な手間なのです。事後の布団には脱臭剤を振りかけてはいるものの、まあこれはもちろん気休め。猫の鋭敏な嗅覚をごまかしきれるわけもありません。トイレもマメにキレイにしたりと色々と気は使っているのですが…あんまり続くようなら、やはり夜はケージに入れるというような対策をとらなくちゃいけないかもしれません。

 はてさて、いやはやなんとも。

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 本日は色んな角度から公共政策関連の経済学の本を四点選んでみました。どうぞよろしくお願いいたします。

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『脱貧困の経済学 日本はまだ変えられる』 商品詳細へ

『脱貧困の経済学 日本はまだ変えられる』 雨宮処凛・飯田泰之(自由国民社)

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『公共政策のすすめ 現代的公共性とは何か』 商品詳細へ

『公共政策のすすめ 現代的公共性とは何か』 宮本憲一(有斐閣)

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『人間のための経済学 開発と貧困を考える』 商品詳細へ

『人間のための経済学 開発と貧困を考える』 西川潤(岩波書店)

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『リスク、環境 および経済』 商品詳細へ

『リスク、環境 および経済』 池田三郎・酒井泰弘・多和田眞(勁草書房)

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2013年1月10日(木曜日)

のらくらな日々 1/10

カテゴリー: - yamaneko @ 18時28分01秒

 本日は中村哲さんの著作を二点登録。

 あわせて、これまで登録した中村さんの著作も紹介し、かつ類似のテーマのものをリスト風に紹介してみます。まあ、ミニフェア風に。

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『医者 井戸を掘る アフガン旱魃との闘い』 商品詳細へ

『医者 井戸を掘る アフガン旱魃との闘い』 中村哲(石風社)

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『辺境で診る 辺境から見る』 商品詳細へ

『辺境で診る 辺境から見る』 中村哲(石風社)

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■関連書■

『ほんとうのアフガニスタン』 中村哲(石風社)
『ダラエ・ヌールへの道』 中村哲(石風社)
『アフガニスタンの診療所から』 中村哲(筑摩書房)
『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ 望まれる国際協力の形』 山本敏晴(白水社)
『NGOとは何か』 伊勢賢治(藤原書店)
『東チモール県知事日記』 伊勢賢治(藤原書店)
『「人間の安全保障」戦略 平和と開発のパラダイムシフトをめざして』 吉田文彦(岩波書店)
『人道援助、そのジレンマ 「国境なき医師団」の体験から【明日への対話】』 ロニー・ブローマン(産業図書)
『介入? 人間の権利と国家の論理』 エリ・ウィーゼル/川田順造(藤原書店)


2013年1月8日(火曜日)

サブカル系5点登録です。

カテゴリー: - yamaneko @ 19時57分42秒

 本日は宇野常寛の著作を中心にサブカル系の批評本を5点登録です。

 本当はあと一冊、よしながふみの対談集『あのひとと ここだけの おしゃべり』も登録の予定だったのですが、1箇所ページに切れ目を発見してしまい、断念。傷めてしまったのは、登録する前に読んでおこうと思い鞄に入れて持ち歩いた時でしょうか。

 よしながふみは、『ゼロ年代の想像力』の中でも一つの章を割いて論じられている作家でもあり、本の繋がりとして登録したかったのですが、残念です。

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『ゼロ年代の想像力』 商品詳細へ

『ゼロ年代の想像力』 宇野常寛(早川書房)

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『リトル・ピープルの時代』 商品詳細へ

『リトルピープルの時代』 宇野常寛(幻冬舎)

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『批評のジェノサイズ サブカルチャー最終審判』 商品詳細へ

『批評のジェノサイズ サブカルチャー最終審判』 宇野常寛・更級修一郎(サイゾー)

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『ライトノベルめった斬り!』 商品詳細へ

『ライトノベルめった斬り!』 大森望・三村美衣(太田出版)

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『マンガ地獄変』 商品詳細へ

『マンガ地獄変』 植地毅・宇田川岳夫・吉田豪他(水声社)

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2013年1月7日(月曜日)

遅ればせながら・・・

カテゴリー: - yamaneko @ 18時19分05秒

 本当に遅ればせながらですが、明けましておめでとうございます。
 本年もやまねこ書店をどうぞよろしくお願いいたします。

 というわけで、今年もゆるゆると始動しはじめました当店。今年一番の登録は科学論関連の書籍を4点です。

 何で科学論なのかと言うとですね・・・いえ、別に取り立てて意図はありませんw

 一番手近にあった本をガッとつかんでパッと登録しちゃいました。あんまりあれこれ悩んでると作業が進まないので。

 * * * *

 全然関係ありませんが、東京MXTVがお昼に再放送してくれている時代劇『斬り抜ける』がめちゃくちゃ面白いです。今回の再放送を見るまでこの作品の存在をまったく知りませんでした。こんな面白い作品を知らずにいたとは全くおのれの不明を恥じますね。

 今日の話(第9話)の監督は何と工藤栄一。最近の時代劇ならもう絶対やらないような挑戦的な表現がガンガン詰まっていて最高でした。たとえば、チャンバラのシーン。主人公は、斬った相手の刀を拾って井戸場にあった桶に数本突き立て、敵を斬ってはどんどん刀を替えていく。二、三人斬ったら刀は使い物にならなくなる、というのを再現しているのですね。殺陣も決して見栄えの良いものではなく、身体ごとぶつけていくような感じ。こういうディティールへのこだわりに一々感じ入ってしまう。

 wikiで調べると、第8・9回が工藤栄一、そのあとの10回・11回は驚いたことに田中徳三が監督をするという超豪華リレー。プロデューサーは山内さんだし、これはもう完全に『必殺』のラインでの制作です。 『おしどり右京捕物車』の後番組として1974/10月ー75年2月にかけて放送(木曜21:00枠)されていたそうですから、必殺シリーズなら『暗闇仕留人』と『必殺仕置屋家業』というかなり脂の乗った時期と重なります。

 話を『斬り抜ける』に戻しますと、この話、主人公が相当いじめられるし(だって今日の第9話なんてタイトルが「男は耐えていた」だもん)、オチは必ずしもスカっとしたカタルシスを呼ばないしで、「視聴率的には苦戦を強いられた」というwikiの指摘も納得の暗さです。う〜、でもそこがいいんだなぁ! それでこそ様々な幻滅を味わい尽くした70年代日本社会の精神史が偲ばれようというものです。

 科学論と全然関係のない話をしてしまった・・・

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『形式論理学 その展望と限界』 商品詳細へ

『形式論理学 その展望と限界』 リチャード・ジェフリー(産業図書)

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『科学哲学入門 知の形而上学』 商品詳細へ

『科学哲学入門 知の形而上学』 中山康雄(勁草書房)

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『新版 科学論の展開 科学と呼ばれているものは何なのか?』 商品詳細へ

『新版 科学論の展開 科学と呼ばれているものは何なのか?』 A.F.チャルマーズ(恒星社厚生閣)

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『批判的合理主義 第1巻 基本的諸問題』 商品詳細へ

『批判的合理主義 第1巻 基本的諸問題』 ポパー哲学研究会編(未来社)

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2012年11月20日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@対 東京ベイフットボールクラブ戦

カテゴリー: - yamaneko @ 22時45分36秒

 この日の城北の対戦相手は今シーズン1部から降格してきた東京ベイFC。
 9/30に予定されていた対戦が台風のため延期となり、ホーム赤スポでの試合となったことは、城北サポにとっては望外の喜びとなりました。ホームで戦えるアドバンテージを最大限活かしたいところです。

 それにしても、2010年シーズンには1部リーグで上位争いを演じ、関東出場の可能性さえ射程に捉えていた東京ベイがその翌年に降格して、城北と2部で相まみえることとなろうとは、正直予想だにもしておりませんでした。いや、そんなこと言ったら今年はなんとあの都リーグの「絶対王者」とさえ言われたT.F.S.C.が2部に降格してくるとか、ホント、信じられないことが起きております。都リーグの戦国・下克上ぶりをまざまざと見せつけられる思いです。

 話を東京ベイさんに戻して今年のリーグ戦での戦績を確認してみますと、11試合を消化して4勝7敗の8位、23得点42失点というものになっております。トータルでも16得点しかあげていない城北と比べると得点力では上回られておりますが、その一方で失点はブロック中でも最多。リーグ戦ではここ2試合得点がない城北ですが、何とかつけいる隙を見つけていきたいものです。

* * * *

第46回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第15節
2012/11/18 19:00 Kick Off
対 東京ベイフットボールクラブ
試合会場 赤羽スポーツの森公園競技場

 さて、城北・吉見監督はこの日スターティング・ラインナップに大きく修正を施してきました。まずDFラインですが、ここまでずっとサイドバックで出場していた3上田をセンターバックで起用し、5望月とコンビを組ませます。そしてサイドバックは右に20米口を入れ、左には31原田。8ホリケンを一列上げて本職であるボランチに戻し、ゲームメーカー27成岡と組ませます。サイドハーフは左に11沢田、右に6小島。そして10佐藤と13稲見のツートップ。スタンダードな4ー4ー2のフォーメーションです。
 GKは今日も21中郷。城北のゴールは21中郷と1石山がローテーションで守ってきたのですが、石山は首の故障でしばらく激しい運動が禁じられていたそうで、ここ数試合は中郷の先発が続いています。中郷が城北にいてくれてホント良かった。レベルの高いキーパーが二人いるこの安心感…ありがとう中郷! 竜ヶ崎の流経大の寮から赤羽に通うだけでもどれだけ大変か、それを思うと感謝の思いで胸アツです。もう中郷は赤羽に家買っちゃえ!…さすがに学生で家は無理か。じゃあ住民票移しちゃえ! ホント、ずっと城北にいてくれていいんだからね。

 さて試合です。まあ細かいことは今回も映像で確認してくださいw

 前半7分、ファウル後のリスタートから前線にボールを入れられると、ベイ19番のFWがドリブルでPA内に進入。20米口と3上田が二人でマークについてはいたものの、巧みにボールを持ち出されてシュートコースを作られ、まさに「ここしかない!」というところにループシュート決められてしまいました。このあたりの個人技はさすが、長年1部リーグで戦ってきた力を見せつけられた思いです。

 しかし、ここから城北が猛然と反撃を開始。素早くボールを動かしてポゼッションを高めると、相手を敵陣に押し込んでいきます。そして前半14分、中央でテンポ良くパスを繋いで左サイドに展開すると、何とサイドバックの31原田がPA内に侵入、またぎフェイントかましてから思い切りよく右足を振り抜いてグラウンダーのシュート! ベイのキーパーも捕球体勢に入っていたように見えましたが、ボールはその手をすり抜けてゴールネットへ。 早い時間で同点に追いつけたのは試合展開という点からも非常に貴重でした。

 この日の城北は、おそらく今シーズンベストの出来だったと言っていいでしょう。まず特筆すべきはハードな守備と攻撃への切り替えの早さです。相手ボールホルダーに城北の選手達が次々とチェックをかけて高い位置でボールを奪うと、周囲の選手がなだれ込むように前線に向かってアクションを仕掛けていきます。一方パスミスでボールを失ってもフォローのポジショニングや相互の距離感が良いためか、すぐにボールを奪い返せるシーンが目に付きました。攻撃では縦にクサビのボールを入れる意識がいつもよりずっと高く、相手守備陣を効果的に揺さぶることに成功していたようです。
 
 そして今日新しいポジションでプレーしていた選手たちについて見てみますと、やや上背のない3上田が最終ラインに入っていたのは空中戦という点で少し心配だったのですが、それは8ホリケンがボランチの位置でみんな競ってくれるのでまったくの杞憂に終わりましたw むしろホリケンの持ち味である豊富な運動量がこの日の中盤での厳しい守備を実現できた一因だったかもしれません。3上田も最終ラインから何度もいいサイドチェンジパスを通しており、「ああ、普段サイドバックだから“こういう時に出してくれ!”っていうのがよくわかるんだろうなぁ」という感じでしょうか。そして20ヨネのサイドバックですが、これは春先のトレーニングマッチですでに何度か試していたものであり、上下動のダイナミズムに素晴らしいものがある選手であることはその時からわかっていたので、実は全然心配してませんでしたw

 とは言え、惜しいチャンスをいくつも作りながら、結局前半は1ー1の同点で終了。そしてハーフタイムで吉見監督は10佐藤→14岩井、11沢田→33山田と2枚の交代カードを切ってきました。岩井はそのまま佐藤の位置に入り、山田は左サイドバックの位置に入ります。これにともなって31原田が一列前へ。
 ボールタッチが柔らかくキープ力の高い岩井を入れてポゼッションをさらに高め、原田を一列前に上げることでその攻撃力を最大に活かそうという意図でしょうか。そしてこの采配がもたらしたケミストリーが試合を大きく動かすこととなりました。その最大の効果は、何と言ってもジェフ千葉ユース出身である山田の堅実な守備で背後を固められ、守備の負担から解放された原田の大暴れです。

 まずは後半13分、PA内でのドリブル勝負から相手DFのファウルでPKを獲得すると、片足引きずってるのにキッカーは絶対に譲らず、「おいおい足引きずってんじゃねーか大丈夫かよこれ大事なんだぞ」という私の心配もどこふく風と、このPKをしっかり決めてこの日2点目。
 そして後半19分には20米口の上げたクロスを左足ダイレクトボレーで沈めてハットトリックを達成! さらに後半28分には13稲見からの素晴らしいスルーパスに反応してDFラインの裏に抜け出し、GKとの一対一を冷静に決めて4点目!! カメラ目線でガッツポーズまでばっちり決めるオマケまでつけて、これぞ正しく「原田劇場」。城北サポのハートもがっちり鷲づかみです。

 また後半10分に8ホリケンに替えて30田村を前線に投入し、13稲見をボランチに下げた交代策も効きました。27成岡&13稲見のコンビから効果的なパスが次々と前線に配球されてチャンスを量産、30田村も途中交代ながら2得点を挙げる活躍を見せました。さすがは今シーズン2失点しかしていないあの慶應BRBから1点もぎ取った男です。(城北の7点目は相手のオウンゴールという説もありますが、録画でもDFが重なっていて確認できないので、公式記録はいざしらず、城北的にはもう田村の得点ということにしておきますw)。

 14岩井も積極的にサイドに流れてボールを引き出したり、前線から落ちてきてバイタルエリアで起点を作ったりして攻撃を活性化すると、自らも後半18分にはチーム3点目となるゴールを決めて存在感を発揮。でもゴールキーパーと一対一になった絶好のチャンスを逃して、そのこぼれ球を30田村が見事なコントロールショットで決めた時、得点に沸くチームメイトをよそに一人ピッチを叩いて悔しがっていた岩井。その姿に彼のひたむきな向上心を見たような気がします。スクールの子供達、こういう気持ちが大事なんだぞ、と印象に残ったシーンでした。

 今年新加入の選手達が素晴らしい躍動を見せて、この快勝。城北サポとしては、このクオリティを継続してさらに高めていくことができたなら、きっと、きっと来年こそは…と明るい材料をたっぷりもって帰ることのできた素晴らしいゲームとなりました。

 そしてもう一つ、この試合には東京ベイのサポーターも結集しており、両クラブのサポーターによるコール合戦が繰り広げられたのも特筆すべきポイントでしょう。ベイサポは人数は少ないながらも、スタンドの屋根を使って声を響かせるなど「経験値」の高いサポが集まっており、そのコールはかなりの声量となっていました。洋楽&ロックのナンバーを多様するベイサポに対して、歌謡曲&アニソン中心の城北サポという対照も面白い。そして、大きな点差をつけられながらも最後までゲームを楽しむ姿勢を失わずに、チームに力を送り続けたベイサポの姿勢には、多くの見習いたい点があったと言えるでしょう。

 さて、城北は23日の金曜日には野村総研サッカー部とリーグ最終戦を戦い、そして25日には2部カップ戦で慶應BRBと再戦することとなります。少々厳しい日程ですが、慶應にリベンジを果たしてクラブハウスにもう一枚、八咫烏のエンブレムの付いた賞状を飾りたいものです。

 さあ今シーズンの有終の美を目指して、がんばろう、城北!


2012年10月25日(木曜日)

池袋演芸場 10月下席 古今亭菊六改め古今亭文菊 真打昇進披露興業

カテゴリー: - yamaneko @ 23時39分32秒

 今日は池袋演芸場に古今亭菊六改め、古今亭文菊師の真打ち昇進披露興行に行ってきました。

 噺家さんの真打ち披露興行を観るのは初めてなんですが、贈られたこも樽や羽織、帯などが飾られて、普段の高座とは違って華やかです。色鮮やかに染め抜かれた後ろ幕も大そう美しい。文菊の名にちなんで、花札の菊と杯の図柄をあしらってあり、実に洒落ています。

 それにしてもまあ、28人抜きの大抜擢ですからね。本当にスゴイです。しかしそれだけの実力は間違いなくある。私が二つ目時代の菊六さんを知ったのは、NHKの新人演芸大賞のテレビ放送。どうみたってこの人が一番上手いのに、大賞もらえなかったんですよね。で、是非とも生で一度聴いてみたいと思い、寄席に通うきっかけを作ってくれたのも、文菊師匠だったわけです。

 中入りでは発売されたばかりの文菊師(いやあ、師をつけて呼べるのが何ともウレシイですね)のCDの販売も行われていて、何のご祝儀も渡せない私ですから、せめてものご祝儀代わりにさっそく購入しました。ジャケットに直筆のサインも入ってます。演目は『あくび指南』と『居残り佐平治』。前者hyoutubeに動画があったので一度聴いたことがありますが、後者は初めてなので楽しみです。

では、この日の池袋演芸場の演目もご紹介しましょう。

前座 柳 家 さ ん 坊  「道灌」
落語 古今亭 志 ん 吉  「手紙無筆」
落語 古今亭 菊   生  「権介魚」
漫才 笑 組
落語 古今亭 志 ん 弥  「湯屋番」 
落語 古今亭 菊   龍  「壺算」
奇術 松旭斎 美智・美登
落語 古今亭 菊   丸  「ふぐ鍋」
落語 古今亭 志 ん 橋  「無精床」

中入り

真打昇進披露口上

漫談 三遊亭小円歌
落語 古今亭朝太改め 古今亭 志 ん 陽 「碁泥」
落語 林 家 木 久 扇  「三平・談志・彦六 思い出話」
落語 古今亭 志 ん 輔  「替わり目」
落語 古今亭 文   菊  「天災」


2012年10月24日(水曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@対 あきる野FC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 22時42分18秒

 城北は雨のため試合を二つも流してしまい、1ヶ月以上も試合間隔が空いてしまいました。この日は、本来ならリーグ最終戦となるはずだったあきる野FCさんとの試合です。

 私があきる野FCに注目したのは今年の東京カップでのことでした。
 今年3部から昇格してくるチームとして気にはしていたのですが、実際そのプレーを見てみて、衝撃を受けました。マークのついているのもお構いなしにボランチにガンガンとパスを入れて、しかもそれをいとも簡単に左右に展開。そして前線の10番がほとんど異次元のプレーを見せて、次々と決定的なアシストや得点を決めてしまう。カテゴリーの離れた相手との対戦だったとは言え、7-1という圧倒的なスコアで快勝。もっと差がついてもおかしくなかった。「ま、まだこんなクラブが3部におったのか・・・!」と、東京都社会人リーグの“底知れぬ奥深さ”に戦慄したものでした。

 あまりの衝撃にその後調査をしてみると、この10番の選手は第88回高校選手権で山梨学院大付属が優勝した時のイレブンだった伊東拓弥選手だったことがわかりました。この大会の優秀選手の一人として表彰されています。きっと大学の強豪校からも声はかかっていたと思うんですが、あきる野FCで社会人としてのプレーを選んだんですね。
 また、あきるFCの公式サイトでトップチームに所属する各メンバーのプロフィールを見てみますと、以前青梅FCや青梅FC・Diegoに在籍していた選手が多いようです。青梅FCと青梅FC・Diegoが合併した時に、こちらに移籍した選手が多いのかもしれません。どうりで、一人一人のボールコントロールがとても3部から上がってきたばかりのチームとは思えなかったのも納得です。
 そんなわけで、リーグ戦では現在5位に位置しているあきる野さんのですが、メンバーはほぼ1部リーグ経験者で占められており、その実力はすでに1部リーグでも中位をうかがうくらいのレベルにあると考えても過大評価とは言えない気がします。たとえばこの日のスタメン、ちょっと調べてみましょうか?【カッコ内は前所属です】

GK  21 山崎浩(青梅FC)
SBL 20 原孝司(青梅FC・DIEGO)
CBL 34 土井創(青梅FC)
CBR 32 田嶋衛(東海大菅生高等学校)
SBR 27 藤野純一(氷川FC)
SHL 10 伊東拓弥(山梨学院大学附属高等学校)
CHL  6 鈴木昌徳(青梅FC)
CHR 16 宮林勇太(青梅FC)
SHR 13 伊藤司(青梅FC)
CFL  8 原翔平(帝京大学)
CFR 19 玉城徹也(青梅FC)

 はい、もうね、どう見ても青梅です。ほぼ青梅。バファリンか。あきる野FCの半分は青梅FCで出来てるのか。元青梅FC with 異次元ファンタジスタ。うーん、これはきついぞ。

* * * *

第46回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第10節
2012/10/21 9:30 Kick Off
対 あきる野FC
試合会場 あきる野市民公園

 この日の城北のスターティング・フォーメーションは4-5-1。ワントップに長身の15山本、トップ下には6小島。両サイドは左に9シンペー、右に11沢田。ボランチは20米口と27成岡。最終ラインは左から31原田、5望月、8堀河、3上田。GKは中郷。中郷が突然丸刈りになっていてびっくりしたんですが、精悍で実によく似合います。
 今日の山本さんの先発は、足下のコンディションが悪いから、どんどん長身のFWに当てていけ、ということ、でしょうか? あきる野さんは中盤をフラットにしたオーソドックスな4-4-2。夏を思わせるような強い日差しの中、いよいよキックオフのホイッスルです。

 * * * *

 前半6分、城北のCKを10番伊東拓弥がカットし、そのままドリブルで持ち上がるカウンター。チェックにいった6小島を股抜き一発(!)で外し、さらにドリブル、左サイドでフリーになっている13番へ決定的なパスを送る。13番のシュートはミートせず、枠を外れて事なきを得たが、非常に危ないシーンをいきなり作られてしまった。

 あきる野はしっかりと守備を固めて、奪ったボールをシンプルに前線の選手に入れてくる。前半12分、あきる野のゴールキックを前線で19番がキープし、前を向かれてシュートを許す。これは21中郷が横っ飛びで辛くもセーブ。

 城北はやはり慣れないグラウンドでのプレーのためか、足を取られる選手が目立ち、ボールが落ち着かず、なかなかパスが回らない。「重馬場苦手」はいつものこととは言え、普段の練習はクレーの北運動場でも行っているはずなのだから、クレーが苦手ということもないとは思うのだが・・・とは言え、一口にクレーといっても、感触が全然違うのだろうし、戸惑いはあるのだろう。

 そうこうしているうちに前半18分、あきる野に決定的なチャンスを作られてしまう。グラウンド中央付近で10伊東が巧みにタメを作ってオーバーラップしてきた左SBの20番に展開。20番は中央のFW8番にクサビを当て、8番はさらに逆サイドへ大きく開く。左サイドで数度の切り返しを入れられて城北DFが振り切られると、ファーサイドへクロス。これをポストをこなしてからファーに流れていた8番にドンピシャでヘッダーを合わせられてしまう。しかしここは丸刈りで気合い十分の21中郷が素晴らしい反応を見せて再びセーブ、リフレクションも抑えきって何とか凌ぎきることができた。

 前半27分、右サイドから3上田の上げたクロスのこぼれ球を9シンペーがファーサイドで拾うと果敢にドリブルでPA内に侵入、角度の無いところからシュート! しかしこれはあきる野GKががっちりとキャッチ。これが城北のはじめてのシュートらしいシュート。

 その後31分には6小島が左足でミドル、さらに27成岡がGKの頭上を抜く大きなロブショットを狙うなど、守備ブロックの外からシュートを放つ城北だったが、ゴールを脅かすには至らない。39分、コーナーキックのこぼれ球を6小島がボレーで叩くもGKにキャッチされ、前半は両チームともに無得点のまま終了。

 後半、ネジを巻き直した城北が前から相手ボールにプレッシャーをかける。
 後半開始直後の1分、9シンペーがあきるの右SBにチェックをかけてボールを奪うと、中央の27成岡へ。成岡のシュートは惜しくも枠を右にそれた。この時のプレーでシンペーは足を痛めたか、後半5分に7村上と交代。

 後半になると、城北もようやくグラウンドに慣れたようで、ボールの保持率は多少改善してきたものの、あいかわらず決定的な形を作ることが出来ない。相手の攻撃は20米口が最終ライン前でフィルターになって効果的にカットし、シンプルなロングボールには8ホリケンが空中戦での強さを見せて跳ね返してくれている。5モッチーのカバーもクレバーだ。21中郷もここまで何度も相手の際どいシュートをセーブしており、守備陣が持ちこたえている間に何とか点をもぎ取りたいのだが・・・。城北・吉見監督は後半22分に15山本に替えて32大澤をグラウンドに送り出す。32大澤はファーストタッチでシュートを放つも、これはあきる野DFがブロック。大澤の足下のキープ力を活かして全体を押し上げ、相手を押し込んでいきたい城北であったが、スペースを埋めてしっかりとブロックを作るあきる野の中央の守備をなかなか破ることができない。

 すると後半32分、城北がオフサイドを取られてからのリスタートだった。あきる野陣内から送られたロングボールのこぼれ球を10伊東がワンタッチで城北陣内右サイドの深いところに送る。ゴール前へのクロスは城北DFが一旦はヘッドでクリアするが、やや小さく、ボールはファーサイドでポジションを取っていたあきる野15番の足下に魅入られたように落ちてくる。この時15番は完全にフリー。体勢充分、まるで引き絞った弓を放つかのように左足を振り抜き、狙い澄ましたボレーシュート。この日、再三の好セーブを見せてきた21中郷も必死に反応するが、ボールは無情にもゴールネットを揺らしたのだった。

 その後あきる野はセーフティーな試合運びに徹して、じりじりと時間をすりつぶしていく試合巧者ぶりを発揮。城北はこの1点のビハインドを覆すことができず、クラブ史上初となるシーズン3敗目を喫したのだった。

 * * * *

 公式戦が1ヶ月以上なかったという試合勘の無さや、慣れないグラウンド、遠距離移動の後の早朝の試合…などなど、まあ敗戦の外的要因を挙げていくこともできるのではありますが、それ以前にやっぱりとにかく点を取らないと試合は勝てません。これで2試合連続の無得点となります。この得点力不足はさすがにちょっと心配です。城北の今季の総得点数は16点で、これは2ブロックの13チーム中では下から4番目という数字。去年はチーム得点王だったシンペー一人だけでも13点も取っていたんですが・・・(遠い目)

 しかしまあ、裏の山でタケノコでも採ってくるみたいにストライカーを掘り出してくるなんてことはできない相談なんですから、これはチームとしてどうやって点を取るのか、ということを改めて再確認していってもらいたいところです。

 一方で、この日の失点も含めてここまでシーズン5失点と、ブロックの中でも2位の位置を保っている守備は合格点・・・と言いたいところなのですが、守備についても今日は大きな反省点がありましたね。前半18分に相手の8番にヘディングを許した場面、そして後半32分の失点の場面、いずれも守備陣全員がボールに集中してしまい、ファーサイドにポジションを取っている選手をどフリーにしてしまっています。サイドからのボールに対して、人とボールを一緒に把握するのが難しいことはわかりますが、周囲のコーチングなどで何とか対応してほしいところです。残り2試合、自分たちの課題を明確にして意味のあるものにしていく必要があるでしょう。

 そして最後になりましたが、ブロック優勝、昇格を決められた慶應BRBの選手・スタッフの皆様、おめでとうございます。近年“戦国化”の著しい東京都社会人の2部リーグで、シーズン無敗という成績はまさに「偉業」だと言っていいと思います。来季の1部リーグでの大暴れを大いに期待しています。

 それにしても、セルベッサも、GIOCO世田谷も、OSSAも、城北と競り合って昇格したチームは着実に1部に定着していますねぇ。城北は2部の「門番」をつとめているという訳では決してないのですが・・・(泣)


2012年9月19日(水曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@俺達のフィールド

カテゴリー: - yamaneko @ 20時56分29秒

 みなさんこんにちは。最近「城北のうれしー」と呼ばれているやまねこですw

 9/16、城北は赤スポにHBO東京さんをお迎えして、今期のホームでの最終戦を戦いました。ではさっそくこの日のスターティングメンバーをご紹介しましょう。

第46回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第10節
2012/9/16 19:00 Kick Off
対 HBO東京
試合会場 赤羽スポーツの森公園球技場

 GKはローテーション通り21中郷。センターバックには新婚ホヤホヤの8ホリケンが復帰して5モッチーとコンビ復活。左サイドバックには新加入の33山田が入り、右には最近攻撃面での進境も著しい原田。
 中盤は20米口と27成岡がダブルボランチを構成。高いボールキープ力と配球力、そして正確無比なFKを併せ持つ成岡に、豊富なスタミナでピッチを走り回り相手の攻撃の芽を摘む米口のコンビはさしずめピルロとガットゥーゾか(褒めすぎ?)。そしてトップ下にはスペースを作る・見つける動きに長け、献身的なプレスバックも怠らない“気配り屋”6小島。サイドアタッカーは右に“十条の星”岩井、そして左にはキャプテン9シンペー。ワントップは思い切りのよいシュートが魅力の10佐藤。

 方やHBO東京さんは、6番の選手を中盤の底に配置した中盤逆三角形の4-3-3。城北の4-5-1とはマッチアップもガチンコです。積極的にサイドバックが攻撃参加する城北としては、この両サイドのアタッカーを起点としたカウンターには最大限の警戒が必要です。
 そしてHBOの最終ラインには何と、先日城北を退団した25平野が! 移籍先がHBOだったなんてこの日初めて知ったよ! しかもその平野とコンビを組むのはキャプテンマークを巻いた“ミスターHBO”16垣見修平! ちょwww、うわwww、ないわー、これはないわーwww、それ堅すぎだろJKwww

 と、いうわけで、試合の方はもうダイジェスト映像を見ていただきたいんですけどね、成岡の絶妙のスルーパスでDFラインの裏に抜けだしたシンペーのシュートは惜しくも枠を捉えきれず、佐藤の放ったロケットシュートもGKにブロックされ、前半ロスタイムの成岡のFKはわずかにバーの上と、城北は決定的なチャンスをことごとくものにすることができません。
 後半に入ると、前半途中から入ったHBO7番の狙うカウンターに苦しめられる展開に。城北も32大澤、7村上、26根立と次々と攻撃的なカードを切りますが、平野&垣見という経験豊富なDFが体を張って守る堅陣をこじ開けるには至らない。
 そして後半も20分を過ぎた当たりになると、序盤から全開で走り回っていたためか、両チームともコンパクトな陣形を保つこともできなくなってきます。大きくスペースが広がるなかで、ギリギリの攻防が繰り広げられ、最後は気持ちと気持ちのぶつかり合いのような試合となりましたが、お互い譲らずスコアレスドローという結果に終わりました。

 城北としては、これが今季のホーム最終戦、しかも212人という驚くほどたくさんのお客さんが集まってくださった前で、何とかゴールを、そして勝利をお見せしたかったところだったのですが、もう一歩、力及びませんでした。試合終了後には、城北の選手とスタッフが観客席まで上がり、宮坂GMとキャプテン・シンペーがスピーチして声援への感謝の意を表しました。

 選手とスタジアムの観客とが交歓する素晴らしい光景を見ながら、去年から「赤スポを満員に!」を合い言葉に、クラブとサポが協力して、ポスターを貼ったり、ビラ配りしたり、ソーシャルメディアを活用してサッカー好きの皆さんの関心の喚起に努めたり…と、いろいろと積み重ねてきたことが、少しずつ実を結びつつあるのかな、と感慨もひとしおです。この夜の赤スポの雰囲気は、私にとって文字通り“Field of Dreams”に他なりませんでした。城北というクラブに関わることがなかったなら、絶対に出会うはずのなかったはずのたくさんの人との出会い。それが自分にとって何よりも貴く、大切なものに思えた瞬間です。でも、まだここがゴールではありません。これまでの成果に安住せず、さらに何をしてゆくべきなのか、地域にとってどのような存在でありたいのか、地域にどんな価値を提供していくのか――これからも、クラブが今この規模だからこそできることをみんなで楽しみながら、知恵を絞っていきたいと思います。

 さて、2部2ブロックを概観しますと、8連勝で首位をひた走っていた慶應BRBさんがT.U.A.SCにスコアレスドローという波乱が発生。優勝争いは、慶應を勝ち点1差で追うFC駒沢Griffinの2強に絞られたと言って良いでしょう。この両チームは直接対決を残しているだけに、Griffnの“大外からのまくり一発”がないとは言い切れません。しかも両チームの対戦はなんとお互いの最終戦! シ・ビ・レ・ル! いや〜、これは見物だわ(完全に岡目八目w)。
 で、慶應が引き分けたため、数字の上では一応城北にも優勝の可能性は残っているとは言うものの、まあ、慶應が残り3連敗するなんてことは期待するのもおこがましい訳で、城北としては、残りのリーグ戦を来期を見据えた戦いへと切り替えて行く必要もあるでしょうね。年明けの東京カップではもうチームが完成して熟成に入るくらいにしておきたいものです。まあ退団とか新入団とか、いろいろあってそれもなかなか難しいのが社会人クラブ運営の難しさではあるのですが…しかしとにかく残りの3試合、しっかり全勝目指してがんばっていきましょう!


2012年9月15日(土曜日)

のらくらな日々 9/15 『柳の家の三人会』

カテゴリー: - yamaneko @ 23時41分39秒

 今日は奥さんと二人で落語を聴きに練馬文化センターへ。

 『柳の家の三人の会』と題して、柳家喬太郎、柳家三三、柳家花緑の三人が競演。

 ハナは喬太郎師で「錦の袈裟」、次が三三師で「乳房榎」から「おせき口説き」の部分、そして花緑師は「妾馬」。

 うーん、順番が逆だったらよかったんだけどね〜w

 まあでも、ホール落語は寄席とちがって、全席指定席なのがありがたいですね。朝から並んだりしなくていいし。

 そうそう、私がずっと応援していた古今亭菊六さんの真打ち昇進が決まり、いよいよ襲名披露も近づいて参りました。池袋の時には是非ともその高座姿を拝見したいものです。


2012年9月14日(金曜日)

のらくらな日々 9/14

カテゴリー: - yamaneko @ 01時03分08秒

 ひと風呂浴びたら日付が変わってた。とりあえず今日登録しようと思ってた本を2点登録。古代文学ものです。

 最近は、高野史辧悒ラマーゾフの妹』を読むために、久しぶりに元ネタである『カラマーゾフの兄弟』を読み直していました。

 何年ぶりの再読だろう? というか、むしろ何十年ぶり、か?

 一度目に読んで「すげー」と圧倒されて、とにかくもう一度読み直し、しばらくしてからもう一遍読んだはずだけど、こうしてあらためて読んでみるとやっぱり細部は忘れているものです。

 そして『妹』の方は、読み始めたらもうやめられなかった。これはスゴイ。

 高野史劼虜酩覆話僂困しながらこれがはじめてだったので、あまり「知ったか」なことを書くことになっても良くありませんw せめて代表作である『ムジカ・マキーナ』くらいは読んでから、改めて、折りがあったら何か書こうかな、と思っていたりします。

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『増補 詩の発生 文学における原始・古代の意味【新装版】』 西郷信綱(未来社)

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『古代都市の文芸生活』 古橋信孝(大修館書店)

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2012年9月13日(木曜日)

のらくらな日々 9/13

カテゴリー: - yamaneko @ 23時27分03秒

 ちょっと仕事が詰まると、途端にエントリが書けなくなるこのヘタレぶりは何とかならんもんでしょうか。

 とにかく、今倉庫から帰ってきたところで、汗がダーラダラ滝のように流れてます。東京の夜も、そうは言っても結構涼しくなってきてはいるんですがね。ひと風呂入ってから、またゆっくり書こうかなと思ってます。


2012年9月7日(金曜日)

のらくらな日々 9/7

カテゴリー: - yamaneko @ 15時25分29秒

 本日は5冊を登録。やや、取り留めのない感じですが。

 今日は夕方から仕事の打ち合わせで松戸へ行ってきます。夕方の天気がちょっと心配。

 そんなわけで、取り急ぎ登録作業だけすませて、さっさと出かけることにします。ではまた。

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『同時代論 市場主義とナショナリズムを超えて』 間宮陽介(岩波書店)

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『ヴァイマル共和国史』 アルトゥール・ローゼンベルク(東邦出版)

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『われわれ自身のなかのヒトラー』 マックス・ピカート(みすず書房)

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『超克と抵抗 レヴィジオン【再審】第2輯』 栗原幸夫編集(社会評論社)

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『社会思想史研究 32 2008』(藤原書店)

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2012年9月5日(水曜日)

のらくらな日々 9/5

カテゴリー: - yamaneko @ 23時28分37秒

 本日は歯医者の日。先日もろくも虫歯のために崩壊した奥歯の治療。

 虫歯の部分を削っていくのだが、最近の歯医者さんの道具はモーター音が小さくて心理的圧迫感というか切迫感というか、そういうのがずいぶん緩和されているのだなぁ、と感心しきり。

 麻酔もしっかり効いて痛くなかったし。治療を受けながら麻酔は偉大な発明だなと心の底から思う。

 縄文時代の抜歯とかって、ほんと信じられない風習だよね。麻酔なしで元気な歯抜くとか。痛い。痛すぎるだろ。そんなことしないと大人と認められないなら認められなくていい。ほんとに。

 それでなくてもドングリとか堅いもん食べてたんだろうに。歯は大事だったろうに。歯医者の椅子に腰掛けながら、数千年の昔に思いを馳せていたりした。

 * * * *

 今日は治療のあと、ひたすら細かい仕事に没頭。細かいとかいいながら、作業量は結構大変なのであった。

 そんなわけで本日は、って昨日もできてないんだけど登録はお休み。

 これからまた仕事の時間配分が難しくなってくるな・・・まあ泣き言いっても仕方ないので頑張ろう。


2012年9月3日(月曜日)

のらくらな日々 9/3 とにかく登録。 

カテゴリー: - yamaneko @ 18時42分18秒

 本日は差別、人権に関する本を9点ほど登録です。

 いま作ってあるカテゴリーだと、こういう本を上手く収められるところがなくて、やむなく「社会」の中に入れておくことにした。

 もう少し同系統の本が集まったら、独立したサブカテゴリーを作りたいと思います。

 ん? それとも過去に登録したものを改めて見直せばそれなりに集まるのかな? 要調査。

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『いまなぜ差別を問うのか シリーズ差別構造を読む1』 商品詳細へ

『いまなぜ差別を問うのか シリーズ差別構造を読む1』 菅孝行編(明石書店)

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『増補 差別論ノート』 商品詳細へ

『増補 差別論ノート』 三橋修(新泉社)

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『資料 浅草弾左衛門』 商品詳細へ

『資料 浅草弾左衛門』 塩見鮮一郎(批評社)

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『ドキュメント福岡連隊事件』 商品詳細へ

『ドキュメント福岡連隊事件』 新藤東洋男(現代史出版会)

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『水平運動史研究【民族差別批判】』 商品詳細へ

『水平運動史研究【民族差別批判】』 キム・チョンミ(金静美)(現代企画室)

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『アイヌ肖像権裁判・全記録』 商品詳細へ

『アイヌ肖像権裁判・全記録』 現代企画室編集部・編(現代企画室)

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『戸籍解体講座』 商品詳細へ

『戸籍解体講座』 戸籍と天皇制研究会・編(社会評論社)

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『年報 差別問題研究2 在日・フェミニズム―差別の構造』 商品詳細へ

『年報 差別問題研究2 在日・フェミニズム―差別の構造』 差別を考える研究会編(明石書店)

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『国際人権 知る・調べる・考える』 商品詳細へ

『国際人権 知る・調べる・考える』 山崎公士(解放出版社)

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2012年9月2日(日曜日)

のらくらな日々。日曜日に思う

カテゴリー: - yamaneko @ 18時57分18秒

 昨日、うっかり一日中のらくらしてしまい登録をしなかったので、日曜日ですが登録。クリスチャンでなくてよかった。

 そういえば、映画『炎のランナー』では、伝道師でもあり陸上選手でもある主人公の一人は、日曜日に開催される予選に出ることを拒否しますが、カトリックの国では日曜日にも出勤を要求されるサービス業の人ととかって、どうなってるんでしょうね。

 店長「あのさ、君、ちょっと次の日曜日シフト入ってくんない?」

 バイト「安息日に働けとお命じになるとは、私に信仰を捨てよとおっしゃるのですか!」

 店長「え、いや、そういうわけじゃないんだけど…」

 バイト「下がりなさい、サタン!」

 ・・・・・というような「永遠の命」を賭けたやり取りが至るところで行われていたりしないのだろうか。

 まあ、世の中がこれほどまでに世俗化して、宗教的な縛りがなくなったことで実に「円滑に」経済活動は行われておるわけですが、まあ何でも程度の問題というところもありまして。
 元旦も休まず働かされる人がこんなにたくさん出るくらいなら、多少世界を「再魔術化」してもいいのかもしれませんね。便宜的に。

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『都市への長い旅』 商品詳細へ

『都市への長い旅』 海野弘(邑書林)

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『都市の日本 所作から共同体へ』 商品詳細へ

『都市の日本 所作から共同体へ』 オギュスタン・ベルク(筑摩書房)

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『知識社会の衝撃』 商品詳細へ

『知識社会の衝撃』 ダニエル・ベル(TBSブリタニカ)

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『メディアと情報の社会学 岩波講座・現代社会学22』 商品詳細へ

『メディアと情報の社会学 岩波講座・現代社会学22』(岩波書店)

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『飛行の夢 1783-1945 熱気球から原爆投下まで』 商品詳細へ

『飛行の夢 1783-1945 熱気球から原爆投下まで』 和田博文(藤原書店)

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『暗黙知の領野』 商品詳細へ

『暗黙知の領野』 グラハム・ダンスタン・マーティン(青土社)

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『21世紀の知識人』 商品詳細へ

『21世紀の知識人』 石崎晴己・立花英裕 編(藤原書店)

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2012年8月31日(金曜日)

のらくらな日々 8/31

カテゴリー: - yamaneko @ 15時24分39秒

 今日も暑いですね。こういう日の作業では本に汗など落ちないように気を使います。

 でも8月もいよいよ今日でおしまい。今年も残すところあと三分の一です。

 暑い暑いと文句を言っているうちに、夏も過ぎていきます。

 * * * *

 さて、本日は洋書など登録してみたりして。ハーバーマスの『認識と関心』(ズーアカンプ版ペーパーバック)なんかもあったのですが、残念ながらわずかにペンで書き込みが…泣く泣く登録候補から除外。残念。

 ではどうぞよろしくお願いいたします。

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『Jargon der Eigentlichkeit Zur deutschen Ideologie』 商品詳細へ

『Jargon der Eigentlichkeit Zur deutschen Ideologie』 Theodor W. Adorno(Suhrkampf)

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『Western Marxism - A Critical Reader』 商品詳細へ

『Western Marxism - A Critical Reader』 edited by New Left Review(The Gresham Press)

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『On Democracy』 商品詳細へ

『On Democracy』 Robert A. Dahl(Yale University Press)

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『Ethics in International Affairs』 商品詳細へ

『Ethics in International Affairs』 edited by Andrew Valls(Rowman & Littlefield Publishers)

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『The Globalization of Ethics』 商品詳細へ

『The Globalization of Ethics』 W.M.Sullivan&W. Kymlicka(Cambridge University Press)

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『Wars,Guns and Votes Democracy in Dangerous Places』 商品詳細へ

『Wars,Guns and Votes Democracy in Dangerous Places』 Paul Collier(Harpercollins Pub.)

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『Collapse How Societies Choose to Fail or Succeed』 商品詳細へ

『Collapse How Societies Choose to Fail or Succeed』 Jared Diamond(Penguin Books)

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『Age of Extremes The Short Twentieth Century 1914-1991』 商品詳細へ

『Age of Extremes The Short Twentieth Century 1914-1991』 Eric Hobsbawm(Abacus)

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2012年8月30日(木曜日)

のらくらな日々 赤羽で会食。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時12分34秒

 昨日「世はなべてことも無し」なんて書いていらぬフラグを立ててしまったばっかりに、その直後、虫歯になってた奥歯が崩壊してものすごいことになったやまねこです。こんばんは。右の奥歯が半分なくなったお! でも全然痛くないのがびっくりだお!

