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やまねこ書店のご利用法

2012年5月14日(月曜日)

精神医学・心理学関連の書籍 13点を登録しました。

カテゴリー: - yamaneko @ 19時16分09秒

【精神病理】

『敏感関係妄想 パラノイア問題と精神医学的性格研究への寄与』 商品詳細へ

『敏感関係妄想 パラノイア問題と精神医学的性格研究への寄与』 エルンスト・クレッチメル(文光堂)

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『躁うつ病の精神病理 1巻-4巻』 商品詳細へ

『躁うつ病の精神病理 1巻-4巻』(弘文堂)

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『脅迫パーソナリティ』 商品詳細へ

『脅迫パーソナリティ』 L・ザルズマン(みすず書房)

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『精神病理学研究 井村恒郎著作集1』 商品詳細へ

『精神病理学研究 井村恒郎著作集1』 井村恒郎(みすず書房)

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『神経症と創造性』 商品詳細へ

『神経症と創造性』 ローレンス・キュビー(みすず書房)

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『嫉妬の構造』 商品詳細へ

『嫉妬の構造』 荻野恒一(紀伊國屋書店)

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【「精神医学」批判】

『精神疾患と心理学』 商品詳細へ

『精神疾患と心理学』 M・フーコー(みすず書房)

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【心理学各派】

『アドラー心理学入門』 商品詳細へ

『アドラー心理学入門』 H・オーグラー(清水弘文堂)

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『魂にメスはいらない ユング心理学講義』 商品詳細へ

『魂にメスはいらない ユング心理学講義』 河合隼雄+谷川俊太郎(朝日出版社)

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『内なる異性』 商品詳細へ

『内なる異性』 E・ユング(海鳴社)

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『アモールとプシケー』 商品詳細へ

『アモールとプシケー』 エーリック・ノイマン(紀伊国屋書店)

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『女性の深層』 商品詳細へ

『女性の深層』 エーリッヒ・ノイマン(紀伊国屋書店)

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『意識の起源史(上)』 商品詳細へ

『意識の起源史(上)』 エーリッヒ・ノイマン(紀伊国屋書店)

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2012年4月18日(水曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@ホーム開幕戦! 対南八王子SC戦

カテゴリー: - yamaneko @ 01時16分55秒

 いや〜、いよいよ待ちに待った城北のホーム開幕戦です! 楽しみだな〜。どんな試合になるのかな〜。

 あれ? そういえば2週間くらい前に、ずいぶんと朝早く起きてどっか遠ーいところで城北が試合やってるの観たような気がするんだけどな、あれ何だったんだろう。きっと今シーズンの開幕が待ちきれなくて、夢でも見たんだな。うん、きっとそうに違いない。それにしてはリアルな夢だったにゃ〜。
 
 
 …って、オイ!
 
 
 はいはい、わかってます、わかってますってば。そうです。城北は4/1の慶應BRBとのシーズン開幕戦に1-2というスコアで惜しくも敗北、早くも一コケしてしまいました。夢でも見たことにして「無かったこと」にしてしまいたいのは私の偽らざる本音ではありますが、あの日の慶應BRBさんは掛け値なしで強かった。東京カップのリベンジを見事に果たされてしまったという訳です。

 でもね、まあね、城北がシーズン序盤につまずくのは「例年通り」と言いますか、「まあそう慌てなさんな」ってところですかね。とりわけ強豪ひしめく今年の2部2ブロック、どこも無傷では終われますまい。その一敗がシーズンの頭にきちゃっただけと思って気持ちを切り替え、ホーム開幕戦で「仕切り直し」と行きたいところです。

 * * * *


第46回 東京都社会人サッカーリーグ
2部2ブロック
2012/4/15 19:00 Kick Off
対 南八王子サッカークラブ戦
試合会場 赤羽スポーツの森公園球技場

■城北のスターティングメンバー

 城北は今年からユニフォームのサプライヤーがA-LINEさんに変更となり、それに伴いメンバーの背番号が大きく動いております。
 今日のメンバーはGK1石山、DF左から22田中※、5望月、8堀河、11沢田。MFは9渡邉シンペー、20米口※、6小島、17川口、トップ下に27成岡※を置いて、FWに10佐藤を配した4-5-1のフォーメーション(※は新加入選手)。
 南八さんとは去年もリーグ戦で対戦して、6-1で勝利してはいますが、選手個々のスキルは高かった印象があり、難しい対戦相手です。フォーメーションは中盤ダイヤモンド型の4-4-2。マッチアップとしては相手のトップ下17番の選手がDFとMFの間で浮く形になるので、この選手のケアをはっきりさせたいところですね。

■マッチレポート

 ホーム開幕戦で気合いの入った城北が試合開始直後から相手を敵陣に押し込めるものの、ゴール前でのプレーはやや精度を欠いており、なかなか決定的な形は作れない。

 城北が最初に迎えた大きなチャンスは前半12分、6小島が相手ボールを高い位置でインターセプトし、これを27成岡がゴール正面の10佐藤へ繋ぐ。鋭く右足を振り抜いた佐藤のシュートはクロスバーを叩き、ここは惜しくも得点はならず。

 ゲームが動いたのは前半19分、ゴール前での競り合いから右サイドに流れたボールを11沢田が丁寧にセンタリング、ファーサイドで待っていた8ホリケンがゴール前での密集をものともせず跳躍、バイシクルシュートを狙う! ホリケンはドンピシャのタイミングでボールをミート、素晴らしいシュートが南八のゴールネットに突き刺さった。ホーム開幕戦を祝福するド派手なゴラッソで城北が待望の先制点をゲット。

 しかし前半23分、エリア内での競り合いで相手選手にチャージをかけられた石山が頭から落下してしまうアクシデント。その後立ち上がって前半はプレーしたものの、後半から21中郷が城北のゴールマウスを守る。

 後半2分、9シンペーが中央から右へ大きなサイドチェンジ。これを受けた17川口がゴール前にクロスを上げると、これが直接ゴールに入ってしまう。ややラッキーな(シュート狙ってたんだったらゴメンw)形の追加点が入って城北が2-0とリードを広げる。

 後半頭から、城北・吉見監督は6小島と27成岡のポジションを入れ替えた模様。小島は前線でパスを引き出すアクションを繰り返し、27成岡は落ち着いた左右への配球を見せる。これにともなってサイドバックの22田中や20米口が果敢にオーバーラップを狙う回数が増え、城北の攻撃が活性化、たびたび決定機を作り出すことに成功するが、シュートは際どくゴール枠をとらえきることができず、追加点を奪うには至らない。

 10佐藤→14岩井、11沢田→4大島、17川口→7村上と交代カードを切って運動量を維持しつつ、終始ゲームをリードした城北が南八王子にほとんど反撃を許さず、2-0のまま試合終了のホイッスル。見事にホーム開幕戦を勝利で飾った。

■スペリオ城北“の”チャレンジ、スペリオ城北“という”チャレンジ。

 とにもかくにも、手痛い敗戦から2週間。チームの士気を立て直し、ホーム開幕戦を見事勝利に導いた吉見監督の指導、そして今日の選手達の頑張りに胸が熱くなりました。本当に勝ててよかった。
 そしてスタンドに来てくださっていた80人ちかいお客さんに勝利をプレゼントできたことが、何よりとてもうれしい。この赤スポができる前、と言ってもそれはほんの数年前の話でしかないのだけれど、選手達はある時は高校や中学校のグラウンドで、河川敷で、そして時には野球場でさえプレーし、それを見守っていたのは、ほんの4〜5人の因業なサポーターたちだけでした。
 それが今では、こんなにたくさんのお客さんがスタジアムに集まって、城北の選手達のプレーに拍手と歓声を送ってくれている。自分が目の当たりにしているこの光景を、ほんの数年前のそれと比べたら、最初の話じゃないけれど、「夢なんじゃないか」と思えてきます。

 今年もまた、昇格を目指すスペリオ城北のチャレンジが始まったわけですが、これはスポーツですから必ず勝者と敗者が作られてしまいます。でももう一つの私たちのチャレンジ、つまり「FOOTBALLのある街」を作り、「FOOTBALLのある日常」を拡大していくことを目指す「スペリオ城北」というプロジェクトのチャレンジは、決して「敗者」を作らない。この宝物のようなスタジアムで、プレーをする人、それを観る人、応援する人、できるだけたくさんの人びとがFOOTBALLを通じて幸せを感じられるようにしてゆくこと、それがもう一つの大切なチャレンジなんだ、という思いをホーム開幕戦に立ち会って、改めて強くした私でありました。

 ・・・何か照れくさいこと書いてますね。テヘペロ(・ωく)


2012年3月29日(木曜日)

3/29 今日の登録。

カテゴリー: - yamaneko @ 21時32分58秒

 今日の登録はフロムの本を5冊。実はライヒの『ファシズムの大衆心理』(上下)もあったのだが、改めて中調べてみたら致命的なほど書き込みが多くてお店に出すのは断念。機会があったら100均箱にでも入れて販売しよう。

【3/29の登録】
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『フロイトの使命』 商品詳細へ

『フロイトの使命』 エーリッヒ・フロム(みすず書房)

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『生きるということ』 商品詳細へ

『生きるということ』 エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書房)

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『悪について』 商品詳細へ

『悪について』 エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書房)

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『希望の革命<改訂版>』 商品詳細へ

『希望の革命<改訂版>』 エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)

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『精神分析と唯物論』 商品詳細へ

『精神分析と唯物論』 W・ライヒ/E・フロム(イザラ書房)

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2012年3月28日(水曜日)

3/28 本日の登録4点。

カテゴリー: - yamaneko @ 19時10分29秒

 東京もようやく春らしくなって着ましたね。今年は冬が長かった。

 さて、今日はフロイトのものを中心に精神分析に関する書籍を4点登録。今日から数日、心理学、精神分析系の書籍を登録していく予定です。

【3/28の登録】
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『フロイトの読み方』 商品詳細へ

『フロイトの読み方』 外林大作(誠心書房)

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『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析』 商品詳細へ

『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析』 岡田温司(平凡社)

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『翻訳としての人間』 商品詳細へ

『翻訳としての人間』 石澤誠一(平凡社)

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『シュレーバー』 商品詳細へ

『シュレーバー』 渡部哲夫(平凡社)

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2012年3月23日(金曜日)

3/23 絵画・芸術・音楽など、12点登録です。

カテゴリー: - yamaneko @ 00時00分29秒

【3/23の登録】
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『永遠なる子供 エゴン・シーレ』 商品詳細へ

『永遠なる子供 エゴン・シーレ』 黒井千次(新潮社)

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『怖い絵』 商品詳細へ

『怖い絵』 中野京子(朝日出版社)

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『風のイコノロジー 風に寄せる詩と音楽』 商品詳細へ

『風のイコノロジー 風に寄せる詩と音楽』 若桑みどり(主婦の友社)

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『ガラ 炎のエロス』 商品詳細へ

『ガラ 炎のエロス』 ドミニク・ボナ(筑摩書房)

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『お葉というモデルがいた 夢二、晴雨、武二が描いた女』 商品詳細へ

『お葉というモデルがいた 夢二、晴雨、武二が描いた女』 金森敦子(晶文社)

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『朝香宮邸のアール・デコ』 商品詳細へ

『朝香宮邸のアール・デコ』(東京都文化振興会)

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『ファッションの歴史〔下〕』 商品詳細へ

『ファッションの歴史〔下〕』 J・アンダーソン・ブラック+マッジ・ガーランド(PARCO出版)

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『日本の刺青と英国王室』 商品詳細へ

『日本の刺青と英国王室』 小山騰(藤原書店)

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『芸術の規則 I』 商品詳細へ

『芸術の規則 I』 ピエール・ブルデュー(藤原書店)

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『おしゃれの哲学 現象学的化粧論』商品詳細へ

『おしゃれの哲学 現象学的化粧論』 石田かおり(理想社)

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『カルメンの白いスカーフ 歌姫シミオナートとの40年』 商品詳細へ

『カルメンの白いスカーフ 歌姫シミオナートとの40年』 武谷なおみ(白水社)

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『シュトラウス・ファミリー』商品詳細へ

『シュトラウス・ファミリー』 ピーター・ケンプ(音楽之友社)

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2012年3月22日(木曜日)

【Football Manager 2012】からイングランドの地方クラブを学ぶ

カテゴリー: - yamaneko @ 02時44分00秒

 いや〜、ほぼ二週間ぶりの更新となってしまいました。

 この間どうしていたかと言うと、「Football Manager 2012」というゲームにすっかりのめり込んでおりました。

 我ながら、これはちょっとのらくらしすぎですw 「人としてどうか…」と思うレベルですね。

 さて、表題にある「Football Manager 2012」というのは、サッカークラブの監督となってクラブを運営するシミュレーションゲームでありまして、ご案内の向きにはことさら説明するまでもないのですが、このゲーム、本当にハンパないゲームです。

 何がハンパないって、そのカバーするリーグの広さと深さ。

 欧州や南米の主要なリーグはいわずもがな、そしてチェコ、ルーマニア、ウクライナ、メキシコ…といった中堅国のリーグも網羅。

 そして、たとえばイングランドならプレミアリーグから数えて何と6部のリーグにあたるカンファレンス〔南/北〕リーグまでプレー可能という、とんでもないマニアックさなのです。

 日本のリーグはとあるゲームメーカー(コ●ミw)の「大人の事情」のために含まれていないのが残念ですが、しかし有志が作成した各種データがありまして、これをゲームに投入すれば、J1、J2はもちろん、JFLから各地域リーグにいたるまで再現可能です。私の入れたデータでは北海道や九州、中国リーグがないのですが、関東リーグなら2部までデータがあります。このソフトは毎年新しいバージョンが出るので、次のシーズンのものになれば、この関東2部に東京23三菱養和といったクラブが加わることになるわけですね。私たちが都リーグで目にした選手たちが一体どんな評価をこのゲームの中で受けるのか、今から楽しみでなりません。というか城北が関東に上がれば世界中のFMマニア達にクラブとして認知してもらえることになるわけで、たいそう夢が膨らみます。だから早く昇格しようw

 ちなみに私が現在指揮しているのはイングランド4部の「AFC Wimbledon」

 はじめもっと下の6部リーグ、カンファレンスリーグ南の「Boreham Wood FC」というクラブで開始してみたのですが、使える人件費予算があまりにも少なくて、ゲームシステムも充分に理解できていない初心者には少々ハードルが高すぎましたw あっという間にいろんなことが「詰んだ」状態になってしまったので、もう少し余裕のあるクラブに変更した次第。とにかく膨大なデータを一つ一つ検討しつつ意思決定をしていかなくてはならないので、中々ゲームが先に進みませんw

 * * * *

 それにしても、ゲームで知ったことををきっかけに、このBoreham Wood FCというクラブについて調べてみたのですが、イングランドのサッカークラブのあり方というものに改めて深く感銘を受けました。関心のある方はBoreham Wood FCの公式サイトを是非ご覧になってみてください。クラブを紹介する手作り感満載の動画が実にいい味だしてます。何と幸せそうなフットボールの景色でしょうか。

 Wikipediaによりますと、Borehamはイングランド東部、エセックス州にある人口わずか4000人の町。Boreham Wood FCは「Wood」の愛称で親しまれています。ホームスタジアム、Meadow Parkのキャパシティは約4500。

 町民全人口 < スタのキャパ www

 さらに‘Boreham Wood Football Club Soccer Centre’と名付けられたトレーニングセンターを所有し、フルサイズの人口芝グラウンドをはじめ、カンファレンス・ルームやギャラリーラウンジ、PCラボといった各種施設も充実。このロッカールームは日本のJ2クラブよりも確実に上等だね…(^^;

 なお、このMeadow Parkはアーセナル・レディースがホームスタジアムとして利用しており、Woodとアーセナルはクラブとして提携関係を結んでいるようです。サイトの写真などを見ると親善試合なども行っているようですね。(なおこうしたクラブ間提携もFootball Manager内では完全に再現されていて、この親善試合の収益はクラブの貴重な財源になります。つくづくすごいゲームですな。)

 さらに、2000ポンド払ってWoodのスポンサーになると、どうやら「アーセナルの試合を“最高の座席”で観戦できる権」がもらえるらしい。Wood、なかなかの商売上手ですw

 しかーも! ただ試合が観られるというだけではなくって、何とアーセナルの選手のサイン入りゲームシャツやサインボールがもらえちゃう。そしてラウンジではシャンパンに“ア・ラ・カルト”の食事(ここ強調してるw おそらく単なる仕出し弁当みたいな代物じゃなくて自由にメニューからオーダーしていいぜ、ってことなんでしょう)、そしてワインやビールはもちろん無料。この素晴らしいスポンサーシップの権利は残りあと2枠!ぜひお早めに!!