 * * * *

 今夜は赤羽のカツキッチンさんで友人の誕生日祝い。

 カツキッチンさんは赤羽東口、一番街を通り抜けた先にある南欧料理のお店。今日は、よく冷えたスパークリングワインでタパス(小皿料理)を4品、パーニャカウダとパエリヤ、そしてピザをいただいて、もうおなかいっぱいです。
 しかもこれだけ食べて飲んで、4人で一人頭2500円くらいだっていうんだからすごい。お店の内装はモダンかつ暖かみがあり、音楽と人の話す声とが適度に混ざり合って作り出されるくつろいだ雰囲気が心地よい。
 店員さんもきびきびしていて、とてもすがすがしかった。こんなに満足できた外食は久しぶり。
 今日は頼めなかったけど、今度はパスタも食べてみたいなぁ。

 さて、いい気分で酔っ払っているため、今夜はこの辺で失礼させていただきます。おやすみなさい。


2012年8月29日(水曜日)

のらくらな日々 8/29

カテゴリー: - yamaneko @ 21時36分51秒

 朝歯医者にいって、先日抜いた親知らずの切開跡の抜糸。あっという間。

 うーん、家事と仕事しかしてなかったから書くことないなw

 そういう時は晩ご飯のメニューでも書くか。

 って、誰の役にも立たん情報だな。世界に発信する意味あんのかw

 まあいい。

 今夜は旬の走りのサンマをいただくのだ。

 たっぷりの大根おろしに、出汁巻き卵とツルムラサキのおひたしを添えて、あっさりといただくのだ。

 わはは。

 世はなべてこともなし。

 * * * *

本日は海外のノンフィクションを2点登録です。
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『メディアの権力【全三巻】』 デイヴィッド・ハルバースタム(サイマル出版会)

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『ダイヤモンド神話の崩壊』 エドワード・J ・エプスタイン(早川書房)

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2012年8月28日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@C.A.REAL.TOKYO戦

カテゴリー: - yamaneko @ 18時39分11秒

 早いもので8月ももう終わりです。皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。久しぶりの「クロニクル」更新です。

 さて、私がブログの更新をすっかりサボっていた間にも、クラブにとっては多くの重大事がありました。

 十条西口のいちょう通り商店街さんが城北のフラッグを貼ってくれたり。

 FC駒沢Griffin戦、痛恨の敗戦を喫しちゃったり。

 今年新加入の成岡のフリーキックが超絶すごかったり。

 城北のクラブ立ち上げ時から長年にわたってチームを支えてくれた大島翔選手が退団しちゃったり。

 東京カップ・慶應BRB戦での活躍も記憶に新しい、DFの平野選手も退団しちゃったり。

 たりたり。

 ・・・とまあ、本当にいろいろあったんですが、お知らせすることができませんでした。

 最近のニュースですと、二代目10番、大澤亮太が城北に復帰しています。

 聞くところでは、Tonan前橋のサテライトに移籍の後、いろいろあってプレーできない時期もあったようですが、改めてサッカーをプレーする場所として城北を選んでくれたのはうれしいですね。前回のTUA戦では早速先発で出場し、よく前線でボールを収めてくれました。以前に比べて球離れも格段によくなり、プレー振りも何となく一回り大人になったような。いっそのこと、無愛想なさすらいのストライカーも帰ってくりゃいいのにな(笑)

 また、千葉蹴球団から小島翔太・山田尚道の二人を新たなメンバーとして迎えることとなりました。
 小島選手の登録はFW。JFLのJEFリザーブズに在籍経験もある選手です。今シーズンの苦戦の原因は何と言ってもここまで7試合で12点しか取れていない「得点力不足」なので、何とか力になってほしいものです。高校は成立学園、大学は明海大なので、ずっと20番の米口選手と一緒にプレーしていたわけですね。
 そして山田選手はJEFユース出身。登録はMFですが、WEBで検索してみますと、JEFユースでは3バックのストッパーとしても結構プレイしていたようなので、大島、平野の両選手が退団して薄くなっているセンターバックの補強にもなってくれるとうれしい。こうして地縁、学縁、サッカー縁で、いい選手が集まってくれるようになると、実にいい感じのスパイラルだな〜と思えるわけです。

 さて、では前置きはこのくらいにして、26日に行われた試合を振り返っていきましょう。

 
第46回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック
2012/8/26 19:00 Kick Off
対 C.A.REAL.TOKYO
試合会場 赤羽スポーツの森公園球技場

 この日のスタート時のフォーメーションは4-4-2。Griffin戦で一発レッドもらっちゃったホリケンの出場停止は明けたものの、本日はメンバー入りせず、センターバックのコンビは5モッチーと20ヨネ。サイドバックは右に28倉持、左に31原田。両選手とも初の先発起用となります。原田選手はこれまでも途中出場ながら攻撃的な前線へのフィードを見せてくれるなど、光るプレーがいくつかありましたし、倉持選手は前回の試合で途中交代ながら球際のしぶとさを見せてくれていました。掴んだ先発のチャンスを活かしてほしいです。中盤はボランチに6小島と27成岡。サイドは右に9シンペー、左に7ムラさん。
 FWは15山本さんと10佐藤。前線でターゲットになってくれる山本さんがいるので、佐藤には積極的に前を向いて仕掛けていってほしいところです。

 一方、レアルの開始時の配置は4-5-1か。2年前の対戦では、南アフリカでワールドカップが真っ最中だというのに中西哲夫がまさかのフル出場w ゴール前での存在感はさすがの一言で、その堅陣にはさんざん苦労させられたのですが、この日の試合では仕事の都合かメンバー外。ホッとしたような物足りないようなビミョーな気持ちです。中西のいるレアルにキッチリ勝ってチームの成長を見せたかったんですけどね。まあ、ゼイタクは言わないw

 * * * *

 城北の試合の入りはちょっと悪かった感じで、序盤こそ相手に攻め込まれたものの、DF陣が集中してよく凌ぐと、積極的に6小島、27成岡のボランチにボールを集めてペースを取り戻す。ボランチとセンターバックでボールを保持できているので両サイドバックが高い位置をとることができ、特に31原田の積極的な縦への仕掛けが奏功。前半22分にはレアル右サイドの12番が原田を引っ掛けて倒しイエロー。

 つづく前半27分、レアルの右サイドバックから城北のDFラインのギャップにいいボールを出されると、この12番が鋭い飛び出しを見せる。しかしこれは20米口がケアして、流れたボールは石山が捕球体勢に入っていたのだったが、レアル12番が石山にスライディング。これが再びイエローの判定となって、5分で二枚のカードを出された12番は退場に。

 自陣でブロックを組んでカウンターを狙うレアルに対して、両ボランチを軸にボールを保持してチャンスをうかがう城北という構図は決定的になったものの、城北もアタッキングサードでの仕掛けにはややアイディアと精度を欠き、決定的な場面はなかなか作れない。この膠着を打開したのは再び31原田。左サイドのPA脇からカットインを狙ったプレーでファウルを誘い、FKを獲得すると・・・来たーーーーっ! 必殺! 成岡の直接FK! 今シーズン6点目となる成岡の得点で城北が先制に成功。1−0。
 さらに追加点を狙う城北は10佐藤が積極的にシュートを放つもGKの好セーブに阻まれ、1−0のまま前半を終了。

 後半、城北・吉見監督は15山本に替えて14岩井を投入。城北は両FWが積極的に相手のDFラインにプレスをかけて高い位置でボールを奪い、攻勢を強める。早く追加点をゲットして試合を決めてしまいたいところだが相変わらず1点が遠い。後半7分、左サイドの9シンペーが放ったクロスを10佐藤がフリーで合わせて決定機を迎えるもシュートは枠を捉えきれず。
 1点差ではまだ何か起こるかわからない後半14分、レアルの右CKの場面でレアル9番にドフリーでヘディングを許し、これは辛くもゴール枠を捉えられなかったが、失点してもおかしくない冷や汗ものの場面を作られてしまう。

 後半16分、城北・吉見監督が2枚目の交代カードを切る。10佐藤→26根立。根立は右サイドハーフに入りシンペーがトップ下に移動、7村上がボランチに降りて6小島が左サイドに回り、14岩井をワントップとする4-5-1にスイッチ。久しぶりの出場となった根立だが、「シャカシャカ」走る豊富な運動量は健在で、これが相手のDFラインにプレッシャーを与えることとなる。投入直後の後半18分には7村上のクロスにスライディングで合わせてシュートを放つが、惜しくも枠の上。根立は後半23分にも6小島のスルーパスに反応してDFラインの裏へ抜け出し、GKと一対一、キーパーをかわすところまでは完璧だったものの、ボ―ルが流れすぎてしまいシュートは打てず。大きなチャンスを逃してしまう。

 しかし後半30分、ついに城北に待望の追加点がもたらされる。相手の直接FKをキャッチした石山が左サイドにフィード。6小島が31原田に戻し、原田が大きく前線へロビングのボールを入れると、これを9シンペーが頭で落として27成岡へ。
 成岡にボールが入った状況を“詰め将棋”で例えるなら、これぞまさしく「3手詰め」。成岡は大きく開いた右サイドのスペースへ絶妙なスルーパスを出すと、ここに根立が走り込んでくる。1手! 根立はドリブルでPA内に進入して深いところからグラウンダーのクロス。2手! 最後は14岩井が詰めて押し込みゴールゲット。3手!! 岩井は体ごとゴールネットに飛び込んでしばらくネットに絡まっていたものの(笑)、2試合連続となるシーズン3得点目。この得点で試合の大勢は決し、2-0で試合終了のホイッスル。城北が今季の6勝目を6度目の完封で飾ったのだった。


 
 * * * *

 何と言ってもこの試合、前半の膠着状態を打ち破った成岡の直接FKの価値が光りました。やっぱりこういう「飛び道具」があるというのはチームにとっては大きな武器です。それにしても、成岡はここまで6得点を挙げているのですが、何とそのうち3点が直接FKというすさまじさ。これはちょっと尋常な数字じゃありません。それに決めてるシュートも決して簡単じゃない。前回のは40メートルを超えようかという超ロングのFKでしたし、今日のだって角度のあまり無い難しい位置からのもの。

 そもそもこのカテゴリーでは直接FKでのゴールなんて、年に一度拝めるかどうかクラスの「レアもの」なはずなんですが…。いや〜、心から味方でよかったと思うw
 また初先発だった原田・倉持の両サイドバックも攻守に渡る貢献度大で上々の出来だったのではないでしょうか。

 ただ、この試合、なかなか追加点が取れなかったのも問題ではありますが、それよりもどうしても一言苦言を呈しておかなくてはいけないプレーがあって、それは後半14分のレアルのCKの場面。相手の9番、ゴール前で完全にどフリーにしてました。あれはイカんじゃなイカ! 相手のFW、しかも「9番」なんだから、マークはしっかり確認しなくちゃダメ!絶対! あれが万一決まっていたらその後の試合はかなり難しくなっていたはずです。DF陣は脳味噌とろけるまで吉見監督に怒られてください(笑)

 まあ、とにもかくにも勝てて良かったです。次戦はいよいよ現在ブロック3位と好調なHBO東京との対戦です。東京カップで見たときは、かなり足の速いFWがあきるのFCの守備陣を切り裂いてました。心して対戦しないといけませんね。垣見さん、お手柔らかに!


2012年8月27日(月曜日)

のらくらな日々 8/27

カテゴリー: - yamaneko @ 23時52分35秒

 それにしても今日も暑かった。

 とは言え、夜になって道を抜ける風は、だいぶ涼しいものになってきましたね。

 ただ問題なのは、我が家は超絶風通しが悪いということなのですが。

 お陰で室内にこもった熱気が中々抜けず、外気温より暑いです。

 昼間、建物が日光を浴びまくって蓄熱しているのかもしれませんが。室内にもパソコンとか熱源があるしね。

 しかしまあ、あと二週間もすればもう少し涼しくなるでしょう。

 * * * * 

 本日は昼間に細かい仕事を片づけつつ、夜から昨晩の試合の映像編集。

 結構作業には慣れてきているものの、わずか5分程度の映像を編集するのに、相変わらず結局4〜5時間はかかってしまう。

 でも何とか今夜中にアップできそうです。

 試合のレポはまた明日ゆっくり書くことにします。


2012年8月25日(土曜日)

サッカー関連書一挙放出

カテゴリー: - yamaneko @ 18時02分03秒

 本日は結構たまってきていたサッカー関連書をドドンと16点、まとめて登録です。

 どうぞよろしくお願いします<(_ _)>

 * * * *

 そして明日は久しぶりにスペリオ城北の試合もあります。

 対戦相手は 2年ぶりの対戦となるC.A.REAL.TOKYO。

 赤羽スポーツの森競技場で19:00キックオフです。

 前回の対戦では中西哲生が予想外の80分フル出場。堅いディフェンスをこじ開けるのに苦労し、終了間際にようやく決勝点を奪って勝利したわけですが、さて、今回はどうなりますか(^^;

 さくっと勝利してチームの成長を見せたいところですね。

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『オシムのトレーニング』 商品詳細へ

『オシムのトレーニング』 千田善(池田書店)

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『オシム 勝つ日本』 商品詳細へ

『オシム 勝つ日本』 田村修一(文藝春秋)

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『オシムからの旅』 商品詳細へ

『オシムからの旅』 木村元彦(理論社)

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『蹴る群れ』 商品詳細へ

『蹴る群れ』 木村元彦(講談社)

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『争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール』 商品詳細へ

『争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール』 木村元彦(集英社インターナショナル)

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『サッカー「観戦力」が高まる 試合が100倍面白くなる100の視点』 商品詳細へ

『サッカー「観戦力」が高まる 試合が100倍面白くなる100の視点』 清水英斗(東邦出版)

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『サッカー選手の正しい売り方 移籍ビジネスで儲ける欧州のクラブ、儲けられない日本のクラブ』 商品詳細へ

『サッカー選手の正しい売り方 移籍ビジネスで儲ける欧州のクラブ、儲けられない日本のクラブ』 小澤一郎(カンゼン)

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『モウリーニョの流儀 勝利をもたらす知将の哲学と戦略』 商品詳細へ

『モウリーニョの流儀 勝利をもたらす知将の哲学と戦略』 片野道郎(河出書房新社)

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『アンチェロッティの戦術ノート』 商品詳細へ

『アンチェロッティの戦術ノート』 カルロ・アンチェロッティ with 片野道郎(河出書房新社)

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『マラドーナ 新たなる戦い』 商品詳細へ

『マラドーナ 新たなる戦い』 藤坂ガルシア千鶴(河出書房新社)

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『栄冠をめざして』 商品詳細へ

『栄冠をめざして』 ジョルジーニョ(いのちのことば社)

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『神の足 サッカースーパースター技術録』 商品詳細へ

『神の足 サッカースーパースター技術録』 西部謙司(コスミック)

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『サッカー バルセロナ戦術アナライズ 最強チームのセオリーを読み解く』 商品詳細へ

『サッカー バルセロナ戦術アナライズ 最強チームのセオリーを読み解く』 西部謙司(カンゼン)

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『オレンジの呪縛 オランダ代表はなぜ勝てないか?』 商品詳細へ

『オレンジの呪縛 オランダ代表はなぜ勝てないか?』 デイヴィッド・ウィーナー(講談社)

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『続×実況席のサッカー論』 商品詳細へ

『続×実況席のサッカー論』 山本浩・倉敷保雄(出版芸術社)

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『フットボールサミット 第6回 この男、天才につき。遠藤保仁のサッカー世界を読み解く』 商品詳細へ

『フットボールサミット 第6回 この男、天才につき。遠藤保仁のサッカー世界を読み解く』(カンゼン)


2012年8月24日(金曜日)

親不知を抜く

カテゴリー: - yamaneko @ 19時01分41秒

 もう一昨日のことですが、親不知を抜きました。

 長年、右下の顎にどっかりと根を張っていたやつ。

 昔かかった歯医者では「入院しないと抜けない」とか言われて、すっかりそういうもんかと思っていたのですが、何のことはない、麻酔かける時間も含めて1時間半くらいで抜けた。

 ただ、抜くときに「メリメリ、ミシッ」とスゴイ音がしたわけで、こういうとき歯医者って、自分が何をされているのか客観的にわからないのが怖い(笑)。

 抜いた歯も見ましたが、二股の根のある実に立派なやつで、どうしてお前はしっかり生えてこないのかと。ちゃんと歯として機能しろよと。まったくもったいない。

 ただ、さすがにその日はずいぶん痛んで、まともにモノが噛めない。

 結局その日はプリンとアイスクリームくらいしか口に入れられず。

 昨日の晩あたりからようやく痛みも引いてきて、問題なく噛めるようになってきました。

 噛めるってすばらしい。

 それにしても、あと何年生きるかわかりませんが、私は自分の歯でいつまでしっかりモノが食べられるのやら。入れ歯になったら食事も味気ないのだろうなぁ。

 うちの父親などは70も半ばを迎えてまだまだ元気ですが、歯はずいぶんとしっかりしています。長生きして人生を楽しむには歯は重要だなぁ、と。

 まあ、せいぜい大事にしようと思うわけです。

 * * * *

 五月を最後に本当に長い間商品の登録もせず、ブログも書かず、サイトがほったらかしになっていましたが、いや、別にこれといった理由はないのです。

 単に生活リズムが崩れてサイトに手を入れる「習慣」が途切れてしまったような次第で、こういうのはいったん途切れて楽な方に流れると、なかなか元に戻せなくなってしまうものです。

 まあ、ゆるゆるとながら、習慣を再定着させていこうと思っております。

 そんなわけで本日の登録商品はこちらの2点です。

 あらためまして、どうぞよろしくお願いいたします。

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『新洋酒天国』 商品詳細へ

『新洋酒天国』 佐治敬三(文藝春秋)

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『愉楽の銀座酒場』 商品詳細へ

『愉楽の銀座酒場』 太田和彦(文藝春秋)

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2012年5月14日(月曜日)

精神医学・心理学関連の書籍 13点を登録しました。

カテゴリー: - yamaneko @ 19時16分09秒

【精神病理】

『敏感関係妄想 パラノイア問題と精神医学的性格研究への寄与』 商品詳細へ

『敏感関係妄想 パラノイア問題と精神医学的性格研究への寄与』 エルンスト・クレッチメル(文光堂)

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『躁うつ病の精神病理 1巻-4巻』 商品詳細へ

『躁うつ病の精神病理 1巻-4巻』(弘文堂)

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『脅迫パーソナリティ』 商品詳細へ

『脅迫パーソナリティ』 L・ザルズマン(みすず書房)

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『精神病理学研究 井村恒郎著作集1』 商品詳細へ

『精神病理学研究 井村恒郎著作集1』 井村恒郎(みすず書房)

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『神経症と創造性』 商品詳細へ

『神経症と創造性』 ローレンス・キュビー(みすず書房)

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『嫉妬の構造』 商品詳細へ

『嫉妬の構造』 荻野恒一(紀伊國屋書店)

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【「精神医学」批判】

『精神疾患と心理学』 商品詳細へ

『精神疾患と心理学』 M・フーコー(みすず書房)

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【心理学各派】

『アドラー心理学入門』 商品詳細へ

『アドラー心理学入門』 H・オーグラー(清水弘文堂)

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『魂にメスはいらない ユング心理学講義』 商品詳細へ

『魂にメスはいらない ユング心理学講義』 河合隼雄+谷川俊太郎(朝日出版社)

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『内なる異性』 商品詳細へ

『内なる異性』 E・ユング(海鳴社)

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『アモールとプシケー』 商品詳細へ

『アモールとプシケー』 エーリック・ノイマン(紀伊国屋書店)

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『女性の深層』 商品詳細へ

『女性の深層』 エーリッヒ・ノイマン(紀伊国屋書店)

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『意識の起源史(上)』 商品詳細へ

『意識の起源史(上)』 エーリッヒ・ノイマン(紀伊国屋書店)

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2012年4月18日(水曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@ホーム開幕戦! 対南八王子SC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 01時16分55秒

 いや〜、いよいよ待ちに待った城北のホーム開幕戦です! 楽しみだな〜。どんな試合になるのかな〜。

 あれ? そういえば2週間くらい前に、ずいぶんと朝早く起きてどっか遠ーいところで城北が試合やってるの観たような気がするんだけどな、あれ何だったんだろう。きっと今シーズンの開幕が待ちきれなくて、夢でも見たんだな。うん、きっとそうに違いない。それにしてはリアルな夢だったにゃ〜。
 
 
 …って、オイ!
 
 
 はいはい、わかってます、わかってますってば。そうです。城北は4/1の慶應BRBとのシーズン開幕戦に1-2というスコアで惜しくも敗北、早くも一コケしてしまいました。夢でも見たことにして「無かったこと」にしてしまいたいのは私の偽らざる本音ではありますが、あの日の慶應BRBさんは掛け値なしで強かった。東京カップのリベンジを見事に果たされてしまったという訳です。

 でもね、まあね、城北がシーズン序盤につまずくのは「例年通り」と言いますか、「まあそう慌てなさんな」ってところですかね。とりわけ強豪ひしめく今年の2部2ブロック、どこも無傷では終われますまい。その一敗がシーズンの頭にきちゃっただけと思って気持ちを切り替え、ホーム開幕戦で「仕切り直し」と行きたいところです。

 * * * *


第46回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック
2012/4/15 19:00 Kick Off
対 南八王子サッカークラブ戦
試合会場 赤羽スポーツの森公園球技場

■城北のスターティングメンバー

 城北は今年からユニフォームのサプライヤーがA-LINEさんに変更となり、それに伴いメンバーの背番号が大きく動いております。
 今日のメンバーはGK1石山、DF左から22田中※、5望月、8堀河、11沢田。MFは9渡邉シンペー、20米口※、6小島、17川口、トップ下に27成岡※を置いて、FWに10佐藤を配した4-5-1のフォーメーション(※は新加入選手)。
 南八さんとは去年もリーグ戦で対戦して、6-1で勝利してはいますが、選手個々のスキルは高かった印象があり、難しい対戦相手です。フォーメーションは中盤ダイヤモンド型の4-4-2。マッチアップとしては相手のトップ下17番の選手がDFとMFの間で浮く形になるので、この選手のケアをはっきりさせたいところですね。

■マッチレポート

 ホーム開幕戦で気合いの入った城北が試合開始直後から相手を敵陣に押し込めるものの、ゴール前でのプレーはやや精度を欠いており、なかなか決定的な形は作れない。

 城北が最初に迎えた大きなチャンスは前半12分、6小島が相手ボールを高い位置でインターセプトし、これを27成岡がゴール正面の10佐藤へ繋ぐ。鋭く右足を振り抜いた佐藤のシュートはクロスバーを叩き、ここは惜しくも得点はならず。

 ゲームが動いたのは前半19分、ゴール前での競り合いから右サイドに流れたボールを11沢田が丁寧にセンタリング、ファーサイドで待っていた8ホリケンがゴール前での密集をものともせず跳躍、バイシクルシュートを狙う! ホリケンはドンピシャのタイミングでボールをミート、素晴らしいシュートが南八のゴールネットに突き刺さった。ホーム開幕戦を祝福するド派手なゴラッソで城北が待望の先制点をゲット。

 しかし前半23分、エリア内での競り合いで相手選手にチャージをかけられた石山が頭から落下してしまうアクシデント。その後立ち上がって前半はプレーしたものの、後半から21中郷が城北のゴールマウスを守る。

 後半2分、9シンペーが中央から右へ大きなサイドチェンジ。これを受けた17川口がゴール前にクロスを上げると、これが直接ゴールに入ってしまう。ややラッキーな(シュート狙ってたんだったらゴメンw)形の追加点が入って城北が2-0とリードを広げる。

 後半頭から、城北・吉見監督は6小島と27成岡のポジションを入れ替えた模様。小島は前線でパスを引き出すアクションを繰り返し、27成岡は落ち着いた左右への配球を見せる。これにともなってサイドバックの22田中や20米口が果敢にオーバーラップを狙う回数が増え、城北の攻撃が活性化、たびたび決定機を作り出すことに成功するが、シュートは際どくゴール枠をとらえきることができず、追加点を奪うには至らない。

 10佐藤→14岩井、11沢田→4大島、17川口→7村上と交代カードを切って運動量を維持しつつ、終始ゲームをリードした城北が南八王子にほとんど反撃を許さず、2-0のまま試合終了のホイッスル。見事にホーム開幕戦を勝利で飾った。

■スペリオ城北“の”チャレンジ、スペリオ城北“という”チャレンジ。

 とにもかくにも、手痛い敗戦から2週間。チームの士気を立て直し、ホーム開幕戦を見事勝利に導いた吉見監督の指導、そして今日の選手達の頑張りに胸が熱くなりました。本当に勝ててよかった。
 そしてスタンドに来てくださっていた80人ちかいお客さんに勝利をプレゼントできたことが、何よりとてもうれしい。この赤スポができる前、と言ってもそれはほんの数年前の話でしかないのだけれど、選手達はある時は高校や中学校のグラウンドで、河川敷で、そして時には野球場でさえプレーし、それを見守っていたのは、ほんの4〜5人の因業なサポーターたちだけでした。
 それが今では、こんなにたくさんのお客さんがスタジアムに集まって、城北の選手達のプレーに拍手と歓声を送ってくれている。自分が目の当たりにしているこの光景を、ほんの数年前のそれと比べたら、最初の話じゃないけれど、「夢なんじゃないか」と思えてきます。

 今年もまた、昇格を目指すスペリオ城北のチャレンジが始まったわけですが、これはスポーツですから必ず勝者と敗者が作られてしまいます。でももう一つの私たちのチャレンジ、つまり「FOOTBALLのある街」を作り、「FOOTBALLのある日常」を拡大していくことを目指す「スペリオ城北」というプロジェクトのチャレンジは、決して「敗者」を作らない。この宝物のようなスタジアムで、プレーをする人、それを観る人、応援する人、できるだけたくさんの人びとがFOOTBALLを通じて幸せを感じられるようにしてゆくこと、それがもう一つの大切なチャレンジなんだ、という思いをホーム開幕戦に立ち会って、改めて強くした私でありました。

 ・・・何か照れくさいこと書いてますね。テヘペロ(・ωく)


2012年3月29日(木曜日)

3/29 今日の登録。

カテゴリー: - yamaneko @ 21時32分58秒

 今日の登録はフロムの本を5冊。実はライヒの『ファシズムの大衆心理』(上下)もあったのだが、改めて中調べてみたら致命的なほど書き込みが多くてお店に出すのは断念。機会があったら100均箱にでも入れて販売しよう。

【3/29の登録】
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『フロイトの使命』 商品詳細へ

『フロイトの使命』 エーリッヒ・フロム(みすず書房)

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『生きるということ』 商品詳細へ

『生きるということ』 エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書房)

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『悪について』 商品詳細へ

『悪について』 エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書房)

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『希望の革命<改訂版>』 商品詳細へ

『希望の革命<改訂版>』 エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)

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『精神分析と唯物論』 商品詳細へ

『精神分析と唯物論』 W・ライヒ/E・フロム(イザラ書房)

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2012年3月28日(水曜日)

3/28 本日の登録4点。

カテゴリー: - yamaneko @ 19時10分29秒

 東京もようやく春らしくなって着ましたね。今年は冬が長かった。

 さて、今日はフロイトのものを中心に精神分析に関する書籍を4点登録。今日から数日、心理学、精神分析系の書籍を登録していく予定です。

【3/28の登録】
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『フロイトの読み方』 商品詳細へ

『フロイトの読み方』 外林大作(誠心書房)

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『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析』 商品詳細へ

『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析』 岡田温司(平凡社)

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『翻訳としての人間』 商品詳細へ

『翻訳としての人間』 石澤誠一(平凡社)

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『シュレーバー』 商品詳細へ

『シュレーバー』 渡部哲夫(平凡社)

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2012年3月23日(金曜日)

3/23 絵画・芸術・音楽など、12点登録です。

カテゴリー: - yamaneko @ 00時00分29秒

【3/23の登録】
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『永遠なる子供 エゴン・シーレ』 商品詳細へ

『永遠なる子供 エゴン・シーレ』 黒井千次(新潮社)

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『怖い絵』 商品詳細へ

『怖い絵』 中野京子(朝日出版社)

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『風のイコノロジー 風に寄せる詩と音楽』 商品詳細へ

『風のイコノロジー 風に寄せる詩と音楽』 若桑みどり(主婦の友社)

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『ガラ 炎のエロス』 商品詳細へ

『ガラ 炎のエロス』 ドミニク・ボナ(筑摩書房)

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『お葉というモデルがいた 夢二、晴雨、武二が描いた女』 商品詳細へ

『お葉というモデルがいた 夢二、晴雨、武二が描いた女』 金森敦子(晶文社)

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『朝香宮邸のアール・デコ』 商品詳細へ

『朝香宮邸のアール・デコ』(東京都文化振興会)

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『ファッションの歴史〔下〕』 商品詳細へ

『ファッションの歴史〔下〕』 J・アンダーソン・ブラック+マッジ・ガーランド(PARCO出版)

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『日本の刺青と英国王室』 商品詳細へ

『日本の刺青と英国王室』 小山騰(藤原書店)

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『芸術の規則 I』 商品詳細へ

『芸術の規則 I』 ピエール・ブルデュー(藤原書店)

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『おしゃれの哲学 現象学的化粧論』商品詳細へ

『おしゃれの哲学 現象学的化粧論』 石田かおり(理想社)

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『カルメンの白いスカーフ 歌姫シミオナートとの40年』 商品詳細へ

『カルメンの白いスカーフ 歌姫シミオナートとの40年』 武谷なおみ(白水社)

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『シュトラウス・ファミリー』商品詳細へ

『シュトラウス・ファミリー』 ピーター・ケンプ(音楽之友社)

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2012年3月22日(木曜日)

【Football Manager 2012】からイングランドの地方クラブを学ぶ

カテゴリー: - yamaneko @ 02時44分00秒

 いや〜、ほぼ二週間ぶりの更新となってしまいました。

 この間どうしていたかと言うと、「Football Manager 2012」というゲームにすっかりのめり込んでおりました。

 我ながら、これはちょっとのらくらしすぎですw 「人としてどうか…」と思うレベルですね。

 さて、表題にある「Football Manager 2012」というのは、サッカークラブの監督となってクラブを運営するシミュレーションゲームでありまして、ご案内の向きにはことさら説明するまでもないのですが、このゲーム、本当にハンパないゲームです。

 何がハンパないって、そのカバーするリーグの広さと深さ。

 欧州や南米の主要なリーグはいわずもがな、そしてチェコ、ルーマニア、ウクライナ、メキシコ…といった中堅国のリーグも網羅。

 そして、たとえばイングランドならプレミアリーグから数えて何と6部のリーグにあたるカンファレンス〔南/北〕リーグまでプレー可能という、とんでもないマニアックさなのです。

 日本のリーグはとあるゲームメーカー(コ●ミw)の「大人の事情」のために含まれていないのが残念ですが、しかし有志が作成した各種データがありまして、これをゲームに投入すれば、J1、J2はもちろん、JFLから各地域リーグにいたるまで再現可能です。私の入れたデータでは北海道や九州、中国リーグがないのですが、関東リーグなら2部までデータがあります。このソフトは毎年新しいバージョンが出るので、次のシーズンのものになれば、この関東2部に東京23三菱養和といったクラブが加わることになるわけですね。私たちが都リーグで目にした選手たちが一体どんな評価をこのゲームの中で受けるのか、今から楽しみでなりません。というか城北が関東に上がれば世界中のFMマニア達にクラブとして認知してもらえることになるわけで、たいそう夢が膨らみます。だから早く昇格しようw

 ちなみに私が現在指揮しているのはイングランド4部の「AFC Wimbledon」

 はじめもっと下の6部リーグ、カンファレンスリーグ南の「Boreham Wood FC」というクラブで開始してみたのですが、使える人件費予算があまりにも少なくて、ゲームシステムも充分に理解できていない初心者には少々ハードルが高すぎましたw あっという間にいろんなことが「詰んだ」状態になってしまったので、もう少し余裕のあるクラブに変更した次第。とにかく膨大なデータを一つ一つ検討しつつ意思決定をしていかなくてはならないので、中々ゲームが先に進みませんw

 * * * *

 それにしても、ゲームで知ったことををきっかけに、このBoreham Wood FCというクラブについて調べてみたのですが、イングランドのサッカークラブのあり方というものに改めて深く感銘を受けました。関心のある方はBoreham Wood FCの公式サイトを是非ご覧になってみてください。クラブを紹介する手作り感満載の動画が実にいい味だしてます。何と幸せそうなフットボールの景色でしょうか。

 Wikipediaによりますと、Borehamはイングランド東部、エセックス州にある人口わずか4000人の町。Boreham Wood FCは「Wood」の愛称で親しまれています。ホームスタジアム、Meadow Parkのキャパシティは約4500。

 町民全人口 < スタのキャパ www

 さらに‘Boreham Wood Football Club Soccer Centre’と名付けられたトレーニングセンターを所有し、フルサイズの人口芝グラウンドをはじめ、カンファレンス・ルームやギャラリーラウンジ、PCラボといった各種施設も充実。このロッカールームは日本のJ2クラブよりも確実に上等だね…(^^;

 なお、このMeadow Parkはアーセナル・レディースがホームスタジアムとして利用しており、Woodとアーセナルはクラブとして提携関係を結んでいるようです。サイトの写真などを見ると親善試合なども行っているようですね。(なおこうしたクラブ間提携もFootball Manager内では完全に再現されていて、この親善試合の収益はクラブの貴重な財源になります。つくづくすごいゲームですな。)

 さらに、2000ポンド払ってWoodのスポンサーになると、どうやら「アーセナルの試合を“最高の座席”で観戦できる権」がもらえるらしい。Wood、なかなかの商売上手ですw

 しかーも! ただ試合が観られるというだけではなくって、何とアーセナルの選手のサイン入りゲームシャツやサインボールがもらえちゃう。そしてラウンジではシャンパンに“ア・ラ・カルト”の食事(ここ強調してるw おそらく単なる仕出し弁当みたいな代物じゃなくて自由にメニューからオーダーしていいぜ、ってことなんでしょう)、そしてワインやビールはもちろん無料。この素晴らしいスポンサーシップの権利は残りあと2枠!ぜひお早めに!!

 他にもこのクラブはPASE (Programme for Academic and Sporting Excellence)という試みを行っていて、これはサッカー選手としての若年層の才能の救い上げというだけでなく、同時により高度な教育機会の提供プログラムでもあるみたい。それに加えて、どうやら職業訓練プログラムの提供といった事業までおこなっているみたいなんだな、ざっと読む限り。こういう風に、決してカテゴリーのトップに位置するわけではない小さなクラブであっても、それがその地域のアソシエーションの一角として存在し得ているということが素晴らしい。こういうところにこそ、将来の城北が目指していくクラブの姿のあり方があるのではないかな、と思うのでした。

 とにかく、まさに隣の芝生が青々として見えるというか、やっぱイングランドのサッカー環境の奥行きの深さには素直に「すげーなー」と頭を垂れざるを得ないです。うらやましい限りです。


2012年3月21日(水曜日)

映画・演劇関連の本を12点登録しました〜

カテゴリー: - yamaneko @ 17時47分50秒

【3/21の登録】
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『トリュフォー ある映画的人生』 商品詳細へ

『トリュフォー ある映画的人生』 山田宏一(平凡社房)

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『ヴィスコンティ集成』 商品詳細へ

『ヴィスコンティ集成』 フィルムアート社編( フィルムアート社)

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『映画秘宝期間限定版 ベストテンなんかぶっとばせ!!』 商品詳細へ

『映画秘宝期間限定版 ベストテンなんかぶっとばせ!!』 洋泉社MOOK(洋泉社)

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『映画宝島 地獄のハリウッド!』 商品詳細へ

『映画宝島 地獄のハリウッド!』(JICC出版局)

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『映画と共に歩んだわが半生記』 商品詳細へ

『映画と共に歩んだわが半生記』 淀川長治(近代映画社)

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『私のチャップリン』 商品詳細へ

『私のチャップリン』 淀川長治(PHP研究所)

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『「生きる」という贅沢』 商品詳細へ

『「生きる」という贅沢』 淀川長治(日本経済新聞社)

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『『エヴァ』の遺せしもの』 商品詳細へ

『『エヴァ』の遺せしもの』 ポップカルチャー・クリティーク0.(青弓社)

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『花供養』 商品詳細へ

『花供養』 白洲正子・多田富雄(藤原書店)

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『朝日のような夕日をつれて』 商品詳細へ

『朝日のような夕日をつれて』 鴻上尚史(弓立社)

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『別役実の人体カタログ』商品詳細へ

『別役実の人体カタログ』 別役実(平凡社)

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『演出家の仕事 六〇年代・アングラ・演劇革命』 商品詳細へ

『演出家の仕事 六〇年代・アングラ・演劇革命』 日本演出者協会+西堂行人編(れんが書房新社)

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『戦後新劇』商品詳細へ

『戦後新劇』 日本演出者協会編(れんが書房新社)

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2012年3月7日(水曜日)

のらくらな日々 3/7

カテゴリー: - yamaneko @ 12時44分48秒

 今日の登録は思想系の本を12点。テーマ的にはややとりとめがありませんが。

 これからグラシン紙をかけて化粧をしてあげてから、えっちら倉庫に運びます。

【3/7の登録】
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『全体主義の時代経験』 商品詳細へ

『全体主義の時代経験』 藤田省三(みすず書房)

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『水俣・アミニズム・エコロジー 鶴見和子曼荼羅? 魂の巻』 商品詳細へ

『水俣・アミニズム・エコロジー 鶴見和子曼荼羅? 魂の巻』 鶴見和子(藤原書店)

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『安全学』 商品詳細へ

『安全学』 村上陽一郎(青土社)

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『科学について』 商品詳細へ

『科学について』 シモーヌ・ヴェーユ(みすず書房)

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『サブジェクトからプロジェクトへ』 商品詳細へ

『サブジェクトからプロジェクトへ』 ヴィレム・フルッサー(東京大学出版会)

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『神を殺した男 ダーウィン革命と世紀末』 商品詳細へ

『神を殺した男 ダーウィン革命と世紀末』 丹治愛(講談社)

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『監獄の誕生 監視と処罰』 商品詳細へ

『監獄の誕生 監視と処罰』 ミシェル・フーコー(新潮社)

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『デリダ 脱構築』 商品詳細へ

『デリダ 脱構築』 高橋哲哉(講談社)

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『イスラム報道』 商品詳細へ

『イスラム報道』 エドワード・W・サイード(みすず書房)

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『黒い大西洋と知識人の現在』 商品詳細へ

『黒い大西洋と知識人の現在』 市田良彦・ポール・ギルロイ・本橋哲也(松籟社)

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『暴力・戦争・リドレス』 商品詳細へ

『暴力・戦争・リドレス』 米山リサ(岩波書店)

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『THINKINGオー 第9号 特集:天皇の謎をときます』 商品詳細へ

『THINKINGオー 第9号 特集:天皇の謎をときます』 シ(左右社)

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2012年3月6日(火曜日)

のらくらな日々 3/6

カテゴリー: - yamaneko @ 19時42分54秒

 ご飯を作って余裕があったら後で何か書きます。

【3/6の登録】
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『愛しすぎる家族が壊れるとき』 商品詳細へ

『愛しすぎる家族が壊れるとき』 信田さよ子(岩波書店)

【関連書】
『結婚帝国 女の岐れ道』 商品詳細へ

『結婚帝国 女の岐れ道』 上野千鶴子・信田さよ子(講談社)

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『脱アイデンティティ』 商品詳細へ

『脱アイデンティティ』 上野千鶴子編(勁草書房)

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『女ぎらい ニッポンのミソジニー』 商品詳細へ

『女ぎらい ニッポンのミソジニー』 上野千鶴子(紀伊國屋書店)

【関連書】
『クローゼットの認識論 セクシュアリティの20世紀』 商品詳細へ

『クローゼットの認識論 セクシュアリティの20世紀』 イヴ・コゾフスキー・セジウィック(青土社)

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『おこげノススメ カルト的男性論』 商品詳細へ

『おこげノススメ カルト的男性論』 小谷真理(青土社)

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2012年3月3日(土曜日)

のらくらな日々 3/3

カテゴリー: - yamaneko @ 23時08分24秒

 ・本日は日本史の本を4点登録。わりと民俗史・生活史といった感じのものでまとめられました。

 ・ゼロックス・スーパーカップはジョルジ・ワグネルのチートな一発にやられたw しかし2点取られてからの反攻の迫力は従来の東京にはなかったもので、今シーズンには大いに期待が持てた。負けてる時の東京の反撃といえば、時間がなくなってくると前線に放りこむだけの無理責めという印象が強かったんだけど、しっかりと攻撃の形を作ろうとしていた点に変化を感じた。監督で本当にずい分変わるんだなぁ、と。

 ・明日は山雅の記念すべきJ初見参を味スタに見に行ってきます。山雅の選手の下調べしておかないと全然わかんないや。

【3/3の登録】
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『殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語』 商品詳細へ

『殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語』 繁田信一(柏書房)

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『王朝貴族の悪だくみ』 商品詳細へ

『王朝貴族の悪だくみ 清少納言、危機一髪』 繁田信一(柏書房)

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『中世人の経済感覚 「お買い物」からさぐる』 商品詳細へ

『中世人の経済感覚 「お買い物」からさぐる』 本郷恵子(日本放送出版協会)

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『お世継ぎのつくりかた 大奥から長屋まで 江戸の性と統治システム』 商品詳細へ

『お世継ぎのつくりかた 大奥から長屋まで 江戸の性と統治システム』 鈴木理生(筑摩書房)

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2012年3月2日(金曜日)

のらくらな日々 3/2

カテゴリー: - yamaneko @ 21時31分02秒

 ヴァイツゼッカーさんにもいろいろ批判があることは知っておりますが、それでも日本の政治家に比べれば余程…というか遥かにマシな訳で。少なくともいろいろあった後で、それでも仲良くしようと思うのなら、ぶん殴った方が「でもさぁ、そんなに痛くなかったでしょ? てか大げさwww」とか言っちゃいけないよ。

【3/2の登録】
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『ワルシャワ・ゲットー日記 ユダヤ人教師の記録【縮訳版】』 商品詳細へ

『ワルシャワ・ゲットー日記 ユダヤ人教師の記録【縮訳版】』 ハイム・A・カプラン(風行社)

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『アウシュヴィッツ収容所私は人間の尊厳を傷つけた……所長ルドルフ・ヘスの告白遺録』 商品詳細へ

『アウシュヴィッツ収容所 私は人間の尊厳を傷つけた……所長ルドルフ・ヘスの告白遺録』 ルドルフ・ヘス(サイマル出版会)

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『21世紀の子どもたちに、アウシュヴィッツをいかに教えるか?』 商品詳細へ

『21世紀の子どもたちに、アウシュヴィッツをいかに教えるか?』 ジャン=F・フォルシュ(作品社)

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『ヴァイツゼッカー大統領演説集』 商品詳細へ

『ヴァイツゼッカー大統領演説集』 永井清彦編訳(岩波書店)

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2012年3月1日(木曜日)

のらくらな日々 3/1

カテゴリー: - yamaneko @ 21時59分31秒

 2月は決算処理やら東京カップやら急に飛び込んできた急ぎの(しかも微妙に量が多い)仕事やらのお陰で、登録作業が全っ然、進みませんでした。今月は心を入れ替えましてドシドシ登録していきたいと思います。

 てな訳で今日は落語関連の書籍を10点ばかり。どうぞよろしくお願いいたします。

 個人的には『楽写』がおすすめ。

 噺家さんの楽屋での様子を写した写真集ですが、この春めでたく真打昇進かなった春風亭一之輔さんがまだ前座で「朝左久」と名乗っていた頃の写真があったりして、興味深いですね。

 また、楽屋で先代三木助の日記を熱心に読み込んでいる四代目三木助の姿が納められた写真などは、見ていて切なくなってしまいます…。

【3/1の登録】
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『別冊歴史読本 落語への招待3 落語はこんなにおもしろい!』 商品詳細へ

『別冊歴史読本 落語への招待3 落語はこんなにおもしろい!』 (新人物往来社)

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『楽写(がくしゃ)』 商品詳細へ

『楽写(がくしゃ)』 林家彦いち(小学館)

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『目白・柏木・黒門町 内儀さんだけはしくじるな』 商品詳細へ

『目白・柏木・黒門町 内儀さんだけはしくじるな』 古今亭八朝・岡本和明(文藝春秋)

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『落語の言語学』 商品詳細へ

『落語の言語学』 野村雅昭(平凡社)

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『全身落語家読本』 商品詳細へ

『全身落語家読本』 立川志らく(新潮社)

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『落語風俗帳』 商品詳細へ

『落語風俗帳』 関山和夫(白水社)

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『円朝ざんまい よみがえる江戸・明治のことば』 商品詳細へ

『円朝ざんまい よみがえる江戸・明治のことば』 森まゆみ(平凡社)

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『江戸前の男 春風亭柳朝一代記』 商品詳細へ

『江戸前の男 春風亭柳朝一代記』 吉川潮(新潮社)

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『快楽亭ブラック 忘れられたニッポン最高の外人タレント』 商品詳細へ

『快楽亭ブラック 忘れられたニッポン最高の外人タレント』 イアン・マッカーサー(講談社)

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『御乱心 落語協会分裂騒動と、円生とその弟子たち』 商品詳細へ

『御乱心 落語協会分裂騒動と、円生とその弟子たち』 三遊亭円丈(主婦の友社)

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2012年2月27日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@東京カップ準々決勝 三菱商事サッカー同好会戦

カテゴリー: - yamaneko @ 20時11分06秒

 ロスタイムの決勝弾という劇的な幕切れに終わった慶応BRB戦から早くも二週間。東京カップ準々決勝の対戦相手は三菱商事サッカー同好会です。
 三菱商事さんは昨年の1部リーグ戦で4位という好成績を残しており、東京23、青梅、三菱養和、VFC1st、早稲田Utd…といった、錚々たる強豪がひしめいていた昨年の1部リーグの顔ぶれを考えるなら、これは相当な力量のあるチームと考えなくてはなりません。
 城北も関東2部所属のエリースFC東京さんとTMを組むなど、格上クラブの胸をお借りして準備を行ってきましたが、何せ今回は相手の情報がほとんどありません。TOKYO FOOTBALLさんが昨シーズンの開幕前に作成してくれた1部リーグ各クラブのメンバー表くらいしか資料がなかったのですが、それによりますとメンバーの多くが慶応大の出身者。一流企業に一流大出身者が多いのは自然なことですし、三菱と慶応の関係が深いのはこういう歴史的な経緯を考えれば当たり前っちゃあ当たり前の話ではあるんですが、まるで兄貴分が仇討ちに来たみたいで困っちゃいます。そういえば今度4部には学生枠の撤廃という規制緩和によって慶応大体育会サッカー部のメンバーが中心だとかいう「慶応ソッカークラブ」もできているようですし、2部の「慶応BRB」、1部の「三菱商事」、そして体育会の「慶応大ソッカー部」をあわせて慶応四兄弟の完成だ!

 体育会:「BRBがやられたようだな…」

 商事:「ククク…奴は慶応四兄弟の中でも最弱…」

 ソッカークラブ:「城北ごときに負けるとは慶応の面汚しよ…」

 日本経済のメインストリームを担うエスタブリッシュメントを輩出し続ける巨大な一族に抗い続ける城北の戦いや如何に!?(声はもちろん千葉繁でw)

 …BRBさんスミマセン。ゴメンナサイ。でもこのネタどうしても使いたかったんですw もうしません。

 でも三菱養和、三菱商事、三菱東京UFJ銀行もあるから、そのうち三菱四兄弟もできそうな勢いですな。そうなるとやはり敵は三井物産サッカー部か。まさに宿敵w

 * * * *

東京都社会人サッカーチャンピオンシップ 準々決勝
2012/2/26 15:30 Kick Off
対 三菱商事サッカー同好会戦
試合会場 大井第二球技場

 さて、気を取り直して城北の先発メンバーを確認してまいりますが、前線は9鹿島と7シンペーのツートップ。中盤は30村上、14堀河、13稲見、11佐藤。DFラインは16鵜沼、2望月、4大島、20沢田。GKは1中郷。城北としてはまさに”攻撃仕様”のガチメンバー。ベンチには広い視野と正確なキックが持ち味の31小島や、一人スルーパスも可能な快足8川口なども控えているので、攻撃に変化をつけたい場合のピースも揃っています。これで勝てなきゃしょうがねぇ、というメンバー構成です。

 【マッチレポート】

 試合開始直後、城北は右サイドを深くえぐられて中央へのクロスを許したが、この絶好機に相手のシュートは大きくバーを超え、どうにか事なきを得る。この場面を乗り切ると、次第に城北の前線からのプレスが機能しはじめ、城北がやや優勢に立ったのだったが、前半15分、2望月がPA内でのハンドを取られてしまう。決して故意のハンドリングではなかったと見えたが、ここはしっかり決められてしまい、三菱商事に先制を許してしまった。
 しかしこのリードは長くは続かない。フィールド中央付近でドリブル突破を仕掛けた7渡邉を三菱のDFが引っ張って倒しファウル。このFKのチャンスで、7渡邉はゴール前に大きく山なりのボールを送る。ヘディングでの競り合いからこぼれたボールに14堀河が足を伸ばして一瞬早く反応し、見事に押し込んでゴールゲット。前半22分に城北がスコアを1―1のイーブンに戻すことに成功した。
 前半終了間際には右からのアーリークロスに7渡邉がダイビングヘッドで飛び込むも惜しくもゴール枠をとらえることはできず、1−1のまま前半を終了。

 後半に城北吉見監督は30村上に替えて左SHに31小島を投入。三菱商事も後半頭から背番号35の重量級FWを前線に投入し局面の打開を図る。
 三菱商事はボールを奪うとすかさず前線にロングボールを入れてくる攻撃を徹底。城北は高く保ったラインの裏に抜け出されピンチを迎える場面を何度か作られたが、GK1中郷の身を挺したセービングや20沢田の必死のカバーリングなどでピンチをしのぎ、相手に追加点を許さない。
 城北は後半16分に11佐藤に替えて右SHに8川口を投入するが、相手ゴールを破るきっかけはつかめないままタイムアップとなり、勝負の行方はPK戦にゆだねられることとなった。
 PK戦では7渡邉と後半33分に9鹿島と交代で入った24宮原が際どくコースを狙って成功させたものの、13稲見、4大島、31小島が失敗。2−3となって城北の準々決勝での敗退が決定したのだった。

 * * * *

【守備陣の奮闘】

 三菱商事さんの攻撃は、ボールを取ったらまず前線に長いボールを入れてくる感じのアバウ…アワワ、シンプルなもので、もっとパスをつないでくるものと思っていただけにこれは正直ちょっと意外でした。慶応BRBは割とつないでくるチームでしたからね。“お兄さん”もそうなのかな〜と。これは勝手な思い込みですが。
 で、「ロングボールでラインが押し下げられる」→「跳ね返してラインを押し上げる」→「またロングボールで下げられる」の無限ループ。後半に運動量が落ちてくると、さすがに上げ下げがきつくなって城北も陣形をコンパクトに保つことができなくなり、大きく跳ね返すだけになってしまいました。そんなこんなで、やや大味な試合展開になってしまったのが悔やまれます。
 ただ、そうした中でも失点を不運な形でのPKによるものだけに抑えることができたのは、2望月、4大島の両CBコンビと14ホリケンが放り込まれるハイボールを粘り強く跳ね返し続けてくれたおかげでしょう。特に14ホリケンが最終ラインの前で競ってくれるのがありがたかった。この3人ががっちりと防波堤になってくれていたので、相手の攻撃にはそんなに怖さを感じなかったもの事実。決定機を防いだ1中郷の体を張った好セーブも光った。

【浮き彫りになった課題】

 しかし、別の見方をすれば、結局「相手のしたいサッカーのスタイルに引きずり込まれてしまった」ということにもなる訳ですから、何とか自分たちのスタイルでゲームを進めていくための工夫をしなくちゃいけなかったところでしょう。セカンドボールを大事にしつつ、13稲見なり31小島なりが最終ラインの前あたりでボールを捌いて落ち着かせ、縦のクサビや大きなサイドチェンジを入れるタイミングを窺うようにしたかった。
 そしてPK戦については、 いや〜、PK戦で三本外したらそりゃあ勝てませんw
 「PK戦なんて運だよ」と選手と自分とを慰めることも勿論できます。ただ、その一方で、城北が2部で4年目のシーズンを迎えることになっているのは、「ここ一番!」という勝負どころで力を出し切ることができない、こういう「勝負弱さ」のせいであるのも否定できません。
 この試合では、リーグ戦に向けて克服すべき課題、つまり、攻撃パターンの引き出しを増やしつつゲームの運び方を成熟させること、そして勝負所で自分の実力を十分に出し切ることができるようなメンタル面の成長を実現することという、二つの課題が明確になったと言えそうです。今日の敗戦を2012年のリーグ戦に向けた、貴重な糧にしていきましょう。

【2012年のSPERIOが始動!】

 そしてこの試合は、4年にわたり城北の前線に君臨し続けた9鹿島のラストゲームとなりました。4年間の在籍であげたゴールは通算40。3年連続でチーム内得点王の座を守り続けた“KING鹿島”の退団です。たくさんの素晴らしいゴールの記憶をありがとう。雰囲気はちょっとコワくて近寄りがたいくせに、キッズイベントなんかでは子供たちを相手におどけてみせてくれたりする、チャーミングなアイツでした。退団後どうするのか、どこか他のクラブでサッカーを続けるのかということはクラブからの情報がないのでよくわかりませんが、自分の選んだ道をしっかり歩んでください。…戻ってきたくなったらいつ戻ってきてもいいんだぞw

 そしていよいよ新しいメンバーを迎えた2012年の城北のチーム作りがスタートします。 松本山雅(北信越リーグ時代)でのプレー経験を持つ田中明弘選手や、成立学園で31小島と一緒に高校選手権に出場した米口翼選手など、早くプレーを見てみたくて仕方がない選手たちがたくさん入団してくれています。どうか今年もスペリオ城北の東京都1部リーグ昇格を目指す戦いにご注目いただき、たくさんの方に赤スポへおこしいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


2012年2月13日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@東京カップ3回戦 慶應BRB戦

カテゴリー: - yamaneko @ 23時31分17秒

 2012年2月12日。いよいよSPERIO城北が今年はじめての公式戦に臨む日がやってきました。この日、駒沢第二球技場という素晴らしい試合会場で我らが城北と相見えるのは「慶應BRB」。4部リーグ、3部リーグを鎧袖一触、破竹の勢いで突破してきた、進境著しいクラブです。
 ・・・いえ、かつて天皇杯を幾度となく制したというこの古豪に対して、「進境著しい」は礼を失した物言いでした。新参の挑戦者は、むしろ我々です。しかし私たちも新参者ながら、まがりなりにも2部リーグで多くの強敵たちと鎬を削って戦ってきた意地というものもございますれば――それでは我ら新参者の戦い方、とくと、その目で御覧じろ。