 他にもこのクラブはPASE (Programme for Academic and Sporting Excellence)という試みを行っていて、これはサッカー選手としての若年層の才能の救い上げというだけでなく、同時により高度な教育機会の提供プログラムでもあるみたい。それに加えて、どうやら職業訓練プログラムの提供といった事業までおこなっているみたいなんだな、ざっと読む限り。こういう風に、決してカテゴリーのトップに位置するわけではない小さなクラブであっても、それがその地域のアソシエーションの一角として存在し得ているということが素晴らしい。こういうところにこそ、将来の城北が目指していくクラブの姿のあり方があるのではないかな、と思うのでした。

 とにかく、まさに隣の芝生が青々として見えるというか、やっぱイングランドのサッカー環境の奥行きの深さには素直に「すげーなー」と頭を垂れざるを得ないです。うらやましい限りです。


2012年3月21日(水曜日)

映画・演劇関連の本を12点登録しました〜

カテゴリー: - yamaneko @ 17時47分50秒

【3/21の登録】
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『トリュフォー ある映画的人生』 商品詳細へ

『トリュフォー ある映画的人生』 山田宏一(平凡社房)

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『ヴィスコンティ集成』 商品詳細へ

『ヴィスコンティ集成』 フィルムアート社編( フィルムアート社)

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『映画秘宝期間限定版 ベストテンなんかぶっとばせ!!』 商品詳細へ

『映画秘宝期間限定版 ベストテンなんかぶっとばせ!!』 洋泉社MOOK(洋泉社)

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『映画宝島 地獄のハリウッド!』 商品詳細へ

『映画宝島 地獄のハリウッド!』(JICC出版局)

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『映画と共に歩んだわが半生記』 商品詳細へ

『映画と共に歩んだわが半生記』 淀川長治(近代映画社)

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『私のチャップリン』 商品詳細へ

『私のチャップリン』 淀川長治(PHP研究所)

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『「生きる」という贅沢』 商品詳細へ

『「生きる」という贅沢』 淀川長治(日本経済新聞社)

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『『エヴァ』の遺せしもの』 商品詳細へ

『『エヴァ』の遺せしもの』 ポップカルチャー・クリティーク0.(青弓社)

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『花供養』 商品詳細へ

『花供養』 白洲正子・多田富雄(藤原書店)

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『朝日のような夕日をつれて』 商品詳細へ

『朝日のような夕日をつれて』 鴻上尚史(弓立社)

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『別役実の人体カタログ』商品詳細へ

『別役実の人体カタログ』 別役実(平凡社)

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『演出家の仕事 六〇年代・アングラ・演劇革命』 商品詳細へ

『演出家の仕事 六〇年代・アングラ・演劇革命』 日本演出者協会+西堂行人編(れんが書房新社)

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『戦後新劇』商品詳細へ

『戦後新劇』 日本演出者協会編(れんが書房新社)

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2012年3月7日(水曜日)

のらくらな日々 3/7

カテゴリー: - yamaneko @ 12時44分48秒

 今日の登録は思想系の本を12点。テーマ的にはややとりとめがありませんが。

 これからグラシン紙をかけて化粧をしてあげてから、えっちら倉庫に運びます。

【3/7の登録】
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『全体主義の時代経験』 商品詳細へ

『全体主義の時代経験』 藤田省三(みすず書房)

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『水俣・アミニズム・エコロジー 鶴見和子曼荼羅? 魂の巻』 商品詳細へ

『水俣・アミニズム・エコロジー 鶴見和子曼荼羅? 魂の巻』 鶴見和子(藤原書店)

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『安全学』 商品詳細へ

『安全学』 村上陽一郎(青土社)

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『科学について』 商品詳細へ

『科学について』 シモーヌ・ヴェーユ(みすず書房)

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『サブジェクトからプロジェクトへ』 商品詳細へ

『サブジェクトからプロジェクトへ』 ヴィレム・フルッサー(東京大学出版会)

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『神を殺した男 ダーウィン革命と世紀末』 商品詳細へ

『神を殺した男 ダーウィン革命と世紀末』 丹治愛(講談社)

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『監獄の誕生 監視と処罰』 商品詳細へ

『監獄の誕生 監視と処罰』 ミシェル・フーコー(新潮社)

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『デリダ 脱構築』 商品詳細へ

『デリダ 脱構築』 高橋哲哉(講談社)

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『イスラム報道』 商品詳細へ

『イスラム報道』 エドワード・W・サイード(みすず書房)

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『黒い大西洋と知識人の現在』 商品詳細へ

『黒い大西洋と知識人の現在』 市田良彦・ポール・ギルロイ・本橋哲也(松籟社)

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『暴力・戦争・リドレス』 商品詳細へ

『暴力・戦争・リドレス』 米山リサ(岩波書店)

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『THINKINGオー 第9号 特集:天皇の謎をときます』 商品詳細へ

『THINKINGオー 第9号 特集:天皇の謎をときます』 シ(左右社)

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2012年3月6日(火曜日)

のらくらな日々 3/6

カテゴリー: - yamaneko @ 19時42分54秒

 ご飯を作って余裕があったら後で何か書きます。

【3/6の登録】
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『愛しすぎる家族が壊れるとき』 商品詳細へ

『愛しすぎる家族が壊れるとき』 信田さよ子(岩波書店)

【関連書】
『結婚帝国 女の岐れ道』 商品詳細へ

『結婚帝国 女の岐れ道』 上野千鶴子・信田さよ子(講談社)

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『脱アイデンティティ』 商品詳細へ

『脱アイデンティティ』 上野千鶴子編(勁草書房)

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『女ぎらい ニッポンのミソジニー』 商品詳細へ

『女ぎらい ニッポンのミソジニー』 上野千鶴子(紀伊國屋書店)

【関連書】
『クローゼットの認識論 セクシュアリティの20世紀』 商品詳細へ

『クローゼットの認識論 セクシュアリティの20世紀』 イヴ・コゾフスキー・セジウィック(青土社)

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『おこげノススメ カルト的男性論』 商品詳細へ

『おこげノススメ カルト的男性論』 小谷真理(青土社)

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2012年3月3日(土曜日)

のらくらな日々 3/3

カテゴリー: - yamaneko @ 23時08分24秒

 ・本日は日本史の本を4点登録。わりと民俗史・生活史といった感じのものでまとめられました。

 ・ゼロックス・スーパーカップはジョルジ・ワグネルのチートな一発にやられたw しかし2点取られてからの反攻の迫力は従来の東京にはなかったもので、今シーズンには大いに期待が持てた。負けてる時の東京の反撃といえば、時間がなくなってくると前線に放りこむだけの無理責めという印象が強かったんだけど、しっかりと攻撃の形を作ろうとしていた点に変化を感じた。監督で本当にずい分変わるんだなぁ、と。

 ・明日は山雅の記念すべきJ初見参を味スタに見に行ってきます。山雅の選手の下調べしておかないと全然わかんないや。

【3/3の登録】
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『殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語』 商品詳細へ

『殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語』 繁田信一(柏書房)

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『王朝貴族の悪だくみ』 商品詳細へ

『王朝貴族の悪だくみ 清少納言、危機一髪』 繁田信一(柏書房)

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『中世人の経済感覚 「お買い物」からさぐる』 商品詳細へ

『中世人の経済感覚 「お買い物」からさぐる』 本郷恵子(日本放送出版協会)

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『お世継ぎのつくりかた 大奥から長屋まで 江戸の性と統治システム』 商品詳細へ

『お世継ぎのつくりかた 大奥から長屋まで 江戸の性と統治システム』 鈴木理生(筑摩書房)

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2012年3月2日(金曜日)

のらくらな日々 3/2

カテゴリー: - yamaneko @ 21時31分02秒

 ヴァイツゼッカーさんにもいろいろ批判があることは知っておりますが、それでも日本の政治家に比べれば余程…というか遥かにマシな訳で。少なくともいろいろあった後で、それでも仲良くしようと思うのなら、ぶん殴った方が「でもさぁ、そんなに痛くなかったでしょ? てか大げさwww」とか言っちゃいけないよ。

【3/2の登録】
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『ワルシャワ・ゲットー日記 ユダヤ人教師の記録【縮訳版】』 商品詳細へ

『ワルシャワ・ゲットー日記 ユダヤ人教師の記録【縮訳版】』 ハイム・A・カプラン(風行社)

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『アウシュヴィッツ収容所私は人間の尊厳を傷つけた……所長ルドルフ・ヘスの告白遺録』 商品詳細へ

『アウシュヴィッツ収容所 私は人間の尊厳を傷つけた……所長ルドルフ・ヘスの告白遺録』 ルドルフ・ヘス(サイマル出版会)

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『21世紀の子どもたちに、アウシュヴィッツをいかに教えるか?』 商品詳細へ

『21世紀の子どもたちに、アウシュヴィッツをいかに教えるか?』 ジャン=F・フォルシュ(作品社)

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『ヴァイツゼッカー大統領演説集』 商品詳細へ

『ヴァイツゼッカー大統領演説集』 永井清彦編訳(岩波書店)

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2012年3月1日(木曜日)

のらくらな日々 3/1

カテゴリー: - yamaneko @ 21時59分31秒

 2月は決算処理やら東京カップやら急に飛び込んできた急ぎの(しかも微妙に量が多い)仕事やらのお陰で、登録作業が全っ然、進みませんでした。今月は心を入れ替えましてドシドシ登録していきたいと思います。

 てな訳で今日は落語関連の書籍を10点ばかり。どうぞよろしくお願いいたします。

 個人的には『楽写』がおすすめ。

 噺家さんの楽屋での様子を写した写真集ですが、この春めでたく真打昇進かなった春風亭一之輔さんがまだ前座で「朝左久」と名乗っていた頃の写真があったりして、興味深いですね。

 また、楽屋で先代三木助の日記を熱心に読み込んでいる四代目三木助の姿が納められた写真などは、見ていて切なくなってしまいます…。

【3/1の登録】
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『別冊歴史読本 落語への招待3 落語はこんなにおもしろい!』 商品詳細へ

『別冊歴史読本 落語への招待3 落語はこんなにおもしろい!』 (新人物往来社)

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『楽写(がくしゃ)』 商品詳細へ

『楽写(がくしゃ)』 林家彦いち(小学館)

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『目白・柏木・黒門町 内儀さんだけはしくじるな』 商品詳細へ

『目白・柏木・黒門町 内儀さんだけはしくじるな』 古今亭八朝・岡本和明(文藝春秋)

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『落語の言語学』 商品詳細へ

『落語の言語学』 野村雅昭(平凡社)

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『全身落語家読本』 商品詳細へ

『全身落語家読本』 立川志らく(新潮社)

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『落語風俗帳』 商品詳細へ

『落語風俗帳』 関山和夫(白水社)

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『円朝ざんまい よみがえる江戸・明治のことば』 商品詳細へ

『円朝ざんまい よみがえる江戸・明治のことば』 森まゆみ(平凡社)

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『江戸前の男 春風亭柳朝一代記』 商品詳細へ

『江戸前の男 春風亭柳朝一代記』 吉川潮(新潮社)

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『快楽亭ブラック 忘れられたニッポン最高の外人タレント』 商品詳細へ

『快楽亭ブラック 忘れられたニッポン最高の外人タレント』 イアン・マッカーサー(講談社)

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『御乱心 落語協会分裂騒動と、円生とその弟子たち』 商品詳細へ

『御乱心 落語協会分裂騒動と、円生とその弟子たち』 三遊亭円丈(主婦の友社)

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2012年2月27日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@東京カップ準々決勝 三菱商事サッカー同好会戦

カテゴリー: - yamaneko @ 20時11分06秒

 ロスタイムの決勝弾という劇的な幕切れに終わった慶応BRB戦から早くも二週間。東京カップ準々決勝の対戦相手は三菱商事サッカー同好会です。
 三菱商事さんは昨年の1部リーグ戦で4位という好成績を残しており、東京23、青梅、三菱養和、VFC1st、早稲田Utd…といった、錚々たる強豪がひしめいていた昨年の1部リーグの顔ぶれを考えるなら、これは相当な力量のあるチームと考えなくてはなりません。
 城北も関東2部所属のエリースFC東京さんとTMを組むなど、格上クラブの胸をお借りして準備を行ってきましたが、何せ今回は相手の情報がほとんどありません。TOKYO FOOTBALLさんが昨シーズンの開幕前に作成してくれた1部リーグ各クラブのメンバー表くらいしか資料がなかったのですが、それによりますとメンバーの多くが慶応大の出身者。一流企業に一流大出身者が多いのは自然なことですし、三菱と慶応の関係が深いのはこういう歴史的な経緯を考えれば当たり前っちゃあ当たり前の話ではあるんですが、まるで兄貴分が仇討ちに来たみたいで困っちゃいます。そういえば今度4部には学生枠の撤廃という規制緩和によって慶応大体育会サッカー部のメンバーが中心だとかいう「慶応ソッカークラブ」もできているようですし、2部の「慶応BRB」、1部の「三菱商事」、そして体育会の「慶応大ソッカー部」をあわせて慶応四兄弟の完成だ!

 体育会:「BRBがやられたようだな…」

 商事:「ククク…奴は慶応四兄弟の中でも最弱…」

 ソッカークラブ:「城北ごときに負けるとは慶応の面汚しよ…」

 日本経済のメインストリームを担うエスタブリッシュメントを輩出し続ける巨大な一族に抗い続ける城北の戦いや如何に!?(声はもちろん千葉繁でw)

 …BRBさんスミマセン。ゴメンナサイ。でもこのネタどうしても使いたかったんですw もうしません。

 でも三菱養和、三菱商事、三菱東京UFJ銀行もあるから、そのうち三菱四兄弟もできそうな勢いですな。そうなるとやはり敵は三井物産サッカー部か。まさに宿敵w

 * * * *

東京都社会人サッカーチャンピオンシップ 準々決勝
2012/2/26 15:30 Kick Off
対 三菱商事サッカー同好会戦
試合会場 大井第二球技場

 さて、気を取り直して城北の先発メンバーを確認してまいりますが、前線は9鹿島と7シンペーのツートップ。中盤は30村上、14堀河、13稲見、11佐藤。DFラインは16鵜沼、2望月、4大島、20沢田。GKは1中郷。城北としてはまさに”攻撃仕様”のガチメンバー。ベンチには広い視野と正確なキックが持ち味の31小島や、一人スルーパスも可能な快足8川口なども控えているので、攻撃に変化をつけたい場合のピースも揃っています。これで勝てなきゃしょうがねぇ、というメンバー構成です。

 【マッチレポート】

 試合開始直後、城北は右サイドを深くえぐられて中央へのクロスを許したが、この絶好機に相手のシュートは大きくバーを超え、どうにか事なきを得る。この場面を乗り切ると、次第に城北の前線からのプレスが機能しはじめ、城北がやや優勢に立ったのだったが、前半15分、2望月がPA内でのハンドを取られてしまう。決して故意のハンドリングではなかったと見えたが、ここはしっかり決められてしまい、三菱商事に先制を許してしまった。
 しかしこのリードは長くは続かない。フィールド中央付近でドリブル突破を仕掛けた7渡邉を三菱のDFが引っ張って倒しファウル。このFKのチャンスで、7渡邉はゴール前に大きく山なりのボールを送る。ヘディングでの競り合いからこぼれたボールに14堀河が足を伸ばして一瞬早く反応し、見事に押し込んでゴールゲット。前半22分に城北がスコアを1―1のイーブンに戻すことに成功した。
 前半終了間際には右からのアーリークロスに7渡邉がダイビングヘッドで飛び込むも惜しくもゴール枠をとらえることはできず、1−1のまま前半を終了。

 後半に城北吉見監督は30村上に替えて左SHに31小島を投入。三菱商事も後半頭から背番号35の重量級FWを前線に投入し局面の打開を図る。
 三菱商事はボールを奪うとすかさず前線にロングボールを入れてくる攻撃を徹底。城北は高く保ったラインの裏に抜け出されピンチを迎える場面を何度か作られたが、GK1中郷の身を挺したセービングや20沢田の必死のカバーリングなどでピンチをしのぎ、相手に追加点を許さない。
 城北は後半16分に11佐藤に替えて右SHに8川口を投入するが、相手ゴールを破るきっかけはつかめないままタイムアップとなり、勝負の行方はPK戦にゆだねられることとなった。
 PK戦では7渡邉と後半33分に9鹿島と交代で入った24宮原が際どくコースを狙って成功させたものの、13稲見、4大島、31小島が失敗。2−3となって城北の準々決勝での敗退が決定したのだった。

 * * * *

【守備陣の奮闘】

 三菱商事さんの攻撃は、ボールを取ったらまず前線に長いボールを入れてくる感じのアバウ…アワワ、シンプルなもので、もっとパスをつないでくるものと思っていただけにこれは正直ちょっと意外でした。慶応BRBは割とつないでくるチームでしたからね。“お兄さん”もそうなのかな〜と。これは勝手な思い込みですが。
 で、「ロングボールでラインが押し下げられる」→「跳ね返してラインを押し上げる」→「またロングボールで下げられる」の無限ループ。後半に運動量が落ちてくると、さすがに上げ下げがきつくなって城北も陣形をコンパクトに保つことができなくなり、大きく跳ね返すだけになってしまいました。そんなこんなで、やや大味な試合展開になってしまったのが悔やまれます。
 ただ、そうした中でも失点を不運な形でのPKによるものだけに抑えることができたのは、2望月、4大島の両CBコンビと14ホリケンが放り込まれるハイボールを粘り強く跳ね返し続けてくれたおかげでしょう。特に14ホリケンが最終ラインの前で競ってくれるのがありがたかった。この3人ががっちりと防波堤になってくれていたので、相手の攻撃にはそんなに怖さを感じなかったもの事実。決定機を防いだ1中郷の体を張った好セーブも光った。