* * * *

東京都社会人サッカーチャンピオンシップ 3回戦
2012/2/12 15:30 Kick Off
対 慶應BRB戦
試合会場 駒沢第二球技場

◎2/12城北のスターティングメンバー

■マッチレポート

 慶應BRBの攻撃の中心、長身FWの28番に対して城北の「巨人」5平野がガチンコでマッチアップ。5平野は“ちびっ子”の多い城北の中にあって、188cmの身長を誇る貴重なCB。かつては与野蹴魂会に所属して関東リーグを戦った経験豊富なベテランが落ち着いた対応で慶應の攻撃の基点を潰していく。
 さらに城北は前線からの連動したプレスで慶應のパス回しを寸断すると、素早くサイドに展開、右の11佐藤や左の16鵜沼が躍動してピッチを幅広く使った攻撃を見せるものの、なかなか慶應のゴールを割ることはできない。9鹿島が放った決定的なシュートも必死に体を投げ出した慶應GKのファインセーブに阻まれ、シュート数では城北が慶應を上回ったものの、得点は奪えないまま前半を終了。

 城北・吉見監督は後半開始から左SHに30村上、後半途中から右SHに20沢田を投入してサイド攻撃を強化。30村上は得意のドリブルで中央へ侵入すると、PA外から強烈なミドルシュートを放つものの、慶應GKがここでも片手一本のファインセーブでしのいでみせる。
 城北は高く保ったDFラインの裏へボールを送られて、心臓が止まりそうなピンチを迎える場面もたびたびあったものの、最終ラインはよく集中を切らさずカバーリングを徹底し、決定機は作らせない。
 ところが後半30分頃か、豊富な運動量で中盤を支えていた31小島が足をつってしまい治療のためピッチ外へ。数的不利となってしまったこの時間帯はさすがに押し込まれて苦しんだ城北だったが、吉見監督は3上田を右SBに投入して事態を落ち着かせる。
 そして両チームともにスコアレスのままPK戦突入も頭をよぎり始めた後半AT、城北は右CKのチャンスを獲得すると、ゴール正面でのこぼれ玉をめぐる混戦の中、目に飛び込んできたのは振りぬかれた青いスパイクだった。2望月が値千金の先制弾。そして直後の慶應の反撃も無事に抑え切った城北が東京カップの初戦を劇的な勝利で飾ったのだった。

 * * * * *

 この試合、私はビデオ撮影どころかメモさえとらずにひたすら声出しに徹していたので、上のマッチリポートも細部どころか大枠において非常〜に怪しいのですが、まあ雰囲気だけでも(^^;
 それと、声を出しながらも試合を見ている中でいくつか気が付いた戦術的なポイントがありますので、それを思いつくままに挙げてみたいと思います。これは、あくまでも後から考えて「こうだったんじゃないかな〜」という私の推論を多く含むものですので、まあ話半分程度に読んでいただければ結構です(笑)

■最後までほころびなかった城北の守備

 この試合での城北のフォーメーションは、ワントップに9鹿島、トップ下に7シンペーを配した4-5-1
 特に目を引くのはやはり最終ラインの構成です。右CBに5平野を先発させて慶應28番とマッチアップさせたのは先述の通りですが、右SBに普段はCBを務める4大島が配置されています。慶應28番は以前分析したとおり、しばしば中盤に下がってクサビのボールを受けにくるのですが、この動きに対して5平野がマークを離さずに付いていった場合に、最終ラインに生じるスペースを大島が中央に絞って消す、という形になっていたようです。つまり、2望月、5平野、4大島が変則的な3バックを構成していた、という訳ですね。
 そうして5平野は28番のマークを離さずに中盤の13稲見&31小島の両ボランチと協力して挟み込み、バイタルエリアでの自由なプレーを封じていました。しかし、これだけ徹底的にケアしても、この28番にポストプレーや危険な抜け出しを決められかけてしまうというのは、敵ながらさすがと賞賛するよりありません。
 そして4大島は、対面の左SH6番もケアすると共に、センターラインを超えての攻撃参加は控えめにして右サイドのスペースを埋めることで、慶應の左SB5番が上がってくる機会を減殺していました。これによってサイドを深くえぐられてから中央にクロスを上げられ、ゴール間近で28番と競り合う、という城北にとっては非常に嫌な展開を減らすことができていたようです。普段慣れないポジションながら、複数の守備のタスクを完遂した翔君に感謝です。
 さらに城北は9鹿島、7渡邉が献身的にフォアチェックをかけて中盤のプレスを援護し、13稲見、31小島、さらには普段はボランチに入ることが多い24宮原らがボールホルダーに群がるように襲い掛かって、慶應のパスワークを幾度となくカットしていました。
 ただし、高い位置でボールを奪うことに幾度も成功していながら、ショートカウンターの精度という点では残念ながら今ひとつで、試合を決めるチャンスを逃し続けてしまいました。おかげで最後まで苦しい戦いを強いられた点は、今後の克服すべき課題ですね。

■ポゼッション時の「3バック」

 これが「守備」の時に城北が採用していたシステム(と私が見たもの)なんですが、実はポゼッションの時には、もう一つ別のパターンの「3バック」が用意されていたのではないか、と試合を見ていて感じました。それはこの日ボランチに入っていた13稲見が頻繁にDFラインまで下がり、3バックのセンターのような位置でボールを捌いていたシーンが目に付いたからです。4-4-2のツートップ2枚がプレスをかけてくる慶應に対して、13稲見が下がって3バックとなることで城北は最終ラインで3:2の数的優位を確保し、ポゼッションを安定させることができる。城北は序盤から激しいプレッシングで慶應のパスワークを封じていましたが、さすがにどこかのタイミングでプレーしながら休む時間を作らなくてはなりません。13稲見が下がってボールを捌く間は、この貴重な休憩時間になっていたのかもしれません。
 また、9鹿島や7シンペーもボールを持った時に無理に突破を狙うより、前線でしっかりボールをキープすることを大切にしていたようにも見えました。ただ、それがややカウンターの切れを落としていたことにもなっていて、痛し痒しですね。“そこでボールを失って、全体が前がかりになった瞬間にカウンターを食らうよりはいい”という判断ももちろん「あり」な訳でして、つくづくサッカーというのは “Game of Contradiction” だなぁ、と痛感させられます。

■勝利のための地道な準備

 ところで、城北は2011年のシーズン終了後、12/4にチーム全体でミーティングを行っています。
 吉見監督がこのミーティングで選手たちに伝えたことの一つは、東京都2部の80分の試合時間のうち、インプレーの時間は長くとも60分であり、この60分間を走りきれる走力を身につけなければ、ゲームをしっかりと戦い抜くことはできない、ということでした。そして選手たちは、この認識を全体で共有した上で、吉見監督の課した非常にハードな練習メニューをくぐり抜けてきています。ボールを使いながら幾度となくダッシュを繰り返すそのトレーニングは、終了後の選手たちの様子からも厳しさの伝わってくるものでした。
 試合を8日後に控えた2月4日、吉見監督にお話を伺う機会があったのですが、これからはやはり試合に向けてフィジカルコンディションを上げていくことを主眼にしていくのですか、と質問したところ、“とにかくボールを使って走らせながらフィジカルを作っていく。ただ走るだけだと選手は嫌がるが、ボールを使えば走るのを嫌がりはしない。そうして走らせて心拍数の上がった苦しい中で、どれだけ正確なプレーをすることができるか、そこを追及させたい”――と話してくださいました。
 この日の試合では、ピッチに立っている全員が自分に求められているタスクを最後まで忠実に遂行できなければ、慶應BRBの破壊力ある攻撃を――それは2回戦で10得点を挙げたことからも証明済みです――防ぎきることはできず、いつか小さな不注意から決壊してしまっていたことでしょう。それをやりきるだけの集中力の持続を可能にしたのは、チームの全員が共通の理解をもって取り組んだ厳しいトレーニングの成果だったと言えるのではないでしょうか。まずは、非常に難しい最初の公式戦で、手強い相手に勝利できたことを心から讃えたいと思います。

 しかしもし仮に、これがリーグ戦と同様に80分の試合であったとしたら、城北は慶應の最後の反撃を抑えきることができたと言えるでしょうか? 確かに今日のゲームでは勝利を得ることができましたが、しかしその中にはさまざまな「もしも・・・」の余地が残っています。「完勝」というには程遠い。

 次の対戦相手は、三菱商事サッカー同好会さん。これまで城北が2度対戦して、勝利どころか得点を奪うことさえできていない、あのT.F.S.C.よりも、昨年のリーグ戦での順位は上だったチームが相手となります。今日の勝ちに満足することなく、自分たちの足元を再び見つめなおして、さらにチームの完成度を高めていってもらいたいところです。

 東京カップ準々決勝は2/26(日)15:30 Kick Off、試合会場は大井第二球技場です。

 がんばろう!城北!!


2012年2月6日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@慶應BRB戦に向けて

カテゴリー: - yamaneko @ 19時58分34秒

 昨日は大井第二球技場で行われた東京カップ2回戦の試合を見てきました。

 私が注目したのはもちろん、第一生命サッカー部対慶應BRBの一戦。
 いよいよ来週、2/12にこの試合の勝者と我らが城北が対戦することになるのです。

 昨年、慶應BRBが一躍その名を都リーグサッカーファンの間に轟かせたのは、正にこの東京カップにおいてでした。当時やっと3部に昇格を決めたばかりのチームが、そのシーズンから1部に昇格する早稲田ユナイテッドをPK戦の末に撃破するという一大下克上をやってのけた、あの「早慶戦」です。今年も1回戦の府中アスレティック戦に4-0と快勝して、順調に2回戦に駒を進めてきました。

 一方の第一生命サッカー部は昨年の4部リーグ(7ブロック)を制して今季より3部に昇格するクラブ。こちらも1回戦は中央区代表の星陵蹴球団を5-0と破っての勝ち上がり。

 はじめのうちこそ、“どっちが対戦相手になるかはまだ分からないのだから、両方のチームをしっかり見ておこう”と思っていたのですが、キックオフから数分で“まあ慶應だけ見ていればいいんだな”と思い知らされることになりました。試合は何と10-0と、慶應BRBが強烈な破壊力を見せつけて圧勝。わずか70分でですよ! その試合展開についてはTokyo Footballさんの有料記事をご覧いただくとしまして、私としては、拙いながらも来週の試合に向けて、慶應の試合運びについて気が付いたことを備忘録的に書かせていただきます。

■フォーメーションは4-4-2

 慶應の前線では長身のFW28番がひときわ目立ちますが、しかしこの28番の頭を目掛けてロングボールを蹴ってくるような泥臭い攻めはしてこないのはさすが慶應ボーイ。丁寧にパスを繋いでくる洗練されたサッカーを志向してきます。
 4-4-2とは言うものの前線の選手の動きは流動的で、28番はしばしば中盤に降りてきてビルドアップに参加するし、ピッチの上を広く動き回る7番はなかなか捕まえにくい。また、左サイドハーフの6番は積極的に中央へのカットインを狙ってきます。これは左SB5番の上がってくるスペースを作るためもあるかもしれません。

■攻撃の軸は28番――どう抑える?

 ところで、この下がっていくFW28番にCBが付いていってしまうと、相方のFW7番や左の6番などがその空いたスペースに入り込もうと狙ってきます。かといってマークを付けずにいれば、最も危険なバイタルエリアで自由に基点を作られてしまうし、この位置でポストに入られると一発でラインの裏にスルーパスを出されてしまいます。CBが付いていくのか、ボランチにマークを受け渡すのか、はっきりさせておく必要があるやに思われます。この28番への対応で「迷い」が出るような状況を作らないようにしたいところです。
 また、7番や6番がポストに入った時などは28番自身も積極的に裏を狙ってくるので要注意ですね。競り合いにはもちろん強いですし、一歩のストライドが大きいせいか、足もかなり速い。抜け出されると相当にやっかいです。

■バリエーションの豊富な攻め

 繰り返しになりますが、縦のクサビを自由に捌かれるような展開を許したくありません。縦のパス交換から全体を押し上げていく時間を作られてしまうと、前を向いた状態のボランチから両サイドへの大きな展開や、DFライン裏のスペースを狙ったスルーパスなど、多彩な攻めのパターンへの対応を余儀なくされてしまいます。また、ボランチにボールが入った時は、高いポジションを取ったSBがかなり大胆にサイドをえぐってきます。サイドの深いところからクロスをあげられると、ゴール前での28番の長身がますます脅威になるし、そこにマークが集まれば他所がフリーになってしまう。とにかくDFに難しい選択を強要する多くの攻め手を持っているという印象です。

■どう戦う――?

 しっかりパスをつないでくるチームだけに、ボランチ、センターバックの足元の技術もシュアーですが、何とかボールに素早くプレッシャーをかけて自由なパス回しをさせないようにしたいところです。先日の東京23とのTMでもそうでしたが、スキルの高い相手へのプレスは、その選手に1枚で当たりにいくだけでは効きません。二の矢、三の矢が必要で、さらに周囲の選手にもきちんと対応して、パスコースをふさいでいかないといけません。攻守の切替で後手に回ることなく、ボールを奪ったら素早く高いポジションを取る相手のSBの裏のスペースを活用する・・・そんな攻めができると効果的ではないでしょうか。

 また城北にとってはこの試合が今年初めての公式戦ですから、試合の入り方にはやはり注意したいところです。とにかく初戦の独特の雰囲気や相手のイメージ呑まれないようにしたい。(私がこんなこと書いていること自体が相手の「強い」というイメージを増幅してるんじゃないかとも言えたりもする訳ですが・・・)

 これについては「対策」と言っても、もうとにかくドンドン「声」を出していくことしかないんじゃないでしょうか。昔、城北が東京カップで格上の相手をどんどん破っていった時(2007年)のことですが、あの時の城北には、大きな声でチームメイトに戦うことを要求し、気合いの伝わるプレーを敢えてして見せて、周りを鼓舞していくプレーヤーがいたものです。今の城北の選手はその頃に比べるとやっぱりちょっと大人しい。ゲームは基本「ガンガンいこうぜ」でいきましょうw

 とにかく、手強い相手ではあるのは間違いありませんが、臆する必要はまったくありません。相手をリスペクトしつつも、しすぎることなく、今の自分たちに表現できる全てをしっかりピッチ上で出し切る――そんなゲームを期待しています。

 SPERIO城北と慶應BRBの試合は2/12(日)15:30 Kick Off、試合会場は駒沢第二球技場です。
 
 がんばろう! 城北!

* * * *

 ・・・ところで、その後に見た「あきるのFC」の完成度がまたちょっと衝撃的で、今年の2部2ブロックどんだけ(以下略)と思わずにいられない私でした。あきるのFCについてはまた後日に。


2012年2月2日(木曜日)

のらくらな日々 2/2

カテゴリー: - yamaneko @ 21時00分02秒

 それにしても今年は寒いですね。こう寒いと、自ずと「寒いし今夜は鍋にでもするか!」ということになるので、今年の冬は晩飯の鍋率が非常に高いです。今夜はモツ鍋です。明日は嫁さんも仕事が休みだし、鍋でもつつきながら二人で一杯やりましょうかね。

【2/2 本日の登録】
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2012年2月1日(水曜日)

のらくらな日々 2/1

カテゴリー: - yamaneko @ 21時39分37秒

 いや〜、大したこともしてないのに、今年ももう一ヶ月終わっちゃいましたよ。びっくりです。どうなってんだろ。

 今日からいよいよ確定申告の準備を開始。
 
 実は、当店は去年一年というもの、まるで帳簿をつけていないのであった。テヘペロ。

 というのもですね、3月になって「さあてそろそろ溜めてしまった1、2月分の帳簿付けでもしようか」と思った矢先にあの震災で、それどころではなくなってしまったのが一点。

 さらに、明けて4月には私のサイトが大きなトラブルに見舞われてしまい、サーバ上から全データを削除しなくてはならない羽目に陥りました。正にやまねこ書店“開店以来最大のピンチ”と言うべき抜き差しならない状況。

 結局、その後サイトの復旧に要した時間は3ヵ月。もちろんその間は注文はゼロ。自然、仕入れも控えていたので、この期間は帳簿をつけようという気にもならなかったですね。

 まあいずれにしても、今日の準備作業は順調に進んだので、作業の目処は十分立ちました。せいぜい2-3日で終わるでしょう。

 去年の数字に改めて直面するのが正直怖い((;゚Д゚)))ガクブルガクブル

【2/1 本日の登録】
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2012年1月31日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@東京23FCとトレーニングマッチ

カテゴリー: - yamaneko @ 20時12分56秒

 東京カップもすでに開催され、いよいよ東京社会人サッカーも新しい一年が幕を開けました。今年もSPERIO城北、ならびに本ブログに暖かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、つい先日の1/27、来期トップチームの監督として2011年に現役を引退したばかりの元日本代表、米山篤志が就任したとのニュースをリリースし、相変わらず“華のある人事”で東京社会人サッカー界の話題をかっさらってゆく東京23FC。その米山氏の監督としての記念すべき初采配は、光栄にも我らがSPERIO城北とのトレーニングマッチとなりました。まずは貴重なトレーニングマッチの機会を提供してくださった東京23FCのみなさんに心より感謝いたします。
 相手は何と言っても昨年の東京都リーグを無敗で優勝したのみならず、都道府県リーグ勢ながら全社で優勝するという壮挙を成し遂げたチームなのですから、今の時点で自分たちの力がこの強豪相手にどこまで通用するのかを見極めるためにも、しっかり胸をお借りしてドーンとぶつかっていきましょう。

【1本目】

 今年新調された城北の新しい黒の練習着はとってもカッコいいんだけども、背番号が入ってないから遠目で見ると誰が出てんのかわかんないのがチョット難点。開始時のフォーメーションは城北は4-4-2。東京23は10番がトップ下の4-5-1、と見受けられました。

 序盤から東京23の激しいプレスにさらされて自陣の深い位置でさえボールを失う城北。ボールを奪うことができても、東京23の各選手はボールを失った瞬間の守備への切り替えが素晴らしく早く、あっという間にボールを奪い返されてしまいます。
 城北は中盤で繋いでいくのも難しいので早めに前線にボールを入れようとしますが、全体の押上げがきかない中、前で張っているFWが一人でボールをキープするのは難しく、有効な攻めの形を作ることができません。

 一方の東京23はゆったりと自陣で回す時と、縦にクサビを入れてシンプルに落とし、前線の選手が次々にアクションを起こしていく時とのメリハリが見事で、ずんずんと城北陣内に侵入、適確なパスワークと鋭いプレスで城北を自陣に押し込めます。

 東京23の1点目は15分。左からの大きなサイドチェンジパスを受けた右SBの18番がゴール前に速く鋭いアーリークロス。これを30番がドンピシャのヘッダーを合わせてゴールに叩き込む。

 はじめ、このクロスがあまりに鋭かったもので「シュートか?」とさえ思ったのですが、後ほど映像で確認すると、18番がボールを持った時、城北の2人のセンターバックの中間にポジションを取った30番がすかさず手を上げて呼んでいる。DFラインの背後に飛び込めると確信していたのでしょう。そして18番はその30番のイメージに答えるように、ボールを右足のアウトにかけて、CBの間をえぐって回り込んでくるようなインスイングのクロスを入れてきた。その速いクロスにぴたりとあわせる30番。

 何というそしてスピード・・・っ!! そして精度・・・っ!!

 この時、城北DF陣はほとんど動けず。予測の斜め上をいかれた感じの1点でした。

 その後、24分、PA内で突破にかかった9番を倒してしまいPKを献上、6番にしっかり決められて0-2。
 続いて27分、東京23左サイドの9番が城北DFを振り切ってクロス、10番が頭で合わせて0-3。――9番、さっき同じ位置で倒したばっかりだもんねぇ(^^;

 城北もボールホルダーに対して果敢にプレスを試みてはいるのですが、1枚で寄せて、ただ単に前に立つだけでは、テクニックの高い相手に対して有効なプレッシャーになっていません。2枚で当たればボールを取れる時もあるのですが、こぼれたボールも相手に拾われる確率が高く、チーム全体でのプレスの連動性・実効性に大きな差があります。
 そうして素早くパスを回されて単発のプレスが空振りに終わるうちに、城北はいつしか自陣にブロックを作って「待つ」ディフェンスになっていきますが、それだと相手はさらにどんどんフリーの選手ができてしまうので、手の打ちようがなくなってきちゃう印象。

 一方で、東京23の旺盛な運動量はまったく落ちてこず、相変わらずのハイプレスが城北のDFラインを襲撃します。城北は最終ラインでさえ安定したパス回しができないほど。結局、1本目の東京23の得点は3点だけでしたが、決定機を全部決められたらあと3〜4点は入っていてもおかしくなかった展開でした。

 * * * *

 お互いにメンバーを変えて臨んだ2本目も東京23が自在なサッカーを展開。

 特に、2本目の課題がサイド攻撃だったのかもしれませんが、ボランチに入った5番から大きく左右に展開される高精度の長いボールや、トップに当ててから左右のサイドハーフを走らせるなど、多彩なサイドからの攻撃を見せて、6分、9分、32分と得点を奪う。

 * * * *

 3本目、城北はこれがガチメンバーだったみたいですが、トップに鹿島が入ったこともあって前線でのキープ力が向上。ある程度クサビのボールが収まるようになったことで縦のパス交換もできるようになり、ようやくアタッキングサードまでボールを運べるようになってきました。シンペーの惜しいシュートなども出てきて、やっと少しは良くなってきたなぁ、と思ったその矢先、ロングボール一本で抜け出された相手の選手をPA内で倒してしまいまたもやPK献上。しかも倒れた選手は負傷してしまったようで、これはまったく申し訳ないことになってしまいました。

 そして終了間際、DFとGKの連携ミスからこぼれたボールを押し込まれて2失点目。これで3本合計すると0-8という大敗となってしまいました。

 * * * *

 く、くやしい・・・!

 いくら格上の相手とは言え、このチンチンのやられっぷりはさすがに悔しいです。 これはもうテッテ的に吉見監督に鍛えてもらわないとイカンですね。

 とにかく、この試合で「今の自分たちには何が足りないのか」ということは嫌というほど認識させられたわけですから、この経験を最大の目標であるリーグ戦優勝、そして1部昇格のために有効に活用していってもらいたいと思います。今はまだ種まきの時期。寒い冬にこそ頑張って、楽しい実りの秋を迎えましょう。「桃栗三年、柿八年」といいますが、城北も今年でとうとう8シーズン目、そろそろ「実」を成らせなくちゃいけない年です。
 
 「柚子の馬鹿めは一八年」という訳にはさすがにいきませんからね(笑)。しかしそれが仮に18年だろうとなんだろうと、クラブを応援していくことに変わりはないんですが。

 とにかく今年も頑張っていきましょう!


2012年1月26日(木曜日)

のらくらな日々 1/26

カテゴリー: - yamaneko @ 21時38分04秒

 ひさしぶりに風邪を引いております。

 鼻水とのどの痛み。熱はなし。むしろカーッと熱上がった方が早く直るんではないかと思われるんですが、どうも症状がだらだと続いていてシンドイです。

 おまけに、ほとんど持病と化しつつある左肩から首にかけての痛み。もうガッチガチです。体が揺れるたびに頭も少し揺れるわけですが、これがピシリピシリと痛い。仕方がないので駅前の骨接ぎさんに昨日から通ってます。うう、なんて低調な日々だ。

 写真は先日から首輪をつけているじず子さん。鈴がついていた時は音が気になったようで、ソートー嫌がっていましたが、鈴をとったら案外すんなりと馴染みました。予想通りキラキラ系の首輪がよく似合います。

じず首輪つき

【1/26 本日の登録】

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『「人間の安全保障」戦略 平和と開発のパラダイムシフトをめざして』 吉田文彦(岩波書店)

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2012年1月21日(土曜日)

諭吉あれこれ。

カテゴリー: - yamaneko @ 19時55分09秒

 今日は福沢諭吉に関連する本を2冊。

 佐高さんの本では、松永安佐衛門など実業界で活躍した福沢の弟子たちが語ったエピソードから、福沢像に新しい光を当てようとしているのが面白い。

 安藤優一郎さんの本は、勝海舟と福沢諭吉の二人について描いてあるのだけれど、2/3は福沢といった感じで、「幕臣」としての福沢諭吉、そして彼が幕末期に抱いていたであろう政治構想(いわゆる「大君のモナルキ」)について説明しています。

『幕臣福沢諭吉』 まあ、この部分についてはぶっちゃけ、中島岑夫氏の『幕臣 福沢諭吉』などの先行研究を知っていれば、そんなに目新しいものではないです。けれど、勝海舟の合議政体論と対照させて二人の政治的ビジョンの違いを際立たせているのが面白いところ。後年、福沢は『瘠我慢の説』を世に問うて、新政府に出仕した勝や榎本武揚らの行動を批判していくことになります。「幕臣」としての福沢の矜持とは何だったのか、彼が「瘠我慢」の必要性を訴えた真意とは――?

 また、こうした本筋とは別に、黒船との接触以降、政権担当者としての幕府がいかに急速に西洋の文物を吸収し、西欧文明に対応できる知識人・官僚の育成に努力してきたか、ということを改めて教えてくれる点が有益。たとえば徳川家が沼津に作った「沼津兵学校」などは、単に軍人を育成するのみならず、「総合大学」としての側面を有しており(初代校長は西周)、戦術論の教育に偏重しがちだった後の陸軍大学校と比べてもはるかに優れていたのではないか・・・と思ったりします。明治新政府には幕府が育てた洋学に通じた人材が多く登用されており、江戸幕府の努力が日本の近代化の一助となったことは否定できない事実でしょう。

 福沢と言えば、先日NHKの番組『日本人は何を考えてきたのか』というのでちょうど諭吉と中江兆民を取り扱っていて、なかなか興味深く観たのですが、諭吉を論ずるにおいてはどうしても問題となってしまうのがかの悪名高き『脱亜論』という論説をどう評価するか、という話。

 この話をする上では、そもそも『脱亜論』は福沢の真筆なのかどうか、という井田進也氏(中江兆民の研究者である)が行った問題提起を避けて通れないはずなのですが、NHKの番組ではこれについては華麗にスルーw
 これは現在論争中といいますか、まだ真偽のハッキリしていないことなので、みなさまのNHKとしては無難に言及を避けたというところでしょう。

 私自身も、この井田氏の本を読んだ時に、「どうして福沢全集に入っているものをテンから疑わず、全部福沢の真筆だと決めてかかっていたのだろう、テキスト・クリティークなんて研究の基本中の基本のはずなのに!」と自分のうかつさ、というか、頭のキレの「ぬるさ」に愕然、かつ呆然とした覚えがあります。

 さらにこうした井田氏の問題提起を受けて、時事新報社説のアジア蔑視的な論説については、福沢ではなく石河幹明の筆ではないか、と『福沢諭吉の真実』(文春新書)という本で主張したのが平山洋氏。

 この石河幹明という人は時事新報の主筆の一人でありまして、晩年の福沢の近くにあって、後に『福澤諭吉傳』を著したり、福沢の全集(大正版)の編集を行ったりした人物なのですが、この石河幹明の描き出す福沢像はかなり「国権」寄りで、かつ「対外膨張」論的であることは研究者にはよく知られたことであります。だから「清国人を「豚」呼ばわりするような論説描いたのって、実は石河幹明じゃね?」とか言われるとですよ、「は〜なるほど〜、そういうことは確かにありそうだよね〜」と私なんかは大いに腑に落ちてしまう訳です。

 ただこうした主張が「やっぱ福沢はリッパだ!」という“福沢イメージ”の救済、ひいては福沢が持っていた日本の帝国主義的対外膨張への親和性を隠蔽することにつながることを厳しく批判するのが安川寿之輔氏。

 というかこの方は私が学生の頃からずーっと一貫して福沢諭吉を通して日本の近代を批判する、という仕事をなさっている方でして、『福沢諭吉のアジア認識―日本近代史像をとらえ返す』(2000年)、『福沢諭吉と丸山眞男 「丸山諭吉」神話を解体する』(2003)『福沢諭吉の戦争論と天皇制論―新たな福沢美化論を批判する』(2006)と三年おきに福沢批判の本を世に送り出しているのを見ると、いやぁ安川先生ご健在ですなぁ、と思わずにはいられません。

 それに、井田氏の方法――いわゆる「井田メソッド」――自体がどこまで実証性に耐えられるのか、という問題もあって、このテキスト・クリティークは事実上不可能に近いのが実際。(それについては慶応大学出版会のこの記事が詳しい。さすがw (「『時事新報』論説をめぐって(1) 〜論説執筆者認定論争〜」ならびに「『時事新報』論説をめぐって(2) 〜「我輩」は『時事新報』である〜」
 結局のところ、やっぱり時事新報に載っている以上、それはたとえ「署名」のない論説であったとしても、当時の世の中の人はそれを「福沢の発言」として受け止めただろうし、福沢に「製造物責任」が問われるのはしょうがないのも事実なのであります。

 で、何で長々とこうした話をしてきたかというと、福沢の『脱亜論』については、金玉均を通じた朝鮮の開化運動に対する支援の失敗と、それへの幻滅から描かれたものであった、という坂野潤二氏の説(『福沢諭吉選集』7巻「解説」)が非常に説得力がある訳で、佐高信さんも基本この線で書いています。
 この点について、NHKの番組では、韓国側の学者が福沢の韓国への支援は多分に日本の独立を維持するための便宜に適う限りにおいて行われたのではないか、という解説をしていて、まあそれはそういう部分もあるんだろうし、そうなると山県あたりの「主権線と利益線」的発想と大した違わなくなってしまうんだけど、福沢はやっぱり金玉均という一人の人物を通して韓国の近代化運動に関わっていたわけで、ひたすらに「国家理性」的判断のみで動いていたわけではないと思うのですよ。佐高氏が強調するのも福沢のそういうところで、上海で刺客の手にかかって横死した金玉均の葬儀を行い、墓を建立したのは他ならぬ福沢その人(その墓の中に金の遺体はない。死体は切り刻まれて韓国の各地で晒されたから。金の遺髪や衣服の一部を日本へ持ち帰ってきたのは宮崎滔天)。金は福沢にとって、はるばる海を越えてやってきた大切な教え子であったわけだし、彼の死に対する悲憤やる方ない気持ちが『脱亜論』には反映しているのでは、と。もちろん、韓国に対する「文明の輸出」がパターナリスティックな「大きなお世話」であったのではないか、ということは検討する必要はあるのですが。
 ただ、福沢諭吉という人物の中にこうした男くさい「アジア主義」的な側面もあったということが、彼の複雑なパーソナリティーの陰影を一層濃くしています。「アジア主義」という文脈では、『明治十年丁丑公論』において「逆賊」西郷を擁護したりしてもいましたね。返す返すも、福沢という人間の中には、近代日本が持っていた様々な「可能性」が混沌として並存していたのだと言えそうです。

【1/21 本日の登録】

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『福沢諭吉伝説』 商品詳細へ

『福沢諭吉伝説』 佐高信(角川パブリッシングセンター)

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『勝海舟と福沢諭吉 維新を生きた二人の幕臣』 商品詳細へ

『勝海舟と福沢諭吉 維新を生きた二人の幕臣』 安藤優一郎(講談社)

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2012年1月20日(金曜日)

のらくらな日々 1/20

カテゴリー: - yamaneko @ 23時41分53秒

 昨日、寝る前に夫婦で色々と話しているうちに、二人で一日に100円ずつ貯金していこう、ということになった。

 たかが100円と侮るなかれ。10日で1,000円、30日で3,000円、12ヶ月なら36,000円。それが二人分ですから倍率ドン、さらに倍、で〆て72,000円。

 どうです? 一年経って72,000円あったら、ちょっとした旅行にもいけるし、割と大きな買い物もできますよね。というわけで、今日から紅茶の空き缶に100円ずつ貯金です。今日はまず1月のこれまでの分をまとめて入れることにして、4,000円を投入しました。缶の横にはメモ帳を一枚貼り付けて、100円入れるたびに「正」の字を書いていくのです。こうしておくと、毎日入れるのが結構楽しくなるのですよ。(私は昔こうして結構な額を貯金できた)

 この貯金法の最大のポイントは、ちょっと家計が厳しい時などに手を付けないことw また、やむなく手を付けたとしても、後でしっかり使い込んだ分を戻しておくこと。これに尽きます。

 さあ、来年はゆったり温泉旅行だあ!

 まあそれにしても、登録した本の内容と日記の内容の合ってないことったらw

【1/20 本日の登録】

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『啓蒙の弁証法 哲学的断想』 商品詳細へ

『啓蒙の弁証法 哲学的断想』 マックス・ホルクハイマー&テオドール・W・アドルノ(岩波書店)

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『今村仁司の社会哲学・入門 目覚めるために』 商品詳細へ

『今村仁司の社会哲学・入門 目覚めるために』 桜井哲夫(講談社)

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2012年1月19日(木曜日)

のらくらな日々 1/19

カテゴリー: - yamaneko @ 21時50分44秒

 今年「漱石の全集を頭から全部読むぞ〜」と言っておいて、結局まだ『吾輩』が終わっていないという体たらくの私です。ひと月に2冊ペースで全集を読んでいかないと公約は達成できないのだが・・・いや、まだ一月は1/3以上ある! 望みをすててはいかん!

 という訳で、今日は岩波セミナーブックスの『漱石を読む』を含む、柄谷行人の本を三冊ほど登録です。どうぞよろしくお願いいたします。

【1/19 本日の登録】

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『言葉と悲劇』 商品詳細へ

『言葉と悲劇』 柄谷行人(第三文明社)

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『ヒューモアとしての唯物論』 商品詳細へ

『ヒューモアとしての唯物論』 柄谷行人(筑摩書房)

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『漱石を読む』 商品詳細へ

『漱石を読む』 柄谷行人・小池清治・小森陽一・芳賀徹・亀井俊介(岩波書店)

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2012年1月18日(水曜日)

のらくらな日々 1/18

カテゴリー: - yamaneko @ 23時27分24秒

 本日は仕事が休みだった奥さんと二人で上野の国立西洋美術館に『プラド美術館所蔵 ゴヤ展――光と影』を見に行く。

 今回の展示の目玉は「着衣のマハ」。そして肖像画やタピストリー原画をはじめとする多くの油彩画、さらに多くの素描や版画。全ての展示品がゴヤの作品という、ゴヤ好きにはたまらない企画。

 混んでいるのかしらと心配していたのですが、どうやらこの時期、人びとの人気は国立博物館で開催中の『故宮博物院展』に集まっている様子。上野駅構内にある総合チケット売り場で私たちの前のお客さんと販売員さんの会話を漏れ聞いたところでは、あちらは朝の開門前から100人待ちの列ができているとかいないとか・・・。人気の秘密は初の日本公開となった水墨画の至宝、「清明上河図」。これは中国から国外に持ち出されたのがそもそも初めてだという、故宮(北京)の所蔵品の中でも「門外不出」、トップクラスの宝物ですから、まあ無理もありません。おかげさまでゴヤ展の方はすんなり入れました。入場者の流れもいたってスムーズで、ストレスなくたっぷりとゴヤを堪能。イイですなぁ・・・って、もしかしてゴヤ人気ないのかw まあ、日本人のフェルメール好きとか印象派の偏愛ぶりはちょっと異常っつうか。まあいいや。

 私はゴヤの作品の中でも最晩年の「黒い絵」の連作が好きなんですが、残念ながら今回の展示にはこの連作のものは入っていません。そもそもこのシリーズはゴヤが住んでいた家の壁に直接描いてあるものですから、現在はプラド美術館に移されて保存されていますけれども、輸送中の破損リスクのことなどを考えると、日本に持ってくることはまず不可能でしょう。

 そしてこの連作の中でもとりわけ「砂に埋もれる犬」の絵が好きです。好き、というより忘れられないのです。

ゴヤの犬の絵

 クビまで埋もれて身動きも取れない犬。しかしその目ははるかに高く、虚空の一点を見つめている。
 ここに描かれているのは絶望のようでもあり、希望のようでもある。陰鬱でありながら、どこか滑稽でさえある。生の根本的な様態がここにある――ずっとそう思っていました。心の奥の深いところで、大切にしている絵です。いつかはプラドに行って、この実物を見たいものです。

 ・・・ところで、徳島県の大塚国際美術館というところには、このゴヤの連作「黒い絵」のレプリカを作成し、さらに実際のゴヤの部屋にあったのと同じ様に配置して完全に再現したものがあるそうです。プラドは無理でもこっちならいつかいけるかなw
 この美術館はゴヤのみならず、システィーナ礼拝堂をまるまる一個再現するとか、ハッキリ言ってクレイj・・・あわわ、途轍もないことを行ってくれています。大塚製薬グループ、まじハンパねぇっすw

【1/18 本日の登録】

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『秩父コミューン伝説 山影に消えた困民党』 商品詳細へ

『秩父コミューン伝説 山影に消えた困民党』 松本健一(河出書房新社)

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『伝統的革新思想論』 商品詳細へ

『伝統的革新思想論』 市井三郎・布川清司(平凡社)

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2012年1月13日(金曜日)

のらくらな日々 1/13

カテゴリー: - yamaneko @ 20時06分32秒

 一連のサッカー本登録もこのあたりでひと段落、といった感じです。

 あと何冊か、オシム氏関連のものがあるのですが、正直これはまだ手放しがたく、もうしばらく手元に置いておこうかと思っております(^^; どうか悪しからず。

 さて、明日からは何をいれていこうか・・・

【1/13 本日の登録】

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『サッカープレイヤーズレポート 超一流の選手分析術』 商品詳細へ

『サッカープレイヤーズレポート 超一流の選手分析術』 小野剛(カンゼン)

【登録済み関連書】
『サッカースカウティングレポート 超一流のゲーム分析』 商品詳細へ

『サッカースカウティングレポート 超一流のゲーム分析』 小野剛(カンゼン)

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2012年1月12日(木曜日)

のらくらな日々 1/12

カテゴリー: - yamaneko @ 23時33分14秒

 今日は昨日押入れから発掘した『カムイ伝』全21巻を読みふけってしまった。
 久しぶりに読んだがやっぱり凄い。というか、漫画というメディアが持っている表現の可能性の凄さ、というものを『カムイ伝』からはいつも感じる、と言った方が正確か。
 江戸時代の農民の生活像については、いわゆる「貧農史観」に対する見直しなども行われているが、江戸時代が身分制度によって人間の自由が制限されていた社会であることは疑いなく、その一点だけでもやはり私は江戸期のことをあまり礼賛する気にはなれないのであった。

 * * * *

 今年の東京カップの組み合わせが発表になった。いよいよ東京のサッカーシーズンが動き出す。

 今年も城北は厳しいブロック。勝つしかない。

 * * * * 

【1/12 本日の登録】

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『ワールドクラスサッカー戦術の軌跡』 商品詳細へ

『ワールドクラスサッカー戦術の軌跡』 西部謙司(大和書房)

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『戦術リストランテ』 商品詳細へ

『戦術リストランテ』 西部謙司(ソル・メディア)

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『サッカー戦術とは何か?が誰でも簡単に分かるようになる本』 商品詳細へ

『サッカー戦術とは何か?が誰でも簡単に分かるようになる本』 西部謙司/北健一郎(毎日コミュニケーションズ)

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2012年1月11日(水曜日)

のらくらな日々 1/11

カテゴリー: - yamaneko @ 23時41分14秒

 今日は午後から押入れの中の掃除にとりかかる。

 入れっぱなしになったまま、何年も使っていないようなものをここで一気に整理するのだ。

 我が家は特に押入れの中へのアクセスが悪いので、どうしてもモノが入れっぱなしになってしまう。もうね、とっくにビデオデッキも処分してしまったというのに、出てくる出てくるVHSのテープがw 今後改めてVHSデッキを買うことがあるだろうか。そしたらこれも観られるけれども・・・いや、ないな。ない。絶対ない。ハイハイ処分処分。

 古いアイドルの写真集とか出てきて、ほとんどタイムカプセル状態。これらはお店に出そうと思えば出せなくはありませんが、アイドル写真集は難しいので手を出したくありませんw これも処分します。

 なくしたと思っていた『カムイ伝』全21巻が押入れから出てきたのがうれしかった。小口とか大分汚れているので、サンドペーパーで磨いてあげようかと思ってます。

【1/11 本日の登録】

 今日もサッカーものを3点登録です。3つ目の『ホペイロの憂鬱』はホペイロを主人公にした「日常の謎」系ミステリーです。本職のホペイロさんについての本ではありませんのでご注意を!

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『ゴールは偶然の産物ではない FCバルセロナ流 世界最強マネジメント 』 商品詳細へ

『ゴールは偶然の産物ではない FCバルセロナ流 世界最強マネジメント』 フェラン・ソリアーノ(アチーブメント出版)

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『サッカー狂い 時間・球体・ゴール』 商品詳細へ

『サッカー狂い 時間・球体・ゴール』 細川周平(哲学書房)

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『ホペイロの憂鬱 JFL篇』 商品詳細へ

『ホペイロの憂鬱 JFL篇』 井上尚登(東京創元社)

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2012年1月10日(火曜日)

サッカーサイン本 2点登録

カテゴリー: - yamaneko @ 22時03分27秒

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『夢の中まで左足』 商品詳細へ

『夢の中まで左足』 名波浩(ベースボールマガジン社)

【名波のサイン】
名波のサイン

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『松井大輔のサッカードリブルバイブル 抜き技&魅せ技スペシャル』 商品詳細へ

『松井大輔のサッカードリブルバイブル 抜き技&魅せ技スペシャル』 松井大輔(カンゼン)

【松井のサイン】
松井のサイン

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2012年1月6日(金曜日)

のらくらな日々 1/6

カテゴリー: - yamaneko @ 21時25分40秒

 今日は何と珍しいことか、1日に2件も注文が入りまして、期せずして倉庫を二往復することになりました。片道おそらく4キロ。往復8キロ。2セットで16キロ。けっこう疲れます(^^;
 こんな時はさすがに「スーパーカブでも1台ほしいなぁ」と切実に思いますね。

 ところで、私の部屋から倉庫へ向う途中、ちょうど中間地点のあたりに材木屋さんがあるのですが、ここが毎年お正月には大きな板絵を立てかけてくれます。今年は辰年ですので、こんな見事な龍の絵で新年を祝ってくれています。

龍!

 遠くからだとこんな感じ。スケールがお分かりいただけますね。

こんなサイズ

 絵を見ると、とてもピカピカしていて、決して12年前のものを引っ張り出してきた感じはしません。だとすると、毎年々々、新しい絵を書き直しているのでしょうか。
 別段、社名を入れて広告にするわけでもなく、ただただ新しい年を祝うために、これだけの絵を立ててくれているのですね。
 きっとこういうのこそ、「いなせ」な心意気というものなのでしょう。

 さて、「心意気」にひっかけた訳ではありませんが、今日の登録は「ジンガ」対「大和魂」ということでw
 
 どうぞよろしくお願いいたします。
 
【1/6 本日の登録】
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『ジンガ:ブラジリアンフットボールの魅力』 商品詳細へ

『ジンガ:ブラジリアンフットボールの魅力』 竹澤哲(プチグラパブリッシング)

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『大和魂のモダンサッカー クラマーとともに戦った日本代表の物語』 商品詳細へ

『大和魂のモダンサッカー クラマーとともに戦った日本代表の物語』 加部究(双葉社)

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2012年1月5日(木曜日)

1/5 本日の登録です。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時41分56秒

 昨日の予告先発通り、今日からはサッカーものを登録していきます。
 
 まずは各種のムックから。

 「サッカーベストシーン」の各巻には西部謙司さんのエッセイが収録されてまして、これは後にコスミックから『神の足―サッカースーパースター技術録』としてまとめられました。 実は私この本も持っているんですが、著者サイン入りなので在庫には入れたくない。・・・軽く自慢してみたりして。ワハハw
 なお、DVDに収録されているゴールについて、風間八宏さんによる技術面での解説が収録されています。これがやはりなかなか素晴らしいのでありました。このシリーズは厚さは薄いですけど、中の情報量は相当なものがあって、とてもお得です。

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『世界のサッカーエンブレムFILE』 商品詳細へ

『世界のサッカーエンブレムFILE』 斉藤武仁(判佝納辧

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『サッカーベストシーン6 フランチェスコ・トッティ』 商品詳細へ

『サッカーベストシーン6 フランチェスコ・トッティ』 サッカーベストシーン編(コスミック)

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『サッカーベストシーン8 究極のゴール155』 商品詳細へ

『サッカーベストシーン8 究極のゴール155』 サッカーベストシーン編(コスミック)

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『サッカーベストシーン12 プラティニ』 商品詳細へ

『サッカーベストシーン12 プラティニ』 サッカーベストシーン編(コスミック)

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2012年1月4日(水曜日)

あけましておめでとうございます。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時42分18秒

 みなさん、あけまして、おめでとうございます。

 やまねこ書店も、おかげさまをもちまして開店六年目を迎えました。

 これからもすこしでも皆様と書物とをつなぐお手伝いを、微力ながらもさせていただく所存です。

 本年もどうぞ、よろしくお引き立ていただけますよう、よろしくお願いいたします。

 * * * * * * * * 

 いや〜、それにしても東京は天皇杯優勝しちゃうし、そしたら今野はガンバに移籍だしで、まだ年が明けて4日しか経っていないのに、もうずい分いろんなことがあったような気がします・・・心理的に。

 そうそう、年末の公約通り、今『漱石全集』読み始めてます。まだ『猫』の、ようやく真ん中あたりです。久しぶりに読むと、やはり細部はずい分忘れてしまっているものです。漱石の『猫』と落語の関係を強調していたのは小林信彦でしたが、私も落語についての知識が以前読んだ時に比べるとずい分増えましたので、その考えには成程と首肯させられる部分も多いにありますね。

 * * * * * * * *

 さて、本日の登録はこちら。明日からは久しぶりにサッカー関連の本を登録していくつもりです。ご期待下さい。

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『こんなスポーツ実況はいらない!』 商品詳細へ

『こんなスポーツ実況はいらない!』 青弓社編集部編(青弓社)

【目次】

 心理戦と人間ドラマのはざまに――プロ野球中継の曲がり角 水谷憲司

 甲子園中継の功罪 小椋博

 実況アナウンサーの眼差しと位置付け――サッカー中継哲学 倉敷保雄

 バカの心得――J2からのサッカー中継批判 山本史華

 元選手に解説を頼むという不幸な構図について 高橋秀樹

 「実況」という名のプロレス――古館伊知郎考 岡村正史

 箱根駅伝中継における「ドラマの」求め方 貴地久好

 テニスの神はブラウン管に顕現するか 藤崎康

 ラグビー中継をめぐって 佐々木典男

 F1中継と物語と冥界と数と――セナの一つの喪としても 藤井雅実

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『メディアスポーツ解体』 商品詳細へ

『メディアスポーツ解体 <見えない権力>をあぶり出す』 森田浩之(NHK出版)

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2011年12月30日(金曜日)

年の瀬です。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時48分00秒

 今年もいよいよ残すところあと1日となりました。私もようやくのこと、今日が副業の仕事納め。

 しかし、あと1日ではとてもではありませんが、大掃除も年賀状の用意もままなりません。基本的には大晦日の夕方以降は完全にくつろぎモードに入りたいものですから。とにかく嫁さんと協力して、明日の昼のうちは、大晦日とお正月のご馳走の用意をしたいと思っています。他のことはまあ、まあまあ、まあまあまあ、という感じでw

 * * * *

 来年の抱負、というわけでもないのですが、考えていることが一つ。

 久しぶりに夏目漱石の作品を読み返そうかなと思っております。

 前期三部作、後期三部作などの主要な作品はもちろん学生時代に読んでおりますし、『坊つちやん』や『猫』などは、まあ、折に触れて読み返しもしていますが、あらためて全集を一巻から最後まで読み返すつもりでおります。

 というのも、先日のドラマ『坂の上の雲』で脚本家が漱石に言わせた台詞がとことん気に入らなかったせいなのですが。

 『大和魂』という言葉がもてはやされるのを揶揄する漱石(この揶揄の部分は『猫』の苦沙彌先生の有名な詩文だ)。それに対して、「馬鹿にしているようで不愉快だ」と不満を言う子規の妹、律。「淳さん(秋山真之)が命がけで戦っているのは何のためだ」と。漱石は謝って、「揶揄した訳ではなく、これは妬みだ」、と答える。

 文学士などと言っても、いざとなれば軍人に頼るしか生きていけない。それでは三文の価値すらない、自分の無力が悔しい。バルチック艦隊に負けたら日本はロシアの植民地になる。そうなったら日本の文学と伝統文化は死滅させられる。私はかつて文学を捨てて軍人となった秋山を軽蔑したが、今頼れるのはその秋山だ・・・(大意)

 私の漱石に対する捉え方から言うと、「おいおいおい、漱石はそんなことは絶対言わないだろ」というような言葉。

 このシーンが司馬の原作にあったものなのか、それとも脚本家の考案したものなのかはわかりません。司馬の原作は読んでないので。では、こうした台詞の下敷きになった発言や記述は、漱石の作品や評論、日記や書簡の中に果たして存在したのでしょうか。それを漱石全集を読み直して、調べてみたいのです。
 というか、日露戦争後の夜郎自大な「一等国」としての浮かれぶりを『三四郎』で鋭く批判した漱石がこんな文言を残しているはずない、という確信が先にあって、それを確認したいだけではあるのですが。「負けたら日本はロシアの植民地にされる」とか、当時の大衆新聞と同程度どころかそれ以下の国際政治認識しか持ってなかったなんて、とても信じられない。てか馬鹿にしてんのか(^ω^#) 漱石の遺族はマジで怒っていいレベル。

 私の思うところでは、漱石は日露戦争時のメディアを介して作り出された高揚感や、「大和魂」「軍神」といった軍国的シンボルの虚構性を見抜き、それらによる国民精神の戦争への動員を批判する視座を持ちえた数少ない人の一人のはずです。このドラマの中で、そうした国民動員のための「神話」形成を批判する路は、漱石の視座以外には存在しなかったはずなのです。
 しかし、このドラマはそれを自らこんなかたちで閉ざしてしまいました。ファ●キンです。いくら日本海海戦が迫力たっぷりに描かれていたとしても、このドラマの価値は私の中では漱石のこの扱い一点を持って最低ランクに落ちました。3年間かかって、結局こんな話にしたかったのかよ、という感じです。
 正岡律の言葉は、まさに

 「兵隊さんが戦地で必死に頑張っておるというのに、何ちゅー不謹慎なことを言うのか、この国賊めがぁっ!!」

 というのと変わりません。

 こんな台詞を俺の菅野美穂に言わせたのが許せないw
 そしてその言葉に漱石をあっさりと屈服させて頭を下げさせたことが許せない。
 ドラマを見てから一週間ちかく経ちますが、今もフツフツと怒りが湧いてきます。

 さて、全28巻ある漱石全集を1年で読むには、1ヶ月に2冊から3冊は読んでいかなくてはなりませんね。がんばっていきましょう。


2011年12月22日(木曜日)

野菜が届く。

カテゴリー: - yamaneko @ 21時35分23秒

 ご実家でお祖父さんが農業をされている友人が、今年も野菜を送ってくれた。
 たっぷりの深谷ねぎ(高級品!)に、白菜、ほうれん草、人参、大根、山芋などもりだくさん。どうもありがとう。美味しくいただきます。

 ねぎと白菜はやっぱ鍋でFA。今夜は献立が鶏手羽の焼き物に決まっていたので、これは明日。
 ほうれん草と山芋はさっそく今夜の副菜にする。ほうれん草は茹でておひたしにして、山芋は拍子木に切ってポン酢で和えてみた。鶏手羽は2日間ニンニク醤油に漬け込んだ味の強いものなので、きっといい相性でしょう。

 * * * *

 今夜の一冊はこちら。

 
『プラスチック・ワード』 商品詳細へ

『プラスチック・ワード』 ウヴェ・ペルクゼン(藤原書店)


2011年12月19日(月曜日)

横浜へ

カテゴリー: - yamaneko @ 22時15分25秒

 今日は横浜で午後から仕事。

 帰りは新宿湘南ライナーが停まってしまい難儀。まだ電車に乗る前だったのはせめてもで、いつまで経っても運転再開の目処がたたないので、急遽東横線に切り替えて帰宅。くたびれました。

 横浜では『日本海海戦の真実』野村實、『参謀本部と陸軍大学校』黒野耐(いずれも講談社現代新書)、『日露戦争スタディーズ』小森陽一・成田龍一編著(紀伊国屋書店)と日露戦争と軍事関連の本を購入。

 あとサイードの『イスラム報道』(みすず書房)があったので買う。

 今日の一冊はこちら。

『ソクラテスはなぜ死んだのか』 商品詳細へ

『ソクラテスはなぜ死んだのか』 加来彰俊(岩波書店)

 今日はちょっと疲れてしまったので、これにて失礼をば。


2011年12月16日(金曜日)

物欲の虫が・・・

カテゴリー: - yamaneko @ 22時48分23秒

 またぞろ騒ぎ出しておりますw

 PC用のモニタが欲しい。

 というか、実際はゲーム用のモニタなのだが。

 今のところ、

 三菱電機の

 Diamondcrysta WIDE RDT233WX(BK)

 またはiiyamaの

 ProLite XB2374HDS-B PLXB2374HDS-B1

 この2つに購入候補を絞り込んでおります。(リンク先はいずれも「価格.com」)

 どちらもIPSパネルを採用していながらこの低価格。両機ともIPSパネルの弱点である動画表示への対策として「オーバードライブ機能」といったものを実装しているため、動画・ゲームといった用途への対応もおそらく問題ないレベルに達していると思われる。

 実勢価格は、三菱が26,000円−32,000円、iiyamaのものが22,000円-25,000円といったところで、コストパフォーマンスは後者が上。3:7でiiyamaに軍配があがりそうな状況。しかもiiyamaはHDMIケーブルまで付けてくれる。親切(^^)

 しかしiiyamaの商品はHDMI端子が一つしかないので、将来の拡張性という点では三菱がやや有利か・・・。

 ただ!! 私は「三菱」という会社が様々な意味でとても嫌いなのでw、心情的には大いにiiyamaに傾いております。昔からiiyama好きだったしね(とは言え、今のiiyamaは昔の会社とは違うんですが・・・)。

 今はこれがベストな選択かもしれない。あとはやっぱり実機を見て、発色や映像の写り具合を確認してみないといけませんね。


2011年12月15日(木曜日)

お食事会

カテゴリー: - yamaneko @ 23時35分10秒

 今夜は友人を家に招いてお食事会。メニューは何と鶏の丸焼きw

 実は最新号の「おかずのクッキング」に家庭でも簡単にできる鶏の丸焼きのレシピが載っていたのでやってみたくなり、丸鶏を手に入れたのがきっかけ。
 これが実に見事に大きな鶏で、夫婦二人ではとても食べ切れそうになかったので、急遽友人を呼んでみたというわけです。

 塩を全体にまんべんなくすり込み、1時間ほど寝かせてからバターをこれまたまんべんなく塗って、230度に温めたオーブンで1時間焼くだけ。レシピの手順はごくごくシンプル。

 しかしあんまり大きかったのでオーブンで2時間ちかく焼いても焼ききれず、一度さばいてからもう一度ガス台のグリルで焼きなおすとか、こんな料理をしたのは初めての体験なのでまったくテンヤワンヤでしたが、実にジューシーに焼きあがりました。

鶏!