【浮き彫りになった課題】

 しかし、別の見方をすれば、結局「相手のしたいサッカーのスタイルに引きずり込まれてしまった」ということにもなる訳ですから、何とか自分たちのスタイルでゲームを進めていくための工夫をしなくちゃいけなかったところでしょう。セカンドボールを大事にしつつ、13稲見なり31小島なりが最終ラインの前あたりでボールを捌いて落ち着かせ、縦のクサビや大きなサイドチェンジを入れるタイミングを窺うようにしたかった。
 そしてPK戦については、 いや〜、PK戦で三本外したらそりゃあ勝てませんw
 「PK戦なんて運だよ」と選手と自分とを慰めることも勿論できます。ただ、その一方で、城北が2部で4年目のシーズンを迎えることになっているのは、「ここ一番!」という勝負どころで力を出し切ることができない、こういう「勝負弱さ」のせいであるのも否定できません。
 この試合では、リーグ戦に向けて克服すべき課題、つまり、攻撃パターンの引き出しを増やしつつゲームの運び方を成熟させること、そして勝負所で自分の実力を十分に出し切ることができるようなメンタル面の成長を実現することという、二つの課題が明確になったと言えそうです。今日の敗戦を2012年のリーグ戦に向けた、貴重な糧にしていきましょう。

【2012年のSPERIOが始動!】

 そしてこの試合は、4年にわたり城北の前線に君臨し続けた9鹿島のラストゲームとなりました。4年間の在籍であげたゴールは通算40。3年連続でチーム内得点王の座を守り続けた“KING鹿島”の退団です。たくさんの素晴らしいゴールの記憶をありがとう。雰囲気はちょっとコワくて近寄りがたいくせに、キッズイベントなんかでは子供たちを相手におどけてみせてくれたりする、チャーミングなアイツでした。退団後どうするのか、どこか他のクラブでサッカーを続けるのかということはクラブからの情報がないのでよくわかりませんが、自分の選んだ道をしっかり歩んでください。…戻ってきたくなったらいつ戻ってきてもいいんだぞw

 そしていよいよ新しいメンバーを迎えた2012年の城北のチーム作りがスタートします。 松本山雅(北信越リーグ時代)でのプレー経験を持つ田中明弘選手や、成立学園で31小島と一緒に高校選手権に出場した米口翼選手など、早くプレーを見てみたくて仕方がない選手たちがたくさん入団してくれています。どうか今年もスペリオ城北の東京都1部リーグ昇格を目指す戦いにご注目いただき、たくさんの方に赤スポへおこしいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


2012年2月13日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@東京カップ3回戦 慶應BRB戦

カテゴリー: - yamaneko @ 23時31分17秒

 2012年2月12日。いよいよSPERIO城北が今年はじめての公式戦に臨む日がやってきました。この日、駒沢第二球技場という素晴らしい試合会場で我らが城北と相見えるのは「慶應BRB」。4部リーグ、3部リーグを鎧袖一触、破竹の勢いで突破してきた、進境著しいクラブです。
 ・・・いえ、かつて天皇杯を幾度となく制したというこの古豪に対して、「進境著しい」は礼を失した物言いでした。新参の挑戦者は、むしろ我々です。しかし私たちも新参者ながら、まがりなりにも2部リーグで多くの強敵たちと鎬を削って戦ってきた意地というものもございますれば――それでは我ら新参者の戦い方、とくと、その目で御覧じろ。

* * * *

東京都社会人サッカーチャンピオンシップ 3回戦
2012/2/12 15:30 Kick Off
対 慶應BRB戦
試合会場 駒沢第二球技場

◎2/12城北のスターティングメンバー

■マッチレポート

 慶應BRBの攻撃の中心、長身FWの28番に対して城北の「巨人」5平野がガチンコでマッチアップ。5平野は“ちびっ子”の多い城北の中にあって、188cmの身長を誇る貴重なCB。かつては与野蹴魂会に所属して関東リーグを戦った経験豊富なベテランが落ち着いた対応で慶應の攻撃の基点を潰していく。
 さらに城北は前線からの連動したプレスで慶應のパス回しを寸断すると、素早くサイドに展開、右の11佐藤や左の16鵜沼が躍動してピッチを幅広く使った攻撃を見せるものの、なかなか慶應のゴールを割ることはできない。9鹿島が放った決定的なシュートも必死に体を投げ出した慶應GKのファインセーブに阻まれ、シュート数では城北が慶應を上回ったものの、得点は奪えないまま前半を終了。

 城北・吉見監督は後半開始から左SHに30村上、後半途中から右SHに20沢田を投入してサイド攻撃を強化。30村上は得意のドリブルで中央へ侵入すると、PA外から強烈なミドルシュートを放つものの、慶應GKがここでも片手一本のファインセーブでしのいでみせる。
 城北は高く保ったDFラインの裏へボールを送られて、心臓が止まりそうなピンチを迎える場面もたびたびあったものの、最終ラインはよく集中を切らさずカバーリングを徹底し、決定機は作らせない。
 ところが後半30分頃か、豊富な運動量で中盤を支えていた31小島が足をつってしまい治療のためピッチ外へ。数的不利となってしまったこの時間帯はさすがに押し込まれて苦しんだ城北だったが、吉見監督は3上田を右SBに投入して事態を落ち着かせる。
 そして両チームともにスコアレスのままPK戦突入も頭をよぎり始めた後半AT、城北は右CKのチャンスを獲得すると、ゴール正面でのこぼれ玉をめぐる混戦の中、目に飛び込んできたのは振りぬかれた青いスパイクだった。2望月が値千金の先制弾。そして直後の慶應の反撃も無事に抑え切った城北が東京カップの初戦を劇的な勝利で飾ったのだった。

 * * * * *

 この試合、私はビデオ撮影どころかメモさえとらずにひたすら声出しに徹していたので、上のマッチリポートも細部どころか大枠において非常〜に怪しいのですが、まあ雰囲気だけでも(^^;
 それと、声を出しながらも試合を見ている中でいくつか気が付いた戦術的なポイントがありますので、それを思いつくままに挙げてみたいと思います。これは、あくまでも後から考えて「こうだったんじゃないかな〜」という私の推論を多く含むものですので、まあ話半分程度に読んでいただければ結構です(笑)

■最後までほころびなかった城北の守備

 この試合での城北のフォーメーションは、ワントップに9鹿島、トップ下に7シンペーを配した4-5-1
 特に目を引くのはやはり最終ラインの構成です。右CBに5平野を先発させて慶應28番とマッチアップさせたのは先述の通りですが、右SBに普段はCBを務める4大島が配置されています。慶應28番は以前分析したとおり、しばしば中盤に下がってクサビのボールを受けにくるのですが、この動きに対して5平野がマークを離さずに付いていった場合に、最終ラインに生じるスペースを大島が中央に絞って消す、という形になっていたようです。つまり、2望月、5平野、4大島が変則的な3バックを構成していた、という訳ですね。
 そうして5平野は28番のマークを離さずに中盤の13稲見&31小島の両ボランチと協力して挟み込み、バイタルエリアでの自由なプレーを封じていました。しかし、これだけ徹底的にケアしても、この28番にポストプレーや危険な抜け出しを決められかけてしまうというのは、敵ながらさすがと賞賛するよりありません。
 そして4大島は、対面の左SH6番もケアすると共に、センターラインを超えての攻撃参加は控えめにして右サイドのスペースを埋めることで、慶應の左SB5番が上がってくる機会を減殺していました。これによってサイドを深くえぐられてから中央にクロスを上げられ、ゴール間近で28番と競り合う、という城北にとっては非常に嫌な展開を減らすことができていたようです。普段慣れないポジションながら、複数の守備のタスクを完遂した翔君に感謝です。
 さらに城北は9鹿島、7渡邉が献身的にフォアチェックをかけて中盤のプレスを援護し、13稲見、31小島、さらには普段はボランチに入ることが多い24宮原らがボールホルダーに群がるように襲い掛かって、慶應のパスワークを幾度となくカットしていました。
 ただし、高い位置でボールを奪うことに幾度も成功していながら、ショートカウンターの精度という点では残念ながら今ひとつで、試合を決めるチャンスを逃し続けてしまいました。おかげで最後まで苦しい戦いを強いられた点は、今後の克服すべき課題ですね。