 「“かわいそう”とか思ったら憑きますよ」とは土井善晴の言w。

 足を結んであげなかったのでちょっと焼けあがりの姿がはしたない感じになっちゃいましたが、マンガに出てくるような見事な鶏の丸焼きができました。

 モモ、胸、手羽とさまざまな部位を一度にいただいて、すっかりおなか一杯です。ごちそうさまでした。鶏さんありがとう。

 ちょっと早めのクリスマスディナーでした。

 * * * *

 そんなわけで、今日の登録は在庫の山の一番上にあった本を無作為抽出。

『戸籍が見張る暮らし』 商品詳細へ

『戸籍が見張る暮らし』 佐藤文明(朝日新聞社)

 

 


2011年12月14日(水曜日)

おのおの方!

カテゴリー: - yamaneko @ 18時21分22秒

 討ち入りでござる!!

 ・・・今日は12月14日、赤穂浪士吉良邸討ち入りの日、という訳で『忠臣蔵―意地の系譜』という本を登録してみます。

『忠臣蔵―意地の系譜』 商品詳細へ

『忠臣蔵―意地の系譜』 佐藤忠男(朝日新聞社)

 この本は赤穂事件の経緯について論じたものではなく、赤穂事件、そして「忠臣蔵」というドラマを日本人がどのように受け止めてきたかを論じたものです。ひとつの精神史の試みというべきでしょう。

 で、ついでという訳ではありませんが、江戸つながりということでもう一冊。
 
『歴史の中の江戸時代』 商品詳細へ

『歴史の中の江戸時代』 速水融編(藤原書店)

 これは1977年に刊行された同名の本の新装版、ですね。以前は東洋経済新報社から刊行されていましたが、新装版は藤原書店の刊行です。内容は速水氏が分野横断的にさまざまな研究者と行った対談が中心なのですが、西洋中世史の増田四郎、民俗学の宮本常一との対談などが興味深いです。またこの新装版の最終章は『武士の家計簿』『殿様の通信簿』などの著作で知られる磯田道史氏(日本社会経済史)との対談となっており、これは新装版のみの新収録です。

 


2011年12月13日(火曜日)

のらくら日記 12/13

カテゴリー: - yamaneko @ 23時39分56秒

 今日は午後から池袋で缶詰になって仕事。と言っても夕方で無事に解放されましたが。

 それにしても今日の東京はいいお天気でした。来るお正月もこんな穏やかな天気であってほしいものです。・・・お正月の話をするのはまだ早いか。

 今夜の我が家の晩ご飯は、ぶりの照り焼き、蕪と油揚げの煮物、蕪の皮を細かくきざんで塩で揉んだお漬物、そして蕪の葉と豆腐のお味噌汁。蕪三昧といった感じですが、葉っぱも青々とした立派な蕪だったのでとても美味しかったです。煮物はだし汁と薄口しょう油だけで味をつけたごくあっさりしたもの。なので味の強いぶりの照り焼きともいい相性でした。どうやら、もう和食が体にうれしいお年頃、のようです。

 で、本日登録した一冊はこちら。

『安ければ、それでいいのか』 商品詳細へ

『安ければ、それでいいのか』 山下惣一編著(コモンズ)

 TPP、本当に勘弁して下さい・・・。

【関連書】
『ファストフードが世界を食いつくす』 エリック・シュロッサー

『儲かれば、それでいいのか グローバリズムの本質と地域の力』 本山美彦・山下惣一他

『母のキッチンガーデンから 「もったいない」と「豊かさ」のゆくえ』 シニット・シティラック

『反グローバリゼーション民衆運動』 アタックの挑戦 ATTAC編


2011年12月12日(月曜日)

市川森一さん死去・・・

カテゴリー: - yamaneko @ 18時16分10秒

 さびしいです。非常にさびしいです。

 私はやはり『ウルトラセブン』を観ることではじめて、“自分にとって正しいと思えることも、相手にとってはただの暴力でありうること”、とっつめて言うと、世界の相対性ということを学んだ気がしています。それは市川さんだけでなく、金城哲夫さん、上原正三さんらの作品に負うところも大きいのですが、とにもかくにも、子供心に物事を考えるきっかけを与えてくれたのは間違いなく『ウルトラセブン』という作品でした。

 そして大学生になってからビデオを借りまくって観た『傷だらけの天使』。

 一番心に残った話は市川さんが脚本の「街の灯に桜貝の夢を」、そのラストシーン。
 恋人(ゲストは関根恵子!)を殺された亨がライフルで黒幕を撃とうと繁みで待ち伏せしている。修もその男を殺すつもりで拳銃を持ってやってくる。
 しかしライフルを構えている亨を見つけると「馬鹿野郎!誰がテメェに人殺しなんて教えた!」と自分のことは棚に上げて亨をぶん殴って(たように思う)諌める修。泣き崩れる亨。――このシーンが忘れられないのです。
 ここで悪役をあっさり殺してしまえば、視聴者は簡単に溜飲を下げることができるでしょう。しかし市川さんはそうしなかった。心にはやるせなさだけが残るけれども、亨を「人殺し」にはしなかった・・・。

 今回登録した『傷だらけの天使』は市川さんの担当した8本のシナリオが収録されています。「街の灯に桜貝の夢を」のラストシーンは、台本だとテレビ放映の形とはちょっと違っているのですが、それはおそらく撮影の中で先ほど述べた形にしていくようなアレンジが加えられていったのでしょう。

 この本の「あとがき」の中で、市川さんは『傷だらけの天使』についてこう語っています。

 自らも、時折、「傷だらけの天使」って何だろう? と自問することがあった。
 数年ぶりに、再び、「傷だらけの天使」の脚本をめくる機会を与えられて、ぼくは、その答えを自らの脚本の中に発見した。「傷だらけの天使」のパイロット台本(試作品)として最初に書いた「自動車泥棒にラブソングを」の脚本の、ファーストシーンの第一行目のト書きが、それだった。
 ――鳩が、糞をたれて、飛び立つ。
 「傷だらけの天使」はこの一行から始まった。
 鳩=平和のシンボル。即ち、平和の糞。七十年代の繁栄がたれ流した糞。「傷だらけの天使」とは、ほかでもない、実に、鳩の糞だったのだ。

 

 ご冥福をお祈りいたします。
 
『傷だらけの天使』 商品詳細へ

『傷だらけの天使』 市川森一(大和書房)

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 あと、今日はアニメ、コミック、特撮関連の書籍をあわせて登録です。どうぞよろしくお願いします。

『星山博之のアニメシナリオ教室』 商品詳細へ

『星山博之のアニメシナリオ教室』 星山博之(雷鳥社)

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『宇宙世紀の政治経済学』 商品詳細へ

『宇宙世紀の政治経済学』 多根清史(宝島社)

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『「ほしのこえ」を聴け』 商品詳細へ

『「ほしのこえ」を聴け』 大塚英志・斉藤環・東浩起ほか(徳間書房)

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『ぼくの命を救ってくれなかったエヴァへ』 商品詳細へ

『ぼくの命を救ってくれなかったエヴァへ』 切通理作編・著(三一書房)

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『カムイ伝講義』 商品詳細へ

『カムイ伝講義』 田中優子(小学館)

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『さらば愛しきゴジラよ』 商品詳細へ

『さらば愛しきゴジラよ』 佐藤健志(読売新聞社)

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2011年11月26日(土曜日)

ぶはあぁっ!!

カテゴリー: - yamaneko @ 21時14分41秒

 皆さん長らくご無沙汰してしまいました。

 何せここんところ滅茶苦茶な忙しさで、と言っても本業の古本屋の方ではなくて副業の方なのですが。まるで無限ループみたいに仕事が入ってきて、さらに予定になかった依頼も突発的に、それも次々に入ってきたりしたもんですから、とにかく毎日消耗してしまって、ブログも書けずにいました。部屋にこもって仕事ばっかりしてたから、ブログに書けるような出来事もありませんしね。

 昨日、ようやくあらゆる〆切りから開放されて「オールクリア」の状態になりました。本当に久しぶりです。とは言え、それも今日の午前中までだったのですが。午前中に次の仕事が来ました(^^; とは言え仕事があるのはありがたいことです。頑張りますよ〜。それに、ブログが動いてないからと言って、やまねこ書店は別に休業している訳ではありませんw どんどんご注文下さいませ。

 では、久しぶりに我が家の猫たちの写真をば。

あくびするろび先生
ろびのあくび

二匹はなかよし…?
なかよし

じず子。名前の由来は実はジダンw
じず子


2011年11月8日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@対 目白クラブ戦&振り返りやら展望やら。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時36分17秒

 10/16の試合で城北は警視庁サッカー部に1-1で痛恨のドロー、そして現在ブロック首位の東京蹴球団が10/23の試合でFC MALT’S 墨田に7-0と快勝したため、城北が勝ち点で東京蹴球団を上回る可能性が消滅。
 まことに、まこっとに残念なことではありますが、城北は今期の(というか今期“も”)昇格を逃してしまいました。
 しかも! 悔しいことに東京蹴球団は10/30の試合でFC OSSAに0-3で敗戦。もし城北が警視庁の試合に勝てていて、さらに残りの試合を全勝したとしたら、勝ち点で並ぶことは可能だったわけです。それに試合数をより多く残していた城北は得失点差を逆転するうえでも有利な立場に立てたわけで、こうなればまさに・・・

計画通り

 ・・・だったわけなんですが、そうはいかないのが現実世界の辛いところではあります。

 私は例年、昇格のために必要な勝ち点を最低でも「29」、つまり9勝1敗2分だと考えていました。事実この成績をクリアすることができていれば、城北は1年目に昇格できたのです。しかし、昨シーズン昇格したFC GIOCO世田谷は10勝1敗1分で勝ち点「31」、そして今季の2部2ブロックの優勝ラインも、やはり勝ち点「31」です。こうなってくると、やはり優勝&昇格のための最低ラインを引き上げ、勝ち点「31」に設定していくことが必要なようです。

 さて、ここで2部2ブロックの優勝争いを岡目八目で眺めてみるとしますと、東京蹴球団は先にも述べたとおり、すでに全日程を終了して10勝1敗1分、得失点差は33の成績でシーズンをフィニッシュ。この成績を上回る可能性を残しているのは、8勝1敗1分(得失点差15)の警視庁サッカー部、そして8勝1分(得失点差18)のFC.OSSAの2チームということになります。
 とは言え、警視庁は勝ち点で並ぶことができたとしても、残り2試合で18点の得失点差を覆さなくてはなりません。これは相当キビシイ。しかし警視庁の残りの対戦相手は10位の千歳クラブ、13位の駿台クラブと、下位に位置するチームなので、攻撃陣が「西部警察」級の大爆発を見せれば逆転の可能性が決してないわけではありません。

 いや〜、すごいですね昭和のテレビはw

 さて、気を取り直して本筋に戻りますが、FC.OSSAは残り全勝なら文句なしで優勝。ですがOSSAの最終戦の対戦相手は我らが城北。私たちも目の前で優勝&昇格を決められるのはそんなにうれしくありませんので、もちろん全力で立ち向かわせてもらいます。で、恐れ入りますが城北が負けないのを当然の前提として話をさせていただくと、やはりOSSAも最終成績は10勝1敗1分となり、15点近くある得失点差を挽回せねばなりません。
 こうして見ると、シーズン46得点という破壊力を示した東京蹴球団がやはり有利なポジションにいるのは間違いなさそうです。昨年、FC GIOCOが挙げた得点数が「47」であり、城北がやはり得失点差で涙したことを鑑みると、「10勝1敗1分」かつ「45得点以上」、これが今後の優勝&昇格の目安となってくると言えるのかもしれません。
 すでに3部リーグの各ブロックの優勝チームも続々と決定し、慶応BRBやらCriacao東京ガスサッカー部といった難敵が昇格してくるのが判明しています。それに、やはり1部からの降格チームも手強い。これからは、この位の成績を目指さなくては競争の激化した2部リーグを制することはできないと覚悟していかなくてはならないでしょう。

第45回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第7節
2011/11/6 14:00 Kick Off
対 目白クラブ 戦
試合会場 埼玉スタジアム第四グラウンド

 さて、前置きがずい分長くなってしまいましたが、この日の試合は2部リーグに長くその地位を保ってきた「古豪」目白クラブさんでとの対戦です。協会のサイトで過去の成績を調べてみますと、目白クラブは記録を調査することが可能な2004年シーズンからこっち、ずーっと2部で中位のポジションををキープし続けています。ですが、残念ながら今季は残り2試合を残して3部リーグへの降格が決定。目白クラブには15山本選手や9鹿島選手もかつて所属したことがあり、城北とは割とご縁のあるクラブです。

◎11/6 城北のスターティングメンバー
11/6 城北のスターティングメンバー

 城北は右サイドバックに27岩井を入れた以外は前回の警視庁戦とほぼ同じメンバー。今回はゴール裏からの観戦だったため、選手の縦の関係の把握が難しかったのですが。まあ多分合ってるでしょうw 岩井のサイドバックは春先のTMでは何度か試みていた形だったように思うけれど、実戦では初めてかな。

 試合は序盤から城北が目白を敵陣に押し込み、優勢のうちに推移。

 前半8分、中央の31小島から右サイドの30村上に開き、村上はシュート性のグラウンダーのクロス。ゴール前の9鹿島には合わず。

 前半12分、14ホリケンが競り合いの強さを見せてドリブルで中央を持ち上がりシュートを放つもGKがキャッチ。

 前半20分、27岩井がドリブルで右サイドを深く突破、PA内に進入してマイナスのクロスを中央へ送る。GKがキャッチし損ねたボールに9鹿島が詰めるもボールはカバーに入ったDFの体に当たってゲットならず。

 前半28分、城北の左サイドからのCK、GKのパンチングで右サイドに流れたボールを31小島が拾って9鹿島に繋ぐと、鹿島はゴールライン際をゴリゴリとドリブルで突破。目白DFがたまらず後ろから足をかけてしまいPKの判定。このPKを7シンペーが落ち着いて決めて城北が先制に成功。ゴール裏から見ていると、シンペーが細かくフェイントを入れてGKを先に飛ばし、逆をついているのが良くわかってなかなか興味深い。左右にキュキュっと小さくフェイントを入れているのを見て「おお!変移抜刀霞斬り!!」とか思ってしまう私。でもこれをシンペーに言っても多分(てか絶対)伝わらないんだろうけどね(^^;

 さらに前半37分、右、中央、右、と早いテンポでボールを動かして13稲見が右サイドからクロス。ファーでフリーになっていた鹿島がヒザのあたりで押し込んで2-0。稲見のクロスの精度が素晴らしかったのに加え、中央で組み立てに参加していた鹿島がいつの間にかスルスルとゴール前のいいポジションでフリーになっている動きとがピタリとシンクロした素晴らしい得点シーン。

 その後、30村上のクロスバー直撃の惜しいシュートなどもあったものの2-0のまま前半を終了。

 後半も城北が優勢に試合を進める。

 後半6分には最終ラインで相手の攻撃を抑え、そこからのビルドアップでカウンターのチャンスを迎えたが、鹿島のシュートはクロスバーを越えてしまい実らず。
 
 後半10分、30村上 out → 11佐藤 in そのまま村上のいた右サイドに入る。

 この後、城北の方もトラップミスやパスミスが多くなりはじめ、目白に攻め込まれる場面が出てき始めます。
 中でも決定的だったのは後半23分のプレー。目白の最終ライン、左サイドバックから対角線で出されたロングボールを目白のFW18番に巧みなトラップで収められると、DFラインにできたギャップにスルーパスを出されてしまいます。これに反応した目白の10番が右サイドから斜めにPA内に進入してきたところを、4大島がチェック、しかし足がかかったと見て主審はPKの判定。

 城北サポからの「石山頼むぞー!」の声にうっすらと笑みを浮かべる22石山。
 それはこの逆境を楽しむ心の余裕の表れなのか、それとも「ムリ言わないでくださいよ」の苦笑いなのか、それを推し量ることは難しいのですが・・・

 しかしここでみんなの期待に応えてみせる男、それが石山! 相手のシュートコースを完全に読みきって右に飛ぶと見事にシュートを弾き返し、リフレクションはDF陣がクリア!さすがだ守護神! そして4大島とハイタッチ。実にいいシーンでした。

 そういえば、前に石山が出場した南八王子SC戦でもPKの場面があって、その時気がついたのですが、石山はPKの時、ピョンピョン跳ねたり、前傾姿勢をとったり、「ふしぎな踊り」を踊ったりしないんですよね。ただ、スッ、とまっすぐに立って、足を肩幅に開き、すとん、と手を落とす、ただそれだけ。まさに自然体。何だろう、もしかして「居合い抜き」の達人ってこういう佇まいなんじゃないだろうかと思ったりして。

 石山はこの後半29分の決定的場面でも素晴らしい反応を見せてゴールを守ると、相手にも疲れが出たか、やや守備での集中力が切れ、城北が残り時間5分で3点を奪うという猛攻。7シンペーの2ゴールに加えて、またしてもロスタイムに14ホリケンがCKを高い打点のヘッダーでゴーカイに叩き込み、最終的には5-0というスコアで城北が勝利したのでした。

 * * * *

 優勝・昇格の芽のなくなった城北ですから、残りの公式戦は来期に向けての貴重な経験を積む機会として利用していくのが大切。そうした意味では、ずっと怪我の治療でコンディション調整を強いられていた27岩井がサイドバックという運動量の要求されるポジションで80分フルに出場できたというのは、一つの収穫だったと言えそうです。特に、最近のサッカーではサイドバックにも高いビルドアップのセンスが要求されますから、このポジションで岩井が使えるようなら面白い攻撃のオプションになるんじゃないでしょうか。まあ、守備については未知数ですがw でもストロングポイントを生かして、『GIANT KILLING』のガブリエルみたいな超攻撃的サイドバックもありでしょう! そういえば31小島は雰囲気もプレーもジャイキリの「殿山」っぽいとサポの間ではもっぱら評判だったりします(笑)

 それはともかく、城北は2部に昇格して以来、いつもシーズン序盤にコケっと躓いて、そのハンデを終盤までずーっとひきずってしまう、という展開を3年連続で繰り返してしまいました。これを克服するために求められるのは、何と言っても「継続性」、この一点に尽きると言えるでしょう。やはり東京蹴球団さんあたりは、歴史のあるクラブであるだけに、自分たちのサッカーをずっと継続的に作り上げてきているのだと思うのですよ。城北は中心的なメンバーにはそんなに大きな移動はなく、比較的気心の知れた仲間でプレーできていますが、監督は毎シーズン変わっていたりと、チームの継続性という点ではやはり問題がありました。その点今年は早々と吉見監督が来期も指揮と指導を行って下さることがアナウンスされており、今年の成果をしっかりと来年につないでいくことができそうなのがうれしいところです。

 来週の試合はいよいよホーム最終戦。しかし来年の「悲願」達成に向けて、新たな決意を示す「はじまり」の試合として、サポや地域のみなさんに気持ちのこもったプレーをイレブンが見せてくれることを、切に期待しています。

2011/11/13 SPERIO城北 ホーム公式戦告知ムービー(製作:yukiyoshiさん)


2011年10月31日(月曜日)

お礼

カテゴリー: - yamaneko @ 23時20分51秒

 本日、奥さん無事に退院いたしました。

 たくさんの皆さんに暖かい励ましのお言葉をいただきましたこと、とても感謝しております。

 退院後、部屋まで歩いて帰ってこられるほど元気でした。この後、もうしばらくは自宅でゆっくりと静養してもらいながら、すこしずつ日常生活での調子を整えていってもらおうと思っております。

 どうもありがとうございました。


2011年10月30日(日曜日)

のらくらな日々 10/30

カテゴリー: - yamaneko @ 23時30分17秒

 明日はいよいよ奥さん退院の日。今日の日中はひたすらお掃除に暮れる。トイレもお風呂も掃除。お風呂はカビ取りもしたぞ。塩素の臭いが懐かしいプールを思い出させる。

 夕方出荷のために倉庫に行ってから、帰りに病院によって、先に持って帰る荷物を預かってくる。

 晩御飯は冷蔵庫のありもので済ます。と言っても結構色々あった。

 まず奥さんの御母さんからいただいたひじきの煮つけ、作り置きしてあった煮卵にサツマイモのレモン煮、そして油揚げをパリッとあぶって、サッとしょう油をたらしたやつ。これ大好きなんだよね。ご飯が進む進む。

 布団を乾燥機にかけながら、東京MXで東京ダービーの録画放送を見る。昼間、試合の情報を完全にシャットアウトして観戦。ヴェルディの選手の積極果敢なドリブルの仕掛けに東京DFが後手に回るシーンが多くてハラハラする。前半終了間際に決まったルーカスのファインゴールでワッショイ×2したものの、最終的な結果は残念ながら1-1のドロー。MXの中継はあんまりゲストに話振らないでもう少しプレーを実況した方がいいと思う。

 『水曜どうでしょう』を見た後はしばらく仕事。2時になってようやく一山越えた。明日は早いのでこれにて失礼します。


2011年10月28日(金曜日)

のらくらな日々 10/28

カテゴリー: - yamaneko @ 23時57分36秒

 今日、北海道の父親からお見舞いが届く。ありがたいことである。

 奥さんは昨日無事に抜歯、もとい抜糸にこぎつけることができた。「抜糸」と言っても実際は糸ではなく、外科手術用のホチキス針だったらしい、なので正確に言うと抜針、ということになろうか。

 今日は仕事の都合で夕方から松戸へ出かけなくてはならず、お見舞いはお休み。

 電車の中ではドロシー・L・セイヤーズの『ピーター卿の事件簿』(創元推理文庫)を読んでみた。

 松戸で内田百『御馳走帖』(中公文庫)、武田泰淳『目まいのする散歩』(中公文庫)、山田風太郎『半身棺桶』(徳間文庫)、『チャンドラー傑作集3』(創元推理文庫)を買う。

 家に帰ってこれたのは9:30頃。おかずは事前に用意してあったのだが、うっかりしていて今夜は洗い米がない。米を研ぐところから炊事。昨晩漬け込んでおいた豚肉の味噌漬けを焼き、冷蔵庫に残っていた野菜を適当に刻んでコンソメスープの中に叩き込み野菜スープを作ると、昨日作っておいたポテトサラダと、半量分残しておいたベビーリーフを食べて野菜もたっぷり。片づけを終わらせたらもう11:30になってしまっていた。

 明日はナビスコカップの決勝もあることだし、ゆっくり楽しむためには今夜もう少し仕事を片付けておかないと。手間のかかる割と単価の安い仕事がポンポン追加で依頼されてきて、ありがたいけれども正直しんどいなこりゃ。


2011年10月26日(水曜日)

のらくら日記 10/26 FC東京負けちった

カテゴリー: - yamaneko @ 23時05分39秒

 今日は夕方にいつもどおり奥さんのお見舞いにいく。
 日一日と元気な様子になっていく。でもまだ笑うと傷が痛いらしい。そろそろ退院後のことも考えていかないと。とにかくこのバリアフルな生活環境を少しでも改善したいのだが・・・。

 今日の晩御飯は青梗菜と牛肉のニンニク炒め。牛肉はやや固めだが、お肉そのものの味は強くて、味わいのあるお肉でした。ただ、自分の味付けがイマイチぴしっと決まらなかったのが残念。

 * * * *

 ご飯を食べつつ、MXが放送してくれたFC東京-大分戦を見る。

 東京を見るのはすごい久しぶり。

 おととし位から、月曜日に〆切りの仕事が入ることが多くなり、日曜日には城北の試合があることから、どうしても土曜日に集中的に仕事をしなくてはならないことが多くなった。
 そのため、ソシオになっていながらも、半分近くの試合を見に行けなくなっていて、今年は経済状況も厳しかったこともあり、ソシオの更新をやめていたのであった。(まあ、お金が無かったのは城北の試合撮影用の機材一式を揃えたためでもあったのだけど。)

 個人的にはやっぱりハニューさんが元気なウチにそのプレーをたくさん見ておきたい、という思いはあるのだが。ソウタンも好みのタイプの選手であるし。

 前半は東京が圧倒的なポゼッションで試合を進めた。最終ラインの前でボール引き出す高橋の動きが良くて、全体がいい感じに前を向いて仕掛けることができていた。
 前半半ば過ぎ、左サイドから配球された羽生のいいクロスを矢沢が難しい体勢ながらシュート、相手に当たってゴールゲット。しかし前半終了間際、マエスンのゴラッソ一発で全てを帳消しにされる。
 
 後半に入ると、大分が俄然フォアチェックを強め、東京のボール運びが怪しくなり、高い位置で奪われては危険なDFラインのギャップに大分の選手が侵入してくるのをたびたび許すこととなる。
 東京は後半比較的早い時間に石川を投入、しかし羽生を下げるとチームが機能しなくなるのは去年からまったく変わっておらず、さらにタメを作ったりドリブルで仕掛けたりして攻撃にアクセントを加えていたソウタンもさっぱりフィットしていないセザーと替えてしまい、ゲームメイクの負担は一手に梶山にかかることに。
 さらに矢沢に替えて永里投入となると、どうやって点を取るのかわからない。ほとんどまぐれみたいな一発しかないだろう。そして実際、攻め急いで個々人が単発の勝負を繰り返しては(それでいて肝心なところでは打たない!)カウンターをくらうの繰り返しで、お互いのゴール前を行ったりきたりする忙しい展開になっていく。相手の精度の無さや権田のビッグセーブで救われていた東京だったが、アップダウンを繰り返した挙句に切り替えが遅くなったところを衝かれて決定的場面を作られると、権田も抜かれてATに失点。しかしああなったらキーパーはもうしょうがないだろう。

 J2屈指の戦力、と言われてはいるが、攻めのカードは今ひとつで、ナオは確かに脅威だろうと思うけど、投入が早すぎて相手に対応する時間を与えてしまった印象も。大分の守備も、サイドでいくらナオにやられても中央さえやられなければいい、という割り切った感じだったし。

 ああ、ネガティブなことばっかり書いてるくらいならもうやめよう。やめやめ。今年ほとんど応援にも行ってないんだから、こんなこと書く資格もないしね。


2011年10月25日(火曜日)

のらくら日記 10/25 でも登録したからよろしくね

カテゴリー: - yamaneko @ 22時32分07秒

 朝起きたら変な姿勢で寝ていたせいか寝違えたようで、左腕がおかしな方向に伸びていたのを直そうとすると「あだだだだ」と思わず声が出る。一人の部屋でこんなことやっていると侘しさ無限大である。とにかく首から左の肩にかけての筋肉がカチカチになってしまって動かせない。やんぬる哉。首が回らないのは借金だけで十分だ。

 それでもうーうー呻きながら米を炊いてご飯を食べる。作りおきしておいた味付け卵と塩辛だけだが、文句なし。

 台所を片付けた後、本日〆切りの仕事の品質管理をしてから池袋に納品に向かう。本屋でも流してきたいところではあったが、今月はもう本を買う予算もないのでまっすぐ帰る。

 夕方に奥さんのところへお見舞い。昨日は麻酔が切れてかなり辛そうではあったが、今日はうって変わって元気だったので大いに安心する。主治医からも「術後5日目にしては元気だ」と言われたそうだ。本人は「はかなげ」というカテゴリーから自分がいかに遠いかを思い知らされてちょっと忸怩たるものがあるようだが、いいじゃないですか。丈夫で長持ちしてください。

 私はとある生協に加入していて、調味料や生鮮の食料品などはおもにそちらで購入しているのだけれど、家に帰ったらちょうど配達されたところだった。今回の配達で牛肉がくるの忘れてた・・・昨日の牛肉も残ってるし、しばらく牛肉三昧だな。わはは。

 そんなわけで、今夜のご飯は昨日の予告どおり人参と一緒にこっくりと煮込む。料理しながら別の考え事をしていて、材料を煮込む順番をすっかり間違えてしまった。パトリス・ジュリアン風に言うと「100%」でやってなかった、というところか(いや、別にパトリス・ジュリアン好きな訳じゃないんだけどね。ああいう小じゃれたのは苦手)。でも最終的には大変美味しくできたので結果オーライってことで。飯が死ぬほど進む。おいちょっと待て、このレシピ4人分で作ったんだよな。イカンイカン、全部食っちゃイカン。

 * * * *

 今日こそは登録します。ある知人の方から譲っていただいた大衆運動系の本を6点。
 「鹿砦社」がジャニーズと戦う砦ではなく革命のための砦であった頃の本。

 『大衆運動 インドネシア共和国への道』の著者、タン・マラカは、インドネシアのホー・チ・ミンのような人物、と言えばいいのだろうか。ただ、ホーおじさんとちがって、武装闘争の最中になくなってしまいましたが。この本の口絵には1922年のコミンテルンで撮ったという写真が掲載されていて、彼はホー・チ・ミンや片山潜、佐野学らと一緒に肩を並べていて、“インターナショナル”ってぇものが単なる電子データのやり取りではなく、人と人との繋がりとしてあった往時を偲ばされます。ただ、イスラムの革命性と植民地の独立を強く訴える彼の理論はヨーロッパの社会主義者たちには理解されなかった、と言うかコミンテルンからはむしろ敵視された模様ですけど。
 また国外追放の憂き目に会いながら、むしろそれゆえにアジアの各地で神出鬼没な活躍をした彼は大衆的な人気もあったようで、彼をモデルとした『インドネシアの紅はこべ』という政治冒険小説も書かれました。この小説はフランス革命を舞台としたバロネス・オルツィの政治小説『紅はこべ』を翻案したものだそうで、押川典昭氏の「『インドネシアの紅はこべ』とタン・マラカ : 大衆小説と革命家伝説」という論文に詳しいです。この論文はPDFでウェブでも読むことができますので、興味のある方はこちらをどうぞ。

『インドネシアの紅はこべ』とタン・マラカ : 大衆小説と革命家伝説 押川典昭
http://repository.cc.sophia.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/5009/1/200000079942_000004000_121.pdf

 それと喜安朗氏の最初の著作である『革命的サンディカリズム パリ・コミューン以後の行動的少数派』を登録できるのもうれしい。のちには『パリの聖月曜日 19世紀都市騒乱の舞台裏』など、近代における都市生活の社会史についての研究で知られる喜安氏ですが、出発点はこういう研究だったのですね。

『革命的サンディカリズム パリ・コミューン以後の行動的少数派』 商品詳細へ

『革命的サンディカリズム パリ・コミューン以後の行動的少数派』 喜安朗(河出書房新社)

『スペインに武器を 1936人民戦線とフランスの《革命》』 商品詳細へ

『スペインに武器を 1936 人民戦線とフランスの《革命》』 ジャン・プラデル(鹿砦社)

『スペイン革命におけるアナキストと権力』 商品詳細へ

『スペイン革命におけるアナキストと権力』 セサル・M・ロレンソ(JCA出版)

『工場占拠 イタリア1920』 商品詳細へ

『工場占拠 イタリア1920』 P・スプリアーノ(鹿砦社)

『ウォブリーズ アメリカ・革命的労働運動の源流』 商品詳細へ

『ウォブリーズ アメリカ・革命的労働運動の源流』 P・レンショウ(社会評論社)

『大衆行動 インドネシア共和国への道』 商品詳細へ

『大衆行動 インドネシア共和国への道』 タン・マラカ(鹿砦社)


2011年10月24日(月曜日)

のらくら日記 10/24

カテゴリー: - yamaneko @ 23時49分25秒

 今日はがんばって早く起きる。といっても9時だが。

 朝ごはんは冷蔵庫にミートソースが一食分残っていたので、パスタを茹でて、ソースはレンジで温めて食べる。

 午前中からびっちり仕事で机に向かう。仕事中なので特にこれと言って書くことなし。途中でお昼ご飯のかわりに先日作ったかぼちゃの煮つけを食べる。レンジで温めてみたが、やっぱり水っぽくてシャキシャキした筋っぽさが残る。「人はいつでもいいカボチャに出会えるとは限らない」とか言うと何かヨーロッパの格言っぽく聞こえない? ・・・聞こえないか。

 午後3時には仕事も目鼻が立った。奥さんのお見舞いに向かう準備。
 奥さんが今後のフェアの企画のために勉強したいといっていたので、日本中世史の本をいくつかと、東直己“ススキノ探偵”シリーズの『消えた少年』『探偵はひとりぼっち』を持って行くことにする。

 病室についてみると、奥さん今日は見た目にもちょっと辛そう。やはり麻酔が終了したのでかなり痛みが出ている模様。熱も8度台まで上がっているそうだ。鎮痛剤を入れてもらって少し落ち着いてきたとは言っていた。麻酔が切れればこうなることは事前にある程度わかっていたことだけれど、しんどいものはしんどいだろう。せっかく本を持ってきたけど、しばらくは無理そうだ。冷たい麦茶を買ってきて飲ませ、ふくらはぎ、太もも、足裏や首筋など、あまり動かなくてもマッサージできるところを揉んでやる。

 今日はあまり長くいて話をさせても悪いから、短い時間で退出。

 帰りにスーパーでニンジンと牛肉を300g買って帰る。家に帰ったらすぐ動物病院に向かい、ろびの療養食を買いに行く。

 帰ってきたら米を三合研いで洗い米にし、買ってきた牛肉の半分を先日のナポリタンの時に買っておいたピーマンとあわせ、チンジャオロースを作る。何か肉食べたの久しぶりだな。うまし。でもまだピーマンが2個残っている。明日ナスでも買ってきて合わせるか。残りの牛肉は明日ニンジンと一緒に煮込んで旨煮を作る予定。献立の組み立てを考えるのは楽しい。

 台所を片付けたあと、お茶を丁寧に入れて飲む。そして横になったら不覚にも、というか予想通りと言うか、寝てしまった。結構長い時間寝たな。起きてから明日登録するつもりの本を準備する。大したこともできないまま一日が終わっていく。それでも〆切りのある仕事はしっかり終わらせているので、まあ最低限はこなせているが。


2011年10月23日(日曜日)

のらくら日記 10/23

カテゴリー: - yamaneko @ 23時05分40秒

 今朝も起きたら昼近かった。
 どーもここの所生活時間が90度ほどズレてしまっている。
 深夜まで仕事したあとゲームとかすっからイカンのだけども。イカンのがわかっていてもやめられないゲームがそこにはある。

 さて、冷蔵庫で寝かしておいたご飯でチャーハンを作り、ついでにサッポロ一番の味噌も作って「中華セット」を食べる。起き抜けだというのに何てハイカーボネイトなメニュー。
 ちなみに「和風セット」は「日清どん兵衛」とコンビニのおにぎりである。
 中華セットはチャーハンとラーメンのできあがるタイミングをうまくシンクロさせるのが大切。失敗すると、当たり前のことだがチャーハンが冷めるか、ラーメンが伸びる。今日はまずまずのタイミングでできた。

 食事の後、今日〆切りの仕事の最終チェック。何事もやはりQCが大事。だから長くやれているのかな、とも思う。ちかくのコンビニからヤマト便で発送。

 ついでに、いつもの和菓子屋さんで栗蒸し羊羹を買う。これは今日のお見舞い品。栗を乗せてある上用まんじゅうも美味しそうだったのでこれも買う。ことしの栗はどうですか?とご店主に聞いてみると、なかなかいいですが、台風の影響などもあって高い、とのこと。おなじく、小豆や、お赤飯にいれるささげなども、西日本の台風のおかげでずい分高くなっているとのこと。小豆が高いと和菓子屋さんには大変ですね。

 うちに帰ってきて、気になっていた東京蹴球団の今日の試合結果を調べると、7-0というど派手なスコアで大勝していた。うむ、つえぇ。お手上げ。

 朝九時ごろ奥さんから電話かかってきて寝ぼけた頭で聞いた限りでは、『今日の料理ビギナーズ』が読みたいから買ってきて、それからいっぱい血をつくんなきゃいけないから「プルーン」買ってきて、というリクエストが入っていたような気がした。お見舞いに向う前にスーパーで購入。それと、ロード音のうるさいPSPのかわりにDSを持っていく。一緒に持っていくソフトは『カルドセプトDS』『エルミナージュDS』『ファイヤーエンブレム 新・紋章の謎』『ときめきメモリアルGirl’s Side 3rd Story』にした。なんというスルメゲーコンボ。廃人一直線だ。いやがらせか。元気にする気あるのか。

 病室に行くと、奥さんは昨日より目に見えて元気になっていた。今日一杯で麻酔も終了らしく、明日からは痛みがあれば鎮痛剤だけで対応することになるそうだ。その麻酔だが、背中に針を入れて投入しているのだけれど、これは点滴ではなく、風船に入った気体を入れているらしい。ペットボトルの小さいやつみたいなものの中に小さな風船が入っていて、その中に麻酔のガスが入っているらしいのだ。すげぇなぁ。
 二人で羊羹とお饅頭を食べてお茶を飲む。洗濯物を引き取って、何か足りないものは無いか聞くと、病室はとても乾燥するので化粧水を持ってきて欲しいとの事。慎重に動けば、もうそんなに痛くもないみたいで、まあここまでくればもうあとは心配要らないだろう。11日の入院予定のうち、はやくも4日が過ぎたわけで、何事も順調で喜ばしい限り。

 家に帰ってさっそく引き取ってきた汚れ物を洗濯。一休みしてから食事の支度。まだそんなにお腹は空いていないが、「食事の支度は腹が減ってからするものではない、減る前にするものだ」と福沢諭吉も言っている。いやホントに。今夜はご飯を炊くのも面倒なのでパスタ。ナポリタンにする。ピーマン、玉ねぎ、マッシュルーム(缶詰)、ソーセージ。ナポリタンは茹で時間とかそんなに神経質にならなくていいから楽。むしろ伸びた位がうまかったりするしね。味の決め手はバター、そしてウスターソース。ケチャップの「赤」よりもソースの「黒」が目立ってやや茶色いナポリタンになる。旨い。ごちそうさまでした。

 最近食い物の話しかしてないな。ほんとうに本屋のブログかこれは。


2011年10月22日(土曜日)

のらくら日記 10/22

カテゴリー: - yamaneko @ 22時55分42秒

 今朝は一度9:00に起きてゴミを出した後、もう一度ふとんに入って気がついたら12:00だった。てへぺろ(・ω<)

 ・・・いい年して“てへぺろ”とか言ってる場合ではないのであるが。

 とにかく朝飯を、もとい昼飯を食べなくては。
 水切りしておいた米を一合炊いて、おかずは面倒くさいので目玉焼き。フライパンの空いたところでウインナーも焼く。味噌汁は昨日の残りの小松菜と油揚げ。そしてあとは塩辛があれば何にもいらない。うまい。

 ご飯作って食べて片付けしてお茶飲んで新聞読んだらもうあっという間に2時だよ。
 発注メールも来ていたので出荷の準備をして、あとツイッターやらmixiやらでいただいたメッセージに返事書いてるだけで、さらに時間が過ぎてしまう。15:30に倉庫に向って出発。発送を終わらせたらその足で病院にお見舞いに行くことにする。倉庫と病院の方向が同じなので大変ありがたい。倉庫で荷造りをして練馬郵便局から無事に発送完了。

 そんなこんなで、奥さんのお見舞いで病院に着いたのは16:30頃。病室に着いてみると、あれ?あれ? 部屋がガランとしてるよ? だれもいないよ? これはどゆこと?

 オロオロしながらナースセンターにいって説明を請うと、どうやら奥さんは病室が移動になった模様。隣の病室の窓側のベッドだそうだ。

 奥さんは四人部屋に入っているのだけれど、この病院の病室では、それぞれのベッドがカーテンでしっかりパーティションされていて、プライバシーがかなりの程度守られている。まあ、実に今時らしいね。なのでカーテンが引かれていると、外から見ただけだと病室に誰がいるのか全然わからないのだ。

 カーテンをそっと開けて見てみると、奥さん眠ってた。起こさないようにそーっと椅子に座ったつもりだが、気づかれてしまった。
 調子を聞いてみると、やはり切ったところが痛むらしい。麻酔を入れてもらっているのだが、どうやらそれが強かったらしく、お昼に食べたものをリバースしてしまったそうだ。で、麻酔の点滴のペースを落としてもらっているのだが、そうするとやはり痛みが強くなる。辛いようなら鎮痛剤をくれるということだったので、遠慮せずに入れてもらえと薦め、ナースを呼んで処置してもらう。

 麦茶的なものが欲しいというので、1階にある売店に向ったら何ともう閉まっていた。閉まるのはえーよ。仕方ないので近所のコンビニまで足を伸ばして麦茶を2本買ってきた。ペットボトルにつける吸い口があるのでそれをつけてやり、飲ませる。

 今日はもう自分で立ってトイレにも行っているそうで、手術後にこんなにまっすぐ立てる人はそういない、とナースが言っていたらしい。さすが、毎日書店の立ち仕事でもまれた体は伊達じゃないね。
 術後は少し熱が出るものらしく、奥さんも7度をちょっと越えたくらいの熱があった。水で濡らしたタオルとかあればいいんだろうけど、タオルの持ち込みは禁止されているので、とりあえず持参してあった濡れティッシュで顔を拭いてやる。しばらく雑談。一人でいてつまんないだろうから、なるべく面白い話をしようと思うのだが、腹筋に力が入ると大層辛いらしいので、なるべく笑わせないようにしなくてはならない。が、ついつい小さいボケを拾ってしまうのでどうしても笑わせてしまう。うむう。
 今日のところはご飯を食べるところを見届けてから退出。

 帰りがけにスーパーに寄って、鰹節とかぼちゃとエノキ茸を買う。今夜のおかずはかぼちゃの煮つけと昨日買った残りの油揚げを使って信太卵。卵には茹でた小松菜を添えて、これで小松菜三段活用も終了。えのきはワカメと一緒に味噌汁に。かぼちゃ、味付けはうまくいったけどかぼちゃそのものが微妙に外れ。残念。
 それにしても人間の一日というものは、飯を考えて、作って、食べて、片付けて、ということを繰り返しているだけで、あっという間に時間が過ぎていくのであるよ。仕事もまだ残っているのだが、微妙にくたびれた・・・でも今日やってしまったほうが明日が楽なのでもうちょっと頑張ろう。商品登録もここ数日できてないなぁ。明日は少しできるといいのだけれど。

 ろびがかなり耳をかゆそうにしている。こいつはこいつで病院に連れて行ってやらないと。ワクチンもそろそろだし。何かと大変であるな。


2011年10月21日(金曜日)

ドキュメント1021

カテゴリー: - yamaneko @ 23時44分10秒

 朝、9:00起床。
 今日は奥さんのお弁当を作らなくてもいい訳で、もう少し朝寝してようかと思ったものの、いろんなことを前倒しして片付けて行った方がいいわな、と思いガバと床を蹴る。
 すると電話。奥さんから。
 どうやら手術が一件なくなったらしく、自分の手術の時間が1時間早まりそうだとのこと。了解。前倒し、正解なり。

 朝ごはんを作る。ご飯は夕べ炊いておいた残りを温め、焼き鮭とだし巻き卵、お味噌汁に納豆をつける・・・どこの旅館だよw でも美味しい。

 しかし食器を洗ってお茶呑んでじっくり新聞読んだらもう11時になってしまった。何かするには微妙に中途半端。ネットでサッカー関連の記事など読んで過ごす。微妙にそわそわしているのか、今一字が目に入ってこない。

 12:30に病院に向けて自転車で出発。15分ほどで到着。
 面会は手術の1時間前からだから、ちょっと早め。近くのコンビニに入って少し時間を潰してみた。
 病棟に入ったのは1時5分。そしたら病室に奥さんいなかった。あれ?どゆこと?