■ポゼッション時の「3バック」

 これが「守備」の時に城北が採用していたシステム(と私が見たもの)なんですが、実はポゼッションの時には、もう一つ別のパターンの「3バック」が用意されていたのではないか、と試合を見ていて感じました。それはこの日ボランチに入っていた13稲見が頻繁にDFラインまで下がり、3バックのセンターのような位置でボールを捌いていたシーンが目に付いたからです。4-4-2のツートップ2枚がプレスをかけてくる慶應に対して、13稲見が下がって3バックとなることで城北は最終ラインで3:2の数的優位を確保し、ポゼッションを安定させることができる。城北は序盤から激しいプレッシングで慶應のパスワークを封じていましたが、さすがにどこかのタイミングでプレーしながら休む時間を作らなくてはなりません。13稲見が下がってボールを捌く間は、この貴重な休憩時間になっていたのかもしれません。
 また、9鹿島や7シンペーもボールを持った時に無理に突破を狙うより、前線でしっかりボールをキープすることを大切にしていたようにも見えました。ただ、それがややカウンターの切れを落としていたことにもなっていて、痛し痒しですね。“そこでボールを失って、全体が前がかりになった瞬間にカウンターを食らうよりはいい”という判断ももちろん「あり」な訳でして、つくづくサッカーというのは “Game of Contradiction” だなぁ、と痛感させられます。

■勝利のための地道な準備

 ところで、城北は2011年のシーズン終了後、12/4にチーム全体でミーティングを行っています。
 吉見監督がこのミーティングで選手たちに伝えたことの一つは、東京都2部の80分の試合時間のうち、インプレーの時間は長くとも60分であり、この60分間を走りきれる走力を身につけなければ、ゲームをしっかりと戦い抜くことはできない、ということでした。そして選手たちは、この認識を全体で共有した上で、吉見監督の課した非常にハードな練習メニューをくぐり抜けてきています。ボールを使いながら幾度となくダッシュを繰り返すそのトレーニングは、終了後の選手たちの様子からも厳しさの伝わってくるものでした。
 試合を8日後に控えた2月4日、吉見監督にお話を伺う機会があったのですが、これからはやはり試合に向けてフィジカルコンディションを上げていくことを主眼にしていくのですか、と質問したところ、“とにかくボールを使って走らせながらフィジカルを作っていく。ただ走るだけだと選手は嫌がるが、ボールを使えば走るのを嫌がりはしない。そうして走らせて心拍数の上がった苦しい中で、どれだけ正確なプレーをすることができるか、そこを追及させたい”――と話してくださいました。
 この日の試合では、ピッチに立っている全員が自分に求められているタスクを最後まで忠実に遂行できなければ、慶應BRBの破壊力ある攻撃を――それは2回戦で10得点を挙げたことからも証明済みです――防ぎきることはできず、いつか小さな不注意から決壊してしまっていたことでしょう。それをやりきるだけの集中力の持続を可能にしたのは、チームの全員が共通の理解をもって取り組んだ厳しいトレーニングの成果だったと言えるのではないでしょうか。まずは、非常に難しい最初の公式戦で、手強い相手に勝利できたことを心から讃えたいと思います。

 しかしもし仮に、これがリーグ戦と同様に80分の試合であったとしたら、城北は慶應の最後の反撃を抑えきることができたと言えるでしょうか? 確かに今日のゲームでは勝利を得ることができましたが、しかしその中にはさまざまな「もしも・・・」の余地が残っています。「完勝」というには程遠い。

 次の対戦相手は、三菱商事サッカー同好会さん。これまで城北が2度対戦して、勝利どころか得点を奪うことさえできていない、あのT.F.S.C.よりも、昨年のリーグ戦での順位は上だったチームが相手となります。今日の勝ちに満足することなく、自分たちの足元を再び見つめなおして、さらにチームの完成度を高めていってもらいたいところです。

 東京カップ準々決勝は2/26(日)15:30 Kick Off、試合会場は大井第二球技場です。

 がんばろう!城北!!


2012年2月6日(月曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@慶應BRB戦に向けて

カテゴリー: - yamaneko @ 19時58分34秒

 昨日は大井第二球技場で行われた東京カップ2回戦の試合を見てきました。

 私が注目したのはもちろん、第一生命サッカー部対慶應BRBの一戦。
 いよいよ来週、2/12にこの試合の勝者と我らが城北が対戦することになるのです。

 昨年、慶應BRBが一躍その名を都リーグサッカーファンの間に轟かせたのは、正にこの東京カップにおいてでした。当時やっと3部に昇格を決めたばかりのチームが、そのシーズンから1部に昇格する早稲田ユナイテッドをPK戦の末に撃破するという一大下克上をやってのけた、あの「早慶戦」です。今年も1回戦の府中アスレティック戦に4-0と快勝して、順調に2回戦に駒を進めてきました。

 一方の第一生命サッカー部は昨年の4部リーグ(7ブロック)を制して今季より3部に昇格するクラブ。こちらも1回戦は中央区代表の星陵蹴球団を5-0と破っての勝ち上がり。

 はじめのうちこそ、“どっちが対戦相手になるかはまだ分からないのだから、両方のチームをしっかり見ておこう”と思っていたのですが、キックオフから数分で“まあ慶應だけ見ていればいいんだな”と思い知らされることになりました。試合は何と10-0と、慶應BRBが強烈な破壊力を見せつけて圧勝。わずか70分でですよ! その試合展開についてはTokyo Footballさんの有料記事をご覧いただくとしまして、私としては、拙いながらも来週の試合に向けて、慶應の試合運びについて気が付いたことを備忘録的に書かせていただきます。

■フォーメーションは4-4-2

 慶應の前線では長身のFW28番がひときわ目立ちますが、しかしこの28番の頭を目掛けてロングボールを蹴ってくるような泥臭い攻めはしてこないのはさすが慶應ボーイ。丁寧にパスを繋いでくる洗練されたサッカーを志向してきます。
 4-4-2とは言うものの前線の選手の動きは流動的で、28番はしばしば中盤に降りてきてビルドアップに参加するし、ピッチの上を広く動き回る7番はなかなか捕まえにくい。また、左サイドハーフの6番は積極的に中央へのカットインを狙ってきます。これは左SB5番の上がってくるスペースを作るためもあるかもしれません。

■攻撃の軸は28番――どう抑える?

 ところで、この下がっていくFW28番にCBが付いていってしまうと、相方のFW7番や左の6番などがその空いたスペースに入り込もうと狙ってきます。かといってマークを付けずにいれば、最も危険なバイタルエリアで自由に基点を作られてしまうし、この位置でポストに入られると一発でラインの裏にスルーパスを出されてしまいます。CBが付いていくのか、ボランチにマークを受け渡すのか、はっきりさせておく必要があるやに思われます。この28番への対応で「迷い」が出るような状況を作らないようにしたいところです。
 また、7番や6番がポストに入った時などは28番自身も積極的に裏を狙ってくるので要注意ですね。競り合いにはもちろん強いですし、一歩のストライドが大きいせいか、足もかなり速い。抜け出されると相当にやっかいです。

■バリエーションの豊富な攻め

 繰り返しになりますが、縦のクサビを自由に捌かれるような展開を許したくありません。縦のパス交換から全体を押し上げていく時間を作られてしまうと、前を向いた状態のボランチから両サイドへの大きな展開や、DFライン裏のスペースを狙ったスルーパスなど、多彩な攻めのパターンへの対応を余儀なくされてしまいます。また、ボランチにボールが入った時は、高いポジションを取ったSBがかなり大胆にサイドをえぐってきます。サイドの深いところからクロスをあげられると、ゴール前での28番の長身がますます脅威になるし、そこにマークが集まれば他所がフリーになってしまう。とにかくDFに難しい選択を強要する多くの攻め手を持っているという印象です。

■どう戦う――?

 しっかりパスをつないでくるチームだけに、ボランチ、センターバックの足元の技術もシュアーですが、何とかボールに素早くプレッシャーをかけて自由なパス回しをさせないようにしたいところです。先日の東京23とのTMでもそうでしたが、スキルの高い相手へのプレスは、その選手に1枚で当たりにいくだけでは効きません。二の矢、三の矢が必要で、さらに周囲の選手にもきちんと対応して、パスコースをふさいでいかないといけません。攻守の切替で後手に回ることなく、ボールを奪ったら素早く高いポジションを取る相手のSBの裏のスペースを活用する・・・そんな攻めができると効果的ではないでしょうか。

 また城北にとってはこの試合が今年初めての公式戦ですから、試合の入り方にはやはり注意したいところです。とにかく初戦の独特の雰囲気や相手のイメージ呑まれないようにしたい。(私がこんなこと書いていること自体が相手の「強い」というイメージを増幅してるんじゃないかとも言えたりもする訳ですが・・・)

 これについては「対策」と言っても、もうとにかくドンドン「声」を出していくことしかないんじゃないでしょうか。昔、城北が東京カップで格上の相手をどんどん破っていった時(2007年)のことですが、あの時の城北には、大きな声でチームメイトに戦うことを要求し、気合いの伝わるプレーを敢えてして見せて、周りを鼓舞していくプレーヤーがいたものです。今の城北の選手はその頃に比べるとやっぱりちょっと大人しい。ゲームは基本「ガンガンいこうぜ」でいきましょうw

 とにかく、手強い相手ではあるのは間違いありませんが、臆する必要はまったくありません。相手をリスペクトしつつも、しすぎることなく、今の自分たちに表現できる全てをしっかりピッチ上で出し切る――そんなゲームを期待しています。

 SPERIO城北と慶應BRBの試合は2/12(日)15:30 Kick Off、試合会場は駒沢第二球技場です。
 
 がんばろう! 城北!