 ちょっとオロオロしていると、向かいのベッドの付き添いの方が、ちょうど今手術準備のために出て行ったとのこと。タッチの差だと。

 うわー、間ぁワルー。何だそれ。コンビニで『カイジ』なんて立ち読みしてる場合じゃなかったよ。これで今生の別れとかになったらどうする。どうしてくれる。

 ・・・と憤然としていると、ナースの方が本当に今ちょうど出て行ってしまったところでと説明してくれた。手術が終わったら担当医から説明もありますから、ラウンジで待っていて下さいとのこと。

 ラウンジでリュックにいれっぱなしになっていたP.D.ジェイムズの『わが職業は死』を読む。・・・これはまったく病院で読んでいいタイトルじゃなかったな。なるべくカバーとタイトルが他の人に見えないように読む。

 ラウンジにある公衆電話のブースでは親族が亡くなられたご家族が葬儀屋さんに電話をしている・・・ウチの母親が入院していた病院では公衆電話のブースは防音室になっていて外に声が漏れないようになっていたが、ここはダダ聞こえである。良し悪し。

 本を読んでいると、猛然と眠気が襲ってきた。意識が古くなった蛍光灯みたいに点いたり切れたりする。

 少しの間本当に眠る。目覚めると眠気は大分飛んだ。小説の残りを読んで、次のチャプターで犯人がわかるというところで呼び出し。犯人はまったくわからない。

 手術室は2階。「家族説明室」という小さな部屋に入って主治医を待つ。少し待つと手術着のまま主治医が来て、摘出した筋腫を見せてくれた。大きさで言ったら、何だ、そう、小ぶりの桃、くらいの大きさか、色もちょうどそんな感じで、下手くそに剥いた桃みたいに赤かったり白かったりしている丸い固まり、それがタッパの中でポニョンポニョンしていた。よくこんなもの体に入ってて何ともなかったな。まさに女体の神秘だ。あと2つ3つ、もっと小さなものも取ってくれたそうである。
 のう腫の方は中身を抜いてしまったので袋だけ。これが卵管にくっついていたので剥がすように手術を行い、卵管そのものは残すことができた。事前の説明どおりの手術ができたようである。ただ、やはり小さくて取り切れない筋腫の芽があるので、ある程度時間が経つと再発の可能性はなくはない、ということだった。まあその時はその時でまた考えます。
 
 しばらくすると、色々な処置を終えて奥さんが病室に戻ってきた。まだ麻酔で眠っているのかな、と想像していたが、もう目を覚ましていて、私のこともはっきりわかったようだ。

 「大丈夫かい」
 「うん」
 「おつかれさま」
 「ちゃんと帰ってきたよ」
 「そうだね。よかった。」

 麻酔が効いているから、痛くはないんだろう?と訊くと、痛くはないけどおしっこの管が気持ち悪い、とのこと。しかしそれもそんなに長い間はつけていないだろう。入院計画書ではなるべく早く起こして、自分で動けるようにしていくはずだった。すぐにはずせるよ、と慰める。
 何かなくて困っているものはないか、と訊くと、PSPは意外とロード音がうるさくて夜遊べないから持って帰ってしまってくれ、ということだった。なるほど。じゃあDSならロード音が無くていいかもね。今度持って行こう。

 あまり長く話をさせるのも大変だろうし、できることもなさそうだから、今日のところはこれで引き上げることにした。病院を出てから奥さんの実家に無事終わったことを報告。留守番電話になっていたのでメッセージを入れておく。

 帰りにスーパーで晩御飯のことを考えながら買い物。色々迷った末に、奥さんと一緒だと食べられないものにしようと思い、塩辛とお刺身を買う。奥さんは生の海産物が駄目な人なのだ。自分しか食べられないものを買うのは気が引けるし、不経済なのでいつもは買わないのだが、一人のあいだならいいだろう。あとは野菜を少し。茗荷と小松菜、そしてあれば何かと便利な油揚げ。
 家に帰ってきたのは17:00頃。猫たちに餌をやってから、さっそく晩御飯の支度にかかる。まず出汁を取る。4カップ分。出汁を取っている間に米を三合分研いで、ざるに上げて水を切り洗い米にしておく。今夜はここから一合分だけを炊けば、これであと二食は米を研ぐ手間なく、すぐご飯が炊ける。楽チン。ご飯を作っている途中で奥さんの実家から電話。お義母さんに無事に終わったと伝える。29日にお見舞いに来てくれるとのこと。本当は明日いくつもりだったのだけれど、娘は手術の次の日はまだ麻酔が効いていて寝てばかりいるだろうから来るな、と主張したらしい。

 で、結局今夜の献立は、小松菜と油揚げの煮びたし、茗荷の味噌バター焼き、〆鯖、ワカメと茗荷のお味噌汁、となった。自分で作っておいて言うのも何だが、旨いw これで日本酒か何かあれば言うことなし。だが、夜もまだやることは色々あるので酒は我慢しよう。

 ちゃっちゃと後片付けをした後、お茶を飲んでボーっとしていると20時頃に再び眠気。昼寝もしたんだがなぁ。まあいいや、睡魔の襲うに任せて眠る。気がつくともう21時である。締め切りのある仕事を少し片付けて、この日記を書き、今日一日はもうおしまい。また明日、病院にいかねば。夕方かな。今はまだ背中から痛み止めを点滴で入れているはずだが、明日あたりはもう外すのかな。明日はすこし痛がっているかもしれない。
 


2011年10月20日(木曜日)

一人の夜。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時50分04秒

 今日からいよいよ奥さんが手術のため入院です。

 ほとんどお昼ごはんみたいな遅めの朝食をとった後、1時少し前に病院にむけて出発。 着替えなど、いろいろと入院生活に入用な品物を入れたバッグを自転車の籠に積んで私が自転車を押し、二人でテクテクと歩いて病院にむかいました。

 病院に着くと、受付で書類を出したり保証金を支払ったりといった手続きを済ませ、病室の準備ができたら呼びにくると言うので座って待っていたのですが、これが待てど暮らせど呼びに来ないw
 結局まるまる1時間くらい、受付で待たされてしまいました。
 私は基本的に待ったり並んだりするのがたいそう嫌いな性分でして、待つのが楽しく感じられるなんてのは唯一サッカーのキックオフを待つ間くらい。幸い私たち夫婦はまあ1時間くらいはくだらないことをダラダラ平気でしゃべっていられるので構いませんが、普段あまり会話の少ない夫婦ならこの時間だけで詰むぞw 受け入れに1時間かかるならはじめから「2時30に来い」って言えば待たなくて済むんじゃねーの、などとさすがにイライラが募って文句が出始めたころようやくお迎えが。

 病棟は3階にあるのですが、入るときにはオートロックのドアを通らないと入れません。ですからお見舞いの際も、まずは病棟入り口で入棟許可をいただかないといけません。そして必ずマスクを着用すべし、ということになっていて、かなり厳重な院内感染チェックがされてました。母親の肺がんの手術の時でさえここまで厳重ではなかったなーと思い、ちょっとびっくり。
 院内感染防止については、タオルや寝巻きなども家から持ってこさせず、病院の用意したものを使わせる(レンタル・1日500円)など、徹底しています。
 病室は四人部屋で、病院が比較的新しいので部屋も明るくてキレイですし、ベッドとベッドの間も広くて、ゆったりとしていてなかなかいい感じです。
 テレビが有料なのは仕方ないとしても、冷蔵庫までプリペイドカードが必要なのは残念。「買っておこうか?」と奥さんに訊いたところ、「あんまり冷たいものは飲まない方がいいと思うからイイ」とのことなのでとりあえず買わず。

 手術の予定は明日の15:00頃です。平日の面会時間は15:00-20:00なのですが、手術の当日、家族に限っては手術の1時間前から面会が許可されます。明日は私も14:00には病院に行って、傍にいてあげるつもりです。とにかく、無事成功を祈るばかりです。

 奥さんの入院を見届けてから自転車に乗って部屋にもどり、仕事のために津田沼へ。全部終わって帰ってきたのが夜も8時半過ぎ。そして晩御飯の支度。しかし自分ひとりのためにご飯を作るのは実に味気ない。気合が入らないというかモチベーションがあがらないというか。もう面倒くさいから、明日あたり大量にカレーでも作って、しばらく料理しないで同じもの食べてようかなw


2011年10月17日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@警視庁と再戦!

カテゴリー: - yamaneko @ 23時04分20秒

 8月に行った対戦が雷のために前半終了の時点で中止となり、再試合となったこの日の試合。1点先に取られた後だっただけに完全な再試合となった裁定は城北にとっては大変ありがたいものでありました。首位・東京蹴球団の連勝もようやくストップしたことでもあり、城北としては何とかこの千載一遇のチャンスをものにしたいところです。

第45回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第6節
2011/10/16 19:00 Kick Off
対 警視庁サッカー部 戦
試合会場 赤羽スポーツの森公園競技場

 本日のスタメンは4-5-1。ワントップは9鹿島。中盤ではトップ下には13稲見を配して、左に7シンペー右に30村上、そして31小島と14ホリケンがダブルボランチ。ディフェンスラインは今日も右サイドに3上田。2望月&4大島のコンビに、左サイドバックは16鵜沼。GKは1中郷。

* * * *

 警視庁、序盤はやはり長いボールを入れてきました。城北はDFラインが押し下げられて自陣深くでのプレーを強いられ、いきなり苦しい時間が続きます。

 前半5分、左サイドからのクロスを許すと、ゴール前で警視庁10番が巧みな胸トラップからシュートにもちこむ。シュート自体はやや勢いがありませんでしたが、猛然ともう一人がキーパー目掛けて詰めてきて1中郷と交錯、しかしここは1中郷ががっちりボールをキャッチ。
 城北はチームが一丸となって体を張り、この苦しい時間帯をしのぐと、前半8分、FKのクリアを31小島→7シンペーと繋ぎ、シンペーは右サイドを駆け上がる30村上にズバーッと見事なサイドチェンジのパスを通す! 村上は中央にカットインしつつ積極的にシュート! しかしこれは警視庁GKがキャッチ。
 そしてここからしばらく城北のターン! 前半10分にはCK3連発というチャンスを作り、さらに前半15分、16鵜沼が13稲見に楔を入れると、稲見はワンタッチで14ホリケンに落とし、ホリケンは右サイドをオーバーラップしてくる3上田に展開。ここで上田がグイッと果敢なドリブル勝負を挑んで右サイドを突破、深くえぐってクロスを上げると、このボールにニアサイドで頭から飛び込んだのはまたしても30村上! シュートは惜しくも枠を上に超えましたが、城北がいい攻撃の形を作ります。前回の試合より遥かにやれている感じです。
 雷で中止になった先日の対戦では、城北は警視庁のかなり厳しいフォアチェックを受けてすっかり序盤のペースを奪われた印象がありましたが、この日の警視庁はむしろラインを低目に下げてPA前でがっちり守備ブロックを作っている様子でした。しかし“ここぞ!”という時のボールホルダーへの寄せはやはり強烈で、ボールを奪うと迷わず前のフォワードに当ててキープ、そして後ろからドバーッと選手が攻め上がってくる。キープしている選手にファウルでもしようものなら正に「目論見通り」で、セットプレー一発ねじ込んでやろうかい、という・・・何ともまあ“グリグリ”くる感じのサッカーですw
 ただ、相手が比較的低めに構えていることを差し引いても、城北はかなり相手を押し込んで攻めていた、と言えるのではないでしょうか。しかし、前半20分、CKのこぼれ玉に反応した30村上のミドルシュートは枠外、前半36分の9鹿島のグラウンダーのシュートは相手GKがキャッチと、最後のあと一歩の部分でどうしても崩しきれません。

 後半に入ると、城北もややシンプルにDFライン裏を狙って浮いたボールを入れることが増えた感じですが、これは警視庁のDFラインに跳ね返されるだけで、かえって相手の得意なことに付き合ってしまっているような印象。9鹿島や13稲見に縦の楔が入らなくなり(いやまあマークもきついんだけれどもね・・・)、攻撃がやや停滞してきます。
 中央が堅いのでサイドに展開しても、逆に相手に準備する時間を与えてしまっているようにも見え、またシンプルにクロスを入れるだけではこの機動隊のバリケードみたいなDFラインはなかなか突破できません。
 それでも、やはり13稲見や9鹿島の足元に収まるとチャンスができる。後半14分、左サイドから16鵜沼が入れた長いスローインを13稲見がワンタッチでDFラインの裏のスペースに出すと、ここにスローインの瞬間から長い距離を駆け上がってきた31小島が入り込み、ゴール前の鹿島へ! 鹿島は右足でトラップしてターン、左足を振りぬく! しかしシュートはクロスバーを越えてしまった・・・ウアー。
 このプレーは私の作った動画ですと1:55ほどのところから始まるのですが、13稲見はどこでどうやってボールをコントロールしてあのDFを背負った体勢からあそこにボールを出せたのでしょうか? そして走りこむ前に何度も何度も前方のスペースを確認すると、一度おとりの動きを入れてからドバーっとスプリントして狙い通りのスペースでフリーでボールを受ける31小島の気の利いた走り。そして9鹿島の熱いストライカー魂。みんないいプレーなんだけどなああああ! 結果だけがついてこない!

 この後、試合は両チームの“勝ちにいく”姿勢ががっぷり四つに組み合って、お互いのゴール前を行ったりきたりする激しい展開になだれこんでいきます。城北は後半21分に30村上→8川口、同27分には3上田→26鈴木、そして30分には31小島→11佐藤と攻撃的な選手を投入(鈴木選手公式戦初出場オメ!)。

 後半30分、城北は左サイドからのCKを得ると、14ホリケンがファーで折り返し、9鹿島がターンしつつ強烈なシュート! しかしこれもあと一歩というところでカバーに入ったDFが伸ばした足に阻まれ、ゴールラインを割れません。そして直後に警視庁のカウンター発動。一旦は16鵜沼がクリアしたものの、その後のパスミスを拾われて2人のFWに完全に抜け出されてしまいます。まさに絶体絶命のピンチでしたが、最後のシュートは敵陣から全力疾走で戻ってきた4大島のスライディングが間に合って辛うじてブロック! 途中で少しでもスピードをゆるめたら恐らく間に合わなかったでしょう。長い距離を走って帰ってきただけでなく、よくぞ一番危険なフリーの相手を見極めていてくれました。サンキュー翔くん!サンキューな!
 
 しかし後半36分、城北の自陣でのパスが乱れてボールを失うと、左サイドからのアーリークロスをゴール正面で落とされ、警視庁8番が強烈なシュート。1中郷がよく反応して一度ははじき出すものの、その後こぼれ球を再び拾われてゴール前はもうグダグダの混戦、最後はかかとで流し込まれてとうとう失点・・・。残り時間を考えるとあまりにも重い失点でしたが、ホームスタジアムの大きな声援を受けた城北イレブンはあきらめることなくゴールを狙い続けます。
 そして後半もすでアディショナルタイムに突入していましたが、このあきらめない姿勢がついに報われる時がきます。
 城北はセンターサークル付近でFKのチャンスを得ると、13稲見がゴールに向って大きくボールを蹴りこむ。するとDFとポジションがかぶった警視庁GKのパンチングが小さくなって、しかも! それが2望月の足元にピタリと落ちてきた! 見事なトラップからモッチーの放った乾坤一擲のシュートはGKの動きの逆を突き、ゴール前の密集を奇跡のようにすり抜けてネットに吸い込まれていく! 同点キターーーーーー!!
 
 この流れなら逆転も・・・と思わせるものがありましたが、残った時間が1分ほどではさすがに如何ともしがたく、1-1のドローで試合終了。

 試合終了後、選手たちを讃える城北のサポーターのコールは、しばらくの間やみませんでした。もちろん、リーグ戦の優勝のことを考えたら、今日求められていたのは「勝利」であり「勝ち点3」であったことは間違いありません。でもそうしたこととは関係なく、彼らの最後まで戦う姿勢が、あきらめない気持ちが、結果を超えたところで私たちの気持ちを揺さぶってくれました−− We are Johoku! と叫ぶことができる喜びを、このクラブと、チームが与えてくれていることに、深く感謝したい想いです。

 残り3試合、みんなの力で悔いのないシーズンにしていきましょう。

 ・・・取り合えず、東蹴と警視庁は私の「いつかやっつけてやるノート」にガリっと書き込んでおきますw


2011年10月12日(水曜日)

10/12

カテゴリー: - yamaneko @ 23時55分53秒

 ここのところ、一応一日おきのペースで更新できているので、何とか今日もそのペースを死守するわたくしでありました。

 先日は世界経済の観点から貧困の問題を扱った本を入れたので、今日は日本における貧困やグローバリゼーションの問題を扱った本を登録します。

 * * * * *

『移行期的混乱 経済成長神話の終わり』 商品詳細へ

『移行期的混乱 経済成長神話の終わり』 平川克美
(筑摩書房)

『派遣村 何が問われているのか』 商品詳細へ

『派遣村 何が問われているのか』 宇都宮健児・湯浅誠(岩波書店)

『儲かれば、それでいいのか』 商品詳細へ

『儲かれば、それでいいのか』 本山美彦・山下惣一他(コモンズ)

* * * * *

 ・・・さてさて、カミさんの入院がいよいよ近づいてきました。

 いつぞやも書いたかもしれませんが、子宮筋腫と卵巣のう腫のダブル手術です。
 まあ、先生もそこそこベテランの婦人科の先生みたいですし、だとしたらもう年に何例もこなしているような手術のはずですから、そんなに心配はしていないのですけども、それでもなんだかお尻のあたりがが落ち着かないといいますか。

 でも病院が近いのはとにかくありがたいですね。自転車で15分も走れば着けます。基本的に「カミさんがいないと靴下一つ探せなくてアワワワ」なんていうことは我が家ではないのですがw、やはりいつも二人でいるのが急に11日も一人になるのは寂しいものだなぁ、と。
 しかしそんなことを言ったら連れ合いに先立たれた私の父親なんかはどんだけ寂しいのかと。電話でもするかな…。


2011年10月10日(月曜日)

のらくら日記 10/10

カテゴリー: - yamaneko @ 23時28分30秒

 昨日から我が家のお米は新米です。

 いつもの宮城県登米市の産直農家さんから購入です。

 震災後、牛に食べさせる稲わらからセシウムが検出されたりして、今年の作付けがどうなるのか、出荷できるのかと非常に心配しつつ、毎日残りのお米を食べてきていたのですが、それもようやく底をつき、ついた頃にちょうど新米の発売がアナウンスされました。

 今年はもしかしたらムリかも・・・という覚悟もしていましたが、何とか無事に今年の新米をいただくことができて、感謝のきわみです。

 新米を手に取ると、サラサラとしてとても気持ちがいい。買ったお米は今回も「まなむすめ」。美味い(ToT)

 「まなむすめ」は乾田に直播きするという、珍しい育て方をするお米ですが、食味もいいし、粘りや甘さのバランスもよくて、いいお米です。

* * * *

『エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ』 商品詳細へ

『エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ』 ジョン・パーキンス(東洋経済新報社)

『債務危機の真実 なぜ第三世界は貧しいのか』 商品詳細へ

『債務危機の真実 なぜ第三世界は貧しいのか』 スーザン・ジョージ(朝日新聞社)

『世界の貧困 1日1ドル以下で暮らす人びと』 商品詳細へ

『世界の貧困 1日1ドル以下で暮らす人びと』 ジェレミー・シーブルック(青土社)


2011年10月8日(土曜日)

のらくらな日々 10/8

カテゴリー: - yamaneko @ 23時30分45秒

 昨日911関連の本はもうタネ切れ、と書いたけれど、ちゃんと探したらまだあった(^^;

でもとりあえずこれで最後にしておきます。小出しにするより全部まとめて登録した方がよかったかな? でも少しづつの方が作業量がかたよらないので楽でありまして・・・。

 本山さんの本は入庫する前に自分でも読もう。

 * * * * *

『グラウンド・ゼロからの出発 日本人にとってアメリカってな〜に』 商品詳細へ

『グラウンド・ゼロからの出発 日本人にとってアメリカってな〜に』 鶴見俊輔+ダグラス・ラミス(光文社)

『民営化される戦争 21世紀の民族紛争と企業』 商品詳細へ

『民営化される戦争 21世紀の民族紛争と企業』 本山美彦(ナカニシヤ出版)

『現代思想 2003年6月号 特集:反戦平和の思想』 商品詳細へ

『現代思想 2003年6月号 特集:反戦平和の思想』(青土社)

『現代思想 2006年9月号 特集:日米軍事同盟』 商品詳細へ

『現代思想 2006年9月号 特集:日米軍事同盟』(青土社)


2011年10月6日(木曜日)

のらくらな日々 10/6

カテゴリー: - yamaneko @ 23時31分57秒

 冷蔵庫にちょっといい豚のひき肉と、わりと高めのいい木綿豆腐が入っていたので、今夜は迷うことなく麻婆豆腐をこさえてみた。

 私の麻婆レシピは、豆板醤よりも甜麺醤が味の中心になるので、色も赤、というより黒に近い感じになります。

 豆チや花椒といった中華食材もちゃんと使います。こういうディティールに凝ってみると、お家でも思いもかけないほど本格的な感じの麻婆豆腐になりますのでお試しあれ。

 インスタントだけどデザートには杏仁豆腐もこしらえて、食後のお茶はプーアル茶にしてみちゃったりした。

 鱈腹いただいて満足満足(^^)

 ご飯が美味いと、それでかなり幸せに毎日が過ごせます。

 * * * *

◎本日の登録

『憲法と戦争』 商品詳細へ

『憲法と戦争』  C・ダグラス・ラミス(晶文社)

『武力なき平和 日本国憲法の構想力』 商品詳細へ

『武力なき平和 日本国憲法の構想力』 水島朝穂(岩波書店) 


2011年10月4日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@対 南八王子SC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 21時39分49秒

 春と思えば、夏が来て、夏と思えば、秋が来て――

 のっけから古い唄ですんません。鮎川いずみの「冬の花」ですね。『必殺仕事人掘の主題歌ですね。ひかる一平が懐かしいですね。

 さて、春に始まった今年のリーグ戦もいよいよ終盤戦にさしかかり、夜の試合ではもう肌寒さを感じるようになってきました。つい先日の試合は真夏かと思えるような日差しの中行われたのですが。しかも私はビデオ撮影を行っているため終始ジーっとしていなくてはならず、声もあげられません。赤スポの最上階を吹き抜ける秋風に体温がすーっと奪われていきますw
 しかしピッチで戦う城北の選手たちの「熱」を何とか皆様にお伝えしたく、つたない撮影技術ととるに足らない文才ではありますが、残り5試合、頑張ってまいる所存です。そして素敵な優勝の思い出を、コタツの中でニンマリと思い出せるような冬が迎えられますように・・・

第45回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第5節
2011/10/2 19:00 Kick Off
対 南八王子サッカークラブ 戦
試合会場 赤羽スポーツの森公園競技場

 本日の対戦相手である南八王子サッカークラブは、昨年は3部7ブロックを7勝2分、29得点3失点の成績で制し、今期より2部リーグに参戦する昇格組です。現在リーグ戦では6試合を消化して2勝2敗2分の7位。クラブの公式サイトには「幼稚園からオーバー60/女性まで、生涯サッカーを目指す 」とあって、創立は1978年。30年以上の歴史を持った、地域に根付いたサッカークラブの大先輩ですね。

◎10/2 城北のスターティング・メンバー

 今日の城北のスタメンは、ワントップに9鹿島、トップ下に7シンペーを配した4-5-1。右サイドに今日も11佐藤が入って左は村上。中盤の底では13稲見と14ホリケンがドイスボランチを組み、右サイドバックには久しぶりに3上田が先発。ゴールキーパーはローテーションで今日は22石山。
 
 * * * *

 序盤は浮いたボールの応酬となって両チームともボールが落ち着きません。ペースをつかんだのはむしろ南8でしょうか。ファウルから得たセットプレイで城北ゴールに迫りますが、ここは城北のDFがしっかり跳ね返します。そして次第に前線からの連動性の高いプレスが利きはじめ、城北が試合の主導権を取り戻していきます。

 前半8分、セットプレーのこぼれ玉を敵陣左サイドで拾った30村上がゴール前に鋭いクロス。ここは南8GKがパンチングでしのぐ。

 前半13分、中央で14ホリケンのボール奪取から9鹿島の柔らかいポストプレー、その落しを受けた11佐藤がDFライン裏のスペースを狙って長いボールを出すと、このボールに反応して飛び出したのは7シンペー。胸でトラップしてからのシュートはGKにセーブされるも、こぼれ玉を拾った30村上がドリブルで突っかけ、GKの飛び込みをかわして平行パス。仕上げはもちろんこの人9鹿島! ゴール前完全にどフリー、見事にこのパスをゴール右隅に流し込みました。ボールを奪ってからわずか15秒。素早い攻守の切り替えで城北がワンチャンスをモノにし、先制に成功です。

 「これで少しは落ち着いて見られるなー」と胸をなでおろしていた矢先の前半15分、FKのこぼれ玉を蹴りこまれて失点、たちまち同点に追いつかれてしまいます。22石山のパンチングのクリアが落ちた先が何と南8の8番の目の前。豪快に左足のボレーを叩き込まれてしまって 1-1

 しかし直後の前半17分、22石山のゴールキックを拾った7シンペーがそのままスルスルと抜け出すと、GKもかわしてシュート。すぐさま2-1と再び城北がリードを取り返します。

 このシーン、南8ベンチから猛烈なハンドのアピールがあったのですが、結局主審のホイッスルは鳴らず、副審もフラッグを振らなかったので、そうである以上以上プレーを続けるのは正当なことだった・・・ということでしょうか。それも含めてフットボールだ、ということで。

 「ふー、これで今度こそ落ち着いて・・・」と思ったらまたしてもピンチw 中盤で13稲見が相手DFに引っかかりボールをロストすると南8のカウンター発動。左サイドにドリブルで持ち出されてから逆サイドに大きく振られ、2望月が対応に行くも相手を倒してしまいPKの判定に。やや遅れ気味に競りに入ったからまあこれは仕方ないか・・・さっきの7シンペーのプレーのこともあったし、やや帳尻を合わせられた感じもしますが・・・それも含めてフットボールですよね! とにかく何だかザワザワした試合展開になってきてしまいました。

 南8の24番が蹴ったPKは右のポストに当たり、そのリフレクションを24番が再び蹴りこん失点・・・と思いきや、こんどは城北ベンチから「ポストに当たって同じキッカーが蹴っている」と強くアピール。今日はキャプテンマークを巻いている7シンペーもすぐさま主審に駆け寄る。

 一瞬ポカーンとしてしまいましたが、競技規則を確認しますと、「第14条 ペナルティキック」の項には、

 “ペナルティーキックが行われたのちに、他の競技者がボールに触れる前に、キッカーがボールに再び触れ”た場合、“違反の起きた場所から行う間接フリーキックが相手チームに与えられる”

 とありました。

 つまりGKが弾いたのではなく、ポストやクロスバーに当たって跳ね返った場合は、同じキッカーが蹴ってはいけないのですね。
 城北のベンチで必死になって主審にアピールをしてくれていたのは今日は控えのGK1中郷。主審もはじめは完全に「ゴール」のジェスチャーしていましたから、このルールはまったく失念されていたのではないかと思われます。危ねーwww その後、ルール通りに城北ボールのFKとなって無事に試合は再開。
 
 
 これぞまさしく、「知は力なり!!」
 
 
 私はこのシーンを見て改めてこの言葉の意味が骨身に沁みました。だって、だれもこのルールの細則について明確な認識(だって主審でさえゲフンゲフン)を持っていなかったら、こういう抗議もできなかったわけで、ここで2-2になってその後はグズグズの打ち合い、みたいな展開になっていたら、試合の行方は本当にわからなかった。 中郷くん、ベンチからナイスアシスト。これは2004年のアジアカップ、準々決勝ヨルダン戦での宮本のアピールに匹敵するくらい意味のあるアピールだったよ。ピッチに立っている11人だけでなく、ベンチにいてもできることがあるんだ、貢献できるんだ、ということを身をもって示してくれました。ホントありがとう。そして今年のシンペーは何かすごく頼もしいね。一皮むけた感があります(←偉そうw)。

 そしてこの後は城北が相手にチャンスらしいチャンスさえ作らせず次々と得点を重ね、結局は7-1というスコアで大勝。30村上の思い切りのよいミドルシュートが2発、GKへプレスをかけてボールを奪い、相手DFも翻弄してボールをリフトさせて決めた7シンペーの美技、そして9鹿島の狙いすましたコントロールショット、最後のとどめは今日も出ました14ホリケンのCKズドン、これはもう動画つけとくので見てくださいね。決して文章の手を抜いているわけではありませんよ(^^;

 さて、これは前節のT.U.A.SC戦でも感じたのですが、ここのところ、城北のボールを奪う位置がとにかく高い。

 これは、まず前線での鹿島の守備の動きがとても利いているというのが私の印象です。

 いつも基本に忠実に相手のパスコースを限定するため走ってくれている。普段「キング鹿島」とか書いてますけど、中盤に下がって組み立てに参加してくれたり、前線で体張ってくれたりと、プレーぶりは「キング」というよりもずっと献身的な鹿島選手なのでした。おかげで30村上、7シンペー、13稲見ら、もともと運動量の豊富な城北の中盤の選手も狙いどころが絞りやすくなっているはずです。そして3列目には東京23FCより移籍の新戦力、「猟犬」こと(私が勝手にそう呼んでるだけw)ホリケンが控えている。今日の1点目も彼のボール奪取と素早い攻めへの切り替えからでした。この前線からの組織的な守備は今年の春先あたりと比較しても、格段に向上している気がします。この守備が次の対戦相手である警視庁サッカー部にも通用するのかどうか――そこでこそ本当の実力が試されると言えるでしょう。

 そして10/2の他会場では東京蹴球団がPHOENIXと2-2のドローを演じ、韋駄天「東蹴急行」も9駅通過でついにストップ。これで城北の昇格の望みも何とか首の皮一枚でまだつながったことになります。正直、このまま全勝優勝されるんじゃないかと半ば覚悟もしていたんですが・・・

 こうなってくると、昇格の鍵を握っているのは、自身もまだ昇格の可能性を残しているFC OSSA、ということになるでしょうか。とにかく、これで都リーグ2部2ブロックは大分面白いことになってきました・・・今年もいよいよシビレる季節がやってきましたねぇ!
 
 
 がんばろう城北! 最後まで立っていた者の勝ちだ!


2011年9月30日(金曜日)

のらくらしている内に9月も終わりか・・・

カテゴリー: - yamaneko @ 23時46分05秒

 昨日は午前中は立川で、夕方からは津田沼で仕事があって、一日中出づっぱり。

 くたびれた(くたびれて日記も休んじゃった)。一度家に帰ろうかと思ったけど、戻ったところで何か腰すえてできるような時間が作れるわけでなし、中央線の御茶ノ水で降りて神保町を少し歩いたりして時間を潰す。『ウェーバーとマルクス』(カール・レヴィット/未来社)と『スタンダールの復活 革命・社会・文学』(岡田直次/NHKブックス)を買う。スタンダールの本は、1830年に書かれた『赤と黒』がその後どのように受容され評価されたかをフランス社会の変容とともに理解しようとする、いわば知識社会学的な試み。こういうの好きなんだよね。

 それにしてもいかに仕事の都合とは言え、何の因果でこんな「関東プチ横断」を二週間に一回せにゃならならんのか。どんだけ移動させられてんだよ!と思って調べてみたらたかだか61km程度しかなかったというオチ。なーんだ、そんなモンなのか…。

 北海道だと道路に「札幌↑120km」とか書いてあって、3桁の距離表示は珍しくありません。普段「新宿↑1.8km」みたいなヌルイ表示を見慣れている内地の人は北海道の3桁の距離表示には相当驚くらしんですが。まあそんなわけで、60km程度はさすがに「近い」、とまでは言いませんが、しかし「そんなに遠くもないな」という感覚です。逆に、どんだけ狭いとこに人間やら建物やらが集まってんだよ関東は、というのを改めて思いますね

 ・・・何の話だっけ? まあいいや何でもw

* * * *

 今日はノートン先生の2012年度版をパソコンに投入。去年はウィルスバスターを(ちょっと安かったので)使ってみたけど、何となくイマイチに感じたのでやっぱりノートンに戻すことにした。軽い分には良かったんだけどね。細かい使い勝手がビミョーに悪くて。ただ、正直Windowsのファイヤウォール使ってフリーソフトのアンチウイルスでもアリだよね、という誘惑も感じたけども、一応製品版でウィルス対策ソフト入れましたw

* * * *

 夕方には松戸へ。

 移動中の電車の中でP・D・ジェイムズの『黒い塔』を読み切った。

 そして出先の古本屋では同じくP・D・ジェイムズの『わが職業は死』(ハヤカワ文庫)を見つけたのでソッコーで買う。昨日神保町でポケミス版も見つけたんだけど、私は実はあの版組みは苦手で(ポケミスファンに物凄い勢いで怒られそうですねw)、どっちかというと文庫版で欲しかったのでこれはラッキー。

 『皮膚の下の頭蓋骨』『策謀と欲望』を読んで、私の中で「アンチ・ミステリの作家としてのミステリ作家、P・D・ジェイムズ」という仮説ができつつあったのだけれど、『黒い塔』は比較的ストレートなミステリ小説としての解決を迎えたので、この仮説はいったん保留。それにしても『策謀と欲望』には圧倒された。他日を期してきちんとレビューを書きたい。

* * * *

 さて、明日から10月、いよいよ今年も残り4分の1です。我が家的にはいろいろと大きな予定もありますしちょっと大変かもしれませんが、とにかく頑張っていきましょう。


2011年9月27日(火曜日)

のらくら日記 9/27

カテゴリー: - yamaneko @ 22時22分43秒

 ほんのちょっと前まで暑い暑いと唸っていたのが嘘のような涼しさ。つか油断してると寒い。お皿洗いもちょっと水が冷たく感じられるようになってきた。

 * * * * 

◎本日の登録は2冊。これらの本は911以前の本ですけど、先駆的な業績ということで。
 
『情報化爆弾』 商品詳細へ

『情報化爆弾』 ポール・ヴィリリオ(産業図書)

【関連書】
『イメージとしての<帝国主義>』 商品詳細へ

『イメージとしての<帝国主義>』 柏木博・小倉利丸編著(青弓社) 


2011年9月26日(月曜日)

のらくら日記 9/26

カテゴリー: - yamaneko @ 22時36分48秒

「のらくら日記」なので毎日は更新しない。それは「のらくら」に反する。

* * * *

 午前中、サーバの利用料一年分を、ドン、と支払う。

 結構な額である。

 以前にも書いたけれど、正直自分の商売からするとオーバースペックなサーバを借りちゃったなぁ、と思う。

 でも、おかげでサーバは確かに非常に安定していて、快適である。
 トラブルへの対応も早くて、春先のサイトが吹き飛ぶほどの大トラブルの時も、迅速に応対していただけて大変ありがたかった。まあ、ある意味ではこれは「保険のようなもの」と思って、割り切っていくのがいいのだろう。

* * * *

 今夜の晩御飯は肉じゃがである。

 しかし、肉じゃがというものは、材料にこだわると、なかなかご馳走感にとんだ料理となるのを皆さんはご存知であろうか?

 たとえば、肉をわりと高めの牛肉にしてみるとか。

 私は西武の食品館にあるお肉屋さん、ここは北海道大沼産の牛肉を出してくれるのだが、そこの「お惣菜用切り落とし」というのを愛用している。他のブースのいわゆる高級肉よりはずっと安く、しかし味ではなかなか引けをとらない、コスパに優れたお肉なのである。日常的な感覚で言えば、十分「贅沢」と言っていいレベルなのだ。

 そして一緒に入れる“しらたき”もちょっと高くていいやつにしてみるとか。そしてそれをきちんと下茹でして味をなじみやすくしてみるとか。

 今日は、普段は「これはさすがに…」と思ってスルーする、たっかい蒟蒻、「五代目久米吉」作のしらたきを使ってみた。下茹でしてから食べてみたら、歯ごたえプリプリですんげー美味かったw

 
 お肉屋さんで牛の脂をもらい、その脂で少量の牛肉をカリカリになるまで炒め、味を鍋に引き出していくとか。

 これは土井善晴先生のレシピである。土井先生はこのお肉を「先駆けのお肉」と呼ぶ。250g買ってきたお肉の25gをこれに当てる。彼らは味を出すために勇躍率先お鍋に飛び込んでわが身を捨てる、いわば肉じゃがのための「決死隊」なのである。

 そして、そんなこんなしていると、ちょっとした「すき焼き」といってもいいくらいの、おいしい煮物が出来上がるのだ!!

 今、お鍋のなかでじっくりと冷まし、味を沁みこませているところである。

 煮物は一度冷めてからが美味い。女房どのが帰ってくる頃にはきっとおいしく出来上がっていることであろう。

 それまで私はブラックニッカ・クリアブレンドをチビチビ舐めながら、女房どののお帰りをのんびり待っているのであった。

* * * *

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『有事法制とアメリカの戦争続『有事法制のすべて』』 自由法曹団(新日本出版社)

【関連書】
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2011年9月24日(土曜日)

のらくら日記 9/24

カテゴリー: - yamaneko @ 23時27分01秒

 ・なんだか「のらくら日記」というタイトルが気に入ってしまったw しばらく使うことにする。

 ・今日は本当は別の本を登録するつもりでいたのだけれど、手にとって見るとカバーにたくさんの猫のツメでできた傷跡が。最悪だ。…じず子…orz

 ・ろびは我が家に来てからの7年で一度もこんなことしたことないんだけどな。

 ・ちなみに登録しようとしていたのは『言葉と戦争』(藤井貞和/大月書店)。

 ・『振り向くな君は』の第四巻を購入。残念ながらこれが最終巻。いいサッカー漫画だっただけに、早期の終了は残念。連載再開を強く期待する。

 ・今日は昼間、仕事が休みだった奥さんにホットケーキを作ってもらう。子供の夢に出てくるみたいな段々重ねのホットケーキ。美味かった。『ぐりとぐら』に出てくるホットケーキも食べてみたいね。

↓これね。
ぐりとぐらのホットケーキ

↓ちなみにこんな本もある。

『絵本からうまれたおいしいレシピ 絵本とお菓子の幸せな関係』(リンク先はAmazon)

 ・あと同じ系列の食べ物で食べてみたいのが、フランスの世界遺産、モン・サン-ミシェル修道院の門前町(って言っていいのかな海外だけど)のレストランで出してくれる巨大なオムレツ。あれ食べてみたい〜(´Д`;)

* * * *

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『アメリカはキリスト教原理主義・新保守主義にいかに乗っ取られたのか?』 スーザン・ジョージ(作品社)


2011年9月22日(木曜日)

のらくら日記。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時36分11秒

 ・仕事の用事で、今朝は早起きをして立川へ。台風の余波でダイヤが乱れており、あやうく遅刻しかける。
 
 ・電車の中ではP.D.ジェイムズの『策謀と欲望』を読む。相変わらず暗いw だが、そこがいい。
 
 ・帰りには要町のコーヒー屋さんに寄って、久しぶりにアイスコーヒー用ではない豆を買う。夏もようやく終わったかな、という感じ。今日買った豆はルワンダの豆。
 
 ・家に帰ってきて、一休みのつもりで仮眠をとる。目が覚めたら何と夜の7:30だった。なんだそりゃw もう「仮眠」ってレベルじゃねーぞwww
 
 ・一日すっかりのらくらしてしまったことに我ながらショック。気を取り直して晩飯の支度。
 
 ・インテル新監督にラニエリの報にひとしきり笑う。
 
 ・食後はさっそく今日買ってきたコーヒーを淹れてみた。なかなか好みの味。とりあえず、今日はこれで善し、かな。
 
 
 * * * *
 

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『自由を耐え忍ぶ』 商品詳細へ

『自由を耐え忍ぶ』 テッサ・モーリス・スズキ(岩波書店)


2011年9月20日(火曜日)

いろいろと、うれしいこと

カテゴリー: - yamaneko @ 23時43分41秒

 今日は本来のラインにもどって「9.11から10年」に関連する本を登録します。

 今日改めて見てみたら、アクティブな在庫が1700点を超えていた。パチパチパチ。はやく2000に届きますように。まあ、多ければいいというものではありませんが。

◎本日の登録はこちら。

『「ならず者国家」と新たな戦争』 商品詳細へ

『「ならず者国家」と新たな戦争』 ノーム・チョムスキー(荒竹出版)

 * * * * 

 先日このブログでも紹介した映画『探偵はBARにいる』ですが、めでたく公開一週間にして続編の製作が決定したそうです。私は「大泉洋」のファンであり、「東直己」のファンでもあるので、実にうれしいですね。

 うれしいといえば、最近自分のことではないけれども、うれしいことが多かった。

 まず、羽生の王位タイトル奪還! 羽生は文句なくカッコいい。なんとかあと1期、竜王のタイトルを取って永世称号での七冠も達成してほしい。ほんとに空前絶後な存在です。

 そしてずっと注目していた噺家さん、古今亭菊六さんの真打昇進決定!

 来年秋の昇進予定で、なんと29人抜き。しかし「下手な真打よりよっぽど上手い」と言われていた菊六さんですから、別に不思議はありませんけど。これできっと円菊師匠も心置きなくあの世(以下略)

 * * * *

 昨晩、カミサンと方言の話をしていて、「棒っこ」(“ぼっこ”と読む)が方言だと言われてショックを受ける。ただ単に「棒」のことなんですけど、言わない? ほんとに?


2011年9月19日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@対 T.U.A.SC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 23時48分40秒

 雷のために前半終了の時点で中止となった前節の警視庁サッカー部と城北の対戦ですが、今度10/16に再試合を行わせてもらえることとなりました。
 試合の立ち上がりに失点を喫してしまい、1点ビハインドの状況で前半を終えたわけですが、それは「なかったこと」にして、改めて80分のゲームをやらせてもらえるそうです。いや〜ぶっちゃけ「助かった(^^;」というのが本音ですねw

 * * * *

 さて、本日の対戦相手であるT.U.A.SCさんは、関東大学リーグ2部に所属している東京農大サッカー部のOBチーム。
 城北とは昨年のリーグ戦を同じブロックで戦っており、カップ戦でも対戦しております。堅い守備が印象的で、昨年のリーグ戦での対戦では、なかなかその守備をこじあけることができず、何とか鹿島が決勝点をねじ込むのに成功したのは後半もどん詰まりの36分。昇格争いに残るためにもこれ以上勝ち点を落とせなかった城北としては、居ても立ってもいられない、という展開でした。
 実際、昨年のリーグ戦での失点数は1部に昇格したFC GIOCOと並ぶ「12点」で2位(ちなみに1位は城北で7失点)となっています。大学サッカーの経験者が多いチームらしく、手堅い守備から早い攻めを狙ってくるという感じですね。

◎9/18 城北のスターティング・メンバー

 今日のスタメンで目を引くのは右サイドハーフで出場の11佐藤。これまでみたプレーぶりでは基本的に生粋の「ストライカー」タイプだと思っていただけに、このポジションでどんな動きができるのか興味深いですね。シュートのパンチ力はあるだけに、T.U.A.さんの堅守をこじ開けるにはなかなかいい配置かも。
 そして、はじめのうち13稲見は中盤に入る4-1-4-1の配置かと思って見ていましたが、どうやらずっと前線に残っている感じ。そして14ホリケンと31小島は横並びのダブルボランチというよりも、小島がどんどん前に出て行く縦の関係になっているようなので、4-1-3-2のフォーメーションと判断しました。では試合です!

 * * * *

 前半3分、リスタートの流れからボールが13稲見へ渡る。稲見はトップスピードに乗ってボールをコントロール、前方のスペースにちょん、とボールを押し出すと、DFの背後を取って一気にスプリント。裏走りキマッタ! 一気にPA内へ進入するとマークを引き付けてから右にいた9鹿島にマイナスのパス。鹿島のシュートは何とか反転して鹿島のマークについた相手DFがブロック、このこぼれ球に11佐藤が詰めて強シュートを放つも今度はGKがセーブして城北が序盤につかんだ決定機は実らず。
 この後のボールを拾ったのは14ホリケン。しかし相手のチェックを受けてボールをロストしてしまう。するとホリケンが猛然とダッシュ、ものすごいスピードでボールホルダーを追いかけ、追い抜き、そしてクリーンにボールを奪還! ワンワンガウガウ! 取られたら責任を持って取り返すワン! これは素晴らしい「猟犬」プレーでした。

 前半7分、右サイド20沢田が入れた楔のボールは相手にカットされるも、これを高い位置で13稲見が奪い返し、相手DF同士のギャップを狙ってパス。9鹿島がやわらかくトラップして慎重にコースを狙ってシュートを放つも、これはわずかにゴール枠を左にそれた。

 序盤の試合の主導権は城北。ボールホルダーに対しての寄せが早く、チャレンジ&カバーが徹底されているので、相手の攻撃の芽を早い段階で摘み取ることができており、攻守の切り替えも早い。

 そして前半27分ようやくスコアが動く。やはり高い位置で7シンペーが相手ボールをカット。フォローの位置にいた14ホリケンに落とす。ホリケンは一度相手DFに対して背中を向けてボールを隠し、相手DFの足の届かないところにボールを置きながらターン、バイタルエリアのスペースでボールを呼び込む動きをしていた13稲見へパス。このボールの動きを見て9鹿島はDFラインの裏へ動き出しを開始! この位置でこんなに時間とスペースを稲見に与えてもらえればまさに“御の字”というもの−−稲見から鹿島の足元にピタリと合わせたラストパスが通る。鹿島はこのボールを左足でトラップして右で打てる場所に置き直すと、ゴール右隅を狙って丁寧にインサイドでシュート。GKの横っ飛びを掠めてボールは鮮やかにゴールネットを揺らした。城北に待望の先制点が入る。1-0。

 ここで城北は11佐藤を下げて30村上をピッチに入れる。佐藤は早い時間での交代となったが、足をアイシングしていたとの情報もあったので故障かと思われる。オフサイドにはなったがなかなかいいアーリークロスなども右サイドから上げていただけにちょっと残念だった。

 後半32分、またしても14ホリケンのボール奪取から城北がチャンスを掴む。ホリケンが最終ラインの2望月へ戻すと、望月は自陣右サイドから前方のスペースに向かって対角線のロングフィード! この視野の広さと正確なフィードこそモッチーの持ち味(・・・いや別にシャレではなくw)。このボールに鋭く反応してDFラインの裏に飛び出したのは13稲見! 斜め後方から飛んできたボールを左足で“ビタ止め”するとワンバウンドさせてから右足を振りぬく! しかし惜しくもGKの好反応に阻まれ、弾かれたボールもポストを叩くアンラッキーで惜しくも追加点はならず。

 前半終了間際にもGK1中郷→4大島→14ホリケン→13稲見への楔からサイドへ展開、16鵜沼のオーバーラップ&左足ダイレクトクロス→9鹿島頭から飛び込む! という素晴らしい攻撃の展開があったものの、ここは惜しくも最後が合わず。結局1-0のまま前半を終了した。

 後半開始早々、相手FWに抜け出されかけたが、4大島がスライディングでカットし、事なきを得た。

 後半10分、9鹿島との接触プレーでT.U.A.の24番が傷み、担架でピッチ外へ。急遽9番の選手と交代となった。このプレーで9鹿島にイエロー。

 後半16分、30村上のドリブル勝負からファウルを誘い、右サイド深いところでFKのチャンスを得ると、7シンペーの蹴ったアウトスイングするボールにファーサイドでドカンとヘッダーを合わせたのは14ホリケン。貴重な追加点が決まってこれでスコアは2-0。

 リードを広げてからはシンプルに相手の裏を狙った攻めを続けていた城北だが、20分過ぎ頃から次第にポゼッションも向上、サイドバックもどんどん高い位置に張り出して、相手を敵陣に押し込む形となってきた。

 後半30分、敵陣中央付近で再び村上のドリブルがファウルを誘ってFKのチャンス。7シンペーはこの場面でDFとGKの間に落ちてくる絶妙のボールを配球。このボールに再びファーで飛び込んだのは14ホリケン。鋭い動き出しで完全に相手DFを振り切ったどフリーでのヘディングだった。
 その後もたびたび右サイドを崩し、20沢田が何度も良クロスを配給するも得点ならず。

 ところが後半36分、城北もさすがに前半から飛ばしてきたこともあってか、全体に運動量が低下。ボールホルダーへのプレッシャーが弱くなってきた。相手のボール回しに後手を踏むようになって、ついにDFとMFの2つのラインの真ん中でポッカリと広がってしまったスペースで相手にボールを持たれてしまう。そして守備への戻りが遅くなって人数が足りなくなっていた右サイドに展開されると、相手の10番が完全にフリー! 4大島が急いでスライドして寄せたが、一瞬早く10番がGKの頭上を抜くのを狙ったループシュートを放つ。1中郷の必死のジャンプもわずかに及ばず失点。スコアは3-1。敵ながら「さすがは10番」というシュートではあった。冷静で見事な美技。

 しかし、やられたらやり返すのが今日の城北。
 後半37分、今度はPAすぐ横で31小島のドリブル突破に対して相手DFがファウル。FKを得るとまたしても14ホリケンがファーサイドで相手DFのマークを振り切り、高い打点から豪快にヘッダーを叩き込んだ。これでホリケンは何とセットプレーだけ、しかもすべてがヘディングの得点でハットトリックを達成という快挙。

 この後、後半38分に再び右サイドを崩されてループシュートを22番に打たれて失点してしまうが、城北がリードを守って4-2で勝利。中止となった警視庁サッカー部戦を除けば城北は4連勝、リーグ戦の成績を5勝1敗1分で勝ち点を16に伸ばしたのであった。

 * * * *

 前節の試合は8/7、もうかれこれ一ヶ月以上公式戦がなかったわけで、試合勘やコンディションの面など、いろいろと不安もあったのですが、勝ち点3を取れたことを素直に喜んでいます。

 ところで長いこと城北の応援していますが、こんなにセットプレーで点を取った試合は初めてです。それに、今年はセットプレーからの得点が例年に比べても多いですね。たとえば駿台クラブ戦での4翔君のゴール、そして千歳クラブ戦での9鹿島のゴールも見事だった。やっぱりなかなか点が取れない時にセットプレーで一発決められというのは大きい。2モッチーとか14ホリケンとか、ターゲットになれる新しい選手が入ってきて、セットプレー時の選択肢が増えてきてるのが大きいのかも。そして勿論、プレースキッカーがいいんだゾ、と。ウチのシンペーはやればできる子です! (`・ω・´)シャキーン!

 ただ、やはり最後は「勝って兜の何とやら」でして、選手のみんなで「何がいけなかったか」と話し合って欲しいのは最初の失点シーン。この失点シーンでは「マークも捕まえられずスペースも埋められず」という感じで、前半はあれだけタイトに敢行できていた守備が決壊しちゃってます。点差が開いて少し緊張が緩んだ瞬間だったかもしれません。9月とは思えないような強い日差しの大変に暑い日でしたし、前半からかなりのペースで飛ばしていたしで、大いにしんどい時間帯だったのは百も承知ですが・・・でもやっぱり「得失点差」は最後の最後で勝負を決するかもしれない大変重要なファクターですから、せっかくたくさん点をとったことを無駄にしないためにも、何とか頑張って無失点でしのいで欲しかったなあ、と。・・・サポの願いはゼイタクですねスミマセン。

 でもまあとにかく、難しい相手に無事に勝利できて、ホントにホッとしてます。東京蹴球団さんが今日も勝って8連勝と、なかなか取りこぼしをしてくれませんが、私たちはとにかくもうこれ以上勝ち点を落とさずについていくしかできることはありませんから、次の南八王子サッカークラブとの試合に向けて、いい準備をしてほしいと願うばかりです。がんばりましょう!

◎リンク:T.U.A. SC戦ハイライト映像


2011年9月14日(水曜日)

映画『探偵はBARにいる』

カテゴリー: - yamaneko @ 23時48分11秒

 本日は池袋で映画『探偵はBARにいる』を観てきました。

 東直己の<ススキノ探偵>シリーズの第二作である『バーにかかってきた電話』が原作。この二作目では主人公である「探偵」(もっとも主人公は自分のことを「探偵」とはほとんど言わないのだけれど)のキャラクターも固まってきてシリーズの方向性が明確になり、悲劇的な結末も含めてシリーズ中でも評価の高い作品です。私は三作目のちょっとロス・マク風な長編『消えた少年』も好きですが、映画にするならやはりこの第二作でしょう。

 主演の大泉洋はこの「探偵」のやや場当たり的な行動と口八丁なトリックスターぶりを上手く再現してくれており、絶妙なキャスティングでした。何と言っても北海道弁ネイティブですしね。(←これは決定的に大事w)

 映画の冒頭、探偵が全速力で追っ手から逃げてくる。ここでカメラがグイッと横に倒れて走る「探偵」の姿を水平に写す。そしてハンディカメラでガンガン手ブレ。これを見て真っ先に思い出したのは深作の『仁義の墓場』冒頭、渡哲也の逃走シーン。監督・橋本一の深作作品への強い愛着が感じられたシーンでした。

 原作は結構込み入ったプロットの作品なのですが、それを切り刻んでしまうようなこともなく、大変テンポよく展開してくれるので2時間の間まったくダレがきません。
 「探偵」とその「相棒」(松田龍平)の微妙にテンポのズレた掛け合いも面白く、全体的には軽妙なタッチ。しかしストーリーの中では中心的ではない様々な人物にベテランの演技派が配置されており、その人物たちが送らざるを得なかった“どうしようもなかった過去”の厚みを感じさせる演技を見せてくれるので、単にコミカルなだけでは終わらない作品になっています。ところどころに「探偵」の内心の独白をナレーションで入れることで、原作の雰囲気も上手く引き出せているのがいいですね。松田龍平の静かで内にこもった感じの暴力性もいい感じです。

 ところで私は18の時に故郷の北海道から札幌を経ずに一気に上京してしまったので、北海道人でありながら実は「札幌」という街にはほとんど土地勘がありません。いわんや「ススキノ」をや。
 しかし探偵が聞き込みで訪れた古い平屋の市営住宅の町並みなどを見ると、「ああ、あったなぁこういう風景」と軽いノスタルジーを憶えます。
 で、その住宅の中でぶら下がっていたトウモロコシの皮で作ってある暖簾、それはまあ実に安っぽいものなのですが、「ああ、ああいうのウチにもあったなぁ、誰のウチでも一箇所くらいあれ使っているところあったよね」と思いそのことを嫁に話したら、「あんなの見たことない」と言われてしまったw

 えええ! あれって北海道ローカルな製品なの?

 これはちょっとショック。「うるかす」という言葉が北海道弁だと知った時以来のショックw

 ちなみに「うるかす」とは、対象を何かの作業のために準備として水に漬けておくことを言います。用例としては「米をうるかす」「洗濯物をうるかす」「体をうるかす」といった感じ。
 この言葉の特徴としては、「うるかし」た後に何らかの作業が行われることが前提になっていることで、単に濡らすこと、水に漬けておくこととは違います。米はその後で炊くのですし、洗濯物は洗うし、体は垢をこするのです。一度この言葉を使うと、それ以外には表現できない便利な言葉で、これが方言だったと知ってショックだったというのは、やはり北海道出身の作家・長嶋有もどっかで書いていたはずです。

 この映画でたった一つ注文があるとしたら、もーっとキツイ北海道弁の会話を入れておいて欲しかった・・・ということでしょうか。北海道弁のイントネーションとボキャブラリーを紙上で見事に再現するのは東作品の素晴らしい魅力なのです。いやホントに。あれは「内地」の人はいくら頭の中で読んだとしても再現はできないでしょうねフフフのフ。

 それはさておき、とにもかくにも「ああ面白かった」と言って映画館を出ることができる、エンターテイメントの王道的な映画になっております。私が薦めたとしても大した説得力はないでしょうが、お薦めです。ぜひ続編も期待したいところですね。


2011年9月13日(火曜日)

あるニュース

カテゴリー: - yamaneko @ 23時37分49秒

 ついさっきTBSのニュース番組で報道されていたのですが、アメリカ兵の自殺、それも無事に本国に帰還後に、自殺するケースが増加しているのだとか。

 一言で説明しちゃうと「PTSD」ってことになるのでしょうが、この言葉、概念としては便利ですが、それだけに個々の事例が持っている事情の繊細さみたいなものを削り取ってしまいますね。

 どこが任地で、どんな任務についていた兵士が多かったのか、ということなどは事後的に統計はとれるかもしれませんが、死んだ人が究極のところ何で悩んでいたのかは永遠にわからない。

 こうした状況を受けて、アメリカは今後いっそう無人機などを利用したロボットによる戦争の可能性を追求しようとするのでしょうか。あるいは、なんらかの「カウンセリング」で兵士から罪の意識や恐怖の記憶などを取り除いてさえしまえばいいのでしょうか。アメリカさんは「戦争そのものをなくそう、国民に人殺しを命じるのはもうやめよう」という発想はしないだろうから、とりあえずこういう「技術的」な解決策に到達しちゃうような気もします。

 ますます伊藤計劃の『虐殺器官』的な世界が近づいてきますね。

◎本日の登録はこちら。

『検証イラク戦争 アメリカの単独行動主義と混沌とする戦後復興 』 商品詳細へ

『検証イラク戦争 アメリカの単独行動主義と混沌とする戦後復興 』 斉藤直樹(三一書房)

 * * * *

 今日は夕方仕事の会議で池袋へ。つーか今日会議あるのほとんど忘れてたので遅刻してしまった。2時間半ほどで終了。

 今夜はレンジで温めるシュウマイと、冷奴、キャベツを塩昆布でもんだ漬物、ほうれん草と油揚げの煮浸し、わかめのい味噌汁。あっさりした晩御飯。シュウマイ美味しかった(^^)


2011年9月12日(月曜日)

今日の登録です。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時46分36秒

 本日も9.11関連の本を。

 2冊登録です。

『アメリカン・ジハード 連鎖するテロのルーツ』 商品詳細へ

『アメリカン・ジハード 連鎖するテロのルーツ』 マフムード・マムダーニ(岩波書店)

『テロの経済学 人は何故テロリストになるのか』 商品詳細へ

『テロの経済学 人は何故テロリストになるのか』 アラン・B・クルーガー(岩波書店)

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 さっきちょっと色々と書いてたんですが、書いてる途中で誤って文章を消してしまいました。書き直す気力はちょっとありませんw

 なんせ、昨晩はどうにも眠りにつくことができなくて、布団の中でじたばたしているウチに明るくなってしまい、仕方ないからそのままずーっと起きてました。かれこれ何時間くらい起きているんだろう? 今日もまだ今ひとつ眠くなってませんが、体はさすがにくたびれた感じ。横になったら「すぅ」っと眠れるのかも。


2011年9月11日(日曜日)

【911】から10年 

カテゴリー: - yamaneko @ 23時32分36秒

 9.11から今日で10年。

 今日からしばらく、1日に1点づつですが、9.11後の世界を考えるための本を登録していこうと思っています。

 今日の一冊はこちら。

『<テロル>との戦争』 商品詳細へ

 『<テロル>との戦争』【改定新装版】 西谷修(以文社)


2011年9月9日(金曜日)

昨日・今日のあれこれ

カテゴリー: - yamaneko @ 23時45分06秒

 ここ数日涼しい日が続いていただけに、今日の暑さの戻りは体に応えます。とても体が重いです。

 * * * *

 昨晩は奥さんと外食。と言っても、最近ジュンク堂のすぐそばにオープンした「ABC」という定食屋さんですが。もともと西口の立教通りで大学生御用達の店だったのがこの度池袋東口にも支店を出したんだそうで、カツカレー頼んだら予想をはるかに超えた盛りで圧倒されたw
 このお店のカレーはすごく特徴があって、色がほとんど黒に近い。そんで盛りがスゴイもんだから、カレーがカウンターから姿を現したときは“真っ黒い色の山”みたいになってて、何か向こうからすごいもんが迫ってくるんですけど何ですかあれは(゚Д゚)、って感じでした。と言っても別に「メガ盛り」みたいな訳じゃないんですけどね。
 しかも普通カツカレーのときのカレーのルーって、あんまり具が入ってないもんですが、ここのはもう煮込んだお肉の塊がゴロゴロ。カツをはじめとしたフライ類は目の前で揚げてくれるのでアツアツのサクサク。お値打ちプライスでドカンとボリューミー。池袋でお昼ご飯に迷ったらぜひどうぞ。働くあなたの味方です。

 * * * *

 そして今日は、奥さんの手術前検査のために江古田の練馬総合病院に行ってきました。

 7:30に家を出て待合室で待つことしばし。主治医の検診を受けてから、尿検査、血液検査、心電図、肺活量、レントゲンの各検査を受け、その後ふたたび主治医から入院時の注意などをうかがって、すべてが終わったのは11:00過ぎくらい。病院って待ち時間が長くて疲れますね。朝早かったし眠い眠いw

 入院は10/20、手術は翌日、そして退院は12日後の10/31の予定。

 入院時に保証金としてすこしまとまった金額を入金する必要がありますが、これは健康保険の高額医療の適応であとから返還してもらえます。国民皆保険って素晴らしい。これに反対するアメリカ人の気持ちがほんとうに理解できない。

 10/31はちょうど私の誕生日。無事に退院してくれることが最大のプレゼントになるでしょう。

 * * * *

 夕刊で遠山茂樹氏の訃報を知る。

 ・・・恥ずかしながら今までご存命でいらしたことを知らなかった。もっとずっと前に物故されていたかと思ってました。93歳だったとのこと。昔、福沢諭吉についてのの論文を書いた時にはUP選書の『福沢諭吉』をはじめとした著作にはずい分お世話になったものです。その業績を偲び、ご冥福をお祈りします。

 * * * *

◎今日の登録。

『生きる意味』 商品詳細へ

 『生きる意味』 イバン・イリイチ(藤原書店)

 今日も思想のジャンルで一冊登録しましたが、実はこれまでに思想ジャンルに登録した商品は累計で202点。現在のこのジャンルの在庫は120点。と、いうことは202打数82安打で、“打率”に直すと.405 ということになりますか。夢の4割到達!

 ・・・まあ、果たしてこれが好成績なのかどうかを、何を基準に考えればいいのかはっきりしないので、何とも言えないのですがね(^^;  


2011年9月7日(水曜日)

0907

カテゴリー: - yamaneko @ 23時41分45秒

 今日は久しぶりに我が家のヌコの写真でも(´・ω・`)

 じず子・・・
アホの子w

 我が家では「アホの子」と呼ばれておりますw
アホだw

 寝相を見ればなぜかはお分かりいただけますね(^^;
 
 
 * * * *
 
 
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『公正としての正義 再説』 商品詳細へ

 『公正としての正義 再説』 ジョン・ロールズ(岩波書店)

 最近は正義に関しての議論というとマイケル・サンデル先生がずい分取りざたされておりますが、私などが学生の頃は正義論といえばとにかくこの人、ロールズでしたね。文句つけるにせよ何にせよ、読んどかなダメだと言われたもんです。・・・読まなかったけど(゚∀゚)ヤッタァ

 サンデルもねぇ・・・私は基本的に「コミュニタリアン」って嫌いなんですよねw だから多分サンデル先生は肌に合わないと思ふの。


2011年9月6日(火曜日)

秋らしく

カテゴリー: - yamaneko @ 23時45分15秒

 今朝の東京は涼しくて実に過ごしやすかったですね。大気が一気に秋のそれに入れ替わったみたいです。これでようやく“北海道の8月で一番暑い日”、といったところでしょうかw このままずっと涼しいままでお願いしたいものです。

 * * * *

 『ドラクエ10』発売発表・・・だそうですが、開発中のプレイ動画を見ると、ややビミョーな感じですw しかもオンライン化か・・・多分やらないな(^^;

 新しいモノを出せば「こんなのドラクエじゃない」と言われ、ドラクエにこだわれば何とも古臭い代物になってしまう、という、どうにも難しい状況ですね。

 方や、今年の11月には“The Elder Scroll”シリーズの5作目、『Skyrim』が発売されます。これは私が遅まきながらやり始めて現在どっぷりとはまってしまった『オブリビオン』の後継作ですね。

 クオリティの違い、というか設計思想の根本的な違いに圧倒されます。ムービー見てマジで鳥肌立ってしまったw これがコンシューマー機でプレイできるんだから「長生きはしてみるもんだ」とつくづく思ったりして。

 * * * *

◎今日の登録はこちら。

『知の教科書 フーコー』 商品詳細へ

 『知の教科書 フーコー』  桜井哲夫(講談社)


2011年9月5日(月曜日)

廃人への道w

カテゴリー: - yamaneko @ 23時38分17秒

 もうすっかり夜更けですが、これより発送作業のため倉庫に行ってきます。

 とりあえず一冊だけ今日の分を登録。

◎今日の登録はこちら。

『ジーヴズの事件簿』P・G・ウッドハウス選集機 商品詳細へ

 『ジーヴズの事件簿』P・G・ウッドハウス選集機P・G・ウッドハウス(文藝春秋)

 * * * *

 『オブリビオン』買いました。

 やばい。これはやばい。この面白さはまぎれもなく“廃人メーカー”だw

 * * * *

 うーん、倉庫に行こうと思っていたのに雨が降ってきた・・・


2011年9月4日(日曜日)

ゲーマーの血が騒ぐ。

カテゴリー: - yamaneko @ 22時51分55秒

 今日は倉庫に登録済みの商品を入庫。自転車で倉庫まで二往復。暑かった(^^;

 * * * *

 PS3は唯一の手持ちソフトである『キャサリン』で遊んでいるが、さすがにもう一本くらい欲しい。

 で、色々物色してみたんだけど、どうやら『オブリビオン』が結構面白そうだという手ごたえを感じた。往年の『ルナティックドーン』が進化したようなシステムになっていて、ゲームの中でかなりなんでもできそう。

 私はどっちかというと、ドラクエ&FF的な一本道RPGよりもこうした自由度の高いゲームが好きなので、期待値はけっこう高め。

 * * * *

 夕方、聘珍樓の杏仁豆腐、『杏雲』を作って仕込む。粉を熱湯で溶かして牛乳と混ぜて2時間冷やすだけ。これだけでボウル一杯の杏仁豆腐が作れます。

 一応横浜中華街の名店「聘珍樓」の商品ですが、別に横浜までいかなくても近所のスーパーで普通に売ってる。安くて美味しいのでお勧めです。風呂上りにチュルンっといただこう(^^)

 * * * *

◎今日の登録はこちら。

『猿を探しに』 商品詳細へ

 『猿を探しに』柴田元幸(新書館)

 柴田さんの本は内容もさることながら、カバーがいいですよね。


2011年9月3日(土曜日)

本日のもろもろ。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時50分30秒

フリーソフト「FFFTP」が開発終了だとか。

◎Sotaの雑記「開発終了」
http://jun-sota.at.webry.info/201108/article_6.html

 ウェブサイト構築の勉強を始めた頃から、サーバーにデータをアップロードするのにはこのソフト以外使ったことがありません。FTPクライアントとしては、国内のデファクトスタンダードだったとさえ言ってもいいソフトでした。
 リンクした記事に書いてありましたが、もともと私的な利用のために作ったこのソフトがあまりにも広く支持され利用されたことで、品質についての責任や期待があまりにも大きくなってしまい、「足かせ」のように感じられたこともあるとか。
 これまでの開発のご苦労に心よりお礼をもうしあげ、その大きな貢献を讃させていただきたいと思います。
 まあ、しばらくはこれに変わるソフトはでないでしょう。私も当分は使い続けるつもりです。

* * * *

 サッカー女子代表の試合があるのをすっかり忘れていて、気がついたときはすでに後半40分だった。勝利だったようでなにより。

 おとといの男子代表の試合もテレビ(パソコンのメディアセンターだけど)つけたときはロスタイムだった。しかも吉田のゴールの後w

 でもこっちは録画してあったので今日になってから90分ちゃんと見ましたけど。全体的に、確かに攻めあぐねた感もあったけれども、ジーコが監督の時のイライラ感にくらべたら、ちゃんちゃら平気って感じでしたね。後半ロスタイムのたたみかけはすごかったw

 北朝鮮代表も、チョン・テセ、リャン・ヨンギ、アン・ヨンハッら、J育ちの選手が多くて見所が盛りだくさん。結果を知っていても面白い試合でした。さて、果たしてハーフナーはザックジャパンのビアホフになれるのか!? やっぱりああいうタイプが一枚ベンチにあると監督も采配のオプションが広がっていいでよね、とか思っちゃいます。

 * * * *

 今日はスーパーで巨峰が一房298円だったので思わず買ってしまった。おいしかった上に、たっぷり食べられて大満足(^^)

 変なお菓子をたべるよりフルーツがいいですね。実にゼイタクな気分。

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◎今日の登録はこちら。

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 『世界の半分が飢えるのはなぜ?』ジャン・ジグレール(合同出版)【再入荷です!】


2011年9月2日(金曜日)

恩師の遺徳を知る。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時16分05秒

 出先の古書店の均一棚で柄谷行人の『言葉と悲劇』(第三文明社)『ヒューモアとしての唯物論』(筑摩書房)『倫理21』(平凡社)があったので買う。『倫理21』は既読なのだけれど、自分の持っていた一冊を在庫に入れてしまっていたので、久しぶりに読みたくなったので敢えて購入。

 出た時読んだ感想としては、カント研究の専門家よりずっと面白いカントの読み直しだなーと思っていた。まあ、プロはプロゆえにこういう横断的で自由な論じ方というのはしないのだけれど。

 でも、たとえばカントの「非社交的社交性」という概念とフロイトの「死の欲動」――人間の攻撃性――とを接続させてみたりする議論を読んで、そういえばカント研究の大家でいらした濱田義文先生も、『道徳形而上学原論』の講義の最後の回で、フロイトについてかなり長い説明をしてくれたなぁ、とか思い出した。
 この「非社交的社交性」の概念には濱田先生もすごく注目していて、『世界市民的意図からの普遍史の理念』を読むゼミではその意味についてよく考えてみるよう、学生に注意を喚起していた。カントの倫理学は単なる心情倫理か、というようなこともウェーバーの『職業としての政治』における「心情倫理」と「責任倫理」の議論を踏まえて学生と討論してくださったし、イギリスの功利主義的な倫理学との関係なんかについてもわかりやすく解説してくださった。そしてアレントの『カント政治哲学講義』の翻訳をしているのも濱田先生。振り返ってみると、カントの倫理学をアクチュアルな関心から読み直すにあたっての主要な論点は、濱田先生がみんなすでに教えてくださってたんだな〜と、改めてわかる。やっぱすごかったな、濱田先生は。

 と、ここまで書いといて、カントや濱田先生の本を登録できないのは激しくクヤシイですな。アレントの『カント政治哲学の講義』もベイナーの『政治的判断力』も当店の在庫はずい分前に売れてしまったし。

 まあ、ないものは仕方がないので、今日のところは柄谷の『倫理21』をあげときます。いや、これもいい本ですよ、ホント。

『倫理21』 商品詳細へ

 『倫理21』柄谷行人(平凡社)

  


2011年9月1日(木曜日)

0901

カテゴリー: - yamaneko @ 23時52分56秒

うーむ、ものすごく久しぶりのBLOG更新となってしまった(^^;

まあここ数日、特記すべきこともなかったというのも本当なのですが。

あ、でも我が家のインターネット回線が光になったりとか、光に変えたらキャンペーンでプレステ3もらったとか、天皇杯の東京都代表は専修大学を勝たしてやりたかったとか、思い返すと色々あったのですが。

どうも一日のいろんな作業の流れの中で、うまいことBLOGを書く時間を作れなかった、というような感じです。

登録できる商品は十分あるので、どんどん上げていかなくちゃいけないのですが。

ある程度、本の脈絡や関連、みたいなものを作ってBLOGで更新しようという「色気」を出すと、本が揃うのを「待つ」感じになってしまって、更新頻度が遅くなってしまいます。そういうゼイタク言っていると、結局こんな風にポッカリ時間が過ぎてしまうのですね。

というわけで、今日からは一番手近にある本を上から順番に、特に何も考えずに登録していくことにします。

でもせっかく今日は9月1日「防災の日」なんだから、これを・・・w

『防災という名の石原慎太郎流軍事演習 「ビッグレスキュー東京2000」の深謀』 商品詳細へ

『防災という名の石原慎太郎流軍事演習 「ビッグレスキュー東京2000」の深謀』 久慈力 あけび書房

 いや〜、今でもよく憶えてますねこの日のことは。この日は知り合いがオープンした本屋さんを訪ねて、確か新座かどっかに出かけていたのですが、空をヘリがバーリバリ飛び回っていて一体何事かと思いました。2011年になってもこの人が都知事でいるとはよもや思いもしませんでしたが。

どなたか、プレステ3のいいゲーム教えてください<(_ _)>


2011年8月20日(土曜日)

ここ数日のこと。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時57分05秒

 今日は、知り合いの予備校の先生が本を処分したいとのことで、お宅に伺って引取り作業。段ボール箱で5箱分を宅急便の着払いで発送し、カートキャリー「マライヤ」に3つの箱を乗せて帰宅。

 こんな時はさすがに「自分の車があればなあ」と感じないわけでもない。免許はあるんだけど。
 しかし20ウン年前に北海道の広い道路で教習を受けてから、東京では一度も運転していない。そんな私が今運転したら、それは文字通り「走る凶器」というものでしょう。それに、教習所で観た30教程、31教程あたりのビデオの内容の恐ろしさ−−不用意な運転で死亡事故、損害賠償で一家離散、的な−−は今も忘れられないw

 でもレンタカーとか借りて、こういう機会にちょっとづつ運転の練習するのはアリかもしれないですね。実家に帰った時も運転できればいいなぁ、と思うし。さすがに70超えた父親に運転してもらうのは心苦しかったりする。

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 ここのところ読んだ本。

 『探偵はひとりぼっち』『探偵は吹雪の果てに』(東直己)『儚い羊たちの晩餐』(米澤穂信)『ヘミングウェイごっこ』(J・ホールドマン)『憲法第九条』(小林直樹)『教育と国家』(高橋哲哉)『スポーツを考える』(多木浩二)

* * * *

 今度、ウチの奥さんが手術を受けることになりました。10月の予定です。卵巣のう腫と子宮筋腫を取るのです。

 卵巣のう腫が見つかったのは、たしか7年くらい前。
 見つかった時点でわりと大きなものができていました。
 で、この大きさだと「茎捻転」(けいねんてん、と読みます)といって、できたのう腫がクルン、とひっくり返ってしまうことがあるそうです。そうなってしまうと大変な激痛があるらしく、はじめ通っていた小さなクリニックでは対応しかねると言われ、板橋のN大病院に紹介状を出してもらいました。

 ところがこのN大病院で最初に受けた組織検査がエラク野蛮−−子宮の中にまでガーゼを突っ込むらしい−−だったもので、これがこの病院に対する大きな不信感となってしまいました。はじめのうちこそ3ヶ月ごとに検査にいっていたのですが、待ち時間も長くて一日仕事になってしまうし、病院の雰囲気も何となく暗く、また呼び出しのアナウンスなども高圧的で、結局いつしか足が遠のくようになってしまいました。

 去年、奥さんが子宮とは別の病気になり、練馬にある割と大きな病院にかかりました。
 ここが施設も新しくて、なかなか感じが良かったもので、ここの婦人科で改めて診てもらってはどうかと話し合い、ようやく今年になって検査に行ってみた訳です。

 すると、以前できていた卵巣のう腫に加えて、子宮筋腫もできていました。
 しかも両方とも7センチ大くらいまで成長している、という結果でした。
 この病院の先生は、筋腫がこの大きさだと開腹手術を行うべきだろうという考えでした。

 開腹手術よりは腹腔鏡手術の方が身体へのダメージも小さいですし、日常生活への復帰も早いので、できればそちらを選択したい、というのが妻と私の希望でした。
 なので、腹腔鏡手術で定評のある大学病院でセカンドオピニオンをとって見ようかと考えていたのですが、こうした大学病院には全国から患者が集まるため、どうやら1年、1年半待ち、というのがザラみたいです。
 それでは待っている間にのう腫や筋腫がさらに大きくなってしまって、腹腔鏡での手術ができなくなる可能性もあります。実際、腹腔鏡で手術を開始しても、状況によってはそのまま開腹手術に変更する、ということもあるようなのです。
 また、腹腔鏡では筋腫の小さな芽のようなものは取り切れません。再発の可能性も高くなります。こうしたさまざまな検討の結果、奥さんは開腹手術を行うことを決断。

 手術の予定は10/21。

 2週間ほどの入院と、その後しばらく自宅で療養ということになるようです。

 ・・・いろいろ大変ですが、頑張っていきたいと思ってます。


2011年8月15日(月曜日)

今日の登録は10点。終戦記念日ですので・・・

カテゴリー: - yamaneko @ 19時26分18秒

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『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』 商品詳細へ

『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』 高橋哲哉・斎藤貴男(日本評論社)

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『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』 商品詳細へ

『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』 萱野稔人(河出書房新社)

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『この国は「国連の戦争」に参加するのか 新ガイドライン・周辺事態法批判』 商品詳細へ

『この国は「国連の戦争」に参加するのか 新ガイドライン・周辺事態法批判』 水島朝穂(高文研)

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『有事法制のすべて 戦争国家への道』 商品詳細へ

『有事法制のすべて 戦争国家への道』 自由法曹団(新日本出版)

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『日本政府よ!嘘をつくな! 自衛隊派兵・イラク日本人拉致事件の情報操作を暴く』 商品詳細へ

『日本政府よ!嘘をつくな! 自衛隊派兵・イラク日本人拉致事件の情報操作を暴く』 グローバル・ウオッチ編集(作品社)

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『きみはサンダーバードを知っているか』 商品詳細へ

『きみはサンダーバードを知っているか』 サンダーバードと法を考える会編(日本評論社)

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『憲法は誰のもの』 商品詳細へ

『憲法は誰のもの』 福島みずほ(明石出版)

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『「憲法大好き」宣言』 商品詳細へ

『「憲法大好き」宣言』 佐高信・福島瑞穂(社会思想社)

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『「日米安保」とは何か』 商品詳細へ

『「日米安保」とは何か』 藤原書店編集部編(藤原書店)

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『昭和とは何であったか』 商品詳細へ

『昭和とは何であったか』 子安宣邦(藤原書店)

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2011年8月12日(金曜日)

8/13 新着商品9点登録です。経済学関連中心。

カテゴリー: - yamaneko @ 17時57分27秒

すんごい雷が鳴ってます。

早くPCの電源落とさなきゃ(^^;;;

今日登録した本では、山下範久『現代帝国論』の中のK・ポランニーについての解説が判りやすくていいです。ポランニーの主著『大転換』が今日持ちうる射程の再測定、といった感じです。

 山下→ウォーラー→トッド、と流して他の経済学関連の本も入れたら、期せずして「藤原書店祭り」になってしまったw

 『ケインズの闘い』は実に分厚い伝記。ブルームズベリー・グループとの関連など、ケインズの経済学者<以外>の部分に興味のある私としてはとても楽しめる本です。

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『現代帝国論 人類史の中のグローバリゼーション』 商品詳細へ

『現代帝国論 人類史の中のグローバリゼーション』 山下範久(NHK出版)

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『世界システム論で読む日本』 商品詳細へ

『世界システム論で読む日本』 山下範久(講談社)【再入荷!】

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『アフター・リベラリズム 近代世界システムを支えたイデオロギーの終焉』【新版】 商品詳細へ

『アフター・リベラリズム 近代世界システムを支えたイデオロギーの終焉』【新版】 イマニュエル・ウォーラーステイン(藤原書店)

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『帝国以後 アメリカ・システムの崩壊』 商品詳細へ

『帝国以後 アメリカ・システムの崩壊』 エマニュエル・トッド(藤原書店)

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『デモクラシー以後 協調的「保護主義」の提唱』 商品詳細へ

『デモクラシー以後 協調的「保護主義」の提唱』 エマニュエル・トッド(有斐閣)

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『文明の接近 「イスラーム vs 西洋」の虚構』 商品詳細へ

『文明の接近 「イスラーム vs 西洋」の虚構』 E・トッド+Y・クルバージュ(藤原書店)

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『自由貿易は、民主主義を滅ぼす』 商品詳細へ

『自由貿易は、民主主義を滅ぼす』 エマニュエル・トッド(藤原書店)

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『金融資本主義の崩壊 市場絶対主義を超えて』 商品詳細へ

『金融資本主義の崩壊 市場絶対主義を超えて』 ロベール・ボワイエ(藤原書店)

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『ケインズの闘い 哲学・政治・経済学・芸術』 商品詳細へ

『ケインズの闘い 哲学・政治・経済学・芸術』 ジル・ドスタレール(藤原書店)


2011年8月8日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@泣く子と雷様には勝てない 対警視庁サッカー部戦

カテゴリー: - yamaneko @ 16時51分04秒

昨日行われたSPERIO城北対警視庁サッカー部の試合は、前半を終了したところで雷が激しくなってきたことから中止となりました。

一応先発メンバーはこんな感じ。
GKの先発は22石山。14ホリケンをワンボランチにした後ろの配置は先日の千歳クラブ戦と同じですが、前線は31小島をトップ下に配して9鹿島と11佐藤のツートップ。対する警視庁は中盤ボックス形の4-4-2。

 警視庁サッカー部は昨年までは都リーグ1部に所属し、13位となって2部に降格してきました。今年度は東日本大震災の発生という特殊な事情もあり、東京消防庁サッカー部などと同じく、社会活動を優先するため「昇降格の対象外」という扱いとなっています。
 小耳に挟んだところでは、たとえ部活であっても基本的に警察組織のタテ社会的な性格が反映されており、ゲームへの出場も「年功序列」が尊重されていたそうですが、2部に降格したことによって大幅にチームの若返りが行われたのだとか。ウソかホントか何ともはかりかねる話ですが、アップの時の様子などを見ていると、それもさもありそうなことに思えてきます。だって、アップの時の掛け声なんかは、サッカーのアップというより「これは何の訓練ですか」とお伺いしたくなるような感じです。
 
 試合が始まると、警視庁の厳しいプレスにさらされて城北は苦しいプレーを強いられます。
 そして前半3分、中盤から大きく開いた城北の左サイドに展開されると、オーバーラップしてきた警視庁3番のサイドバックが中央へクロス。11のFWが2望月と競り合いながらもボールに触ると、ボールは思いもかけずフワーンと大きく浮いて、そのままゴールの右隅にストン。22石山もこの思わぬボールの軌道に逆を衝かれた形となって反応できず。見ようによっては相手のトラップミスがそのまま入っちゃったややアンラッキーな失点、と言えなくもありませんが、やはりあの場所・あの位置で相手に一歩先にボールに触られるというのは危険なことなのです。

 その後も相手の強烈なフォアチェックに自陣でのパス回しもままならず、鋭い出足にセカンドボールも支配され苦しい展開。
 それでも相手のやり方に慣れてきた前半の半ば過ぎくらいからは城北も相手のプレスをかいくぐってボールを回し、チャンスも生まれ始めました。
 ところが前半26分、城北は前線でボールを失うと一気にDFラインの裏を狙ったボールを出され、警視庁のFW11番が4大島を振り切って抜け出します。11番のドリブルが少し長くなったところに2望月が上手く体を寄せてシュートコースを切り、シュートも22石山ががっちり掴んで何とか事なきを得ました。

 警視庁は、中盤でキャプテンマークを巻くボランチの8番、右サイドの10番が落ち着いて試合を作り、18番が中盤深いところから積極的に前に出てきます。前線の28番、11番は運動量が豊富で捕まえにくく、総じてフィジカルと走力に優れた選手の揃ったやっかいなチームです。

◎警視庁サッカー部フォーメーション

――28―11――
26―――――10
――18―-8――
29―――――-3
――-6―-5――
―――21―――

 中断となったこの試合をどうするかは連盟の裁定を待たなくてはなりませんが、後半だけを再試合するとなると、エネルギー満タンの状態のこの相手に、1点ビハインドの形勢から40分しか時間がないという条件でのゲームとなってしまい、城北にとっては相当厳しいことになるでしょう。
 しかし、もし仮に完全に再試合という裁定になったとしても、今のままではなかなか難しい。でも、もっと早いテンポで正確にパスを回し、相手のハイプレスをかわしていけるようになれば、城北にも勝機は見えてくるのではないかと思います。8月はこの後試合がありませんから、さらにチームの成熟度を高めていきたいですね。


2011年8月6日(土曜日)

仕事もしてます――今日の登録は西洋史ものを中心に11点!

カテゴリー: - yamaneko @ 19時51分45秒

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『叢書・歴史を拓く――『アナール』論文選4 都市空間の解剖〔新版〕』 商品詳細へ

『叢書・歴史を拓く――『アナール』論文選4 都市空間の解剖〔新版〕』 江原由美子・山崎敬一編(有斐閣)

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『身体の歴史  16-18世紀 ルネサンスから啓蒙時代まで』 商品詳細へ

『身体の歴史 16-18世紀 ルネサンスから啓蒙時代まで』 A・コルバン他監修(藤原書店)

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『キリスト教の歴史 現代をよりよく理解するために』 商品詳細へ

『キリスト教の歴史 現代をよりよく理解するために』 アラン・コルバン編(藤原書店)

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『廃棄された宇宙像 中世・ルネサンスへのプロレゴーメナ』 商品詳細へ

『廃棄された宇宙像 中世・ルネサンスへのプロレゴーメナ』 C・S・ルイス(八坂書房)

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『魔女とヨーロッパ』 商品詳細へ

『魔女とヨーロッパ』 高橋義人(岩波書店)

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『ジャスミンの魔女 新装版 南フランスの女性と呪術』 商品詳細へ

『ジャスミンの魔女 新装版 南フランスの女性と呪術』 E・ル=ロワ=ラデュリ(有斐閣)

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『ロビン・フッド 中世のアウトロー』 商品詳細へ

『ロビン・フッド 中世のアウトロー』 J・C・ホウルト(みすず書房)

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『フッガー家の時代』 商品詳細へ

『フッガー家の時代』 諸田實(有斐閣)

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『スパイス・ロード 香辛料の冒険者たち』 商品詳細へ

『スパイス・ロード 香辛料の冒険者たち』 山崎峯次郎(講談社)

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『フランス史 機|羸ぁ名紂諭 商品詳細へ

『フランス史 機|羸ぁ名紂諭 ミシュレ(藤原書店)

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『西欧言語の歴史』 商品詳細へ

『西欧言語の歴史』 アンリエット・ヴァルテール(藤原書店)

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2011年8月5日(金曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@ホリケン鮮烈デビュー! 対千歳クラブ戦

カテゴリー: - yamaneko @ 17時37分04秒

 5月15日の開幕戦こそホームスタジアムである赤スポで試合を行うことができた城北でしたが、その後は各地の試合会場を転戦する「流浪の民」状態。ホームスタジアムがないならいざしらず、立派なのがチャンとあるのに使えないこの時期は実に辛かった。しかもその間に貴重な勝ち点を落とす結果となってしまったのは、なかなかやるせないもんです。

 5/22 荒川四つ木(ダート、というか泥) 対 FC MALT’S 墨田 1-1 ドロー
 6/12 昭和公園(ダート、というか砂) 対 東京蹴球団 0-1 敗戦
 6/26 明大八幡山(人工芝) 対 駿台クラブ 10-0 勝利
 7/24 アミノバイタル(人工芝) 対 FC GANADOR 2-0 勝利

 こうして見ると、人工芝ではしっかり2勝を挙げることができたものの、ダートの荒れたグラウンドでは1敗1分、しかもたったの1得点。試合会場のコンディションが如実に成績に反映されているのがわかります。「重馬場」苦手。

 しかし、この2ヶ月以上にわたったアウェーの連戦もやっと終了。もうこんな8月の阪神タイガースみたいな思いは正直したくありません。ひさしぶりのホームゲームに心も躍ります。

 それに、私たちもこの2ヶ月という時間をただ無為に待っていた訳ではありません。
 この間、城北はクラブとして「チャレンジ150プロジェクト」という取り組みを行ってきました。
 「150」という数字は何かいな、といいますと、「お客さんの数」です。つまり、開幕戦にはスタジアムに70-80人ほどのお客様にご来場していただけたので、次のホームゲームではそれをいっちょ倍にしてみよう、というわけです。実に何ともザックリした感じですが、だがそこがいいw
 そのために、クラブのポスター掲示を赤羽や十条の商店街にお願いしてまわったり、赤羽駅で次の試合のお知らせチラシを配布したり、といった地域への地道な浸透作戦に加え、練習試合の前にキッズイベントを行って地域の子供たちとの触れ合いを深めるなど、クラブとサポーターが協働しながら、様々な広報・地域活動に挑戦してきました。
 そしてこの日の試合では、城北のスポンサーであるICEFIELD様がご提供くださったミネラルウォーターの500mlボトルを来場者にプレゼントする企画も実現。私はこのお手伝いのためにかなり早めに赤スポ入りして、ボトルを冷やすプールの準備や、各種の用具の搬入などを行っておりました。

 すると、いつしか対戦相手である千歳クラブのメンバーがピッチ集まり、車座になってミーティングをしていました。私はその様子をスタンドから見るともなしに眺めていたのですが・・・一緒に作業をしていたサポの一人があることに気づきました。何と、彼らがミーティングの材料に使っているのは、私がいつもこのブログに掲載している城北のフォーメーション図だったのです! A4サイズにプリントアウトして、クリップボードに挟んでありました。

 「こいつは中に切れ込んでシュートもあるから・・・」
 「こいつからこいつへの縦の楔に気をつけて・・・」

 とか何とか、話している内容も切れ切れながら聞こえてきます。うーむ、実に有効に利用されているなぁ。最近は丁寧に動画もつけてますしね。

 そういえば、かつて千歳クラブさんは城北とFCコリアさんとの練習試合にもビデオカメラを持ったスカウティング部隊を派遣してきたことがありました。結局この試合は諸事情あって中止になってしまい、この日はただの練習日となってしまったのですが、3人のスカウティング部隊は、城北の練習をかなり長い時間、じっくり見てから帰ったのでした。こういう周到な熱心さを持ったチームに対しては、十分なリスペクトを持って臨んでいく必要があるでしょう。
 その時の私はと言うと、せっかく遠いところを来てくれたのに試合が流れてしまったのが申し訳なく、また「赤スポに来てくださった以上は私たちの“お客さま”」なのだから、しっかりおもてなしをしなくては、という妙な使命感もあって、一生懸命になって城北の選手の特徴を説明したりしていたんですから、お人よしというか何というか。アホですね。

 東京都社会人リーグでは、相手がどんなチームでどんなサッカーをするのか、そういう情報はほとんど得られないことの方が多いですし、(自分で言うのも何ですが)城北みたいに試合ごとのレポートがある方が珍しい。私のやっていることは、相手に一方的に城北のスカウティングの資料を与えることになっているだけで、チームにとって不利なことなのではなかろうか・・・と悩んだことも実は一再ならずあります。

 しかし同時に私は信じてもいるのです。
 私がチョコチョコ何か書いたり言ったりした程度で、城北の選手たちのプレーの“底が割れる”なんてことは、決してありはしないのだということを――

第45回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第3節
2011/7/31 16:00 kick Off
対 千歳クラブ 戦
試合会場 赤羽スポーツの森公園競技場

◎城北のスターティングメンバー

 今日の城北のスターティングメンバーで目を引くのは、何と言っても東京23FCから7/19に移籍してきて、即先発出場となった「ホリケン」こと14堀河健吾選手でしょう。今日の城北はこのホリケンを中盤の底に置いた4-1-4-1のフォーメーション。
 対する千歳クラブは、もちろん北海道の千歳ではなく世田谷区を中心に活動している高校のOBチームだそうです。今期3部より昇格して、現在は3勝2分、勝ち点11でブロックの2位につけています。現在3位の城北としてはこの対決を制して東京蹴球団への追撃体制を整えたいところ。オーソドックスな中盤フラットの4-4-2の配置とお見受けしました。ただ青地のユニに赤の背番号は大そう読みにくいです。

* * * *

 序盤、自陣でしっかりブロックを作って構える千歳。ボールへの出足も良く、気合が入っている。
 それに対して城北は最終ラインから大きくサイドを変えるボールを入れて、ピッチをワイドに使った攻めを見せる。

 前半6分、千歳の右のFWがDFラインの裏を狙ったボールに反応して飛び出しかけるが、4大島が落ち着いた対応。
 その後、試合が落ち着いてくると、次第に城北のパスが回りだし始め、左右の両サイドバックも高いポジションを取って相手を押し込んでいく。ボールをロストしても、新加入の14ホリケンがいきなり存在感を発揮、球際の競り合いを制してボールを刈り取っていき、ゲームの主導権を渡さない。

 前半14分、9鹿島のボールキープから右サイドの13稲見に展開、アーリー気味のクロスはファーに流れたが、16鵜沼がよく走ってゴールラインぎりぎりでこれを拾って再びクロス、9鹿島がヘッドで小さく折り返すと、中央で待っていたのは7シンペー。スライディングしながら押し込むと、ボールは千歳DF陣の密集を際どくかわしてネットを揺らした。城北が幸先よく先制に成功。

 続けて前半20分、相手FWに楔が入ったところに14ホリケンの鋭い寄せ。ボールを奪うと7シンペーがしぶとく30村上に繋ぎカウンター。村上がドリブルでつっかけて相手DFを引き付ける。スペースに流れる9鹿島に出そうとした村上のパスは千歳DFの踵に一度はひっかかってしまうが、ここで千歳DFが痛恨のパスミス。サイドに出そうとしたボールが別のDFの足に当たって転々とゴール方向、何と鹿島の目の前に転がってしまう。南無。鹿島はこのボールをキープするとGKのダイビングもかわして、ボールを丁寧に無人のゴール右隅に「置いてきた」のであった。2-0。

 2点目の基点となったのは14ホリケンの出足の鋭いいい守備だったが、この日のホリケンは、ボールホルダーを真っ先にチェックし、豊富な運動量で危険なスペースを埋め続けてアンカーとしての役割を果たすだけでなく、相手から奪ったり最終ラインから引き出したボールをシンプルに左右に展開するなど、リンクマンとしてもいい働きを見せていた。4-1-4-1のフォーメーションは、アンカーの左右のスペース、あるいはアンカーが左右どちらかに引っ張り出された時の中央のスペースのケアが重要になるが、そこは31小島や7シンペーが適宜ポジションを下げてスペースを埋める動きをしていたようだ。中盤の選手に運動量が求められる配置といえるが、やはりそれをこなせるだけ各選手のコンディションが上がってきているのだろう。

 前半32分には再び14ホリケンの守備からチャンスが生まれる。最終ラインからボランチに入ったボールに対してホリケンが果敢にプレス。9鹿島も効果的にパスコースを切って援護する。このボランチが苦し紛れに左サイドバックにボールを下げると、これをさらに追いかけて、結局マイボールにしてしまった。さすが好きな選手は「ガットゥーゾ」というだけのことはある。まさに「猟犬」。ホリケンからこのボールを受けた13稲見はPA内を見て躊躇なくクロス。7シンペーは大きめにトラップしてDFを一人かわし、右足でシュートを放つが、これは枠を捕らえ切れず。

 38分には9鹿島の悠然たるキープから31小島が右サイドの20沢田へ開き、13稲見が沢田とのワンツーで右サイドを深く突破する。ニアを狙ったクロスにはスルスルとゴール前に進出した31小島が飛び込んで合わせるが、これもわずかにゴール枠を右に外れた。
 城北が攻守において連動性のある素晴らしい動きを見せ、2点のリードを守って前半を終えた。

 後半立ち上がり、DFラインの裏を狙った千歳のボールに2望月が対応、ボールを一旦GKの1中郷に戻すが、相手FWも寄せてきていた。ここで中郷が大きくクリアしようとしたボールが運悪く4大島に当たってしまいフィールド中央付近へ。千歳の中盤の選手(背番号は何番だったんだろう。赤い字の背番号はホント読みづらい)が出足よく反応して左足で「パチン」とダイレクトで合わせると、中郷の横っ飛びも及ばず、30数メートルはあろうかというロングシュートがゴールネットに突き刺さった。これはゴラッソ!
 この場面、相手FWがボールに寄せてきていたので、バックパスを早く前にクリアしようとした1中郷の判断は悪くなかったし、ボールがリフレクトしたと言っても決して“致命的”と言えるほどゴールに近いわけでもなかった。また、ダイレクトで撃たなければ14ホリケンの寄せが間に合ったはずで、きっとシュートは撃てなかっただろう。ここは「あの距離から」「吹かさずに」「左足」「ダイレクトで」「枠に叩き込んだ」、5拍子揃った相手のスーペルなプレーを素直に褒めるべきだろう(利き足が「左」だったら一個減らすけどw)。返す返すも素晴らしいシュートだった。

 さて、これでスコアは2-1となり、千歳クラブに俄然元気がよみがえってきたのであったが、しかしそこで相手に引導を渡すのがキングの務めというものか。後半7分、左サイドからのCKのチャンスに、9鹿島がものすごいヘッダーをぶち込んで3-1と突き放す。

 さらに続けて後半9分、またしても左サイドのCKから、7シンペーの蹴ったボールに大外で2望月が滑り込みながらボレー、一旦千歳のDFが弾いてこぼれたボールを14ホリケンが蹴りこみ、ボールをゴールネットの天井に豪快に突き刺した。4-1! ホリケン、攻守に大活躍。新加入とは思えないフィットぶりである。「クラスに転校生来た!」と思ったら「今日一日でもうクラスの人気者だった!」というぐらいのビックリ感と言ったらいいか(笑)。このCK2発はさすがにこたえたと見えて、千歳クラブの運動量はここからガクンと落ちてくる。

 城北は後半22分、前半に一枚イエローをもらっていた9鹿島を下げて11佐藤を投入。鹿島はやや物足りなそうな様子ではあったが(笑)。

 後半25分には、30村上、11佐藤と中央で細かく繋ぎ、左に開いた7シンペーへ。シンペーはPA内、左隅付近で数歩ステップしてシュートコースを作ると、思い切りよく右足を振りぬいてシュート。ボールは鋭くGKのニアを破って見事にゴールゲット。シンペー今日2点目を決めて、これでスコアは5-1。

 後半31分、30村上に替えて27岩井。
 岩井は怪我から復帰でプレーできる目処が立ったようで何より。短い時間ならジョーカーとして使っていけるだろう。途中出場ながら惜しいシュートも一本、そして後半ロスタイムにはPA内、いい位置でボールを持った岩井が倒されPKをゲット。このPKは7シンペーがきっちり決めてハットトリック達成。6-1で城北が見事な勝利を飾ったのであった。
 唯一心配だったのは、後半38分に相手選手と接触して負傷し、急遽3上田と交代した16鵜沼。試合後はちゃんと立って歩いていたので、そんなに状態はひどくはなさそうだったが・・・。

 * * * *

 勝ちました!