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 ・・・ところで、その後に見た「あきるのFC」の完成度がまたちょっと衝撃的で、今年の2部2ブロックどんだけ(以下略)と思わずにいられない私でした。あきるのFCについてはまた後日に。


2012年2月2日(木曜日)

のらくらな日々 2/2

カテゴリー: - yamaneko @ 21時00分02秒

 それにしても今年は寒いですね。こう寒いと、自ずと「寒いし今夜は鍋にでもするか!」ということになるので、今年の冬は晩飯の鍋率が非常に高いです。今夜はモツ鍋です。明日は嫁さんも仕事が休みだし、鍋でもつつきながら二人で一杯やりましょうかね。

【2/2 本日の登録】
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2012年2月1日(水曜日)

のらくらな日々 2/1

カテゴリー: - yamaneko @ 21時39分37秒

 いや〜、大したこともしてないのに、今年ももう一ヶ月終わっちゃいましたよ。びっくりです。どうなってんだろ。

 今日からいよいよ確定申告の準備を開始。
 
 実は、当店は去年一年というもの、まるで帳簿をつけていないのであった。テヘペロ。

 というのもですね、3月になって「さあてそろそろ溜めてしまった1、2月分の帳簿付けでもしようか」と思った矢先にあの震災で、それどころではなくなってしまったのが一点。

 さらに、明けて4月には私のサイトが大きなトラブルに見舞われてしまい、サーバ上から全データを削除しなくてはならない羽目に陥りました。正にやまねこ書店“開店以来最大のピンチ”と言うべき抜き差しならない状況。

 結局、その後サイトの復旧に要した時間は3ヵ月。もちろんその間は注文はゼロ。自然、仕入れも控えていたので、この期間は帳簿をつけようという気にもならなかったですね。

 まあいずれにしても、今日の準備作業は順調に進んだので、作業の目処は十分立ちました。せいぜい2-3日で終わるでしょう。

 去年の数字に改めて直面するのが正直怖い((;゚Д゚)))ガクブルガクブル

【2/1 本日の登録】
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2012年1月31日(火曜日)

勝手にSPERIOクロニクル@東京23FCとトレーニングマッチ

カテゴリー: - yamaneko @ 20時12分56秒

 東京カップもすでに開催され、いよいよ東京社会人サッカーも新しい一年が幕を開けました。今年もSPERIO城北、ならびに本ブログに暖かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、つい先日の1/27、来期トップチームの監督として2011年に現役を引退したばかりの元日本代表、米山篤志が就任したとのニュースをリリースし、相変わらず“華のある人事”で東京社会人サッカー界の話題をかっさらってゆく東京23FC。その米山氏の監督としての記念すべき初采配は、光栄にも我らがSPERIO城北とのトレーニングマッチとなりました。まずは貴重なトレーニングマッチの機会を提供してくださった東京23FCのみなさんに心より感謝いたします。
 相手は何と言っても昨年の東京都リーグを無敗で優勝したのみならず、都道府県リーグ勢ながら全社で優勝するという壮挙を成し遂げたチームなのですから、今の時点で自分たちの力がこの強豪相手にどこまで通用するのかを見極めるためにも、しっかり胸をお借りしてドーンとぶつかっていきましょう。

【1本目】

 今年新調された城北の新しい黒の練習着はとってもカッコいいんだけども、背番号が入ってないから遠目で見ると誰が出てんのかわかんないのがチョット難点。開始時のフォーメーションは城北は4-4-2。東京23は10番がトップ下の4-5-1、と見受けられました。

 序盤から東京23の激しいプレスにさらされて自陣の深い位置でさえボールを失う城北。ボールを奪うことができても、東京23の各選手はボールを失った瞬間の守備への切り替えが素晴らしく早く、あっという間にボールを奪い返されてしまいます。
 城北は中盤で繋いでいくのも難しいので早めに前線にボールを入れようとしますが、全体の押上げがきかない中、前で張っているFWが一人でボールをキープするのは難しく、有効な攻めの形を作ることができません。

 一方の東京23はゆったりと自陣で回す時と、縦にクサビを入れてシンプルに落とし、前線の選手が次々にアクションを起こしていく時とのメリハリが見事で、ずんずんと城北陣内に侵入、適確なパスワークと鋭いプレスで城北を自陣に押し込めます。

 東京23の1点目は15分。左からの大きなサイドチェンジパスを受けた右SBの18番がゴール前に速く鋭いアーリークロス。これを30番がドンピシャのヘッダーを合わせてゴールに叩き込む。

 はじめ、このクロスがあまりに鋭かったもので「シュートか?」とさえ思ったのですが、後ほど映像で確認すると、18番がボールを持った時、城北の2人のセンターバックの中間にポジションを取った30番がすかさず手を上げて呼んでいる。DFラインの背後に飛び込めると確信していたのでしょう。そして18番はその30番のイメージに答えるように、ボールを右足のアウトにかけて、CBの間をえぐって回り込んでくるようなインスイングのクロスを入れてきた。その速いクロスにぴたりとあわせる30番。

 何というそしてスピード・・・っ!! そして精度・・・っ!!

 この時、城北DF陣はほとんど動けず。予測の斜め上をいかれた感じの1点でした。

 その後、24分、PA内で突破にかかった9番を倒してしまいPKを献上、6番にしっかり決められて0-2。
 続いて27分、東京23左サイドの9番が城北DFを振り切ってクロス、10番が頭で合わせて0-3。――9番、さっき同じ位置で倒したばっかりだもんねぇ(^^;

 城北もボールホルダーに対して果敢にプレスを試みてはいるのですが、1枚で寄せて、ただ単に前に立つだけでは、テクニックの高い相手に対して有効なプレッシャーになっていません。2枚で当たればボールを取れる時もあるのですが、こぼれたボールも相手に拾われる確率が高く、チーム全体でのプレスの連動性・実効性に大きな差があります。
 そうして素早くパスを回されて単発のプレスが空振りに終わるうちに、城北はいつしか自陣にブロックを作って「待つ」ディフェンスになっていきますが、それだと相手はさらにどんどんフリーの選手ができてしまうので、手の打ちようがなくなってきちゃう印象。

 一方で、東京23の旺盛な運動量はまったく落ちてこず、相変わらずのハイプレスが城北のDFラインを襲撃します。城北は最終ラインでさえ安定したパス回しができないほど。結局、1本目の東京23の得点は3点だけでしたが、決定機を全部決められたらあと3〜4点は入っていてもおかしくなかった展開でした。

 * * * *

 お互いにメンバーを変えて臨んだ2本目も東京23が自在なサッカーを展開。

 特に、2本目の課題がサイド攻撃だったのかもしれませんが、ボランチに入った5番から大きく左右に展開される高精度の長いボールや、トップに当ててから左右のサイドハーフを走らせるなど、多彩なサイドからの攻撃を見せて、6分、9分、32分と得点を奪う。

 * * * *

 3本目、城北はこれがガチメンバーだったみたいですが、トップに鹿島が入ったこともあって前線でのキープ力が向上。ある程度クサビのボールが収まるようになったことで縦のパス交換もできるようになり、ようやくアタッキングサードまでボールを運べるようになってきました。シンペーの惜しいシュートなども出てきて、やっと少しは良くなってきたなぁ、と思ったその矢先、ロングボール一本で抜け出された相手の選手をPA内で倒してしまいまたもやPK献上。しかも倒れた選手は負傷してしまったようで、これはまったく申し訳ないことになってしまいました。

 そして終了間際、DFとGKの連携ミスからこぼれたボールを押し込まれて2失点目。これで3本合計すると0-8という大敗となってしまいました。

 * * * *

 く、くやしい・・・!

 いくら格上の相手とは言え、このチンチンのやられっぷりはさすがに悔しいです。 これはもうテッテ的に吉見監督に鍛えてもらわないとイカンですね。

 とにかく、この試合で「今の自分たちには何が足りないのか」ということは嫌というほど認識させられたわけですから、この経験を最大の目標であるリーグ戦優勝、そして1部昇格のために有効に活用していってもらいたいと思います。今はまだ種まきの時期。寒い冬にこそ頑張って、楽しい実りの秋を迎えましょう。「桃栗三年、柿八年」といいますが、城北も今年でとうとう8シーズン目、そろそろ「実」を成らせなくちゃいけない年です。
 
 「柚子の馬鹿めは一八年」という訳にはさすがにいきませんからね(笑)。しかしそれが仮に18年だろうとなんだろうと、クラブを応援していくことに変わりはないんですが。

 とにかく今年も頑張っていきましょう!


2012年1月26日(木曜日)

のらくらな日々 1/26

カテゴリー: - yamaneko @ 21時38分04秒

 ひさしぶりに風邪を引いております。

 鼻水とのどの痛み。熱はなし。むしろカーッと熱上がった方が早く直るんではないかと思われるんですが、どうも症状がだらだと続いていてシンドイです。

 おまけに、ほとんど持病と化しつつある左肩から首にかけての痛み。もうガッチガチです。体が揺れるたびに頭も少し揺れるわけですが、これがピシリピシリと痛い。仕方がないので駅前の骨接ぎさんに昨日から通ってます。うう、なんて低調な日々だ。

 写真は先日から首輪をつけているじず子さん。鈴がついていた時は音が気になったようで、ソートー嫌がっていましたが、鈴をとったら案外すんなりと馴染みました。予想通りキラキラ系の首輪がよく似合います。

じず首輪つき

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2012年1月21日(土曜日)

諭吉あれこれ。

カテゴリー: - yamaneko @ 19時55分09秒

 今日は福沢諭吉に関連する本を2冊。

 佐高さんの本では、松永安佐衛門など実業界で活躍した福沢の弟子たちが語ったエピソードから、福沢像に新しい光を当てようとしているのが面白い。

 安藤優一郎さんの本は、勝海舟と福沢諭吉の二人について描いてあるのだけれど、2/3は福沢といった感じで、「幕臣」としての福沢諭吉、そして彼が幕末期に抱いていたであろう政治構想(いわゆる「大君のモナルキ」)について説明しています。

『幕臣福沢諭吉』 まあ、この部分についてはぶっちゃけ、中島岑夫氏の『幕臣 福沢諭吉』などの先行研究を知っていれば、そんなに目新しいものではないです。けれど、勝海舟の合議政体論と対照させて二人の政治的ビジョンの違いを際立たせているのが面白いところ。後年、福沢は『瘠我慢の説』を世に問うて、新政府に出仕した勝や榎本武揚らの行動を批判していくことになります。「幕臣」としての福沢の矜持とは何だったのか、彼が「瘠我慢」の必要性を訴えた真意とは――?

 また、こうした本筋とは別に、黒船との接触以降、政権担当者としての幕府がいかに急速に西洋の文物を吸収し、西欧文明に対応できる知識人・官僚の育成に努力してきたか、ということを改めて教えてくれる点が有益。たとえば徳川家が沼津に作った「沼津兵学校」などは、単に軍人を育成するのみならず、「総合大学」としての側面を有しており(初代校長は西周)、戦術論の教育に偏重しがちだった後の陸軍大学校と比べてもはるかに優れていたのではないか・・・と思ったりします。明治新政府には幕府が育てた洋学に通じた人材が多く登用されており、江戸幕府の努力が日本の近代化の一助となったことは否定できない事実でしょう。

 福沢と言えば、先日NHKの番組『日本人は何を考えてきたのか』というのでちょうど諭吉と中江兆民を取り扱っていて、なかなか興味深く観たのですが、諭吉を論ずるにおいてはどうしても問題となってしまうのがかの悪名高き『脱亜論』という論説をどう評価するか、という話。

 この話をする上では、そもそも『脱亜論』は福沢の真筆なのかどうか、という井田進也氏(中江兆民の研究者である)が行った問題提起を避けて通れないはずなのですが、NHKの番組ではこれについては華麗にスルーw
 これは現在論争中といいますか、まだ真偽のハッキリしていないことなので、みなさまのNHKとしては無難に言及を避けたというところでしょう。

 私自身も、この井田氏の本を読んだ時に、「どうして福沢全集に入っているものをテンから疑わず、全部福沢の真筆だと決めてかかっていたのだろう、テキスト・クリティークなんて研究の基本中の基本のはずなのに!」と自分のうかつさ、というか、頭のキレの「ぬるさ」に愕然、かつ呆然とした覚えがあります。

 さらにこうした井田氏の問題提起を受けて、時事新報社説のアジア蔑視的な論説については、福沢ではなく石河幹明の筆ではないか、と『福沢諭吉の真実』(文春新書)という本で主張したのが平山洋氏。

 この石河幹明という人は時事新報の主筆の一人でありまして、晩年の福沢の近くにあって、後に『福澤諭吉傳』を著したり、福沢の全集(大正版)の編集を行ったりした人物なのですが、この石河幹明の描き出す福沢像はかなり「国権」寄りで、かつ「対外膨張」論的であることは研究者にはよく知られたことであります。だから「清国人を「豚」呼ばわりするような論説描いたのって、実は石河幹明じゃね?」とか言われるとですよ、「は〜なるほど〜、そういうことは確かにありそうだよね〜」と私なんかは大いに腑に落ちてしまう訳です。

 ただこうした主張が「やっぱ福沢はリッパだ!」という“福沢イメージ”の救済、ひいては福沢が持っていた日本の帝国主義的対外膨張への親和性を隠蔽することにつながることを厳しく批判するのが安川寿之輔氏。

 というかこの方は私が学生の頃からずーっと一貫して福沢諭吉を通して日本の近代を批判する、という仕事をなさっている方でして、『福沢諭吉のアジア認識―日本近代史像をとらえ返す』(2000年)、『福沢諭吉と丸山眞男 「丸山諭吉」神話を解体する』(2003)『福沢諭吉の戦争論と天皇制論―新たな福沢美化論を批判する』(2006)と三年おきに福沢批判の本を世に送り出しているのを見ると、いやぁ安川先生ご健在ですなぁ、と思わずにはいられません。

 それに、井田氏の方法――いわゆる「井田メソッド」――自体がどこまで実証性に耐えられるのか、という問題もあって、このテキスト・クリティークは事実上不可能に近いのが実際。(それについては慶応大学出版会のこの記事が詳しい。さすがw (「『時事新報』論説をめぐって(1) 〜論説執筆者認定論争〜」ならびに「『時事新報』論説をめぐって(2) 〜「我輩」は『時事新報』である〜」
 結局のところ、やっぱり時事新報に載っている以上、それはたとえ「署名」のない論説であったとしても、当時の世の中の人はそれを「福沢の発言」として受け止めただろうし、福沢に「製造物責任」が問われるのはしょうがないのも事実なのであります。

 で、何で長々とこうした話をしてきたかというと、福沢の『脱亜論』については、金玉均を通じた朝鮮の開化運動に対する支援の失敗と、それへの幻滅から描かれたものであった、という坂野潤二氏の説(『福沢諭吉選集』7巻「解説」)が非常に説得力がある訳で、佐高信さんも基本この線で書いています。
 この点について、NHKの番組では、韓国側の学者が福沢の韓国への支援は多分に日本の独立を維持するための便宜に適う限りにおいて行われたのではないか、という解説をしていて、まあそれはそういう部分もあるんだろうし、そうなると山県あたりの「主権線と利益線」的発想と大した違わなくなってしまうんだけど、福沢はやっぱり金玉均という一人の人物を通して韓国の近代化運動に関わっていたわけで、ひたすらに「国家理性」的判断のみで動いていたわけではないと思うのですよ。佐高氏が強調するのも福沢のそういうところで、上海で刺客の手にかかって横死した金玉均の葬儀を行い、墓を建立したのは他ならぬ福沢その人(その墓の中に金の遺体はない。死体は切り刻まれて韓国の各地で晒されたから。金の遺髪や衣服の一部を日本へ持ち帰ってきたのは宮崎滔天)。金は福沢にとって、はるばる海を越えてやってきた大切な教え子であったわけだし、彼の死に対する悲憤やる方ない気持ちが『脱亜論』には反映しているのでは、と。もちろん、韓国に対する「文明の輸出」がパターナリスティックな「大きなお世話」であったのではないか、ということは検討する必要はあるのですが。
 ただ、福沢諭吉という人物の中にこうした男くさい「アジア主義」的な側面もあったということが、彼の複雑なパーソナリティーの陰影を一層濃くしています。「アジア主義」という文脈では、『明治十年丁丑公論』において「逆賊」西郷を擁護したりしてもいましたね。返す返すも、福沢という人間の中には、近代日本が持っていた様々な「可能性」が混沌として並存していたのだと言えそうです。

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