 これで城北はリーグ戦3連勝。しかも、この3試合で18得点を叩き出すという好調ぶりです。試合が始まる前は上の順位にいた相手ですから、しっかり勝ててとにかくホッとしたというのが本音です。
 それに、たくさんお客さんの入った試合で勝ててよかった・・・去年のFC GIOCO戦といい、今年の東京カップといい、ここの所、たくさんお客さんの入ったホームの試合で勝ててなかったものですから。“マスコットの「スペロ君」が出現すると勝てない”という、いやなジンクスも断ち切ることができましたしw

 ところで「チャレンジ150」の成果ですが、お水を配った本数などから考えて、ざっと120-130人くらいのお客様にはご来場していただけていたみたいです。きちんと計数器使って数えることも考えたんですが、ちゃんと数えてみてすごく少なかったら超凹むのでやめておきましたw まあ、そこいらはザックリでいいんです。
 さすがに150人という目標には届かなかったですが、「ポスターを見て試合を調べて来た」と言ってくださった方もいらっしゃいましたし、赤羽駅でチラシを受け取ってくださった方だな、とわかる人もいらっしゃったりと、広報活動の成果がある程度実感できたのも確かです。これからも城北が地域に根付いたクラブとして成長していけるよう、私たちも地道にやれることを続けて、お手伝いしていくつもりです。


2011年7月29日(金曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@FC GANADOR戦 第2ラウンド

カテゴリー: - yamaneko @ 23時34分06秒

 7/24の日曜日には城北対FC GANADORの試合があったんですが、その後何やかやとバタバタしているうちに、あっという間に金曜日になってしまいました。試合のレポも書いてはいるのですが、なんだかすっかりタイミングを逸してしまった感じです。でもせっかく書いたので、一応アップしておきますね。それと、試合の録画をダイジェストに編集してみましたので、そちらもあわせてどうぞお楽しみください。

第45回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック 第3節
2011/7/24 13:30 kick Off
対 FC GANADOR 戦
試合会場 アミノバイタルフィールド

◎7/24 城北のスターティングメンバー
 

 本日の対戦相手、FC GANADORは現在1勝1敗2分で勝ち点5。対戦成績を見ますと、最近の試合では5失点、4失点と大量失点している試合があるのが目を引きます。そしてスターティングメンバーには小池、清水邦正、谷口、樋上、斉藤望など、古参の城北サポには実に懐かしい名前がチラホラと。
 というのも、対戦相手のFC GANADORは、SPERIO城北の前身、城北ランシールズ時代に監督をされていた西村氏が立ち上げたクラブで、当時キャプテンだった小池選手、初代10番の豊永選手をはじめ、草創期の城北を支えた多くの選手たちが在籍しているのです。
 昨年、城北は2部に昇格してきたGANADORと対戦して0-2で敗戦。この一敗が重くのしかかり、結局は得失点差で昇格を逃す結果となりました。この時はもしかしたら、かつてのクラブの先輩と当たる難しさ、気後れ、のようなものがあったのかもしれません。しかしスペリオの選手も大きく入れ替わり、今となってはクラブの立ち上げ当初から参加している選手はDFの4大島選手だけになりました。もはや気後れはないでしょう。しっかり去年の借りを返してほしいものです。
 ところで、ちょっと小耳に挟んだのですが、GANA35番のフォワード鈴木優也選手は何と以前Fリーグのシュライカー大阪に所属していたとのこと。「元J」ならぬ「元F」ですね。Fリーグでのプレーぶりがどんなだったのかはよくわかりませんが、なんにせよ国内のトップリーグでのプレー経験のある選手がいるというのはブキミです。心してかかりましょう。

 * * * *

 キックオフ直後、クリアボールを高い位置で拾った31小島が左サイドの7シンペーに展開。7シンペーはわずかにタメを作ってから切りかえし、DF2人をかわして右足でクロス。ゴール正面で待ち構えていたのは11佐藤! 相手DFより頭一つ高い打点で合わせたヘッダーのシュートにGKは一歩も動けず。城北が試合開始45秒で見事に先制点をゲットした。佐藤はこれでシーズン3得点目。

 前半13分、20沢田が前線にロングボールをフィード。右サイドに開いた31小島がシンプルにワンタッチで落として13稲見とワンツー、そして中央の7シンペーへ。フリーだー! シンペーはボールをコントロールしてからペナルティアーク付近でミドルシュート!しかしGANAのGK山本が横っ飛びでボールを枠外に弾き出す。

 トップ下に入った鹿島は、高いキープ力を活かして周囲の攻め上がりを促すとともに、自らフィニッシュに絡むなど正にフィールドの中央に君臨。そして同じく重要な働きをしていたのが31小島。後ろに守備力の高い2望月がアンカーとしてどっしりと構えていてくれることもあって、後顧の憂いなくガンガン前に上がって相手にプレッシャーをかけると、高い位置でボールを奪って攻撃の基点となっていた。将棋でたとえると、飛車角の大駒二枚が盤上中央で縦横無尽に“利いている”感じか。そこに7シンペー、13稲見、そして11佐藤がからんでくるとなると、まさに<飛角銀桂、攻め駒が躍動する理想形>というやつである。この後も城北は次々とチャンスを量産していく。

 前半23分、ゴール前での9鹿島のポストプレーに左サイドから走りこんできた31小島が強烈なシュートを放つも相手GKが見事なセーブ。

 前半27分には31小島の積極的な守備から高い位置でボール奪取し、DFラインの裏へスルーパス。これに反応した9鹿島が左サイドのやや角度のないところからゴール右隅を狙ったコントロールショットを試みるも枠外。

 前半30分、相手陣内でねちっこくボールをつないで波状攻撃、最後は16鵜沼の左サイドからのクロスに9鹿島が飛び込み頭で合わせるが、シュートはわずかに枠外へ。チャンスは実にたくさん作ることができているものの、結局追加点を奪えず1-0のまま前半を終了した。

 城北は後半頭から先制ゴールの11佐藤に替えて30村上を投入。佐藤は軽い負傷があった模様。30村上は左サイドのポジションに入り、7シンペーが左サイドからトップ下へスライド、9鹿島が一列上がってワントップに上がる。GANAもメンバー交代、ランシールズ時代にはフォワードやサイドの選手として活躍したGANA7高柳が入る。これもまた懐かしい。

 後半開始直後、再び城北がチャンスを得る。9鹿島が柔らかいポストプレーで落としたボールを受けた31小島が相手の高いDFラインの裏にロングボール。このボールを右サイドから回り込むように走りこんできた13稲見が抑え、そのままトップスピードでPA内に進入。相手DFのタックルを受けて倒された(と思えた)が、ここでホイッスルは鳴らず。その後、城北のボール回しをGANAがファウルで止める場面が多くなる。

 後半6分、GANAの反撃。中央でボールを持って前を向いた8谷口が左サイドに展開、これは一旦20沢田がカットするが、GANA35鈴木がチェックに入ってボールを奪い返すとドリブルで強引に中に切れ込んでから右足でシュート。しかしこれは22石山がセーブ。

 後半9分、連動したプレスから2望月がボールを奪い7シンペーへ。7シンペーは右サイドに開いた31小島にダイレクトで繋ぐ。すると小島はゴール前に向かって躊躇なくアーリークロス。早くて低いクロスボールがアウトスイングしながら鋭く弧を描く。ファーサイドでこのボールに走りこんでくるのは9鹿島! キーパーの動きの逆を狙って丁寧にヘッダーのシュートを放ったが、ボールは惜しくもゴール枠を右へ外れてしまう。さすがにこの逸機にはベンチの吉見監督も頭を抱えたのがスタンドからも見て取れた。
 
 さらに後半10分には2望月のロングフィードから9鹿島が絶好のシュートチャンスを迎えるも、GKのファインセーブに阻まれ得点できない。

 こうして得点機を逸し続けていると、得てして手痛いしっぺ返しを受けるということは、もう改めて学ぶまでもなくさんざ骨身に染みていること。後半17分、この試合最大のピンチが訪れる。ゴールキックをキープしたGANA35鈴木に城北陣内右サイドで基点を作られるとGANA29清水に繋げられ、一旦は4大島の対応で流れは切ったものの、その後スローインのリスタートから7高柳にクロスを上げるのを許してしまい、ファーサイドで完全にフリーになっていたGANA11斉藤にダイレクトボレーを打たれてしまう。ワンチャンスで完全に崩されて、火の出るような強烈なシュートが城北ゴールを襲う。思わず目をつぶりたくなるような場面だったが、ここはさすがの石山、素晴らしい反応ではじき出し、ゴールを守りきった。

 その後、城北は何度も決定的な場面を迎えながら、9鹿島のシュートはサイドネットだったりオフサイドだったりで、相手の息の根を止めることができない。

 後半28分。22石山のゴールキックを9鹿島がポストに入って右サイドの30村上へ。DFラインの裏を狙った村上のパスは一度相手にひっかかったが、それを中央で拾った7シンペーから再び村上、そして左サイドの13稲見へ。稲見はこのパスを右足アウトサイドでエンジェルタッチの素敵なトラップ、わずかに数歩ステップしてシュートコースを作ると思い切りよく右足を振りぬく! ここまで幾度となく好セーブを見せてきたGANAのGKだったが、手前でバウンドしたこのシュートはキャッチしきれず前にはじくのが精一杯。そこに抜け目なく詰めてゴールに押し込んだのは俺たちのキング9鹿島。ついに試合の趨勢を決定付ける追加点をもぎ取ることに成功した。これでスコアは2-0。粘り強くボールを繋いで攻め続けた城北の攻撃がついに実った瞬間であった。

 しかし、その後GANA7高柳にクロスバー直撃のフリーキックを撃たれたり、終了間際にコーナーキックのピンチを作られたりと、試合のクローズの仕方にはやや注文をつけたくなるところはあったものの、なんとか無事に相手にゴールを許さないまま試合終了のホイッスルを迎えることができた。GANADORに対する去年の借りも、キッチリ同じスコアで返すことに成功。できれば倍返ししてあげたかったのだけれど。まあ贅沢は言うまい。得点差は2点だったが、ゲーム内容は素晴らしく、とても充実していた。 
 城北はこれが今シーズン初の連勝。そして二試合連続の無失点勝利である。相手の放り込んでくるロングボールは23小泉が見事に迎撃して空中戦の強さを見せつけ、スピードのある鈴木と清水邦のツートップに対しても4大島が最後まで集中を切らさず、決定的な仕事はほとんどさせなかった。最終ラインのがんばりに加え、前線からの組織的な守備が機能していたことが攻守両面に大きな効果をもたらしていたと言えるだろう。東蹴戦、なすすべもなく敗れたのと同じチームとは正直思えないほどである。

 * * * *

 さあ、次節はいよいよ久しぶりの赤スポでのホームゲームです!

 チーム全体のコンディションは良好、パフォーマンスも上向き。今の状態なら、集まってくれたお客さんにも十分楽しんでもらえる内容のゲームを見せられるのではないだろうかと、心中大いに期するものがあるワタクシです。みなさん、7/31日は赤スポで16:00キックオフです。スタッフ、サポーター一同、たくさんの方のご来場を心よりお待ちしております。


2011年7月27日(水曜日)

お祝い。

カテゴリー: - yamaneko @ 19時17分34秒

 今夜は奥さんのムニャ十ムニャ歳の誕生日です。

 大したプレゼントは用意していないのですが、シャンパンを買ってきました。よく冷やして、ささやかにお祝いしたいと思います。


2011年7月20日(水曜日)

食費について。そして本日の登録3点

カテゴリー: - yamaneko @ 23時10分49秒

 今夜の東京は久しぶりに涼しく、すごしやすいです。台風が接近しているおかげなのですが、この台風のために各地でずい分被害も出ているようなので、涼しいとよろこんでばかりもいられない。
 とは言え連日の寝苦しい夜を一晩だけでも逃れられるのは、やはりありがたいのでありました。このヒンヤリした空気は北海道の実家を思い出します。

 * * * *

 我が家の今夜の晩御飯はスルメイカの一夜干しと、サツマイモを出汁と砂糖で甘く煮付けたもの。昨日の晩に作ったナスの味噌炒め。これは細かくちぎった紫蘇がまぶしてあって、その香りが上品でとてもおいしい。小松菜と油揚げのお味噌汁に、雑穀を混ぜたご飯。箸休めに昆布と椎茸の佃煮。自分で作っておいて何だが、とてもおいしかったです。あ、佃煮は自分で作ってないけどね。

 我が家は収入に比して、食べ物では贅沢しています。ちょっと分不相応に高い材料を買っている、と言えなくもありません。よしながふみの『きのう何食べた?』なんか読むと、二人暮らしで食費の予算は一ヶ月2万5000円。しかもそれでシロさんはそこから「8000円浮かせた!」と言って自分の手腕に感動していたりするのだから、まったく恐れ入ってしまいます。当家ではなかなか3万円を切ることも難しい。お菓子を買いすぎ、という話もあるのですが(笑)

 まあ他のものには大してお金も使っていないのだから、これでご飯まで貧しかったら生きている甲斐もない、という気がしてくるので、この点については自分を多めに見ることにしています。

 では、本日の登録は3点だけ。特に日記の内容とは関係ありませんが、どうぞよろしくお願いします。 

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『ジェンダーと社会理論』 商品詳細へ

『ジェンダーと社会理論』 江原由美子・山崎敬一編(有斐閣)

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『働く/働かない/フェミニズム 家事労働と賃労働の呪縛?!』 商品詳細へ

『働く/働かない/フェミニズム 家事労働と賃労働の呪縛?!』 小倉利丸・大橋由香子(青弓社)

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『ワークライフバランス社会へ』 商品詳細へ

『ワークライフバランス社会へ』 大沢真知子(岩波書店)


2011年7月18日(月曜日)

世界のほまれ

カテゴリー: - yamaneko @ 23時36分18秒

 サッカー女子代表ワールドカップ優勝!

 本当に本当に、久しぶりに心の底から喜べる出来事でした。

 澤のアニキカッコよすぎ。

澤穂希!

 釜本とカズさんを足して2をかけると澤になる、って感じでしょうか。まさにLiving Legendです。やることなすこと神話的。

 延長後半のCKの場面、あの鋭いボールをアウトサイドで合わせて後ろに飛ばすとか信じられない。

 澤と宮間は、往年の釜本・杉山コンビに匹敵する伝説になった気がする。


2011年7月17日(日曜日)

暑さと悲しさでタイトルなんて思いつかない。

カテゴリー: - yamaneko @ 21時51分53秒

 本日は論理学やら言語哲学やらの本をあ7冊登録。当人はロジカルなところなど薬にしたくてもありませんが。

 本当は、これらの本と一緒に『ウィトゲンシュタイン全集』(大修館書店)の第8巻、第10巻も登録するつもりだったのですが、いざ作業しようと取り出してみると、本体の背にカビでダメージが・・・うう(涙)。なんてもったいない。痛恨の一事です。

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『論理学の方法』 商品詳細へ

『論理学の方法』 W.v.o.クワイン(岩波書店)

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『現代哲学基本論文集機 商品詳細へ

『現代哲学基本論文集機 坂本百大編(勁草書房)

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『言語哲学大全機 商品詳細へ

『言語哲学大全機 飯田隆(勁草書房)

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『行為と規範』 商品詳細へ

『行為と規範』 黒田亘(勁草書房)

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『言語と世界 現象学から構造の哲学へ』 商品詳細へ

『言語と世界 現象学から構造の哲学へ』 田島節夫(勁草書房)

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『論理学の初歩』 商品詳細へ

『論理学の初歩』 大貫義久・白根裕里枝・菅沢龍文・中釜浩一(梓出版会)

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『はじめて考えるときのように』 商品詳細へ

『はじめて考えるときのように』 野矢茂樹(PHP研究所)

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2011年7月14日(木曜日)

エラーの原因がわかった。

カテゴリー: - yamaneko @ 18時52分28秒

 Firefox系、あるいはGoogle Chrome系のブラウザで当サイトをご覧の皆様、時々「Status:error」というポップアップが出てきているのではないかと思います。

 何が原因で出るエラーなのか、はじめのうちはわからなかったのですが、どうやら、左メニューの「ショッピングカート」と「カテゴリ一覧」のブロックが“please wait…”というメッセージを出している間にページを移動しようとすると、このエラーメッセージが発せられる模様です(エクスプローラーだと出ないようです)。

 ページを移動する際に、一呼吸おいて左メニューが完全に表示されるのを待っていただければ、このエラーメッセージはでないはずです。ですが、表示されるまで結構時間がかかったりもするし、何とも煩わしい話ですよね。これはZen-cart on XOOPSの作成・配布元で早めに対応してくれるとありがたいのですが・・・さすがに自力では直せません(^^;

 * * * *

 とりあえず、今日も商品登録しました。3冊だけですが。思想史と、文化史ですね。
 『十二支物語』は稀代の碩学、『大漢和辞典』の編纂者、諸橋轍次氏のあふれ出るような学識を堪能できる一冊。それでいて、わからないことには「わからない」ときっぱり書くところがまた、知的廉直が貫かれていて、真摯に学問に臨む姿勢に深く感動する。『大漢和辞典』欲しいなぁ。
 『日本人の法観念 西洋的法観念との比較』は、『ヨーロッパ法史入門』(クヌート・W・ネル/東京大学出版会)と合わせてどうぞ。
 
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『日本思想史入門』 商品詳細へ

『日本思想史入門』 野口武彦(筑摩書房)

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『日本人の法観念』 商品詳細へ

『日本人の法観念』 大木雅夫(東京大学出版会)

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『十二支物語』 商品詳細へ

『十二支物語』 諸橋轍次(大修館書店)

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2011年7月13日(水曜日)

夏の日に奇跡はあるか?

カテゴリー: - yamaneko @ 18時27分38秒

 梅雨があけてからこっち、もう殺人的に暑い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。毎日洗濯ができて、結構気分はよかったりしますけど。今日はろびの目のまわりを拭くためのホウ酸水を作ってあげました。

 さて先日も書きましたが、当家ではここ数年、昼間の間はエアコンを入れない暮らしをしています。「慣れ」とは恐ろしいもので、エアコンの効いた部屋に長いこといると、かえっててきめんに体調が悪くなるような体になってしまいました。

 かといって、あんまり暑い部屋の中で仕事をしていては、本当に熱中症にならないとも限りません。まあ大丈夫だろう・・・とは思っているのですが。

 ただ、やはり万が一、ということもあります。

 水分をマメにとったり、濡れタオルで体を拭いて冷やしたり、それなりに冷却対策はしているつもりです。しかしそれでも倒れてしまったら。

 ウチの猫たちはその緊急事態に気づいて、119番に電話をかけてくれるだろうか。

 じずは、私たちが寝ている間に机の上を歩き回ってめちゃくちゃにダイヤルボタンを押した後で、発信してしまことがたまにあるのですが・・・

 救急:「はい、こちら救急です。」
 
 ヌコ:「にゃー」
  
 救急:「どうしましたー?」

 ヌコ:「にゃーん、にゃーん」

 救急:「大丈夫ですかー?」

 ヌコ:「にゃー」

 救急:「・・・いたずらだな。」ガチャ

 ヌコ:「にゃー!にゃー!にゃー!」

 仮に奇跡が起こって電話をかけられたとしても、こうなるのがオチですね。何という無駄な奇跡w

 まあ、いいです。

 * * * *

今日は久しぶりに登録作業ができました。

文化史的な感じの本を7冊登録です。どうぞよろしくお願いします。

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『子どものための文化史』 商品詳細へ

『子どものための文化史』 ヴァルター・ベンヤミン (晶文社)

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『王権の修辞学 フランス王の演出装置を読む』 商品詳細へ

『王権の修辞学 フランス王の演出装置を読む』 今村真介 (講談社)

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『ブルジョワと革命 フランス近代・社会と文学』 商品詳細へ

『ブルジョワと革命 フランス近代・社会と文学』 浜田 泉(成文堂)

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『メディア都市パリ』 商品詳細へ

『メディア都市パリ』 山田登世子(青土社)

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『有名人の法則』 商品詳細へ

『有名人の法則』 山田登世子(河出書房新社)

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『ねじとねじ回し この千年で最高の発明品をめぐる物語』 商品詳細へ

『ねじとねじ回し この千年で最高の発明品をめぐる物語』 ヴィトルト・リプチンスキ(早川書房)

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『文化史のなかのマーラー』 商品詳細へ

『文化史のなかのマーラー』 渡辺裕(筑摩書房)

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2011年7月10日(日曜日)

マシン・トラブルは続くよ。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時56分38秒

 昨日は登録作業をしようと思っていたものの、思わぬPCのトラブルがあって、その解消のためにエライ時間がかかってしまった。

 新しいノートPCを勝ってから、ルータを使ってプリンタを複数のパソコンで共有する設定にしていたのだけど、ノートPCから印刷ができていないことが判明。

 使っているルータはロジテックのLAN-W300N/DR。

 これは無線LANルータでありながら、プリントサーバとしても利用できるという一石二鳥でお手軽なパーツなのですが、プリントの命令を出してもデータがプリンタに飛んでない模様。なんでだ〜、とネットで調べること小一時間。

 どうやらファイアウォールで例外設定をしてアクセスを許可してやらないといけないらしいということがわかる。

 今我が家ではウィルスバスターを使っているけど、2011年版のウィルスバスターはファイアウォールは実装していない。
 なので、Windowsのファイアウォールの方で例外設定をしてやらなくちゃいけないらしい。でも念のため、ウィルスバスターでもロジテックの「USB機器管理ソフト」のプログラムを例外設定にしておく。

 で、ウィンドウズの方でも例外設定をしてあって、USB機器管理ソフトの表示するステータスも「使用できます」となっているのに、それでもどうしてもデータが飛ばない。またしても「なんでだ〜」と調べること小一時間。

 どうやらステータスは「使用できます」ではなく「あなたが使用中です」にならないといけないらしい。でも、何度USB機器(つまりプリンタね)に接続しようとソフトの「接続」ボタンを押しても、どうしてもステータスが「あなたが使用中です」に変わらない。三度調べること小一時間。

 どうやらポート番号19450というのを、TCP/UDP、ともに開放しないといかんらしいということがわかる。
 でもこれは管理ソフトのインストールの時に「例外設定しますか?」と訊かれた時に「はい」と答えれば開放されているはずなのだが・・・だってそうマニュアルに書いてあるし。

 でも念のためということもあるし、もうそれ以外にできる対策もないので、ポートの送受信を手動設定で開放する。すると・・・

 ステータスが「あなたが使用中です」になった! 印刷データも飛んだ! 直った〜!

 ・・・もうヘトヘトです。

 でもロジテックのルータ使ってうまいことプリンタ出力ができなくて困っている方は、四の五の言わずにポート開放を手動で設定すれば大丈夫だと思います。


2011年7月8日(金曜日)

掃除。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時00分12秒

 いろいろとタイトな締め切りだった仕事が片付いたので、久しぶりに部屋の掃除をする。

 と言ってもまあ「このくらいは毎日やれよ」って程度の掃除ではあるのだけれど。

 古新聞まとめたり、本を積みなおしたり、掃除機かけたり洗濯したり。

 昨日古新聞をゴミに出せなかったのはイタかった。町内会の回収日を確認しておくことにしよう。

 多少日が傾いてから掃除を始めたのだけれど、汗みどろになってしまった。途中、自分で冷たいカルピスを作って休憩。ウマいねぇ。日本の夏はやっぱり麦茶かカルピスです。

 明日はようやく登録作業できそうです。サイトがぶっ壊れてからホント久しぶり。できるときにどんどんやらないとね。


2011年7月7日(木曜日)

七夕のよしなし事。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時39分31秒

 仕事の都合で午前中に立川まで遠出。眠い。

 帰りに池袋のジュンク堂へ。米澤穂信『さよなら妖精』(創元推理文庫)を買う。

 ふと気になってハヤカワ文庫の棚に行って確かめてみると、何と、P・D・ジェイムズの本で現在生きているのは“コーデリア・グレイ”シリーズの二冊のみで、“ダルグリッシュ警視”ものが全て版元品切れになっているという、驚愕の事実を知る。

 P・D・ジェイムズの作品としたら“ダルグリッシュ警視”の作品群が本筋のはずなのだが…結局「キャラの立ってる」作品の方が受けるということか。

* * * *

 その後、奥さんと一緒に池袋の丸亀製麺でうどんを食べる。冷やしかけうどんとイカ天。

 本日は各所の古書店をめぐり、以下を購入。

P・K・ディック『マイノリティ・リポート ディック作品集』(ハヤカワ文庫)
P・K・ディック『死の迷路』(創元推理文庫)
コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ最後のあいさつ』(創元推理文庫)
山田風太郎『夜よりほかに聴くものもなし――山田風太郎傑作大全8』(廣済堂文庫)
山田風太郎『棺の中の悦楽』(講談社大衆文学館文庫コレクション)
都築道夫『死体置場の舞踏会』(光文社文庫)
瀧川政次郎『長谷川平蔵 その生涯と人足寄場』(中公文庫)

加部究『大和魂のモダンサッカー クラマーとともに戦った日本代表の物語』(双葉社)
竹澤哲『ジンガ:ブラジリアンフットボールの魅力』(Petit)

 サッカーの本は、なるべく早くお店に投下します。


2011年7月6日(水曜日)

『皮膚の下の頭蓋骨』

カテゴリー: - yamaneko @ 23時48分25秒

P・D・ジェイムズ『皮膚の下の頭蓋骨』(ハヤカワ文庫)読了。

読後に、"A man can be destroyed but not defeated."(人を打ちのめすことはできても、敗北させることはできない)というヘミングウェイの言葉を思い出した。

この作品の核心にあるのは、トリックでもパズルでもなく、まぎれもなくハードボイルド・マインドだ。

巻末の山口雅也氏の解説も簡にして要を得た的確なもの。勉強になった。
 


2011年7月5日(火曜日)

[無題]

カテゴリー: - yamaneko @ 23時47分31秒

 暑いですねぇ。

 我が家のネコもこんなになっておるわけですがw

 私自身はここ数年、なるべく夏でもエアコンを入れずに過ごすようにしてきていましたから、「節電」といっても別段普段と変わることはありません。

 しかしそれは別に暑さを感じないということではない。暑いもんは暑いです。

 ただ、エアコンの効いた室内にいる方が逆に身体にしんどいような気もしています。年なんですかね?

 そして暑い中分厚い文庫本、『皮膚の下の頭蓋骨』(P・D・ジェイムズ/ハヤカワ文庫)を読んでいます。“コーデリア”はやはり相変わらずチャーミングです…。


2011年7月3日(日曜日)

猫たちも元気です。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時48分56秒

我が家の猫たちの画像を上げるのも久しぶりです。

↑アホの子っぷり全開で寝そべるじず子さん。

↑これはちょっと前の写真ですが。今は暑いのでもうくっつきませんw


2011年7月2日(土曜日)

やまねこ書店、営業再開しました

カテゴリー: - yamaneko @ 23時44分57秒

 う〜、4月に諸般の事情から一旦サイトを閉鎖しまして、その後復旧するのにまるまる3ヶ月もかかってしまいました。まったくやれやれです。

 本当のところは、まだイロイロと直さなきゃいけない部分とかたくさんあるのですが、そんなこと言っているといつまでたっても再開できないので、見切り発車でオープンしちゃいます。お買い物にご利用いただく基幹のシステム部分については問題なく作動するはずです。

 サイトの外見についてはほとんど変わってません、てか、変えてません。割と気に入っているのです、このデザイン。

 それと、今回のリニューアルに際して、これまで代金をいただいてから商品を発送していたのを、<商品先出し>にして代金は後納していただくことにしました。やっぱり「欲しい!」と思った時にすぐ手に入れていただけるように、こちらで便宜を払うことがサービスだろうな、と今更ながらに思った次第。

 あらためまして、どうぞこれからも「やまねこ書店」をどうぞよろしくお願いいたします。


2011年4月6日(水曜日)

亡きパソコンのためのパヴァーヌ

カテゴリー: - yamaneko @ 23時46分49秒

 ようやく先日再発注したノートPCが届きました!

 いや〜、やっと、と言うべきか、ついに、というべきか。

 パソコンを新調しようと決心して一旦DELL社に発注したのが3月7日。

 その後あの震災。

 ある程度の遅れもやむなしと覚悟し、そして実際大幅に納期が遅れたのだけれど、さすがにあまりに遅いと思いサポートに問い合わせをしてみると、その遅れの原因が実は地震とは全っ然関係のないことだったとわかり、DELL社への不信感がゴゴゴゴ。

 速攻で注文をキャンセルし、アキバのショップブランドのノートPCに変更。

 実はこちらも最初に提示された納期からは4日ほど遅くなっていて、「予定納期が一番早いからここを選んだのに〜」と思いながらヤキモキ。注文状況のトレースで確認すると、PCの組み上げ完了から動作確認までに時間がかかっていたようでした(土日を挟んだからかも)。

 まあ何にせよ、結局ほぼ決意してから一月弱かかってようやくパソコンが手に入ったわけですが、いや〜、パソコン買うのってこんなに大変だったっけ? 完成品のパソコン買うのなんてかれこれ15年ぶりですよw

 そういえば思い返せばワタクシがまだ高校一年生のみぎり、入学祝にと初めてパソコンを買ってもらった時には、注文から実際に手に届くまで3ヶ月ちかく待たされた思い出が…あの時買ってもらったのは「PC8801-MK供廚任靴(ここ重要)

 いいですか?

 そもそもPC8801MK兇糧売は1983年11月です。

 私が発注したのは入学祝ですから当然1984年の4月です。

 ね?バリバリの新型機種じゃありませんか。そして納品に3ヶ月かかったわけですから、私の手がはじめてこのパソコンに触れたのはもう7月。

 …お察しのいい方ならお分かりいただけますね?

 翌1985年1月、大幅に性能のアップした「PC-8801MKSR」発売。

 要するにですよ、私が待って待って待ちに待って、ようやく手に入れた夢のパソコンは、手にしてわずか半年で「型落ち」モデルになってしまったのです。

 ただ単に型番に「SR」がつくだけのマイナーチェンジじゃないの?ですって? ノンノンノン、モ・ナミ、両者の機能の違いを一言で表すなら、そう、ズバリ、ファミコンとプレイステーションくらい違うのですよこれが!

 演算能力。画像処理速度。豊かな色彩と音楽の表現力。

 …両者の間の性能差は、まさに決定的とも言えるものでした。

 そして「SR」の高度な能力を利用して次々と「SR専用」のソフトが開発されていったのです。そうして「PC-8801MKSR」は、ゲーム&ホビーPCとして磐石たる地位を築き、偉大なる名機として日本パソコン史に燦然とその名を輝かしているのです。

 一方、私のような無印のMK競罅璽供爾呂噺世┐弌FM7ユーザーやX1ユーザーたちから浴びせられる「優越感に満ちた慰めの言葉」の屈辱に耐えながら、BEEP音を加工した珍妙なBGMで『ザナドゥ』をプレイし、あるいはBGMや効果音なしで『テグザー』をプレイしていたのです。

 その姿はまるで棄民。そう、私たちはNECに騙され、打ち捨てられたのだああーーーーっ!

 こ・の・ウ・ラ・ミ・は・ら・さ・で・お・く・べ・き・か!!!

 ・・・まあ、当時は今ほどパソコンの新機種についての先行情報が豊富に発信されていはいませんでしたし、CPUやチップセットのロードマップ何てものも当然ながら存在しないわけです。そもそも当時のパソコン市場は、今と違って毎年新しいモデルが投入されるような市場ではありませんでしたしね。
 そして、今のパソコンはOSが統一されていてどこのメーカーのパソコンを買ってもたいした違いはありませんが、あの当時は各メーカーがそれぞれ独自のOS(って言っていいのかな)でブランドを打ち出していたので、どのメーカーを選択するかはいわばある種の「信仰告白」的な趣もあったのです。
 私も田舎の中学生なりにがんばって情報収集して、「I/O」読んだり「ベーマガ」読んだり、札幌にいけば必ずツクモ電気に行ってせっせとカタログ集めてきたりと、涙ぐましい努力をしたつもりですが、よもや発売からわずか1年で新型が発表されるとは…私はむしろ「8801」というブランドの将来性と可能性を信じていたのですよ。その予測は確かに半分は当たっていて、半分は外れたことになるわけですが、そしてその半分のはずれがまったく「致命的」だったわけで。

 しかしともかく、いまだにこんな昔のことを持ち出してグチグチ言うほどその恨みは骨髄に徹している訳でして、私はそれ以降「アンチNEC」の立場を一貫しておるのでありましたw


2011年3月31日(木曜日)

『クラシコ』

カテゴリー: - yamaneko @ 23時58分15秒

 今日は池袋で城北サポのkobasongさんと一緒に映画『クラシコ』観てきました!

 地域リーグのサポのあり方というものについてイロイロと啓発され、考えさせられもする映画でした。

 応援しているクラブを持っている人なら掛け値なしに面白く感じられる映画でしょう。

 明日の上映では、終了後にサッカーライターの宇都宮徹壱氏と湯浅健二氏による対談企画もありますので、明日行ける人はお得です。ちなみに応援しているクラブのグッズを提示すると300円割引にしてくれます!

 いやー、しかし誰か今年の東京1部リーグを映画にしてくれませんかね・・・。なかなか面白い戦国リーグなんですがw

 信州ダービーをテーマにした「クラシコ」が都内2ヶ所で上映中(TOKYO FOOTBALL.com)


2011年3月28日(月曜日)

今日のドタバタなど

カテゴリー: - yamaneko @ 23時49分23秒

 先日、お米がなくなりつつある、ということを書きましたが、

 何と、宮城県登米市の産直農家さんが

 営 業 を 再 開 し て ま し た ! !

 ブログを読みますと、3/23には震災前に入っていた注文分を発送したそうで、あたらしい注文も受け付けてくれました。

 玄米30Kgポチッたら、何と二日後に届いた。早え〜!

 ありがとう登米市、そしてありがとう佐川急便。

 お米の算段がついたので、豚キムチなどという「これでもかっ!」というほどご飯の進むおかずを作っちゃいました(^^)

 私たちがお世話になっている農家さんはこちら。プロレス団体ではありませんよw ⇒ 有限会社N.O.A(エヌ.オー.エー)

 東北支援の一環にもなることですし、ご利用してみてはいかがでしょう。我が家ではササニシキ、ひとめぼれ、まなむすめ、と各種食べてみましたが、どれもそれぞれに美味しいです。 特に「まなむすめ」は安くて美味しくて大変お得なお米です。

 * * * *

 と、お米は順調に買えたのですが、3/7にDELLに発注したノートPCが届かない!

 私の商品配送ステータスは、3/14に製造終了、工場から出荷が行なわれて、今は国内への受入れ作業準備中、配送予定日は3/21、ということだった。

 ところが、3/21を過ぎて今日で一週間。遅れているのは地震の影響なのだろうから、わがまま言っても仕方がないよな〜と思っていたものの、あまりにも事態が動かないので今日DELL社の発送センターに問い合わせを行なってみることにしました。

 担当にコールが繋がるまで約12分、じっと我慢の末に、流暢な日本語を駆使する外国人スタッフとの会話で判明したことは・・・

 ・PCはまだ中国の製造工場から出荷されていない。

 ということでした。

 な、なんだってーーーー!!!!

 じゃあそれ地震とか全然関係なくて、単なる「オーダーの棚ざらし」じゃん!

 その女性は一応状況を調査して報告してくれると言ってくれましたが、どうにも腑に落ちない事態だし、同様の遅延にあっている人もいるのではないかと思い、ネットで情報収集を行なう。

 すると・・・こんな情報が拾えました。

 商品が到着する前からこんなにケチがつくのも、どーにもたまらんものがあります。

 こりゃーキャンセルも含めて前後策を考えないとと思い、DELL公式サイトから問い合わせのチャットに接続し、これまた日本語の堪能な外国人のスタッフの方と対話。

 で、結局のところ、

 ・遅れている理由の詳細な部分はわからない
 ・納品がいつになるかはわかならいが、待っていてほしい。

 という回答しか得られませんでした。

 しかし、くるはずのPCが到着しないことで、すでにいろいろと作業に支障がでていることも事実。

 当方としては、いつくるかわからないPCをあてどなく待つことはできない、ということを伝え、キャンセルの意思を明確にしました。

 教えてもらったキャンセルの窓口に電話をすると、クレジットまわりの方もDELLからキャンセル連絡をしてくれるとのことで、こちらの方は実にスムーズに手続き完了。そのスムーズさをなぜもっと(ry

 馴染みのPCパーツショップ、FaithのBTO-PCでほぼ同スペックのPCを発注したら、40分ほどでクレジットの確認手続きが完了。その後配送ステータスを見てみると、到着予定は4/1と、たった中3日で手元にPCが届きそうです。これまでの3週間は一体何だったのかとw やれやれ。本当はDELL社にオーダーした構成が自分としては望みうる最良の構成だったのですが・・・。

 それにしても、DELLのサポート担当の人の日本語力は立派だよね。これは以前、ノートンのサポートに電話したときにも感じたことだけど、私はこんなクレーム対応の現場に入って、外国語で相手に対応しろって言われても絶対できないもん。


2011年3月25日(金曜日)

今日のよしなし事

カテゴリー: - yamaneko @ 21時07分20秒

放射線計のアラーム鳴ってて、「故障と勘違い」なんかするか?

俺ならそれが故障だろうとなんだろうと引き返すが・・・。

昔子供の頃、姉貴にブッ叩かれて泣かされた時に、「お母さんにはその辺でぶつけて痛くて泣いてるって言っときなさいよ」と言われたのを思い出す。

何かが隠蔽されている気がしてならない。

 * * * *

 我が家では、ここ2年ほど宮城県登米市のお米農家から産直でお米を買っていた。

 玄米で30キロ買っているのだけれど、そろそろその30キロがなくなりつつある。

 「たそがれ清兵衛」だったか、「米びつの底が見えた時の不安がお前にもわかるだろう」みたいなせりふがあったけれども、まさにその状態。

 しかし今は登米からお米を買うことはできないし・・・まああと4、5日はなんとかなるだろうから、その間に店頭にお米が戻ってくるのを待つしかなさそう。

 東北の米どころが大きなダメージを受けているけれど、今年の作付けができなければ、大規模な米不足も覚悟しなくてはいけないのかも。

 まあ、そうなったら「すいとん」でも食べますか。


2011年3月24日(木曜日)

今日もミステリ本なのだ。

カテゴリー: - yamaneko @ 18時18分27秒

 ミステリ関連本を集中投入。

 多分明日もですw

 訳は・・・特に、ない(^^;;;

 日々な〜んにも考えてないのがばれますな。というかまあ、今みたいな時はあんまり物事考えないほうがいいと思うのですよ。

 もうすこし落ち着いてから色々考えればいいと思うので。そんな時こそミステリ本やらなんやら、人生の役にはたたないが、それがあったほうが人生が少しだけ楽しい、という類のものを読みたいですね。
 
 
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『アガサ・クリスティの贈物』 商品詳細へ

『アガサ・クリスティの贈物』 J・ファインマン (晶文社)

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『乱歩おじさん 江戸川乱歩論』 商品詳細へ

『乱歩おじさん 江戸川乱歩論』 松村喜雄 (晶文社)

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『決定版 深夜の散歩 ミステリの愉しみ』 商品詳細へ

『決定版 深夜の散歩 ミステリの愉しみ』 福永武彦・中村真一・丸谷才一 (講談社)

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『ミステリ十二か月』 商品詳細へ

『ミステリ十二か月』 北村薫 (中央公論新社)

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2011年3月23日(水曜日)

今日もミステリ本を

カテゴリー: - yamaneko @ 18時07分21秒

 都筑道夫の『目と耳と舌の冒険』はホントは昨日他のものと一緒に登録できればよかったんですけどね。在庫の山の下の方に入っちゃって引っ張り出せなかったw 今日は山を積みなおしてちょっと整理することができたのでついでに発掘。

 小口に少しシミが出てますが、経年考えればこんなもんでしょう。ビニールカバーの傷みなどもほとんどなくて、状態はいい方ではないかと。

 しかしこの本にはなんと「著者謹呈」の短冊が入っています!

 ・・・でも著者の署名のある短冊ではありません。残念ながら(^^;

 出版社が著者の指示で献本した時に挟まれたものでしょう。ですからまあ、言ってしまえば特に何の価値もない紙ぺら一枚にすきません。

 ですが、そうは言ってもかれこれ40年近く前のものが残っているわけですから、それだけでなんだかいとおしく思えます。ですからこれも大事に取っておきましょう。

 紙媒体のいいところは、人が大事にとっておこうと決断すれば、かなり長い年月それを保持できるし、後の時代の他の人が手に取り、目にすることができるところだと思っているので。しかも千年の単位で。「耐久力」こそ紙媒体の圧倒的な強みなのです。

 たとえば今、むかーし昔に使っていた5インチの黒くてデカいフロッピーディスクにしか入っていない文書データを読もうと思ったら、結構大変ですよね? 5インチディスクの読めるPCを探すのはアキバでも結構大変でしょう。モニタだってまったく規格が変わってしまっていますから、そのPCに合うモニタが果たして見つかるかどうか。わずか30年ほどでこうですよ。同じことが、最近の電子出版にも言えると思うのです。
 これからあと、たとえば300年経った時代に、電子出版のデータが無事に残っていて、人々が目にすることができる状態にあると言えるのかどうか? 私はこれを大いに疑問に思っています(その頃にはもっと別の知識や情報へのアクセスの仕方が発見されているのかもしれませんが)。

 たくさんの映像作品のVHSビデオがDVD化されずに消えていったように、規格が変わるごとに、失われていくたくさんの作品や情報が発生するのでしょう。それらは確かに、これといって後世に伝えるほどの価値のあるものではないのかもしれません。しかし、それだけ世界の中から、ある種の猥雑さが失われていくことが、ちょっとさみしい。

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『目と耳と舌の冒険』 商品詳細へ

『目と耳と舌の冒険』 都筑道夫 (晶文社)

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『ヨギ ガンジーの妖術』 商品詳細へ

『ヨギ ガンジーの妖術』 泡坂妻夫 (新潮社)

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『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』 商品詳細へ

『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』 植草甚一 (晶文社)

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2011年3月22日(火曜日)

上げてこう!

カテゴリー: - yamaneko @ 16時46分32秒

 二月は“逃げる”、三月は“去る”などと申します。

 オマケにあの大地震です。

 どうにも落ち着かない日々を送っている間に、ハッ、と気がつくともう三月も終わろうかという頃合。

 本当ならもっと色んなことに着手しているはずなのですが、何にも手につかないまま、また一ヶ月が終わろうとしています。まったく困ったものです。

 発注したノートパソコンも一体いつ配送されることやら。いつ来るかはっきりわからなくなってしまって、うかつに外出もできずちょっと弱っています。まあその程度のことは辛抱しなくちゃいけませんが。

 部屋も寒くてどうにも低調な気分の今日のワタクシ。でもとりあえず最低限度のやらなくちゃいけないことはしなくては。気分上げ上げで頑張ろう! よ〜し今夜はハヤシライス作っちゃうぞ!

 という訳で(どういう訳だw)、今日は都筑道夫さんのミステリ評論の本をまとめて登録してみました。みなそれなりの経年のある本ですが、状態はいずれも比較的良好です(^^)どうぞよろしくです。

 山藤章二、古川タク、和田誠など、錚々たるイラストレーターがカバーイラストを担当。こういうのはやっぱり単行本ならではの良さですよね〜。

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『死体を無事に消すまで 都筑道夫ミステリー論集』 商品詳細へ

『死体を無事に消すまで』 都筑道夫 (晶文社)

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『黄色い部屋はいかに改装されたか?』 商品詳細へ

『黄色い部屋はいかに改装されたか?』 都筑道夫 (晶文社)

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『都筑道夫の小説指南 エンタテインメントを書く』 商品詳細へ

『都筑道夫の小説指南 エンタテインメントを書く』 都筑道夫 (講談社)

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『退職刑事健在なり』 商品詳細へ

『退職刑事健在なり』 都筑道夫 (潮出版社)

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『サタデイ・ナイト・ムービー』 商品詳細へ

『サタデイ・ナイト・ムービー』 都筑道夫 (奇想天外社)

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2011年3月17日(木曜日)

不要不急のものですが。

カテゴリー: - yamaneko @ 18時03分14秒

 私などは存在そのものが不要不急のものでありまして、こんな非常時にはまったく役にたたないものなのですが、そんなものでも少しづつ、日々の生業を当たり前に行うことが、日常の再構築につながっていくのだということを信じて、登録作業を行います。

 またサッカーが楽しめるようになる日が一刻も早く訪れますように、願いを込めて。

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『ゴールキーパー専門講座』 商品詳細へ

『ゴールキーパー専門講座』 松永成立
(東邦出版)

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『サッカープロフェッショナル超観戦術』 商品詳細へ

『サッカープロフェッショナル超観戦術』 林雅人監修 川本梅花著 (カンゼン)

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『オランダに学ぶサッカー戦術練習メニュー120』 商品詳細へ

『オランダに学ぶサッカー戦術練習メニュー120』 林雅人監修 (池田書店)

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『確実にワンランクアップする! サッカーが突然うまくなる』 商品詳細へ

『確実にワンランクアップする! サッカーが突然うまくなる』(成美堂書店)

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『徹底図解! サッカーの戦術&技術』 商品詳細へ

『徹底図解! サッカーの戦術&技術』 前田秀樹監修 (新星出版社)【再入荷!】

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『日本人よ!』 商品詳細へ

『日本人よ!』 イビチャ・オシム (新潮社)

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『オシム@愛と勇気』 商品詳細へ

『オシム@愛と勇気』 イビチャ・オシム (文藝春秋)

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『フットボールサミット 第1回 ザックに未来を託すな。』 商品詳細へ

『フットボールサミット 第1回 ザックに未来を託すな。』 (カンゼン)

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『「Jリーグ」のマネジメント 広瀬一郎』 商品詳細へ

『「Jリーグ」のマネジメント』 広瀬一郎 (東洋経済新報社)

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『社長・溝畑宏の天国と地獄 大分トリニータの15年』 商品詳細へ

『社長・溝畑宏の天国と地獄 大分トリニータの15年』 木村元彦 (新潮社)

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『背番号10 サッカーに「魔法」をかけた名選手たち』 商品詳細へ

『背番号10 サッカーに「魔法」をかけた名選手たち』 アンドレ・リベイロ/ヴラジール・レモス (白水社)

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『ゲーリー・リネカー 得点王の真実』 商品詳細へ

『ゲーリー・リネカー 得点王の真実』 コリン・マラム (ソニーマガジンズ)

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『ビューティフル・ゲーム 世界レベルのサッカーを科学する』 商品詳細へ

『ビューティフル・ゲーム 世界レベルのサッカーを科学する』 ケン・ブレイ (NHK出版)

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『カトカルチョ 究極のサッカーコラム70発』 商品詳細へ

『カトカルチョ 究極のサッカーコラム70発』 カトリーヌあやこ (マガジンハウス)

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『U-31 完全版』【上下揃】 商品詳細へ

『U-31 完全版』【上下揃】 原作・綱本将也 漫画・吉原基貴 (講談社)

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2011年3月10日(木曜日)

伊藤計劃三回忌紀念フェア“Project-Ito ver.JDS”@ジュンク堂書店池袋本店

カテゴリー: - yamaneko @ 21時36分06秒

 現在、ジュンク堂書店池袋本店3階にて、“Project-Ito ver.JDS”と題したブックフェアが開催されております。

 ゼロ年代最高の作家と称されながら、34歳の若さで2009年に他界した作家、伊藤計劃

 作家としての活動期間はわずか2年ほどにしか過ぎませんが、『虐殺器官』『ハーモニー』といった彼の作品は、私たちの現在がどのような未来に繋がっているかを示し、またその未来像によって私たちの現在の世界の有り様を苛烈に照らし出しています。

 単なるフィクションという枠を超えた予言的な先見性を持った彼の作品世界は、いかなる読書体験によって成り立っていたのか? そして彼の作品世界が私たちに問いかける思考とはいなるものであるか?

 このフェアに集まった書物を手がかりに、伊藤計劃の世界にぜひダイブして下さい。

 集めた本をリストにした小冊子も作成されており、店頭で配布されています。(小部数のため切れている場合はご容赦ください)



 今回のフェアにはウチの奥さんの並々ならぬ努力が傾注されております。みなさん、ぜひ一度眺めてやってくださいまし。


2011年3月8日(火曜日)

ラストスパート!!

カテゴリー: - yamaneko @ 22時37分39秒

 神保町 BOOK DIVERさんの5周年★大感謝祭もいよいよ終盤、残すところあと四日となりました。

 当店はこのタイミングでさらに予備兵力を投入します!!

 明日搬入予定の商品は、100円文庫、300円の単行本に加えて、何と50円均一の文庫をどっさりと!

 今日は商品の仕込みで腰がイテテテです(^^;

 さらに大変なのは明日。でっかい段ボールは相当な重さです。途中でキャリーがぶっ壊れたら超悲惨なことになります。

 以前一度「外市」の搬入の時、キャリーのタイヤが外れたことがあって、あの時はそれはそれは大変でした・・・

 午後いちで搬入予定です。大感謝祭は3/12(土)までですから、まだお越しでない方はもちろん、すでに一度起こしいただいた方も、どうぞ神保町のBOOK DIVERさんにご来店くださいませ(^^)


2011年3月7日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル番外編@東京カップ準決勝!

カテゴリー: - yamaneko @ 19時07分23秒

 Jリーグも先ごろ開幕となり、日本のサッカーシーズンも本格的に始まったなー、という感じですが、1月からとっくに始まっている社会人サッカー「東京カップ」はいよいよ準決勝、まさにクライマックスを迎えつつあるのでありました。 不肖私やまねこが大井第二球技場、駒沢補助球技場で3/6に行なわれました6試合を、簡単ではございますが報告させていただきます。

【第一試合 TFSC 対 プログレッソ東京】

 序盤から試合の主導権を握ったのはTFSC。しかしプログレッソ東京も前半11分、右サイドからのアーリークロスをゴール至近距離からダイレクトで合わせるビッグチャンスをつかみます。ですがここはTFのGKが素晴らしい反応でセーブ、さらにこぼれ球のシュートも再び枠外へはじき出し、見事にこの危機をしのいで見せました。
 すると前半20分、TFはプログレッソ陣内中央やや右よりの位置でFKを獲得、6番がファーサイドにボールを送ると17がヘッドで折り返し、10番が押し込んで先制に成功。
 前半ロスタイムにはプログレッソの選手が強引にPA内にドリブルで進入、これをTFのDFが倒してしまいPKの判定となりましたが、プログレッソの35番が蹴ったシュートはTFのGKがキャッチ。千載一遇の同点のチャンスを逃したtころで前半終了。
 後半3分、TFは再びFKから10番が頭で合わせて押し込んだかに見えましたが、これはオフサイドの判定。惜しくも得点とはならなかったものの、TFのセットプレーの精度の高さはやはり脅威ですね。
 その直後の後半4分、TFのDFラインの裏にスルーパスが出てプログレッソの35番が絶好の1対1の場面を得ますが、TFのGKが好ポジショニングで相手にシュートを打たせない。結局はサイドへ追い込みゴールキックに逃れました。これもGKのファインプレーでしょう。
 後半に入ってTFは受けにまわる時間が続き、点差は1点しかないこともあってまだまだ勝負は分からない・・・という流れだったのですが、後半20分、TF11番が左サイドを果敢に単騎でドリブル突破。CKを獲得すると、PA内でプログレッソDFが相手を引っ張ってしまいPKの判定。TF20番が冷静にこのシュートを決めて2-0。
 決定的に思える2点目が決まってしまいましたが、プログレッソ東京もまだまだ試合をあきらめません。後半途中から交代で入った8番の選手が落ち着いたゲームメイクを見せてチャンスを作り果敢に反撃。そして後半28分、右サイドからのCKを獲得するとキッカーはこの8番。左サイドバックに入っていた31番が見事に頭で合わせて1点を返し、マモノが「ガタタっ」と立ち上がるかに思えましたが、その後はTFが落ち着いてゲームをクロージング。2-1で勝利したTFSCがブロック決勝に進出しました。

【第二試合 FC新宿 対 FC・フエンテ東久留米】

 個性派軍団、新宿FC。
 この人たちの試合を観るのは何だか楽しい。
 試合前の集合写真撮影の時、「よ〜し、これ勝って天皇賞行こうぜ!」と言ってましたが、多分これに勝たなくても天皇賞は行けると思います。春なら京都、秋なら府中です(笑)。

 先週は劇的な逆転勝利で東京ベイFCを打ち破り、準決勝に勝ち上がってきたフエンテ。ただしこの試合では元FC東京の8番小林成光が不在、また垣本右近らの主力選手もフットサル全日本選手権出場のため欠場とあって、先週のような爆発的な攻撃力はすっかり影を潜めてしまいました。しかしGK北村が再三にわたる好セーブを見せてFC新宿の決定機を潰し、70分を無失点に抑えて決着はPK戦に。一人ずつが失敗して迎えた6人目、きっちりきめたFC新宿に対して、フエンテ12番のシュートはGKにセーブされてしまい、5-4でFC新宿の勝利となりました。FC新宿はこれで2週連続でPK戦を制したわけで、実にしぶとく決勝に勝ち上がってきたと言えるでしょう。決勝では第一試合の勝者、TFSCと対戦です。

 
【第三試合 青梅FC 対 慶應BRB】

 JFL町田ゼルビアのセカンドチームである町田ゼルビア・ツヴァイテを破り、そして「早慶戦」という日本でも最もその名に値するクラシコを勝ち上がってきた慶應BRBは、まさに今年の東京カップの台風の目と言ってもいいチームでしょう。昨年の1部リーグ得点王・岩田を要する青梅FCに対して、どこまでその勢いが通用するのか? そして先週は温存されたエース岩田は登場するのか?などなど、実に興味深いゲームとなりました。

◎青梅FC・スタメン
 
――11―10――
88―-7―28―37
21―23―27―25
―――21―――

 青梅はついに10岩田がスタメンで登場。先週の試合で4得点を挙げている88平松は左サイドハーフに回っています。

◎慶應BRB・スタメン

――19―10――
3―-27―18―21
4――5―-6―15
―――31―――

 慶應は前線でターゲットマンになっていた28番の長身FWが不在。10番が下がり目の4-4-1-1的な感じにも見えました。

 開始直後の前半2分、青梅のCB27番が負傷? 急遽24番に交代するアクシデント。
 慶應は早稲田戦同様きれいな3ラインDFで組織的に守り、縦への早い攻撃を目指します。前半10分、慶應19番のドリブル勝負からFKを獲得するも、10番のキックはわずかに枠の外。
 前半19分、青梅11番が慶應DFラインの裏に抜け出しGKと1対1の場面を作るも、ここは慶應GKが好セーブを見せます。
 セカンドボールを制して試合を優勢に進める青梅。前半21分、左サイド、21番(だったかな?)からのクロスボールをゴール正面に進出していた88平松が右足で見事なトラップ。冷静にゴールに流し込み青梅が先制。
 さらに前半24分、中盤から縦に入れられたボールを10岩田がスルー、スペースに飛び出した88平松がこれを受けると、飛び出してくるGKをよく見てループシュート。華麗に決まって2-0。青梅がリードを広げました。
 後半に入っても、ボランチでキャプテンマークをつける青梅の7番の選手が実に効いており、青梅は試合の主導権を渡しません。左右のサイドバックも攻撃に絡んでぶ厚い攻撃を展開します。慶應は青梅の攻撃を跳ね返すのが精一杯で、逆襲どころかアタッキングサードまでさえボールを運ぶことができません。
 そして後半20分、中盤の底から右サイドへ大きなサイドチェンジのパスが配球されると、37番がこのボールをおさえてサイドを深くえぐり、中央へグラウンダーのクロス。青梅の11番が難なく詰めて3-0。
 28分には88平松が左サイドからドリブルで強引にゴール正面にカットイン。右足を振りぬいてシュート。これも決まって4-0。これで88平松は2試合で何と7得点。今まさにキトキトのピチピチです。
 終了間際の後半33分、慶應もCKから1点を返して意地を見せましたが、青梅が素晴らしい内容で決勝進出を果たしました。
 この試合、青梅の岩田はドリブルでゴールに向かって自分で仕掛けるよりも、ワンタッチでボールをシンプルに裁き、スルーやヒールパスでボールを流すなど、周囲を使おうとしていた印象。「あんなタイプじゃなかったんだけど、何かに目覚めたか?」とは社会人サッカーをよく知る知人のお言葉。

【第四試合 FC GIOCO 対 三菱養和SC】

 今期1部に昇格するFC GIOCO世田谷と、1年早く昇格し、そのシーズンで関東決勝大会に進んだ三菱養和の対戦は、今期の1部リーグを占う上でも注目の一戦。先週は昨年1部リーグで9位だったCerveza FC東京を破って準決勝に進出したFC GIOCOが養和にもいい戦いをするとなると、今期の1部リーグはますます「どうなるかわからない」カオスなことになってきます。
 試合が始まるとペースを握ったのは三菱養和でした。GIOCOは前線の長身FW25番をターゲットにボールを入れていきますが、このセカンドボールを拾えず、攻撃の糸口を封じられた格好。
 試合が動いたのは前半21分、養和の50番が左サイドをドリブルで抉ると中央へ低いライナー性のクロス。ファーにポジションを取っていた16番がダイレクトボレーでねじ込み、三菱養和が先制に成功。
 この後も高い個人技を活かし、どんどんドリブルで勝負を仕掛けてくる三菱養和。GIOCOの選手がファウルで止める場面が増えてきます。しかしセットプレーは守備陣がよくしのぎ、1-0のまま前半終了。
 後半頭から、GIOCOは選手を一人入れ替えて攻撃の活性化を図りますが、相手を押し込んだのはむしろ養和。GIOCOは苦しい時間が続きます。
 養和はずっと主導権を握っていながら身体を張って守る相手を崩しきることはできず、むしろやや淡白な印象。1-0なら何があるかわからないが・・・と思っているウチに試合はあっという間に後半のロスタイム。遮二無二攻めに出たGIOCOは養和陣内右サイド、やや深いところからのスローインを獲得すると、迷わずゴール前にロングスローを送る。相手DFがヘッドでクリア、シュート! 相手に当たって大きく跳ね返ったリフレクションをペナルティアークの後方にいたGIOCOのキャプテン6番がドッカーンと超ロングシュート! ものすごいスピードのボールが抑えの効いた低い弾道で一直線にすっ飛んでいき、ゴールネットにズドーンと突き刺さった!! 養和GK一歩も動けず!! これはリアルにタイガーショット級。確かに見たぞ駒沢魂! 直後のキックオフで後半終了のホイッスル。
 バスケで言うならまさしくブザービーターのゴールで同点に追いつき、これで試合の決着はPK戦に託されることとなりました。二人目が失敗した養和に対して、5人全員が見事なキックを決めたGIOCOが5-3でPK戦を制して、見事に決勝進出です。試合は完全に養和のものでしたが、はやり「トドメ」を刺しておかなかったのが失敗でした。それを許さなかったGIOCO守備陣の奮闘も勿論あったのですがね。・・・東京カップはつくづく恐ろしい大会です。
 
  
駒沢補助で行なわれたあとの2試合はサラッと・・・

【第五試合 東京23FC 対 東京教員サッカー部】

 大きな戦力補強で話題の東京23FC。先週の試合では攻撃陣が爆発して9点をとったことも話題になりましたが、この日はゴール前にブロックを組んで固く守る東京教員に大いに手こずった、という印象です。
 東京教員としては前半終了間際にPKでリードを与えてしまい、ゲームプランが狂った点が悔やまれるところです。東京教員は後半も前がかりになって追加点を与えることは避け、粘り強く守りながらセットプレーでの一発に活路を見出そうとしたのですが、逆に東京23にセットプレーからこぼれ球を押し込まれてリードを広げられてしまい、そのまま試合終了。しかし流れの中で崩されはしなかったことは、高く評価できるのではないでしょうか。東京23としては、強いチームの宿命でしょうが、引いた相手をどう崩すかという課題にリーグ戦でも直面することになるでしょう。

【第六試合 東京消防庁サッカー部 対 アストラ倶楽部】

 固い守備から縦に早い攻め、という似たスタイルを持ったチーム同士の対戦となりましたが、「日夜身体を鍛えるのが仕事」の消防庁が最後にはアストラ倶楽部のスタミナをすり潰した、という印象。後半に運動量が落ちてきたアストラがとうとう押し切られて2失点。いずれも右サイドを深く抉って中央にボールを送る形。見事に攻めの形が出来上がっていて、サッカーというより、何だか武道の試合を見ているような気分。いわば「必殺の内股」、みたいなw
 それにしても、どんなにラインを割りそうなボールもあきらめずに追いかけ続ける消防庁イレブンの姿を見て、「こういう人たちが消防士さんでうれしいね」という話をしていた観戦者たちでした。「あ、もうムリムリ」とか言ってすぐにあきらめちゃうような消防士さんはイヤですからね〜w

 そんな熱い男たち、東京消防庁は東京23FCと決勝で対戦です。これは好カードですよ!奥さん!


2011年3月3日(木曜日)

ベケットもの2点追加。

カテゴリー: - yamaneko @ 21時34分07秒

 本日の登録は2点。前回ベケットのものを登録した時に一緒に入れるべきだったんだけど、在庫の山の下の方に入っていたので、あの時は存在を忘れていたのであった。
 『プルースト』は再入荷。1931年にベケットによって書かれたこのプルースト論は、ベケットの小説を研究するには重要な論文だそうである。とある評論家に言わせると、この論文の中にはベケット小説の全てに通じるテーマが述べられているのだとか。

 しかし今私はサイトのトラブルに直面して困っているのであった。もしかしてずーーーっとこの故障に気づかずにいたのかな。DIVERのH野さんに指摘されるまでずっと分からなかった。ちょっと落ち着いて資料とか引っ張り出してこないとイカンかもしれないので、今日はもう修理はやらないことにする。

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『プルースト[改訂版]』 商品詳細へ

『プルースト[改訂版]』 サミュエル・ベケット (せりか書房)

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『ベケットと「いじめ」』 商品詳細へ

『ベケットと「いじめ」』 別役実 (岩波書店)

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2011年2月28日(月曜日)

やれやれな一日。 

カテゴリー: - yamaneko @ 21時27分22秒

 池袋のど真ん中で財布を落とし、しかもそれが中身も無事でちゃんと手元に帰ってくるという、ツイてないんだかツイてるんだか、よくわからない一日でした。はあ〜慌てた慌てた。

 今夜はカレー仕込んでます。最近は市販のルーを使わずに作るのがお気に入り。さっぱりとした中にジンワリと辛味を感じられるカレーができるのです。食後も口の中がいつまでもカレーカレーしてないのがいいですね。

 * * * *

 神保町 BOOK DIVERさんでの出品は、この雪にもかかわらずなかなか好調な動き。明日の様子次第では追加品第二段も投入しなくちゃかもです。ドンドンいこー!


2011年2月25日(金曜日)

やまねこ書店は神保町 BOOK DIVERさんで出品中!

カテゴリー: - yamaneko @ 22時20分47秒

神田神保町 BOOK DIVER“5周年★大感謝祭” はじまってます!

会場 : 古本お休み処 BOOK DIVER
       千代田区神田神保町2−12川島ビル(木造)1F TEL:03-6657-3277
        ※神保町交差点の近く、三菱東京UFJ銀行の裏手、白山通りにあるミマツ靴店の裏デス!

会期 : 2/25(金)〜 3/12(土)

※会場案内MAP

 初日の今日はポカポカ陽気にも助けられ、なかなか売上も好調でした。急いで追加の商品作って持っていかないと・・・新しい商品どんどん入れますから、一度おいでになった方も是非再度ご来店くださいませ(^^)


2011年2月23日(水曜日)

がんばれマライヤ

カテゴリー: - yamaneko @ 21時59分19秒

 2/25(金)〜3/12(土)のスケジュールで開催される神保町、古本処 BOOK DIVERさんの“5周年★大感謝祭”のための商品仕込みを何とか終えました(^^)

 文庫は全品100円、単行本は300円、単行本2冊なら500円、5冊まとめ買いなら1000円ポッキリのご奉仕価格に設定。

 明日はこの大量の商品を搬入です。さすがに車欲しいなと思いますね、こういう時だけは(^^:::

 まあ、キャリー転がして神保町まで電車で三往復する予定。今回は単価が低いから、宅急便で出しちゃうと送料で利益が圧迫されちゃうんで。

 まあ、いい靴も買ったし足腰はダイジョブでしょう! ただキャリーがその酷使に耐えてくれるかどうかだけが心配かな。


2011年2月21日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@サッカーへの“賭け金”

カテゴリー: - yamaneko @ 15時39分14秒

 1月から新体制作りを開始し、積極的に練習試合を消化してチームの強化をすすめてきた城北。
 直近の二試合では、昨年のリーグ戦で大いに苦戦させられた九曜クラブに5-1、東京電力サッカー部にも5-0と、上々の仕上がりを見せていました。それだけに、今期最初の公式戦となる昨日の赤スポでの試合には大いに期待していたのでしたが・・・その結果は1-2で敗戦と、大きな期待とは裏腹のまったく残念なものとなってしまいました。

東京都社会人サッカーチャンピオンシップ
一次トーナメント Cブロック 3回戦
2011/2/20 KICK OFF 13:00
試合会場:北区赤羽スポーツの森公園サッカー場
対戦相手:東京蹴球団

※2/20 城北のスターティング・イレブン
対東京蹴球団戦メンバー(20沢田と14清水の位置が逆だったかも・・・)

 この日の対戦相手である東京蹴球団とは昨年の2部カップ戦で一度対戦していますが、その時も1-2で城北が敗北を喫しています。しかし土曜日に行なわれたこの試合では、城北は主力のメンバーを集めることができず、また翌日には「18点」という大量得点での勝利を義務付けられたリーグ最終戦(対日立本社サッカー部戦)を控えていたこともあり、この敗戦については様々なエクスキューズ(言い訳)を立てることができました。しかし昨日の敗戦については、何のエクスキューズも立てられません。

 試合の細部については、正直なところ、ほとんど印象に残っていません。むしろ城北に印象的なプレーはほとんどなかった・・・とさえ言えるでしょう。唯一挙げるとすれば、終了間際に30村上が見せたドリブル勝負からのシュートでしょうか。とにかくこの日の城北は、相手にとって「恐い」プレーを仕掛ける姿勢が決定的に欠けていたように思います。こういうプレーをもっと早い時間帯から見せていかなくてはいけなかったのでは? 一対一でしっかり勝負して局面々々を制していかないと、チーム戦術についてどうこう言っても仕方がありません。中盤で消極的なパス回しをしているうちにボールをロストし、一発でDFライン裏に抜け出される・・・などというプレーを繰り返していたのでは、敗戦もむべなるかな、といったところでしょう。
 東京蹴球団が素早い攻守の切り替えと切れ味鋭いカウンターを武器にしていることは昨年の敗戦からも分かっていたはず。その試合から必要な戦訓を引き出すこともできず、その時とまったく同じような形での失点を繰り返したのは本当にいただけない。この敗戦を「相性が悪い」などという言葉(エクスキューズ!)で片付けていては、チームは決して成長しないでしょう。

 私は最近、イビチャ・オシム元日本代表監督が、日本語のボキャブラリーの中で、「ショウガナイ」と「キリカエ」という言葉をとりわけ嫌っていた、ということをある本の中で知りました。

 日本語のボキャブラリーが決して豊富とはいえないオシムだったが、それを耳にすると「よしてくれ」というような表情を浮かべる言葉があった。「ショーガナイ」そして「キリカエ」。
(中略)
 「失敗は最大の教師だ」とは、オシムならずとも口にする言葉だ。「敗北から学べ」ともいう。なぜそうした結果になったのかを冷静に分析し、教訓を引き出せば、ミスは生きる。しかし、日本人はこれが大の苦手なのだ。「しょうがない」と周囲をかばい、当の本人も「次に頑張ればいい」と気持ちを「切り替え」て、それで終わり。
 問題は、この言葉が「攻守の切り替え」(ボールを失ったらただちに守備に入る)と「気持ちの切り替え」(失敗しても落ち込むな)と両方の意味で使われることかもしれない。それぞれ大事なことではあるが、「しょうがない」とセットになると、ミスから目をそむけてしまう「キリカエ、キリカエ」という呪文となる。(『オシムの戦術』千田善 中央公論社 138-139p)

 ここで明言しておきますが、私にとってサッカー選手は常に圧倒的なリスペクトの対象です。
 私は昔、野球の盛んな小学校からサッカーの盛んな小学校に転校したことがありました。で、新しい友達もできることだしと思いサッカーを始めてみたのですが、グラウンドを毎日10周してから行なわれる練習を1週間続けたら、38.5度の熱を出してぶっ倒れてしまいました。それ以降「自分にサッカーは向いてない」と、すっかりサッカーをあきらめた人間です。そんな私にとってサッカーの選手は、たとえ社会人リーグの選手であっても、遥かな高みに存在する憧れのアスリートに他なりません。
 ですから昨日の試合について、何が悪かったのか、何が欠けていたのか、その答えは私などよりプレーしていた選手一人一人が持っているはずです。むしろ、持っていなくてはいけないのです。それをきちんと言葉にして、お互いに要求しあって、これからのシーズンを戦うための根本の部分を見つめなおしてほしい、と願っています。

 クラブのために戦っているのは選手だけではありません。GMも、事務方も、監督も、コーチも、トレーナーも、一緒に戦ってくれています。

 でもピッチの上で戦えるのは選手だけです。

 そしてその戦いで勝てなければ、結局全ての人の戦いが無になってしまうのです。

 アマチュアプレーヤーのチームとしての城北は、勿論選手がプレーを楽しむためにあるのかもしれません。しかしその一方で、城北というクラブでプレーする以上、すでにたくさんの人々――サポーターや、スポンサーや就職支援をしてくださっている企業様、そしてスクールに来てくれている子供たち―――の期待や憧れを背負ってプレーしなくてはならないのだ、ということを忘れてはいけないと思うのです。
 それに、他の何よりも思い出してほしいことは、君たち一人一人が一体どれほどたくさんの貴重なものを犠牲にして、サッカーのために捧げているのか、ということです。社会人として仕事を持ちながらプレーを続けるのは決して楽なことじゃない。そうでしょう? それでも、それでも敢えて君たちはその困難を引き受けている。それは一体何のためなのか? どんなプレーをするためなのか? プレーに迷いが生じたら、自分のサッカーに対する「賭け金」を考えてみるといい。それが今自分がピッチで対面している相手より絶対に大きいと確信できるなら、決して「負け」はないはずです。もちろん、ゲームそのものには負けることはあるかもしれません。しかし“自分の力を出し切れない”という自分自身への「負け」は、なくなるはずだと信じています。

 がんばろう! 城北!!


2011年2月19日(土曜日)

「○○を待ちながら」

カテゴリー: - yamaneko @ 14時42分26秒

エストラゴン 「で、おれたちは何をしているんだっけ?」

ヴラジーミル 「注文を待っているのさ」

エストラゴン 「ああ、そうか。確かに来るんだろうな?」

ヴラジーミル 「何が。」

エストラゴン 「注文だよ」

ヴラジーミル 「来るさ」

エストラゴン 「本当にくるのかい?」

ヴラジーミル 「もう来てもいいころだからな。」

エストラゴン 「こなかったら?」

ヴラジーミル 「明日も待つさ」

エストラゴン 「明後日もか」

ヴラジーミル 「・・・明後日もさ」
 
 
 
 
 ・・・・不条理劇に近いほど注文がこない当店ですw 笑い事じゃないぞー(;´Д`)

 と、言うわけで今日の登録はベケットを2点。ベケットの代表作にして不条理演劇の代名詞、『ゴドーを待ちながら』と散文三部作の第二作『マロウンは死ぬ』です。どうぞよろしくお願いします〜。

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『ゴドーを待ちながら』 商品詳細へ

『ゴドーを待ちながら』 サミュエル・ベケット (白水社)

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『マロウンは死ぬ』 商品詳細へ

『マロウンは死ぬ』 サミュエル・ベケット (白水社)

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2011年2月17日(木曜日)

使ったら稼ごう。

カテゴリー: - yamaneko @ 23時42分13秒

 昨日靴を買いました。

 しかも二足。

 一足だけ買って履きつぶすのはもうやめようと考えて、思い切って二足買いました。

くつ。

 グレーの方は Caravan 社のグランドキングGK-61。
 ロングタイプブーツである姉妹品GK-62のローカット版。着脱もブーツほど大仰ではありませんので、街中のウォーキングなどでも活躍できます。各部の作りはもともとが低山のトレッキングにも使用可能なブーツだけあってさすがに堅牢で、ソールが傷めば張替えも可能。耐水性、除湿性にも優れた快適な履き心地を追求した一品です。
 今日実際に履いて倉庫まで歩いて行ってみましたが(往復8キロ)、自分の体重が自然と前に進む力に変換されるような感じがして、とてもシャキシャキ歩けたのが印象的。膝や腰への負担も軽減されたように思えます。
 ただ初めてなのでまだインソールが固く、ちょっと足の裏に豆ができかけました。足が中で少し遊んでしまって擦れたようなので、付属のサイズ調整用ハーフインソールをインソールの底に敷いてみました。これでよりフィット感が上がったようです。あとはどんどん履き込んでいきたいですね。

 もう一足の方は大した靴ではありませんが、こういう気軽なのも一足あると便利なので・・・割りにデザインも悪くなくて何にでも合わせやすそうだし、これで一丁前に本皮らしいし。ソールは合成樹脂ですが、軽くて歩きやすいです。
 そしてこの靴を選んだ理由は何といっても「ヒモがない」ということ。初めからヒモがなければヒモをネコにかじられる心配もありません。笑い事じゃありません、これは結構深刻なんですよ。付け替えたばかりのヒモを速攻で噛み切られるとホントもう泣きたくなります。ちょっと当初の予算をオーバーしましたが、実に納得の買い物でした。

 さて、使った分は稼がなくてはいけません。2月の催事のご案内です(^^)

 やまねこ書店は神保町・古本処 BOOK DIVERさんの「もうすぐ5周年★大感謝フェア」に参加します。

 開催日程は 2月25(金)〜3月12日(土)。今回は100円、300円、500円の均一価格で商品を出してみようかなー、と考えております。・・・別に値付けがメンドくさいわけじゃないですよ(^^;;; やってみたかったんです、均一棚的なことが。

 また日程が近くなったら改めてお知らせいたします。
 


2011年2月12日(土曜日)

2/12 雑記

カテゴリー: - yamaneko @ 23時26分50秒

 いろいろとやらなくてはならない事はたくさんあるのですが、ネットで発見した「やる夫で学ぶ日露戦争」が面白くてついついずっと読みふけってしまった。

 現在のところ、第一話から第二十四話まであるのですが、まだ日本海海戦に到達していないという大作。AAの配役が実に巧みで“適材適所を得たり”の感が強く、「そうきたか」とニヤリとしたり大笑いしたり。

 当店の在庫では日露戦争のものはあんまりなくて・・・この2点くらいですね。

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『勝負の構造 日露戦史を科学する』 商品詳細へ

『勝負の構造 日露戦史を科学する』山本大生 (原書房)

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『二百三高地』 商品詳細へ

『二百三高地』 笠原和夫 (勁文社)

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 笠原和夫はこの脚本を書くために膨大な歴史資料を渉猟し、当日の天候まで把握した上で脚本を書いたと言われていますね。歴史の本ではありませんが、ここでは敢えて紹介します。

 日露戦争ものはもっと積極的に集めたいなぁ、個人的に。しばらく目標にしてみよう。

* * * *

 夕方池袋に出かけて、ジュンク堂で行われたプロ棋士浦野七段によるトークセッション「プロ棋士が教える将棋勉強法」を聞いてきました。
 いろいろ気づかされることもありましたが、将棋上達のためにはとにかく“継続”、毎日何かしら少しでもいいから将棋に触れることが大事、ということだけは確実なようです。

* * * *

 この2月から、奥さんの職場の営業時間が夜11:00までに延長され、そのシフトになると帰宅はほとんど夜の12:00になってしまいます。一体何の水商売だよ! 堅気の帰ってくる時間じゃねーよ! という思いを抑え切れません。夕方6:00にはほとんどのお店が閉まってしまう時代を知っているだけに、こんなのちょっとオカシイよ、とも思うのですがね。


2011年2月10日(木曜日)

『レッドバロン』と言ってもポストみたいなロボットではない。

カテゴリー: - yamaneko @ 18時40分26秒

 最近「サッカーの話しかしてないんじゃないか」とお叱りを受けそうなくらいサッカーの話ばかり書いておりましたが、明日はやっぱりサッカー行ってきますw

 でも一応仕事もします。ちゃんとします。

 でも確定申告の準備やら何やらで時間を取られてしまいましたので、今日は2冊だけの登録です。

 ではでは、どうぞよろしくお願いします<(_ _)>

  
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『レッド・バロン 撃墜王最後の日』 商品詳細へ

『レッド・バロン 撃墜王最後の日』 デイル・ティトラー (フジ出版社)

 『レッド・バロン 撃墜王最後の日』は久々の再入荷です。好きだなぁこの本。
 愛機を真っ赤に塗ってヨーロッパの空を駆けた抜けた「レッド・バロン」。80機以上という前人未到のスコアを残したWW気砲ける最高の撃墜王。しかも共同撃墜については僚友に戦果を譲ってこのスコアである。その騎士のごとき人柄は敵である英仏のパイロットからも尊敬を集めた。1918年4月18日、この空の英雄を撃墜したのは誰の銃弾だったのか? 彼の「最後の日」を当時の様子を知る人々の証言や資料から再現するルポルタージュ。

【関連書】
『大空のサムライ』 商品詳細へ

『大空のサムライ』 坂井三郎 (光人社)

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『鉄十字の翼 ドイツ空軍(1914〜1945)』 商品詳細へ

『鉄十字の翼 ドイツ空軍(1914〜1945)』 ジョン・キレン (早川書房)

 『鉄十字の翼 ドイツ空軍(1914〜1945)』は副題が示している通り、第一次世界大戦からナチス・ドイツ終焉までのルフトヴァッフェ(ドイツ空軍)の通史です。

【関連書】
『空軍大戦略 リチャード・コリヤー   英国の戦い』 商品詳細へ

『空軍大戦略 英国の戦い』 リチャード・コリヤー (早川書房)

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 明日の東京は雪の予報。やっぱり東京カップは一度は雪に見舞われるのだなぁ。
 


2011年2月7日(月曜日)

東京カップ観戦メモ、的なもの その3

カテゴリー: - yamaneko @ 16時37分57秒

 今日も今日とて、行って参りました東京カップ。この日は朝から大変暖かく、観戦する方も大分楽でした。そろそろ試合は1回戦から2回戦に進みつつあります。ここを突破すれば次は「人工芝」での試合まであと一歩ですね!

第一試合 BELFOX − Criacao

 BELFOX は都リーグ4部所属。4部リーグの星取表が2011年度のものに切り替わってしまったので昨年度の戦跡はわかりませんが、今シーズンは昇格して3部リーグに所属します。

 対する Criacao は・・・これは何て読むのかな?(^^;
 昨年は都リーグ3部に所属しています。上布田蹴球団と苛烈な昇格争いを演じ、両チームとも9勝1敗。しかしCriacaoは得失点差で劣っての2位となり、無念の涙を飲んでおります。・・・わかる、わかるぞその気持ちw

 以前このチームの関係者のブログを発見して読んだことがあったのですが、今日改めて探したら見つかりませんでした。どこかわかんないけど大学でサッカーをやっていた人たちが作ったクラブだったと思います(私は普段から、3部から上がってきそうな強いチームはチェックを怠っていないのです。フフフのフ)。
 特筆すべきは10試合を行なって失点はわずかに「1」という守備力。しかし、その唯一の失点が上布田蹴球団戦で喫したもので、この0-1でのたった一度の敗戦が昇格と残留を分けたのですね。私の中では十分「強い」チームとして認識されています。

 試合が始まると、やはり Criacao が序盤からペースを握って優勢にゲームを進めます。前半20分、右サイドから上がったクロスをCriacaoの16番がファーサイドでダイレクトボレー! ゴール左隅に見事に決まって Criacao が先制に成功。アジアカップ李忠成のボレーをちょうど逆サイドでやったような感じのファインゴールでした。この16番はセットプレーのキッカーも担当していて攻撃のキープレーヤー。テクニックがあって目立ちました。ボールを持つ時・離す時の判断も良かった。
 前半は何とか1-0で折り返したBELFOXでしたが、後半11分、Criacao のFW23に決められて2-0。すると後半14分、コーナーキックから再び23番にドカンとヘッダーを叩き込まれて立て続けの3失点目。このセットプレーのキッカーも16番。いいボールでした。
 後半26分にはBELのDFがPA内でハンド。PKは30番が落ち着いて右隅に決めて4-0。勝負あり。
 Criacao の次の相手は2部のFC GANADOR。GANAが万全ならそうは言ってもGANAかな〜、とは思いつつも、Criacao がどんなゲームを見せてくれるか、大いに期待したいところです。

第二試合 開成OB ‐Racing Club de Tokyo

 この日、大井第一球技場で一番面白かったのは間違いなくこの試合。

 チームとしての地力は明らかに都リーグ2部のラシンが上。

 サイドを広く使って攻めるラシン。

 文字通りの全員守備でがまん強くゴール前を固める開成。激しい受験戦争を勝ち抜くために幼少時から鍛えてきた集中力と忍耐力は伊達ではありませんw ラシンはどうしても開成の守備をこじ開けることができません。

 前半を見事に無失点で折り返し、「俺たちイケてるぞ!」とハイテンションでベンチに引き上げてくる開成の選手たち。

 「とにかくこのまま全員で守るぞ!」
 「オー!」

 と、元気よく再びグラウンドに出て行きます。

 ・・・得点は? ねえ点はどうやって取るの!?
 
 さて後半。
 ラシンは右サイドに10番を投入。10番の組み立てから逆サイドを使う展開が増え、左サイドの9番が開成陣内を深く突破して鋭いクロスを上げられるようになりました。しかしそれでも得点には至らない。
 それを受けて後半13分、開成ベンチは一気に二枚選手を替える。疲れの見えるFWを一枚替え、もう一枚はラシン9番の対面にあたる右サイドの選手を交代。相手の攻撃を抑えにかかります。
 これで開成の守備とプレスが再び活性化。ラシンのゆるい横パスをカットしてカウンターを狙う場面も出始めた。しかし最後の精度はやはり今ひとつで、得点は奪えない。
 ラシンもラシンで、攻撃をスピードアップさせるべきところで横パス、バックパスが多く、まあ、“引いて守るアジアの対戦相手に苦戦するジーコ・ジャパン”みたいな感じになっておりました(たとえが古いw)。

 それにしても、後半この辺の時間帯の開成イレブンの一体感は相当なもので、ボールがタッチラインを割るとほぼ全員が「マイボッ!!」と叫びます。その様子を見て、かの有名な「開成の運動会」を思い出していた私です。
 開成GKのセーブやキャッチングは傍目にもヒヤヒヤもので、おまけにゴールキックは弾道が低すぎてほとんど相手へのプレゼントになってしまうなど、ボール保持率の低下に拍車がかかっていたのですが、とうとう開成は0-0のまま70分の前後半を終了。ラシンを見事に gdgd の泥沼に引きずり込み、PK戦に持ち込むことに成功したのでした。

 PK戦は、開成の選手が立て続けに2本失敗し、「最早これまで」感が一杯だったのですが、ラシンGKと線審の相性といいますか、何度もやり直しさせられるなどいろいろありまして、そうこうしているうちにラシンの選手が失敗を重ねて五分になっちゃったりと、思いもかけない展開の連続。結局なんと10人目まで勝負がつかないというドキドキの展開になりました。最終的には、6-7でラシンが長い戦いに決着をつけたのでした。
 ラシンとしてはまさしく薄氷を踏む思いだったでしょう。各上相手によく頑張った開成イレブンに大きな拍手を送りたいです。敗れはしたものの、とにかく「開成」の“らしさ”は全開にすることができていたと思います。


2011年2月3日(木曜日)

2/3 今日の登録3点。

カテゴリー: - yamaneko @ 20時16分41秒

 最初の一冊は、先日ジェンダー関係の書籍を2冊登録した時に一緒に登録するべきだったのですが、うっかり見逃していたものでした。

 著書は駒尺喜美さんですが、私はこの人の授業を大学時代に受けたことがありました。確か1年生の頃、教養課程の授業だったはずです。『甘えの構造』などをテキストとしていた記憶があります。当時、この方がどういう方かちゃんと認識しないまま授業を受けてしまいましたw

 授業の内容の細かいことはとうに忘れてしまいましたが、たった一つだけ、鮮やかに憶えていることがあります。

 ある授業の中で、

 「あなたたちのなかで、親に“恩”を感じて、それを返さなくてはならないと感じている人はいますか?」

 という質問を先生がしました。

 当時、大学に入学したばかりで、大変な不況の中で学費を負担してもらっていたことや、「長男の責任」というものを過剰に意識していた私は、“それは当然のこと”と信じていたので、手を上げました。

 「・・・ふーん。そんなものね、感じなくてもいいんですよ。さて・・・」

 それは授業の中のちょっとした「脇道」的なやり取りでしかなかったので、それが何故か、というようなことがその後先生の口から語られた訳ではありませんでした。

 しかしそれだけにかえって、その言葉は私の中に問いかけとして残り、後々、自分をある種のプレッシャーから解き放つための、大きな力となったのでした。

 授業で教えてもらったことは今となっては何一つ記憶に残ってはいませんが、この言葉は、私が受けた中でも最も強烈な「教育」だったと思っています。

 その先生も、もうう亡くなって久しいですね・・・合唱。

 * * * *

 『天皇のページェント』は「ちくま学芸文庫」や「講談社学術文庫」に落ちる前に売ってしまいたいw

 『群集 機械の中の難民』は、関川夏央と谷口ジローの傑作、『坊ちゃんの時代』のように、漱石や啄木の作品から近代日本の思想史に迫るばかりではなく、『ドグラ・マグラ』や『虚無への供物』などへも言及することによって、都市論、ミステリ論にも接近している実に面白い論考です。ぜひどうぞ(^^)

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『紫式部のメッセージ』 駒尺喜美(朝日新聞社)

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『天皇のページェント 近代日本の歴史民族誌から』 T・フジタニ
(NHK出版)

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『群集 機械の中の難民』 松山巖(読売新聞社)

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2011年1月31日(月曜日)

東京カップ1回戦レポ、というかメモ その2

カテゴリー: - yamaneko @ 23時15分07秒

 アジアカップ決勝戦のオーストラリア代表の戦い方――鉄壁の守備からロングボールでグリグリ――を見て、つい「居飛車穴熊」を連想してしまったやまねこです。こんばんは。

 だとすると、さしずめ日本は「四間飛車」でしょうか。居飛車穴熊との相性の悪さという点でも似ているかもしれませんね。

 さて、こうしたハイレベルなフットボールをテレビで観るのも勿論素晴らしい経験ではあるのですが、この時期の東京では、週末に、無料で、何試合もフットボールの試合を生で観られることをご存知ですか? もうそれこそ文字通り浴びるようにフットボールを楽しむことができるのです。

 何故なら今は、東京サッカーシーンにおける冬の風物詩「東京カップ」の――正しくは「東京都社会人サッカーチャンピオンシップ」ですが――真っ最中なのですから!

 先週の日曜日(1/23)から一次トーナメント戦が始まり、1/30も東京の各地で熱戦が繰り広げられました。

 1/30に私が観戦に行ったのは大井第一球戯場。この日は「東京ライトイヤーズ 対 東芝イーグルス」「FC POST 対 lazo Familia Tokyo」「東京消防庁 対 南八王子サッカークラブ」の3試合が予定されていました。では簡単に三試合の観戦メモなど書かせていただきます。

 第一試合は「東京ライトイヤーズ 対 東芝イーグルス」

 東京ライトイヤーズは白のユニフォーム。胸にはくっきり「北区」の文字が縫い取られておりました。どうやら昨年の北区リーグでは準優勝という好成績を飾っていたようです。しかしウェブで調べる限り、残念ながらクラブについてそれ以上の情報は得られず。ざんねん。
 一方「東芝イーグルス」はアディダスの青いユニフォーム。こちらのチームは区リーグではなく都リーグの3部に所属し、昨年の成績は2位。あと一歩のところで昇格を逃しております。所属リーグの力関係から言うと、やや東芝イーグルスの方が上かな、という感じですかね。
 しかし試合の序盤は東京ライトがいい試合への入り方を見せ、GKが辛うじて掻き出したループ気味のロングシュートなど惜しい場面を作る。東京ライトとしてはこの時間帯に得点を決めておきたかった。特に前半22分、GKがFKをファンブルした場面は詰め切ってしまいたかったところ。
 後半に入ると東芝がペースを取り戻し、交代で途中出場した9番の選手がゴール前の混戦から押し込んで先制に成功。
 東京ライトの方は、前線に非常に背の高い13番をつけたFWがいたのですが、ターゲットとしてはもう一つ機能せず、「あー、多分この人すごく優しい人なんだろうなー」という感じ。
 しかーし! そろそろ試合も終了かと思い始めた後半34分、左サイドからのクロスにゴール正面で反応した13番が頭一つ高いジャンプを見せる! うおお高ぇ! …ドカンッ! 東芝ゴールに豪快なヘッダーを叩き込んだ! 巨人の目覚めでまさに起死回生の同点ゴール! 1-1!
 ところがこの奇跡の同点劇の余韻も冷めやらぬ直後の後半ロスタイム、勝ちを狙って前がかりになった東京ライトは東芝のカウンターに足をすくわれてあっさりと失点。劇的な同点ゴールの後にはあっけない幕切れが用意されていたのでありました。

 第二試合は「FC POST 対 lazoFamilia Tokyo」

 FC POST(板橋区代表)は名前を見れば一目瞭然、郵便局員さんたちのチームです。公式サイトもありました(更新は止まっていますが)。それを見ると、もともとは板橋北郵便局のみなさんが結成したチームらしいですね。クラブのエンブレムはまるでイタリアのユヴェントスそっくりですが、ユニフォームの色はジャロロッソ=ローマそっくりです。どっちかにせいw
 一方、「lazoFamilia Tokyo」は昨季の都リーグ4部に所属し見事7戦全勝でブロック優勝を飾り、来期は都リーグ3部に昇格してくるようです。
 ローマそっくりのユニフォームの威圧力はなかなかのもので、FC POSTすっごく強そうに見えます。特にこのユニで10番とかつけてる選手ってどんなプレーすんのかなーって、もうwktkです。
 試合開始直後、lazoがDFラインの裏にロングボール1本! シュートはGKがセーブして事なきを得たものの、序盤はlazoが主導権を握ります。lazoは中盤でボランチがボールを落ち着けると無理せず一旦最終ラインに下げ、そこからDFラインの裏にロングボールを入れてFWを走らせる。狙いがシンプルで徹底しています。POSTのディフェンダーは後ろ向きでの対応が多くなり後手に回る場面がしばしば。見た目の印象に反して(w)lazoの優勢のうちにゲームが進んだ前半28分、POSTのDFがPA内でハンド。lazoの11番が冷静にPKを沈めてlazo 1-0 POST。
 後半、同点を目指すPOSTは積極的に選手交代を行って攻撃の活性化を図ります。ワントップとして前線に張っていたPOSTの10番トッティさんは、サイドへのシンプルなボール捌きでいくつかいい展開は作れていたものの、有効なボールキープや前を向いての仕掛けはあまり見せることはできず、後半10分に交代。コンディション的に万全ではなかったのかも。
 リードを守るlazoの4番、14番のCBコンビのプレーは堅実で、守備ブロックはなかなかほころびを見せない。終盤近くにはPOSTが右サイドの攻撃でいい形を作り始めたものの、それでもゴールを割るには至らず、このまま終了かと思われたロスタイム。…今日はロスタイムにイロイロと起きるんですな。何とlazoのDFとGKが連携ミス。あのボールなんでGKキャッチしなかったのかな? 変なボールの見送り方をして、それをゴールに押し込まれちゃった。ちょっと何が起きたのか良くわかんなかったんだけど(笑)、とにかくこれで1-1。その直後に後半終了のホイッスルで、試合はそのままPK戦に突入したのでした。
 棚ポタの同点劇で意気上がるPOSTに対し、GKのミスで試合終了を目前にして勝利を逃したlazo…メンタル的にlazoがやや難しいか?
 実際、5人全員が見事なキックを決めたPOSTに対して、lazoの二人目、試合中にはなかなかのドリブル突破を見せていた11番の選手が止められてしまい、なんとなんと5-4でFC POSTが大逆転勝利。lazoの11番はこの試合二度目のPKだったということも影響したかもしれません。いやー、サッカーはつくづく何が起こるかわからない。試合の後、長ーい反省会を開いていたlazoの皆さん、どうか気持ちを切り替えて今期の3部リーグで頑張ってください。

 第三試合は「東京消防庁 対 南八王子サッカークラブ」

 丁度この試合の前日、今期の都リーグ2部のブロック分けについての情報が一気に都リーグを愛する物好き達の間を駆け巡りまして、南八王子SCは我らが城北と同じブロックとなったことが判明。私にとってはこのチームのスカウティングを兼ねての観戦となりました。

◎南八王子SCの先発フォーメーション

  10 13  
14     11
   3 22  
7 19  8 20
   GK   

 一方の東京消防庁サッカー部も来期は2部に昇格してきます。しかもこのチーム、2009年の「全国自治体職員サッカー選手権大会」では見事優勝を飾り、2010年の大会でも二年連続で決勝に進出、延長戦となった激闘の末に2-3で藤枝市役所に破れたものの準優勝。ハッキリ言ってやや規格外な強さを感じなくもありません。

◎東京消防庁の先発フォーメーション

  27 47  
24     19
  15 16  
39 28 55  8
   GK   

 …消防庁、背番号が大きいよね。レギュラークラスじゃないのかも。私としては「11」と「9」のツートップでやっぱり消防庁は「119」! というのを期待していたのだけど、そんな与太に付き合ってくれるほど消防士さんはヒマではないのでありました。

 冗談はさておき試合です。

 開始直後からシンプルなロングボールを多用し、フィジカルの強さを前面に押し出してきた消防庁が試合の主導権を握る。一対一の勝負で局面々々を制圧されるだけでなく、消防庁の出足の早いプレスによってボールを保持してもあっという間に囲まれて潰されてしまう南八王子。セカンドボールも支配され、ほとんどハーフコートに押し込まれます。
 しかも消防庁のフォワード二人は上背こそないものの反転力が非常に強く、19番、8番の右サイドの二人は屈強な上にスピードがあって実にやっかい。
 しかし南八王子も機を見てキャプテンマークの7番とサイドハーフの14番とが連携してサイド攻撃を試みつつ、守備も8番と19番、割と高さのあるセンターバックのコンビを中心にして粘りきり、前半をどうにか無失点で折りかえすことに成功。
 後半になると引き気味の位置に構える東京消防庁の15番、中盤に君臨する小柄なゲームメイカーのプレーが冴えはじめる。時に最終ラインの前でボールを捌いていたかと思うと、一気にゴール前の危険なポジションに攻めあがるなど神出鬼没。そして後半15分、左サイドにポジションを変えていた消防庁の19番がやや後ろからのチャージを受けても倒れず突進(パネぇよフィジカルw)、サイドをえぐると中央へグラウンダーのパス、DFのクリアのこぼれ球をPA内で持った15番の選手を南八王子のDFがたまらず倒してPKの判定。PKは一度やり直しとなったものの、15番の選手が二度目も落ち着いて決めて、後半16分ついに消防庁が先制。1-0
 そして直後の後半17分、気を取り直して攻撃に転じようとする南八王子だったが、消防庁はその気勢をくじくかのように、高い位置でボールを奪うと狙い済ましたようにカウンターを一閃。素晴らしいスピードで攻めあがった27番が冷静にゴールに流し込み、あっという間の2-0。 ・・・火事場では心優しき男たちもピッチの上ではまさに鬼。
 その後は東京消防庁が守備ブロックを下げたこともあって南八王子もある程度相手ゴールに迫ることはできたものの、高さの55番(デカイんだこれがw)、そして視野の広いカバーリングで危険を摘み取る28番のセンターバックを破ることはできず、決定的な場面は作れないまま2-0で終了のホイッスル。東京消防庁の強さばかりが目立つ試合となってしまいました。

 東京消防庁は二回戦では第二試合の勝者であるFC POSTと対戦の予定。…POST、がんばれ。「POST」が「PTSD」にならないことを祈っています。

 次の試合は2/6(日)です。これからも可能な限り東京カップの試合レポ、つたなく不正確な部分もあると思いますが、お届けしたいと思っております。みなさま、どうぞよろしくお願いします。


2011年1月29日(土曜日)

木崎伸也さんの『サッカーの見方は1日で変えられる』をザックリと1ページにまとめてみた。

カテゴリー: - yamaneko @ 20時33分39秒

 東洋経済新報社から刊行されている木崎伸也さんの『サッカーの見方は1日で変えられる』

 サッカー観戦のポイントを簡潔に教えてくれる一冊で、同系列の本の先駆けともいえる本ですが、この本の中で「チェックポイント」として上げられていた項目を拾って箇条書きにしてみました。チェック欄も作って試合観戦のための「チェックリスト」にしても面白いかも、と思ったりして。

 サッカー観戦のポイントを改めて自分なりに整理するのに大いに役立ちました。…大いに役立ちましたが、こんなことすると著者と版元さんに怒られるでしょうか。怒られるわなw あくまで私のサッカー理解のための勉強だとご理解ください。

【 攻 撃 】

■ボールが縦方向に進んでいるか?

■ボール保持者の周りで、アクションを起こしている選手がいるか?
   ◎ボール保持者を追い越す選手がいるか?
     ・ウェーブ
     ・ダイアゴナルラン
     ・ゴー&ストップ
     ・DFの背後を取る

■クロスに対して、相手ゴール前に飛び込む選手が何人いるか?
   ◎飛び込む選手が多いほど得点のチャンスは増える
      ・ニア
      ・中央
      ・ファー

■縦パスが入っているか?
   ◎放り込みのロングボールは「縦パス」とは言わない
   ◎受け手の動き出しも重要

■DFを下がらせながら攻撃ができているか?
   ◎ボールと相手とを同時に視野に入れるのが困難になり、守りづらい。

【 守 備 】

■DFからFWまでをコンパクトに保てているか?
   ◎コンパクトにすることのメリット
      ⇒ 多人数でボールを取りにいける
      ⇒ パスコースを限定できる
      ⇒ こぼれ球を拾える

■守備をはじめるラインが決まっており、プレスが連動しているか?
   ◎全体をコンパクトに保つためには、守備のスタートラインを決めることが絶対に必要。

■ゴール前中央を開けていないか? ゴール前に立体的な守備ブロックができているか?
   ◎MFがDFラインに吸収されていないか?
   ◎DFがつり出されて中央にスペースができていないか?

【 攻撃から守備への切り替え 守備のはじまり 】

■攻撃の布石として、ボールの後ろに素早く戻れているか?
   ◎守備になったとき、ボールの後ろに素早く戻っている
      ⇒ 守備のブロックが素早く完成する
      ⇒ もしボールを奪えれば攻撃に切り替わったときに選手がスピードに乗って前にいける
   ◎ボールを奪ったときFWが相手ゴールに向かって走り出す(動き出しのチェック)

■「守備は狭く、攻撃は広く」ができているか?
   ◎攻撃は広く
      ⇒ パスコースが増える
      ⇒ 相手の守備を広げ、ゴール前中央にスペースをつくれる
   ◎守備は狭く
      ⇒ ゴール前中央をブロックできる
      ⇒ 味方が近くにいるため、ひとりが抜かれてもカバーできる

【 守備から攻撃への切り替え 攻撃のはじまり 】

■各選手が2秒以内にプレーしているか?
   ◎まわりにパスコースがあり、2秒以内にパスが出せる
      ・2タッチ以内の展開が望ましい

■ボールを使った休憩(攻撃の緩急)ができているか?
   ◎ボールを相手から奪った選手は前方を見て・・・
      ・仲間の攻撃陣が疲れていると感じたとき
      ・もしくはチャンスになりづらいと判断したとき
      ⇒ボールを保持して「休憩」を選択すべきだ

【 FWのチェックポイント】

■背中を取る動きができるか?
   ◎DFの視野から消えること
      ・クロスに対してはDFの背後となるファーポストへの動きが重要
      ・ファーで合わせるにはスピードのある三次元的なクロスが必要
      ・バックステップ(ゴー&ストップ)でDFのマークを外す

■反転してシュートが打てるか?
   ◎DFを背にしてポストプレー、ボールキープができるか
      ⇒ ボールキープから反転して前を向ければ大きなチャンスになる

【 MFのチェックポイント】

■走っている選手の足元にパスを合わせられるか?(ミドルパスの技術)
   ◎足元へのパス < スペースへのスルーパス < 走っている選手の足元に合わせるパス

■「止める」「運ぶ」「蹴る」がひとつの動作でできているか?
   ◎パスを止める/体の向きを変える/パス or ドリブルする、がなるべく一つの動作で行えること。

■ニアゾーンを使えているか?(フリーランニングの技術)
   ◎ボールが無いときにどう動くか?
   ◎「空いたスペース」に走りこむのは中学生でもできる。大事なのは…
      ・相手の判断を迷わせる動きをすること
         ex.相手のDFラインとボランチの間など。相手のマークが混乱する。
      ・相手が自分とボールとを同時に視野に納められないように動く
         ex.ボールの進行方向と交差するように走る
      ・ニアゾーン(PAの両脇のスペース)に走りこむ
         ⇒ GKが飛び出すのか、DFが戻って対応するのか、瞬時の判断が要求される

■相手からボールを奪えるか?
   ◎頭を使って効率的なプレスをかけられるか?(静の守備)
   ◎スライディングでボールを奪えるか?(動の守備)

【 DFのチェックポイント】

■DFは1対1で負けないことが大前提

■DFラインが適切な距離を保てているか?
   ◎DFラインはPAの幅で展開
   ◎中央に危険なスペースを作らないために、サイドバックのポジショニングが重要
      ⇒サイドにパスが出ても、中央を開けてい